元スレ美琴「極光の海に消えたあいつを追って」2
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
351 :
>>347
真岡のツタヤにあったよ
352 :
SPは文庫サイズじゃないから別積みの所が多いんじゃないかな
353 :
このスレ的に語るべきは最後の美琴ではないだろうか
気付けばメモ帳を開いて指がキーボードを叩いてるレベル
354 :
うん、最後に美琴が全部持って行った感が・・・
「背中は私に任せなさい!」って言わせたい自分がメモ帳を(ry
355 :
嬉しいことだが、原作上琴がこっちの作品の上琴に追いついてる感じがするぜ
356 :
355…上琴って美琴のこと?
感動した!ってミサカはミサカは率直な感想を言ってみる
今週は新2とSPで大忙し♪
357 = 356 :
356…(1行目と2行目の間書き忘れ)
それとも上琴って2人をまとめた言い方的なの?
それともカップル的な意味のこと?
358 :
>>356
>>357
気持ち悪いです消えてください
安価も出来ねえような厨坊はレスするな
359 :
>>358
だから触れるなと何度言えばry
360 :
全員キモい
361 :
新約2巻はがっかり
だが、確かに最後の上琴の数ページだけで生き返ったかも
こういう事を言う自分がキモいけどさww
362 :
>>361
説明巻だったしなぁ
まぁ美琴が参戦したのはうれしいけどね
でもインデックスが不憫でしょうがないよ…
魔術の説明バードウェイに大半持ってかれるし…
363 = 361 :
>>362
てか、美琴参戦以外に全く見るとこなかったよね?
俺だけ?
二度目の死ってナニ?って感じでさぁ
感動の再会、インデックスも美琴も泣きながら抱き締めるってのを期待してたのは・・・
まぁ幻想なんですよね、はい
364 :
旧約のラストはなんだったんだって言うくらいのインデックスの扱いのひどさだよ
365 :
原作の話は禁書スレにでもいってやってくれ
366 :
本スレはキチガイばかりで隔離スレ扱いだから
真面目に考察したいならバレスレのほうが良いと思う
367 :
これから美琴たんの出番増えるのかな?
早く3巻でろ
368 :
サンカン一月だったゆ
372 :
乙1スレ目から読んでみた
文章がとてもきれい、内面描写や積み重ねも丁寧でキャラが美琴以外にも魅力的に描かれている
原作のハチャメチャ感も楽しいけど、こうゆう禁書も素敵だなー
373 :
最近ペース落ちた?
374 :
じっくり取り組んで欲しいね
375 :
>>373
>>320
大学生の夏休みって言ったら資格の勉強したり免許取ったりやることたくさんあるしな
3、4年なら就活やら企業訪問やらもあるし
376 :
もしかして新約2巻とこのssがあまりにも真逆の方向性なので嫌になっちゃったとか?
美琴と一方さんとかの問題も軽く二、三行で済まされちゃいそうなキャラの心理描写だったし
377 :
>>376
だから>>320をちゃんと読みなさい
多忙で遅くなるって>>1さんはあらかじめ言ってるでしょう
あと思うところがあっても原作についてとやかく言うのは控えた方がいいです
378 :
>>1です
しばらく放置していて申し訳ありません
色々と立てこんでいまして時間が取れず、前回から書き溜めがほとんど進んでいない始末orz
一応明日で予定が全部終わるので、月内にもう一回投稿できるように努力します
>>327
一応終わりまでのプロットはもうできてます
ここから先の文の量がどれだけ膨らむかはちょっと分からないので、全体からみた内容としては6~7割方終了、
文の量は予定としては3スレ目半分くらいまで行きそうな気がしないでもない、というところです
なにぶん初めてのSSなもので、どれくらいになるかちょっと予想が……
では新約三巻で美琴がどんな活躍をするかを考えつつ、もう少しお待ちください
380 :
待ってます。
じっくり取り組んでください。
381 :
無理せずに取り組んでね
384 :
主のペースでいいよ
俺はいつまでも待ってる
385 :
とりあえず気になるところまではしっかりとやってくれたので気長に頑張ってください
こういう美琴と一方の件について掘り下げたssっていくつかあるけど
ここのは俺が見た中じゃ1,2を争うくらいうまくまとめたと思う
かまちーはこれを超える内容を書いてくれるのだろうか
そもそもいつになったら書いてくれるのだろうか
386 :
何時までも待ってます
387 :
あげてくれんな
待ってるさ
388 :
>>385
なあなあで終わるんじゃない?
