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    元スレ麦野「美琴、私のものになりなよ」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ラブライブ ×2+ - とある科学の超電磁砲 + - とある魔術の禁書目録 + - 佐々木 + - 百合 + - 私のものになりなよ + - 美心 + - 麦野 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    451 = 57 :


    ―常盤台中学学生寮 二○八号室 24:00―


    御坂(結局今日は返ってこなかったなぁ。色々話したかったのに……)

    白井「……」 zzz…


    ヴーン! ヴーン!


    御坂「き、きたっ!」 ガシッ!

    白井「……ん……ぅうん……」 ゴソゴソ

    御坂(おっと、黒子起こしちゃ悪いわよね。静かに静かに…) カチカチ


    ――――――――――――――――――――
    from:麦野沈利
    件名:こんばんは
    本文:
    返事遅れて悪い。ちょっと立て込んでた。
    上手くいったみたいでよかったね。
    と言いたいところだけど、いけそうなチャンスには
    いっといたほうがよかったと思うわよ?


    ――――――――――――――――――――


    御坂(やっぱそうなんだ……。失敗したかなぁ……で、でも時間はいくらでもあるわよ!
        次は大丈夫! ちゃんと心の準備していくんだから!……っと、続きある) 

    452 = 57 :


    ――――――――――――――――――――

    いっといたほうがよかったと思うわよ?








    まあでもアンタにしては頑張ったんじゃない?
    ――――――――――――――――――――


    御坂(褒めて……くれてるのよね……) ドキドキ

    御坂(よーし……私も……)メルメルメル


    ――――――――――――――――――――
    to:麦野沈利
    件名:うん(*>艸<)
    本文:
    次はがんばるっ!麦野さんの応援を無駄にしな
    いためにも、あいつを仕留めてみせるわよ!


    ――――――――――――――――――――
    >送信 

    453 = 57 :


    御坂(ふふっ……麦野さんを照れさせてやるわよ)


    ――――――――――――――――――――

    いためにも、あいつを仕留めてみせるわよ!








    前にも言ったけど、麦野さんのそういうとこ好きだ
    (∩∀`*)
    ――――――――――――――――――――
    >送信 ピッ


    御坂(はー……麦野さんからの返事待つのなんでこんな緊張するんだろ……。
        あいつは意外とそうでもなかったのに……) ドキドキドキ

    御坂(自分でも思ってるより麦野さんのこと好きなのかなぁ……) トクンッ

    御坂(って、何考えてんのよ! そりゃ嫌いじゃないけど好きのベクトルをあいつと同じに考えちゃ駄目でしょ!
        女の子同士なんだから……) 

    454 = 57 :


    御坂(女の子同士だから、緊張するのかしらね……。どう付き合っていいかまだ分からないし……。
        だけど麦野さんとのこの距離は、もっと縮めていきたいなって思うのよね……。
        長い付き合いじゃないけど、そこそこ深い付き合いだもん。 
        その方向が変われば……もっと麦野さんに近づけるのかな……)


    メールゲコ!メールゲコ!


    御坂(着信音が鳴るだけで麦野さんの顔が浮かぶ……。結構私重症なんじゃない?)


    カチッ
    ――――――――――――――――――――
    from:麦野沈利
    件名:無題
    本文:
    私も好きよ。美琴


    ――――――――――――――――――――


    御坂(ええええええええええええええええええっっっ!!!???) ガタッ!

    白井「ぅ……うぅん……お姉様ぁ……ムニャムニャ」 zzz…

    御坂(やばっ! ごめんね黒子。
        ビ、ビックリしたぁ……な、何これ……) ドキドキドキドキ…

    455 = 57 :


    御坂(あれ……? 続きある……?)


    ――――――――――――――――――――

    私も好きよ。美琴











    ドキッとした?
    したならアンタは女子高に染まり過ぎてます。
    ご注意(*ゝω・*)-☆キャピッ
    ――――――――――――――――――――


    御坂(……そ、そんなの……!)

