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    元スレ美琴「ねぇねぇ!」上条「はいはい、今度はなんだ?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 次スレ→1342353390 + - 一方通行 + - 上条当麻 + - 上琴 + - 御坂美琴 + - 美琴 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    501 = 487 :

    乙です
    ステイルかわいいな

    502 :

    兄バ上条さん 

    503 :

    おつにゃんだよ!


    504 :

    ステイルのお金で部屋を1つ借りて禁書と住めば良くね?
    土御門×舞夏、上条×美琴、ステイル×禁書

    読み手もニヤニヤ出来て、みんなハッピーじゃね?

    505 :

    >>504
    三人の掛け合いを見たいのであって、それ以外の絡みは基本的におまけ、というスタンスなのだが
    ステイルが積極的に行くとも思えんし

    506 :

    3人一緒に暮らすことに最上の喜びを見出してるんだから、いま美琴からインデックスを取り上げちゃダメ

    507 :

    今日も今日とて投下ー

    508 = 507 :


    CASE 201 お隣さん


    土御門「……なあ、ステイル」

    ステイル「なんだい?」

    土御門「これだけは言っておくぞ。……舞夏に手を出したらコロス」ギロッ

    ステイル「心配は無用だ。興味の欠片も無い」キッパリ

    土御門「なんだと!? 貴様ッ、舞夏に魅力が無いとでも言うつもりか!!」ガァァ

    ステイル「手を出したほうがいいのかい?」

    土御門「Fallere825!」チャキ

    ステイル「僕に銃を向けるとはいい度胸だ。Fortis931、イノケンティウスッ!!」ボボボボゥ!!


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


    パン! パン! メラメラ!! ギャアアアア!? スプリンクラーガ!?


    上条「……うるせえ」イラッ

    美琴「超電磁砲ぶち込んでやろうかしら……」イライラ

    禁書「二人とも落ち着いて!? 短気は損気なんだよ!」アセアセ


    上琴「「インデックスがそういうのなら」」


    禁書「……似たもの兄妹を止めるのも一苦労なんだよ」ゲンナリ

    509 = 507 :


    CASE 202 苦情


    禁書「ねぇねぇ!」

    ステイル「なんだい?」

    禁書「ケンカするのは自重して欲しいかも! 毎朝迷惑してるんだよ」プンスカ

    ステイル「え?」

    禁書「何それ意外……みたいな顔しないで! この前なんて銃弾が壁を突き抜けて、とうまのお尻を掠めたんだよ!?」

    ステイル「……チッ、掠めただけか」ボソッ

    禁書「聞こえてるよ!?」ガビーン

    ステイル「冗談さ」ニッコリ

    禁書「仮にも神父ともあろう人が、不謹慎すぎるんだよ!」プンプン

    ステイル「怒りすぎは健康に良くない。飴をあげるから、糖分を補給するといい」スッ

    禁書「こ、こんな物に釣られないんだからね!」

    ステイル「いらないのかい?」

    禁書「………………………………いる」


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


    ステイル「おいしいかい?」

    禁書「うん!」ペロペロ

    ステイル「それで何か用事があったみたいだけど」

    禁書「……あれ? 私、何しに来たんだっけ?」ハテ?

    ステイル「忘れるくらいだから、大した事じゃないんだろう」ウンウン

    禁書「そうかも……なんて言うわけないんだよ! 私の完全記憶能力は健在なんだから!」

    ステイル「……ああ! あったね、確かそんな能力が」

    禁書「忘れないでほしいかも!?」ガビーン

    510 = 507 :


    CASE 203 飼育委員


    番外個体「……ねぇ、第一位」

    一方通行「ぴょンぴょこ跳ねるよ うさ太郎~♪ 必死に食べるよ うさ太郎~♪ 大好きなのは~ 新鮮なセロリ~♪」

    うさ太郎「~~~~~♪」シャクシャク

    一方通行「いっぱい食って、大きくなれよ」ニコニコ

    番外個体「きゃは☆ ミサカを華麗にスルーしてウサギと喋ってるよ、このクソヤロウ」イラッ

    一方通行「ウサギじゃねェ。こいつにはうさ太郎っつゥ立派な名前があンだろうが!」ガァァ

    番外個体「第一位が勝手にそう呼んでるだけじゃん!」ガァァ

    うさ太郎「…………」ジー

    一方通行「なンだ? セロリ、もう一本欲しいのか?」スッ

    うさ太郎「~~~~~♪」シャクシャク

    一方通行「カワイイなァ……。猫ちゃンとはまた別種の可愛さだ」ホッコリ

    番外個体「だからミサカを無視すんな!」

    一方通行「ああン? 暇なら向こうのコッコたちに飼料をやれよ。オマエも飼育委員だろうが」

    番外個体「誰かさんが勝手に決めたせいでね!」

    一方通行「よし、うさ太郎はこのくらいで十分だろ。次はコッコたちだな」カツ、カツ、カツ


    番外個体「うう、どうしてミサカがこんな目に……。早起きして動物の世話とか何の罰ゲームだよ」ガックリ

    511 = 507 :


