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    元スレ麦野「浜面の浮気性をチェック!」 絹旗・フレンダ「おー!」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - アイテム + - インデックス + - フレンダ + - 浜面 + - 滝壺 + - 絹旗 + - 麦野 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 = 343 :

    >>346
    そもそもフレンダが……

    >>348
    自分はセクフレ=セックスフレンダというネタを考えた。

    えーと設定ですが、
    映画館で絹旗にキスしない→滝壺ルート
    フレンダのメモ発見できず→絹旗ルート
    麦野に傘を貸して帰す→フレンダルート
    全部通過→麦野ルート

    ということで。

    352 :

    最低な浜面を期待してたのにパラレルかー・・・

    353 :

    浜面の初体験→フレンダ
    初キス→フレンダ

    大事なとこ持ってってるなフレンダは

    354 = 343 :

    >>353
    パラレルなので、ルートごとに違うということで。

    お待たせしました。いよいよ特別待遇の絹旗ルートが始まります。
    時系列的には、映画館デートの続きからになります。他の三人とは毛色が違いますので、服の着用を推奨。

    355 = 343 :

    『絹旗ルート』
    ―浜面の部屋―
    浜面「はぁ……」

    どうして絹旗はこの前、キスして欲しいなんて言ってきたんだろうか? ずっとそんなことが頭の中で回り続けていた。

    浜面「おかしいよなー、俺も」

    滝壺が好きなはずなのに、一つ返事でキスしてしまった。なぜだろう?

    浜面「やっぱ、映画が良くて、ハイテンションになっちまってたのかな?」

    あれ以降、まだ絹旗とは顔を合わせていない。もっとも、まだ二日しか経ってはいないが。

    浜面「なんなんだろうなー……」

    ずっと心がモヤモヤしている。あれは絹旗のイタズラか何かだったのか?

    ピリリリ

    浜面「こんなときにメールかよ」

    億劫そうに、携帯に手を伸ばす。だがそれは、その絹旗からのメールだった。

    356 = 343 :

    絹旗『また、超映画を見に行きたいので、明日は空けておいてください!』

    いつも通りの簡潔なメール。内容もやっぱり映画関係のことだった。

    浜面「今回はまた、随分と間が短いな」

    そんなに新作の映画が出ている時期なのか? 何にしろ、このモヤモヤした気持ちをすっきりさせるチャンスだ。

    浜面「『了解。同じところだろ? 今度は遅刻しないようにする』っと」

    同じところ、なんて打ってるときに、キスを思い出して真っ赤になったりしてしまう。俺は中学生かーっての。

    浜面「それにしても、絹旗はどう思ってるんだかなー」

    どうも思われてないのだろうか?


    絹旗は絹旗で、同じように真っ赤になっていたりするのだが、浜面には知るよしもない。

    357 = 343 :

    ―――
    ―映画館―
    よし。今日は15分前には到着できそうだ。

    浜面「って、あれ? もう絹旗がいやがる」

    また、待たせちまったか? 急がねーと。

    浜面「おう、悪い。待ったか?」

    あれ? なんだか絹旗がいつもよりオシャレをしている気がするな。服装はそこまで変わってないし、アクセサリーを付けてるわけでもないんだけど。

    絹旗「い、いえ、私も超さっき来たところです」

    んー……。あ、香水か?

    浜面「香水でも付けてんのか?」

    絹旗「ええ。少しですけど。超分かりますか?」

    前回はそんなことなかったのになんでだ?

    358 = 343 :

    浜面「ああ。微かにだけどな。なかなかいいんじゃないか?」

    なんというか、あからさまな匂いのする香水という感じではなく、さわやかな香りがほのかにする。

    絹旗「そ、そうですか! 買ったばかりだったので、超試してみたかったんですよ」

    なるほど。そういうことか。俺に会うために気合入れてきたって訳じゃなかったのね。分かってたけど。

    浜面「それで、今日は何見るんだ?」

    絹旗「ふふっ。それは、入ってからの超お楽しみです!」

    絹旗は、映画の話になるとテンション上がるなー。見てておもしろい。

    浜面「おいおい、まだ時間あるんだろ? 引っ張るなって!」

    そんな言葉は無視され、右手を強くつかまれて映画館内へと入っていった。

    359 :

    ひゃっほうううううううううううううううううううううううい!

    360 = 343 :

    ―――
    映画終了後
    絹旗「今日は超イマイチでしたねー」

    そう。今回は十分の映画を四本見たのだが、あまりパッとするものはなかったんだ。

    浜面「まあ、こんなもんだろ」

    絹旗「おかしいですねー。パンフレットを見たときは超面白そうだったんですけど」

    それにしても、今日の映画は年齢制限なかったみたいだし、俺が付いてくる必要あったか?

