元スレ和「え? どの学年が一番強いかですか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
351 = 1 :
@対局室
南一局一本場・親:かおりん
姫子(鶴賀の妹尾佳織……まさか本当に役満体質やったとは……それにしたって天和はやり過ぎとです。
まるで……麻雀の神様がいるとして……他の役満はどげんしよっても宮永照に邪魔ばされてしまうけん……たとえ相手が誰であろうと関係ない天和を授けた……そんな風にも見えるとです……)タンッ
姫子(まあ……さすがに二連続天和なんてことが起きなくてよかったとです……これなら……まだ立て直せる……。
私にはまだ倍満キーとハネ満キーがあるとです……どちらも妹尾佳織から直撃を取れば……二年選抜ば射程距離に捉えられる……まだ負けたと決めるには早かとですよ……!)タンッ
かおりん「リーチです」スチャ
姫子(速っ! さっき天和を和了ったばかりやのに……どんだけの爆運とですか……!? これは……チャンピオンより警戒しなきゃいけない感じとですか……? いやいや……そんなまさか……!!)タンッ
照(……)タンッ
かおりん()タンッ
照「ロン。七対子……1600は1900」パララ
かおりん「はい……!」
姫子(と……さすがチャンピオン……冷静とね……。
でも……特に問題はなかとです……チャンピオンが妹尾佳織ば削ってくれるなら……私の逆転のチャンスがますます増える……どうせ次は私と部長のものになるとですから……それまでは好きなように和了ればよかとです……)
穏:78300(-7200) 妹:157900(34700) 姫:94700(-6900) 照:69100(-20600)
352 = 39 :
姫子のキーって和了が約束されてるのか、単にその翻数の手が入るだけなのかどっちだっけ?
353 = 1 :
南二局・親:穏乃
姫子(さあ……使うとですよ……倍満キーッ!!!!)ドンッ
姫子配牌:一一二三三五[五]七九南南北中:ドラ⑦
姫子(混一……一盃口、赤一、ダブ南……あとは一つは中かリーチかツモとですね。門前で進めんといけんのはちょっと辛いとことですが……これなら今局も押せ押せとです……ぶちかますとですよ……倍満っ!!!)タンッ
姫子、順調に萬子をツモり、北を切るッ!!
その――直後ッ!!
照「……九種九牌……」パラララ
姫子(え…………?)
姫子――蒼白ッ!!!
姫子(は……!!! ちょ……嘘……!!? 九種九牌って……そんな……私と部長の倍満が……流されたとですか……!!! これは……狙っとっとですか……!?)
照()ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
穏:78300(-7200) 妹:157900(34700) 姫:94700(-6900) 照:69100(-20600)
354 :
力関係崩壊し過ぎ
355 = 39 :
これは本編でも本命な展開
356 = 1 :
@実況室
すばら「そんなああああ!!! 九種九牌で南二局が流れました……!! 姫子さんの倍満がっ!!! あんな流され方をするなんて……!!!」
菫「これは……この場は照のほうが一枚上手だったとしか……」
すばら「で、でもっ!! 姫子さんは東場のときは普通に和了れていましたっ!! それなのに……よりにもよって倍満のときだけ九種九牌だなんて……チャンピオンは鬼ですかっ!!?」
初瀬「あの……鶴田選手のオカルトについて私は詳しくはわからないのですが……東場のあの二つの和了りと……今回のあれが同じようなものなのだとしたら……もしかすると、チャンピオンはわざと東場で和了らせたのかもしれません……」
純「どういうことだよ、初瀬ちゃん」
初瀬「えっと……もし、その、鶴田選手が、ある条件が揃ったとき、決まった場で和了りやすくなる、というオカルト能力を持っているのだとして……東場の和了りもそれだったのだとします。
そうすると……東場で鶴田選手が和了れたのは、必ずしも、そのオカルト能力が、宮永照選手の上を行っていたからだとは、言い切れない気がするんです」
菫「もっと詳しく聞きたいですね」
初瀬「東場の、鶴田選手の和了り。あれは、どちらも、妹尾選手の動きが鶴田選手の助けになっていました。一度目の和了りはチャンピオンのツモ番を妹尾選手が飛ばし、二度目はチャンピオンのダブリーに対して妹尾選手が道を作ってくれた。
その意味を……鶴田選手がもっとよく考えていたのなら、この場もああいう結末にはならなかったのかもしれません」
