私的良スレ書庫
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元スレ杏子「気に入らねー魔法少女どもをボコボコにしてやる」
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ほむら「…………」
さやか「おーいまどか、ほむらが怖い顔してるぞー」
まどか「あっ、か、勘違いしないでねっ? 私が一番大好きなのはほむらちゃんなんだからっ!」
ほむら「そう。嬉しいわまどか」
ほむら「ところで佐倉杏子。ちょっとお話ししたいことがあるから来てもらえるかしら?」グイグイ
杏子「ちょっ、耳引っ張んな! いてててっ!」
まどか「ほ、ほむらちゃん!? どこ行くの!?」
ほむら「人の来なそうな体育館裏よ。屋上でもいいわ」
さやか「何処のだよ! ……って消えた!?」
マミ「わ、わざわざ時間停止を使ったの……?」
まどか「ほ、ほむらちゃーん!!」
QB(……わけわかんないよ!)
QB(みんな杏子に騙されてたって言うのに……)
QB(なんであんなに楽しそうに笑うんだろ?)
QB(そんなに杏子が好きなのかな)
QB(感情がないボクにはさっぱり理解出来ないや)
QB(…………)
QB(……でも、杏子が生きてたってことは)
QB(また彼女にシャンプーして貰えるかもしれないよね……?)
QB(……きゅっぷい!)
………………
…………
……
まどか(……こうして、私たちはワルプルギスの夜を乗り越えることが出来ました)
まどか(街への被害もごく僅かで……)
まどか(軽い怪我をした人が何人かいたみたいだけど、死傷者はゼロ)
まどか(『大災害を耐え抜いた奇跡の街、見滝原!』なんてニュースにもなっちゃいました)
まどか(みんなの笑顔を守れたのは……全部、杏子ちゃんのおかげです)
まどか(……あれから、杏子ちゃんはまたマミさんの家で暮らし始めました)
まどか(時々さやかちゃんとケンカもするけど、それは信頼する仲間だからこそで……)
まどか(みんなで一緒の時間を過ごせて……私、とっても幸せです!)
まどか(こんな毎日がずっと続いてくれればいいなぁ……)
全部杏子の意のままかよ…
QBも堕とされるとか…バッドエンドすぎるだろ…
QBも堕とされるとか…バッドエンドすぎるだろ…
なんなんだよ・・・人を弄びやがって杏子のくせに杏子のぐぜに・・・
誰も杏子が残虐非道な鬼畜であることに気付けない…
見滝原はもう駄目だぁ…
見滝原はもう駄目だぁ…
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このSSは杏子ちゃんが残虐行為を繰り返すSSでした。ご注意ください。
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このSSは杏子ちゃんが残虐行為を繰り返すSSでした。ご注意ください。
~廃墟と化した教会~
杏子「ただいまー、ってか?」
杏子「……うわっ、ヒデーなこりゃ。こんなに散らかっちまって……」
杏子「この前の嵐のせいだな……まったく、ワルプルギスのヤローめ」
杏子「しゃーない、気合い入れて掃除するか」
杏子「こんなことならアイツらに手伝ってもらうべきだったかな……」
杏子「……いや、コレはアタシがやらなきゃいけないんだ」
杏子「アイツらの手を借りるわけにはいかねーよな」
………。
杏子「よいしょっ、と」
杏子「ん。あらかた片付いたな」
杏子「もうこれくらいで充分だろ」
ヒラリ...
杏子「あっ……?」
杏子「写真……か」
杏子「こんなもんがまだ残ってたなんて、な」
杏子「……父さん」
杏子「母さん……」
杏子「モモ……」
杏子「……天国なんてモンがあるかどーか知らないけどさ」
杏子「アタシも、ようやく皆と同じトコに行けそうだよ」
杏子「……うん、そうなんだ」
杏子「アタシ……もう死んでるんだ」
杏子「この前の嵐の時に、ワルプルギスっていうスゲー化け物と戦ってさ」
杏子「相打ちになって死んじゃったんだよな、これが」