    御坂(何よ……後半の方がドキッとしちゃったじゃないの……) ドキドキドキ

    456 = 57 :


    ―麦野宅 浴室 24:30―


    チャプッ…


    麦野「~♪」

    麦野(極楽……。あー、そういや御坂とお風呂行こうって約束まだ日取り決めてなかったな) チャポッ

    麦野(けどあいつ明後日来るんだっけ? せっかくだからその時行くか)


    ハーナテココローニキザンダユメモミライサエオーキーザーリーニシーテー!


    麦野(おっ。さてさてさて、何て返してくれるんでしょうかね、美琴ちゃんは) ニヤニヤ

    麦野(っつかお風呂にまで携帯持って入るって……どうよこれ。なんつって。
        だって早く反応見たいんだもん☆ ビニールで包んでりゃ全然大丈夫だしねー) ククッ


    カチッ
    ――――――――――――――――――――
    from:御坂美琴
    件名:驚かせないでよo(≧ε≦o)
    本文:
    ドキッとなんてするわけないでしょっ!
    下の名前で呼ばれるなんてそうそう無いからそこ
    はビックリしたけどね(´・ω・`)

    随分帰り遅いのね。
    ……仕事ってやつ?
    ――――――――――――――――――――

    457 = 57 :


    麦野「なんだつまんない」

    麦野(仕事のこと突っ込んできやがったな……。よせって言ったのに) メルメルメル


    ――――――――――――――――――――
    to:御坂美琴
    件名:ちっ
    本文:
    つまらねーの。
    まだ起きてていいの?ガキは寝る時間よ。

    それに関してはコメントを差し控えさせて頂きます
    っつか詮索すんなよ超電磁砲。
    私はアンタとの間に仕事の話を持ち込むつもりは
    無い。それがお互いのためだしね。
    ――――――――――――――――――――
    >送信 ピッ


    麦野(ま、これが正解でしょ。私らとは一切関わり無いところにアンタがいてくれるから
        私はこうして楽しくメールできんだしね)

    麦野(楽しく……ね。受け入れ過ぎでしょ私。暇つぶしだったはずなんだけど……。
        私はこいつとどうなりたいんだか……)

    458 = 57 :


    ハーナテココローニキザンダユメモミライサエオーキーザーリーニシーテー!


    麦野(もう日付変わってんだから寝ろよ……)


    カチッ
    ――――――――――――――――――――
    from:御坂美琴
    件名:もうちょっとo(≧ε≦o)
    本文:
    もうちょっとだけ麦野さんと話してたい…。
    だめ?(´・ω・`)

    分かった。変なこと聞いてごめん!
    ――――――――――――――――――――


    麦野(……ったく。ちょっと言い過ぎたか?) メルメルメル


    ――――――――――――――――――――
    to:御坂美琴
    件名:仕方ないわねえ
    本文:
    私のこと大好きなのね(笑)

    いいよ。ところで、明後日泊まりに来るなら前言っ
    てたレジャーお風呂はその日の夜行く?
    っつかアンタって泊まりとか大丈夫なの?
    ――――――――――――――――――――
    >送信 ピッ


    麦野(書いててちょっと恥ずかしいじゃないのよ) チャプン…ブクブクブク

    麦野(体洗おうっと) ザバァッ

    459 = 57 :


    ―常盤台中学学生寮 二○八号室 24:50―


    御坂(大好きって……変に意識してるときにそんなこと言われたら余計寝れないじゃないっ!)

    御坂(明日寝不足確定ねー……いいけど) メルメルメル


    ――――――――――――――――――――
    to:麦野沈利
    件名:まあ
    本文:
    普通に好きだよ(*>艸<)

    それいいわね。そうしましょ☆
    わー、友達の家に泊めてもらうの初めて!
    すっごい楽しみ!(∩∀`*)
    水曜日はテスト休みで休日なのよん(*´∀`)ノ
    外泊申請出しといたから大丈夫ヾ(・ω・*)
    ――――――――――――――――――――
    >送信 ピッ


    御坂(お風呂かー。いよいよ敗北感を味わう羽目に……) 

    御坂(麦野さんスタイルいいわよねー……私もああなりたいけど、ま、これからよねっ!) フフッ 

    460 :


    メールゲコ!メールゲコ!


