元スレ銀時「……ヒロインNo.1決定戦?」
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701 = 695 :
坂本「こりゃ……わしじゃあどうにもならんか……」
似蔵「侍がどうとか言っていたアンタもその程度かい……酷く興ざめだね」
坂本「まあ……わしゃあおんしが侍じゃないと言ったのは間違いと思っちょらん」
似蔵「まだ言うかい……大した肝っ玉だ」
坂本「おんしの刀には何も籠もっておらん……そんな刀の使い方をする者をわしは侍とは呼びとうない」
似蔵「クク……刀を持ってすらいないあんたがそんな言葉を口に出来るのかい?」
坂本「フ……わしゃあ」
似蔵「!」
刹那、似蔵が背後から感じた気配……殺気……彼は一瞬で理解した。
辰馬の突撃は何の考えもなしに行われたわけではない、と。
自分をここに誘き出すだめに仕組んだ罠であったことを。
702 = 695 :
---
新八「…………っ」
しまった、意識を失っていた。一体どれだけの時間が経ったのだろう。
新八「早く……桂さんのところへ行かないと……!」
その時、新八は気が付いた。自らの傷口に布が巻かれ、血止めの処置がしてあることを。
そしてその布には見覚えがある
新八「これは……!」
それは自らの働き先、あのちゃらんぽらんの上司がいつも着ている着物とよく似ていた。
---
ターミナル屋上
似蔵「貴様……」
似蔵の背後を取った男は全力で踏み込み
「らあっ!!」
似蔵「うぐっ……!」
その片腕を斬りとばした。
坂本「言いかけじゃったな……確かに今のわしゃあ刀を持っちょらん、ただ……」
坂本「仲間(ばか)の持つ刀に魂は置いてきた……!」
銀時「誰が馬鹿だコノヤロー」
703 :
あれ、復活してたのか
応援してるよ
704 :
大丈夫!
多分アフリカかどっかはまだ8月さ
705 = 695 :
桂「ぎ、銀時!貴様……」
銀時「あーあー、とりあえず何も言うな面倒くせーから……体なんざ問題じゃねーよ」
銀時「かぶき町を巻き込んだパーチーなんざそうはねェ、来ないわけにはいかねーだろ」
銀時「なぁ……主催者の高杉くん」
高杉「フン……しぶとく生きてやがったか、銀時」
銀時「なんだオイ、感動の再会に涙でも流してくれんのか?ん?」
高杉「ああ、テメーの馬鹿面を拝んだせいで笑い転げて涙が出るところだ」
706 = 695 :
桂「……いつ以来だ、俺たち四人が一堂に会したのは」
坂本「…………」
桂「あの激しかった攘夷運動も……俺にはもはや遠い彼方のことのように感じる」
高杉「俺には昨日のことのように感じるぜ……ガキの頃も、テメーらと戦った攘夷も」
高杉「その果てに、打ち首にされた先生を見たことも……全てが頭から離れやしねェ」
高杉「……くだらねェ世界だ、腐りきった……ここまで腐りきった国を変えることなんざ出来やしねェ」
坂本「だから……国を破壊しよるか、高杉」
桂「貴様の怒りももっともだ……だが、それは……」
銀時「止めとけテメーら」
高杉「…………」
銀時「このウスラ馬鹿は口で何を言おうが聞きやしねェ」
銀時「あとは……刀(コイツ)で語るしかねーよ」
707 :
高杉「クク、馬鹿にしちゃ上出来じゃねーか……」
銀時「ターミナルの屋上で待ち構えてる時点であれだろうが……ドラクエの魔王気取りか。世界の半分くれんのか?」
高杉「世界なんざいくらでもくれてやらァ……すべてをぶっ壊した後の世界をな」
銀時「…………」
銀時「ヅラ、辰馬……あの改造刀はテメーらに任せた」
坂本「刀……紅桜のことを言っとるんか?あれはさっきおんしが腕を叩き斬ってそこに倒れちょるき……」
銀時「野郎はそれくらいでくたばるようなタマじゃねェ」
似蔵「……さすが、白夜叉だね」
709 :
続きはよォォォォォォォォォォォォォ!!!
711 :
おう
712 :
明日からアニメ銀魂復活だな~?(チラッ
713 :
打ち切りか
714 :
ヒィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
ハァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!
