元スレ美琴「ねぇねぇ!」上条「はいはい、今度はなんだ?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
151 :
カニバはいかんでしょ。ともかく投下ー
152 = 151 :
CASE 51 早起きは三文の徳
禁書「すぅ……すぅ……」スヤスヤ
美琴「んぅ、もう朝ぁ……?」ショボショボ
上条「ぐぅ……ぐぅ……」スヤスヤ
美琴「まだ六時か、ていうか二人とも一晩中手をつないでくれてたんだ……///」ホッコリ
上条「ぐぅ……ぐぅ……」スヤスヤ
禁書「すぅ……すぅ……」スヤスヤ
スフィンクス「にゃあ」
美琴「お腹空いたの? でもちょっとだけ待ってもらえるかな」
スフィンクス「にゃおぅ」
美琴「ごめんね。もう少しだけこのまま……///」ギュッ
幻想目録「「…………」」スヤスヤ
153 = 151 :
CASE 52 お散歩
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「今日はお休み! 空は雲ひとつありません!」
上条「そうだな」
美琴「そしてアンタは金も無ぇ、甲斐性も無ぇ、遊んでる時間もあんまり無ぇ」
上条「余計なお世話だ! ……ったく、宿題の邪魔すんなよ」
美琴「宿題なんて私にかかれば ちょちょいのちょいよ。大体、明日やれる事は明日に回すべきでしょ」
上条「……だから?」
美琴「みんなでお散歩に行きましょう!」
禁書「さんせー!」キャッキャッ
上条「テンション高いなぁ、お前ら」ヤレヤレ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「インデックス、あそこにプリムラが咲いてる!」
禁書「わあ、ピンクに黄色に赤も咲いてるね」
美琴「私はピンクが可愛くて好きかなー」キャッキャッ
禁書「黄色も温かいイメージで素敵かも」ウフフ
上条「花ねえ……。菊とかなら食えるけど、これは無理そうだな」
電磁目録「「…………」」ジトー
上条「な、なんだよ。その可哀想なものを見るような目は」タジタジ
154 = 151 :
CASE 53 遭遇
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「あそこにクソムカつく白いのがいるわ」
上条「んー? ……ああ、一方通行のことか」
禁書「ご飯を奢ってくれた優しい人だよ?」
上条「あのなインデックス。知らない人にたかるのはダメだし、ついて行くのはもっとダメなんだぞ」メッ
禁書「はぁーい」
上条「絶対わかってないだろ……。返事だけは花丸なんだが」ヤレヤレ
美琴「とにかく、あんなのと顔を合わせたら 折角のお休みが台無しになるから行きましょ」
上条「そこまで嫌わなくても……」
美琴「私は嫌いなものを嫌いって言える女なのよ」ドヤッ
禁書「ドヤ顔で威張られても困るんだよ……」
美琴「フン、白昼堂々と幼女を連れまわすロリコンなんて逮捕されるべきと思わない?」※ハワイの一件以来、非常に険悪な関係です
一方通行「オイ、誰のこと言ってやがンだァ?」
155 = 151 :
CASE 54 不倶戴天
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ? ってか一方通行が凄絶な形相でお前を睨んでるぞ」
美琴「放っておけばいいのよ。どうせ『オマエらと馴れ合うつもりはねェ』なんて中二っぽい事考えてるに決まってるわ」
一方通行「……ケンカ売ってンのか三下ァ」イラッ
美琴「はぁ? 自意識過剰なんじゃないの? ナルシストとかキモイんですけどー」
一方通行「オーケー、スクラップ確定だクソボケがァァァッ!!!」ガァァ
美琴「上等じゃない。いつまでも最強とか調子に乗ってんじゃないわよこらーーーーーー!!!」ガァァ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「と、とうま!? いきなり怪獣大決戦が始まったんだよ!?」オロオロ
上条「危ないから離れてような」