    CASE 204 動物奇想天☆GUY


    番外個体「ねぇねぇ、上条当麻」

    上条「お、ようやくヒーロー呼ばわりをやめてくれたのか。でもなんでフルネーム?」

    番外個体「そんなことより、あれは何?」クイッ


    一方通行「この可愛らしい三毛ちゃンが、上条ンちのスフィンクスちゃンだ」

    吹寄「ほう、たしかに綺麗な毛並みのにゃんこね」ホッコリ

    姫神「何度見ても。まごうことなき美猫ちゃん」ホッコリ

    一方通行「だろォ?」

    吹寄「にゃんこもいいけど、わんこの写真は無いの?」

    一方通行「抜かりねェよ。わんちゃンの貯蔵も十分だ」ドヤッ


    上条「……違和感なく溶け込んでるのが、逆に違和感を醸してやがる」

    番外個体「クラスのみんなは第一位のアハギャハ言ってる姿なんて知らないもんね」

    上条「でもいい事じゃねーか。誰にも迷惑かけてないんだしさ」

    番外個体「かかりまくってるよ!? ミサカがどんだけペースを乱されてるか分かってるの!?」

    上条「ほとんどお前の自業自得じゃねーか。いい加減、一方通行に嫌がらせすんのやめてやれよ」ヤレヤレ

    番外個体「ふ~ん、そういう態度とっちゃうんだ?」ニヤリ

    上条「な、なんだよ」

    番外個体「あなたの不幸を加速させてあげるだけだよ♪」ギューッ

    上条「ちょ、おまっ!?」


    土御門「にゃー!? カミやんが番外個体を抱きしめてるぜよ!!」※逆です

    クラス一同「「「「「「なんだってーーーーー!?」」」」」」

    512 = 507 :


    CASE 205 四面楚歌


    番外個体「ねぇねぇ、今どんな気持ち? ねぇどんな気持ち?」ニヤニヤ タッタッタ

    上条「お前ぇぇ!! マジふざけんなっ!?」タッタッタ


    土御門「あの節操無しを捕まえるにゃー!」ドドドドド

    吹寄「上条当麻! 貴様というヤツはっ!!」ドドドドド

    姫神「君のような節操無しには。この魔法のステッキで。おしおきする」ドドドドド


    上条「誤解だぁぁーーーー!! 全部、番外個体の自作自演なんだーーーーー!!!」タッタッタ

    番外個体「ぶひゃひゃひゃ! そんなの誰も信じないってば♪」タッタッタ

    上条「お前が言うな!!」タッタッタ

    番外個体「この感じ、この感触こそミサカの本懐だよ。これから毎日からかってあげるね☆」タッタッタ

    上条「全力でお断りだあああああああああああ!?」


    クラス一同「「「「「「逃げながらイチャつきやがってぇぇーーーーーー!!!」」」」」」ドドドドド


    上条「ああもうっ、不幸だーーーーーーーー!!!!」ギャース

    番外個体「きゃは☆いい感じ♪」ニコニコ


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


    一方通行「何やってンだろうな」ヤレヤレ

    青ピ「せ、せやね」ソワソワ

    一方通行「オマエは上条を追わねェのか?」

    青ピ「そういう君はどうなん?」

    一方通行「俺にとっちゃ上条様々だぜ。クソガキの面倒を見てくれてンだからなァ」クックック

    青ピ「……君も大概変わってるんやね」

    513 = 507 :


    CASE 206 天使


    美琴「ねぇねぇ!」

    上条「…………」シーン……

    美琴「返事が無い、ただのしかばねのようだ」

    上条「……勝手に殺すなよ」ボロボロ

    美琴「あはは、こっぴどくやられちゃたわね」

    上条「うう、みんなしてボコりやがって……。上条さんには味方はいないんですか……?」

    美琴「いるじゃない」

    上条「……?」ハテ?

    美琴「私はいつだって、お兄ちゃんの味方だよ?」ニコッ

    上条「…………」プルプル

    美琴「御坂が味方? 味方が御坂……ふふっ、御坂と味方って韻を踏んでる」クスクス

    上条「妹のあまりの健気さに、お兄ちゃん感激っ!」ギューッ

    美琴「え、ちょ、ええっ!?///」ボンッ

    上条「御坂は優しいなぁー。まるで天使みたいだ」ナデナデ

    美琴「……///」テレテレ


    チャラララチャチャチャーーン♪


    上条さんの兄レベルが2に上昇した!!


    ※兄レベル2=傑出したシスコン兄貴。妹に関する事なら、普段の三倍の力を発揮できる。ただし、妹相手には必ず負ける。


    514 = 507 :


    CASE 207 ドレミの歌


    上条「ド~は竜王の顎(ドラゴンストライク)の~ド~♪」

    美琴「レ~は超電磁砲(レールガン)のレ~♪」

    番外個体「ミ~はミサカの~ミ~♪」

    一方通行「ファ~はファイブオーバーのファ~♪」

    禁書「ソ~は空から落ちてくる系のヒロイン~♪」

    打ち止め「ラ~は打ち止め(ラストオーダー)のラ~♪」

    土御門「シ~はシスコンを~♪」


    ステイル「さあ、う・た・い・ま……って、どうして僕が歌う必要があるんだ!?///」カァァ


    一方通行「クソガキの情操教育のためだ」

    打ち止め「教育番組でやってたよ、ってミサカはミサカは歌のお兄さんを思い浮かべたり♪」

    美琴「楽しければいいじゃない。ねー♪」

    禁書「うん!」


    ステイル「意味がわからないよ……」ガックリ

    土御門「郷に入れば郷に従え。人間諦めが肝心だにゃー」

    上条「……この年でお遊戯は辛いのですが」ゲンナリ

    番外個体「……ミサカも同感」ゲンナリ

    515 = 507 :


