元スレ美琴「ねぇねぇ!」上条「はいはい、今度はなんだ?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
451 = 443 :
CASE 178 おうどん
美琴「ねぇねぇ」
上条「ん、どうした? 喉が渇いたならアクエリ飲むか?」
美琴「うん、それとお薬も飲みたいから、何か食べないと」
上条「んじゃ鍋焼きうどんを作ってやるよ。うどんなら食べやすくていいだろ?」
美琴「……デス・クッキングはやだよ?」チラッ
禁書「デス・クッキングって何かな!?」ガーン
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「お待ちどうさん。上条さん特製鍋焼きうどんですよ」
美琴「わあ、美味しそう」
上条「あっさり風味だから胃に優しいと思うぞ」
禁書「とうまとうま! 私のは!?」キラキラ
上条「はは、心配しなくても用意してるって」
452 = 443 :
CASE 179 ふぅーふぅー
美琴「ねぇねぇ」
上条「どうした、食べにくかったか?」
美琴「うん、ちょっと熱い……」
上条「しょーがねぇなぁ。ほら、貸してみろ」
美琴「ん」
上条「ふぅーふぅー、ほれ、あ~ん」スッ
美琴「あむっ……」モグモグ
上条「無理しないでゆっくり食えよ」
美琴「うん……」
上条「水分も取らないと良くならないからな。コップにストローを差しておいたから、飲みやすいはずだ」スッ
美琴「…………」チュー
上条「ふぅーふぅー、もう一口、あ~ん」スッ
美琴「はむっ……」モグモグ
禁書「うんしょ、うんしょ、氷枕スタンバイオッケーなんだよ」
スフィンクス「にゃあ?」ハテ?
禁書「お、重い……ちょっと氷を入れすぎたかも」ヨロヨロ
453 = 443 :
CASE 180 看病
禁書「ねぇ、とうま」
上条「どうしたんだ、眠れないのか?」
禁書「みこと、明日には治ってるかな?」
上条「ああ、多分治ってると思うぞ。先生が処方した薬を飲んだからな」
禁書「ふふっ、じゃあ安心だね」ニコッ
美琴「う…う~ん……」
上条「結構汗をかいてるな。熱が下がってきてる証拠だ」フキフキ
禁書「とうまも寝ないとダメだよ。みことが良くなっても、とうまが寝込んじゃ本末転倒だから」
上条「上条さんは平気ですよ。バカは風邪を引かないって言うだろ?」
禁書「あはっ、たしかにそうかも♪」クスクス
上条「だからインデックスは先に寝てな。御坂は俺が看てるからさ」
禁書「はぁーい」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「……ん…う?」
上条「目が覚めたのか。具合はどんな感じだ?」
美琴「んー……うん、もう大丈夫みたい」
上条「おお、流石先生の薬は良く効くなぁ」ウンウン
美琴「……きっとそれだけじゃない。インデックスとアンタの看病のおかげよ」ボソッ
上条「ん、なんだって?」ハテ?
美琴「お……おに///」モジモジ
上条「鬼?」
美琴「お兄ちゃんのお陰だって言ったの!///」カァァ
上条「…………ッ!?」ズキューン!!
美琴「そんなに驚かないでよ。来年には、その……兄妹になってるんだし、今からお兄ちゃんって呼んだっていいじゃん///」
上条「みみみ、御坂さん!? その呼び名は禁止だといいましたよねぇ!?」ガクガク
美琴「お兄ちゃん?」ハテ?
上条「グハッ!?」
美琴「な、名前は無理でも、お兄ちゃんなら普通に呼べそうかも……うん///」テレテレ
上条「嫌だ……土御門の同類になるなんて、絶対に嫌だああああああああああああああああああッッ!!!」ギャース
禁書「……(アンタとかこのバカなんて呼ばれるよりは、ずっと良いと思うのにね)」ヤレヤレ
454 = 443 :
といったところで今回は終了
次はホワイトデーネタですかね。ステイルさん(14)をメインでいこうかとー
455 :
おつおつ
こういうみこっちゃんも可愛いな
みこっちゃんもふもふぺろぺろもふもふぺろぺろ
456 :
おつにゃんだよ!
457 :
上条さんの一人称に「お兄ちゃん」が加わるのも時間の問題だな 乙
458 :
ステイルくん(14)には報われてほしいけど、簡単に幸せになってほしくもない
この複雑な気持ちはなんだろう
460 :
不意打ちで来た9982号ネタに不覚にも涙腺が
463 :
咎無くて死す
無実の罪を着せられて死ぬこと、もしくは罪を起こすことなく一生を終えたい という意味らしい
イエス=キリストのことを指すこともある
464 :
いろは歌だべ?>咎なくて死す
465 :
ミサカは一であり全ですから……
ハガレンか?