打ち止め「もう、またお姉様とじゃれあってる、ってミサカはミサカは辟易してみたり」ヤレヤレ
上条「おっす、打ち止めも一緒だったのか」
禁書「久しぶりだね」ニコッ
打ち止め「うん! お久しぶりー、ってミサカはミサカは元気いっぱい挨拶してみる!」
番外個体「一応ミサカもいるんだけど?」
上条「はは、お前らって本当に仲がいいよな」
番外個体「ヒーローさんたちには負けるよ」ニヤニヤ
156 = 151 :
CASE 55 悪巧み
番外個体「ねぇねぇ、ヒーローさん」
上条「ヒーローさんはやめてくれ。俺には上条当麻って名前があるんだからさ」
番外個体「細かい事は気にしない。んで、あっちでケンカしてる二人を何とかしたいんだけど、協力してくんない?」
上条「いいけど、迂闊に近寄れないぞ」
番外個体「大丈夫。ミサカに考えがあるから、ちょっと耳をかして」
ゴニョゴニョ
上条「ふむふむ、なるほどなぁ」
番外個体「いい考えでしょ?(ケケケ、第一位もお姉様もからかえる絶好のチャーンス♪)」ニタァァ
禁書「邪悪な笑みなんだよ……」
打ち止め「多分ろくでもない事を企んでるの、ってミサカはミサカは溜息を零してみたり」ハァ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
一方通行「デカイ口叩いておいて、結局その程度かよ。まァオリジナルっつっても所詮は三下か」
美琴「まだまだここからよっ! 私の全力、受けてみなさ……え?」ピタ
一方通行「この俺を前に余所見たァ、随分と余裕じゃねェ……か?」ピタ
番外個体「もう、どこ触ってるのよ とーま☆」イチャイチャ
上条「ハハハ、堅い事いうなよ ハニー♪」イチャイチャ
番外個体「やだぁ、ハニーなんて恥ずかしいっ♪ いつもみたいにワーストたんでいいってばぁ♪」イチャイチャ
上条「ワーストたんは我侭だなぁ」イチャイチャ
美琴「……なにあれ?」ワナワナ
一方通行「さ、さあなァ(悪意を拾いすぎてイカレちまったのか?)」ゾクッ
157 = 151 :
CASE 56 真・ツンデレ
美琴「ねぇねぇっ!!」
上条「この後どこ行こうか?」
番外個体「あなたが決めてよ。ミサカはどこにでも着いていくから♪」
上条「う~ん、やっぱここはデートの定番――」
美琴「ねぇ……っつってんだろ無視すんなやこらーーーーーーーっ!!!」ガァァ
上条「ん? なんだ御坂か」
美琴「なんだじゃねーっつの! アンタ、私の妹に何を……」
番外個体「何ってデートに決まってんじゃん」シレッ
美琴「は……はぁぁ!?」
番外個体「ミサカたちの邪魔してないで、お姉様は第一位といちゃついてなよ」ニタニタ
美琴「誰があんなのと! あ、アンタも勘違いしないでよねっ!!」
上条「おおー、ツンデレだ」
美琴「ツ、ツンデ……ッ!?///」ガビーン
禁書「誤解を招くツンデレかも……」
打ち止め「でもケンカするほど仲がいい、ってミサカはミサカは危機感を覚えてみたり」
一方通行「三下なンざ、こっちがお断りだっての」
158 = 151 :
CASE 57 誤解
番外個体「ねぇねぇ、とーま♪」イチャイチャ
上条「なんだい、ハニー♪」イチャイチャ
番外個体「だからハニーはやめてってばー♪」イチャイチャ
美琴「ぐぬぬ……ッ!! そのやりとりは私の専売特許なのにぃぃ!!」ギリギリ
禁書「……二人ともノリノリなんだよ」ボソッ
美琴「インデックス」
禁書「な、なにかな!?」
美琴「あのデレデレしてるバカを引き剥がすから協力して」
禁書「え、えーっと」オロオロ
一方通行「無粋な真似すンじゃねェ。そンなだからオマエは三下なンだよ」
美琴「んなっ!? アンタだって嫌じゃないの!?」
一方通行「あァ? 何がだ?」
美琴「あの子はアンタの大切な……お、女の子でしょ?///」カァァ
一方通行「ハッ」
美琴「こ、この……! 馬鹿にしてッ!」イラッ
一方通行「あのガキが幸せなら 俺はどうこう口出しするつもりは無ェ。寧ろ厄介払いになって好都合だ」クックック
美琴「そんな……」
打ち止め「あれー? なんだか話が変な方に向かってる? ってミサカはミサカは大混乱」ハテ?