357 = 1 :
純「そうか……わかったぜ。鶴田姫子の第一打だな。東場の二度の和了りが……鶴田姫子の油断を誘い……あの一打に繋がった」
すばら「姫子さんが油断……!!? そんな、姫子さんに限って……!!」
初瀬「いや……でも、四人の配牌を見回したとき、宮永選手の九種九牌を防ぐ方法が、一つだけあったんです」
菫「なるほど……妹尾選手の中ですね」
初瀬「そうです。あのとき、妹尾選手は中の対子を持っていました。もし……もし仮に、宮永照選手には九種九牌という裏技がある、ということにまで鶴田選手の思考が及んだのなら……北ではなく中切りで唯一それを逃れる道を作れたかもしれないんです。
東場で、妹尾選手が宮永照選手のツモ番を飛ばしていましたが、あれと同じことが今回も起きたかもしれないんです。しかし……鶴田選手はそれを見落とした。宮永照選手なら九種九牌で流してくるかもしれない……その可能性に思い至れなかった。
東場の二度の和了りで……自分のオカルトが完全に宮永照の上を行っていると……刷り込まれてしまったんです」
すばら「いや……しかし、そこまで考えられますか……? いくら宮永照選手が何をやってくるかわからないと言っても……」
初瀬「いや、それでも、鶴田選手は考えておくべきだったんです。場が流されなければ和了れるオカルト……それは、場が流されたら和了れないんだと……理解しておくべきだったんです。
ですから、鶴田選手はあの第一打……北を切るべきではなかった。役牌の種を捨てるのは惜しいかもしれませんが、誰かが鳴く可能性を考慮して、中を切るべきだったんです」
すばら「な……なるほど……!! あとで姫子さんに伝えておきますっ!!」
純「今後も麻雀を続けられるくらいの精神で帰ってこれりゃいいけどな」
すばら「縁起でもないこと言わないくださいっ!!」
菫「さあ……だんだん面白くなってきましたね……!」
すばら「全然面白くありませんっ!! 南二局一本場ですっ!!」
358 = 145 :
流石に九種九牌はてるてるでも呼び込めんやろ(困惑)
359 :
麻雀ってすごいのねー
360 = 1 :
@対局室
南二局一本場・親:穏乃
姫子(しまった……抜かったとです……!! 部長からもらった大切な倍満キーを……不発に終わらせてしまうなんて……こうなったら……ここは自力でなんとかするとです……!)タンッ
三巡目
照「ツモ。断ヤオ赤一……500・1000は600・1100」パラララ
姫子(速か……!!! こげなん付いていけんとです……!!)
穏:77200(-8300) 妹:157300(34100) 姫:94100(-7500) 照:71400(-18300)
361 = 1 :
南三局・親:姫子
姫子(落ち着け……落ち着くとです。私は北九州最強の高校……新道寺の大将……部長ほどやなかとですが……化け物クラスと衝突した経験だって何度もあるとです……!)タンッ
姫子(あのインターハイの準決勝……白糸台の大星も千里山の清水谷も阿知賀の高鴨もみんな手強かったとです……部長の力ば借りておきながら……結果は負けてしまったとですけど……自分が劣っていたとは思わんとです。
宮永照のことは……全国大会に出るたびに見てきたとです。チャンピオンやって無敵やなか……ものすごく倒しにくかだけ……私ならどうやって戦うか……考えてなかったわけではなかとです……!!)
姫子「チー」
姫子(サクサク行くとですよ……これでも……速攻と防御力には自信があるとです……!
部長と組んで打つようになってからは……部長が火力の手助けばしてくれる……そいけん……私はどちらかと言えば守備型の打ち方ば訓練しとっとです……場を流すことにかけては部長以上ですけん……私は……!)タンッ
照「ロン。タンピンドラ一……3900」
姫子(なあ……!!? まだ二巡目とですよ……!!!)
照()ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
穏:77200(-8300) 妹:157300(34100) 姫:90200(-11400) 照:75300(-14400)
362 = 1 :
南四局・親:照
姫子(まだ……まだそんな致命傷じゃなか……! 点数状況ば見ればチームはまだ二位……チャンピオンはラス……ここでどうにか妹尾佳織を削って終われれば……勝機はあるとです……!)タンッ
十巡目
姫子(張った……!! ダマでもハネ満の大物手……!! ばってん……ここは勝負に行くとですっ!
