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    元スレ和「え? どの学年が一番強いかですか?」

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    451 = 415 :

    ツモドラ3で満貫だし

    452 = 386 :

    @対局室

    (………………)

     照手牌:二三四四[五]六234[5]⑥⑦⑧:ツモ1:ドラ五・東

     照、一索、掴まされるッ!!!!

    穏乃(さあ……ツモらないなら……四索を切ってください……チャンピオン……!!!!)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

     穏乃手牌:1123455789/6666:ドラ五・東

    (……あのとき……東一局のあと……)

     照、思い出すのは、照魔鏡ッ!!

    (……阿知賀の……高鴨さん……何も映らなかった……そんなこと……初めてで……ちょっと驚いた……)

     照魔鏡に何も映らない――その意味ッ!!!

    (……何も……映らなかったってことは……本質が……見えないってことは……何にも縛られていない……どこまでも……自由……)

    穏乃()ゴゴゴゴゴゴゴゴ

    453 = 386 :

    (……この人は……ただ楽しんでいる……麻雀を……心から……それだけ……特別なことは何もない……諦めることも……逃げることも……しない……)

     照、微笑。

    (……面白い……オリてもいいかと思っていたけれど……高鴨さんとは……どうしてだろう……勝負したくなる……!!)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

     照、四索を手に取り、発声ッ!!

    「……通らば……リーチ……!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

     照手牌:二三四四[五]六123[5]⑥⑦⑧:ドラ五・東

     穏乃手牌:1123455789/6666:ドラ五・東

     照、リーチドラ一赤二……満貫ッ!!!

    (……高鴨さん……一緒に……麻雀……楽しもう……!)

     照のリーチに対し、目を輝かせる穏乃ッ!!

    穏乃(リーチ……かけましたね……!!!!!!!)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

     直後、穏乃、ツモ、最後の五索ッ!!!

     穏乃手牌:1123455789/6666:ツモ5:ドラ五・東

    454 :

    照にまけてほしくない

    455 = 386 :

    @実況室

    すばら「た……高鴨選手……!!!! なんとチャンピオンの猛追を振り切り……!!! 残り一枚の五筒をツモりましたああああ!!!」

    「門前清一ツモ……ハネ満で終了か。ま、見ごたえのある勝負だったぜ」

    「これで混成チームが浮いて、他チームがそれを追うという展開ですか。大将戦が楽しみですね」

    初瀬「いや……!! まだ……!!! まだです……まだ終わってません!!」

    すばら「初瀬さん……?」

    初瀬「穏乃さんの顔……見てください……!!」

    「え……!?」

    「バカな……嘘だろ……!?」

    すばら「まさか……!!」

    初瀬「あの顔……むしろ何かが始まってますっ!!!!!」

    456 :

    シズが勝っても違和感しかない

    457 :

    かっけぇ

    458 = 408 :

    麻雀って相手の手牌が見えるんだっけ?

    459 = 386 :

    @一年選抜控え室

    すばら『た……高鴨選手……!!!!! 和了り拒否いいいいいいいい!!!!! 二索を捨ててフリテン……!!! 何を考えているのかああああ!!!?』

     穏乃手牌:1134555789/6666:ドラ五・東

     照手牌:二三四四[五]六123[5]⑥⑦⑧:ドラ五・東

    「ええええええええええ!!!?」

    「何もかもがありえません」

    「あはははっ!! 面白っ!! シズノンやるううう!!」

    友香「けど……狙いはなんとなくわかるんでー」

    「まさか……穏乃さん、ここからチャンピオンにぶち当てる気じゃ……」

    優希「そのまさかだじぇ!!」

    南浦「まあ……そうでもなければあそこで和了り拒否するのは意味不明」

    モモ「いや、そうであっても意味不明っすよ。相手はチャンピオンっすよ……もし和了れなかったらどうするんスか……」

    (……お姉ちゃん……すごい……すごい楽しそう……)

    461 :

    支配力がないのにシズばっかり有効牌?
    原作読み直してくれば?