    CASE 208 ねこじゃらし


    打ち止め「ねぇねぇ、何してるの? ってミサカはミサカは尋ねてみたり」

    一方通行「…………」フリフリ

    スフィンクス「にゃっ! にゃにゃっ!!」ピョン ピョン

    一方通行「…………」フリフリ

    スフィンクス「にゃお!」ネコパンチ

    一方通行「ナイスパンチ」ニコニコ


    打ち止め「むぅ~~! ミサカも猫ちゃンと遊びたいぃぃ!!」ダダコネ


    一方通行「これは別に遊ンでるわけじゃねェ。適度な運動とストレス発散も、猫ちゃンの健康を保つ秘訣なンだ」フリフリ

    スフィンクス「……ッ、にゃん!」キャッチ

    一方通行「ナイスキャッチ。スフィンクスちゃンはカワイイなァ」ナデナデ

    スフィンクス「にゃ~♪」ゴロゴロ


    打ち止め「わかったからミサカにもやらせて! ってミサカはミサカは猫じゃらしの引渡しを要求してみる!」

    一方通行「まァいいけどよ」スッ

    打ち止め「ありがとう! ほら、猫じゃらしだよ♪ ってミサカはミサカは見よう見まねで猫じゃらしを振ってみたり」フリフリ

    スフィンクス「にゃ! にゃー!」ピョン ピョン

    打ち止め「一生懸命ジャンプしてカワイイ♪ ってミサカはミサカはご満悦」ホッコリ


    一方通行「……(最っ高の絵が撮れそうだぜェ……ってヤベェ!? 携帯のバッテリーがもう無いだと……ッ!?)」ニコニコ ガビーン


    ステイル「聖者のような微笑から、この世の終わりみたいな表情。何か悩みでもあるのかな?」

    禁書「きっと私たちには理解出来ないくらい、難しい事を考えてるんだよ」

    516 = 507 :


    CASE 209 充電


    一方通行「オイ!」

    美琴「な、なによ」ビクッ

    一方通行「この携帯を充電してくれ。オマエの能力なら一瞬だろ! 頼む!」ペコリ

    美琴「…………はい?」ハテ?


    上条「……なあ?」

    番外個体「……なにかな」

    上条「一方通行って家でもこんな感じなのか?」

    番外個体「……まあ、ね」

    上条「それでストレスが溜まるのは理解できるのですが、上条さんで発散するのは止めて貰えませんでしょうか……」

    番外個体「断固☆拒否」ニタァァ

    上条「不幸だ……」ガックリ


    ボンッ!

    美琴「あ、力加減ミスっちゃった」

    一方通行「あああああァァァァァッッ!?!?」ガビーン

    美琴「ひっ!?」

    一方通行「俺の天使たちのメモリー(今日の分)がァァ!? オマエッ!! どォしてくれihbf殺wq――ッ!?」ドバァァ!!

    美琴「あ、あ……」ガクブル


    番外個体「うおぅ、第一位がブチ切れてる♪」

    上条「ぎゃあああ!? 御坂が殺され……って、させるかああああああああああ!!!」ダダッ

    517 = 507 :


    CASE 210 ホームステイ


    美琴「う…うぐっ、えぐっ、……怖かったよぅ」メソメソ

    上条「な、泣くなよ御坂。もう怖いことはないからさ」オロオロ

    禁書「そうなんだよ! とうまがちゃんと守ってくれたから心配ないよ!?」オロオロ

    美琴「~~~~~ッッ」ギューッ

    上条「あー……トラウマを抉られたんだよな。でも大丈夫だぞ。お兄ちゃんもインデックスも傍にいて、御坂を守るから」ナデナデ

    禁書「みことを怖がらせる人は、みーんな私たちがやっつけちゃうんだよ」ギュッ

    美琴「……ありがと。でも、アイツの宝物を壊しちゃったのも事実なのよね」ションボリ

    禁書「みことは何も気にする必要ないかも」

    上条「アフターケアまでこなしてこそだろ? 一方通行にはちゃんとフォロー入れといたから」

    美琴「……?」


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


    番外個体「で、全力でそげぶされた第一位なんだけど……」


    黄泉川「おっ、その猫ちゃんどうしたんじゃん?」

    打ち止め「えっとね、ヒーローさんちからホームステイに来たの! ってミサカはミサカは撫で回してみたり」ナデナデ

    スフィンクス「にゃあ♪」ゴロゴロ

    一方通行「…………」ニッコォォ

    黄泉川「カワイイな。なんて名前なんだ?」

    一方通行「スフィンクスちゃンだ」ドヤッ

    黄泉川「いい名前じゃん。まあ世話さえしっかりしてくれれば、私からいう事はないじゃん」

    芳川「あら、可愛らしい猫ちゃんね?」スタスタ

    打ち止め「スフィンクスっていうの。すっごく賢くて大人しいにゃんこだよ♪ ってミサカはミサカは紹介してみたり」

    芳川「君、スフィンクスっていうの?」ナデナデ

    スフィンクス「にゃお!」

    芳川「ふふ、おりこうさん。それにこのモフモフした毛並み……まさにリア獣ね」クスッ

    一方通行「ホームステイ記念に全員で写真撮ろうぜ」

    黄泉川「名案じゃん! ちょっと待ってろ、昔買った一眼レフが確か……」イソイソ


    番外個体「寧ろミサカの中の、第一位のイメージがマッハでそげぶされてるんだよね……」ゲンナリ

    518 = 507 :

    といったところで今回は終了
    なんだか一方さんSSになりつつあるんで、軌道修正が必要な予感ー

    519 :

    猫ちゃんSSのはずだし必要かもな

    520 :

    おつにゃんだよ!