禁書「昼ドラみたいになりそうなんだよ……」ガクブル
159 = 151 :
CASE 58 スーパー美琴シネマ R15指定
美琴「ねぇねぇ!」
上条「美琴……もう終わりにしよう。俺たちは終わったんだよ」
美琴「なんで!? どうしてそんな事言うの!?」ユッサユッサ
番外個体「見苦しいよお姉様」
美琴「~~~~~ッッ!!」
番外個体「とーまはミサカのものだから。負け犬さんはどっか行ってよ」シッシ
美琴「嘘よっ!! きっと何か弱味を握られてるのよ! そうなんでしょ!?」
上条「…………」フルフル
番外個体「ギャハ☆ お姉様はオワコンなの。妹より優れた姉なんて存在しないの。いい加減気付けよ」ケラケラ
上条「今日からワーストたんと同棲すっから、お前は自分の寮に帰ってくれ」
◇◇◇
◇◇
◇
美琴「…………」プルプル
禁書「みこと?」
美琴「やだぁぁ!! そんなのやだよぅ……」グスッ
一同「「「「「ッ!?」」」」」ビクッ
160 = 151 :
CASE 59 リミットブレイク
美琴「…………ッ」ギューーーッ
幻想目録「「痛たたたたたっ!?」」ミシミシ
美琴「…………ッ!」ギューーーッ
禁書「み、みこと? 強く抱きしめすぎッいたたた!?」ミシミシ
上条「落ち着け! 頼むから落ち着いてくれ御坂ぁっ!?」ミシミシ
美琴「やだっ!!」ギューーーッ
上条「やだってお前……あだだだっ!?」メキメキ
美琴「絶対に出て行かないっ! あの部屋は……アンタとインデックスは、私の居場所だもんっ!!」ギューーーッ
禁書「きゃああーーー!? お、折れる、折れちゃうーーー!?」メキョメキョ
一方通行「激しい愛だなァ……」
番外個体「やりすぎちゃったか……てへっ♪」
打ち止め「てへ、じゃないよ!? ヒーローさんたちから何かが軋む音が聞こえてくるよ!?」ギャース
161 = 151 :
CASE 60 姉ちゃんとしようよ♪
打ち止め「お姉様 冷静になってー! 全部 番外個体のイタズラだから大丈夫だよ、ってミサカはミサカはお姉様に縋りついてみたりぃぃ!」
美琴「ふぇ……?」
幻想目録「「あふん……」」パタリ
打ち止め「しっかりしてっ!? ヒーローさん! シスターさぁぁぁん!!」ユッサユッサ
禁書「も、もうダメかも……」ピクピク
上条「スフィンクス……上条さんは疲れたよ。あ、天使がお迎えに……」ピクピク
打ち止め「幻覚が見えてるーーーーー!? ってミサカはミサカは ああもうっ、しっかりしてーーーー!!」ガビーン
禁書「私の灰は、エーゲ海に撒いて欲しいんだよ……」ガクリ
打ち止め「寝ちゃダメぇぇええええええ!! 寝たら死んじゃうーーーーーー!!!」ペチペチ
上条「くっそぅ、御坂のヤツ 馬鹿力を発揮しやがって……」ガクリ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
番外個体「ありゃりゃ、なんだか大変なことになっちゃったぜ☆」キラッ
一方通行「オマエ、ろくな死に方しねェぞ」
番外個体「あっれー? 第一位がミサカの心配をしてるのかにゃーん?」ニヤニヤ
一方通行「随分と余裕だなァ。アレが見えないのか?」
番外個体「え……??」
美琴「妹ォォ……よくも……よくもこの姉を謀ってくれたわね」バチバチッ!!
番外個体「げぇっ!? お姉様ってば殺る気満々!?」
一方通行「楽しい楽しい鬼ごっこの開幕ってかァ?」クックック
番外個体「笑い事じゃないよ!? あわわわ、お、お姉様? さっきのはミサカ風の軽いおちゃっぴーなわけで……」ガクブル
美琴「黙りなさいっ!! アンタは電撃お尻ぺんぺん百回の刑だから覚悟なさいっ!!」ダダッ
番外個体「もうしないから許して!? てかお尻ぺんぺんは絶対にイヤだああああああああああああ!!!」スタコラサッサー
一方通行「ハァ、アホばっかだなァ」ヤレヤレ
162 = 151 :
といったところで今回は終了
基本的にレベル5はみんな仲が悪いんですよねー。つーか殺し合いばっかのような……
163 :
おつんでれ
164 = 150 :
おちゅなんだよ!
