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    元スレ佐天「ベクトルを操る能力?」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 一方通行 + - 佐天涙子 + - 佐天通行 + - 御坂美琴 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    851 :

    佐天さんレベル5にしたい
    ツリーダイアグラム使う
    佐天さんかわいい

    俺も良く解らん

    852 :

    レベル5を作りたい
    クローン+演算補助じゃ脳細胞的に無理
    オリジナル+ツリーダイアグラムでパーソナルリアリティを補強すればおk

    そんなかんじ

    853 :

    完ちゃん「ツリーダイアグラムや」

    一ちゃん「なン………………だと……………?」

    完ちゃん「いつからあれを破壊していたと錯覚した?」

    こんな感じ

    854 :

    うーん佐天さん単体ではレベル5にはなれないってことか。

    第8位を期待していたのでちと残念。

    855 = 849 :

    >>854
    なれないとは決まってないような。
    そもそも演算てどんなもんなのかがさっぱりわかんないってばよ

    856 = 1 :

    演算ってのは、能力を発動するための計算ってことです。

    演算と自分だけの現実の違いについては、>>426参照のこと。

    857 = 849 :

    わざわざありがとうございます。原作未読なんでわかりませんが演算てどんな計算してんですかね。

    858 :

    >>857
    それは明文化されてないと思う

    859 :

    キリンが「あの草ぁ…空ぁ高いとこにあって美味しそうだなぁ…ジュルリ
    食べたいなぁ」っていってたら首がのびた
    みたいな感じかな?

    …いやそりゃ進化か

    860 = 849 :

    なるほど。スライム×7=キングスライムみたいなもんだと思っておきます。

    861 = 859 :

    いやそれは少しちがくないか?www

    862 = 859 :

    伊藤かな恵ちゃんがもし史上最強の「自分だけの現実」を持ってたらこの世にトナカイはいなかったってことになるのか?


    いやでもその場合能力名はどうなるんだ?

    863 = 852 :

    >>862
    『伝説唱回』レベル0ww
    「自分だけの現実」に関してはその考えでいいと思う
    小萌せんせーが説明してた

    864 :

    ダイ(Level5)に勝てない大魔王バーン(佐天さん)が第3の目(ツリーダイアグラム)を使って鬼眼王バーン(完全体佐天さん)になったってこと?

    865 :

    >>860 
    なんとサテンサンたちが・・・!?
    サテンサンが合体してキングサテンサン(レベル5)になった!て想像をしちまった

    866 :

    >>865
    キングサテンサンは胸をぷく~っと膨らませのしかかってきた!
    ・・・ご褒美やないか

    867 :

    ヒャッホウ!
    佐天さんがラスボスに3000G賭けてよかったぜ!
    感が当たったんだZE!

    868 :

    佐天さんにアップグレードを持たせて通信交換したみたいな感じに解釈した

    869 :

    レベルアッパー持たせて演算を通信交換

    870 :

    佐天さんにIntelが入る

    871 :

    佐天さんにツリーダイアグラム挿入だと…

    872 :

    >>868
    サテゴン2ですねわかります

    873 :

    サイボーグ佐天さんか…
    外部機器で超能力レベルの力行使は原作でも黒夜海鳥がやってるし
    そんな無茶な設定じゃないね

    875 :

    上げるなとか言う奴↓

    876 :

    なんか上がってたので報告。ここ1~2週間で遠征ラッシュなので書き溜めが難しいかもしれません。

    ESとか履歴書とかも書かなくちゃならないし……。たまに生存報告は入れるつもりです。

    もう少々お待ち下さい orz

    877 :

    >>876
    構へん構へん
    あんじょう気張りやー

    878 :

    佐天のキャラソン聴きながら0+5の超電性砲読んでたら思ったんだが
    伊藤かな恵の声はホントにエロいな

    879 :

    完全反射「そのマシンの名前は『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』。アナタが壊したので全部だと思ってた?」
    いやいやありえねえよそれならどっかのテレポーターさんはなんのためにあんなことしたんだよ
    あそこまで焦る必要がなくなるだろ
    樹形図の設計者が3つなんてありえねえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

    880 :

    結局

    一方通行=演算(MNW)+一方通行のパーソナルリアリティ
    佐天=演算(ツリーダイアグラムの残骸)+一方通行コピーのパーソナルリアリティ

    ってことかな。差は一方通行の実戦経験とMNWvsツリーダイアグラムだけどこれは
    MNWの圧勝の気がした。

    881 :

    ツリーダイアグラムが健在とかストーリーが破綻するレベルで無理あるな
    つかこの先の展開的に、一方通行の演算能力がツリーダイアグラムに勝ちそうなのが怖い
    もし今の一方通行にそれだけの演算能力があれば、暗部時代グループに所属させてないで、ツリーダイアグラムの代わりやらされてたろ