    521 :

    ほっこり

    522 :

    一方さんソワソワしながらお泊りに来ちゃいなよ!

    523 :

    一方さんのニッコォォが怖いよ~!
    ほのぼの最高

    524 :

    上琴イン7対番外通行止め3割がちょうどいいと思います

    526 :

    上琴がなんか違う方向にいってるけどそれはそれで仲良ければいいかも!

    みこととインデックスが仲良しってなんか嬉しいんだよ!

    527 :

    深夜だけど投下ー

    528 = 527 :


    CASE 211 目撃


    美琴「ねぇねぇ!」

    上条「はいはい、今度はなんだ?」

    美琴「晩ご飯なにがいい?」

    禁書「オムライス!」

    上条「オムライスかぁ……いいな」

    禁書「チキンとグリンピースをたっぷり入れて、ケチャップだけで味付けしたのが食べたいかも!」

    上条「あーわかるわかる。デミグラスソースとか邪道だよなー」ウンウン

    美琴「おっけー、それなら買出しせずに帰っても作れそうね」

    上条「俺も手伝うな」

    美琴「えへへ、兄妹でお料理だ♪」ニコニコ

    禁書「私も何か手伝…」

    上条「インデックスにはお風呂の掃除を頼みたいんだが!」アセアセ

    美琴「そそそ、そうね!? うん、ソレガイイトオモウナー」アセアセ

    禁書「あからさまに遠ざけられてる!?」ガビーン



    御坂「…………」プルプル

    529 = 527 :


    CASE 212 アイデンティティ


    御坂「お姉様! とミサカは語気を荒げて呼び止めます」

    美琴「あら、アンタは……」

    上条「おっす、そのペンダントは御坂妹だよな」

    禁書「久しぶりだね、クールビューティー」

    御坂「お久しぶりです……などと悠長に構えている余裕はない、とミサカはお姉様に掴みかかります」グイッ

    美琴「きゃっ、な…なに!?」

    上条「おい、落ち着けよ! 何があったのかは知らねーが、御坂に……俺の妹に乱暴するのはやめてくれ」ズイッ

    美琴「お、お兄ちゃん……///」モジモジ

    御坂「そう、それです! お姉様が妹キャラだなんて、一体全体どういう事ですか!? とミサカは説明を求めます」イライラ

    上条「あー……それはだな」カクカクシカジカ


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


    上条「――ってなわけで上条さんと御坂は兄妹になる予定……っつーかもう兄妹なんだよ」ナデナデ

    美琴「もう……恥ずかしいから頭撫でないでよ///」カァァ

    上条「おお、悪い。なんか撫で心地が良くってつい」

    美琴「べ、別に嫌ってわけじゃないのよ。……私も気持ち良かったし///」

    御坂「…………」ワナワナ

    禁書「クールビューティー?」ハテ?

    御坂「お、お姉様でありながら妹属性……? まさかのハイブリッドというヤツですか……?」プルプル

    美琴「……お兄ちゃんはとっても優しいし、妹も悪くないのよね///」テレテレ

    御坂「この泥棒猫! とミサカは自身のアイデンティティを奪った鬼畜姉に猛抗議します」プンスカ

    美琴「へ……?」

    530 = 527 :


    CASE 213 茶番


    御坂「…………」クイクイ

    上条「なんだよ。服の裾を引っ張ったりして」

    御坂「妹はミサカの個性を示す、いわば自己証明です、とミサカはあなたに目で訴えてみます」ジー

    上条「え、えーっと」オロオロ

    御坂「お姉様は既に姉でありツンデレなのです。それに加えて妹属性までなんて理不尽です、欲張りです、ズルっ子です」

    美琴「なっ!? 私はツンデレじゃないわよ!」ガァァ

    御坂「…………」シラー

    美琴「あー! 信じてないわね!」プンスカ

    御坂「ツンデレなお姉様では、素直になる事など出来ないはず、とミサカは鼻で笑います」プークスクス

    美琴「フフン、それはどうかしら?」

    禁書「情報が古いんだよ。今じゃすっかり甘えん坊さんだもんね、みことは」ヤレヤレ

    美琴「なによー、そんな風になったのは甘やかしん坊なお兄ちゃんのせいだもん」プイッ

    禁書「だってとうま? ここはみことの兄離れの為にも、少し距離を取ったらどうかな?」

    美琴「えっ?」

    禁書「あんまり兄妹でベタベタしてると、世間体が悪くなるのは避けられないかも」

    上条「そっか……御坂のためならこの上条当麻! 涙を呑んで妹離れも辞さない所存!」

    美琴「嫌よそんなの!?」ギューッ

    上条「くっ、俺だって御坂を突き放すなんて嫌だ。けどな…」

    美琴「妹がお兄ちゃんに甘えて何がいけないのよ!」ドドン

    上条「!」ピシャーン!