165 :
素直になれないみこっちゃんがここまでストレートに二人を慕ってる言葉を吐くとは・・・
そこにいたるまでに何があったかは分からないけど感無量だな
167 :
これを居間で読んでるとついニヤケて変なサイト見てると親が勘違いするw
168 :
美琴をからかうのは楽しいけど本気で怒らせると頭が上がらないワースト可愛いw
170 :
一方さんの一人勝ちだないろんな意味でww
171 :
寒いっ! 寒すぎるから投下ー
172 = 171 :
CASE 61 お仕置き
上条「やれやれ、酷い目にあったなぁ」
禁書「私なんて完全にとばっちりなんだよ……」ゲンナリ
打ち止め「もう、番外個体のイタズラなんかに乗るからだよ、ってミサカはミサカは呆れてみたり」
上条「いやー、なんか面白そうだったからつい」
打ち止め「つい、じゃないの! 反省しないとダメだよ! ってミサカはミサカは注意してみる!」メッ
一方通行「ガキに説教されるなンざ、オマエも焼が回ったもンだな」クックック
禁書「説教人間が説教されてたら世話無いかも」クスクス
上条「う、うるせーよ」プイッ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
番外個体「お、お姉様? ミサカ、反省してるから許して欲しいなーって……」
美琴「お手洗いは済ませた? 神様へのお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えながら命乞いをする心の準備はオーケー?」ニッコリ
番外個体「こわっ!? それ女の子がしちゃダメな表情だよ!?」ガクブル
美琴「それじゃいくわよー。ひとーつ!」ビリビリ
番外個体「ま、待っ、きゃんっ!?」
美琴「ふたーつ!」ビリビリ
番外個体「ひんっ!? ちょ、いくらなんでも恥ずかし――」
美琴「みーっつ!」ビリビリ
番外個体「あひんっ!? だ、誰か助けてぇぇーーーーーーーー!!!」
上条「一方通行、助けてやれよ」
一方通行「ハァ? オマエがオリジナルを止めてやれよ」
幻想通行「「…………」」
一方通行「ほっとくかァ」
上条「ん、そうだな」
最終目録「「あきらめ早っ!?」」ガビーン
173 = 171 :
CASE 62 そして誤解は加速したっ!!
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「……さっき妹とベタベタしてたの、ほんとに演技だったのよね?」オズオズ
上条「当たり前だろ。モテない上条さんには過ぎた幻想だっつーの」
美琴「そっかぁ……」ホッ
上条「ま、打ち止めと番外個体は一方通行に御執心みたいだしな」
禁書「私たちも負けないくらい、仲良し三人組なんだよ!」
上条「はは、そうかもな」
美琴「かもじゃないわよ」クスクス
上条「まあなんにせよアレだ。番外個体たちには悪いけど、俺は御坂を応援してるから」ナデナデ
美琴「ちょっ、あたまっ、な、撫でっ!?///」カァァ
上条「でもあんまりツンツンしてると嫌われちまうぞ?」
美琴「う、うん……///」モジモジ
上条「いやーまさか御坂が一方通行に惚れてるなんてなぁ。上条さんは全く気付きませんでしたよ」ヘラヘラ
美琴「……………………………………はい?」
禁書「と、とうま?」
上条「いろいろと障害は多そうだけど頑張れよ!」ニコッ
美琴「ち、違っ!? そんなハズないでしょーが!!」アセアセ
上条「はいはい、ツンデレですね。つーか俺にしてどうすんだよ」ケラケラ
美琴「ううぅぅ~~~~、なんでこうなるのよぉぉ……」ガックリ
禁書「……(どうして自分以外の事は無駄に敏感なんだろう。あさっての方向にぶっ飛んでるけど……)」
174 = 171 :
CASE 63 空回り
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「私は一方通行なんて好きでもなんでもない! ていうか寧ろ大っ嫌いなの!」
上条「はは、わかってるって」ニコニコ
美琴「いくら妹達の恩人だからって、絶対に許したりしないんだから!」
上条「普通はな。だけど御坂は優しいから許したんだよな?」ニコニコ
美琴「んなわけあるかーー!!」ガァァ
上条「照れるなって。上条さんはちゃーんと理解していますことよ?」ニコニコ
美琴「……わかった。もう直球で行くしかないみたいね」
禁書「みこと、ふぁいとー!」
上条「ん? なんだ?」
美琴「わ、私は……アンタのことが、だ、大好きなの! いい加減気づけこのバカっ!!///」