リーチかけて裏が三枚乗れば……あっという間に三倍満……東一局の打ち方を見る限り……妹尾佳織ば直撃するのは決して難しかことじゃなかとです……チャンピオンは恐かけど……ここは是が非でも点が欲しかとこ……前へ出るとです……っ!!)
姫子「リー……」チャ
照「ロン……三暗刻……4800」パララララ
姫子(ま……た……?)クラッ
穏:77200(-8300) 妹:157300(34100) 姫:85400(-16200) 照:80100(-9600)
363 = 324 :
てるてる流石。
364 = 1 :
南四局一本場・親:照
一巡目
姫子(なんとか……なんとかせんと……!!)
照(………………)タンッ
姫子「そ、それポン……!!」タンッ
照(…………)タンッ
かおりん(ん……これ……要らないよね)タンッ
穏乃()タンッ
姫子(よし……! とりあえず役牌のみやけどイーシャンテン……次局になればハネ満キーば使えるといっても……それも完全やなかとさっきの九種九牌で思い知らされたとです……。
いくら点差が厳しか言うても……これ以上……傷を深くするわけにはいかんとですよ……!!)タンッ
照「チー」タンッ
姫子(チャンピオンが鳴いた……? さっきが4800やけん……次に行くのは最低でも5800……そろそろ点数ば上げるのが大変や思っとっとですけど……)
かおりん(んー……これも要らないよね……)タンッ
穏乃()タンッ
365 = 1 :
姫子(たとえば食いタンやとして……それやったらもう二飜何か加えんと5800にはならんとです。ばってん……食いタンとなるとドラでもなか限り……そんな都合よく…………ま、待って………………ドラ……っ!!?)タンッ
照()タンッ
姫子(マ……マズか……!! そうやった……花田のときと今の違い……!! この場には……あの子がおらんとです……!!!)
かおりん(んー……これも要らないなぁ……)タンッ
照「ロン。断ヤオドラドラ……5800は6100」パラララ
かおりん「はっ、はい……(びっくりした……)!」
姫子(やっぱり……!! 阿知賀のドラゴンロード……松実玄がおらんこの場では……チャンピオンはドラば使って食いタンでも簡単に手を高くしよるとです……!!!
打点ば上がってくれば手が重たくなるけん……スピード勝負ならどうにかなると思っとっとですが……そうやなかとですか……!? 鳴いても手を高められるドラがある限り……チャンピオンの自由度は格段に上がる……!! これは……大誤算とです……!!)
姫子、しかし、まだ希望は残存ッ!!!
姫子(ば……ばってん! 次は南四局二本場……!! 宮永照がラス親やとわかる前は使うチャンスなんてなかと思っとっとですけど……ここでハネ満キーなら十分とです……!!
妹尾に直撃ばかまして……宮永照の連荘ば止めて……なんとか大将戦で勝負ばできる位置まで回復させる……!!! 残された道はそれしかなかとです……!!!)
姫子、正念場ッ!!