読者が期待していた再会シーンをギャグで済ませちゃったし、麦野とフレメアの絡みもシリアスじゃなかったし
>>1
気長に待ってます
389 :
わたしまーつーわ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
390 :
いつまでもまーつーわ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
391 :
>>390
sageは半角で入れるんだ
>>386もお前さんだろう自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
392 :
思いっきり期待してスレを開いてしまった自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
393 :
名前欄すら忘れるほどに自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
394 :
上がってーるよ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
396 = 395 :
12月15日、正午過ぎ。
学校の帰り道、上条はため息をつきながらとぼとぼと歩いていた。
楽しい事の後には、必ず大変なことが待っている。
戦勝記念ということもあり盛大に行われた一端覧祭が終わったのがおよそ一週間前。
その後には戦争ムードにより延期されていた定期試験が待っていた。
数日前、上条はようやく退院し、学校生活への復帰を果たした。
登校していた彼を待っていたのはクラスメイトたちによる祝福と、翌日から期末試験であるという知らせ。
行われなかった中間試験も合わせ範囲がとてつもなく広く、しかも一発で成績が決まってしまうという情報に凍りついたことを今でも鮮明に覚えている。
そして、期末試験が終わったのが今日と言うわけだ。
ぶっちゃけ出来た気がしない。
授業を受けていないのに問題が解けるはずがない。
入院中美琴に色々とレクチャーしてもらっていなければ、きっと彼の解答用紙のほとんどは白紙提出されていたことだろう。
出席日数不足に関しては教師陣の温情により、入院中に行われた小萌の出張授業と冬休みの補習でなんとかなるそうだ。
だが、成績不良で進級ができないという事態のフォローまではしてもらえるはずがない。
(……こりゃあ真面目に勉強しないとまずいかなぁ)
何故ちゃんと勉強しなかった、恨むぞ前の俺などと呟きながら、肩を落として家路を急ぐ。
「……あら、殿方さんではありませんの」
少女の声に振り返れば、ツインテールの中学生が立っていた。
「……あー、えーっと御坂の後輩の、白、白井……ん? 黒だったか……?」
「白井黒子、ですの」
「ああ、そうそう」
目を細め記憶を探るように顔をしかめる上条に、白井は唇をとがらせて訂正した。
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
397 = 395 :
「人の名前を間違えるということは、その方を軽視しているということを意味していますのよ。
こちらとしては、お姉様と親しくしていらっしゃる方ですから、と挨拶いたしましたのに」
「お前だって俺の事名前で呼ばなかったじゃん……」
「あら、それでもきちんとお名前を存じ上げてはいますの。
上条さん、上条当麻さん。お姉様曰く"あのバカ"さん」
「否定できないけど、ひでぇ言われようだ……」
いくら超エリート校の出身とはいえ、中学生に勉強を教えてもらった時点で年上のプライドなんてとっくに崩壊している。
そんな彼の惨状を端的に表した屈辱的なあだ名を、あえて甘んじて受け入れることにした。
「試験が終わって学校帰りか?」
「常盤台の試験は一昨日終わりましたの。今日は『身体検査(システムスキャン)』を行いましたわ」
学生の能力強度を計測する『身体検査』は学期始めや学期末のほか、定期試験のたびに行われる。
能力の系統や強度によって計測方法も変わるため、数校合同で会場をいくつも用意することが多い。
試験の時期が校区ごとに違うのは、主に『身体検査』のための会場確保が大変だからという理由が大きい。
「確か……レベル4の『空間移動』だったっけか」
「ええ。今回もレベル4のままでしたの。少しずつ能力の限界も向上してはいますが……。
全く、いつになったらお姉様に追いつけることやら」
白井はため息をつく。
「学園都市に7人しかいないレベル5の、第三位だろ。
きっとすっげぇ努力したんだろうなぁ。
……そういや御坂は、まだ『身体検査』が終わってないのか?」
「お姉様は、今回の『身体検査』を学校ではなく、他の場所で行っていらっしゃいますの。
研究協力のためのデータ提供という側面もありまして、存分に能力を振るう必要があるのだとか」
「……御坂が能力を使ってるところか。ちょっと見てみたいなぁ」
実際のところ"今"の上条は美琴が能力を使ったところを見たことがない。
誰だって、レベル5が能力を行使しているところを見てみたい。
そんな内心を見透かしたのか、白井がこんな誘いをしてきた。
「……では、今からお姉様を応援しにまいりましょうか?」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
398 = 395 :
航空機や宇宙産業の研究が盛んな第二十三学区と並び、第二学区は学園都市の中で最も「うるさい」学区として有名である。
爆発物や兵器を研究している区域では日がな爆発音が鳴り響き、自動車関連の学校が持つサーキットでは昼夜の区別なくエンジンが唸りを上げている。
学園都市中から騒音を出す産業や施設を集中させた結果、他学区との境界には防音壁が必要なまでになってしまったのだ。
その中に、とある実験施設がある。
広さは200m四方ほどで天井はとても高く、空間の中に柱はない。軽量かつ丈夫な新型素材と堅牢な設計によって為しえる構造だ。