上条「そ、そうか///」
美琴「……ア、アンタはどうなのよ///」ドキドキ
上条「もちろん大切に想ってる。御坂には誰よりも幸せになって欲しいからな」キリッ
禁書「うんうん!」
上条「だからインデックス、俺たちで御坂の恋が叶うようにサポートしような!」
電磁目録「「…………」」ポカーン
175 = 171 :
CASE 64 大破局
上条「なあ御坂」
美琴「なによぉ……」
上条「よく考えたら今の状況は不味いと思うんだ」
美琴「考えるまでもなく不味いわよ。最悪と言っても過言ではないわ……」ドンヨリ
上条「だろ? 友達とはいえ、別の男と暮らしてるなんてマイナスでしかないもんな」
美琴「え? なんの話?」
上条「俺たちの同居の話に決まってるだろ。んで話を戻すけど、お前自分の寮に戻れ」
美琴「な、なんで……?」プルプル
禁書「とうまっ!! 言っていい冗談と悪い冗談があるんだよ!!」
上条「冗談なんかじゃねーよ。俺は御坂のためを思ってだな――」
美琴「~~~~~~~~ッッ!!」ダダッ
禁書「みことっ!?」
上条「……俺、何か不味いこと言っちまったのか?」
禁書「言いまくりなんだよ! とうまのアホっ! 鈍感っ! スカポンタン!」ガァァ
上条「そ、そこまで言う?」ガーン
禁書「役立たずは家に帰って反省してて! みことは私が連れ戻すから!」テッテッテ
上条「…………」ショボーン
176 = 171 :
CASE 65 汝の隣人を愛せよ
禁書「ねぇ、みこと。隣いいかな?」
美琴「…………」
禁書「よいしょっと。へへ、土手に座ってお話なんて、すっごくベタかも」
美琴「…………」
禁書「とうまって酷い人だよね。みことのアプローチを悉く曲解して、悲しませて、まったくもう」プンスカ
美琴「…………」
禁書「信じられないんだよ。みこともあんな朴念仁のどこがいいの?」
美琴「私は……」
禁書「恋は盲目っていうのかな? 一度距離をとってみるのもアリなのかも。そうしたら――」
美琴「ダメっ!!」
禁書「…………」
美琴「それだけはダメよ! やっと少しずつ距離が縮まって、インデックスとも仲良くなれたのにっ!」
禁書「そうだね」
美琴「アイツもインデックスも、超電磁砲じゃなくて、在りのままの私を見てくれる。なのにそれを奪われたら……」ジワッ
禁書「大丈夫だよ? 誰にも みことの居場所を取り上げたりさせないから」ナデナデ
美琴「で、でも、アイツが……」
禁書「みことの中のとうまは、さっき私が言ったみたいな酷い人?」
美琴「ううん……」フルフル
禁書「だよね。とうまはバカでアホで鈍感でバカだけど、みことや私が悲しんでるのを放っておくような人じゃないもん」
美琴「うん……」
禁書「なら全部受け入れて信じればいいんだよ。鈍感なのも、誰より優しいのも、みことを大切に想ってるのも、全部 上条当麻なんだよ」
美琴「難しいなぁ……」
禁書「ふふっ、みことならきっと出来るよ」ニコッ
美琴「うん、頑張ってみる」ゴシゴシ
禁書「久々にシスターっぽい事をしたんだよ。あ、とうまだ」
177 = 171 :
CASE 66 雨降って地固まる
上条「おおーい! やっと見つけた」タッタッタ
禁書「とうま!」
上条「わりぃ、居ても立ってもいられなくってさ」
禁書「また みことを泣かせたりしたら……わかってるよね?」ニッコリ
上条「ああ」
禁書「だったら即行動っ!!」グイッ
上条「おっとっと、……御坂」
美琴「な、なによ」
上条「ごめんな。俺が無神経だったからお前を悲しませちまったんだよな」
美琴「……別にアンタだけが悪いんじゃない」ボソッ
上条「それでも俺に非があるのは明らかだ。具体的に何が悪いのかはわかんねーけどな!」
美琴「ぷっ、それじゃ全然ダメでしょーが」クスッ
上条「笑うなよ。お馬鹿な上条さんにだって大切なとこだけは、ちゃんと理解してるんだぞ」
美琴「大切なとこ?」
上条「御坂を泣かせない。いつだってお前が笑っていられるようにしたいんだ」
美琴「え……ええーーっ!?///」ボンッ
上条「だから人任せにするのは金輪際無しだ。もう決めた」
美琴「そそそ、それって……///」アウアウ
上条「考えるまでもないくらい簡単なことだったんだよ。俺が御坂を幸せにすれば良かったんだ」
美琴「ぷ、ぷ、プロっ、プロポ……ッ!?///」
上条「覚悟しとけよ。もういいですって呆れちまうくらい、ずっと一緒に居るんだからな!」
美琴「ふ」
上条「ふ?」
美琴「ふにゃーー///」ビリビリビリビリッ!!!