466 :
>>463-464
ありがとう
467 :
ホワイトデーにはまだ間があるので、つなぎを投下ー
468 = 467 :
CASE 181 兄レベル
禁書「ねぇねぇ、とうま」
上条「なんだ?」
禁書「美琴の風邪が治ってよかったね」
上条「だな。すっかり元気になって、今日は白井たちと遊んでるし、一安心だ」ウンウン
禁書「病み上がりだから、まだちょっと心配かも」
上条「大丈夫だろ。フルアーマー御坂に換装してやったし」
禁書「ふるあーまー?」
上条「常盤台指定コートに各種ゲコ太防寒具(帽子、マフラー、手袋)を装備。ついでにカイロを三つ持たせてある」
禁書「……シスコン」ボソッ
上条「んなっ!? 誰がシスコンだ!」ガァァ
禁書「ふぅーふぅーしてアーンしたり、寝ずの看病をナチュラルにしちゃう とうまの事だよ?」ジトー
上条「……あれ?」
禁書「自覚なしにやってるんだから、真性のシスコンといっても過言ではないかも」
上条「な、何やってんだ俺……///」カァァ
禁書「恥ずかしがる事ないんだよ。みことが素直に甘えられる場所を作るのが、とうまの最優先事項でしょ?」
上条「……そうだな。うん、確かにそうだ」
禁書「だったらシスコンは褒め言葉なんじゃないかな? それだけみことを大事にしてる証拠だもん」
上条「インデックスの言う通りだ! そうだよ、妹を大切にして悪いわけないじゃないか!」
禁書「これからは気合を入れて兄レベルを上げるんだよ。みことの為に」
上条「おう!」
上条さんの兄レベルが1に上昇した!!
※兄レベル1=標準的なシスコン兄貴。公衆の面前だろうが構わず甘やかしまくる。
469 = 467 :
CASE 182 快癒
佐天「御坂さん御坂さん、もう風邪はいいんですか?」
美琴「うん、もうすっかり」
黒子「大事無くて安心しましたわ。類人え…もとい、上条さんに伺った時は、それはもう心配で堪りませんでしたのよ」
初春「あはは、支部で意味も無くブリッジしたりしてましたもんね♪」ニコニコ
美琴「心配かけてごめんね」
黒子「お気になさらずに。それよりもお姉様、上条さんに不埒な真似はされませんでした? 添い寝されたり、ペロペロされたり!!」クワッ
佐天「なんですかペロペロって……。そんな事するの白井さんだけですってば」ヤレヤレ
美琴「普通に看病してもらっただけよ」
初春「看病!? どんな風に看病してもらったんですか!?」クワッ
佐天「あ、それ私も気になる!」キラキラ
美琴「え、ええっと……」タジタジ
初春「定番のアーンはしてもらいました!?」
美琴「うん……おうどんをね? ふぅーって冷ましてくれて、それからアーンって……///」テレテレ
初春佐天「「きゃーーーーーーー!!!」」キタワァ
黒子「がああァァァーーー!? それは本来わたくしの役目でしたのにぃぃぃ!!!」グギギ
美琴「インデックスにも色々してもらったし、ほんと家族のありがたみが身に沁みたわ」シミジミ
佐天「わかるなぁ。私も経験あるから」ウンウン
初春「いいなー御坂さん」
黒子「そんなに羨ましいならタダで差し上げますわよ? 上条さんにお姉様はもったいなさすぎますの」
美琴「だ、ダメよっ!! お兄ちゃんは私のなんだから!」ガァァ
初春佐天「「……はい?」」ポカーン
黒子「チッ」
美琴「ハッ!? い、今の無し!///」カァァ
470 = 467 :
CASE 183 普通はケンカばっかり
佐天「ねぇねぇ! お兄ちゃんって何!?」ズズイ
美琴「え、えっと、その……」オロオロ
黒子「言葉通りの意味ですの」シレッ
初春「ええっ!? 上条さんって御坂さんのお兄ちゃんだったんですか!?」ガビーン
佐天「まさか生き別れの兄弟だったとか!?」
美琴「……色々あったのよ。はは、色々と……ね?」ドンヨリ
初春「そ、そうなんですか」
黒子「ケッ、深刻ぶっても無駄ですの。その恩恵を遺憾なく享受しているくせに!」ムキー!
美琴「あ、あはは」
初春「まあまあ、それよりどうなんですか?」
美琴「どうって?」ハテ?