    浜面「そう気を落とすなって。飯でもおごってやるからさ」

    絹旗「ラッキー! 超ゴチになります!」

    まあ、絹旗といると楽しいし、そのくらいはいいけどさ。

    361 = 343 :

    ―――
    絹旗「で、なんで超ファーストフードなんですか?」

    ポテトをパクつきながらそんなことを言う絹旗。

    浜面「え? だって、映画の帰りとかは、こういうところなもんじゃない?」

    あんまり堅苦しいとこ入ってもあれだし。っていうかサイフが苦しくなるだけだし。

    絹旗「まあ、別にいいですけどねー」

    怒っているわけではなさそうだな。多分。

    浜面「それにしても今日のはちょっとイマイチだったかなー」

    絹旗「そうですねー。この前みたいな、超良作はないもんですかね」

    この前って……。またキスを思い出しちまったよ……。

    362 = 343 :

    浜面「そ、そうだな。この前のはすごかったよな!」

    うううっ。あのことを聞くべきなんだろうか?

    絹旗「あ、あのっ!」

    うおっ!? な、なんだ? なんかちょっと顔赤い?

    絹旗「そういえば、浜面は、滝壺さんのことは超どう思ってるんですか?」

    え? た、滝壺? なんでここで滝壺が出てくるんだ?

    浜面「え? そ、そりゃもちろん好きだけど」

    でも、今は絹旗の方が気になっているかもしれない、とはさすがに言えないな。

    絹旗「そ、そうですよね……。じゃあ、もっとしっかりしないとダメですよ? 超応援してますから!」

    え、応援する? ……やっぱり絹旗は、俺のことなんて何とも思ってなんかいないのか。

    浜面「あ、ああ。ありがとう」

    ちょっとブルーな気持ちのまま、この日は解散した。

    363 = 343 :

    中編に続く。

    364 :

    なんか初心いなあw
    いいぞもっとやれw

    365 :

    ゲス面さんも見てみたい気もするけど
    麦野に殺されて即ENDになっちまうか

    366 = 346 :

    なにこの子達可愛い
    >>1の浜絹好きなので続きも超期待

    367 = 343 :

    ここからは、絹旗の心理描写で進めてみます。
    女心の分からない>>1ですが、頑張りたいと思います。
    では中編を更新。

    368 = 343 :

    ―――
    二日後
    絹旗「超分かってはいましたけど……」

    やっぱり浜面は、滝壺さんのことが超好きだったみたいです。

    絹旗「こんなとき私はどうすればいいんでしょうか……」

    ここ数日は、超浜面のことばっかり考えてて……。なーんて、こんなの私らしくないですよね?

    絹旗「おかげで、映画のチョイスが超適当になってしまったんですから……」

    今までなら、映画>>>浜面だったのは超間違いないはずだったのに!

    絹旗「あー、もう! 超ムカつきます!」

    こういうときの私のストレス解消方法は、もちろん映画。

    絹旗「ここのところ超チェックしていませんし、本屋で情報収集でもしますか……」

    超B級、C級映画の載ってる雑誌なんて、いつものところに行かないとないんですよね。コンビニにも置いてくれればいいのに。

    そんな風にぶつぶつと言いながら、書店に向かうのはいつものことであった。

    369 = 343 :

    ―書店―
    絹旗「いつも通りの順で超見て行きますか」

    いきなり映画雑誌のコーナーに行ってるわけじゃなんいです。入り口に近いコーナーから順に読んで行きます。楽しみは超最後まで取っておく派なので!

    絹旗「しかし、どれもこれも超イマイチですね……」

    お気に入りのマンガは超グダグダの展開で、ファッション誌にも気に入りそうなものはないですし……。

    きっとこれは、超さっさと映画雑誌を見に行けという映画の神様のお告げですね。

    絹旗「えーっと、たしか超あっちの方の棚に―――」

    いつもはこんな通路は通りませんけど……。ん?

    ―――そこで、なぜか超目を引かれたのは女性誌コーナーのとある週刊誌だったんです。

    370 = 343 :

    ―週刊誌―
    鈍感な人を好きになると大変です!
    こちらがいくらアプローチしても、一向に気が付かない所か、「大丈夫か?」などと心配される始末。
    そんな彼をゲットする方法を紹介します!

