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    元スレほむら「思い出せない…私は何者だ?」2

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 暁美ほむら + - 暁美ホームズ + - 記憶喪失 + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 36 :



    さやかは、まどかに告げるだろう。魔法少女になる旨を。

    そして私とマミ、そこに魔法少女となったさやかが加わる。


    見滝原市を守る魔法少女が三人になるというわけだ。



    ほむら「……」


    国語教科書の右上に載せられた、拳を握りしめる少年の白黒写真を眺め、その向こうに杏子の姿を思い浮かべる。

    杏子の縄張りは隣町だ。見滝原ではないようだが……。


    しかし、魔法少女三人のグリーフシードを安定供給するためには、時として魔女を求めに遠征する必要性も出てくるだろう。

    その時、もしかしたら、隣町にも…私達の手は及ぶのかもしれない。


    杏子と出会った時に起こる摩擦……考えたくはない。


    彼女とは考え方が違っている。

    私はそれを受け入れるくらいの度量を持ち合わせているつもりではあるが、マミやさやかが杏子のやり方を受け入れるとは思えない。軽く乱闘騒ぎくらいは起こるだろう。

    私が一時的にそれをおさめたとしても、継続的にはどうなるか……。


    あ、そういえば杏子はソウルジェムの真実を全て知っているのだろうか。

    そういった知識も自分の信念には大きく関わって来るから……ああもう、面倒くさいなあ。


    マジックだけをやっていたい。



    教師「ではここを暁美――」

    ほむら「道化」

    教師「うむ、正解」


    子供の写真に落書きするの楽しい。

    53 = 47 :

    まて!行くなマム!

    54 :

    >国語教科書の右上に載せられた、拳を握りしめる少年の白黒写真
    って、どういうタイトルの文章のヤツなんだろう...

    とか、余計なことが気になってしまう。

    それはともかくとして、1乙。

    55 :

    そっとしておこう


    乙マム

    56 = 26 :

    教科書の写真に落書きって小学生かよww

    乙マム

    57 :

    バンッ!

    59 :

    ワルプルギスせいろ蒸しとな

    60 :

    わけがわからないよ

    61 :

    なぜそのコピペを改変しようと思ったのか

    62 :

    不覚にもワロタ

    63 :


    考え事で授業は終わる。

    グッバイ、ミスグリーン。


    大人しくしていればホームルームは早めに締まるので、その時だけは皆口数が少ない。


    一連の流れが終わると、小グループを作り始めたクラスメイト達をよそに、私は鞄を取って、素早く教室から出る。



    「暁美さん、帰り一緒に……」

    ほむら「うーん、どうしようかなあ」


    悩むような仕草をしてみせる。


    ほむら「今日はダメ、じゃあね、ばいばい」

    「むう、残念、じゃあねー」


    女子たちをしり目に教室を出る。

    さやかが何かアイコンタクトを送っていたようにも見えなくもないが、適当に無視することにする。


    今日は少々、やるべきことがあるから。



    ほむら『マミ、今日は魔女狩りの予定は?』

    『あら、…うーん、そうね、私は少しだけパトロールしようかと思っているけど』

    ほむら『じゃあ私はちょっと、今日は別行動させてもらうよ』

    『そう?わかったわ』

    ほむら『じゃあね、マミ』

    『うん、じゃあね、暁美さん』


    さてと、町へ繰り出そう。

    64 :


    向かう先は病院。

    例の上条恭介を訪ねにゆく。


    さやかはきっと、まどかに打ち明けた後に、キュゥべえと魔法少女の契約を結ぶだろう。

    そうすればたちまちのうちに上条の左手は完治するはずだ。

    それを一足早く確認するのがひとつ。


    もうひとつは……上条恭介という人間について、また調べてみようと思う。

    前回はさんざんに嫌われたが、平時は違うのだという。

    そんな彼を見に行く。


    さやかの願いの賜物を。

    65 = 64 :


    ガラララララ


    恭介「っ!」

    ほむら「失礼します」

    恭介「君は……開けてから言うなよ」


    いきなり間違えてしまったようだ。

    出だしから彼のひんしゅくを買ってしまった。


    ほむら「……」


    ガラララララ。病室を出て戸を閉める。


    コン、コン。ノックは二回。



    ほむら「失礼します」

    「…まあ、いいけどね…どうぞ」


    よし、辛くも許してもらえたようだ。

    中に入ろう。

    66 :

    相変わらずマイペースすぎるww

    67 :

    そういや未完結だけど

    まどかが格闘家で生身で魔女倒していたよな

    68 :

    ほむほむ、個室のドアを開けるときは必ずノックしないとだめだぜ。
    行為の最中だったら非常に気まずいからな。

    69 = 67 :

    >>68

    相手は誰だ?

