私的良スレ書庫
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元スレほむら「思い出せない…私は何者だ?」2
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ほむら『身近なことから聞こう…どうして、杏子を殺そうなんて酔狂なことをしようと思ったんだ?』
『私の、為よ』
ほむら『杏子を殺して何のメリットがあるというんだ、まどかを勧誘したからか?』
『……間接的にはそう、けど直接的な理由が他にあったから』
ほむら『ほう』
『それを説明する時間は無い……こんな短い夢の中じゃ、いつまで経っても終わらない話が続く』
ほむら『……』
『安心してほしい、もう杏子には手を出さないから』
ほむら『! 本当か?』
『ええ、もうそんな気分じゃなくなったもの』
ほむら『気分……だと』
向かい側の私の目つきが鋭くなる。
ほむら『君は気分で杏子を殺すのか、暁美ほむら』
じゃきん。と盾の中から取りだしたのは、一本のカットラス。
立ち上がって、私の首元に伸べている。
『物騒なものを仕舞ってくれないかしら、無駄よ』
ほむら『ここで君を殺せば、暁美ほむらはどうなるのかな』
『どうにもならないわ、貴女の目覚めが悪夢になってるだけ』
ほむら『……』
納得がいかない。もどかしい。
彼女はそんな顔をしている。
『……杏子は無事だし、誰も怪我はしてないわ』
ほむら『! ……そうか』
『ええ、貴女は私を、魔法少女を殺し続ける殺人鬼か何かと勘違いしているのだろうけど……いえ、でも合っているのかしらね』
紛れもなく私は、人殺しなのだから。
ほむら『…君は、魔法少女を殺した事はあるんだろう』
『……ええ、あるわ……』
ほむら『今まで』
『“数えるのをやめるくらい”』
ほむら『……』
『……ふふ、でも良いのよそれは…仕方のない事だったから』
ほむら『……君がわからないよ、暁美ほむら』
『?』
もう一人の私が深く息をつく。
ほむら『私は君の為にあらゆる事を頑張ってきたつもりだけど、私は途中から君の為に努力することをやめてしまった』
『……何の努力もする必要はなかったわ』
ほむら『厚意を無駄にするなよ、そして応えてほしかった』
ほむら『…君は、魔法少女だが…普通の女子中学生として生きることもできただろうに』
『………………何も知らないくせに』
ほむら『!』
『知ったような口を聞かないでよ!?私がどれだけ普通の女子中学生として生きたいと、今まで願ってきたか!!』
ほむら『お、おい』
『何度も何度も私は頑張ってきたの!貴女のやってきたことなんて些細!私と比べれば、貴女なんて……!』
がし。
手を掴まれる。
ほむら『……そうだな』
『……!』
ほむら『…すまない、私は何も知らないのに、軽率だったよ』
私の手は暖かかった。
ほむら『…私はこのまま、どんどん私の時間を失い…消え去ってしまうのかな?』
手を握りながら尋ねる彼女は、憂いある表情だった。
『……ええ、そう、ね』
ほむら『そうか…』
諦めの笑みは、自分でも見ていて辛かった。
ほむら『…君は、私の記憶も持っているのかな?』
『ええ……でも、ちょっと変だけど』
ほむら『なに?どこがだ』
本当にこの私は“なに?”という顔をするから、こっちが不思議に思う。
彼女は本当に私なのだろうか、と。
『……けれど、このまま何もしなければ、という事でもあるわ』
ほむら『え?』
『手段がないわけではないのよ』
ほむら『しゅ、手段とはつまり』
『…あなたが、見聞きして、歩いて、感じて……私を動かせる時間を設けることができる、その方法が、よ』
ほむら『本当か!?』
そう、そのために私は彼女に会いに来たのだ。
乙NIKUMAN
もう一人の人格を作るとは器用な
でもホームズが残るってことはほむほむは…?
もう一人の人格を作るとは器用な
でもホームズが残るってことはほむほむは…?