アニメ銀魂大復活ぅううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!
イエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイ!!!!!!!!!!!!!!!!!
715 :
まぁ、落ち着け
716 :
謝罪ってなんだろうね?
―――
銀時「…………」
新八「…………」
新八「……ちょっと銀さん、何黙ってんですか。何か言うことがあるでしょ」
銀時「……え?何?何かあったっけ?」
新八「……八月に終わらせるとか大法螺吹いて挙句の果てに二か月近く間を空けてんですよ」
銀時「……いや、あのアレだから。俺にとってはまだ八月は終わってないから」
銀時「俺の中ではいまだに夏休みだからね、真夏の太陽がギラギラしてるからね」
新八「違うだろォォォォ!!髪だけじゃなくて頭の中まで焼け焦げてんのかアンタはァァァァァ!!」
新八「こういう時は何があろうとまず謝罪でしょうが!出来損ないの政治家でもそれくらいのことしますよ!」
717 = 716 :
銀時「……一応アレだ、聞いてくんね?」
新八「何ですか、今さら言い訳すんですか」
銀時「なんつーの……事情くらい言っとかねーとまずいだろ」
新八「……簡潔にお願いしますよ」
銀時「じゃあ、こんな感じで」
718 = 716 :
某日
銀時「…………」
新八「銀さんどうしたんですか、ぐったりしてますけど二日酔いですか?」
銀時「一杯ひっかける金も今はねーよ、近頃なーんか体調が良くなくてな」
銀時「体はだるくて動かねーし?頭はたらかねーし?天パだし?新八だし?」
新八「いや後半二つ関係ないですよね……病院行ったらどうですか?」
銀時「……ババアに金借りて行くしかねーか、ロクに仕事できねーし」
719 = 716 :
病院
医者「入院だね、これ」
銀時「あの、そういうのいいんで、大袈裟に入院とか言って病院に金落とさせようとしなくていいんで」
医者「…………」
銀時「…………」
銀時「……え、マジで?」
医者「いや別に自宅療養でもいいんだけどね、入院したほうが確実な治療が出来るって話なんだよね」
銀時「マジすか先生、俺の天パも確実に治療してくれますか」
医者「あんたのそれは心の捩れだからむしろ精神科に行ったほうがいいよ」
720 = 716 :
医者「坂田さんも運が悪いねホント、この病気って普通は子供が掛かりやすいんだけどね」
銀時「アレです、俺は毎週ジャンプ読んでるんで。心はいつまでも少年なんで」
医者「もう一度死んで子供からやり直したらいいんじゃないかな?」
銀時「先生、命を扱う医者が[ピーーー]とか言っていいんですか」
721 = 716 :
――――
銀時「……みてーな?」
新八「……一か月半も入院してたんですかアンタ」
銀時「いやそれは十日くらいだったんだけどよ……ほら、あんだろ?色々と」
新八「なんでそこをフワッとした感じで誤魔化してんですか」
銀時「……いや、もう何かアレだ。俺もう何も言えねーわ、怖くて。」
銀時「怒ってんだろみんな絶対、ブチ切れてるだろ絶対」
新八「……だとしてもとりあえず、やらなきゃいけないことがあるでしょ」
銀時「……えー、八月に終わらせるとか大法螺吹いて、挙句に遅れた連絡もせず」
銀時・新八「ほんっとすいませんでしたァァァァァァァ!!」
マジすいません、今日の夜中から再開します。今度は嘘じゃないっす。
722 :
身体を壊したら仕方ないな
待ってる
723 :
ゆっくりでええよ
724 :
エタらなければいいんだ
俺のライトセイバーをながーくして待ってる
725 = 722 :
>>724
え?ペンライトがどうしたって?
