元スレほむら「思い出せない…私は何者だ?」2
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
651 :
まあぶっちゃけ否定していい、まどかの願いも大概ひでーしw
結果的に詐欺師もメシマズな事態になってるから騙されがちだが詐欺師の言い分全肯定な願いだぞあれ
652 = 640 :
深い息と共に銃を降ろす。
私は何度だって、この銃であいつを撃ち抜いて見せる。
ほむら「まどか……お願い」
私はまどかさえ無事であれば良いのに。
優しすぎる彼女は、いつだってそれを受け入れてくれない。
まどか「……ほむらちゃん」
まどかは悲しい表情をしている。
いいえ、それよりかは、困ったような表情だった。
駄々をこねる私という子供を相手にして、困っているような、そんな。
ほむら「お願いよ、まどか…私に、守らせてよ…」
まどか「……ほむらちゃん、私の叶えたい願いはね、」
そこまで言って、まどかは私の視界から消えた。
ほむら「―――え」
そのかわりに飛びこんできたのは、巨大な鉄骨をむき出しにした、コンクリートビルの破片。
少し遅れてやってきた喧しい音は、がりがりと壁面を削りながら私の後方へと流れていった。
ほむら「あ、あ……」
まどかの立っていた場所には、大きな破壊の爪跡と。
血だまり。
ほむら「ぁあぁああああぁああぁッ!!」
まどかはどこにいった。
私は手榴弾で脚を破砕して、彼女の姿を探した。
653 :
契約阻止のためだけに生きてきたようなもんだしな
何度も繰り返してきたほむらには契約って時点でアウトだし本編も結局まどかはいなくなるわけで
654 = 646 :
>まどかの望んだ結末じゃない。
これさえなければ引っかからなかったんだけどな
我侭通すのはいいけど、自分の願望を相手に押し付けるなと
655 = 648 :
>>654
まぁ最初の世界線では、ばかな私が契約しないようにしてってのが願いだったのだから、間違っていないこともない
656 = 640 :
ほむら「まどか…まどかぁっ…」
脚から血が流れ出る。そんなことはどうだっていい。脚なんてなくても生きていける。
まどかはどこ?
さっきまであっちに立っていたのに。
「まどか!急いで願い事を!まどか!」
ほむら「!」
性懲りもない奴の声が聞こえた。
感情の無い奴の声は、ひどく切迫している。あっちにまどかがいるんだ。まどか。
QB「まどか!何でも良い、願い事を!自分の命でも、何だって君なら叶えられるんだ!」
ほむら「……!」
凄惨な姿だった。
灰色の破片がまどかの下半身をすり潰し、腕を削ぎ、まどかの顔は、半分皮膚が無かった。
QB「まどか……!」
それでもなお、自分たちのために勧誘を続ける奴の姿は、まさに悪魔と言う他ない。
ほむら「ぁああ、まどか!まどかぁ!起きて、起きてよ…!」
まどか「……」
まどかのもとに擦り寄って、彼女の肩を掴み、声をかける。
でも彼女は反応を示さない。
口元がわずかに、開いたり、閉じたりするだけ。
けど。
まどか「……」
ほむら「……っ!」
彼女の涙を湛える目は、“無念”を示していた。
QB「……やれやれ、なんてことだ」
まどかは、それきり動かなくなった。
657 = 646 :
QBに騙されるみたいなの入ってなかったっけ?
