元スレ美琴「ねぇねぇ!」上条「はいはい、今度はなんだ?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
301 :
やっとヒーローになれたのに助けたヒロインと再会できなかったんだよな初代さん
302 :
乙にゃんだよ!
303 :
乙
ステイルが幸せそうで何よりだw
305 :
とりあえずステイルに笑ったwwwwww
306 :
バレンタインネタなら>>227的な展開になってもいいはずだ!
307 :
これって誰のことなんだよ?
308 :
WAONがあるならNYAONもあっていいハズ! と主張したら失笑された……
愚痴もそこそこに投下ー
309 = 308 :
CASE 121 魔術霊装
美琴「ねぇねぇ」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「みかんとってー」ゴロゴロ
上条「自分でとれよ」ゴロゴロ
美琴「いーや、おこたから出たくないもん」ヌクヌク
上条「俺だって出たくねーよ」ヌクヌク
美琴「うー、じゃあインデックスお願いー」
禁書「無理かもー」ヌクヌク
上条「インデックスの食欲を上回るコタツの魔翌力……恐るべし」
禁書「人間を亀に変えてしまう恐怖の魔術霊装なんだよ」
美琴「ふっふーん♪ やっぱり仕舞わなくて正解だったでしょ?」ドヤッ
上条「……そう言われると仕舞いたくなる。なあ、インデックス?」ニヤッ
禁書「ふふ、そうかも」ニッコリ
美琴「ちょ、なに結託してんの!? 二人していじわるすんなやー!」オロオロ
幻想目録((いけないと思いつつも、つい いじめたくなるのは何故だろう?))ゾクゾク
310 = 308 :
CASE 122 お冠
上条「おい、御坂」
美琴「…………」ツーン
禁書「すっかりお冠なんだよ」
上条「俺たちが悪かったから、拗ねないでくれよ」
美琴「…………」ツーン
禁書「もうしないから許して?」
美琴「…………」ツーン
上条「参ったなぁ……」ヤレヤレ
禁書「こんな時は気分転換にテレビをつけるんだよ」pi
テレビ『――本日限定! セブンスミストにご来店のお客様に、先着でゲコ太マスコットをプレゼント! 是非この機会に――』
上条「はは、折角の休み、しかもこのクソ寒い日に行くヤツなんていんのかよ」ヘラヘラ
美琴「行くわよっ!!」キリッ
禁書「ええーーーっ!?」
311 = 308 :
CASE 123 兵は拙速を尊ぶ
美琴「ねぇねぇ!」
上条「いきなりテンション上げやがった……。さっきまでの不機嫌が嘘みたいだ」
美琴「細かい事は気にしない! ほらっ、さっさと準備する! 間に合わなくなってもしらないわよ!!」
禁書「うう、寒いから出たくないんだよ。二人で行ってよ」ヌクヌク
上条「俺だって嫌に決まってんだろ」ヌクヌク
美琴「限定ゲコ太なのよ!? 三人で行けば三個も貰えるのよ!?」ガァァ
幻想目録「「えー、一個でいいじゃーん」」
美琴「ダメ。観賞用、保存用、布教用に三ついるの!」
上条「鑑賞と保存は分かるけど、布教用って……」
美琴「きっとアンタたちにもゲコ太の可愛さが分かるわよ。だから一緒に来てくれる人は手を挙げて!」
幻想目録「「…………」」シーン……
美琴「それ以外は熱望とみなす!」
幻想目録「「横暴だっ!?」」ガビーン
312 = 308 :
CASE 124 限定品
美琴「ねぇねぇ!!」
上条「はいはい、ゲコ太をゲット出来てよかったな」
美琴「うんっ♪」ニッコニコ
禁書「ふふっ、寒い思いをした甲斐があったんだよ」クスッ
上条「そうだな」
美琴「三種類もあるなんて嬉しい誤算だったわね♪」
禁書「むしろ三種類で助かったのかも。もし五種類だったりしたら、無関係の犠牲者が出てたんだよ……」
上条「限定品だからなぁ。御坂も目の色変えてたし」ヤレヤレ
美琴「ゲ~コ太ぁ~♪ うちに帰ったらすぐに飾ってあげるからね」ニコニコ
禁書「まあみことの機嫌も治ったみたいだから、結果オーライかな?」
上条「タダだもんな。これがインデックスだったら財布が軽くなるから大変ですことよ」
禁書「もう! とうまは一言多いんだよ!」プンスカ
313 = 308 :
CASE 125 日用雑貨
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「ついでに日用雑貨を買っていきましょう」
禁書「そういえば歯ブラシが痛んできてるんだよ」