    462 = 386 :

    @二年選抜控え室

    「ま、そりゃ宮永照かて振り込むことはあるわな。玄ちゃんの一発がいい例や」

    「最初に平和……そのあとに断ヤオを削り落として……打点制限のあるチャンピオンがリーチするように仕向けた」

    「その上……リーチさせた直後にチャンピオンの和了り牌を全部握り潰しよったな……」

    透華「こうなると、宮永照もただのツモ切りマシーンですわねっ!!」

    「しかし……チャンピオンも無理せんとオリればよかったんとちゃうか……? ダマやってツモれば満貫やのに……なんでわざわざあの状況で勝負しに行ったんやろ……」

    小蒔「宮永さんがオリなかったのは……きっと点数計算や確率では説明できないことなんだと思います」

    尭深「……うん……楽しそう……」

    「高鴨穏乃……あれの一寸厄介なところは……どうしても勝負したくなるところだ。ついつい……真っ向から打ってみたくなる……!!」

    すばら『ここでチャンピオンが二索をツモ切りいいい!!! これで二索が枯れました!!! 高鴨選手、今のままではフリテンツモでも和了ることができません……!! 一体どうするつもりなのかあああ!!!』

    「しずちゃん……頑張って……!!!」

    463 = 415 :

    支配力無くても有効牌を連続で引く事はある、ただそんだけだろ

    464 = 394 :

    >>461
    おそらく、2回戦チートイ直撃オーラスを参考にしていると思われ。
    あのときのシズおかしいくらい有効牌ツモってる。

    465 :

    お前原作読んで猿の能力わかってんの? すげーな

    466 = 386 :

    @三年選抜控え室

    「ひゅー、やるわねーあの子。さすがうちの咲と決勝でやりあっただけのことはあるわ」

    美穂子「あの子は、何か特別な力でもあるんでしょうか?」

    シロ「いや……何も感じなかった……ただの人間」

    「しかも、わりとどこにでもおる感じの普通の子と」

    豊音「でも……! なんか持ってる感じはするよねっ!!」

    「もし、あの子がなんらかの力を持っているとしたら、それは東横さんのように『場』ではなく『人』に働きかける力のような気がするわ」

    初美「確かに、今の打ち回しを見て私もあれと一局打ってみたくなったですよー」

    洋榎「ま、まだまだうちには敵わへんやろけどなー」

    セーラ「そういや……竜華が言っとったな。高鴨穏乃の強さは……一流のスポーツ選手のそれに似とるって……」

    467 = 387 :

    本編では30符4翻は満貫じゃなかった気がする

    468 = 397 :

    盛り上がればいいんだよこういうもんは

    469 = 386 :

    @混成チーム控え室

    「心拍数……?」

    竜華「せや。うち、ほら、怜がこんなやろ? やから、スポーツ医学とか、そういう本をけっこう読んだりするんよ」

    「あ……そういや竜華と野球見てたときになんか聞いたことあるな。ピッチャーがガム噛みながら投げてたんやけど、あれが、なんやっけ、関係あるんやろ?」

    小走「その話なら私も知っている。スポーツにおいては、適度な緊張状態を保つことがベストパフォーマンスに繋がる。
     緊張――というのは心拍数に大きく関わっていて、最も安定したパフォーマンスができるのが、心拍数130前後。その状態を、ガムを噛むことで維持してるんだとか」

    末原「高鴨さんは……その、常に最適な緊張感を持って対局に臨んでるっちゅうことか?」

    まこ「リラックスは油断に繋がるし、極度の緊張もそれはそれで悪影響じゃ。いつ、どこで、誰と打つときも最高の状態で打てるんじゃったら、それは理想じゃろうて」

    池田「対戦相手、手の良し悪し、点数状況……気持ちはいろんなものに影響されるし。でも、もしあいつがそういうものに左右されずに、いつでもどこでもベストパフォーマンスができるっていうなら……羨ましい限りだし!」

    かじゅ「確かに……それなら高鴨さんの、あの気持ちの強さというのか、どんな状況でも全力で勝ちに向かう姿勢も、説明できる気がする。どうなんですか、宥さん」

    470 = 400 :

    これにはチャンピオンも苦笑いやな

    471 = 386 :