    美琴「誰がなんと言おうが、私はお兄ちゃんの傍にいるんだから!」

    上条「……そうだな、御坂の言う通りだ。兄が妹を甘やかして何が悪い!」クワッ

    美琴「お兄ちゃん……!」パァァ

    上条「ごめんな? 世間体とかお前のためなんて綺麗事に拘って、本当に大切な事を忘れちまうとこだった」ナデナデ

    美琴「もう、バカなんだから……///」テレテレ



    御坂「な…なんですか、この茶番は? とミサカは目の前で繰り広げられるアホなやり取りに絶句します」プルプル

    禁書「傍から見ればアホでも、当人たちが幸せなら それでいいんだよ♪」ニコニコ

    531 = 527 :


    CASE 214 ナチュラル


    美琴「ねぇねぇ!」

    上条「はいはい、今度はなんだ?」

    美琴「お花見したい!」

    上条「ああ、いいぞ。今度みんなを誘ってやろうな。弁当とお菓子にジュースを用意してさ」ナデナデ

    美琴「うん!」ニッコリ


    御坂「……ナチュラルにおねだりしてますね、とミサカは虚ろな眼差しで二人を見やります」ドヨーン

    禁書「ふふっ、桜を見るのは初めてだから楽しみなんだよ」

    御坂「あなたは彼を取られて悔しくないのですか……? とミサカは躊躇いがちに質問します」

    禁書「取られてなんかないよ?」ハテ?

    御坂「ですが……」

    禁書「私と とうまにスフィンクスが居て、その輪にみことが混ざっただけ」

    御坂「…………」

    禁書「みことのお陰で、私もとうまも笑顔がグッと増えたんだ。だから奪われるどころか、たくさんの幸せを貰ってるんだよ」ニコッ


    美琴「インデックスー! お花見に持っていきたいお菓子を教えて」フリフリ

    上条「お、おい。インデックスのリクエストを聞いてたら財布が……」オロオロ

    美琴「やーねぇ、お菓子は300円までに決まってるじゃない」

    上条「遠足かよ!?」


    禁書「ね?」

    御坂「……それはそれで妬ましい、とミサカは嫉妬の心を隠しきれません」

    532 = 527 :


    CASE 215 とばっちり


    番外個体「ねぇ、第一位」

    一方通行「ああン?」

    番外個体「最終信号が見当たらないけど、何か知らない?」

    一方通行「俺のベッドでスフィンクスちゃンと昼寝中だ」

    番外個体「ふーん……ッ!? ぎゃああああああああああああああ!?」ピロリーン

    一方通行「……?」

    番外個体「妬ましいぃぃ!! ミサカを差し置いて独り占めなんて許せないッ!!」イライライライラ

    一方通行「まァ落ち着け。確かにスフィンクスちゃンと昼寝は羨ましいが…」

    番外個体「ちっげええええええ!! ああもう! 全ミサカの嫉妬の念がミサカにぃぃ!?」ギャース

    一方通行「妹達にも圧倒的な人気なのかよ。流石だなァ」ホッコリ

    番外個体「だから猫じゃないっつってんだろ、このアホ!」

    一方通行「ハイハイ、今日は機嫌がいいからオマエの暴言も気になンねェよ」

    番外個体「くっそぉー! 誰だよ、あの人とお姉様のアホ動画をネットワークにアップしたヤツは!!」


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


    御坂「フフフ……順調に情報が伝達されています。ネットワークが嫉妬一色に染まるのも時間の問題です」ニヤ

    禁書「……悪い顔をしてるんだよ」

    533 = 527 :


    CASE 216 入れ替わり


    御坂「お姉様」

    美琴「何かしら?」

    御坂「一生のお願いがあるのですが聞いてもらえますか? とミサカは必死に懇願してみます」

    美琴「ええ、いいわよ。私に出来ることなら聞いてあげる」

    御坂「では今日一日だけで結構なので、ミサカと入れ替わって頂けませんか?」

    美琴「……は?」

    御坂「ミサカもお兄様に甘えてみたいです、とミサカはぶっちゃけます」

    美琴「だ、ダメっ!! つーか誰がお兄様よ!?」アセアセ

    御坂「…………」ジー

    美琴「そんな目で見つめてもダメだからね! お兄ちゃんは私のなんだから!」ガァァ

    御坂「ちょっとだけ」

    美琴「一口だけ、みたいに言うな!」

    御坂「ケチですね、とミサカは狭量な姉に少し失望します」ヤレヤレ

    美琴「ケチでいいもん! わ、私はお兄ちゃんとインデックスに挟まれてないと、安眠できないんだもん!」

    御坂「添い寝、ですか……。それは家庭訪問の必要がありますね、とミサカは混ぜて貰う気満々で言い放ちます」イラッ

    美琴「来なくていい!」


    上条「ハハ、これじゃどっちが姉か分からないな」

    禁書「みことがいないと寂しいよ?」

    上条「一日くらい我慢出来…………ないかもしれない」ガクガク

    禁書「でしょ?」

    534 = 527 :