上条「そうだな、洗剤と柔軟剤、あとシャンプーも買い足しておくか」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「……あの、御坂さん?」
美琴「なによ」
上条「何故にシャンプーとリンス、あまつさえ歯磨き粉と歯ブラシまでゲコ太なのでせうか?」
美琴「かわいいからよ」キッパリ
上条「答えになってねえ!? インデックスからも何か…」
禁書「かわいいなら仕方ないかも」
美琴「ねー?」
上条「高校生にもなってゲコ太歯ブラシを強いられるのかよ……」ゲンナリ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
打ち止め「うう、ミサカのには猫ちゃんが入ってない……ってミサカはミサカは意気消沈」ションボリ
一方通行「チッ、俺が分けてやるから、シケたツラしてンじゃねェ」スッ
打ち止め「わあー、ありがとう! お返しにうさぎさんをあげるね!」スッ
一方通行「うさちゃン……」ホッコリ
打ち止め「本物は目の色があなたとお揃いね、ってミサカはミサカは指摘してみたり」
一方通行「!?」ガタッ
番外個体「動物ビスケットかよ……。ああ、なんとなくヒーローさんにシンパシーを感じちゃう……」ゲンナリ
314 = 308 :
CASE 126 パジャマ
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「パジャマも買い換えない? アンタの痛んできてるでしょ?」
上条「んー、まだまだ使えそうだけどなぁ」
美琴「背だって伸びてるんだし、ちょっと余裕のあるサイズに変えたほうがいいってば」グイグイ
上条「わ、わかったから引っ張るな!」ズルズル
禁書「ん? ……いいにおい」クンクン
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「無難にスウェットにするか」
美琴「よし、これがいい、これしかない、これにしなさい!」スッ
上条「なんで三段活用? ってこれゲコ太柄じゃねーか!?」ガーン
美琴「色違いもあるから、私とインデックスも買い替えちゃお♪」
上条「いやいや、ゲコ太パジャマとか無いから」
美琴「え……」
上条「うぐっ、そんな顔したってダメだからな! 上条さんは無地のスウェット(最安値)にするんです!」アセアセ
美琴「私とお揃いはイヤなの……?」ウルッ
上条「…………」
美琴「…………」ウルウル
上条「ハァ……わかったよ。もう好きにしてくれ」
美琴「うん、そうする」ケロッ
上条「ってオイ!? 嘘泣きだったのかよ!?」ガビーン
315 = 308 :
CASE 127 試食コーナー
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「インデックスが見当たらないんだけど」
上条「やけに静かだと思ったら……もしかして迷子か?」
美琴「多分、地下の食品売り場にいるんじゃないかしら」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「いいにおいはこっちから……」フラフラ
店員「新商品の試食はいかがですかー」スッ
禁書「はむっ、もぐもぐ……」パクッ
店員「おいしいでしょう?」
禁書「美味っ!! もうひとつ欲しいかも!」パァァ
店員「じゃあもう一個だけね?」スッ
禁書「はむっ、もぐもぐ……」パクッ
店員「…………」
禁書「…………」ジー
店員「もう一個?」スッ
禁書「はむっ、もぐもぐ……」パクッ
店員「……(餌をねだる雛鳥みたい……)」プルプル
美琴「案の定、餌付けされてるわね」
上条「買わなきゃ不味いよな……」ガックシ
316 = 308 :
CASE 128 侵略
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「洗面用具一式、新調してみたんだけど どう?」
上条「……三色のゲコ太歯ブラシにゲコ太コップ、ゲコ太髭剃りとゲコ太タオル。洗面所が両生類に侵略されてやがる……」
禁書「これはスゴイんだよ……」ポカーン
美琴「やっぱり好きなものは共有したいじゃない? これを機にアンタたちがゲコ太を好きになってくれたらって思うの」
禁書「う、うん。考え方は間違ってないと思うんだけど……」オズオズ
美琴「だけど?」
上条「これはないな。どう考えても逆効果だろ」キッパリ