    もしかして、シャルロッテの看護師使い魔か?

    70 :

    >>69
    ソロプレイとか、あるじゃないですか…

    71 :



    窓の外の景色が広い。

    本当に良い病室だとは思うが、ホテルではないんだからもうちょっと慎ましい間取りでも良かったのではないだろうか。


    まあ、ここもいわゆる見滝原高度成長期の恩恵を受けたということか。



    恭介「……で、君はまた僕に何の用?」


    前よりも受け答えがぶっきらぼうになっている気がしなくもない。


    ほむら「なに、これからクラスメイトとして仲良くやっていくんだ、ケンカ別れは良くないだろう」

    恭介「誰のせいだと……というより、クラスメイトと君は言ったけど、僕が復学するのはまだまだ先だよ」


    窓の外を見やる。うつろな目。


    恭介「片腕は動かない…足はまだまだ…杖もつけなきゃ、外になんて出れない」


    全てを諦めたような目をしている。


    恭介「……」

    ほむら「なあ、上条」

    恭介「馴れ馴れしいな」

    ほむら「名前呼びでないだけありがたく思って欲しいな」

    恭介「……なんだよ」


    ほむら「君は、もしも願いがひとつだけ叶うとしたら、何を叶える?」

    恭介「……ふん、バカバカしいけど、決まってるさ……当然、」

    ほむら「それは、君の魂を差し出すに足るものかい」

    恭介「……なんだって?」

    72 = 71 :

    ほむら「そのままの意味だよ」


    手にした指輪を外し、上条恭介の眼前へ持っていく。


    ほむら「何でも願い事がひとつだけ叶う…ただし、その代わりに一生、地獄のバケモノ共と戦い続けなくてはならない」

    恭介「馬鹿らしい」

    ほむら「やっていく勇気は無いということかな」

    恭介「……」


    彼の目がこちらに向いた。

    小さな挑発に乗せられたようだ。


    ほむら「バケモノは強い…いつだってすぐそこにいる…そんな奴と、君は戦い続けられるかい」

    ほむら「終わることのない戦いに身を投じ、いつでも殺される危険を枕の脇に置けるかい」


    指輪の空洞の向こうに見える恭介の片目は冷めたような澄ましたものだったが、ふと細まり、口元に笑みを浮かべた。



    恭介「……決まってるじゃないか、戦うさ」

    ほむら「ほう」


    自信満々といった表情だ。


    恭介「もっとたくさん弾きたい曲がある……聴かせたい人がいる」

    恭介「その人のためだけに、僕は自分の腕を治すことを選べるよ」

    恭介「それと引き換えに、すぐ死ぬことになったとしてもね」


    恭介「…バイオリンの弾けない僕は、僕じゃないから」

    ほむら「……そうか、それが君の願いか」


    願いは願い。夢は夢。君の願いはかなわないだろう。

    それを叶えるのは君じゃない。さやかだ。

    73 = 71 :


    ほむら「さて、今日の暇潰しの為の道具を君にあげよう」

    恭介「?」


    ポケットからハートの4を取り出し、上条恭介のベッドの上に置く。

    彼は、“もう慣れっこだ”と何も言わない。


    ほむら「この前の無礼のお詫びだよ、はい、これ」

    恭介「!」


    トランプを裏返すとともに、カードはCDウォークマンに変わった。

    以前に彼が壊したものだ。


    恭介「こ、これは、一体どうやって?」

    ほむら「Dr.ホームズのマジックショーは不定期だけど、放課後のショウロードでやっているよ」

    恭介「マジック……はは、すごい、こんな間近で見たのは初めてだ」

    ほむら「また見たければ、ショウロードに足を運んでくれ」

    恭介「……」

    ほむら「なに、マジックがあるくらいだ、奇跡や魔法だってあるとも」

    恭介「……ふ、君は、変わっているね」


    私というものにも慣れたか、薄く微笑んだ。優しい表情だった。


    彼も少しは機嫌を直してくれたようだ。

    仲直りはできたかな。



    ほむら「それじゃ、私はこの辺で失礼させてもらうよ」

    恭介「……わざわざありがとう、それと、この前は僕の方こそごめん」

    ほむら「大丈夫、気にしてないから」


    扉を開く。

    これ以上いると、いつの間にか彼の腕が治ってしまうかもしれない。

    そんな場面に居合わせたくはない。だから。


    ほむら「ちちんぷいぷい」


    それだけ言い残して、私は上条恭介の病室をあとにした。

    74 :