杏子「……今ここにいるのは幻。まあ幽霊みたいなもんさ」
杏子「凄いだろ? アタシの周りの連中も、誰も気が付いてないんだぜ」
杏子「マミも、さやかも、まどかもほむらも、アタシが死んでることを知らないんだ」
杏子「……今日も何も言わずに出て来たからさー、きっと不思議に思うだろうね」
杏子「いつまで待ってもアタシが帰ってこなくて、さ」
杏子「アイツらは馬鹿だから、一生アタシの帰りを待ち続けるだろうなー」
杏子「ふふ、想像しただけで笑えるよ」
杏子「最期まで極悪だろ? アタシってばさ」
杏子「父さんの言う通りの邪悪な魔女になってやったよ、あはは」
杏子「……ふう、いっぺんに話したせいかな? やけに疲れちまった」
杏子「アタシも……そろそろ休ませてもらおうかな……」
杏子「……よっこらしょ」ゴロン
杏子「はは……さすがに木の床は寝心地悪いな」
杏子「まあ贅沢も言ってらんねーか……」
杏子「…………」
杏子「……おやすみ、皆……」
「――――杏子ぉっ!!」
杏子「……?」
さやか「待ちなさいよ! なに黙って居なくなろうとしてんのよ!」
マミ「お願い杏子っ……私たちを置いていかないで!」
まどか「杏子ちゃんっ! 死んじゃやだよぉ!!」
ほむら「私はまだ、貴女に恩を返してないわ……!」
杏子「――――ははは」
杏子「最期の最期で、アタシの計画は大失敗に終わっちまったみたいだね……」
さやか「なに言ってんのよ……! んなトコで寝てないで起きなさいって!」
杏子「あーあ……仕方がねーな」
杏子「こーなったら悪党らしく捨てゼリフでも遺していくかなあ……」
マミ「馬鹿っ……! 変な冗談はやめてよ!!」
杏子「マミ……アンタはお姉さんぶってるのがウゼェんだよ」
マミ「えっ……?」
杏子「変に気を使うんじゃねーよ……一つしか歳が違わねーんだからさ」
マミ「……うん、うんっ、分かったわっ……」
杏子「さやか……アンタは無理して明るく振る舞ってる時があるよな」
さやか「何よ……それの何が悪いのよっ……!」
杏子「……ガマンする必要なんてねーんだよ。泣きてーときは泣け、バカ」
さやか「うるさいっ……! 今はそんなことどうだっていいでしょ!」
さやか「だから杏子……お願いだから……いかないでよぉ……!」
杏子「そーそー……そうやって泣けばいいさ」
杏子「ほむら……アンタは一人で何でも出来ちまうトコが気に入らねーな」
ほむら「いいえ……私は……皆がいなきゃ何も出来ないわ……」
杏子「……なんだ、分かってんならいいんだよ」
杏子「後は……まどか以外の仲間も大事にしてやれよ……?」
ほむら「……貴女もっ、その中の一人よ……! 貴女を……失いたくない!」
杏子「はは……冗談はよせって……」
杏子「……まどかは……アタシが言いたいこと、分かるよな?」
まどか「えっ……?」
杏子「……もっと自分を大事にしろ」
杏子「アンタが傷付いたら悲しむヤツが周りにいる、ってこと……忘れんじゃねーぞ……」
まどか「杏子ちゃんだって! 杏子ちゃんがいなくなっちゃ、私も、皆も、悲しいよぉ!!」
杏子「ばーか、アタシはいいんだよ……」
まどか「なんでっ……なんでそんな……!!」
杏子「あー……言いたいこと言ったからスッキリした……」
杏子「負け犬の遠吠えってのも、良いもんだな……」
杏子「もう……思い残すこともねーや」
まどか「やめてよっ……縁起でもないこと言わないでよぉ……!」
杏子「……ああ……最期に、もう一つ言わせてもらうよ……」
杏子「……アタシさ……ホントは、アンタ達のこと……」
杏子「――――……。」
まどか「え……? 何? 聞こえないよ杏子ちゃんっ……!」
ほむら「っ!? 佐倉杏子の身体が……消えていく……!!」
さやか「待って……待てって言ってるだろ! 行かないでよ、杏子ぉ!」
マミ「また……また家族を失うなんて……そんなの嫌ぁ……!!」
杏子(……じゃあな、みんな……)
まどか「杏子ちゃんっ……杏子ちゃぁぁぁん!!」
~数ヶ月後・魔女の結界内部~
マミ「美樹さんっ、使い魔がそっちにいったわ!」
さやか「おっけー任せて! てりゃあああ!!」
ズバズバズバ!
