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    元スレ佐天「ベクトルを操る能力?」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 一方通行 + - 佐天涙子 + - 佐天通行 + - 御坂美琴 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 150 :

    ごめん
    >>150
    の補足なんだけど、現在は慣性質量(動かしずらさ)と重力質量(万有引力、重さ)は等価とされてるわけで、
    等価というのは入れ換えても矛盾が出てこないことだから、等価にするには常に値が等しい

    慣性質量無限大 → 重力質量も無限大 → ブラックホール発生

    となるわけよ
    禁書クオリティと言いたいけど、こう考えてほしい
    慣性質量と重力質量の二つの箱があって、中身は常に等しくなるようになってる
    箱のデザインも同じとすると、二つは常に全く同じで名前が違うだけとなる
    でも二つある事には変わりはないから、片方だけを無限大にすれば成立しそう

    つまり、絶対等速は慣性質量だけを無限大にする能力といえそうじゃないか

    152 = 135 :

    絶対等速って宇宙開発とかに利用できるのかね
    ボールをそっと上に投げるだけで大気圏脱出とかできそうだし

    153 :

    つまり等価等量だけど別物ってことか

    155 :

    「べクレルを操る能力?」

    156 :

    「ドクトルを操る能力?」

    157 :

    「ドクロベェのシビビンを操る能力?」

    158 :

    何の話だww?

    159 :

    こうしてスレが埋まって行くのでした

    160 = 148 :

    ベクレル操ったら佐天さん今ごろ過労死してんだろうな……

    161 :

    一方通行のドSさにフイタww

    毎朝番外個体への嫌がらせで納豆って…。

    162 :

    筆が進んじまうぜ、畜生!

    という訳で、続きを更新。

    163 = 1 :



    佐天「―――ッ!!」


    その朝、佐天は飛び起きるように目を覚ました。
    悪夢にうなされていたという訳ではなく、妙な胸騒ぎに駆られたと言えばいいのだろうか?
    言葉ではなんとも表現しにくい。


    佐天(うわー。なんか嫌な感じー……)


    寝汗でパジャマが張り付いて、気持ちが悪い。
    もしかしたら、やはり悪夢を見ていたのかもしれない。


    佐天「昨日なんかあったっけ?」


    昨日は、御坂美琴と共に公園に行って、たいやきを食べた。
    あとは、風を操作できて、大はしゃぎしていたくらいだ。
    悪いことが起こったという記憶はない。


    佐天「悪夢どころか、いい夢見てもいいと思うんだけどなー……」


    時計を見ると、午前6時。
    起きるには少し早いくらいの時間だが、とても2度寝などできそうにない。


    佐天「ま、登校前にシャワーを浴びるにはちょうどいいか」


    早く起きなかったら、汗臭いまま学校に行くところだったよね。
    と、そんな風に、持ち前のプラス思考で頭を切り替える。
    少しゆっくりシャワーを浴びようと、パジャマを洗濯籠に投入し、バスルームへと入っていった。

    164 = 1 :


    汗を流し終わると、時刻は7時をまわっていた。
    いつも起きるのがこのくらいの時間なので、ここから普通に支度すれば遅刻することはない。
    部屋のカーテンを開け放つと、今日はどんよりとした天気だった。


    佐天「雨とか降らないよね?」


    傘を持っていった方がいいだろうか?
    テレビをつけ、天気予報を確認する。
    ……うん。特に雨の心配はないみたい。
    ただ、ここ最近の天気予報は以前ほどあてにならないので、用心のため一応持って行くことにしよう。

    朝食を取り、軽く髪を整えると、身支度は完了。
    制服は、シャワーからあがったときに既に着替えている。
    今日使う教科書の準備も大丈夫。


    佐天「よし。完璧!」


    時間は7時30分。
    そろそろ家を出る頃合いだ。


    佐天「いってきまーす」


    別に同居人はいないけど、家を出るときに挨拶をするのは習慣。
    自分の中のギアを一段階あげる儀式みたいなもの。
    明るく元気に楽しくが、私のモットー。
    そうだ。昨日使えるようになった風操作で、どう初春にイタズラをするか考えながら行くとしますか!

