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    元スレ提督「彼女達の気持ちを?」 明石「確かめましょう!」

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    1 :

    提督「ケッコンカッコカリ後の惚気話を同僚達から度々聞かされる」

    提督「秘書艦の際は仕事が捗るとか」

    提督「ご飯は手作り最高とか」

    提督「夜は良いよねぇ夜はさぁ、とか」

    提督「表面上は『ほう、そうかそうか』と平静を保っているが……」

    提督「正直少し羨ましい」

    提督「無論、こちらの嫁艦達が劣っているなど考えたこともないが……」


    【ケッコンカッコカリ リスト】

    大井

    比叡

    筑摩

    千代田

    山城

    龍田


    提督「まさか彼女達が『オコトワリ勢』と呼ばれていたとは思わなかった」


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1478299111

    2 = 1 :

    提督「無論、指輪はちゃんと受け取ってもらえた」

    提督「そのお陰で彼女達は限界を超えて日々強くなっている」

    提督「しかし他から聞くような甘い新婚生活など皆無」

    提督「不憫に思われたのか、代わりに彼女達の姉がかなりの頻度で来てくれるが……」

    提督「一日でも良い。ケッコンをした娘達と過ごしてみたいものだ」

    提督「…………もしかして彼女達に無理矢理受け取らせてしまっていたのだろうか」

    明石「お話は分かりました!!」ドアバーン!!

    3 = 1 :

    提督「……何だ明石。ノックもせずに入って来るんじゃない」

    明石「まあ細かいことは置いておいて、どうやらケッコンでお悩みのようですね提督」

    提督「むっ……まあ少しな」

    明石「恥ずかしがらなくても良いですよ。提督に指輪を売った身としては、私も今の状況は心苦しいんです」

    提督「うむ。人数分揃えるのは大変だった」

    明石「そこでですね、私がお手伝いさせて頂きます!」

    提督「手伝い? 何をだ?」

    明石「勿論、提督が夢見てる甘い新婚生活ですよ!」

    5 :

    姉勢の中にソロレート婚狙いとか混じってそう

    7 :

    提督「それはありがたい話だが、どうするんだ」

    明石「簡単なことです。彼女達の想いを解放してあげるんです」

    提督「と言うと?」

    明石「彼女達がオコトワリした理由は、大事なお姉さんがいるから。もしくは北上さんがいるからですよね」

    提督「後半は大井一人だけだが、まあそうだな」

    8 :

    厳密には大井さんってオコトワリ勢に含まれてなかったような

    9 :

    大井ってオコトワリ勢じゃないだろう浮気絶許なだけで

    10 :

    まあ多少レズ度が高いか滅茶苦茶恥ずかしがり屋なだけなんだろう
    たぶん

    11 :

    大井っちは金剛を超える提督Love勢だったよ、すごいやつだったよ

    12 :

    オコトワリ勢モノと聞くとこれ思い出す
    http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1463/14632/1463258883.html

    13 :

    他人のスレ貼り付けてんじゃねえよハゲ

    14 :

    大井っちより霰とか陽炎とか最上の方がオコトワリ勢っぽい

    15 :

    陽炎とか最上はむしろLove勢

    16 = 1 :

    明石「信じられないかもしれませんが、提督は彼女達に凄い想われてるんですよ?」

    提督「えっ……彼女達にそんな素振りなど無かったと思うが」

    明石「錬度がその証拠です。とある研究では、錬度は私達艦娘の強さを示すと共にあることも示しています」

    提督「何だそれは?」

    明石「ズバリ……提督への愛情です!」ババーン!!