初春「噂のお兄さんに決まってます! やっぱり優しかったりするんですか!?」キラキラ
佐天「初春は兄弟に幻想を持ちすぎ。兄弟なんて普通ケンカばっかりだよ」ヤレヤレ
美琴「え?」
佐天「ん?」
471 = 467 :
CASE 184 逆上
美琴「ね、ねぇ佐天さん」
佐天「なんですか?」
美琴「兄妹ってケンカばかりするものなの……?」
佐天「そりゃそうですって。テレビのチャンネル争いなんて当たり前だし、ホント下らないケンカが絶えないのよねぇ」
美琴「…………」
佐天「離れてる今だからこそ、弟たちのありがたみが分かるけど、一緒に暮らしてたら鬱陶しいだけだよ」
黒子「そういうものですの?」
佐天「ですです」ウンウン
美琴「そんな事ないわよッ!!!」クワッ!
黒子初春佐天「「「!?」」」
美琴「アイツはいつだって私の我侭を聞いてくれるもん!」
黒子「お、お姉様?」
美琴「レベルとか常盤台とか関係なくて、ありのままの私をちゃんと見てくれてるもん!」
初春「え、え?」オロオロ
美琴「たまに意地悪もするけど、鬱陶しいわけない! だって、私はお兄ちゃんの事が大好きなんだから!!」
佐天「大好きなのかぁ……」ホッコリ
美琴「大好きよ!」
472 = 467 :
CASE 185 妹レベル
初春「ねぇねぇ、白井さん」ヒソヒソ
黒子「……なんですの?」ゲンナリ
初春「あれっていつまで続くんですかね?」チラッ
佐天「それでそれで? お兄さんはどうしたんですか?」ニヤニヤ
美琴「全然怒ってなかったのよ。それどころか私を優しく慰めてくれたの///」テレテレ
佐天「へぇー、優しいんだ」ニヤニヤ
美琴「それにね? 私のチョコ以外はいらないって言ってくれたんだ……///」モジモジ
佐天「愛されてるんだぁ」ニマニマ
美琴「うん……///」
黒子「ぐぎぎぎ……ッ!! わたくしの愛のほうが深いに決まっていますのにぃぃ!」ギリッ
初春「白井さんのは愛じゃなくって、偏愛っていうんですよ」シレッ
黒子「……初春ぅ~?」ギロッ
初春「もういい加減に卒業しましょうよ。同性愛なんて非生産的です」
黒子「ほ、放っておいてくださいまし!!」プイッ
ミコっちゃんの妹レベルが2に上昇した!
※妹レベル2=抜きん出たブラコン。一歩間違えばヤンデレになっちゃうレベル。
473 = 467 :
CASE 186 悲しい現実
打ち止め「ねぇねぇ、なんの番組をみてるの? ってミサカはミサカは質問してみたり」
一方通行「ドキュメンタリーだ」
打ち止め「あなたがドキュメンタリー番組なんて珍しい、ってミサカはミサカは腑に落ちなかったり」ハテ?
一方通行「クソガキが見ろ見ろうるせェからな。仕方なく見てンだ」
番外個体(ひひっ、お優しい第一位にはちょーっと刺激が強いかもね☆)ニヤニヤ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
テレビ『毎年約50万匹の犬猫が保健所で殺処分されています』
通行止め「「ッ!?」」ガタッ
テレビ『その事に反対する人も少なからず存在しますが、どうにも出来ない現実の壁もまた存在します』
通行止め「「…………」」プルプル
テレビ『ここで専門家の――教授にお話を伺ってみます』
打ち止め「どうして……? どうしてわんちゃんや猫ちゃんが殺されなくちゃいけないの?」ポロポロ
テレビ『これは感情論の問題ではないのです。いわば必要悪といえ――』
一方通行「ふっざけンなああああァァァ!!!」ブオッ!!
ズガガガガガガガッッ!!!