可動壁によって空間を仕切ったり、ブロックを積み上げ擬似的な建造物を作ったりして、普段は警備員や風紀委員の実戦演習などに使われている。
壁から約20m程度のところに美琴は立っていた。
ちょうど壁に埋め込まれた観覧室から見下ろせる位置だ。
彼女の周囲には無数のコインが浮いており、警備ロボットを改造したような外見の機械が10台程度、彼女を取り囲んでいた。
常盤台中学で能力開発の為に使われている検査用ロボットだ。
美琴が装着しているヘッドセットを通して、彼女の能力開発の担当教官の声が聞こえてくる。
『あ、あー。御坂さん、聞こえてる?』
「はい、大丈夫です」
『良かった。さっき電撃についての計測をした時、電磁波の影響かノイズがもの凄くて会話できなかったのよね」
「……データ、ちゃんと取れてます?」
『心配ないよ。収集したデータはリアルタイムでやりとりしていると共に、君がつけているヘッドセットにも蓄積されているんだ。
万が一君の能力で通信が阻害されても、そちらからデータを回収できる』
美琴の疑問に、木山春生が答えた。
今回のデータ提供は一端覧祭の時に美琴が木山と約束したものであり、『身体検査』を利用して最新データを収集することになった。
常盤台中学の管理下にある以上能力開発の担当教官は難色を示したが、美琴個人のデータである以上彼女が望めば無理な拒否はできない。
結局、『提供前に担当教官が全データをチェックする』という条件の元、今回のデータ提供が実現したのだ。
『じゃあ、次の磁力操作の検査に移りましょうか。
準備はいい?』
「はいっ!」
『5、4、3、2、1……』
教官のカウントダウンが0になると同時に、甲高いブザー音が鳴る。
『始めっ!』
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399 = 395 :
号令と同時に、美琴の後ろ側に位置していた検査ロボットの上部のスリットから薄い円板が上方へ射出された。
直径は約10cm程度、中央には『TARGET』と書かれている。
円板は射出されると同時に、美琴の体から発せられている微弱な電磁波のレーダーに捉えられた。
美琴は振り返ることなくコインを磁力で弾き、正確に円板の中央を貫く。
自身の異名でもある超電磁砲は使わない。
今調べているのは磁力操作における精密性と瞬発力。それに足りるだけの威力さえあればいい。
最低限の威力と最高の効率で、上方だけではなく斜めや水平にも射出される円板を次々に撃ち落として行く。
「ランダムに動き回り、不規則に発射される円板を正確に撃ち落とす……。
能力開発に力を入れている常盤台中学ではもっと複雑なカリキュラムを組んでいると思っていましたが、意外ですね」
「我々の中学校に居るような子は、複雑な能力の使い方は自分で考え出してしまいますからね。
こちらとしては単純に出力を上げるようなカリキュラムを組んであげたほうが、彼女たちの為になるんです」
木山と教官は美琴の検査の様子を見つつ、また既に得た情報を解析しつつ話をする。
「御坂さんの場合は出力よりもむしろ、その能力の応用性……いや、万能性に焦点を当てられることが多いでしょう?
あれは我々のような教師陣が教え込むのではなく、彼女自身が常に研鑽を怠らないからこそ辿り着いた境地だと言えます」
「確かに、超電磁砲のような物騒な使い方は、学校では教えないでしょうね……」
二人は視線を合わせて苦笑をした。
「御坂さんのような『電撃使い』の場合は、ある程度のレベルまで行ってしまえば出力よりもむしろその使い方が重要になりますね。
電気エネルギーが関わる分野はとてつもなく幅広いですから、ビリビリと電流を放つだけではもったいないでしょう?」
「ええ。せっかく恵まれた力を手に入れたのですから、それを最大限に活かしてもらいたいものです」
そんな二人の会話を遮るように、テーブルの上に置かれたノートパソコンが音を発した。
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
400 = 395 :
「先ほどの、電力の計測をした時の詳細な分析結果が出ましたか」
「……先に見ても?」
「どうぞ、そういうお約束ですから」
教官はパソコンを操作し、ダイアログを開いた。
一通り目を通し木山に見せても問題はないと判断したのか、画面を木山に向ける。
そこには美琴の詳細な計測データが画面いっぱいに表示されていた。
木山はそれを順に上から目で追っていく。
「持続性、精密性、応用力、どれもまさに『最強の電撃使い』の名にふさわしいレベルですが、やはり目につくのは……」
「出力、でしょうか」
美琴をここまで育て上げたという自負があるのか、教官の顔は満足げだ。
「ただ、私も今見て驚いたのですが、最大出力が9月の『身体検査』から更に伸びてますね」
「と、言いますと?」
「こちらが彼女の9月時点の計測データなのですが」
教官がキーボードを叩くと、2つの計測データを比較できるように画面に並んで表示された。
「9月時点での最大出力は左側の数値で、先ほど計測した彼女の最大出力は右側の数値。比べてみるとおよそ1割増しですか。
1割と聞けば大したことなさそうに聞こえるかもしれませんが、電圧の単位に直せば並の『電撃使い』にとっては驚異的な数値でしょう。
たった3カ月でこれほど出力を伸ばしたことは、彼女のこれまでには無かったはずです」
「中学生は心身ともに大きな変化を迎える年頃ですから。能力強度も、この時期に大きく上下する子もいます。
彼女にも、何か心境や精神に強い変化を与えるような大きな出来事があったのかもしれませんね」
現在のサーバのご機嫌:ちょ、ちょっとキツいです。(LA:2.15087890625)自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
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