    提督「」

    明石「ちょ、何ですかその顔は! 信じてませんね!」

    提督「いや、あまりにも突拍子が無さ過ぎるだろう。現にお前はどう思ってるんだ?」

    明石「私ですか? 大好きですよ提督」←錬度97

    提督「あっけらかんとし過ぎてて信憑性に欠けるな」

    17 :

    話の広がり無くしちゃうからとりあえず>>1を待とう

    18 = 1 :

    明石「と、とにかく私のことは良いんです! 後日私に指輪を渡して確認するとして、今は提督のことです!」

    提督「さりげなく指輪を要求された……」

    明石「明石に策有り、です。お姉さん+北上さんで蓋をされた提督への想い、開放してみせましょう!」

    提督「あんまり乱暴なことはするなよ……」


    【大井編】


    明石「場所を変えまして、ようこそ『明石の工房』へ」

    提督「お前の言う通り夜まで待ったが、一体何をするんだ?」

    明石「無論、この時間が狙い目だからですよ。最初のターゲットは大井さんです」

    提督「大井か……彼女は私じゃなく北上への想いに溢れてるんじゃないか?」

    明石「でも指輪を受け取りましたよね? 付けてもくれてますよね?」

    提督「うむ。ケッコンの際、裏切ったら沈めるとか言われたが……」

    19 = 1 :

    明石「あれ? 提督重婚してますよね? 裏切りなのでは?」

    提督「いや、大井がケッコン予定の面子を見て――」


    大井『ああ、この人達なら別に構いません』


    提督「って言っていたからな。裏切りではない……と思う」

    明石「ちゃんと許可取ったんですね……」

    提督「最初に指輪をあげたからな」

    20 :

    大井とは一番最後にケッコンすれば粛清されずに済むといつも思ってるんだが

    21 = 1 :

    明石「では発表します。大井さんに仕掛けるのはコレ!」

    『指輪は何処へ!? ~無くして気付く貴方への想い~』

    提督「……何ともコメントし辛い作戦名だな」

    明石「一生懸命考えました!」

    提督「よしよし」アタマナデナデ

    明石「えへへへへ……って違います! 嬉しいけど違います!」

    提督『深夜の川内なみにテンション高いなぁ……』

    明石「今の時間、みんな楽しみお風呂タイムです。大井さんが北上さんと一緒に入ろうとする時間帯の情報は入手済みです」

    提督「何処から仕入れたのか聞くのは野暮なのだろうな……」

    22 = 1 :

    明石「これから私も現場に行きまして、大井さん達とお風呂に入ります」

    提督「ふむ……」

    明石「流石に指輪を付けたまま入る訳にはいきませんからね。脱衣所ではきっと指輪取ります!」

    提督「…………」

    明石「そこでちょこっと指輪を私が拝借しまして「盗む気か!」違います! 借りるんです!」

    提督「全く。乱暴な方法はやめろと言っただろう」

    明石「ですが提督、これぐらいのショック療法で無ければ想いを自覚出来ませんよ。お嫁さんが居なければ寂しいでしょ?」

    提督「むむむ……し、しかし大井が風呂場まで指輪を付けているとは限らんだろう」

    明石「ああ、その点も大丈夫です。大井さんは絶対付けてますから」

    提督「お前のその自信は何なんだ……」

    23 = 1 :

    明石『だって、ねえ……提督に指輪を貰ってから大井さんが外してるとこ見たことないですし』

    明石『この前の出撃の時なんか誰にも見られてないと思ってやったのでしょうが……』

    明石『指輪にキス、してましたもん……嬉しそうに』

    明石『提督がそう思い込んでいるだけで、大井さんは所謂“提督love勢”なんですよねえ』

    明石『ただ素直になれないだけで、北上さんを隠れ蓑にしてるだけなんですよ。うん』

    提督「どうした明石。ボーッとして」

    明石「いえいえ、何でもありません、では提督、吉報をお待ち下さい! 明石、出撃します!」

    提督「お、おう……」

    提督「…………」

    提督「ここで何して待てば良いんだろうか」

    妖精さん「オハナシスルー?」

    提督「うん。ありがとう妖精さん」

    24 = 1 :

    今日はここまで。ありがとうございました

    29 :

    もうニヤニヤしてきた。続き楽しみ。

    30 :

    大井っちが提督loveなSSに外れなしの法則

    31 :

    隠れ提督LOVE勢な大井っち最高だわ

    32 :

    大井難民は思いの外多いということだろうか…

    33 :

    乙です。
    大井っちは隠れ提督LOVE勢、異論は認めない。

    34 :