    CASE 217 真・いもうと


    美琴「ねぇねぇ!」

    上条「はいはい、今度はなんだ?」

    美琴「妹がいじめる……」ウルウル


    禁書「告げ口してるんだよ……」ゲンナリ


    上条「いじめるっつってもなぁ。御坂妹はお前の妹だろ?」

    御坂「はい、ミサカはお姉様の妹です。そしてあなたはお姉様の兄ですよね? とミサカは確認します」

    上条「ああ」

    御坂「つまりミサカにとっても、あなたはお兄様なのです、とミサカは一部の隙も無い論理を披露しました」ドヤッ

    上条「……ッ!?」

    美琴「ちょ、ちょっと!? 何丸め込まれてんのよ!」

    上条「いや、一理あるかも……」ムムム

    御坂「一理ではなく真理です。ミサカが天然の妹キャラだとすると、お姉様は後付けの養殖モノにすぎません、とミサカは力説します」

    美琴「養殖ってなんだこらーー!!」ガァァ

    上条「でも鯛とかは天然より養殖の方が美味しいんだよなー」

    美琴「お、おいしいって……何バカな事言ってんの!?///」カァァ

    御坂「……ミサカを魚類と同列にしないでください、とミサカは溜息を吐きます」ヤレヤレ


    禁書「鯛……お刺身、塩焼き、煮付け、しゃぶしゃぶ、お茶漬け……」ジュルリ

    535 = 527 :


    CASE 218 姉妹


    美琴「ちょっと! アンタは妹なんだから少しは遠慮しなさいよ!」プンスカ

    御坂「お姉様こそ年長者の余裕が足りないのでは? とミサカは反論します」

    美琴「そんな事言って、余裕なんて見せたらお兄ちゃんを取っちゃうつもりでしょ!」

    御坂「…………」ニヘラ

    美琴「こらー! なんとか言いなさいよ!」


    禁書「このままじゃキリがないんだよ。ここはとうまがビシッと……って、とうま?」

    上条「ムキになってる御坂もカワイイなぁ」ニコニコ

    禁書「……痘痕も笑窪ってレベルじゃないかも」

    上条「そういうなって。一人っ子の上条さんには何もかもが新鮮なんですよ」

    禁書「この半年は私も一緒だったのに?」

    上条「お前とは兄妹ってガラじゃないし、友達ってのも何か違うよな」

    禁書「前にみことが言ってたみたいに、パートナーが一番しっくりくるかもね」

    上条「んー、やっぱペットってのが一番馴染むよな。餌やって遊んでの繰り返しだし、気に入らないとすぐに噛むし」

    禁書「と~う~まぁ~?」シャキーン!

    上条「い、インデックスさん!? ここで噛み付けば、自分の非を証明することに…」

    禁書「噛まれるような事を言う、とうまが悪いんだよーー!!」

    ガブッ

    上条「ぎゃあああっ!! 最近噛まれてなかったのに不幸だーーーー!!??」

    536 = 527 :


    CASE 219 ドッペルゲンガー


    御坂「お姉様、ドッペルゲンガーをご存知ですか? とミサカは意味深に問いかけます」

    美琴「知ってるわよ。ゴーストの進化系でしょ。……友達いなかったから図鑑を埋められなかったけど」ションボリ

    禁書「それはゲンガー違いなんだよ。ドッペルゲンガーは死期の近い人が目撃する、自分にそっくりな偽者の事」

    美琴「へぇー、そうなんだ」フムフム

    上条「そっくりさんねえ……。今更だけどお前ら見た目はそっくりだよな」

    御坂「……案外、ミサカはドッペルゲンガーなのかもしれませんよ? とミサカはお姉様に揺さぶりをかけます」ニヤリ

    美琴「ちょ、怖い事いわないでよ!?」


    禁書「…………」ササッ

    上条「…………」ササッ


    美琴「どうして二人とも距離を取るの!?」

    御坂「さあ、世にも奇妙な物語の開幕です、とミサカはお姉様に にじり寄ります」ユラァ

    美琴「え、え? アンタは妹達でしょ……?」オロオロ

    御坂「なに言ってんの? 私は御坂美琴よ」

    美琴「御坂美琴は私よ! てかいつものヘンテコな口調はどうしたのよ!?」

    御坂「…………」ジリジリ

    美琴「無言で近寄るな! こ、怖いでしょーが!」ビクビク

    御坂「ダイジョウブ、スグにコワくなくナルヨ?」ニタァァ

    美琴「ひぅ!?」ビクッ


    幻想目録「「……(助けたいけど、怖がってる姿も見ていたいッ! なんという二律背反!)」」プルプル

    537 = 527 :