テレビだったもの『』プスプス
一方通行「認めねェ……絶対に認めねェぞ、こンなクソッタレな現実はよォォ!!!」
474 = 467 :
CASE 187 カルマ
打ち止め「ひっく……ぐすっ、こんなの酷いよ……。必要だから殺すなんて……」ポロポロ
一方通行「これ以上はやらせねェ。だがどうすればいい? 闇雲にぶっ潰しても問題の解決にはならねェし……」ブツブツ
芳川「スゴイ音がしたけど、隕石でも落ちたのかしら?」スタスタ
一方通行「芳川……」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
芳川「なるほど。絶対能力進化と重ねているなら、あなたもつくづく業が深いわね」
一方通行「チッ……」ムスッ
打ち止め「ねぇ、ヨシカワ。猫ちゃんたちを助けられないの……? ってミサカはミサカは藁にもすがる思いで聞いてみる」ウルウル
芳川「個人の力ではどうしようもないわ」キッパリ
打ち止め「そんなぁ……」グッスン
芳川「でも可能性はある。長く険しい道になるでしょうけどね」
一方通行「ッ!? ……教えろ」ピク
芳川「偉くなればいいのよ。大勢の想いを背負って立つ……政治家なら理不尽な現実を覆す可能性があるかもしれない」
一方通行「シンプルな答えだな。時間はかかるがそれしかねェか……」
芳川「千里の道も一歩からよ。まずは必要最低限の学歴を得るためにも、学校に通いなさい」
一方通行「黄泉川ァァァッ!!! 学校に通うことにしたから手続きしてくれ!!」ビュン!
番外個体(あ、あれ? なんだか大事になってる……?)
475 = 467 :
CASE 188 復学
小萌「転校生の一方通行ちゃんと番外個体ちゃんでーす。みなさん、仲良くしてあげてくださいねー」
一方通行「どォも」
番外個体「あ、あれー? なんでミサカも通う事になってるのかな!?」ガビーン
青ピ「おおーーっ!! 美少女キターーーーーーーーーーーーー!!!」クワッ!
姫神「私。唯一のパーソナリティーががが……」ワナワナ
上条「…………」ポカーン
土御門「……(何故ここに一方通行が? 何が始まるってんだ?)」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「な、なあ一方通行」
一方通行「ああン?」
上条「どうしてここに居るのでせうか?」
一方通行「くだらねェ世界をぶっ壊すためだ」キッパリ
上条「へ……?」
番外個体「ちょちょ、ちょっとこっちに来て!」グイグイ
上条「お、おう」ズルズル
青ピ「またかっ!? またカミやん病患者なんかっ!?」ギャース
476 = 467 :
CASE 189 スクールデイズ
番外個体「――ってなわけで、復学するハメになったんだよ」
上条「復学するのはいい事だと思うけど、動機が凄まじいな……。つーかあり得ねえ」ゲンナリ
番外個体「でしょ!? 良かった、やっぱりあなたはまともだった!」パァァ
上条「でも何でうちの高校にしたんだ? お前らなら長点上機も楽勝だろ?」
番外個体「黄泉川曰く、重要なのは最終学歴なんだってさ。だから高校は自由度の高いトコにするべきとかなんとか」
上条「ふーん、そういうもんか」フムフム
番外個体「……最近鬱憤が溜まってたから、ちょっとした意趣返しのつもりだったんだけどなぁ」
上条「はは、まあいいじゃねーか。折角だしスクールライフを満喫すんのも悪くないだろ?」
番外個体「能天気だねぇ」クスッ
上条「せめてポジティブと言ってもらえませんかね!?」ガーン
番外個体「あっはは、そうだよこういう反応が見たかった! きゃは☆これは存外楽しめそう♪」ニタァァ
上条「やぶ蛇だった!?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
青ピ「なぁなぁ、君って実は女の子でしたー! ってことあらへん?」
一方通行「ねェよ」
青ピ「じゃあ実は男の娘でしたー! ってのはないん?」
一方通行「ねェな」
青ピ「じゃあ水を被ると女の子になります! ってな設定は?」
一方通行「そンな愉快な設定はねェよ」
青ピ「じゃあなんならあるん?」
一方通行「動物ビスケット、食うか?」スッ
青ピ「あ、うん」
吹寄「ちょっといいかしら?」
一方通行「あァ、何か用か?」
吹寄「委員会についてのプリントを渡しておくわ。何かしら委員に所属する決まりだから、よく読んでおいてちょうだい」スッ
一方通行「おォ」
青ピ「僕はクラス委員やけど、君はどの委員がいいん?」
一方通行「なるべく楽なのが…………ッ! おい、この飼育委員ってのはなんだ?」ヨミヨミ
青ピ「不人気な委員やね。たしか校舎裏にある飼育小屋の動物を世話するんや。ウサギやら鶏とかなー」
一方通行「…………」ニッコリ
青ピ「ッ!?///」ズキューン!
477 = 467 :
CASE 190 ズルイ
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「番外個体たちがアンタの高校に転校したって本当なの!?」
上条「あー、うん、転校してきた」
美琴「そんなのズルイ!」
上条「……?」
美琴「私だってお、お兄ちゃんと一緒の学校に通いたいのにズルイわよ!!」プンスカ
上条「んなこと言ったって、お前はまだ中学生なんだから仕方ないだろ」ナデナデ
美琴「番外個体なんてまだ0才なのに! なんで私はダメなのよ!」ガァァ
上条「我侭言うなよ」メッ
美琴「うぅ~、お兄ちゃんのバカ!」プイッ
上条「!?」ガーン
禁書「学校かぁー……。なんだかひょうかに会いたくなっちゃった」
風斬「呼びました?」シュン!