本編ラストなら騙されてるわけじゃないからなぁ
658 :
多重人格になるほど壊れたほむらさんの精神状態くらい考えてやれよお前ら
659 = 653 :
魔法少女になった時点で魔女化か戦死しかなくなるから契約=アウトって考えるのは自然じゃね
660 = 646 :
>>657
それをまどか本人が承知の上だったってのがな
661 :
SGが濁るな・・・
662 = 646 :
無念…無念だろうなぁ…
663 :
蝿座のゾディアーツの子思い出した
664 = 653 :
これが本編最終話からの分岐だとすると繰り返すことで因果増やすのも知っちゃってるわけで
更に自分が止めたせいで目の前で人間の内に死んじゃって
ソウルジェムの濁りがマッハだな
そんな危ない所で契約すんなって気もするが
665 = 640 :
ほむら「まどか……」
強い意志をもっていた先程までの彼女の双眸が光を宿していない。
汚らしい色をした血で汚れ、煤け。まどかは一瞬のうちに、死んでしまった。
QB「君の時間稼ぎも無駄ではなかったみたいだね、暁美ほむら……完敗だよ」
ほむら「っ!?」
赤い目が私を刺す。
QB「まさか、あんな時間稼ぎで僕の契約を阻止するなんてね……まさか、これも計画のうちだったというのかい?」
ほむら「ち、ちが、私は……」
QB「契約する前の鹿目まどかはただの少女……その時に殺してしまえば、彼女は契約なんてできなくなる…さすがの僕も、死者とは契約はできないからね」
ほむら「私は殺してない、違う…!違うの…そんなつもりじゃなかったの!」
QB「結果として鹿目まどかは死んだ、君に殺されたようなものじゃないか」
ほむら「ぐぁ……あ…あぁ…」
QB「やれやれ、せっかくワルプルギスの力を利用できると思ったのにな…まどかのような素質の魔法少女はもう居ないし…」
ほむら「まどかぁあああぁああっ!!」
私は、もう立ち止まれない。
このまま死ぬことなんてできない。
魔女になんかなれない。
まどかを。まどかを助けないと。
早くまどかを助けないと…!
砂時計が反転する。
666 = 633 :
契約すると勝手に死ぬし
だから契約させないという根本的なことになるわけで
極論いうと廃人にでもしてしまったほうがマシ
さすがに言い過ぎだと思うけど
667 = 646 :
頼まれての殺害でも人格変わるくらいのショックだったのに
間接的に殺したようなものだともう耐え切れないか
668 = 640 :
――――――
ほむら「あ……」
自分でも驚くくらいの情けない声で目を醒ました。
いつもの陰鬱な病院のベッドの上。
ほむら「あ、ぐぁ、あ……ああ……まどか……」
手で顔を覆う。このまま自分の手を噛み砕きたい。
私はなんてことをしてしまったのだろう。
私は今まで、まどかのためにとやってきた。
けど、一体だれが私の行為を正当化できるというのだろう。
私は何度も何度も時間を戻して、一人の少女の願いを否定し続け、彼女を殺し続けているだけなのに。
ほむら「ごめんね、ごめんねまどか、ごめんねぇ…!」
インキュベーターの言っていたことはまさにその通りだ。
あの時のまどかは。
あのまどかは、紛れもなく私が殺した。
ほむら「……!」
そこまで自責の念を渦巻かせて、私は自分のソウルジェムが限界に近い事に気付く。
ほむら「ぁああ!い、急がないとっ!」
私は部屋を窓から抜けだし、もっとも近い魔女のもとへと向かった。
グリーフシードを手に入れなくちゃ。
669 = 661 :
べえさんほむらちゃんに最高のトドメを刺したな
670 = 651 :
ほむほむ絶望で決壊寸前だな
671 = 653 :
直接ではないにせよ最後の一線超えちゃったからな
そりゃ常時ソウルジェム濁りまくるメンタルになるし多重人格にもなるか
672 = 640 :
地獄の日々だった。
毎晩の夢に、あの日のまどかが出てくる。
まどかの死に際の瞳が私に語りかけてくる。
“どうして私を殺したの?”と。
私はそのたびに、汗だくで起き上る。
目ざましは必要なくなった。
どうせろくに眠れないから。
けれど。
けれどまどかに会えば、きっと大丈夫。
私はまた、まどかを守る。
今度こそ、きっとまどかを守ってみせる。
もうあの時のような失敗はしない。まどかを殺したりなんかしない。
私のささやかな希望が辛うじて形を保っていたのは、学校での自己紹介の時までだった。
673 = 640 :
和子「じゃ、暁美さん、いらっしゃい」
いつものように、強い自分を演じる。
凛と歩き、教壇の前に。
さやか「うお、すげー美人!」
まどか(え…?)