    CASE 220 幽霊


    美琴「ねぇねぇ!」

    上条「はいはい、今度はなんだ?」

    美琴「あの子は妹達で、ただの10032号なのよね!?」ユッサユッサ

    上条「当たり前だろ。ほれ、右手で触ってもなんともない」ナデナデ

    御坂「……///」テレテレ

    禁書「でもドッペルゲンガーは割りとポピュラーな怪異だから、みことの恐怖心が本物を引き寄せる可能性もあるんだよ」

    美琴「じょじょ冗談でしょ!?」

    禁書「嘘じゃないよ。怪談をすると霊が寄ってくるっていうでしょう?」

    上条「へえー、んじゃ試しに百物語でもやってみるか。土御門たちも誘えば出来そうだし」

    美琴「なんで試すのよ!?」

    上条「天使が居たから幽霊もいるのかなー、って思ってさ」

    美琴「そんな非科学的なもの いるわけないじゃない!」アセアセ

    御坂「いますよ、とミサカは驚愕の事実を伝えます」

    美琴「う、うそよ! 騙そうったって、そうはいかないんだから!」

    御坂「死んでいったミサカが夜な夜な語りかけてくるのです……」

    美琴「な…なんて?」ガクブル

    御坂「上条当麻をものにしろ。お姉様に遠慮する必要はない、とミサカは自分の都合のいいように意訳します」シレッ

    美琴「…………」

    御坂「というわけで、今日一日お姉様は病院で寝泊りしてください、とミサカは確固たる意志を持ってお泊りに望みます」

    美琴「望むなっ!」ガァァ

    御坂「夜の病院は怖いですよ? 廊下から聞こえる足音や謎の呻き声、果ては…」

    美琴「いやああああ!? 聞きたくない! 聞かせないでぇぇーーー!?」イヤイヤ


    上条「よくよく考えたら御坂妹が普通に一泊すればいいんじゃねーか? 手狭になるけど問題ないだろ」ハテ?

    禁書「乙女心はフクザツなんだよ」ヤレヤレ

    538 = 527 :

    といったところで今回は終了
    ミコっちゃんはドMで、御坂妹はドS。唐突に電波を受信してしまったんやー

    539 :


    美琴がいる限り御坂妹の妹属性としてのアイデンティティは無くなりませんのことよ
    だってみんな美琴の大切な妹なんだから

    540 :

    おつにゃんだよ!

    541 :

    うむむぅ・・・

    できればクールビューティーもみことと仲良くしてほしいかも!

    それにしてもみことは愛されてるね~♪

    542 :

    久しぶりの更新ー

    543 = 542 :


    CASE 221 腹ペコ


    ステイル「土御門、一応確認したいのだが、僕におかしな所はないだろうか?」イソイソ

    土御門「特にないぜよ。柄にもなく鏡と睨めっこしているかと思えば、もしかしなくても禁書目録とデートなのかにゃー?」ニヤニヤ

    ステイル「違う! ただ昼食に誘うだけだ!」ガァァ

    土御門「世間一般じゃそれはデートのお誘いって言うんだぜい?」

    ステイル「そ、そうなのかい!?」ガーン

    土御門「ま、精々嫌われない程度に頑張るんだにゃー」

    ステイル「言われずとも……というか学校はいいのか? 上条当麻たちは朝早くに登校していたようだが」ハテ?

    土御門「多重スパイも色々と辛いんですたい。たまにはリフレッシュ休暇が必要ぜよ」グッタリ


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


    禁書「暇だったからお外に出ちゃったけど、なんだかお腹がペコちゃんなんだよ……」グキュルルル

    禁書「……そうだ! 今こそとうまから貰ったお食事券を使う時かも!」キュピーン

    禁書「そうと決まればお店を求めてレッツゴー♪」

    544 = 542 :


    CASE 222 何腹?


    ステイル「…………」ドキドキ

    ピンポーン

    ステイル「…………」ワクワク

    シーン……

    ステイル「出ない。おかしいな……」

    ピンポーン

    ステイル「…………」ドキドキ

    シーン……

    ステイル「留守なのか……」ガックリ


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


    禁書「繁華街には美味しそうなお店がいっぱいあるんだよ」キョロキョロ

    禁書「でも今の私は一体何腹なんだろう?」

    禁書「中華、イタリアン、お寿司、カレー、ラーメン……私の胃袋は何処に行きたいのかな?」

    禁書「…………」クンクン

    禁書「風に乗って漂うこのいい匂いは……焼肉! 今日のランチは一人焼肉にするんだよ!」

    545 = 542 :


    CASE 223 孤独のグルメ


    店員「らっしゃっせー、一名様ですか?」

    禁書「うん」

    店員「では、こちらの席にどうぞー」


    禁書「……(ちょっと汚い店内が、いかにも隠れた名店って感じかも)」

    店員「お冷とおしぼりです」スッ

    禁書「……(ロースターも鉄板もいい感じ。ホットプレートじゃ出せない火力がいいんだよね♪)」

    店員「ご注文はお決まりですか?」

    禁書「う~ん……とりあえずカルビに丸腸、焼野菜に……あとご飯を大盛りでお願いするんだよ」

    店員「お飲み物は?」

    禁書「ウーロン茶がいいかも」

    店員「はい、少々お待ちください」


    禁書「……(ランチタイムなせいか、お店は満員、食欲をそそる香りが充満してる)」

    ジュージュー

    禁書「……(お肉の焼ける音が私の胃を刺激するんだよ!? 店員さーん、早くお肉を持ってきて欲しいかもー!?)」ジュルリ

    546 = 542 :


    CASE 224 一人焼肉


    店員「お待たせしました。カルビと丸腸です」

    禁書「わあ、とっても美味しそう♪」キラキラ

    店員「すぐにご飯もお持ちしますね」クスッ


    禁書「さて、早速焼いてみるんだよ!」

    ジュージュー

    禁書「これこれ! この音が絶対美味しいから期待してって言ってるみたい♪」

    ジュージュー

    禁書「もう食べ頃かな?」パクッ

    モグモグ

    禁書「ッ!? おいしー♪」パァァ

    禁書「脂身が少ない割りにジューシーで歯ごたえがある、いかにも肉って肉なんだよ♪」

    ジュージュー

    禁書「タレとの相性も抜群! 甘辛で肉の味を引き立ててる! これはご飯が欲しくなる味かも」

    店員「ご飯の大盛りです」スッ

    禁書「待ってたんだよ♪ ……んー♪ やっぱり焼肉には白いご飯が一番合うんだよ」


    店員「……(美味しそうに食べるお客さんだなぁ)」

    547 = 542 :