    882 :

    無理があるとおもって読みたくないなら黙ってスレ閉じとけよ・・・

    883 :

    もともとSFノベルな上に二次創作もSSにケチるけるとか…

    884 :

    マジありえねえわ……

    885 :

    ストーリーに影響するような過剰な考察は頭の中で留めておけ
    現時点で矛盾を感じても、大体はこれからの物語上で説明があるだろう。

    >>876
    ゆっくり待ってますよー

    886 :

    違うだろ
    佐天=演算(ツリーダイアグラムの残骸)+一方通行のコピーのパーソナルリアリティ+伊藤かな恵たそのパーソナルリアリティだろ

    つまり一方通行=MNW+一方通行のパーソナルリアリティ+岡本信彦のパーソナルリアリティになるわけだ

    887 = 886 :

    ってことはツリーダイアグラムvsMNW ではMNW の方が勝つけど伊藤かな恵のパーソナルリアリティvs岡本信彦のパーソナルリアリティだったら圧倒的に伊藤かな恵の方が強いから結果佐天の方が強いってことだな?

    888 :

    >>886-887
    成る程、納得できそうだ
    パジャマ姿で枕抱えてる画像をブログにうpしてる人の自分だけの現実はどれ位の強さだろうか?

    889 :

    >>888
    ぴこりんとどっこいどっこいw

    890 :

    要約すると佐天さんマジ佐天使てことか。
    涙子は俺の嫁

    891 :

    892 :

    最近声優ネタが出てくるのは声優オタの俺としてはちょっとうれしい

    もっとしてくれ

    894 = 1 :



    一方「樹形図の設計者だと……?」


    8月31日。
    夏休み最後の日に、結標淡希は『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』の残骸(レムナント)をめぐる一連の事件を起こした。
    その結果はご存知の通りだ。
    一方通行が、残骸を派手に破壊した。
    しかし、残骸はあれ1つではなかったという。


    完全反射「アナタも知っての通り、『樹形図の設計者』ってのは超高度並列演算器なんだよ」


    直列演算ではなく、並列演算。
    それは妹達によるミサカネットワークと同じく、核となる部分が存在しないことを意味する。
    つまり、どこか一部分だけでも機能する。
    おそらく、並列に繋ぐ数が少ない分、本来の力の100分の1も出せないとは思うが、それでも驚異的なスペックを誇るマシンであることには変わりない。
    そんな怪物じみた機械と佐天をリンクさせたら、心身共にどうなってしまうか想像もつかない。


    完全反射「リンクに使われるソフトは、レベルアッパーってシロモノの改造品だって話もあるよ」

    一方(レベルアッパー……?)


    一方通行が知らないのも無理はない。
    低レベルの能力者たちに流行したのだが、御坂美琴を除いたレベル5にはまったく無縁のものであった。
    レベルアッパーとは、木山春美によって作成された他人の演算を代用して自分の演算能力を向上させる音楽ソフト。
    結果的には、使用した人間が無理やり脳波を乱されることにより、昏睡状態に陥ってしまうという欠陥品だった。
    だが、今回の場合はそうなる恐れはない。


    一方「なるほど。残骸の方を佐天の脳波に同調させる訳か」

    完全反射「そういうこと。お姉様はレベルアッパーを使ったことがあるらしいから、どんな副作用がでるか分からないけどね」


    佐天涙子はレベルアッパーを使用したらしい。
    それも、風紀委員(ジャッジメント)や警備員(アンチスキル)が追っているということを知りながら。
    あまり褒められたことではないが、自分に佐天を責める資格がないことは自覚していた。
    彼もまた、レベルを上げるために『完全能力進化実験』という狂った実験に手を貸していたのだから。

    895 = 1 :



    一方「クソが」


    胸糞が悪い。
    自分の過去を掘り返されたような気分だ。
    今回の件は、手際の良さからいって暗部の仕業という可能性が高い。
    ロシアでの功績によって暗部という組織は解体させたはずである。
    現に、土御門元春、結標淡希、海原光貴といった連中は解放された。
    それとも、解放されたのは自分を含めた4人だけだったのだろうか?


    一方「チッ」


    これ以上ここで考えていても仕方がない。
    だんだん人通りも多くなってきた。
    手がかりが得られない以上、一度戻って作戦を立て直すべきだろう。


    一方「オマエはこれからどォすンだ?」

    完全反射「私?」

    一方「研究所に帰ンなら、引き止めねェよ」


    その場所に佐天はいないとは思うが、後をつけて情報を得るチャンスはあるかもしれない。
    ついでに、完全反射を製造した責任者とやらに挨拶しに行かねばなるまい。
    少々派手な挨拶になってしまうかもしれないが、それは御愛嬌。
    最悪なのは、研究所に戻らずウロウロされることだ。
    足止めの際に死亡する前提だったのなら、その可能性も捨てきれない。
    ―――だが、そんな心配は無用だった。


    完全反射「研究所になんて帰る訳ないじゃん」

    一方「そォかい。じゃあ―――」

    完全反射「だって、これからアナタのところにお世話になる訳だし」


    オイ……。
    今、なンて言った?