姫子(やってやるとですよ……!!!!)ゴゴゴゴゴッ
穏:77200(-8300) 妹:151200(28000) 姫:85400(-16200) 照:86200(-3500)
366 = 1 :
@実況室
すばら「ご……五連続和了……!!! チャンピオンがじわりじわりとその点数を高めていきますっ!!」
純「煌ちゃんのときは最高で六連続だったか。しかも六回目がインパチ……チャンピオンはここまでリーチは東場での威嚇みたいなダブリーが一回っきりで、それ以外はダマだったり鳴いたり……で、今のとこの最高打点が5800か。随分と楽そうに打ってやがるな」
菫「松実選手がいませんからね、ドラが照の手にも入る以上、ハネ満くらいまで打点を上げるのはさほど難しくないでしょう。
それに、リーチをかける危険性については、花田さんたちと打ったときに十分身にしみたようですからね、東場のダブリーが不発だったことも含めて、もうしばらくはリーチをかけずに刻んでいくと思いますよ」
初瀬「チャンピオン……あのインターハイからさらに強くなっているんですね。そこが……最も恐るべきところだと思います。三年連続で頂点に君臨し続けながら……未だにその成長を止めていない。一体……宮永照選手はどこまで行くつもりなのでしょう……」
すばら「し……しかしっ!! まだ僅かに宮永照選手の連続和了を止められる希望は残っていますっ!!! 次は南四局二本場……姫子さんが……ここでなんとかしてくれるはずですっ!!!」
純「それに、まだ妹尾も完全に沈黙したわけじゃねえしな。さっき……宮永照は第一打に対子だった發を崩した。それを鶴田が鳴いて、ツモ順が変わった……あれがなけりゃ……この勝負は妹尾の完勝で終わっていたかもな」
菫「ですね。あの場では照しか気付いてなかったと思いますが……モニターで見ていたこちらは度肝を抜かれましたよ。まさか天和に続いて地和テンパイとは。
しかし……照の機転で妹尾選手の地和は潰された……ばかりか、照は配牌テンパイだったせいでツモ切りを余儀なくされていた妹尾選手から、狙い済ましたように直撃を取ってみせました。
妹尾選手の豪運すら弱点に変えてしまう……まったく、あいつが人間かどうかまたわからなくなってきましたよ」
初瀬「次が……運命の分かれ道になるんですかね。その、花田さんの言う、鶴田選手のオカルト。
それが次に発動して……なおかつ妹尾さんの異常な力が宮永照選手を追い込めば……いかにチャンピオンと言えど、連荘するのは大変そうです。現に、偶然二人の力が合わさった東場では、宮永選手はあっさり連荘を止められているわけですから……」
菫「さあ……しかし、それはどうでしょうか。そういう……自分にとって不利な偶然が重なること……相手が自分の想定を超えてくること……照は、あのインターハイを経て……それすらも計算に折り込んで打つようになった。
あのときの照ならまだしも……今の照には……奇跡さえ通用しないかもしれません」
すばら「今はただ祈りましょう……!!! 姫子さんの勝利をっ!!!!」
純「煌ちゃんが完全に実況を捨てやがった……!!」
367 = 1 :
@対局室
姫子(ハネ満……おいでませっ!!!)ドンッ
姫子手牌:三四五3[5]88③④[⑤]⑥⑦西:ドラ5
姫子(タンピン三色ドラ一赤二……たとえ平和がつかなくてもダマで六飜……イーシャンテン……!! 大丈夫……!! 宮永照にも私と部長の絆は断ち切れん……!!!
さっきのは私の未熟が招いた結果……部長の頑張りに応えるためにも……ここは絶対に和了らんといけんとです……!!)
姫子、燃ゆっ!!!
が、その一巡目――!!!
姫子(な……なんやと……!!?)ゾッ
姫子手牌:三四五3[5]88③④[⑤]⑥⑦西:ツモ⑧:ドラ5
姫子、西切りでダマハネ・テンパイ……!!
しかし、場に見えているのは……。
姫子(四……四風子連打……!!!?)
照、かおりん、穏乃、ともに第一打は西ッ!!!
368 = 1 :
姫子(こんな……こんな封じ方が……!!? 部長が必死に繋いでくれた命綱が……こんな形で切られるなんて……!!)
姫子、動揺ッ!!!
姫子(これが……これがチャンピオン……宮永照の力とですか……! 恐ろしか……私と部長の二人がかりで挑んでも……まるで歯が立たんとです……!!)
しかし、姫子の心は、折れないッ!!!
姫子(ばってん……ここで諦めるわけにはいかんとです……!! 部長のためにも……自分自身のためにも……ここで絶対に和了っとですよ……!! よかよ……宮永照……ダマの六飜はくれてやっとです……!!)タンッ
姫子、第一打、八索切りッ!!!
姫子(この四風子連打が……仮に宮永照の力やったとしても……そいたらその上ば行けばいいだけのこととです……!!