    そんな風にして、今日も1日が始まる。
    大きな変化もなく、ゆっくりとした前進を続ける1日が。
    つまり、佐天涙子の日常だ。

    165 = 1 :



    佐天「ういはぁるぅ―――!!」

    初春「きゃあああああああっ!?」


    学校に着いて、初春を補足した瞬間、登校中に考えたイタズラを実行した。
    出会い頭のスカートめくり。
    やはりこれしか思いつかなかった。
    とはいえ、これ以上有意義な能力の使い方もない。


    初春「酷いです、佐天さん」

    佐天「あはは。ゴメンねー、初春」


    しかし、成果はイマイチ。
    チラッと青と白のストライプの縞パンが見えたくらいだった。
    これなら、手でやった方がマシだったかもしれない。


    初春「せっかく、能力が使えるようになったのに、スカートめくりに使わないでくださいよ!」

    佐天「でもさー。この能力を極めれば、距離が離れててもスカートめくりができる訳じゃん?」

    初春「じょ、冗談ですよね?」


    あまりの恐怖の言葉に、初春の顔が思わず引きつる。
    一方の佐天は、曖昧に言葉を濁すが、ニコニコ笑顔を絶やさない。
    きっと半分以上本気なのだろう。


    初春「そ、そういえば、昨日のたいやき屋さんはどうだったんですか?」


    これ以上話を続けるのは危険だと判断した初春は、話題を変えることにしたようだ。
    「まあまあだったかなー」と、いかにも特別な何かがあったような返答をする。
    そんな風に、HRの始まる時間まで、他愛もない会話を続けたのだった。

    166 = 1 :


    そんな平穏な日常に変化があったのは放課後だった。


    教師「佐天涙子は残るように」

    佐天「え?」


    学校が終わった後のHRで、担任が佐天に居残りを命じたのである。
    先日の登録と検査の際にも似たようなことを言われたが、まだ何かすることがあるのだろうか?


    初春「何かしたんですか?」


    初春の反応を見ると、そういうことではなさそうだ。
    ということは、何か叱られるようなことをしてしまったか?
    いや、特に憶えはない。


    佐天「さぁ? 心当たりはないんだけど」


    強いて言えば、初春のスカートをめくったことくらいなものだ。
    ……もしかして、それだろうか?
    担任が、解散の号令を出すと、佐天は教卓のところに恐る恐る近づいていった。


    佐天「先生?」

    教師「ああ。佐天か。実はお前に来客だ」


    私に?
    付いて来いというセリフと共に、先生が教室を出て行く。
    どこの物好きが私に会いに来たのかという疑問があったが、何も答えてくれないので、仕方なく後を付いていくことにした。

    167 = 1 :


    先生に案内されるがまま付いていくと、応接室の前で立ち止まった。
    どうやら、ここに自分の客が来ているらしい。
    ふぅと呼吸を整え、若干緊張しながら部屋に入ると、若い白髪の男がソファーに座っていた。


    佐天「こ、こんにちは」

    ???「オマエが佐天涙子か?」


    挨拶の返しもなしにその男の赤い眼に睨まれたので、佐天は思わず怯んでしまった。
    「あ…」とか「う…」とか言ってしまい、質問にまともに返事ができない。
    あまりにも鋭い眼光が、恐怖の感情しか起こさせなかったのだ。
    それも、返答できなかったのも仕方ないくらいのレベルで。


    ???「チッ」


    だが、男はこういった反応には慣れているようだ。
    軽く舌打ちしただけで、それ以上気にしたような素振りをみせず、自分の前の席に座れと佐天を促す。
    しかし、当の彼女は、足がすくんで動けない。


    ???「もう一度聞くが、オマエが佐天涙子か?」

    佐天「そ、そうですけど……。どちら様ですか?」


    これ以上イライラさせるのもまずいと思い、勇気を振り絞って目の前の男に返答する。
    名指しで指名されているということは、自分が目的でここまで来たのは間違いない。
    こんな怖い人が、学校まで来るほどのことをしてしまったのだろうか、と佐天はますます青くなる。


    一方「一方通行って言えば分かるか?」

    佐天「第一位の!?」


    もちろん知らないはずがない。
    ここ数日で何度も耳にした名前だ。
    学園都市レベル5の第一位『一方通行』。
    たしかに、白髪など聞いていた風貌と一致する。

    168 = 1 :



    佐天「そ、その一方通行さんが、私なんかになんの用ですか?」


    ここまで来た以上、なんらかの目的があって来たのだろう。
    だが、佐天は本当に何もした覚えはない。
    それどころか、会ったのも今日が初めてのはずだ。
    そんな人物がわざわざ会いにくるなど、普通ではない。