スフィンクス「にゃあ!?」ビクッ
禁書「どどど、何処から出てきたの!?」ガビーン
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
打ち止め「ねぇねぇ! ってミサカはミサカは学校のお話をおねだりしてみたり」
一方通行「飼育委員になった」
打ち止め「飼育委員?」ハテ?
一方通行「うさちゃンたちの世話をすンだ。やりがいのある仕事だぜ」ニッコォォ
打ち止め「わあー、いいなぁ、ってミサカはミサカは羨望の眼差しをむけてみたり!」キラキラ
一方通行「今度連れていってやる。みンな可愛いから期待しとけ」
打ち止め「わぁーい♪ 約束だからね、ってミサカはミサカは嬉しさのあまり小躍りしてみたり♪」キャッホゥ
一方通行「俺も楽しみで仕方ねェ。早く明日になンねェかなァ」ウズウズ
黄泉川「番外個体はどうだった?」
番外個体「……この疎外感から逃れられるだけでも、学校に通えて良かったのかも」ゲンナリ
黄泉川「しっかり青春を満喫するじゃんよ!」ケラケラ
478 = 467 :
といったところで今回は終了
次回でCASE 200! 意外と順調なのかなー
479 :
乙
上条さんと番外個体の絡みをもっと見たくなってしまったぜぃ
480 :
乙!
青ピwwww
481 :
一方さん良かったね
482 :
おつにゃんだよ!
484 :
一方「この子はですねェ、ホワイトタイガーという、全身白い毛の珍しい虎の赤ちゃンなんですよォ。いやぁ、可愛いですねぇ。虎ではありますが、この子…ベクトラちゃンはとても人懐っこい子でしてェ…ホラ、喉をゴロゴロしてやると…」ゴロゴロ
ベクトラ「がうー」ゴロゴロ
一方「いやァ可愛いですねェェ!」ニタァ
ベクトラ「っ!」ビクッ!ガブッ!
一方「クカキケカキコカコクキケ!遊んで欲しィンですねェ」ニタァ←流血中
ムツゴロウさん改めてアクセロウさんになりそうですね
486 :
兄レベルと妹レベル……5になったらどうなっちゃうんだw
487 :
もう結ばれちゃうんじゃない
488 :
とりあえず投下ー
489 = 488 :
CASE 191 英国紳士
ステイル「神裂、少しいいかい?」
神裂「はい、なんですか?」
ステイル「参考までに聞きたいんだが、女性に好まれる贈り物を教えて欲しいのだが……」
神裂「……はい?」
ステイル「恥ずかしい話だが、僕は今まで魔術一筋で生きてきたからね。そういった機微に疎いと自覚している」
神裂「は、はぁ」
ステイル「だからと言って、そこに甘んじるのは英国紳士の名折れだ。だから頼む! プレゼント選びに付き合ってくれ!」ペコリ
神裂「……要はあの子へのホワイトデーの御返し、というわけですか」ヤレヤレ
ステイル「身も蓋もないね……」
神裂「彼女も一応魔術師ですから、それなりの霊装を贈ればいいのでは?」
ステイル「…………」ジー
神裂「ステイル? 私の顔に何かついてるのですか?」
ステイル「……これだから脳筋は。人選を間違えたか」ボソッ
神裂「聞こえてますよ!? し、失礼ですね、誰が脳筋ですか!」プンスカ
490 = 488 :
CASE 192 助言
オルソラ『まあ、贈り物でございますか? それは大層喜ばしい事ですわ』ポワポワ
アニェーゼ『贈り物? そんなモン、適当に食い物でも送っておけば問題ないでしょう』
五和『贈り物ですか……。やはり手作りの品が嬉しいと思いますけど……上条さんが選んだものなら何でも……///』ゴニョゴニョ
アックア『贈り物であるか。何を贈るかより誠意……気持ちが大切なのではないか?』
建宮『贈り物ねぇ。……ははん、ついに禁書目録を攻略する気に、うわっち!? こ、こら、イノケンティウスは反則なのよな!?』
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ステイル「ダメだ……誰も頼りにならない」
ローラ「ステイル」
ステイル「いっそ上条当麻にも相談してみるか? ……いや、それは僕のプライドが」ブツブツ
ローラ「ちょっと聞いているの?」
ステイル「……待てよ。彼女の同居人……たしか御坂美琴だったか。そうだ、彼女なら的確な助言を期待できる!」
ローラ「こ、このっ!! 最大主教を無視するとは許し難し!」プンスカ
ステイル「ん? なんだ、居たんですか」
ローラ「なんという横柄な態度! 覚悟は出来とろうかしらー!?」ガァァ
ステイル「あ?」ボゥッ!!