私は一人やなか……部長や……花田や……他のみんなの力で動いとっとです……!!! これくらいの逆境に負けたりはせんとですよ……!!!)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
369 = 1 :
@実況室
すばら「姫子さんっ!!! 英断っ!! すばらっ!!!」
菫「まあ……あの手牌なら多少回り道をしてもすぐにテンパイに持っていけるでしょう。八索切りは当然です」
純「だが……あの四風子連打がなければ、二巡目で妹尾がダマッパネに振り込んで片がついてたかもな。つくづく、チャンピオンのやることは抜かりねえと思うよ」
初瀬「その……鶴田選手もそうですが……妹尾選手の手牌も大変なことになっているような……」
すばら「ホ……ホントですね……!!! これは……四暗刻……緑一色……天和、地和に続いて……五度目の役満チャンス……!!!」
純「爆発し過ぎだろ、妹尾佳織。あいつ明日死ぬんじゃねえか?」
すばら「な……南四局二本場……とんでもないことになっています……!!!」
370 = 149 :
地の文でかおりん言われると違和感が半端ない
371 :
シズが空気な件
372 = 1 :
@対局室
八巡目
かおりん(あ……テンパイ……できましたっ!!)
かおりん手牌:一九1①⑨⑨南西北白發中中:ツモ東:ドラ8
かおりん(これは……確かリーチしないほうがいいんでしたよね!! ちゃんと覚えています……こくしむそう……役満……!!)タンッ
穏乃()タンッ
姫子(さあ……おいでませ……!!)ツモッ
姫子手牌:三四五3[5]68③④[⑤]⑥⑦⑧:ツモ5:ドラ5
姫子(来た……回り道ばしてようやく六飜が見えた……ここはダマでは済まされんとです……!!)
姫子「リーチッ!!」タンッ
姫子手牌:三四五5[5]68③④[⑤]⑥⑦⑧:ドラ5
姫子(ハネ満……ぶちかますとですよ……!!!!)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
照(……………………)
373 = 1 :
@実況室
すばら「ここで姫子さんのリーチ……!!!! しかし……直前に妹尾選手も驚異的な引きで国士無双テンパイ……!!! からの……!!! 宮永照選手のツモが……!!!」
菫「うわっ……これは……」
照手牌:一二三①②③1235799:ツモ9:ドラ5
かおりん手牌:一九1①⑨⑨東南西北白發中:ドラ5
姫子手牌:三四五5[5]68③④[⑤]⑥⑦⑧:ドラ5
初瀬「え……えらいことになってますね……」
純「この状態だと……まあ、チャンピオンはドラの五索を切るしかないわな」
すばら「切、切りました……!!!」
照手牌:一二三①②③1237999:ドラ5
すばら「こ……これは……! しかし、さっきまでは三色ドラ一で7700だったチャンピオンの手が……これでは三色同順のみ……点数は3900!!」
純「八索は河に三枚見えてて鶴田が一枚持ってる……つまり、純全帯は和了れねえ」
374 = 150 :
一半荘で五回も役満チャンス来るって普通なら確率どのくらいなの?
375 = 150 :
たしか四風子連打なりかけだったから5枚めの西がある件について
376 = 145 :
一生に1回ないくらいの確立
377 :
>>374
わかめが決勝でキンクリする位
378 = 39 :
四風連打→国士 は無理
379 :
かおりんの個人戦の結果見ろよ
そんなに役満できてるわけじゃない
380 = 1 :
菫「この状態で打点を上げるとなると、チャンタあたりをつけたいところですが……いかんせん七索が鶴田選手の和了り牌です。今のこの状態では……面子を崩して5800以上を作るのは非常に困難でしょう」
純「もちろん……宮永照はラス親だ。流局を狙ってもいいだろう……だが……」
すばら「ええ……姫子さんのあれは、流局までにはきっと和了りを迎えるでしょう。恐らくは、中張牌を切ってくるであろう妹尾さんから、遠からず出和了りすると思います」
初瀬「そうなると……この副将戦はここで終わることになりますね」
菫「妹尾選手と鶴田選手は……結果的に見事に照の弱点を突いたことになります。妹尾選手は恐るべき豪運によって照に和了り牌を掴ませ……鶴田選手は第一打の四風子連打を乗り越えて再び手を仕上げてきた……それも照の手を縛るような待ちでです。
人は……予想を超えてきます」
初瀬「しかし……チャンピオンはリーチをかけてきませんでしたね。リーチをかければリーチ三色で7700にすることができます。なぜでしょう……ツモを狙っているのでしょうか……」
菫「!! 確かに……言われてみれば……照はなぜリーチをかけなかったんでしょうか……? もちろんツモれば打点制限はクリアできます。しかし、だからと言って……なぜわざわざ自分から出和了りを避けるようなことを……?