美琴「そんな!?」ガーン
禁書「と、とうま! お風呂場とトイレも侵略されてるんだよ!?」
上条「御坂、お前……」
美琴「だ、だってぇ……寮じゃ黒子がバカにするから、使いたくても使えなかったんだもん」ショボーン
上条「わかったから!? 御坂の好きにしていいから、そんな顔しないでください!?」オロオロ
美琴「うん、そうする」ケロッ
上条「またかっ!! また嘘泣きで上条さんを騙したのか!?」ガァァ
美琴「台所も侵略完了♪」
上条「聞けよ!?」
317 = 308 :
CASE 129 チェンジで
禁書「みことみことっ!」
美琴「どうしたの?」
禁書「ゲコ太のアニメが意外に面白かったんだよ!」
美琴「!?」
禁書「子供向けかと思えば、中々丁寧な作りで大人でも十分楽しめるかも!」
美琴「じゃ、じゃあDVD観てみる?」オズオズ
禁書「うん!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「もしもし、黒子?」
黒子『お姉様あああああああ!! これはSOSサインですわね!? 今すぐ黒子が忌々しい類人猿の魔の手から…』ガァァ
美琴「ううん、そうじゃないの」
黒子『…ですわよね』
美琴「今日はね、新しいパートナーができたから連絡したのよ」
黒子『…………………………………………はい?』
美琴「インデックスっていうの。ちっちゃくて白いシスターなんだけど、あんたも知ってるでしょ?」
黒子『ちょちょっ!? お待ちになって!?』オロオロ
美琴「初めての同性の理解者なの。だから元パートナーの黒子には一番に報告しておきたくってさ」
黒子『元ってなんですの!? 現在過去未来、お姉様のパートナーは黒子だけですのにぃぃぃ!!!』
美琴「私は幸せ者ね。インデックスと楽しく遊んで、アイツが優しく見守ってくれる……黒子、私は今、世界一しあわせよ」
黒子『黒子は世界一不幸ですのよお姉様あああああああああああああああああああ!!??』ギャース
美琴「ふふ、大丈夫よ。いつか黒子にも自分だけの居場所が、きっと見つかるから」クスッ
黒子『たった今そのサンクチュアリを侵害されて、蹂躙されて、略奪されてますの!?』
上条「あれ? インデックスって俺のパートナーじゃなかったっけ? もしかしなくても上条さん、ソロになっちゃうの?」
禁書「ツインテールがとうまとコンビを組めば解決するのかも」シレッ
上条「……チェンジで」ゲンナリ
318 = 308 :
CASE 130 着る毛布、それと動物ビスケット
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「見て見て! ほら、着る毛布~♪」モコモコ
禁書「あったかいんだよ~♪」モコモコ
上条「……着る毛布なのはいいとして、なんで二人羽織みたいになってるんだ?」
美琴「んふふー、こうやってインデックスと一緒にくるまって寝るために決まってるでしょ」コロコロ
禁書「きゃあー♪ 目が回るからやめてー」キャッキャッ
美琴「あはははっ♪」コロコロ
上条「お前らの将来に漠然と不安を感じるのですが……」
禁書「とうまも混ぜてほしいの?」
美琴「でも残念! この毛布は二人用なのよ!」
上条「さいですか」ヤレヤレ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
一方通行「…………」ジー
番外個体「やっほぅ、何してんの?」ヒョコ
一方通行「…………」ジー
番外個体「それって昼間の動物ビスケットじゃん。小腹が空いてるし、ミサカに半分わけてよ」パキッ
一方通行「ッ!?」
番外個体「きゃは☆ 耳からきれいに真っ二つ♪」
一方通行「う……うさちゃンが……」プルプル
番外個体「おっ、結構おいしい」モグモグ
一方通行「………ろだ」ボソッ
番外個体「ん?」
一方通行「オマエの血は何色だァァァッ!!! 愉快に素敵に真っ二つ確定だクソ野郎があああああああああああ!!!」ガシッ
番外個体「ひぃっ!? い、痛い痛い痛い、さ、裂けちゃうってぎゃああああああああああああああああああああ!!!」ギャース
打ち止め「え、えっちなのはダメだよ! ってミサカはミサカは……///」チラチラ
番外個体「バカ言ってないで助けてぇぇぇーーーーーーーー!?」ミシミシ
319 = 308 :
といったところで今回は終了
次回は黒子のターン! っていうか上条さんと黒子で一回分やってみよう
320 :
おつにゃんだよ!
