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    元スレ憧「あんたなんて大っ嫌い!」

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    みんなの評価 : ★★
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    51 = 30 :

    52 = 15 :

     そうだ

     そういえば合格が決まって大学に入る前にハルエから教えてもらった話がある。

     龍門谷大学の麻雀部には〝シラミ"と呼ばれる伝説の幽霊部員がいるそうで

     なんでも、

     背が高く銀髪、常に気だるそうな顔で対局し

     手で悩む際には髪をかきむしりフケを落とすとか…でもその迷いの行動後は確実に良い手で上がりチームの勝利に貢献している

     でも滅多に部活には参加しない―

     噂には聞いていたけど、そんな奴が本当にいるなんて

     シンジラレナイ


    「……」

    シラミ「で、どちら様?…なんか部員じゃ見たことないような顔だけど」

    「あ、あたし今年入学した商学部観光ビジネス学科1年の新子憧です。麻雀部に入りたくて来ました」

    シラミ「…悪いけど、うちの部いま活動してないらしいから…」

    53 :

    龍門谷大って龍谷大みたいだな

    54 = 43 :

    憧ちゃん一応家業のことも考えて学科選びしてるんやな

    55 = 13 :

    このシロ不潔

    56 = 15 :

    シラミ「というか今年は新歓でも勧誘してなかったはずなんだけど」

    「勧誘してなかったのは知ってます!けど、あたしどうしても麻雀が打ちたいんです!」

    シラミ「…打ちたいなら雀荘でも行けば?」

    「そういうことじゃなく!あたしは、この大学で麻雀打つためにわざわざ奈良から来たんです!」

    シラミ「そういう個人的理由は知らない…打ちたがっても活動停止中だから無理としか言えない」

    「あたしのことはいいです、でも今勧誘しないとこのままじゃ強い子が他の部活やサークルに取られて戦力が…」

    シラミ「あのさ、そういうことは部長なりが考えるんじゃない?」

    「貴方も部員ですよね?なら…」

    シラミ「…とりあえず今は部活やってないからどうにもできない」

    「じゃあ部長とお話しさせてください」

    シラミ「…自分で探してくれる?」

    「ちょっと!」

    「部員なら少しは新入生のことも考えてくれたっていいじゃないですか!」

    シラミ「部員じゃないよ…ただここに入り浸ってるだけ」

    「なにそれ意味わかんないんですけど!」

    57 = 30 :

    「もっと熱くなれよ!!」保守

    58 = 15 :

    シラミ「んーダルい…痒い」ボリボリ

    「…あのーお風呂、入ってないんですか?」

    シラミ「うーん、この前マンションの水道止められて」

    「じゃあ運動部のシャワー室勝手に使えばいいじゃないですか」

    シラミ「シャワー嫌い…湯船につかりたい」

    「なに贅沢言ってんですか?そんなだからシラミだなんてアダ名付けられちゃうんですよ」

    シラミ「あのさ…」

    「何ですか?」

    シラミ「小瀬川白望」

    「?」

    シラミ「私の名前…シラミじゃなくてシロムだから」

    「…はい」





     それが、あたしと麻雀部のシラミこと小瀬川白望との最初の出会いだった―

    60 = 15 :

    ※すみません、重要な場面で間違えを犯しました
    シロムではありません…シロミです

    本当に申し訳ないです。

    61 = 13 :

    シロ憧ってなんかエロイ

    62 = 53 :

    >>61
    どっちも色気あるからな

    63 = 15 :

    シラミ「んーダルい…痒い」ボリボリ

    「…あのーお風呂、入ってないんですか?」

    シラミ「うーん、この前マンションの水道止められて」

    「じゃあ運動部のシャワー室勝手に使えばいいじゃないですか」

    シラミ「シャワー嫌い…湯船につかりたい」

    「なに贅沢言ってんですか?そんなだからシラミだなんてアダ名付けられちゃうんですよ」

    シラミ「あのさ…」

    「何ですか?」

    シラミ「小瀬川白望」

    「?」

    シラミ「私の名前…シラミじゃなくてシロミだから」

    「はぁ」




     それが、あたしと麻雀部のシラミこと小瀬川白望との最初の出会いだった―

    65 :

    シロってシロミって読むのか
    シロボウだと思ってた

    66 = 39 :

    しえん

    67 = 15 :

    「う~ん」スタスタスタ


     結局あれから一週間経ったけど、どうにもこうにも話は前に進まないまま

     部長探すにも方法がないし

     事件が起きた時の部長は引責退部したって聞いた

     だからって渋谷さんに事件のこと聞きづらいなー

     打てない辛さもあるだろうし、あたし一応ルームメイトだし

     どうにかなんないかしら…

     まあ、あたしが動いてもどうにもなんない問題なんだけど―


    ブーン プップー

    「へっ?」


     後ろから轟音と共に勢いよく車がこちらに向かって走ってくるのが聞こえ

     クラクションが鳴った

     振り返った瞬間、車はあたしの目の前まで来ていた

    キッキー

    73 = 15 :

    「うわっ!」ドタッ


     車は間一髪スレスレの所で止まり、あたしは避けようとしてそのまま左へ倒れた


    「いった~」

    バタン

    ??「すまんなー急いでたもんでアクセル踏み込み過ぎて」

    「ちょっと!あんた一体どういう運転してんの…よ…」

    ??「おっ?」

    「えっ?」

    「つっ鶴賀のカマボ…じゃなかった蒲原さん!」

    蒲原「おーどっかで見たことあるぞー確かインハイの時の」

    「そうです!私―」

    ガチャ

    ??「おい蒲原!女の子に怪我はなかったのか?」

    74 = 36 :