    CASE 225 おかわり


    禁書「……(丸腸も脂のしつこさが無くて、口の中でジュワっと蕩けるんだよ)」モグモグ

    禁書「……(この店にして大正解! ……って、もうお肉が無くなっちゃった)」

    ピンポン

    店員「はい」

    禁書「えーっと追加で、カルビとロース、あとご飯もおかわり!」

    店員「少々お待ちください」


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


    禁書「……(あ、お肉にばかり気をとられてたら、お野菜焦がしちゃった……。一人焼肉って意外と忙しいかも)」

    ジュージュー

    禁書「うう、苦い……。これが失敗の味なのかな?」モグモグ

    ジュージュー

    禁書「失敗は次に活かすんだよ。よーし、ペースを上げていこう!」

    ジュージュー

    禁書「……(お肉とタレとご飯が奏でる見事なまでの三重奏! 全部がハイレベル且つ、同レベルだからこそ実現している奇跡!)」ムシャムシャ

    ジュージュー

    禁書「……(か、カラダが熱い……ッ!! 今の私はまるで人間火力発電所なんだよ! まるでみことみたい!)」ウオォォーン

    店員「こちら、ウーロン茶です」スッ

    禁書「次はハラミとサガリ肉を頼むんだよ!」

    店員「かしこまりましたー」

    548 = 542 :


    CASE 226 お会計


    禁書「食べた……もう何も入らないかも」ケプッ

    店員「お会計ですね。一万五千円になりまーす」

    禁書「このお食事券でお願いするんだよ」スッ

    店員「はい、三千円分ですね。残り一万二千円ですが現金でお支払いですか?」

    禁書「え……」


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


    教師「――であるからして」

    美琴「はぁ、退屈ねぇ。授業早く終わんないかなー」ポケー

    教師「……御坂、思いっきり本音が漏れているぞ」ゲンナリ

    美琴「ええっ!?」


    クスクス ミサカサマッタラ


    美琴「す、すみません……///」カァァ

    教師「以後気をつけるように」

    美琴「はい……///」

    ゲコッ

    美琴「……(メール……インデックスから? なになに、『たすけて』……ッ!?)」ガタッ

    教師「急に席を立ったりしてどうした?」

    美琴「早退しますっ!!」タッタッタ


    教師「理由は、ってもう居ない……」

    549 = 542 :


    CASE 227 カラダで払う


    店員「持ち合わせが無いなんて、困ったねぇ」

    禁書「い、今家族に連絡したから少しだけ待ってください……」シオシオ

    店員「お代さえ用意できるなら、うちとしても文句は無いよ。出来ないなら身体で払って貰うけどね♪」

    禁書「かか、カラダっ!? いいい、インデックスを食べたっておっ、おいしくないんだよ!?」アタフタ

    店員「いや、そういう意味じゃないんだけど」ヤレヤレ

    バンッ!

    美琴「インデックス!」

    禁書「ッ、み、みことぉ……」ウルッ

    美琴「アンタ泣いて……ッ、……一体これはどういう状況かしら?」バチバチッ!

    店員「どうもこうも其方のシスターさんが無銭飲食をしちゃったんですよ」ニコニコ

    美琴「……………………………………うちの馬鹿シスターがご迷惑をお掛けして、本当に申し訳ありません」ペコリ

    禁書「うう、ごめんなさい。でも馬鹿シスターはあんまりかも」グッスン


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


    禁書「ねぇねぇ、みこと」

    美琴「口を動かす暇があるなら手を動かしなさい」バシャバシャ

    禁書「どうして私たちはお皿を洗ってるんだろう……」バシャバシャ

    美琴「無銭飲食なんてするからでしょーが!」

    禁書「うう、立て替えてくれれば良かったのに」

    美琴「だーめ、そんなのインデックスの為にならないでしょ。ちゃんと食べた分は働いて返すのよ」メッ

    禁書「みことが厳しい……」ションボリ

    美琴「手伝ってあげてるんだから文句言わないの!」


    店員「皿洗いが終わったら店先の掃除をお願ーい」


    電磁目録「「は、はぁーい!」」

    550 = 542 :


    CASE 228 行方不明


    ドカーン!!

    ステイル「上条当麻!」

    上条「ちょ、おまっ!? 何玄関吹っ飛ばしてんだよ!?」ガビーン

    ステイル「そんな事よりインデックスは何処に居る!」

    上条「家に居ないから、外で御坂と遊んでるんだろ」

    ステイル「その二人と連絡が取れないんだ。一体どうなっている!?」

    上条「夢中で遊んでて着信に気付かないだけじゃないのか? よくゲーセンとか行くし」

    ステイル「何を悠長な! この街の治安は最悪だと言うのに!」

    上条「大袈裟だなぁ」ヘラヘラ

    ステイル「ああ……ッ、こうしている間にも彼女が」オロオロ

    上条「そんなに慌てんなって。俺たちの携帯は お互いを追跡出来るように設定してあるから、すぐに見つかるさ」



    土御門「……んな機能をつけてる段階で、過保護全開なんだけどにゃー」ヤレヤレ


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