    896 = 1 :



    一方「そりゃどォいう冗談だ?」

    完全反射「冗談なんかじゃないよ~? 至ってマジメ」


    顔がなにやらにやけている。
    どう考えても、まじめに言っているとは思えない。
    そんな表情のまま、完全反射が続ける。


    完全反射「今回の作戦で、私はお役御免って言ったよね?」

    一方「オイ……」

    完全反射「アナタのいるところって、そういうクローンの溜まり場なんでしょ?」


    あながち否定できない。
    打ち止めも番外個体も似たようなものかもしれない。
    できれば、目の付くところに置こうとは思っていたが、まさか家までついてくるとは予想していなかった。
    なにしろ、つい1時間ほど前まで戦っていたのだ。
    なんとも早い手の返しっぷりである。


    完全反射「それに、私がいないとお姉様の情報はこれ以上入ってこないよ~?」

    一方「まだ言ってねェことがあンのか」

    完全反射「そういうこと♪」


    どうやら本気でついてくるつもりらしい。
    かといって、このまま突き放すこともできない。
    佐天の情報は1つでも多く欲しいところだ。
    それに、このまま放置しておいたら、彼女が殺される可能性もある。
    もし、本当に暗部の人間が動いているならば、情報が洩れるかもしれないモルモットを放って置く訳がない。
    完全反射はスタンガン程度で倒せるのだ。
    多少のベクトル操作ができるとはいえ、手間は掛からないだろう。
    なんとも面倒くさいことになってしまった、とため息をつくしかなかった。

    897 = 1 :



    完全反射「こんにっちはー!!」

    一方(うるせェ……)


    時刻は午前11時。
    結局、一方通行は完全反射を連れて黄泉川のマンションまで帰宅することにした。
    クローンの性格はオリジナルと異なるはずだが、どうやら完全反射は佐天に近い感じがする。
    佐天がさらわれたというのに、あまりそんな気がしないのはそのせいだろう。
    あるいは、それが狙いなのだろうか?
    いや、それは考えすぎだろう。
    そうだとしたら、あまりにも堂々としすぎている。
    などと一方通行が思考を巡らせていると、


    打ち止め「おっかえりー、ってミサカはミサカは元気良く出迎えてみたりー」


    奥の方からばたばたと打ち止めが駆け寄ってきた。
    ……?
    いつもなら打ち止めの後ろから番外個体がついてくるのだが、今日は見当たらない。
    まだ体調が悪いのだろうか?
    打ち止めは、完全反射を佐天と勘違いしているようだ。
    それも無理もない。
    なにしろ細胞レベルで同一である上に、性格まで近いのだ。
    佐天の友人ですら、話をしても見分けが付かない可能性もある。


    完全反射「初めまして、最終信号(ラストオーダー)。私は、完全反射(フルコーティング)って言うの。よろしくね~」

    打ち止め「ほぇ?」

    完全反射「佐天涙子のクローンって言えば分かるかな? まあ、アナタの腹違いの妹って感じだね」

    打ち止め「???」


    どういうこと? という視線を一方通行に送る打ち止め。
    どう説明するべきか悩ましいところである。

    898 = 1 :


    説明を終えると、時刻は午後1時を過ぎていた。
    3人で昼食をとると、打ち止めは部屋に戻っていった。
    各妹達に指示を出すためだ。
    学園都市内部の妹達も、佐天の捜索に協力してくれることになったのだ。
    気休め程度にしかならないかもしれないが、ないよりはマシなはずだ。
    そうして現在、リビングには一方通行と完全反射の2人だけが残っていた。


    一方「それで、オマエは他に何を知ってンだ?」

    完全反射「んーと、お姉様に使われることになってる機械の大まかな構造かな」


    さすがに、樹形図の設計者をそのまま頭に埋め込む訳にもいかない。
    人間の脳とのリンクを図るために、様々な補助装置をつけなければならないのだろう。
    しかし、どうやらあまり詳しく知っている訳ではないようだ。


    完全反射「知ってるのは、頭に被るタイプで、2重構造になってるってことだけ」

    一方「2重構造?」

    完全反射「外殻に『樹形図の設計者』である補助演算器が搭載されてて、その内部に催眠誘導装置が使われてるってことらしいよ」


    催眠誘導装置とは、分かりやすくいえば洗脳装置のことだ。
    佐天涙子をコントロールするために搭載された機能なのだろう。
    ただレベル5を作っただけでは、一方通行のように意に沿わない場合に処理に困る。
    ならば、最初から操り人形にしてしまえばいい。