乙NIKUMAN
二人の精神のご対面とは、遊戯王のペガサス戦思い出したぜ
二人の精神のご対面とは、遊戯王のペガサス戦思い出したぜ
このダークほむは、このまま何週しても正史本編に繋げるのは難しそう。
というか、正史のラストへ到達するのに失敗してループを何千回も繰り返している
ダメほむらだったりしないかこれ?
というか、正史のラストへ到達するのに失敗してループを何千回も繰り返している
ダメほむらだったりしないかこれ?
>>ダメほむらだったりしないかこれ?
むしろ頑張りすぎて因果の収束を知ることなく、まどかが別の決断したせいでIFルート突入してその何回か先のループって気もするかな?
因果の収束について知らなければ、まどかがたどり着く前に楯を発動させていただろうし。
むしろ頑張りすぎて因果の収束を知ることなく、まどかが別の決断したせいでIFルート突入してその何回か先のループって気もするかな?
因果の収束について知らなければ、まどかがたどり着く前に楯を発動させていただろうし。
もしもここのホームズが主役で安価スレになったら
すごく面白そうだと思ってしまった
すごく面白そうだと思ってしまった
何だ、重火器ホムはホームズの体験を知ってたのか
それはそうと、ホームズがMUGENで戦ってるとこを見たいな~
それはそうと、ホームズがMUGENで戦ってるとこを見たいな~
まあ作る労力考えると無茶すぎる
しかし二次創作のほとんどオリジナルなキャラって探せばかなりたくさんいるんじゃないか?
まあスレチだからこの辺で
しかし二次創作のほとんどオリジナルなキャラって探せばかなりたくさんいるんじゃないか?
まあスレチだからこの辺で
MUGEN自体がそういう捏造キャラの掃き溜めみたいなもんじゃね…
あの界隈は出来さえよければそういうのは二の次だから問題ない
むしろもし作られたら元ネタってことで変な連中が流れ込んでくることを心配した方がいい
むしろもし作られたら元ネタってことで変な連中が流れ込んでくることを心配した方がいい
>>623
オリキャラだから叩かれるんじゃない、
基となる原作世界観とオリジナル世界観を混ぜ損ねた、不味いオリキャラだと叩かれるんだよ
その混ぜる作業が上手い人って、現状では中々居ないんだけどね
つまり(*・∀・*)は神
オリキャラだから叩かれるんじゃない、
基となる原作世界観とオリジナル世界観を混ぜ損ねた、不味いオリキャラだと叩かれるんだよ
その混ぜる作業が上手い人って、現状では中々居ないんだけどね
つまり(*・∀・*)は神
>>629
こねこね
こねこね
>>632
シンバシ!
シンバシ!
ほむら『君の全ての時間が欲しいとは言わない』
『……』
ほむら『少しでも良い、マミたちと一緒に過ごせる時間を、私にも分けて欲しい!たのむ!』
『…謙虚ね』
ほむら『え?』
『私の時間、全て欲しくは無いの?』
ほむら『…欲しくない、と言ったらウソになる』
ほむら『でも暁美ほむら、君が悪い魔法少女でないと、今なら信じられるんだ』
『……そうかしら』
ほむら『そんな君から時間を取ろうとする事自体が、私の傲慢な願いでもある』
『そんなことないわ…貴女だって、私なんだもの…私の時間を有する権利はあるわ』
ほむら『……』
『…“そうは思えない”って顔をしているわね』
『大丈夫、これから全てを知ることになるのだから』
ほむら『……?』
『……ねえ、貴女はこれを何だと思ってた?』
左腕の盾を指し示す。
ほむら『時を止められる盾だろう』
『そうね、時を止められる盾…同時に、砂時計でもあるの』
ほむら『砂時計?』
『ええ、砂時計……ひっくり返して、落ちた時間をさらさらと戻すことのできる砂時計』
ほむら『…時間操作』
『この魔法を手にした時から、私の迷走は始まっていたのよ』
ほむら『どういうことだ』
『それを今から知るのよ、“暁美ほむら”』
盾から拳銃を取り出す。
使い慣れた、オートマのハンドガンだ。
ほむら『……何を』
『今から貴女に撃つのは、ただの弾ではないわ』
『私の魔力を込めた、魔法の弾……貴女と、それを包む私との間の壁を取り払う弾よ』
ほむら『意味がわからな……』