    絹旗「…………」

    これは超気になりますよ。この前、浜面と映画行ったときは、香水くらいしか気づいてくれませんでしたから。まあ、超嬉しかったですケド。

    絹旗「だいたい、アプローチしても私の気持ちに気づいてくれない超鈍感野郎ですからね……」

    普段はそこまで気にしていない髪や爪の手入れを超したり、映画館に入るときなんか、強めに手を繋いだりしたのに。

    絹旗「いや、それくらいじゃ気が付かなくても超仕方ないかもしれません……」

    それに好きな人もいるみたいですし……。

    絹旗「こんなの超私らしくないとは思いますけど……」

    今日は、いつも購入する数よりも一冊多めに買うことにした。

    371 = 343 :

    ―アイテムのアジト―
    絹旗「誰かいますかー?」ガチャ

    返事は超ありませんね。ん? あれは……テーブルの上に置手紙でしょうか?

    麦野『勝手にベットを使ったらオ・シ・オ・キ』

    どうやら麦野は研究所に超行ってるようですね。ってことは、今日はここに誰も来なさそうです。

    絹旗「まあ、ちょうどいいです。一人で超ゆっくり読めますし」

    こんな雑誌、家で読む気には超なれません、むず痒くて。それにしても、私がこんな雑誌を買うとは思いませんでしたよ。

    絹旗「まあ、超ヒマ潰しにはなりますかね」

    まったく、そんな超上辺の理由をわざわざ声に出すなんて、私はどうかしてるんでしょうか?

    372 = 343 :

    ―――週刊誌――――――――――――――――――――――――――――――――
    好きなあの人と恋仲になりたいけど勇気が出ない! という方にもオススメ!
    軽い感じで「付き合ってみない?」と聞いてみましょう!
    鈍感な彼は、今までもフラグに気が付かず、付き合った経験は少ないので
    ①よほど自分に興味がない。
    ②かなり高い理想を抱いている。
    ③どうしても振り向かせたい好きな人がいる。
    なーんてことがなければ、きっとOKしてもらえるはず!
    ただし、ご注意を!
    「付き合ってみない?」と聞いた後には、冗談でないと思われるためにも多少の好意があることをしっかり伝えましょう!
    「実は、気になってて」などもう一押しすると彼もぐらつきます!
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    絹旗「やっぱり、この手の情報は超信じられませんね」

    浜面は滝壺さんのことを超好きでしょうから、この③に当てはまるんでしょうか? もう付き合ってたりはしませんよね?

    絹旗「けど、浜面に試してみると超面白そうです」

    これなら、最悪、冗談で超済ませることもできますし、滝壺さんのことで探りを入れることはできます。

    それに……踏み出さないと何も変わったりはしないでしょうから。

    373 = 343 :

    ―――
    浜面「お、絹旗だけか?」

    ちょっと待っていると、案の定、浜面がやってきました。ここに来るとすれば、超この時間なんですよね。

    絹旗「そうですよ。麦野は今日超帰ってこないみたいです」

    浜面「へえー」

    そうです。ずるずる後に引っ張っても、きっと言えなくなるに決まってます! ですから、超さっそく試してしまいましょう。

    絹旗「浜面?」

    浜面「ん? なんだ?」

    心臓が超バクバクする! でも、もう行きます! こんな中途半端な気持ちのままでいたくないですから。


    絹旗「浜面は誰かと付き合った経験とか超ありますか?」


    そして、震える口を動かし始めた。

    374 = 343 :

    後編に続く。 後編はちょっと短め。

    375 :

    安定した絹旗の純愛ルートっぷり

    376 :

    あれ何か向こうのと…

    377 = 345 :

    今までの鬼畜ぶりからは想像が出来ない純愛ですな
    乙!!

    378 :

    きぬはったん!きぬはったん!

    379 :

    もあいったん!もあいったん!

    380 :

    後編を更新。

    381 = 380 :

    浜面「え!? なんだ急に!?」

    うわ。やっぱり超いきなり過ぎましたか!? かといって引き返したら、もうこの方法は使えません!

    絹旗「いいから超早く答える!」

    まさか、本当に滝壺さんと超付き合ってたりなんてことは―――

    浜面「いや、ねえけどさ……」

    ほっ。まだ大丈夫みたいですね。……いや、まだここからが超本番です!


    絹旗「じゃあ、私と超付き合ってみません?」


    浜面「え?」

    うううっ、こ、怖い。超勢いで言ってしまいましたが、これを断られてしまっても、私は平静を保てるんでしょうか?

    382 = 380 :

    絹旗「私もまだ、誰とも付き合った経験ないんですよ」

    これは超いい訳っぽい? ……あ、そうだ! ある程度好意も伝えなきゃいけないんでした!