    すこぶる嫌な予感がしまする。

    75 :

    怪我が治る→ほむらのおかげだ!→さやか魔女化 こんなイメージが湧いてしまった

    76 = 67 :

    某小説のようにほむらハーレム、ほむらストレスマッハなことにならんか?

    77 :

    >>75
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1325344142/
    こういうスレがかつてあってだな

    78 :

    あれは胸糞悪かったわ

    79 :

    ああ、あれか

    81 :

    乙。
    上手いな。

    82 :

    かわいいなww

    83 :

    絵うめえええ

    84 :

    素敵としか言い様がない。

    85 :

    ジェミの人の絵は独特で好き!

    86 :

    絵がちょっと変わってきてる?
    てか、当たり前だけど昔よりもうまくなってるな

    87 :

    かわいい

    88 :

    この格好してあの口調で喋るとか惚れるわ

    89 :

    イケメンだな

    90 :

    ほむスピナーがタジャスピナーに見えた俺はもう末期

    91 :

    まどか「…そっか、魔法少女に…なるんだね」

    さやか「……うん」


    まどか「さやかちゃん…大丈夫なの?」

    さやか「まだわかんない、けど決めたんだ」

    まどか「……」

    さやか「そーんな顔しないでって!すぐ死ぬわけじゃないんだから!」


    まどか「…でも、今さやかちゃん言ってたでしょ……ソウルジェムが真っ黒になると」

    さやか「うん、魔女になる」

    まどか「…そんなのやだよ…!」

    さやか「だから、まだわかんないって」

    92 :

    >>90
    大丈夫だ、放映中みんなそう思ってたから
    スキャニングチャージ!

    94 :

    放送中は途中まではいつほむほむが他の魔法少女のソウルジェムをスピナーにセットするのかと心待ちにしてた

    95 :


    さやか「…丁度、ほむらが来てからだよね…色々な事があったよ」

    まどか「……」


    さやか「世界には、まだまだ私達の知らないことが沢山あるんだって…私ってバカだけど、この数日は私なりによく考えたよ」


    さやか「世の中には不条理に死ぬ人がいる、頭ではわかっていたけど…目の前で満たし、当事者にもなりかけた」

    さやか「怖いよね、魔女って……ううん、魔女だけじゃない、世の中って本当に突然に、思いもよらない悲劇が起こるんだ」


    さやか「……短い命だとしても、私は魔法少女になりたい」

    まどか「……」

    さやか「あはは、だーから、そんな暗い顔しないでってば」

    まどか「さやかちゃん…私、私は怖いよ…」

    さやか「……ふふ、まどかはまどかだよ、それが普通なんじゃない?」


    さやか「私だってそりゃあ、怖いよ……魔女を間近に見た時は竦んじゃって動けなかったし…殺されそうにもなったしさ」

    さやか「でも私ってバカだからね」


    さやか「考えて頭の中でモヤモヤさせてるだけでもいいことなのに、つい手は出ちゃうんだよ」

    まどか「…私、臆病だよね…ずるいよね、さやかちゃんは覚悟を決めたのに…私…」

    さやか「あはは、だから、そーいうんじゃないんだってば」

    96 :


    まどか「……じゃあ、さやかちゃん、契約するんだね」

    さやか「うん、今日にでもね」

    まどか「ま、魔女が現れた時でいいんじゃないかな……」

    さやか「……いいや、今日するよ、そういう覚悟だからさ」

    まどか「……さやかちゃん」

    さやか「ん?」


    まどか「…私なんかに話してくれて、ありがとう」

    さやか「……へっへー、当然でしょ!まどかは私の親友だもん」

    まどか「てぃひひ…」


    さやか「さて、なんか考えたらまたお腹すいてきた!バーガー買ってくる!まどかは?」

    まどか「わ、私はいいかな…お腹いっぱいだし」

    さやか「そか、じゃあ行ってくるねー」

    まどか「うん」

    98 :

    おやすみマム

    100 :

    乙マミ!


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