321 :
おつ
黒子のターン楽しみ
322 :
おつおつ
上条さんちが緑の物体に侵略されとるww
323 :
あれ?上条さんとワーストのフラグが立った?
325 :
乙
この調子でアイテムの皆さんあたりにも布教していけばゲコ太愛好会なるものを発足できるやもしれん
326 :
うさちゃン好きの一方通行もうまくその愛をゲコ太に誘導できれば仲間になるんじゃなかろうかw
327 :
>>318 打ち止めは何を想像したのだろうか?
328 :
そんなの大事な膜に決まってんだろ言わせんな恥ずかしい。
329 :
>>328 ヴァージンですね。わかります
330 :
ゲコ太愛会……なるほどそういうネタもありですねー。とりあえず投下ー
331 = 330 :
CASE 131 NTR?
初春「白井さん白井さん!」
黒子「ああン!?」ギロッ
初春「ひぇ!?」ビクッ
黒子「わたくし、今むしゃくしゃしていますの。下らない用事なら石の中に跳ばしますわよ?」
初春「いくらなんでも物騒ですよぅ! あそこに御坂さんがいますよ、って言おうとしただけなのに……」
黒子「お姉様ですって!?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「見事にはぐれちゃったわねぇ。携帯も繋がんないし……ったく、何処にいるのやら」ヤレヤレ
禁書「この人ごみなら仕方ないかも」
美琴「じゃあ私たちもはぐれないように、手を繋ぎましょ?」スッ
禁書「うん! とうまとも繋いでおけば良かったんだよ」ギュッ
美琴「み、見つけたらそうする……///」テレテレ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
黒子「…………」プルプル
初春「誰ですかね、あのシスターさん。すごく仲がいいみたいですけど」
黒子「冗談だと思ってましたのに……わた、わたくしのポジションがががッ!?」
初春「えー、白井さんより心を許してる感じですよ?」シレッ
黒子「う……」ジワッ
初春「鵜? 長良川のですか?」
黒子「うわああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!」ダダッ
332 = 330 :
CASE 132 類人猿
上条「くっそ、二人して迷子かよ。あいつら落ち着きないからなぁ」キョロキョロ
黒子「~~~~~~~~~ッッ」タッタッタ
上条「……白井?」
黒子「ッ!? こんの類人猿がァァァッ!!!」シュン!
上条「うわっ、テレポート!?」
黒子「あなたがお姉様を誑かしたせいで、黒子は……黒子は……」メソメソ
上条「ええっ!? 怒ってるかと思えば泣いてんのかよ!?」ガビーン
ヒソヒソ……ナニアレ? チジョウノモツレ? アノツンツンアタマ、サイテー
上条「ひいっ、なし崩しに上条さんが悪者にされてる!?」
黒子「お゛姉ざばをがえじでぐだざいまじぃぃぃぃ……」ポロポロ
チーン!