726 :
なんか大なり小なり体壊してる奴多いなぁ
お大事に
728 = 716 :
桂「辰馬……!」
銀時「ヅラ、テメーは辰馬の援護に行ってくれや」
桂「なに?」
銀時「見た感じ、あの紅桜……俺とやったときよりも力が強くなってやがる」
桂「なんだと……?」
銀時「あれだ、亀仙人とジャッキー・チュンくらい違うわ」
桂「いやそれ同じ人物だろ、何も変わってないだろそれ」
銀時「ばっかお前、ジャッキーはアレだから。萬國驚天掌を使ってるからね」
729 = 716 :
銀時「とにかく、細かいこと言ってんじゃねーよ……ここは俺に任せてさっさと行っとけ」
桂「銀時……」
銀時「国をぶっ壊すなんて法螺吹きを叩きのめすのは祭り好きの馬鹿の仕事だ、お前の出る幕じゃねェ」
桂「…………」
桂「背負うつもりか……貴様は、また一人きりで……!」
銀時「背負う?なんで俺がこんな大馬鹿の面倒見なきゃならねーんだ」
桂「なに…………?」
銀時「背負う荷は二人分だ。ヅラ、テメー一人だけじゃ背負えねーだろ」
桂「…………!」
730 = 716 :
銀時「行け……そんで、必ず帰って来い。辰馬と二人で」
桂「…………」
桂「分かった……だが、必ず背負わせろ。俺と辰馬の二人でな」
銀時「…………」
銀時「分かった」
銀時・桂「約束だ」
731 = 716 :
―――
高杉「よォ、ずいぶんと長いご高説だったな」
銀時「その長いご高説を待っててくれるたァずいぶんと殊勝じゃねーか」
高杉「今生の別れだ……未練が残らねェようにしとかねーとな、テメーみたいな輩に祟られても迷惑だ」
銀時「どういう意味だコノヤロー。かけてやろうか、靴はいたら必ず靴擦れが起こる呪いをかけてやろうか」
高杉「……フン、牙は抜け落ちてもその馬鹿さ加減は昔と変わらずだな。銀時」
銀時「定春が来てから牙はもう間に合っててな、牙突はもう腹いっぱいなんだよ」
732 = 716 :
高杉「…………銀時」
銀時「あん?」
高杉「さっき、テメーは背負う荷が二人分とか抜かしてやがったが……どんな結果になろうが荷は一人分よ」
銀時「…………」
高杉「俺が勝とうが、兆に一つテメーが勝とうが……出る死体は一つだけだ」
銀時「…………」
高杉「せいぜい、死んで背負われることがねーよう神に祈りでも捧げるんだな」
銀時「なら俺の財布に取りついてる貧乏神にでも祈っとくわ、テメーの分までな」
高杉「……変わってねーのは馬鹿さ加減だけじゃねえ、その減らず口もだったか」
銀時「……だったらどうだってんだ?」
高杉「黙らせてやるだけだ、死人に口なしとはよく言ったモンだな……この上なく分かりやすいじゃねーか」
銀時「…………」
高杉「構えな……一瞬で終わっちまうぜ」
銀時「テメーに俺の『約束』は折れやしねーよ」
733 = 716 :
―――
キィン!
辰馬「あたたたた!ちょ、ちょっと待たんかい!」
似蔵「待てと言われて待つ馬鹿がどこにいるかね?」
辰馬「おまん、刀のない丸腰相手に全力出して恥ずかしいと思わんのか!」
似蔵「思わないねぇ、敵が武器を持ってない好機なら迷わず斬るべきだ」
辰馬「アッハッハッハッハッ、いやー参った!正論過ぎて何も言えんのう」
似蔵「それにアンタ……持ってるじゃないか。片手に銃を……」
辰馬「…………」
734 = 716 :
辰馬「こんな銃、無暗に撃ったところで威嚇にもならん……撃てるとすれば」
似蔵「…………?」
辰馬の口元がわずかに上がった。と同時、似蔵は背後から一つの気配を感じ取る。
それは研ぎ澄まされた刃のごとき、一撃で命を刈り取る死神を思わせるかのような
桂「――――!!」
狂乱の貴公子による―――明確な殺気。
735 = 716 :
似蔵「っ!」
体をそらし、振り下ろされる初撃の刃をかろうじて躱す。
が、この攻撃がそれだけで終わるはずもない。次に襲い来るは……
似蔵(斬り上げによる二撃目……)
似蔵はすべてを察知した。そしてその二撃目は到底躱しきることはできないものであることも。
ならば
似蔵「!」
桂が刃を反す一瞬により生まれた時間、わずかではあったが似蔵には十分であった。
斬り上げを受け防ぐことができる位置にまで己の紅桜を置いておくことは。
736 = 716 :
