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元スレ杏子「気に入らねー魔法少女どもをボコボコにしてやる」
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ゆま「ね、キョーコ? このお姉ちゃんたちとはどーゆうカンケーなの?」
杏子「うーん、なんて言えばいいかな……」
ゆま「……あ!?」
杏子「お?」
ゆま「お姉ちゃんたち、キョーコとお揃いの指輪つけてる!」
マミ「ああ、これね? これは魔法しょ……」
杏子「っ! マミ!!」
マミ「えっ?! な、なに?」
ゆま「どーしたのキョーコ?」
杏子「あ、ああ、いや、何でもねーよ」
ほむら(……なるほど、そういうことね)
ゆま「……あのね、ゆま知ってるよ」
杏子「な、何をだ?」
ゆま「そのお揃いのユビワって、ケッコンユビワって言うんでしょ?」
さやか「……は、はぁ?」
ゆま「大好きな人同士でつけるんだよねー? ゆまだってそれくらい知ってるんだから!」
杏子「おいおい? なに言ってんだよお前は」
ゆま「えへへ、キョーコってば照れちゃって!」
ゆま「みんなとラブラブなのが恥ずかしいんでしょ?」
杏子「らぶらっ……!? ち、ちげーよバカ! これはそーいうんじゃなくて……」
ゆま「いいないいなぁ……ねえキョーコ! ゆまもお揃いの指輪が欲しいな!」
杏子「!」
ゆま「何でも買ってくれる約束だったよね? ゆまもおんなじ指輪が欲しい!」
杏子「……駄目だ!」
ゆま「え……どーして?」
杏子「それは……その、お前にゃまだ早いんだよ指輪なんて」
ゆま「えー?」
QB「おや、指輪が欲しいのかい? だったら僕と契約して……」
杏子(お前は黙ってろっ!)蹴りっ!
QB「きゅっぷい!」
ゆま「あれ? いまキョーコ何か蹴っ飛ばした?」
マミ《……どうしたのかしら、杏子?》テレパシー
ほむら《どうやらあの子を……千歳ゆまを魔法少女にしたくないようね》
まどか《杏子ちゃんは優しいから、あんなちっちゃな子を戦わせたくないんだよ、きっと》
さやか《……あいつのことだから多分そーだろうね》
マミ《でもあの子、指輪を……ソウルジェムを欲しがっちゃってるわ》
まどか《うん、このままだとキュゥべえと契約しちゃいそうだよ……》
さやか《……そーだ!! それならさ、あたし達の魔法で……ごにょごにょ》
ほむら《なるほど、面白い考えね》
まどか《ちょうどお返しにもなるし、すっごく良いと思うよ!》
マミ《それじゃあみんなで力を合わせて……!》
ゆま「指輪ほしい! ゆーびーわー!」
杏子「ダメなモンはダメなの!」
ゆま「ひどいっ、酷いよキョーコ! わたしとは遊びだったの!?」
杏子「どこでんな言葉覚えたんだよ!」
マミ「……ねえゆまちゃん? ちょっといいかしら?」
ゆま「う?」
まどか「えへへ、私たちからゆまちゃんにプレゼントをあげるよ」
ゆま「え? ほんと? なになに?」
さやか「ふっふっふ……じゃじゃーん! こんなんでましたー!」
ゆま「あ……指輪! キョーコのとお揃いだ!」
杏子「!? お、おい、どーいうことだ!?」
ほむら《私たちの魔法で作ってみたのよ》テレパシー
まどか《ソウルジェムの指輪ソックリでしょ?》
杏子《……なるほどな、ソウルジェムの贋作ってとこか》
マミ《銃や剣が作れるなら、って思って試してみたんだけど》
さやか《いやー、思いのほか上手くいったね》
ほむら《普段使い捨てている武器と違って消えたりしないはずよ》
まどか《四人分の魔力が込められてるもんね!》
杏子《……わりぃ、サンキューな》
ゆま「キョーコとお揃いだぁ! やったやった!」
マミ「ふふ、満足してもらえたかしら?」
ゆま「大満足だよ! ありがとうお姉ちゃんたち!」
まどか「じゃあもう指輪が欲しい、なんてワガママ言わない?」