ローラ「な、なに!? 炎なんて出して、この私を恫喝したもうつもり!?」ビクッ
491 = 488 :
CASE 193 出張
ローラ「ね、ねぇ、ステイル」
ステイル「なんです、最大主教?」
ローラ「一仕事頼みたいのだけど……」
ステイル「そういう事なら早く言ってくれませんか。僕も暇ではないので」
ローラ「うう、部下が反抗的すぎて胃に穴が開きそう……。折角、禁書目録関連の仕事を回しけるのにぃぃ……」イジイジ
ステイル「なんなりとご用命を!」キリッ
ローラ「……お前もいい性格になりしものね」ゲンナリ
ステイル「それで具体的に何をすればよろしいので?」
ローラ「機密文書の護送よ。学園都市の土御門まで届けるだけの簡単なお仕事」
ステイル「……土御門に?」
ローラ「詮索は無用なりよ」
ステイル「わかりました。拝命しましょう」
ローラ「…………」クスッ
492 = 488 :
CASE 194 付き合う
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「ステイルさんが付き合って欲しいんだって」
上条「……………………なんだって?」ギギギ
美琴「だからステイルさんが、私に付き合ってほしい…」
上条「ダメだダメですダメに決まってんだろの三段活用ッ!! お兄ちゃんはぜーーーったいに許しませんことよ!?」ギャース
美琴「え、ええっ?」
上条「魔術師なんてヤクザな野郎に、うちの可愛い妹を任せられるかっ!!」ガァァ
美琴「かか、カワイイ!?///」カァァ
上条「当たり前だ、目に入れても痛くねーよ」
美琴「ふ、ふにゃー///」クテン
禁書「魔術師ってヤクザな職業だったの!?」ガビーン
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「え、ホワイトデーのお返しの相談?」
美琴「女性の意見を知りたいそうなのよ。……インデックスには内緒ね」ヒソヒソ
上条「……付き合うってそういう事だったのか。ハァ、心配させんなよ」ホッ
美琴「ふぅ~ん、何を心配したのかなー、お兄ちゃん?」ニヤニヤ
上条「…………///」プルプル
美琴「あれー? この間みたいに、お兄ちゃん禁止ーとか言わないの?」ニヨニヨ
プチン
上条「お兄ちゃんをからかうんじゃありませんーーーー!!!」グリグリ
美琴「痛いイタイいたい!? ごめん、謝るからぐりぐりしないでぇぇーーー!!??」ギャース
禁書「私はシスターだもん……聖職者だよ……ヤクザじゃないもん」グッスン
スフィンクス「にゃー……」スリスリ
493 = 488 :
CASE 195 センス
ステイル「今日は都合を聞いてくれて助かる」
美琴「いえいえ、インデックスのためなんでしょ?」
ステイル「……まあ、そうなるのかな」プイッ
美琴「ふふ、じゃあ何か形に残るものがいいわね。高価すぎないアクセサリーとか小物とか」
ステイル「なるほど」フムフム
美琴「んじゃ早速、お店に行きましょ」
ステイル「……ところで、どうして君がここにいる?」ジロッ
上条「付き添いだ」デデン
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「指輪はちょっと重いから、ここら辺のネックレスなんかが…」
ステイル「このシルバースカルの指輪なんてどうだろう?」
美琴「…………」
ステイル「十字架付きのチョーカーもクールでいいね」
上条「…………」
ステイル「意表をついてドクロネックレスも…」
美琴「ストーーーップ!」
ステイル「なんだい?」
美琴「あり得ないでしょ! インデックスに贈るのに、なんでパンクでロックなチョイスなのよ!?」
ステイル「だ、ダメなのかい?」タジタジ
美琴「ダメに決まってるでしょーが! こっちの普通のでいいのよ!」ガァァ
上条「……(ふむふむ、三千円もしないのばっかだな。これなら買えそうだ)」
494 = 488 :
CASE 196 クレープ