ツモもロンもできるのなら……あいつなら他選手より先に和了れそうな気がします。というか、今までのあいつならリーチをかけていたでしょう。これは……わかりません。
私にも……今の照が何を考えているか把握できません。あいつ……また一段と化け物レベルが上がっているような気がします……」
純「よくわからねえが……チャンピオンにしか見えてねえものが……あるってことだよな……?」
初瀬「え……? では……ここからリーチをかけずに……鶴田選手と妹尾選手を振り切って……5800より高い手を和了ると……?」
381 = 324 :
西5枚のミスはなんとも・・・ならんよなぁ。
382 = 324 :
>>379
個人的にかおりんの能力は、1日の打ち始めの数局だけ役満をあがれると思っている
アニメの個人戦でも役満あがったの、開始1回目だし。
383 = 13 :
キニスンナ
漫画じゃよくある
有名なやつは一度は通るからな
咲は時間かけすぎやけど
384 = 1 :
菫「そうなりますね。当然、ツモに頼ることになるのでしょうが……」
すばら「いやいやっ! しかし……もしチャンピオンがツモでしか和了らないのであれば……きっと姫子さんのほうが速いですっ!! 姫子さんと白水部長の絆はそんなに安くありませんっ!!」
初瀬「って、言ってるそばから穏乃さんが七索を止めましたよっ!!?」
すばら「七索は河に一枚見えていますから……残りはあと一枚……!!」
純「チャンピオンと鶴田のどちらが早く和了りをものにするかの勝負なんだろうが……普通に考えりゃ、出和了りができる鶴田のほうが有利だよな」
菫「照なら……有利不利に関係なくツモってくる気がしますが……しかし、いずれにせよ、あの手で照がリーチを掛けなかったのは不自然ですね。
何か……確実にツモれる確信でもあるのでしょうか……確かに……リーチをかけた状態でツモると……もちろん打点は上がりますが……あの形のリーチ三色ツモは満貫……打点が一気に12000まで上がってしまう。
そうなると……次はインパチ、その次は倍満と……徐々に連荘が厳しくなってくる。それを避けての……ということでしょうか……」
初瀬「つまり……チャンピオンはこのあとの連荘も見据えている……ここで終わらせるつもりがない――ということですか?」
菫「だと思います……きっと、鶴田選手より早くツモるつもりなんでしょう。リーチをかけなかったのは、打点が上がり過ぎるのを避けるためだった。しかし……何か腑に落ちません……」
すばら「姫子さんは一発ならず……(六飜縛りが裏目に出た形ですか……一発ツモがつくと八飜ですからね……これはすばらくないっ!!)!!」
386 :
純「で……ここでチャンピオンが七索をツモったりは……しないか――って、おいおい嘘だろ……!! よりによってそこを引く……!? 否……引かせたのか……妹尾佳織が……!!!!?」
菫「こんな……!!? 照が和了り牌を掴まされるなんて……!!!!?」
すばら「チャ……チャンピオン絶対絶命ですっ!!!!!!」
照手牌:一二三①②③1237999:ツモ9:ドラ5
かおりん手牌:一九1①⑨⑨東南西北白發中:ドラ5
姫子手牌:三四五5[5]68③④[⑤]⑥⑦⑧:ドラ5
初瀬「い……いや……でも……!!! ひょっとして……これが……これがリーチをしなかった最大の理由……!!!? まさか……でも……!! そんな抜け道がありえるんですか……!?
嘘です……あの東場で……そこまで見抜いていたなんて……人間じゃありません……!!!」
純「初瀬ちゃん……何かわかったのか!?」
菫「ぜひ聞かせてほしいですね……!」
初瀬「ええ……私の仮説が正しければ……チャンピオンはここで――」
すばら「おおおおおおっと!!! 宮永照選手!!! ここで手牌の九索に手をかけたああああ!!!」
388 = 386 :
――――――
照『……カン』パラララ
――――――
すばら・菫・純「!!!?」ゾッ
照手牌:一二三①②③1237/9999:嶺上ツモ3:ドラ5・西
初瀬「こういう……ことです。リーチしなかったのは……ツモ狙いでも……打点の上昇を抑えるためでもなかった。ここで暗槓をするためだったんです。宮永照選手の先ほど手では……四枚目の九索を掴んだとき、リーチ後の暗槓が認められません……」
すばら「し……しかし……!! 姫子さんがリーチをかけているのに……わざわざカンドラや裏ドラの危険を犯してまで暗槓なんて……!!!」
初瀬「よくわかりませんが……鶴田選手の和了り……きっとある場で和了りやすくなる代わりに……飜数が一定以上上がらない――という制限があるんですよね?