    絹旗「浜面は、今まで会った男の中では、割と超好きな方ですし」

    こんなこと、まともに目を見て話すことなんて超できないですよ。

    それに、そもそも男の人と関わったのは、研究員以外では浜面くらいなんですけどね。

    浜面「は?」

    え……? 呆然としてます……。やっぱり、私はそういう対象には超なりえないってことですか……?


    浜面「ニセモノか……」


    絹旗「はい?」

    浜面が何言ってるか超分かりません。

    383 = 380 :

    浜面「お前は、絹旗のニセモノだな!? 本物の絹旗はどこだ!?」

    ああ、なるほど。私が急にそんなこと言うわけないって超思ってる訳ですか。そういえば、応援しますなんて言ったすぐ後ですからね。

    絹旗「はあ……」

    それにしても、これは④として、超バカという項目を超付け加えるべきですね……。おかげで気が抜けちゃいました。

    絹旗「私は超本物ですけど?」

    何を私はさっきまで超緊張してたんでしょう。笑いたくなっちゃいます。

    浜面「そんなバカな?」

    絹旗「カチーン。浜面の方が超バカだと思いますけどね~」

    まったく。浜面の超バカ!

    384 = 380 :

    浜面「なら、お前が本物って証拠を見せてみろ!」

    絹旗「いえ、もう超どうでもいいです」

    滝壺さんのことが好きでも、付き合っていないならまだまだチャンスは超ありそうですから。

    浜面「あれ!? 本物!?」

    絹旗「だからさっきから超そう言ってるじゃないですか」

    あんなに超勇気を振り絞って言ったのに、あんな茶化し方はないと思います。浜面のことですからマジで言ってる可能性もありますけど。

    浜面「ってことは、さっきのも本気!?」

    絹旗「そろそろ超一発殴ってもいいですかね?」

    これは超本気です。今までにないくらいの。

    385 = 380 :

    浜面「ううっ。俺はなんてチャンスを逃してしまったんだ……」

    ん? 今、何て言いました? チャンスを逃した? 私と付き合うチャンスを? 滝壺さんが好きなのに?

    浜面「こんなチャンスはもう二度とないかもしれないっていうのに……」

    え? ええっ!? ほ、本気なんでしょうか!? ううっ、また頭が混乱してきました……。冷静に! 冷静に!

    絹旗「……いいですよ」

    今なら私の心臓の音が、浜面にまで超聞こえるかもしれません。ちょっとうるさすぎです……。

    浜面「え?」

    絹旗「じゃあ、もう一回だけ超チャンスをあげます」

    あと一言いえれば、滝壺さんじゃなくて私のことを超見てくれるはず……。あと一言!!

    浜面「ええ!?」


    絹旗「―――私と超付き合ってみません?」


    い、言えました! ううっ。これは鏡なんて見なくても、自分の顔がどうなってるのか超分かっちゃいます……。


    そんな感じで、二人は付き合いはじめることになったのだった。

    386 = 380 :

    こんな感じで、もう一つの方とクロスオーバー気味に絹旗ルートは進めます。

    明日はデレのんルート更新予定。

    387 :



    研究員だけじゃなく、浜面以外の下っ端とも関わってね?(超電磁砲で)
    絹旗的には記憶にも残らなかったのかもしれんが

    388 :



    >>1の世界のアイテムはみんなパラレルワールドなのか

    389 :

    絹旗が浜面以外の下っ端と関わってたとか、細かいことはどうでもいい

    390 :

    パラレルワールドが多くて混乱してきた…

    391 :

    いちばんいいケツをしたやつをたのむ

    392 = 380 :

    >>390
    浜面メインではなく、ヒロインで整理していけば大丈夫だ!
    といっても、ストーリーあるのは絹旗編くらいですが。

    夕方に続きを更新。

    393 = 380 :

    更新。
    麦野ルートは通常運転です。

    394 = 380 :

    『麦野ルート』

    今日はアイテムの仕事があったんだ。久々に全員そろったのだが……。

    浜面「うわっ。こりゃひでえ」

    まあ、その仕事自体は楽勝で、連絡を受けてから二十分で終了した。だが、今日は雨が降ってたんだ。

    滝壺「大丈夫?」

    相手が風力使い(エアロシューター)ってのもあって、濡れていないのは傘を差して離れていた滝壺だけだった。

    麦野「あー、もう! 今日はこのまま解散!」

    やっと風邪から治ったばかりだという麦野はまたビショビショ。雨女なのかね?