    「えっと……そんな難しいことは……よくわからないけれど……」

    すばら『た……高鴨選手……!! ここで……四索を引いてきました……!!!!』

     穏乃手牌:1134555789/6666:ツモ4:ドラ五・東

    「穏乃ちゃんは……いつだって麻雀を楽しんでる。きっと……ちょっとブランクがあったから……余計に……今こうやって……たくさんの人と……好きなだけ麻雀が打てるのが……楽しくてしょうがないんだと思う。
     私たちも……穏乃ちゃんと麻雀を打ってると……どんどん楽しくなる。阿知賀が決勝までいけたのは……きっとそういう理由もあるんだと思う……」

    すばら『し……信じられないことが……今……目の前で起きようとしています……!!!』

    「穏乃ちゃんは……すっごく自由……自由に……ひたむきに麻雀を楽しんでる。そんな人が……弱いわけない。とっても強い。そんなこと、阿知賀の人ならみんな知ってる。だから……」

    すばら『高鴨選手、今――点棒ケースを開きましたああああ!!!』

    「だから……穏乃ちゃんは……私たちの大将なんだよ」

    472 = 447 :

    宮永姉妹は相手の手牌が見えてる節がある

    473 = 415 :

    さすが偏差値70以上のにわか先輩、博識ですね

    475 = 386 :

    @対局室

    穏乃(来た来た来たああああああ!!! これはもう……行くしかないでしょ!!!)

    穏乃「リーチッ!!!」

    姫子(チャンピオンがリーチばして……その二巡後に高鴨さんがリーチ……? な……何が起こっとっとですか……?)

    かおりん(し……穏乃さん……よくわからないけどすごい……!!)

     そして……回ってくる、照のツモ番ッ!!

    (……これで……終わりかな……)タンッ

     穏乃のリーチ、直後の照のツモッ!!!

     和了り牌を全て穏乃に抱えられている照――既にツモ切りマシーンッ!!

     自動的に置かれた牌は……四索ッ!!!

     それが――それこそが……阿知賀の和了り牌ッ!!!!

    穏乃「ロンッ!!!!」ゴッ

     穏乃手牌:1144555789/6666:ロン4:ドラ五・東・①・八

    穏乃「リーチ一発門前清一……!!! 16000の六本場は……17800ですっ!!!」

    476 = 456 :

    ねーわ

    477 = 386 :

    姫子(うっわ……!!! なんとですかそれ……!!!! すご……すごか……!!! すごかです高鴨さん……!!!)

    かおりん(わわわわわわわ!!! よくわかりませんが、おめでとうございますっ!!!)

    (……うん……これは……なかなか楽しめた……)

     穏乃、照に倍満を直撃ッ!!!

     これが阿知賀の大将の底力ッ!!!!

    穏乃「みなさん、お疲れ様でしたああああっ!!!」

    姫子「お疲れとです……(早く部長に慰めてもらわんと死んでしまうとです)!!」

    かおりん「本当にお疲れ様ですっ(わわわわ、かなり負けてしまいました……が、頑張らないと……!!)!!!」

    「……お疲れ様……」

     副将戦後半――決着ッ!!!!

    478 = 385 :

    楽しんだ者勝ち

    480 = 394 :

    ここまできてTOPラスで1万点差ないのか・・・。

    481 = 415 :

    見事なまでに場が真っ平らだな
    宮永姉妹みたいに

    482 = 397 :

    いいように大将戦前に均等になってきやがったな

    483 :

    本来かませの小走先輩が過剰に持ち上げられてるのは良くて
    スピンオフの主人公である穏乃の成長は認められないってのは悲しいな

    484 = 385 :

    みんな見せ場あって良い展開

    485 = 386 :

    @実況室

    すばら「劇的いいいいいい!!!! 一年選抜・高鴨穏乃選手ッ!! 目まぐるしい攻防の末にチャンピオンを直撃ッ!!! 連続和了を止めたばかりか!!!
     私と園城寺さんと松実玄さんの三人がかりにやっと成しえた大ダメージをたった一人で食らわせましたあああああ!!!!! これはまさにすばらっ!!! 超すばらですっ!!!」

    「驚きました。これはもう……見事としか言いようがありません。さすが伝説を受け継ぐ高校……阿知賀女子学院麻雀部の大将です。言葉もありません」

    「今の一局、高鴨は確かにチャンピオンの一つ上を行っていた。総合的にはまだまだチャンピオンのほうが圧倒的に強えが、それでも、あの宮永照とサシの勝負でこれだけ打てるやつは、今の全国でも数えるほどしかいねえだろうな」