ゆま「うん!」
さやか「よしよし、ゆまちゃんはイイコだねー」
杏子「やれやれ……」
杏子《助かったよ……おかげでコイツを魔法少女にせずに済みそうだ》テレパシー
ほむら《とりあえずは、ね》
まどか《ふふ、それにしても杏子ちゃんは優しいね!》
杏子《は?》
さやか《隠さなくたっていいって! そのコを危険なことに巻き込みたくなかったんでしょ?》
マミ《だから魔法少女のことも教えてなかった。違うかしら?》
杏子《……バーカ、そんなんじゃねーよ》
杏子《また魔法少女が増えたらアタシの取り分が減っちまうだろ?》
杏子《ライバルを予め潰しておきたかった。それだけのことさ》
マミ《くすっ……》
ほむら《相変わらずね、貴女は》
さやか《ま、そーいうことにしておいてあげるよ》
杏子《けっ、うるせーやい》
杏子「……なあ、ところでマミたちはこのあと暇なのか?」
マミ「え? ええ、とりあえず予定はないけれど」
杏子「だったら一緒にメシでも食おうぜ、せっかくみんな揃ってるわけだしさ」
まどか「うん、良いね! ゆまちゃんのことももっと知りたいし」
ほむら「反対する理由はないわ」
杏子「ゆまもそれで良いか?」
ゆま「うん! ゆま、お姉ちゃん達と仲良くなりたいな!」
さやか「へー、うれしーこと言ってくれるじゃない?」
マミ「ふふ、それじゃあ……どこかお店に入りましょうか?」
まどか「賛成ですっ!」
杏子「おう!」
さやか(はあ……結局、杏子に恋人なんていなかったわけだ)
さやか(……良かった……)
さやか(…………)
さやか(っ!? あ、あたしってば何でほっとしてんのよ!?)
さやか(べ、別にあいつに恋人がいようがいまいがカンケーないし!)
さやか(ただ、その……そうよ、ライバルと競い合う時間が減っちゃうかも、って思ってただけで)
さやか(嫉妬とかそーいうんじゃないんだから!)
マミ(うふふ、杏子に喜んでもらえてよかったわ)
マミ(でも……良く考えるとゆまちゃんに指輪をあげただけで……)
マミ(杏子自身には何も贈ってあげてないのよね)
マミ(……今度、二人っきりのときにプレセントしちゃおっかな?)
マミ(魔法を使えばいろいろと作れそうだってことが分かったし……)
マミ(たとえば……あんなものやそんなものとか)
マミ(それとも……)
マミ(きゃっ! わ、わたしったら何考えてるのかしらっ!)///
ゆま(あれ……そういえば?)
ゆま(お姉ちゃん達からは指輪を貰ったけど……)
ゆま(結局キョーコからは何も買ってもらってない!)
ゆま(うう、ずるいよキョーコ!)
ゆま(うやむやにして誤魔化そうったってそーはいかないんだから!)
ゆま(えっへっへ……今度3倍にして返してもらうんだからね!)
見事な復讐じゃないか
次回は一体だれが絶望すると言うのか……
次回は一体だれが絶望すると言うのか……
今年も杏子ちゃんがおにちくな所業をたくさんしますように
もうダメだ
俺もおにちくになってしまったようだ
もうダメだ
俺もおにちくになってしまったようだ
しかし杏子ちゃんが天国に行ってしまったからにはいくら復讐したところで…
まったく、あれだけの鬼畜をしながら地獄じゃなくて天国に行ってしまうあたり、極悪非道な仕打ちやでぇ
まったく、あれだけの鬼畜をしながら地獄じゃなくて天国に行ってしまうあたり、極悪非道な仕打ちやでぇ
>>717
つまりどうやっても杏子の勝ち逃げということなんだよ!なんて鬼畜なんだ・・
つまりどうやっても杏子の勝ち逃げということなんだよ!なんて鬼畜なんだ・・
日本人の感覚というか、どうしても死んだ人間を憎むことはできない…
憎ませてもくれないなんて、非道にもほどがあるだろう、なあ…
憎ませてもくれないなんて、非道にもほどがあるだろう、なあ…
乙
こんなおにちくがあっさり死ぬなんて、そんなの絶対おかしいよ!