似蔵(防いだ……)
これで桂の二撃目も防ぎきれる、刹那の間に彼はそこまで思考していた。
そして、思考の最中で彼は聞いた。
辰馬「商人を相手にするときは話は最後まで聞くモンじゃき」
似蔵「!」
もう一人の敵の発した声を。
辰馬「威嚇にもならんこの銃を撃てるとすれば……信頼のおける仲間が援護に来てくれたときくらいじゃと」
己に向かって放たれた一発の銃声を。
737 = 716 :
似蔵「……参ったねこれは、酷い商売人もいたもんだ」
辰馬「おんしが最後まで説明を聞かんのが原因じゃき」
辰馬「ワシくらいのレベルになると、健康食品のCMで左下に小さく書かれてる(個人の感想です)はもちろん」
辰馬「洗剤CMで除菌ができるアピールでCGの洗浄イメージを見せるとき、必ず少しだけ汚れが残ってるのも見逃さん」
似蔵「っ…………!」
弾丸を受けた場所が腕や足、最悪は腹部であったっとしてもまだ戦えただろう。
だが、目の前の商人の放った弾丸。友を信頼して最後まで撃たなかったその弾丸は正確に似蔵の心臓を捕える。
やられた―――、それが『似蔵』の最後の思考だった。
738 = 716 :
桂「……間一髪、といったところか」
辰馬「いやー!あっはっは!さっすがヅラじゃき、礼を言うぜよ!」
桂「変わらないな辰馬、その人を馬鹿にしたかのような笑いは」
辰馬「あっはははは、実際に馬鹿にして笑っとるからな」
桂「斬り殺されたいか貴様」
辰馬「まあなんにしてもこれはワシの性分じゃ、こればかりは変えられん」
桂「……だが、それでいいのかもしれないな」
辰馬「…………?」
739 = 716 :
桂「変わることが悪いとは言わん。だが奴のように……高杉のように変わってしまうのなら……」
桂「…………」
辰馬「……変わっちょらんのうヅラ、相変わらず馬鹿じゃき」
桂「…………?」
辰馬「ヅラ、おんしにとって高杉はなんじゃ?」
桂「俺にとって……?」
辰馬「ワシゃ……アイツを友だと思っちょる、国を潰そうなんぞ馬鹿なことを考えとっても」
辰馬「だからこそ、ワシはアイツを止めなきゃならん。間違った道に友が進むのを黙って見てるわけにはいかん」
740 :
桂「…………」
辰馬「誰かが誤ったらそれを正す、それが昔から変わらぬ友の役目じゃき」
桂「……ああ、そうだな」
俺は何を言っていた。
変わってしまったことを嘆くばかりで、何一つとして動くことが出来なかった。
辰馬も、今まさに刃を交えているであろう銀時も、仲間を見捨てようとはしていない。
銀時『全力で、テメーをぶった斬る!』
あの時の奴の言葉、あれは高杉自身を斬るのでなく
高杉の心に打ち勝つ、その意思表示だったのか。
桂「……俺も、変わらねばな」
そう、この二人のように。
741 = 740 :
辰馬「なーにをカッコつけとるか、ヅラのくせに生意気じゃき」
桂「お前はどこのガキ大将だ」
辰馬「あはははー、まったくじ……」
その時、自らの体に流れる冷たい汗を辰馬は感じた。
それは恐怖にも似た警戒心、己の背後にいる何者かの存在に第六感が警鐘を告げた証。
桂「伏せろ辰馬!」
声を聞くや、辰馬は倒れこむように前転をする。自らの上を何かが通過するのを感じた。
空気を切り裂く感覚、わずかながらに聞こえた金属音。間違いなく太刀だった。
一瞬でも初動が遅れていたら間違いなく体は両断されていただろう。
辰馬「……すまん、ヅラ」
桂「謝っている場合ではないぞ、辰馬」
その、凶悪なまでの一撃を振るったのは
似蔵「…………」
似蔵ではない、『似蔵を支配した何か』だった。
742 = 740 :
今日はとりあえずここまでですいません
もうマジでいい加減ちゃんと完結させるんで、ホントに
743 :
乙
無理はしなさんなよ
744 :
おつ
気長に待ってるよ
745 :
乙まってます
746 :
とにもかくにも乙
747 :
銀ちゃん、20日経つよ?
748 :
銀さぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!
749 :
銀さんは犠牲になったのだ…金魂の犠牲にな…
750 :
嘘だ!
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