    初瀬「穏乃さんはオカルトを使ったわけでもありませんしね。この人と憧が来年も再来年も晩成の前に立ちはだかるんですか……これは……倒しがいがありそうです」

    すばら「副将戦、松実宥選手と宮永照選手の活躍で、ここまで低迷していた混成チームが一気にトップに躍り出ましたっ!! しかし……状況は一位から四位までが二万点以内にひしめき合う大混戦っ!!
     これはもう……次の大将戦で勝ったところが優勝……と考えていいでしょう!!!」

    「もちろんリードしている混成チームが有利でしょうけどね。これまでの試合を見る限り、面子が誰であろうと接戦は必至……最後の最後まで、結果はわかりません」

    487 = 386 :

    「だが……こうなるとやっぱり本命は……一年選抜か」

    初瀬「先鋒戦から続く魔物パレード……恐らくは最後の一人……」

    「うちの大星、それに先ほど大活躍を見せた高鴨穏乃を制した……照の妹」

    すばら「本年度インターハイ団体戦MVP……宮永咲選手っ!!!」

    「まあ……必ずしも勝てると限らねえがな。打ち崩す要素はいくらでも転がってる。混成の大将・末原は、都合二度も宮永咲と戦ってる。まったくの無策なわけがねえ」

    初瀬「同校の先輩である三年選抜・竹井選手もいます。竹井選手はこの対抗戦の主催者でもあり、この試合への思い入れも強いはず。本人が開会式で宣言していたように、そう簡単に一年生の好きにさせるとは思えません」

    「二年選抜の松実玄選手も……宮永咲選手を止める切り札になる可能性があります。公式戦で照に唯一無二の一発を当てた阿知賀のドラゴンロードですからね」

    すばら「さあああ!! 一体どんな結末が待っているのでしょうかあああ!!!! ついについについにここまで来ました全国選抜学年対抗戦ッ!!! 最終決戦となる大将戦――間もなく開始ですっ!!」

    488 = 397 :

    ようやく末原さんの活躍がみれるんやな!

    489 = 442 :

    SSなんだから、違和感なんて気にしたら負けでー

    490 = 386 :

    @一年選抜控え室

    「シズううううううう!!!」ガバッ

    穏乃「うわわわ!? 憧っ!!?」

    「おかえりなさい、穏乃。というか、最後のあれはなんですか?」

    「シズ、超カッコよかったよー! あのチャンピオンへの直撃っ!!!」

    「いや、そんなのはただの偶然です。それよりも、あの和了り拒否。あんなふざけたことをして、和了れなかったらどうするつもりだったんですか?」

    「あ、ダメ出しされる流れだったんだ……」

    穏乃「いや、ほら、あれはさ! トップ目のチャンピオンが正々堂々オリずにリーチかけてくれたから、先に勝負を仕掛けた私がそれに応えないわけにはいかないでしょっていう、熱い展開?
     リーチにはリーチで応えるのが礼儀……!! みたいなっ!! そんな感じ!」

    「まったく……穏乃の考えは理解できません」

    穏乃「ハハ、相変わらず和は厳しいなっ!」

    「反省する気ゼロですか。まあ……けれど、偶然とは言え結果的に勝って帰ってきたことは、素直にすごいと思います。穏乃は昔からそうです。平気で無茶をして、私にはできないようなことをやってみせる」

    穏乃「ほとんど失敗するけどねっ!」

    「そうですね。本当に、今回は運がよかった」

    穏乃「そうそう!! 一生に一度のラッキーだったかも!! だから……次で必ず勝ってよね、和っ!!」

    491 = 404 :

    かましたってください末原さん(マジキチスマイル

    492 = 386 :

    「そんな約束はできませんが、私自身は全力で頑張るつもりでいます。それに、咲さんも……」

    穏乃「あっ、宮永さん!」

    「高鴨さん……ありがとう。あんなに楽しそうなお姉ちゃん見るの、久しぶりだったよ」

    穏乃「え? そう? ぴくりとも表情動いてなかったけど」

    「ううん。そんなことないよ。すっごいニヤニヤしてた」

    穏乃「ま、宮永さんが言うならそうなんだろうねっ!!」

    「あとは任せたわ……和、それに、咲っ!」

    「新子さん……」

    優希「最後までみんなで応援してるじょ!!!」

    「優希……」

    「私に勝っておいてそのへんの雑魚に負けたら承知しないからね、サッキー」

    「大星さん……」

    493 = 387 :

    このSSでは個人戦は誰が勝った設定なんだっけ?