上条「ぎゃああああああああああああああ!? 漏電ッ、かつて無い規模の漏であばばばばばばばッ!!??」シビビビ
禁書「ああっ!? みことのビリビリが幻想殺しを突破しあばばばばばばばッ!?」シビビビ
178 = 171 :
CASE 67 羞恥プレイ
打ち止め「ねぇねぇ、ってミサカはミサカはあなたの袖を引いてみる」クイクイ
一方通行「なンだ?」
打ち止め「番外個体なんだけど……」チラッ
番外個体「クソッ! あの暴力姉め、公衆の面前でミサカに恥をかかせやがって……ッ!!」ムカムカ
一方通行「ほっとけェ。自業自得だろうがよ」
番外個体「干渉されるのもアレだけど、そこまで無関心決められるとなんかムカつくですけどー?」イラッ
一方通行「じゃあなンだ? ぺンぺンされたケツが二つに割れて大変ですねェ、とでも言ってりゃ満足か?」ニヤニヤ
打ち止め「お尻は最初から割れてるよ?」ハテ?
番外個体「むっかー! マジでムカついた!」
一方通行「衆人環視の中で羞恥プレイたァいい趣味してンな。けどよォ、お尻ぺンぺンが許されるのは小学生までだよなァ?」ニヤニヤ
番外個体「こ、この……っ!!」
打ち止め「でもでも、ミサカたちはみんな0才だよ? ってミサカはミサカはぶっちゃけてみたり」
一方通行「あァ許されるわァ。それは許されちまうわァ」プークスクス
番外個体「~~~~~~~~ッッ///」プルプル
一方通行「帰ったら黄泉川たちにも教えてやンねェとな」ニタァァ
番外個体「えっ、ちょ、やめてよ!?」
一方通行「俺がやめろっつって、オマエがやめたためしがあるか?」
番外個体「……あるよ?」シレッ
一方通行「よォォし、嘘つき確定! クソガキの醜態はネットの大海に放流決定だ、ギャハハハハハハ!!!」
打ち止め「……携帯を弄ってるなーって思ってたけど録画してたんだ、ってミサカはミサカはあなたの性格の悪さに戦慄してみたり」ゾクゾクッ
番外個体「待って!? 嘘ついたのは謝るから待ってっ!?」アセアセ
シーン……
番外個体「あ、あれ?」
打ち止め「あの人なら飛んで帰っちゃったよ、ってミサカはミサカは悲しい現実を伝えてみる」
番外個体「いやあああああああああああ!?!? 誰でもいいから第一位を止めてぇぇーーーーーー!!!」ギャース
打ち止め「……(あの人は優しいからきっと口だけで実行しないよ。多分……おそらく……きっと……もしかしたら……あれー?)」
179 = 171 :
CASE 68 平常運転
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「あははっ、なんでもな~い♪」ニコニコ
上条「なんだよそれ」クスッ
美琴「ねぇねぇ!」
禁書「なにかな?」
美琴「嬉しくなっちゃったから呼んでみただけ~♪」ヒャホゥ
禁書「ふふっ」クスクス
美琴「ところで、どうして二人とも煤けてるの?」
上条「あー、なんつーか」ボロボロ
禁書「……愛の代償なんだよ」ボロボロ
上条「あ、あはは……こんなの安いもんだから気にすんな」ボロボロ
美琴「???」
180 = 171 :
CASE 69 手をつなぐ
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「三人で手をつないで帰りましょ」スッ
禁書「うんっ!」ギュッ
上条「…………」
美琴「んっ」スッ
上条「いやいや御坂さん? いくらなんでも往来で手をつなぐって……」アセアセ
美琴「んんっ!」スッ
上条「いや、だから……」オロオロ
美琴「もうっ、じれったいわね!」ギュッ
上条「おおっ!?」
美琴「じゃあ帰りましょ♪」