使い魔「ギィャァァァ...」
さやか「うっしゃ、ちょろいもんね!」
まどか「さすがさやかちゃん!」
ほむら「……とりあえず、使い魔は一掃できたみたいね」
マミ「あとは、この奥にいる魔女を倒すだけね!」
さやか「さやかちゃん大活躍! のおかげで楽勝ですねー」
ほむら「ええ……今日のさやかは特に良い動きだと思うわ」
さやか「おっ?」
マミ「暁美さんが美樹さんを褒めるなんて珍しいわね」
ほむら「せ、正当な評価をしただけよ」
まどか「うふふ」
マミ「でも確かに最近の美樹さんは凄いわね。何かコツを掴んだみたいな……」
さやか「あ……うん、ちょっと杏子に助言されたことを思い出してさ」
さやか「参考にしてみたらスッゴい戦いやすくなったんだよねー」
まどか「へぇー、そうなんだ?」
ほむら「杏子はさやかのことを良く見ていたものね」
さやか「……最近になってようやく分かったよ。あいつのアドバイスって凄い的確だったんだね」
さやか「なんてゆーか? あたしへの愛が込められてるってゆーか? あははっ」
マミ「わ、私だって杏子に愛されてたわっ」
マミ「必殺技も考えてもらったもの!」
ほむら「何を張り合ってるのよマミ……」
まどか「私がこうして皆と一緒に居られるのも杏子ちゃんのおかげだし……」
まどか「杏子ちゃんは……私たちに沢山のものを残していってくれたんだね」
ほむら「そうね……」
まどか「そ、それに……ほむらちゃんとも、らぶらぶになれたし……」ピトッ
ほむら「も、もうっ、まどかったらこんなとこで……」
まどか「えへへ……」
ほむら「うふふ」
さやか「あー……ごほんごほん」
マミ「……そういうのは二人っきりの時にしてくれないかしら?」
ほむら「あっ、ご、ごめんなさい……」
まどか「つ、つい……その……」
QB(……佐倉杏子、キミは本当に恐ろしい魔法少女だったよ)
QB(キミの悪意がどれだけ皆の心を傷付けたことか……)
QB(……でも残念だったね)
QB(キミという巨悪に打ち勝ち、みんなはまた一つ強くなった)
QB(くじけることなく彼女たちは今も戦い続けているよ)
QB(悪は滅び、必ず最後に正義が勝つものなのさ……この世界は)
QB(…………)
QB(首輪、そろそろ買い替えないとなあ……)
さやか「……そういえば今日はこの後、マミさんが晩ご飯をご馳走してくれるんだよね?」
マミ「ええ。マミさん特製のスペシャル野菜カレーが用意出来てるわよ♪」
さやか「おおっ、こりゃノンビリしてらんないや」
まどか「早く魔女をやっつけちゃわないとね!」
ほむら「ふふ……そうね」
マミ「それじゃ、みんなやる気も充分みたいだし……行きましょうか!」
さやか「おうっ!」
まどか「はいっ!」
ほむら「ええ!」
/Y: : l: : : : : : ヽ:::::ヽ: : : : `ヽ、:::::ヽ: :\::::::::::::::::、
/: /: : {: : : : : : ヽ:ヽ::::::ヽ: : : : : :\::::ヽ: : \:::::::::::::、
/: :/: : : :i{: :ヽ: : : : : :\: ヽ、: : :――,: :ヽ: : : :\: :::::::.:、
/: : : l: : iヽ{ ヽ、:ヽ: : : : : :\、:ヽ:、: : : : : : : ヽ: : : : : ヽ::::::::ヽ
l: : : :|: : :l:.i、ヽ>: ヽ: : : : : 、: ヾ、: ヽ:\: : : : : ヽ : : : : :.ヽ::.:::::\
|:/ .|:/i: : : l「´,ゝ、 _,>:ヽ: : : ヽ、Y´_ヽヽ: : : : : :ヽ: : : : : : : : :.:.:.:.:`ヽ、
レ i/ l:i: : ヾ rTリ ' ヾ、ヽ: :ヽ>{, ヽ: : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : :.:.:.:::::::`::ヽ..、
' ヽi、: :iヽ |;.} ヽ:ヽ: :.l }'ヽ ノ: : : : : : : : :ヽ: : : : : : ::::::::::ヽ`ヽ、:::::::::::`::ー..-..、
ヽヽノ ' ヽ:.i: :| -,'イ: : : : : : : : : : : ヽ::::::::::::::::::::::::::::ヾ/` ゙ ー--::::::::::::::
ヽ 、 !:|、:| | l: ヽ: : : : : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:ヽ.、  ̄ ̄
ヽ _, ! / ヽ: ヽ: : : : :\: : : ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::゙ ー-..、_
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{ ヾ' .! / ___ -_- , ` -- (::::::::::::::::::::::, '
ヽノ ,ノ ,、__ /r,. - '´ ´ l ゙ ゙ ::::::::::::::,:'
≪……頑張れよ、みんな……≫
これにてこのSSは完結です。
皆さんのご声援のおかげで悪は滅び、ハッピーエンドを迎えることができました。
悪が支配するバッドエンドも考えていたのですが、
やはりQBが言っていたように最後に
正義が勝つ結末でなければならないと思いなおし、この結末になりました。
5か月間もの長い間お付き合いいただき本当にありがとうございました。
幻……だった……だと?
優しい言葉をかけてから死んじゃうあんこちゃんマジ悪逆非道
悪逆……非道………
優しい言葉をかけてから死んじゃうあんこちゃんマジ悪逆非道
悪逆……非道………
乙
あんこちゃんは実は極悪過ぎて生きてるんじゃない?
どんでん返しで物語をバッドエンドにして皆を泣かせる気じゃ
あんこちゃんは実は極悪過ぎて生きてるんじゃない?
どんでん返しで物語をバッドエンドにして皆を泣かせる気じゃ
ちなみに>>134に「小ネタ集をやる」と書き込んだ気もしますが
それはどうやら幻惑魔法だったようです。
それはどうやら幻惑魔法だったようです。
おつおつ。悪は滅びるのか…
……いやーバッドエンドにならなくてほんとよかったなー!バッドエンドなんて見たくないんだからな!ほんとだぞ!
……いやーバッドエンドにならなくてほんとよかったなー!バッドエンドなんて見たくないんだからな!ほんとだぞ!
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