まどか(嘘…まさか)
ああ、まどか。
まどか……。
和子「はい、それじゃあ自己紹介いってみよう」
ほむら「……暁美、ほむらです」
言葉の歯切れが悪い。ちゃんと言わなくてはいけないのに。なのに。
ほむら「よろしく、お願……ッ!」
まどか「!!」
唐突な吐き気が私を襲った。
堪らずに、私はその場にしゃがみ込む。
和子「暁美さん!?」
ほむら「っ…!!」
突然にせり上がってきた吐き気。
眩暈。頭痛。いえ、とにかく全身が痛い。全身が苦しい。
私の心はもう、あの目を見た時から。
厄介な砂時計を抱えていたのだ。
674 = 646 :
これはヤバイ。もう魔女るしかないww
676 = 633 :
させるか!
677 = 646 :
乙
こりゃ人格作り出してそいつに任せるしかないわなぁ
ここで諦めたらそれこそ何のためにまどかの死を無駄にすることになるし
678 = 646 :
>>677
>まどかの死を無駄にすることになるし
まどかを殺したんだって事になるし
679 = 653 :
乙
もうまどかの顔を見るのも不可能なレベルか
かといって諦めるなんて前以上に不可能だし別の自分に全てを託すしかないわな
680 = 621 :
バンッ!
681 :
乙
想像以上にハードや・・・
そしてここで切るとは生殺しだな
683 = 633 :
そんなことより肉マム食おうぜ!
684 :
人に他の人格が生まれる時はいつだって、精神衛生を保つ為なんだ。
685 = 651 :
乙
うげ、このレベルでトラウマってたか
完全に詰んでるわ
686 :
忘れちゃいけないのがまどかが世界を滅ぼす魔女となる可能性
そしてほむらは一緒に魔女になって世界を滅ぼしたいと願った過去があること
687 :
それなんだよなぁ
11話ほむらなんてまどかが世界を滅ぼす可能性知ってるんだから、
ホントならまどかに説得されたくらいで契約阻止を思いとどまってちゃダメなんだよなぁ
まどかさんがたまたまえげつない願いで何もかもなかったことにしてくれたからよかったものの
688 = 646 :
このまどかが本編ラストのまどかなら
最高の魔法少女になり、そして最悪の魔女になるってことはすでにQBから言われてるんだっけな
689 = 646 :
ほむらが大事なのはまどかで、世界なんか二の次なんだから
そんなまどかに信じてくれって言われたら断れないのは仕方がない気がする
690 :
急激にシリアス度が増えたな。
最初のマジシャンのコメディが懐かしいわ。
691 :
今更だけど、>>27の2つ年下ってまじで?あんこちゃん何歳なの?
692 = 661 :
交わした約束のにはだまされる前のまどかを助けることもあるだろうが
その前にまどかが『魔女になりたくない』って言ってるからなぁ
あと最終話のほむらちゃんはまどかが止めなかったら魔女化するぐらい絶望していたのだから
まどかを信じたというよりもうどうにでもなれ!って思いが強かったんじゃないかな?
693 = 646 :
>>692
どうだろう。脚本だと一切の迷いがない表情とも言われてたし
その辺も関係してるんじゃないか?
694 = 686 :
まどかの強い決意を見たけど
それで具体的にどうするのか
事前に話し合う必要があった
695 = 646 :
>>692
あと順序逆じゃね?約束した後にもう一つ頼んでいいか?って言ってから
魔女にはなりたくないから殺してくれだったかな
696 = 661 :
>>695
そういえば魔女の~の下りは後だったなthx
697 :
うわ~
このトラウマを抱えたまま、まだ杏子のまどか契約強制イベントが待ってるんだよな
そりゃ、別人格でも作らんと耐えられんわ
胃が痛くなるぜ…
698 :
一人で13レスも無駄に垂れ流してるやつとか何なんだろうな
しかも内容が全部チラ裏
699 :
時間をかけた本文投下にちゃんと感想入れてるだけに見える
展開予想レスみたいなのと違ってそんなに目障りではない
700 :
せっかく見つかった叶えたい願いも邪魔されて叶えられず
その上、即死すら許されず願いを口に出来ないまま苦しみながら無念のうちに死んでいくって
まどっち相当悲惨な最期だなww
みんなの評価 : ★★
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