上条「こっちはこっちでお嬢様にあるまじき状態に!? つーか俺の服で鼻をかむな!!」
333 = 330 :
CASE 133 一時休戦
黒子「あ、あの……」
上条「なんだ?」
黒子「……先ほどは見苦しいところをお見せして申し訳ありません」ションボリ
上条「ん、まあ気にすんな」
黒子「しかし……」
上条「誰にだって不安定な時くらいあるだろ? それにあの程度で騒いでたら、うちのお姫様たちのお守りは務まらないっての」
黒子「…………」
上条「んで?」
黒子「……?」
上条「白井が抱えてる悩みって御坂のことだろ? 少しは力になれるかもしれないし、話してみろよ」
334 = 330 :
CASE 134 認識の違い
黒子「――というわけですの」
上条「あはは、あの二人は仲がいいからなぁ」
黒子「まったく、信じられませんの。 いつも気高く凛々しいお姉様が、公衆の面前であのような振る舞いを……ッ」ギリッ
上条「気高くて凛々しい? 御坂が?」
黒子「正にお姉様を表すために存在する言葉ですの」フフン
上条「そうか? 気高いっつーか人懐っこいし、凛々しいんじゃなくて無邪気だろ、あれは」
黒子「……はい?」
上条「いや昨日だってさ、インデックスと毛布にくるまって遊んでたぞ。それはもう楽しそうに」
黒子「そ、そんなバカな……」プルプル
上条「みんなで一緒に寝たいー、なんて我侭も言うし年相応……ていうか幼い感じだな。普段は取り繕ってるようだけど」
黒子「嘘おっしゃい! そのようなお姉様、見たことありませんわ!」ガァァ
上条「嘘じゃねーよ。なんなら家に来てみるか?」
黒子「んまっ!? へ、部屋に連れ込んで何をするつもりですの!?」
上条「何もしねーよ! てか何を想像しやがりましたかこの変態ジャッジメントは!?」
黒子「変態なんて失礼ですの!!」
上条「事実だろうが!」
335 = 330 :
CASE 135 犬猿の仲
上条「ったく、心配して損した。白井が女の子の前に、変態だってのをすっかり忘れてたぜ」ヤレヤレ
黒子「で・す・か・ら! わたくしは変態などではありませんの!!」
上条「はいはい、そうですねー」
黒子「……物わかりの悪さは正しく猿並ですの。さすが類人猿」ボソッ
上条「……完全無欠の変態に言われたくねえ。つーか俺が猿ならテメェは犬だろうが。ジャッジメントですワン」ボソッ
黒子「ぬわぁんですってぇぇぇ!!!」ガァァ
上条「わんわん! 犬語ワカリマセン」
黒子「このっ! このっ!!」ポカポカ
上条「いてっ、風紀委員が一般人に暴力を振るっていいんかよ!?」
黒子「類人猿には関係ありませんの!」ポカポカ
上条「だから猿じゃねーっつの!!」
黒子「お黙りなさい! この猿っ! バカざるっ! 類人猿っ!!」プンスカ
上条「お前こそ黙れ! この犬っ! 百合属性っ! 変態ジャッジメントっ!!」プンスカ
黒子「こ、この、減らず口をッ!!」
上条「きゃー助けてー。犬のお巡りさんに襲われるー」ボーヨミ
黒子「…………」ブチッ
上条「あれ? 今何かが切れたような音が……」
黒子「堪忍袋の緒が切れましたわ!! そこになおれ類人猿ンンンーーーーーーーッ!!!」キラーン
上条「ちょっ、鉄矢は反則だろ!?」スタコラサッサー
黒子「…………」シュッ! シュッ!
上条「ぎゃああああああああああ!? 無言で攻撃すんなぁぁーーーーーーーー!!!」
336 = 330 :
CASE 136 ケンカするほど何とやら
上条「ハァ…ハァ……御坂よりしつこい……」
黒子「ゼェ…ゼェ……だ、伊達に風紀委員を務めておりませんので……」
上条「その割には俺より息があがってんじゃねーか」ニヤ
黒子「ハァ、ハァ……男女差、しかも高校生と中学生の差もありますのに、大人気ない猿ですの」
上条「……そういえばそうだな。悪い、白井が年下なのをすっかり忘れてたよ」
黒子「ま、まあわたくしの年上の方を敬わぬ態度にも、問題があったのは認めますが」アセアセ
上条「んじゃケンカはこれでお終いってことで、仲直りのしるしに」スッ