    御坂(お泊りってどうしてこうワクワクするのかしら) フフッ


    ――――――――――――――――――――
    from:麦野沈利
    件名:あっそ
    本文:
    素直でよろしい(笑)

    そんなに期待しないでよ。何も面白いものなんて
    無いんだから。
    まあご飯くらいは作ってあげるけどね。
    1泊2食で10万円になります(*ゝω・*)-☆キャピッ
    ――――――――――――――――――――


    御坂「う……」

    御坂(ヤバ……また麦野さんのウィンク思い出しちゃった……。
        あれだけ美人なんだからもうちょっと言葉遣い直したらすごいことになるんじゃないかしら) メルメルメル

    461 = 57 :


    ――――――――――――――――――――
    to:麦野沈利
    件名:えー(*´∀`)ノ
    本文:
    麦野さんって色々こだわってそうだから部屋オシ
    ャレっぽい(*ゝω・*)
    お金取るなってのo(≧ε≦o)
    麦野さんの手料理も楽しみだわー(・∀・)
    ――――――――――――――――――――
    >送信 ピッ


    御坂(……もう一時過ぎか……さすがに寝ないと明日しんどいだろうな……)

    御坂(……けど麦野さんと話していたいというジレンマ……。うーん、けど向こうだって眠いわよね。
        ここらで切り上げた方がいいかも……でもなぁ……んー) ウトウト

    御坂(……あー……寝そう……麦野さん……から……返事…………) ウツラウツラ……


    ヴーンヴーン


    御坂「……くー」 zzz…


    462 = 57 :

    本日はこのくらいで。
    フラグを立てるのは今日で終わりです。
    6日目の話は繋ぎなので短いですが、エロシーン有りなので苦手な方はご注意を。

    それではまた近いうちに

    463 :

    乙っした!

    いよいよか。胸が熱くなるな・・・

    464 :

    これって何日目まで続くの?

    465 :

    乙!
    エロシーン……だと……!?
    それにしても黒子に対抗してビルぶっ潰す麦のん可愛すぎる

    466 :

    乙!
    毎回ニヤニヤが止まらないwwww
    エロ期待してるぜ

    467 = 57 :

    >464
    分からないですwまだ書き溜めが全然終わってないので。
    今後は日にちが飛んだりすることもあると思うので、何日目とお答えしてもあまり参考にならないでしょうし。
    めちゃくちゃ長いものにはならないとは思いますが

    468 :

    エロか………………ふう

    469 :

    待ち遠しくて夜しか眠れない

    470 = 464 :

    つかこのスレみてる人は御坂と麦野の濡れ場が希望なのか
    甘酸っぱい友情物語が希望なのかわからんな。

    471 = 465 :

    >>470
    超ドエロイのを望んでるのが少なくとも此処にひとり。

    472 :

    友情以上恋人未満くらいがちょうどいい
    ふざけて抱きついたりボディタッチするくらい?

    あんまディープに行くと麦のんの背中を守るんだ的な感じでいつのまにか美琴までアイテム入りしてそうで怖い

    473 = 464 :

    まぁ総合で投下したような路線で行くんならエロエロなんだろうが
    正直ここまでそこに至るまでの過程が書かれるとは思わなかった。
    ここからあのエロエロな感じにどうもってくか期待

    474 = 57 :

    >473
    総合にエロを投下した記憶は無いですよw
    自分が総合に投下したのはこのスレの>>2->>3までの分で、ほんの1レスの小ネタのみです。

    475 :

    エロ…だと…?
    やべえドキドキしてきたわ。まさかこれが…恋?