    少し時間がありますので投稿


    -大浴場-

    大井「あら? 明石さん」

    明石「どうも。大井さんに北上さん」

    北上「明石さんがこの時間にお風呂なんて珍しいねえ」

    明石「いやぁ~、装備の開発してたら何時の間にかこんな時間になってまして……」

    北上「何というか相変わらずだねえ~。その集中力は」

    大井「提督が無茶させてるんですか? 全くあの人は……」

    明石「いえいえ、提督からは予め無理するなと言われてます。私が勝手にやってることです」

    明石「それに提督は工作艦である私も積極的に運用してくれますからね。自然とやる気が出ますよ」

    北上「ああ~、そう言えば明石さんて錬度最大までもうすぐなんだっけ」

    明石「えっへん。ここまでの錬度の工作艦はなかなかいないですよ?」

    35 = 34 :

    大井「」ピクッ

    大井「ま、まあ最大錬度までが長い道のりですから無茶はしちゃ駄目ですよ?」

    北上「と、危機感を感じた最初のケッコン艦が申しております」

    大井「き、北上さん!」

    明石「あはは、大丈夫ですよ。提督がそんな無茶な出撃させるとは思えませんしね」

    大井「そ、そうですね……」


    【艦娘入浴中…】


    明石『さてさて、二人より先にお風呂からあがりましたが……』

    明石『幸い脱衣所には私以外誰もいない。ということで!』

    明石『大井さん、ごめんなさい。ちょっとお借りしますね?』

    36 = 34 :

    明石「お待たせしました提督。明石、帰還しました!」

    提督「お帰り。目的は……聞かなくても分かるな。その顔見れば」

    明石「もうバッチリです! では早速ここから大井さんの様子を見てみましょうか」

    提督「ん? どうやって見るんだ?」

    明石「ここに各所の監視カメラのリモコンがあります。先ずは脱衣所の「ちょっと待てい!!」何ですか?」

    提督「何てところにカメラ仕掛けてるんだ! 彼女達にバレたら殺されるぞ!」

    明石「防犯のためです! それに見るのは同性の私だけ、提督は目隠しをどうぞ。様子は私が実況しますから」

    提督「あ、ああそう……」

    明石「期待しました?」

    提督「……してない」

    明石「ちなみに音声をあえて切ってるのは脱衣所での赤裸々な会話を」

    提督「聞いてないから」

    37 = 34 :

    明石「失礼しました。さてさて、様子はどうでしょうか?」

    提督「大井なら冷静に対処すると思うが……」

    大井『…………』

    明石「北上さんと着替えながら談笑してますね」

    提督「まだ気付いてないのか」

    明石「そろそろだとは思いますが……」

    大井『……ッ! ……ッ!! ……ッ!?』

    明石「あ、気付きました。指輪がないことに気付きましたよ!」

    明石「音声が無くても分かります。明らかに凄い動揺してます!」

    提督「え」

    38 = 34 :

    明石「不審に思った北上さんを誤魔化してますね。これは何でもないと言ってますね」

    明石「二人が脱衣所から出ます。大井さんが物凄く残って探したそうな顔してます!」

    提督「信じられん……」

    明石「あ、カメラ切り替えますので目隠し取って大丈夫ですよ。二人で通路歩いてますね」

    提督「大井の顔が見てられないぐらい沈んでるんだが……」

    明石「音声出しましょうか」リモコンヲポチッ

    北上『大井っちどうしたの? さっきから様子が変だけど』

    大井『な、何でもありません。大丈夫です、大丈夫……』

    提督「どう見ても大丈夫じゃないだろうに」

    大井『あ……北上さん、私忘れ物しちゃったみたいなんです。ちょっと取りに戻っても良いですか?』

    北上『ありゃ、大井っちにしては珍しいね。ここで待ってようか?』

    大井『いえ、北上さんは先に姉さん達の部屋に戻って下さって構いませんので……』

    北上『そう? んじゃ先に戻ってるね』

    大井『はい』

    明石「ダッシュで戻りましたねえ」

    提督「島風もビックリの速さだな」

    39 = 34 :