能力上の制限によって鶴田選手の手がこれ以上高くならないということを……宮永照選手が東一局に見抜いていたとしたら……裏ドラは恐くありません」
すばら「た……確かに……!!!!?」
389 = 387 :
国士はアンカンも当たりだったはずだが、かおりんルール知らないのか……?
390 = 386 :
純「いやいや煌ちゃん……!! あの暗槓に対するツッコミどころはそこじゃねえよ!! 鶴田の裏ドラなんかよりヤバいのは……妹尾の槍槓だろうが……!!」
菫「暗槓の槍槓が唯一認められている役を……国士無双を……妹尾選手は張っているわけですからね……!!」
すばら「えええ!!? じゃ、じゃあ……副将戦後半はこれで終了ですかっ!!!!!?」
初瀬「いえ……そうではありません……!!」
――――――
かおりん(?)
――――――
すばら「チャ……槍槓せず!!!! ありえません!!! 妹尾選手……!!! 自ら役満和了を捨てて山に手を伸ばしましたああああああ!!!!」
純「なるほど……そういうことか……!! あの……ド素人がッ!!!」
初瀬「いや……これもチャンピオンはわかっていたはずです。妹尾選手は、東場で緑一色のチャンスを自ら放棄して混一を和了っています。あれを見て……チャンピオンは、妹尾選手がまだ麻雀の役やルールに明るくないことを見抜いた。
特に……国士無双の槍槓というのはルールの中でも重箱の隅のようなところですからね……妹尾選手がまだ麻雀をやって日が浅いというのなら、槍槓ができることを知らなくても不思議ではありません」
391 :
国士のあがり牌のアンカンはロン対象じゃねぇの
392 = 386 :
純「それは……確かに人を見ないとわからねえことだな……チャンピオンは……妹尾が高い確率で大物手を張ることを東一局で見抜いた……しかし……その能力をまだ使いこなせてない妹尾の拙さを……東場でのあいつの闘牌から見抜いたってことか……!!
宮永照……ここまでの打ち手だったとはな……!!」
菫「かつての照ならありえなかったことです。今のあいつは……人が予想を超えてくることも……予想を下回ってくることさえも……全てを計算に入れて打っている……!!」
すばら「あああ……そして……そして……妹尾選手……槍槓見逃し後のツモが……!! これは……そんな……姫子さん……!!!」
初瀬「ここまでが……宮永照選手の計算の上だと言うなら……もう……あの魔物は誰にも止められないのかもしれません……!!」
393 :
ここのルール国士暗槓あがり無しですか
394 :
そういえば、咲原作にも30局でとんでもないミスがあったなぁ・・・。
(和のフリテンロン上がり。コミックスでは修正)
この作者さんもめげずにがんばって最後まで行ってください。
395 = 386 :
@対局室
かおりん(わあああ……宮永さんのお姉さんに和了り牌全部晒されちゃいました……どうしよう……ここは……とりあえずテンパイ流局を目指すのがいいんでしょうか……!)タンッ
かおりん、打、七索
当然、姫子、ロンッ!!!
姫子「ロンッ!!!!! リーチ断ヤオドラ二赤二……裏なし、12000は12600ッ!!!」
姫子手牌:三四五5[5]68③④[⑤]⑥⑦⑧:ロン7:ドラ5・中・二・②
姫子(こ……これで……終わりとですね……!! すいません……部長……負けてしまったとですが……部長からもらったハネ満キー……宮永照を出し抜いて使うことができたとです……!!!)
しかし、それは束の間の、安堵。
396 = 393 :
違ったみたいですね
397 :
お猿さんそろそろ頑張れよう
398 :
シャー5枚はともかくかおりんバカ説はまぁありえるだろ
まぁそれを信じてカンする度胸はなかなかないけど
399 :
単純にかおりんが暗槓あがりを覚えてないだけじゃね
400 :
かおりん初心者だからね
仕方ないよね
みんなの評価 : ★★
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