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「そろそろお腹が空かない?」
上条「たしかにもういい時間だな。テキトーになんか食っとくか」
ステイル「僕も異論はない」
美琴「じゃあねじゃあね、駅前のクレープ屋に行きましょ?」グイグイ
上条「駅前って結構遠いぞ? そこのファミレスでいいだろ」ズルズル
美琴「だーめ! 今あそこのクレープ屋で、ラブリーミトンの協賛フェアをやってるの!」
上条「まーたゲコ太かよ。この前、セブンスミストで貰ったばっかじゃねーか」ヤレヤレ
美琴「それはそれ、これはこれよ!」
上条「別にフェアは今日まで、とかじゃないんだろ? だったら日を改めて白井たちと行けよ」
美琴「イヤ! 今日行きたいの! ねぇ、いいでしょう?」
上条「けどなぁ……」チラッ
ステイル「僕に気を遣う必要はないよ」
美琴「ステイルさんもオッケーだって! だから行こうよ、ねえってばー」ユッサユッサ
上条「はいはい、わかったから揺らすな」
ステイル「…………」
495 :
おもしろい
496 = 488 :
CASE 197 俗に言う若い二人に任せる
上琴「「ただいまー」」ガチャ
禁書「おかえりなさい」
上条「今日はお客さんが来てるんだ」
ステイル「やあ、お邪魔するよ」ヌッ
禁書「いらっしゃい。久しぶりだね」ニコッ
ステイル「ああ、久しぶりだ」
美琴「……ちょろっと出るわよ」ヒソヒソ
上条「ん?」
美琴「ちょっとそこのコンビニに行ってくるから、ステイルさんのお相手よろしくね、インデックス♪」
禁書「ちょ、みこと!?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「もうっ、お客さんが来てるのに何処か行っちゃうなんて、とうまもみことも酷いんだよ」プンスカ
ステイル「……(彼女の気遣いを無駄には出来ないな)」
禁書「ごめんね、せっかく遊びに来てくれたのに」
ステイル「いや、一度君とゆっくり話してみたかったから問題ないよ」
禁書「お話?」
ステイル「君とは反目してばかりだったからね。まずは誤解を解いておきたかったんだ」
禁書「何も誤解なんてしてないよ?」ハテ?
ステイル「ケジメみたいなものかな。とにかく、君や上条当麻を不快にさせる言動をとってきた事を謝罪する。すまない」ペコリ
禁書「ええっ!? いきなり謝られても困るんだよ!?」アセアセ
ステイル「そして誤解しないでほしいのは、僕は決して君が嫌いじゃないって事だ」
禁書「当たり前だよ。私だって嫌ってなんかないもん。だってあなたは私の仲間で同僚でしょう?」ニコッ
ステイル「……同僚、ね」ズキッ
497 = 488 :
CASE 198 一歩前へ
禁書「ねぇ、どうしたの? なんだか辛そうだよ」
ステイル「……気のせいさ。それよりバレンタインチョコ、とても嬉しかった」
禁書「ふふっ、よかった。デパートで一生懸命選んだんだよ」ニコニコ
ステイル「欲を言えば手作りが最上なんだけどね」
禁書「……デス・クッキングでも?」ウルッ
ステイル「ああ、例え豚の餌であろうとも、君が作ってくれたなら嬉しいよ」キリッ
禁書「豚の餌は酷すぎるかも!?」ガビーン
ステイル「上条当麻から聞いたよ。御坂美琴を三途の川に送ったんだって?」クスクス
禁書「と……とうまのスカポンタンーーーー!!!」プンスカ
ステイル「そう、それだ」
禁書「ふぇ?」キョトン
ステイル「僕のこともファーストネームで呼んでくれないか?」
禁書「……ステイル?」
ステイル「うん、インデックス」ニコッ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「どうしたんだよ。あいつ等をほったらかしにしたら不味いだろ」
美琴「ハァ、アンタは相変わらずか。少しは気を利かせなさいよね」ヤレヤレ
上条「気を利かせる? ……そうだな、そうさせて貰うか」
美琴「何言ってんの?」ハテ?