こんなおにちくがあっさり死ぬなんて、そんなの絶対おかしいよ!
フリーザに殺されたはずの悟空の親父だって実は生きてたって公式設定ができたんだから、まだどこかで元気におにちくやってるさ
明日朝早いってのに更新来てただと…どこまでおにちくなんだあんあん!
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」668からの分岐改変が起きない平行世界
もし改変が起きない平行世界のマミがシャルロッテに死ななかったら OR マミ死亡後にまどかがマミ、QBの蘇生願いを願ったら
魔法少女全員生存ワルプルギス撃破
誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
もし改変が起きない平行世界のマミがシャルロッテに死ななかったら OR マミ死亡後にまどかがマミ、QBの蘇生願いを願ったら
魔法少女全員生存ワルプルギス撃破
誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
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このSSは杏子ちゃんがおにちくですが予定を変更して
ざんねん! さや仁編でした!
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このSSは杏子ちゃんがおにちくですが予定を変更して
ざんねん! さや仁編でした!
~学校・薄暗い体育倉庫~
さやか「あーもぉっ! どーして開かないのよ!」ガチャガチャガチャ!
仁美「……どうやら完全に閉じ込められてしまったみたいですわね」
さやか「はぁ……体育倉庫に閉じ込められるとかベタ過ぎでしょ……」
仁美「まさか実際に経験することになるなんて思ってもみませんでしたわね……」
さやか「そーだね……」
さやか「……うーん、思い切り蹴飛ばせば開くかな?」
仁美「や、やめてくださいましっ」
さやか「あはは、冗談だよ」
さやか(ホントに本気でやったら、ドアが粉々になっちゃうだろーしさ)
仁美「困りましたわね……携帯電話も手元にないですし」
仁美「それに……くしゅん!!」
さやか「大丈夫? 寒いの?」
仁美「はい、少しだけ……」
さやか「体育で汗かいた後だもんね……体操着だし」
仁美「早くどなたか気が付いてくださると良いのですけど……」
さやか「ま、すぐにまどかが来てくれるでしょ。少しの辛抱だって!」
仁美「そう……ですわよね」
さやか「うんうん」
さやか(テレパシーで呼べばいいだけのことだもんね)
さやか《まどかー? 聴こえるー?》テレパシー
まどか《はい、まどかです》
さやか《あっ、まどか? あたしあたし! ちょっと助けてほしいんだけど!》
まどか《ただいまテレパシーに出ることが出来ません》
まどか《御用のあるかたはピーッという発信音の後に――――》
さやか(ありゃりゃ、まどかはマナーモードになってるみたいだ)
さやか(仕方ない、ほむらを呼ぶかな)
さやか《ほむらー? ほむほむー?》
ほむら《……おかけになった魔法少女は、ただ今テレパシーが届かないところにいるか、電源を切って――――》
さやか(ほむらは電源切ってるのか。マメだなー)
さやか(うーん、ちょっと悪いけど……マミさんに助けてもらうしかないみたいだ)
さやか《あのー、マミさん? お願いが……》テレパシー
マミ《ぷー、ぷー、ぷー》
さやか(通話中だ……困ったなー)
さやか(わざわざ杏子を呼ぶほどのことでもないし……キュゥべえ呼んでも意味ないし)
さやか(やれやれ、純粋に待つしかないみたいねー)
さやか(誰か来てくれるまで……仁美と二人っきり、か)
仁美「さやかさん? 先程から難しい顔をされて……どうかしましたの?」
さやか「えっ、ああ、別になんでもないよ」