    494 = 386 :

    モモ「二人のことは心配してないっす。私をここに誘ってくれたことだけで、私は感謝してるっすから。あとは好きなように打ってくださいっす」

    友香「そうでー。楽しく打つのが一番でー」

    「っちゅうか……普通に打てば負けないと思ってますけどね、お二人なら」

    南浦「同意。行ってらっしゃい」

    「みなさん……ありがとうございます。では、咲さん、行きましょうか!」

    「そうだね、和ちゃん。全部……倒しに行こう!」ゴッ

    495 = 421 :

    一位と二位はでてたね

    496 = 397 :

    >>493

    照って書いてあったでどこかに

    497 = 386 :

    @二年選抜控え室

    かおりん「ご……ごめんなさい……!!」ズーン

    透華「何をおっしゃいますのっ! 妹尾佳織、その無駄に脂肪のついた胸をお張りなさいっ! あなたが戦ってきたのは全国で最も強いあの宮永照ですわよ!?
     それを、25000点持ちだったらあわやトビ終了のところまで一時的に追い込んだ。それだけでもう快挙ですわ!!」

    かおりん「で……でも私……何もできなくて……あ、いや、何もできないのは最初からわかってたんですけど……でも……なんというか……何かしようとも思えなくなったのは……初めてで……」

    「む、どういうことだ、妹尾佳織」

    かおりん「宮永さんのお姉さん……あの人の強さに……驚いてしまって……」

    「いや……強いんは当たり前やろ。相手は全国一位やで?」

    かおりん「そ……それは、知ってたんですけど。でも……そうじゃなくて……えっと……」

    「どうしたん?」

    かおりん「みなさんは……!! みなさんは……あの宮永さんのお姉さんに……! あの人に勝つつもりで麻雀を打っているんですよね……!!?」

    498 = 385 :

    二年はあらたそに期待

    499 = 398 :

    この点差がすえはらさんに勝ち目がなさすぎる

    500 = 386 :

    「まあ……そらな。宮永照に限らず……全国に出れば化け物・魔物はうじゃうじゃおる……そいつら全員に勝たな優勝できひんからな」

    小蒔「力の差はありますが……全国の舞台に上がる以上、誰が相手でも、負けるつもりで卓に着くなんて真似はできません」

    尭深「…………」コクッ

    かおりん「やっぱり……そうなんですね。私は……でも……勝てると思えませんでした。最後は……このままトんで終わるのかなって……思いました」

    「い……いや、でもそれはしょうがないよ……」

    かおりん「そんなこと……そんなことないですっ!! 私、清澄の応援でみなさんのこと見てましたっ!! でも、どんな状況でも……みなさん諦めないで戦っていました! なのに……私はさっき……最後……諦めました。こんなこと……初めてですっ!」

    透華「妹尾佳織……あなた……そんなことを言いつつ……なんでそんな満面の笑みですの?」

    かおりん「だって……こんな気持ち、初めてなんですっ!! これが悔しいってことですか……? 私は……ついこの間麻雀を始めたばかりの素人ですが……今まで……こんなに勝ちたいって思ったことはありません……!!」

    「で?」

    かおりん「はいっ! 来年のインターハイ! 私……鶴賀で全国に行きたくなりましたっ!! どうして加治木先輩や智美ちゃんがあんなに勝ちたがってたかわかりましたっ!! 麻雀って……こんなに面白いんですねっ!!」

    「それは……宣戦布告と受け取っていいのか、妹尾佳織」

    かおりん「はい! 龍門渕さんにも清澄さんにも風越さんにも負けませんっ! 全国に行ったら、ここにいる長野以外のみなさん――みなさんにも……勝ちますっ!」

    「言うやないか、槍槓も知らんド素人が」

    かおりん「ちゃんかん……? よくわかりませんが、来年の今頃は私だって素人じゃありませんからっ!!」


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