禁書「今日の晩ご飯はお鍋がいいかも!」ワクワク
美琴「んー、鶏団子のお鍋なら出来るかな?」
禁書「やったぁー♪ とりだんご、とりだんご♪」
上条「あのー、世間の目が大変厳しいのですが、そろそろ手を離しても――」
美琴「今アンタの左手と手をつないでるんだけど?」ニッコリ
上条「テメェ!? 無邪気に見せかけて脅迫しやがりますか!?」
美琴「ふっふーん、私はアンタに幸せにしてもらうんだもーん。もう我慢なんてしないんだから♪」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
青ピ「またカミやんだけ美味しい思いをしやがってッ!! 寒いわぁ……。心もカラダもカッチカチやで……」ブルブル
土御門「ならうちに来るかにゃー? 舞夏も鍋を作るってメールが来てるんだが」
青ピ「持つべきものは友達やなぁ!!」パァァ
土御門「メシ食ったらカミやんちに突撃ですたい」
181 = 171 :
CASE 70 来訪者
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「テーブルにカセットコンロを出して欲し――」
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
上条「うるせえええええええええ!!! 連打すんなっ!!」ガチャ
青ピ「こんばんわー♪」
バタン ガチャ
「ちょっ!? 問答無用で閉めんといてーー!?」ピンポンピンポンピンポン
美琴「い、いいの?」
上条「無視だ無視。うちは変態お断りなんです」
禁書「こもえも頭を悩ませてたんだよ。いろんな意味で……」ゲンナリ
上条「ダチとしてはいい奴なんだけどな」
「カミや~ん、開けて…熱っ!? なんなんこの赤い人!? めっちゃ熱っ!?」
「おまっ!? オレまで焼くつもりかにゃ!?」
「撤退! 消し炭にされんうちに撤退やー!」
禁書「なにか不穏当なワードが聞こえたような……」
上条「気にしたら負けだろ。とりあえず晩飯にしようぜ」
禁書「とりだんごっ!!」クワッ
美琴「ふふっ、もう出来てるわよー」
ピンポーン
182 = 171 :
といったところで今回は終了
最強寒波ってなんですか!? 最強内閣といい、世間では中二病が蔓延している様子ー
183 :
赤い人・・・
シャアだ・・・シャアが来たんだ・・・
184 :
乙!
美琴=ツンデレを理解してるのに上条さんの思考回路は一体どうなってんだw
そして最後誰だろう
185 :
禁書は幻想に対して恋心的な感情はなさそうね
上琴夫妻に禁書娘な感じでイメージしちゃうぞ
186 :
土御門の知り合いらしい炎の使い手…一体何者なんだ
187 :
乙 ニヨニヨが止まんねぇぜ
188 :
一方さんちも上条さんちも3人が仲良くて
何よりです
189 :
えっと、確か……ステ、ステ……
ジョニー・ライデンか
191 :
過剰な鈍感描写は流石に病気っぽく見えるから注意が必要だぞ☆
192 :
アクセラさん本当にネットに流したのかな
193 :
おいおい…赤い人、まさか娘を僕にください的な琴言いにきたんじゃなかろうな
194 :
ワシリーサを思い浮かべた俺はダメなんだろうな
195 :
ステ…ステなんちゃらさんなのか…
196 = 195 :
ステ…ステなんちゃらさんなのか…
199 :
捨て犬さん
200 :
スタイルさんがくれば温まるね
みんなの評価 : ★★★×4
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