    完全反射「それにも穴がない訳じゃないけどね」


    あくまで誘導するだけなので、本人に強い意志があれば拒絶も可能らしい。
    つまり、佐天が心の奥底から一方通行との戦闘を拒めば、戦闘は回避できる。
    だが、そううまくはいかない。
    誘拐される直前に佐天の心の中に渦巻いていたのは、一方通行に対する『疑念』や『嫌悪』。
    黒幕は、戦闘を回避されないように、完全反射に一方通行の過去を佐天涙子に話させたのだ。
    佐天涙子がどの程度レベル5に近づいたのかを一方通行で確認するために。

    899 = 1 :



    完全反射「ま、他にもいろいろ理由があるらしいんだけどね」

    一方「他にだと?」


    おそらく、今まで『樹形図の設計者』を利用してレベル5を作らなかったのは、費用対効果が原因である可能性が高い。
    能力者1人だけのために、スーパーコンピュータを使うのはもったいない。
    しかし、バラバラに砕け散った今では状況は変わってくる。
    むしろ、廃材を有効活用した方が利に適っている。
    それをうまく使えるかどうかは未知数ではあるが。
    だが、目的はそれだけではないと言う。


    完全反射「いや、よくは分からないんだけど、ナントカっていうレベル0への対策も兼ねてるとか」

    一方「レベル0?」


    一方通行の頭に真っ先に浮かんだのは、絶対能力進化実験を止め、ロシアでも自分の前に立ちはだかったツンツン髪の男だった。
    能力を打ち消す能力者。
    過去に2度ほど戦い、負けている相手。
    あの男への対策に、樹形図の設計者を利用して意味があるのか?
    いくら強い能力者を作ったところで、あの右手の前では無意味だ。
    いや、そもそも対策うんぬんの前に、ロシアから帰還しているのだろうか?
    あの戦いに巻き込まれて生きて帰っているという保障はどこにもない。


    完全反射「何て言ったっけな……。あの金髪……」

    一方(金髪?)


    上条当麻は黒髪であり、最後に見たときも金髪などではなかった。
    つまり、完全反射の指しているレベル0とは違う人物ということになる。
    では、誰のことか?


    完全反射「とにかく、素養格付(パラメータリスト)ってのを過去のものにするんだってさ」


    アイテム構成員のレベル0、浜面仕上。
    アレイスターのプランにはない、イレギュラーへの対応策であった。

    900 = 1 :


    素養格付(パラメータリスト)。
    それは、全ての学生を絶望と無気力のどん底に突き落とすことになるであろうファイルのことである。
    その中には、将来どの程度の能力者になれるかというデータが全学生の分記載されている。
    つまり、能力は元々生まれ持った才能でどのくらい成長するかが決まっていることになっているのだ。
    そんなことが学園都市中に知れ渡れば、どうなることか分かったものではない。
    第三次世界大戦のおり、浜面仕上はこのデータを入手し、学園都市との交渉を行っていた。
    そんな危険なファイルを無意味なものにするのが、今回の目的の1つであるという。
    というのも、佐天涙子には元々レベル5になれるなどという才能は持ち合わせていなかった。
    せいぜいレベル4が限界。
    それも、200年というカリキュラムを組み込んで初めて可能な水準である。
    とてもではないが、現実的とはいえない。
    だが、そんな彼女が、外部の力を借りるとはいえ、レベル5としての力を行使したら?
    答えは簡単だ。
    素養格付などというものは意味のないものになる。
    それは、将来足がどの程度早くなるかということを記したようなものに過ぎない。
    自分の限界が見えたならば、それを外部に任せればいいのである。
    世界一早いマラソンランナーでも、自動車には勝てない。
    量産に問題はあるだろうが、実績さえあればいくらでも時間は引き延ばせるだろう。


    完全反射「―――ってところかな」

    一方「…………」


    そんなファイルの存在は知らなかったが、学園都市ならばそのくらいはやってもおかしくはない。
    あるいは、自分も能力を持つ以前から目を付けられていたのかもしれない。
    最強の超能力者になれるという未来を確信して。


    完全反射「他にもいくつか理由があるって話だけど、これ以上は聞かされてないよん」

    一方「そォか」


    つまり、様々な思惑が重なり合い、その中心にいたのが佐天涙子であったという話なのだ。
    こうしてみると、自分と同じ能力だというも、その理由の1つに過ぎないのかもしれない。
    これだけの条件がそろえば、一方通行に捕捉されるリスクも承知で佐天を連れ去りもする。
    そして、それはまんまと成功せしめたのだ。


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