黒子「……仕方ありませんわね」ギュッ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
初春「うわ、白井さんが男の人と握手してる! こ、これはスクープですよ!?」ピロリーン
337 = 330 :
CASE 137 発覚
美琴「ねぇねぇ!」
禁書「なにかな?」
美琴「動物ビスケットが売ってる! うわー懐かしー」
禁書「かわいい形のビスケットだね」シゲシゲ
美琴「にゃんこやウサギさんのも入ってるのよ」
禁書「みこと、一つ買っていこう!」ワクワク
美琴「そうしましょうか……って、メール?」ゲコッ ゲコッ
禁書「誰から?」
美琴「んーと、友達から。初春さんっていうんだけ……ど」ピタ
禁書「どうかしたの?」
美琴「うう、うわ、ううわ……」プルプル
禁書「み、みこと……?」オロオロ
美琴「アイツが黒子と浮気してるぅぅーーーーーーーーーーー!!??」ガビーン
禁書「浮気って……。一応とうまはフリーなんだよ?」
美琴「い、いいでしょ別に!! 心はすでにこここ、恋人も同然なんだからっ!!///」カァァ
禁書「素直に甘えられるようになっても、やっぱり みことはみことなんだよ」ヤレヤレ
美琴「放っておいてよ、もう……///」モジモジ
338 = 330 :
CASE 138 共感
上条「――でさぁ、我が家は両生類に侵略されちまったんだよ」
黒子「まったくお姉様は……。わたくしがあれ程口をすっぱくして注意しておりましたのに」ゲンナリ
上条「やっぱ白井もおかしいと思うよな。御坂は可愛いけど、あのカエルはねーよ」
黒子「あれが許されるのは小学生までですの」ウンウン
上条「俺も注意するんだよ。『もうすぐ中三なんだから、そのカエルから卒業しろ』って」
黒子「そしてへそを曲げる、と」
上条「いいや、泣き落としにくる。第三位? なにそれおいしいの? ってな感じで」
黒子「マジですの!?」ガビーン
上条「ああ……残念ながらマジだ。さっきも言ったけど、嘘だと思うなら見に来いよ」
黒子「ではお言葉に甘えてお邪魔させていただきますの」
上条「それじゃあ家に帰るか。あいつらも帰ってるだろうし」
黒子「……上条さん」
上条「うん?」
黒子「率直に申しますが、お姉様をどう思っていますの?」
上条「前にも言った通りだよ」
黒子「御坂美琴と、その周りの世界を守る――でしたか」
上条「それと俺自身の手で御坂を幸せにする、ってのも追加しておいてくれ」シレッ
黒子「……今なんと?」
上条「そういやミカンがもう無いんだった。買って帰るかなー」
黒子「嘘だとおっしゃって!? そんなのはお姉様の妄想だと! 狂言だとおっしゃって!?」アワアワ
上条「御坂から何を聞いたのか知んないけど、妄想じゃないぞ? これは御坂と直接約束したし」
黒子「ぐっ、やはり殺すっ!! 抹殺してやりますの……って、どうして手を繋いでますの!?」ギュッ
上条「こうしてれば厄介な空間移動は使えないだろ?」
黒子「は~な~せ~! 離しやがれですのぉぉーーーーー!!」ジタバタ
上条「はいはい」
黒子「むきィィーーー!! 馬鹿にしてますわね!」プンスカ
上条「ははっ、これじゃどっちが猿だか分かんねーな」ヘラヘラ
黒子「ぐるる……わんわん!」
上条「そう切り返すの!?」ガビーン
339 = 330 :
CASE 139 新旧パートナー
禁書「私はインデックスっていうんだよ。仲良くしてくれると嬉しいな」ニコッ
黒子「……白井黒子と申しますの」ジー
禁書「え、えっと……」
黒子「どういう手口ですの?」
禁書「んと、何が?」オロオロ
黒子「正直におっしゃい! どのようにしてお姉様を攻略したんですのォォォ!!」ユッサユッサ
禁書「ななななな、何を言ってるのかななななな!?」クラクラ
黒子「妬ましいっ! お姉様と同衾しているなんてぇぇーーーーーー!!!」クンカクンカ
禁書「ひゃう!?」ビクッ
黒子「微かに香るこの匂いは!? お姉様の汗のにお…」
美琴「やめんかこの変態がああああああああああああああ!!!」シュッ
バキッ!!