言葉を遮り、銃口を暁美ほむらの右こめかみに押し当てる。
ほむら『……』
『境界が消え去れば、貴女は私に戻ることができる……二人の“暁美ほむら”は混じって、全ての記憶を共有するわ』
『その後、私は魔法の弾の効果ですぐに封印されるけど…まあ、とにかく撃てばわかるわ』
ほむら『なあ、少し心の準備を―――』
『大丈夫よ、理解するのは一瞬だもの』
『そして、……自分に押し付けるなんて、最低だとわかっているけど……どうか耐えて』
『私はもう、貴女を信じなければいけないの』
タァン。軽い音と共に、銃弾は暁美ほむらの頭部を打ち抜いた。
―――
――――――
――――――――――――
まどか「ほむらちゃん、ごめんね。私、魔法少女になる」
ほむら「まどか…そんな…」
まどか「私、やっとわかったの…叶えたい願いごと見つけたの。だからそのために、この命を使うね」
ほむら「やめて!」
ほむら「それじゃあ……それじゃあ私は、何のために…」
何のために、今までやってきたというの。
私はただ、貴女だけを救いたかったのに。
何故貴女は、私の差し伸べる手を弾いてしまうの。
まどか「ごめん。ホントにごめん……これまでずっと、ずっとずっと、ほむらちゃんに守られて、望まれてきたから、今の私があるんだと思う」
まどか「ホントにごめん」
謝らないで。私に守らせて。
まどか「そんな私が、やっと見つけ出した答えなの。信じて」
まどか「絶対に、今日までのほむらちゃんを無駄にしたりしないから」
ほむら「まどか…」
無駄になる。
まどかはまた、魔女になる。
私はまた、まどかを守れずに終わってしまう。
QB「数多の世界の運命を束ね、因果の特異点となった君なら、どんな途方もない望みだろうと、叶えられるだろう」
嫌だ。
まどか「本当だね?」
そんなの嫌だ。
QB「さあ、鹿目まどか――その魂を代価にして、君は何を願う?」
そんな未来、絶対に許さない。
そんなの私の望む未来じゃない。
まどかの望んだ結末じゃない。
まどか「私…」
まどか「はぁ…ふぅ…」
まどか「全ての――」
それは、まどかの望んだ未来じゃない!
ほむら「うあああああああっ!」
左手のすぐそばにあった小石を、思い切り投げる。
一番近くにあった、一番殺傷力のありそうな石。
QB「きゅブっ」
まどか「きゃっ!?」
インキュベーターの顔面は、風船のように弾け散った。
まどか「あ……ほ、ほむらちゃん?」
ほむら「はーっ…はーっ…!」
させない。
この腕一本だけしか動かなくなったとしても。
絶対に、まどかに契約はさせない。
QB「今は大事な時なんだ、邪魔しないでほしいな」
インキュベーターはしつこく現れる。
わかっていた。
それでも私は立ち止まるわけにはいかない。
QB「さあ、まど――」
ほむら「ぁああぁああっ!」
石は再びインキュベーターに命中し、胴体を喰い破った。
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「駄目よ…絶対に駄目…!まどか!どうしてわかってくれないの!?」
QB「わからないのはこっちの方だよ、暁美ほむら。契約するかしないかを決めるのは、その当人次第なんだよ?」
ほむら「うるさい!絶対にさせない!絶対に!」
まどか「……ごめんね」
ほむら「!」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん……それでも私は…」
ほむら「やめて…!」
QB「さあ鹿目まどか、君の願いを……」
盾を開き、ショットガンを取り出す。
先台を片手で、勢いだけでスライドさせて、白い悪魔へ合わせ、放つ。
まどか「ひっ!」
大きな音と大きな反動と共に、インキュベーターは跡形もない肉片となって飛び散った。
実際問題契約=アウトだからな
最後の週の契約が例外ってだけで
最後の週の契約が例外ってだけで
台詞見るに本編最後のシーンみたいだからなぁ
まどかを信じてやればいいものを
まどかを信じてやればいいものを
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