上条「ほら、バレンタインのお返し。お菓子より形に残るものがいいんだろ?」スッ
美琴「え……ええーーーっ!?///」カァァ
上条「さっきセブンスミストでこっそり買ったんだ」
美琴「開けていい……?///」
上条「もちろん」
美琴「……わぁ、ネックレスだ」パァァ
上条「ハートの中に猫の足跡ってデザインが、なんとなく御坂に似合うかなーって思ったんだ」ポリポリ
美琴「ありがと、大切にするね」ニコッ
上条「う、……喜んでくれたなら上条さんは満足です///」テレテレ
498 = 488 :
CASE 199 ホワイトデー
禁書「ッ!? ねぇねぇ、ステイル!」
ステイル「なんだい?」
禁書「そ、そのポケットからはみ出してるのは、まさか!?」プルプル
ステイル「え゛!?(ななな、なんだ!? 一体何がはみ出している!? 婦女子を困惑させるような物は何も持ってないはずだが……)」
禁書「ゲコ太じゃないのかな!」
ステイル「は……ああ、クレープ屋で貰ったキーホルダーか」
禁書「いいなぁ……」ジー
ステイル「欲しいならあげるよ」スッ
禁書「いいの!?」パァァ
ステイル「僕には価値を見出せないからね。欲しい人が持つべきだろう」
禁書「ありがとう、ステイル!」ニッコリ
ステイル「……どういたしまして///」プイッ
禁書「あ、そういえば今日はホワイトデーだったんだね」
ステイル「あ、ああ、そうだね」ソワソワ
禁書「じゃあこのゲコ太キーホルダーは、ホワイトデーの贈り物だったのかな?」
ステイル「いや、それじゃな…」アセアセ
禁書「さり気なく私の欲しいものをプレゼントするなんて、さすが英国紳士なんだよ!」キラキラ
ステイル「ハ、ハハハ、それほどでもないさ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「で、結局渡せなかったと」
ステイル「手伝ってもらっておいて、面目ない……」ションボリ
美琴「私たちの事は気にしないでよ。それに」チラッ
禁書「見て見てとうま! ステイルにゲコ太を貰ったんだよ」ニコニコ
上条「おっ、そりゃよかったな(俺の分は打ち止めにでもやるかな?)」
禁書「ホワイトデーなのに、とうまは何もないのかな?」
上条「はいはい、ちゃんと用意してるっての。ほれ」スッ
禁書「ありがとう! 何かな何かなー、って! お食事券!?」ガビーン
上条「俺たちが学校に行ってる間ひまだろ? その時にでも使ってくれよ」
禁書「……嬉しいけど、女心を全く理解してないんだよ」ジトー
上条「食欲魔神のお言葉とは思えませんな」ニヤニヤ
禁書「とうまはそんなに噛み砕かれたいのかな? それとも肉体言語でお説教がお好み?」ニッコリ
上条「ひっ、暴力反対!?」ビクッ
美琴「インデックスを笑顔にしたのは、紛れも無くステイルさんの力でしょ?」
ステイル「……若干不本意だが、まあ よしとするか」ヤレヤレ
499 = 488 :
CASE 200 任務
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「いつかステイルさんが報われる日が来るといいわね」
上条「……ノーコメントです」ムムム
美琴「娘を取られる父親の心境ってヤツ?」ニヤニヤ
上条「だれが父親だ! つーか俺ってそんなに老けて見えんの!?」ガーン
美琴「あはは、言葉の綾じゃない」ケラケラ
上条「……ったく、お兄ちゃんをからかうんじゃありません」ヤレヤレ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
土御門「禁書目録関連でオレに機密文書を運んで来た?」
ステイル「最大主教、直々の任務だ。キナ臭い事この上ない」
禁書「……帰ってこい、って事なのかな?」ショボーン
ステイル「だとしたら無視すればいい。その間に僕がなんとかしてみせるさ」
禁書「ステイル……」
土御門「まあまあ、そうと決まったわけじゃないぜよ。とにかく読んでみないことには……ってなんじゃこりゃあああああ!?」ヨミヨミ
ステイン「「!?」」ビクッ
土御門「お、オレと舞夏のサンクチュアリが……あの雌狐めぇぇぇッ!!!」ガァァ
ステイル「どうしたんだ土御門」オズオズ
土御門「……これを読んでみろ」
ステイル「なになに、『ステイル=マグヌスに禁書目録護衛の任務を命ず。活動拠点は土御門宅とする。拒否権は無きことよ?』」
禁書「え、ええーーーっ!?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
アレイ☆「やれやれ、必要悪の教会の、しかも正規の魔術師を常駐させるとは正気の沙汰ではないな」
ローラ『これはお互いにとってプラスではなくって?』
アレイ☆「それは戦力として数えても構わない、と?」
ローラ『使いこなせるならね。私としては、禁書目録の心をこちら側に戻せればそれで良きにつき』
アレイ☆「その折衷案が、ステイル=マグヌスを土御門の監視下に置くという訳か」
ローラ『それならば誰も下手を打てない。あのムッツリ思春期の悪戦苦闘を楽しむ余裕もありけるものよ』ニッコリ
アレイ☆「……それが本音か」ゲンナリ
ローラ『他人の色恋沙汰に勝る娯楽なんて無かろうでしょう♪』
500 = 488 :
といったところで今回は終了
シスコン軍曹にルームメイトが追加されましたー
みんなの評価 : ★★★×4
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