    一方「確認するが、オマエの能力は『ベクトル操作』であってンのか?」

    佐天「は、はい」


    別に、同じ能力を持っているから顔を見に来た、という訳でもないだろう。
    いくら同じ能力者とは言っても、自分はレベル1。
    目の前にいる男はレベル5なのだ。
    確かに、その辺の他人よりは関係があるかもしれないが、それも『血液型が同じ』くらいのものでしかない。
    いや、血液型が同じということの方がまだ関係はあるかもしれない。
    レアな血液型でも、輸血ができたりするのだから。
    能力が同じで得することは、計算式くらいのはずだ。


    一方「なンだ。分かってンじゃねェか」

    佐天「え?」


    自分が何を分かっているのかが、まるで分からない。
    なんとも妙な状況に陥っている気がする。


    一方「簡単なことだ」


    一方通行が、つまらなさそうにそうつぶやくと、佐天のことを見据えてこう続けた。

    169 = 1 :







    一方「俺が、オマエの能力の開発担当になったンだよ」





    170 = 1 :




    佐天「……………………はい?」



    能力開発担当?
    第一位が?
    一体、どうしてこんなことになってるの?
    つい、そんな風に思わずにはいられない。


    一方「よろしく」

    佐天「え? あ……。よ、よろしくお願いします」


    かつて、力を欲するがあまり後悔することとなった『最強の超能力者』と『元無能力者』。


    ―――この出会いが、物語と佐天涙子の日常を加速させることになる。


                      第一章『Turning Point(日常の変化)』 完

    171 = 1 :

    一区切りつきましたー。起承転結の『起』の部分ですね。

    次章は『Who are you?(非日常との邂逅)』というタイトルで進めます。

    全四章か五章くらいで考えてますので、引き続きよろしくお願いします。

    172 :

    乙!
    佐天さんはレベル5になれるのか!?

    173 :

    乙!
    wktkがとまらない

    174 :

    リアルタイムktkr、今回も乙でした
    一方さんが佐天さんを開発か…ふぅ

    175 :

    乙。

    さて、一通さんは佐天さんにどんな『開発』をするのか?
    気になる気になる。

    176 :

    おっふ…
    俺…わくわくすっぞ…!

    乙!

    177 :


    更新が多くて、ここを除くのが楽しみで仕方ない

    178 :

    20000「開発と聞いて」

    179 :

    >>174
    おい








    ・・・ふぅ

    180 :

    俺も佐天さん開発してぇ

    182 :

    その後>>1の姿を見るものはいなかった

    ってならないといいね!

    183 :

    俺は佐天さんに開発されたい

    184 :

    一方通行がついてれば必要以上に学園都市の暗部には近づかないで済みそうだな

    185 :

    暗部暗部と喧しいなあ

    186 :

    面倒見のいい一方通行だから佐天さんをしっかり導いてくれるだろう。
    いやぁ、バッドエンドから少し遠ざかった感じでよかった。

    だが『開発』……ゴクリ
    誰か同人誌の書ける方いらっしゃいませんかー!?

    187 :

    別に一通に限らなきゃその手の開発本なんざいくらでもあるだろうが

    しかし一通さんが「よろしく」と普通に言うと気持ち悪いからやっぱり「よろしくゥ」くらい気持ち悪くやってくれないと

    188 :

    「よろしくゥ(裏声)」

    189 :

    語尾にァィゥェォ付ければいいってもんでもねえだろ

    190 :

    一方さんが佐天さんの『開発』とか有り得ないから!!
    そこは初春の役目だからっっ!!

    191 :

    >>178
    お前は引っ込んでろ

    ここは佐天さんが一方さんを開発だろ

    192 :

    ある程度慣れてきたらかなり砕けた対応を取りそうな2人だな

    193 :

    10033>>178に同じく」

    194 :

    演算パターンの応用で、佐天さんもセロリみたいな喋り方になるのか・・・

    195 = 190 :

    佐天『うゥゥゥゥゥいィィィィィはァァァァるゥゥゥゥゥ~今日も可愛いパンツ履いてンなァ!クキキココカカカキキィ』

    196 :

    一通シスターズに三人目か
    海ちゃんにいじめられる未来が見える

    197 = 193 :

    『反射』って、レベル幾つからだ?
    自動でなければ3,4辺りからでも十分いけると思うが……

    佐天さんがレベル5になったら8/31以前の一方さん超えそう……

    198 :

    レベル3でも一般PC並み並みの処理能力求められそうだな

    199 :

    レベル1は手で触れたモノだけーとかかね

    200 :

    佐天さんの乳は無意識なベクトル操作でおっきくなったんだろうか…


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