黒子「あふんっ!?」パタリ
美琴「相変わらず変態なんだから、って黒子!?」
黒子「ああんっ! お姉様の麗しきおみ足……すぺすべのもっちもちですわぁ~♪」スリスリ
美琴「ちょ、ちょっと! やめなさいよ!?」ゾゾゾ
上条「うわー、変態だ……」ゲンナリ
禁書「とうまが連れてきたんでしょ! なんとかして!」プンスカ
340 = 330 :
CASE 140 HENTAI
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「なんだ? じゃないわよ!」
黒子「お姉さまぁ~ん♪ 類人猿など放っておいて、黒子と熱い夜を……ぐへへ、もう辛抱たまりませんわ~~!!」ギューッ
美琴「こらっ、黒子! あ、アンタも見てないで助けてよ!?」
上条「白井やめとけ。御坂が嫌がってるだろ」
黒子「断固拒否しま…」
上条「言っとくが、うちは変態お断りだからな?」
禁書「HENTAIさんは直ちに退出してもらうかも」
黒子「チッ」サッ
美琴「ふぅ……まったく、油断も隙もあったもんじゃないわね」ヤレヤレ
禁書「大丈夫?」
美琴「うん。インデックスは黒子に近寄っちゃダメよ?」ギューッ
禁書「わわっ!? み、みこと……お客さんの前で恥ずかしいんだよ……///」テレテレ
黒子「うがあああああああああッッ!!! なんですの!? なんなんですのォォーーーーー!?」ザクッ! グサッ!
上条「ちょ、おまっ!? なに床に鉄矢を刺してんの!?」ガビーン
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「少しは落ち着いた?」
黒子「落ち着いてられるわけありませんの! そもそも何故この殿方と同居していますの!?」ガァァ
美琴「許可なら取ってるわよ」
黒子「はぁぁ? あの寮監から? あり得ませんの」
美琴「……信じられないのも無理ないか。でも特別な事情があったから認められたの」
黒子「事情……ですの?」ハテ?
美琴「そう。……あれは年の瀬の頃、バカ母の爆弾発言から始まったのよ」
上条「何か語り始めたんですが……」
禁書「しーっ! 静かに!」
341 = 330 :
といったところで今回は終了
次回はCASE 0的なお話になる予定ですー
342 :
次回は上条さんヘヴン創世記?
343 :
おつにゃんだよ!
344 :
乙!
美鈴さん一体どうやってあの寮監を納得させたんだ…w
345 :
あのTHE行き遅れに優しい一言でm(グキッ
………………あれ、俺の首って背中に付いてたっけ?
346 :
きっと合コンをセッティングしてもらったんだな。
347 :
寮監は既婚オーラに負けそうだ
348 :
寮監なら俺と結婚するから安心しろ
349 :
諸般の事情により今回は地の文があります。
読みにくかったら申し訳ないっす。ではでは投下ー
350 = 349 :
CASE 0 全てはここから始まった
美鈴「ママたち離婚するから」
御坂美琴は混乱の極みにあった。様々な事件に関わり、解決に導いた実績のある彼女をして冷静ではいられない。
それほどの破壊力を秘めた言葉が、母の口から飛び出した。
美琴「え……なに? 今日ってエイプリルフールだっけ?」
美鈴「やーねぇ、何を言ってるのよ美琴ちゃん。今は年末じゃない」
必死に現実逃避を試みる美琴に、御坂美鈴があっけらかんと現実を突きつける。母のそんな軽い態度に娘は激高する。
美琴「ちょ、ちょっと待ってよ!? 離婚するって、ええっ!?」
美鈴「美琴ちゃん、落ち着いて?」
美琴「これが落ち着いてられる状況かっ! い、いきなり離婚するなんて言われても訳分かんないわよ!」
??「まあまあ二人とも」
怒れる美琴とお気楽な美鈴のやりとりに待ったをかける第三者が現れた。誰あろう御坂旅掛その人である。
旅掛「突然の事だからね、美琴ちゃんが混乱するのも仕方ないことだと思う」
美琴「そう思うならっ!」
旅掛「だが既に決めた事なんだ。夫婦でしっかり話し合って結論を出したんだよ」
美琴「い、嫌だ。そんな……なんで? どうしてパパとママが別れなきゃいけないの!?」
諭すように語りかける旅掛を、美琴は頭を振りながら否定する。美琴は必死だった。普段は口や態度に表さないが
世間一般並みには両親を愛しているのだ。そんな娘の感情を知ってか、美鈴は美琴を優しく抱きしめる。
美鈴「大丈夫だから。ママもパパも美琴ちゃんを愛してるから」
美琴「……じゃあ離婚しないでよ」
美鈴「それは無理。ママもパパも納得してるもの」
旅掛「美琴ちゃんにはすまないと思ってる。しかし既にこの件はうちだけの問題じゃないんだ」
美琴「どういうこと……? ま、まさか誰かに脅迫されたりしてるの!?」
みんなの評価 : ★★★×4
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