    明石「まあ指輪はここにあるので、忘れ物は見つからないのですが」

    提督「お前がえらい鬼畜に見える」

    明石「酷いッ! と、まあカメラは球磨ちゃん達のお部屋に切り替えましょう」

    提督「一体何台カメラを鎮守府に仕掛けてるんだ……」

    明石「協力者は青葉さんです」

    提督「青葉ァァァァ!」

    北上『ただいま~』

    球磨『お帰りだクマ』

    多摩『ニャ!』

    木曾『大井姉さんはどうしたんだ?』

    北上『何か忘れ物したからってお風呂場に戻ったよ』

    多摩『珍しいこともあるものニャ』

    球磨『明日はきっと雨が降るクマ』

    木曾『いや、大井姉さんも忘れ物ぐらいするだろう』

    40 = 34 :

    北上『ん~……でも様子がおかしかったんだよねえ。着替えの時から』

    球磨『クマ? 具合が悪そうだったクマ?』

    北上『いや、そんな感じじゃ――』

    大井『ただいま……』

    北上『うわっ、ビックリした! 音も無く入って来ないでよ大井っち……』

    木曾『お、お帰り大井姉さん』

    多摩『ニャ? 何でそんな元気が無いのニャ?』

    球磨『マジで具合が悪いクマ? 無理せず布団に……』

    大井『う、う……』

    球磨『く、クマ?』

    大井『うええええええええん……!?』

    『『『『』』』』

    提督「」

    明石「」

    41 :

    可愛いけど罪悪感も凄い、あとで思いっきり怒られたい
    あと違ってたらすまんけど最後の台詞の「!?」は間違いかな?

    42 :

    いい所で切るなぁ
    ここから
    「でも大井っち、悲しんでる割には今まで特に嫁さんらしい事してなかったじゃん」
    とツッこまれるんだろ?

    43 = 34 :

    >>41さん 御指摘ありがとうございます。うっかり付けてしまいました。




    大井『ない、ないんです……うえええええん……』

    球磨『おおおおおおおお落ち着くクマ大井ッ!』

    多摩『何ニャ! 何を無くしたのニャ!』

    提督「私は夢を見てるのだろうか……」

    明石「安心して下さい。現実ですよ?」

    提督「マジ泣きじゃないか!? あれが本当に私の知る大井か!? まるで別人だぞ!」

    明石「女の子はいくつもの顔を持っている……勉強になりましたね提督」

    提督「やかましい!」

    明石「あ、球磨ちゃん達が何とか話せる程まで落ち着かせたみたいですよ」

    球磨『ほら、涙と鼻水拭いて。一から話すクマ』

    大井『』コクン

    大井『北上さんと一緒にお風呂に入って、出て着替えようとしたら指輪が見当たらなくて……』

    大井『見落としたかもしれないと思って、また戻って調べてみても無くて……』

    大井『提督から貰った指輪……ゆびわがなくなってて……なくなってぇ……』

    木曾『ああ姉さん。タオルでほら、拭いてくれ』

    北上『どうりであの時大井っちの様子が変だったわけだ』

    44 = 34 :

    多摩『まあでも罰が当たったのかもしれないニャあ』

    球磨『多摩ッ!』

    多摩『提督からのお誘いも北上を理由に受けない。ケッコンしたのに態度を変えない』

    多摩『オマケに一緒の時間もロクに過ごさない。代わりに多摩達が提督のところに行っている始末』

    多摩『提督も不憫だけど、提督のことが真剣に好きな娘達からすればケッコン艦なのに……と不満爆発の状況だニャ』

    多摩『正直言って、遅かれ早かれ……痛いッ!』

    球磨『言い過ぎだクマ! 確かに大井にも反省すべき点はあるけど、今言うことじゃ……』

    大井『ふ、ふふふふふ……そうですよね』ハイライトoff

    北上『お、大井っち……?』

    45 = 34 :

    とりあえずここまで。戻って夜に更新出来たら再開します。

    46 :

    バレたら明石と提督の命がヤバイな

    47 = 41 :


    ちゃんと姉妹してて良いなあ

    48 = 42 :

    いいゾ~これ
    大事なものはいつも無くしてから気づく

    49 :

    ガチで提督に興味なさそうな態度からのデレがさいつよの大井さん

    50 :

    >>46
    いくらでも誤魔化しようがあるから大丈夫でしょ(ハイライトが消えたことから目を反らしながら


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