    どんどん増えるなw
    こらオールスターですわ

    75 = 16 :

    大学だし他のやつかと思ったらやっぱワハハカーなのかwwwww

    76 = 13 :

    モモも湧いてきそうな

    77 = 40 :

    かじゅならモモもいそうだな

    78 = 15 :

    蒲原「ユミちん」

    「…鶴賀の、部長さん?」

    ゆみ「いや部長は蒲原だったんだが…って君どこかで見覚えが」

    「あたし、阿知賀女子の!あの、2年前のインハイで練習にお付き合いしてもらってお世話になった阿知賀女子の新子憧です!」

    ゆみ「ああ、そうだ。思い出したよ」

    蒲原「ワハハ 随分懐かしいなー」

    ゆみ「それで転んだようだったが怪我はなかったか?」

    「ちょっと手の平すりむいただけですから」

    ゆみ「車の中に絆創膏なかったか?」

    蒲原「いやー置いてないな」

    ゆみ「また調味料しか置いてないのか」ハァ

    蒲原「まあ、しょうゆーことだー」

    ゆみ「こういう状況でくだらないギャグをするな!」

    79 = 39 :

    しえん

    81 = 15 :

    「あー大丈夫ですよ、ほんのかすり傷程度なんで寮帰ってから消毒すればいいですし」

    ゆみ「いや、怪我をさせたのはこちらの方だ、途中で薬局にでも寄って手当しよう、いいだろう蒲原?」

    蒲原「おお」

    ゆみ「じゃあ決まりだな」

    蒲原「あっこも後ろに乗るんだー」

    「…はい」ガチャ

    (〝あっこ"ってあたしのことだよね?)バタン

    ゆみ「ちなみに蒲原の運転は前とあまり変わってないから」

    「え゛っ…?」


    ブロローン

    82 = 15 :

    蒲原「連絡、来てないかー?」

    ゆみ「んーないな…」カチャカチャ

    「そういえば急いでるって、さっき言ってましたけど、これから誰かと会う予定だったんですか?」

    蒲原「会うというか探しに行くというかなー」

    「?」

    ゆみ「お前は後ろを向かなくていい!運転に集中しろ!私が話すから」グググッ

    ゆみ「妹尾佳織を…覚えてるか?」

    「…確かー眼鏡かけた鶴賀の部員さん?」

    ゆみ「そう、妹尾がどうやら電車に乗っていて迷子になったらしくてな、これから迎えに行くんだ」

    蒲原「といっても、多摩川あたりにいるとしか分からないんだけどなー」

    ゆみ「仕方ないさ、東京の路線網は長野よりも複雑なんだ。三年いる私でもいまだに覚えきれてない」

    「あーあたしもこっち来てから電車はまだ乗ってませんよ」

    85 = 30 :

    87 = 15 :

    ゆみ「そういえばあの辺りを歩いていたということは君もこのあたりの大学に?」

    「はい、龍門谷です」

    蒲原「お!じゃあ私と一緒だなー」

    「えっ!一緒!?」

    蒲原「そうだぞ、商学部の経営学科なんだ」

    「うそマジ!?私、観光ビジネス!」

    蒲原「学部まで一緒かーじゃあ今まで同じ講義受けてたかもなーワハハ」

    ゆみ「まさか加害者と被害者が先輩後輩だったとはなかなかの巡り合わせだな」

    「加治木さんもウチの大学なんですか?」

    蒲原「いや、ユミちんは別の大学に通ってるんだ」

    ゆみ「ここの近くの法学部なんだ」

    88 :

    蒲原が入れるなら偏差値70超えの憧は余裕だったんだろうな

    もしかしたら蒲原が勉強嫌いなだけで頭良いって可能性もあるけど

    89 = 65 :

    原付さんは東大生っぽい

    90 = 30 :

    紫煙

    92 = 15 :

    「この辺だともしかして帝央大学ですか?」

    ゆみ「そうだが、よく知ってるなー」

    「あそこの麻雀部もインカレ強いから志望校決めるときウチと迷ったんです」

    ゆみ「なるほど。私はどちらかというと麻雀より学問に力を入れたくてあの大学を選んだんだ」

    「学問ってことは、それじゃ麻雀部は入ってないんですか?」

    ゆみ「ああ、今は蒲原たちと集まって打つくらいだな」

    「そうなんですか、加治木さん練習の時も強かったからインカレで戦ってみたかったです」

    ゆみ「そうか、それは申し訳なかったな」

    「今度打ちましょう」

    ゆみ「もちろんだ、ぜひ手合せ願いたい」

    96 :

    長編になりそうやね
    しえん

    97 = 15 :

     近くのドラッグストアで消毒液や絆創膏を買ってもらい加治木さんに軽く手当をしてもらった

     気がつかなかったけど、よく見ると膝やひじも軽くすりむいて微かに血が出ていたり内出血をしていて驚いた


    蒲原「すまんな申し訳ない」

    「いやいや軽いもんなんで全然」


    ピピピピッ


    蒲原「お!佳織からかー?」

    ゆみ「うーん、どうやら今、登戸辺りにいるらしい行けるか?」

    蒲原「了解だー」

    ゆみ「新子さんはこの後時間あるかな?」

    「あ、はい」

    ゆみ「じゃあこのまま一緒に妹尾を迎えに行ってもらってもいいかな?」

    「大丈夫です」

    99 = 65 :

    登別?(難聴)


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