仁美「はッ!? まさか私のブルマ姿に欲情して、いやらしい想像を……!?」
さやか「ええっ!?」
仁美「いけませんわっ、密室だからってそんな破廉恥な行為をするなんてっ!」
さやか「いや、んな馬鹿な……」
さやか「…………」
さやか「ぐへへ、バレちまっちゃしょうがねぇ……太股をナデナデさせろー!」
仁美「きゃーっ♪」
さやか「……ぷっ」
仁美「……くすっ」
さやか「あははっ! なんか久しぶりだね、こーいうバカなやり取りするのも」
仁美「ふふっ、そうですわね」
仁美「さやかさんもまどかさんも、最近お忙しいみたいでしたから……」
さやか「……ゴメンね、仁美」
さやか「ちょっと色々あってさ、なかなか話す時間が取れなかったんだ」
さやか「その、別に仁美のコト嫌いになったとか……そーいうんじゃないからね、絶対!」
仁美「ふふっ……大丈夫、わかってますわ」
さやか「……恭介とはどーなの? 仲良くやってるわけ?」
仁美「それが……恭介さん、コンクールに向けての練習が忙しいみたいで」
仁美「あまり一緒にいる時間がありませんの……」
さやか「えー、マジ? 恭介ってば、こーんなに可愛い恋人をほったらかしにしてるんだ?」
さやか「仁美に寂しい想いをさせて……罪な奴だねぇまったく」
仁美「ふふっ……でもそんなふうに、ヴァイオリンに真剣な恭介さんだからこそ……私は好きになったんです」
さやか「あーはいはい、お熱いですなー」
仁美「それに私、寂しくなんかありませんのよ?」
さやか「え、なんでさ?」
仁美「実は私……つい先日、新しいお友達が出来ましたの」
仁美「その方のおかげで最近は毎日が充実してますのよ」
さやか「へー、もしかして……浮気?」
仁美「違います! もうっ、さやかさんたら酷いですわ!」
さやか「ごっ、ごめんごめん」
仁美「そもそもその方は女性ですのよ? 浮気だなんて……」
仁美「……浮気、だなんて……」
仁美「………ぽっ」///
さやか「ちょっ!?」
さやか「え、えーと。それで、その新しいお友達ってのはどんなコなの?」
仁美「うふっ、実はさやかさんも良く知ってる方ですのよ」
さやか「へえ? 誰だろ……」
仁美「ポニーテールが良くお似合いで……」
さやか「ふむ」
仁美「ちょっぴりネコさんみたいな釣り目で」
さやか「ほうほう」
仁美「お菓子が大好きで、いっつも何か食べていらっしゃって……」
さやか「ん……? え、もしかして……」
仁美「うふふ、お分かりになりました?」
仁美「私、佐倉杏子さんとお友達になりましたの!」
さやか「ええーっ!? ウソ、いつ知り合ったの!?」
仁美「実は……」
仁美「あんこちゃんあんあん!」
仁美「……と、いうわけなんです」
さやか「そっか、そんなことが……」
仁美「はい、危ないところを助けていただいて……」
さやか「……じゃあ、仁美にも話さなきゃだよね」
さやか「あたし達の、秘密」
仁美「……聞かせてくださいますか?」
さやか「うん、あたしね……」
さやか「あんこちゃんあんあん!」
さやか「……ってなわけなんだ」
仁美「魔法少女……それに、魔女ですか……」
さやか「そ。仁美が操られた、っていうのも魔女の仕業」
さやか「……信じらんないだろーけど、ホントのことなんだ」
仁美「いいえ……私信じますわ、さやかさんのこと」
仁美「私の大好きなお友達が、嘘をつくはずなんてありませんもの!」
さやか「仁美……」
さやか「ふふっ……ありがと」
仁美「今の話だと、さやかさん以外にも魔法少女はいらっしゃるみたいでしたけれど」
さやか「あ、うん。あたしだけじゃなくて杏子もそうだし……」
さやか「まどかもほむらも、あと三年の巴マミって人も魔法少女なんだ」
仁美「まあ! まどかさんも暁美さんもなんですか?」
仁美「最近やけに仲が良いと思ってましたけど……そういう理由があったんですのね」
仁美「……ちょっぴり、仲間外れになった気分ですわ」
さやか「ごめんね、内緒にしててさ」