    >>470
    希望とかそういうのはないなー
    この人の麦琴が読めるだけで俺は幸せだぜ

    476 = 464 :

    >>474
    あれそうだったか?なんかやたらと濃厚な美琴×麦野のエロエロがあったからそっちの印象が強くてww

    477 :

    >>476
    ちょっと待てkwsk

    478 :


    麦のんウィンクウザかわいいなwむしろウザいw

    >>470
    どっちもあり。
    ここは>>1のSSを読むスレであって俺達が希望しているSSを書いてもらうスレではないから。
    まあ麦恋も五和もどちらかと言えば甘酸っぱい感じだったからエロに挑戦はアリだと思う。

    479 = 464 :

    >>477http://asagikk.blog113.fc2.com/blog-entry-1687.html
    これだったと思う
    読み返してみると明らかに>>1じゃないな

    480 :

    おね…御坂さんはもちろん麦野さんも女性同士での経験をお持ちでないですの
    これは指南役が必要ですの

    481 :

    >>480
    おい、その事について打ち合わせしようって、あっちで金髪が言ってたぞ

    482 :

    乙!
    徐々に近づいてく麦のんと美琴の距離感が最高すぎるww

    >>478
    同意
    なんか遠回しにエロ嫌だって言いたそうなレスが散見されてちょっと…って感じ

    483 :

    エロ投下は別人だったのか
    あの人、どこいったのかねえww

    484 :

    おれも美人な人に
    私のものになりなよ
    って言われたい

    485 :

    >>484
    俺のものになれよ

    486 :

    >>484
    俺のものになれよ。

    487 :

    阿部さんがいると聞いて。

    488 = 57 :

    こんばんは。
    本日も投下していきます。
    今日はかなり短めになりますがご了承下さい。

    あと一応エロ注意で。

    491 = 57 :


    6日目


    ―???―


    濃厚に香る蜜の匂い。
    静寂に閉ざされた世界の中で、優しい声が聴こえた。

    「御坂……! 御坂起きろよ」

    「!?」


    涼やかな男の声に、私は薄く瞳を開いて現実に呼び戻された。
    ゆっくりと体を起こすと、私はどこかの部屋のベッドで眠っていたようだ。
    クイーンサイズの巨大なベッドの四隅から天蓋に伸びる螺旋の柱が聳え、薄いシルクのカーテンの向こうは
    靄がかかったように何も見えない。


    「まだ寝るには早い時間だぞ、御坂?」

    「……ごめん……ってあんた何よその格好!?」


    声の主、上条当麻は一糸纏わぬ姿で隣に腰掛けている。下半身はシーツがかかっているから直接見えないものの、
    何も着ていないということは腰周りの様子から見て取れた。
    私は熱くなる顔を隠すようにバッとそこから視線を外す。
    彼は私の頭の後ろでクスリと笑い声をあげた。
    そっと体に回される腕。
    白く細い、しなやかな指先が私の皮膚を這い回り、ゾクゾクとした電流が全身を駆け巡っていった。

    492 = 57 :


    「何言ってんだよ御坂。俺達、今日結ばれるんだろ? ……もう我慢できねえよ、いいだろ?」


    耳元に口を寄せて甘く囁く。
    私はピクリと体を跳ね上げてその声に酔いしれた。
    ああ、これはきっと夢だ。
    だから私は、彼のその言葉を何の迷いもなく受け入れることができた。
    彼とこうなることを望んでいたのは私も同じはずだったから。


    「で……でも! 私初めてだから……その……怖い……」


    いつにも増して積極的な彼と、夢の中での睦み事を愉しむ。
    彼の体に自らの体を預けて、私は抵抗する気も起きずに体を緩く捩るばかりだった。


    「大丈夫だよ……私に任せなさい……」 


    胸元で握った私の手を、彼のピンク色のネイルで彩られた指が解きほぐす。
    耳元に吹きかかる熱い吐息が、私の脳を蕩けさせて思考能力を奪う。
    背中に密着する彼の体。
    柔らかな二つの丘が背中へ押し付けられ、掌は私のささやかな膨らみを優しく包み込んだ。
    わずかな違和感。
    男の体とは、こんなにもしっとりと柔らかいものだっただろうか。