    絹旗「うーっ。超寒いです! お先に失礼します!」

    フレンダ「結局、天気が悪い!」

    そう言って二人はダッシュで消えていった。まあ、いろいろと透けていたので、俺的にはGJを送りたい。

    395 = 380 :

    滝壺「麦野。傘貸そうか?」

    麦野「ここまで濡れたら関係ないわよ。アンタが使いなさい」

    俺はどうすっかな。家まではちょっとあるし、アイテムのアジトでシャワーだけ浴びて帰るとするか。

    浜面「じゃあ、俺も風邪引く前に帰るわ!」

    滝壺「うん。また明日」

    今日は徒歩だったので、足早にアイテムのアジトへ向かった。

    麦野「これはチャンスね」

    俺が別れた後に、滝壺は麦野がそう言っているのを聞いたそうだ。

    396 = 380 :

    ―――
    ―アイテムのアジト―
    一応着替えは置いてあるからな。さっさとシャワー浴びるか。

    浜面「うー、さみーっ」ガラッ

    シャー

    浜面「……ふぅ。ちょっとずつ温まってきたぞ」

    <ガチャ

    ん? 今誰か部屋に入ってきた音がしたような?

    麦野『あら? 誰か入ってるのかしら?』

    曇りガラス越しに麦野が見える。確かに、こいつの家もちょっと離れてたかもしれない。

    浜面「ああ、俺だ。もう少し待ってくれ」

    これなら、家まで帰った方が良かったかな。麦野また風邪引いちまうかもしれねーし。

    397 = 380 :

    麦野『んー、そうね。いいわよ別にー』

    ちょっと悪いよな。早めに―――

    ガラッ

    麦野「一緒に入るし」

    は? 入ってきやがった!? ……って、バスタオルは装備してましたかー。

    浜面「……まあ、いいけどよ」

    麦野「何、想像してたのかしら? 裸で入ってくるとでも?」

    麦野ならやりかねん。ここで誘惑されたらいろいろ危ないな。

    浜面「そ、そんな訳ないだろ?」

    麦野「相変わらず童貞っぽい思考は変わらないのね」

    しょうがないじゃない! 男の子だもの!

    398 = 380 :

    麦野「ん、そうだ。この前、看病してくれたし、背中くらい流してあげてもいいわよ?」

    はい? 麦野が俺の背中を? デッキブラシか何かでやるつもりか?

    浜面「それはどういう……」

    麦野「ほらいいから、前向いた!」グイ

    うおっ。強制イベントでしたか! とりあえず諦めた方が良さそうだな……。シャワーを止めて、風呂にお湯でも張るか。

    麦野「ふふっ。ボディーソープをつけてっと」カシュッ

    オイ。スポンジも何も持ってないはずだぞ? 何で洗うつもりだ?

    麦野「それっ」ムニッ

    ぐおおおおおおおっ!? 背中に柔らかいものが!? しかも、温けえ!!

    浜面「あ、あの麦野さん?」

    麦野「胸じゃ気持ちよくないかな?」

    なんだろう。この前のは風邪で仕方ないとしても、この麦野はバグってるとしか思えない。

    399 = 380 :

    浜面「いや、スゲー気持ちいいけど」

    勃ってきてしまったので、若干前傾姿勢で答える。

    麦野「じゃあ、続けてあげる」ムニムニ

    これが、デレモードなのだろうか? 壮大な嫌がらせの前フリとかじゃないよね?

    浜面「うぉぁ……」

    しかし、これはすごい。泡だらけの大きいおっぱいで、背中を洗ってもらえるなんて! 最高のスポンジじゃないですか!

    麦野「浜面のココもでっかくなってきてるわね」ギュッ

    浜面「ぐうっ!?」

    そのまま後ろから手を回される形で、ガッチリつかまれてしまった! 逃げようがない! というか逃げる必要もない?

    麦野「いいわよ。イかせてあげるから」

    そう言って、麦野は泡だらけの手を動かし始めた。

    400 = 380 :

    浜面「な、なんかうまくなってないか?」

    泡のせいで滑り具合のUPした手コキが始まっている。な、なんで急にこんなことを……?

    麦野「いいから、さっさと気持ちよくなっちまえよ」

    もうとっくになってますよ!? うううっ。背中に押し付けられた胸もすごくいいです……。

    浜面「ぐっ。そろそろヤバイかも」

    シャワーを浴びるのは中断してるのに、体は熱くなってきてるんだよね。

    麦野「ハイ。じゃあここまでー」

    浜面「はぁ!?」

    まさかの寸止め!? ここでストップはひどい!


    麦野「続きは一緒にね」


    いや、ひどくなかった! デレ麦野さんかわいいぞ!?


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