さやか「……でもね仁美、魔法少女になろうなんて思っちゃダメなんだからね?」
仁美「あ……同じようなことを杏子さんにも言われました」
仁美「アンタに出来ることじゃないから、首を突っ込むな……と」
仁美「……やっぱり、命の危険があることだからですか?」
さやか「うん、それもあるんだけど……」
仁美「?」
さやか「……この指輪、さ。キレーでしょ?」
仁美「えっ? あ、はい。ソウルジェムっていうんですわよね?」
仁美「……何と無く、不思議な雰囲気を持った指輪だと思いますわ」
さやか「仁美は鋭いね」
さやか「これね……あたしの魂なの」
仁美「たま、しい……?」
さやか「そう、魂」
さやか「いまここにあるあたしの身体は単なる人形で……」
さやか「このちっぽけな指輪こそが、あたしそのものなんだ」
仁美「そ、そんな……!?」
さやか「魔法少女はその魂をソウルジェムに変えられてしまうの」
さやか「コレがないと死んじゃうんだよ、あたしたち魔法少女って」
さやか「その代わりにソウルジェムさえ無事ならどんな怪我も治っちゃうから……」
さやか「便利といえば便利なんだけどさ、あはは」
さやか「……けどそんなゾンビみたいな身体になんかなりたくないでしょ?」
さやか「だからさ、魔法少女になんてならないほうがいいんだよ」
さやか「じゃないと、あたしみたいに……ゾンビにっ……」
さやか「あ、あれ? おかしーな。目にゴミでも入ったかな、えへへ……」ゴシゴシ
仁美「…………っ」
仁美「さやかさんっ……」ぎゅっ
さやか「え、ちょ、仁美?」
さやか「あ、あはは。やだなあ、いきなり抱き着かないでよ」
仁美「……大丈夫。大丈夫ですわ」
仁美「さやかさんは、ゾンビなんかじゃありません」
さやか「……!」
仁美「だって……だってさやかさんはこんなにも温かいですもの……!」
仁美「さやかさんはさやかさんです。私の、大切なお友達にかわりありませんわ!」
さやか「仁美……」
仁美「だから……そんなふうに自分を傷付けるのはやめてください、さやかさん……」
さやか「う……うう……」
さやか「仁美……仁美ぃ……!」グスッ
…………。
さやか「はは……みっともないとこ見せちゃったね」
さやか「……もう吹っ切れたつもりだったんだけどさ」
さやか「仁美に話したら、なんだかまた悲しくなっちゃって……泣けてきちゃった」
さやか「ごめんね、仁美」
仁美「謝らないでください、さやかさんが頭を下げる理由なんてありませんわ」
仁美「さやかさんの本当のお気持ちを聞かせてもらえて……私、嬉しいくらいですもの」
さやか「あたしもあんあん泣いて、なんだかスッキリしたよ」
さやか「……ね、仁美。約束して? 魔法少女になんかならないって」
仁美「……はい」
仁美「でもその代わりに、困ったことがあったら何でもおっしゃってくださいね」
仁美「微力ながら皆さんのお手伝いをさせていただきますわ」
さやか「うん、ありがと」
さやか「あっ……それと!」
仁美「?」
さやか「あたしが泣いたなんて……皆には内緒なんだからね!」
仁美「うふふっ……わかってますわ、さやかさん」
ゴンゴンッ!
「さやかちゃん、仁美ちゃん! 中にいるの?!」
仁美「あら、この声は……」
さやか「まどかだ! 助けに来てくれたんだ!」
さやか「おーいまどかぁ! 早く開けてくれーい!」バンバンバン
「……いま開けるから静かにしなさい」
さやか「おっ? ほむらも来てくれたの?」
ガチャガチャ...
ガチャンッ
まどか「さやかちゃん! 仁美ちゃん!」
さやか「おぉー、あたしの嫁ー! 会いたかったぞー!」抱きっ!
まどか「きゃっ、や、やめてよさやかちゃん!」
仁美「まどかさん、暁美さん、助けていただいてありがとうございます」
まどか「えへへ、どういたしまして」
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