    「あ……あんた、随分柔らかいわね……女の子みたい」


    空いた片方の手が私の足の付け根へと滑り降りていく。
    よく手入れされた綺麗な手だった。

    そう。

    まるで、女のそれであるかのように。

    493 = 57 :


    「何言ってんの? 私、女の子だよ?」


    凛とした声だった。
    振り返ったその瞬間、私は絶句する。
    量の多い、ふわふわの栗毛。
    芸術品のような整った顔立ちと白く繊細な肌。
    長い睫をたくわえた鋭い大きな瞳。
    細い首筋から綺麗な鎖骨を通りすぎ、その下に鎮座する神々しいまでの美麗かつ大きな乳房。
    無駄な肉の無い腹部と、細い腰の下にはムッチリとしたお尻と肉付きの良い長い脚が見える。


    「む……ぎのさん……?」


    そこにいたのは上条当麻などではなく。
    どういうわけか麦野沈利その人であった。


    「美琴……我慢できないよ……しよ……?」


    トロンとした瞳で、私の首に腕を回してくる。
    鼻先五センチのところで囁く彼女の吐息は恐ろしく甘く香り、私の鼻腔を蠱惑的にくすぐる。
    理性をボロボロに砕かれそうになるのをこらえながら、私は最後の抵抗として、ギュッと瞳を閉じて拳を握った。

    494 = 57 :


    「だ、だって私達……女同士なんだよっ! こ、こんなのおかしいわよっ!」

    「大丈夫……私がぜぇんぶ……教えてア・ゲ・ル……」

    「ふぁ……む……むぎのさん……ぁっ」


    栗色の毛先が私の肌を柔らかくくすぐった感触の後、彼女の舌先が私の首筋を這い回っていく。
    熱く濡れたヌルヌルの舌先に、私の欠片ほどの理性がどこか遠くへと消しとんだ。
    女の体を知り尽くしているのは、他ならぬ女の自分自身であるということを証明するかのように、
    彼女は私の嬌声を導き出す奏者の如くこの体を弾き鳴らしていった。


    「ぁっ! ぁあっ! 麦野さん……駄目っ……私はあいつのことが好きなのに……こ、こんなの……んぅっ!」

    「だから? こんなに濡らしてるくせに何生意気言ってんの?」


    天蓋付ベッドはまるで外の世界と隔離されているように何事をも外界へ伝えることは無く。
    私はただ体の上を這い回る彼女の指先に翻弄されるばかりだった。
    体の奥底から溢れてくる情欲の蜜がシーツを色濃く濡らしていく。
    奥底をかき回す彼女のしなやかな中指は、まるで生き物の様に私の最奥を擦り上げて刺激する。


    「はぁんぅっ! ぁぁあ……! 駄目……! 駄目なのぉっ……!」

    「ふぅん。指一本でキツキツの割にはエロい体してんのね」

    495 = 57 :


    彼女は、私の薄い茂みをジッと眺めて意地悪く微笑んでいた。
    快楽に身を委ねる私を嘲るその視線に、言い知れぬ酔いが全身を走りぬける。
    私は永遠とも思える時間を、彼女の指先一つで作り上げられた。
    気持ちよすぎて。何も考えられない。
    やがてさらに奥底を目指すその指先が、ある地点で動きをピタリと止める。


    「そ……そこからは本当に駄目っ! は、初めてなのぉっ!」

    「……じゃあ、それも私のね」


    残酷に笑う彼女の唇が艶かしく蠢いた。
    ギラギラと私を射抜く熱っぽい視線に、もうどうにでもしてと、私はとうとう涙を零して笑みを浮かべることしかできなかった。



    「これでアンタは、私のものよ」



    ギチギチと裂かれていくような破瓜の痛みと抑えきれない喘ぎの中で、私の意識はプツリと途切れた。

    497 = 57 :


    ―常盤台中学学生寮 二○八号室 6:00―


    御坂「!?」 ガバッ!

    白井「……ぐぉぉ……お、お姉様ぁ……そこは汚いですのぉ……グヘヘヘ……ムニャムニャ」 zzz…

    御坂「夢……?」

    御坂(なんつー夢見てんの私っ!)

    御坂(む、むむむっ麦野さんとあんなことする夢なんて……) カァァッ

    御坂(ハッ……そか、メールしながら寝ちゃってたんだ……)

    白井「ぁはぁん……お姉様……黒子をめちゃめちゃにしてくださいましぃ……がぁぁぁ……」 zzz…

    御坂(黒子がこんな寝言呟いてるから……! 恥ずかしいー! 明日麦野さんの家行くのに顔見れないわよ……!)

    御坂(女同士でそんな……! 大体どうやってするっての!? 麦野さんの指が私の……ああああぁぁぁ!
        思い出すな思い出すな! うわぁ~……最悪……どんな顔して麦野さんに会えばいいのよ……)

    御坂(私にはあいつがいるのに……女の人と……エ、エッチする夢見るとか何なのよ……)

    御坂(わ、私はそもそもエッチなことなんて……! きょ、興味ないんだからね!)

    御坂(ぁぁぁああぁぁっ! やだもう最低っ! なんでよりにもよって麦野さんなのよー!) バタバタバタッ

    御坂(リアル過ぎるわよ……。麦野さんならきっとあんな風に……駄目駄目駄目! 無理無理無理!)

    御坂(おちけつ! 冷静になるのよ私っ! 深呼吸深呼吸……) スーハースーハー

    御坂(あ、そ、そだメール……) カチッ

    498 = 57 :


    ――――――――――――――――――――
    from:麦野沈利
    件名:いや
    本文:
    そこまでじゃないけど…
    ほんと大したことないわよ?

    こんな美人の手料理ってだけで価値跳ね上がる
    のに、アンタ無料で食おうっての?(笑)
    ――――――――――――――――――――


    御坂(昨日の夜はこのメール見る前に寝ちゃったのか……)

    御坂(頭冷えるまでメール返せないな……。あーもうやだっ! と、とにかくシャワー浴びてこないと……) イソイソ…

    御坂(ごめんね麦野さん……夢の中で、あんたとしちゃったわ……) ドキドキドキ…

    499 = 57 :


    ―麦野宅 17:00―


    麦野「結局あいつから返事無いな……」 ボソッ

    麦野(珍しいわね。昨日まで麦野さん麦野さん言ってきたくせに)

    麦野(明日の準備のためにわざわざあいつらとの集まり切り上げて帰ってきたんだけど、
        気になって掃除が手に付かないじゃないの……) イライラ

    麦野(にしても今日変な夢見たな……)

    麦野(……御坂とセックスする夢って……欲求不満なのか私は)

    麦野(何でよりによって相手が女のあいつなのよ……)

    麦野(まあ身近に男なんていないわけだけど……わざわざあいつが出てこなくたっていいじゃないの、ねえ?)

    麦野(フレンダよりはマシだけど……)

    麦野(夢の中のあいつは随分積極的だったな……。年下にいいようにやられるなんて……夢とはいえ屈辱だわ……)

    麦野(まあそんな機会ないだろうけど、せめてあいつの夢にでも出てグッチャグチャに犯してやらなきゃ気が済まないわね……)

    麦野(ああ……私に屈服する第三位。……うふふふふっ、考えただけで素敵。首輪とか付けて人間の尊厳なんて根こそぎ奪って
        ボロッボロのクッタクタにしてやりたいわ……) クスクス

    500 :

    あばばばばばば



    って夢か


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