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元スレ憧「あんたなんて大っ嫌い!」

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みんなの評価 : ★★
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401 :

支援だよー
こっからどうスレタイに繋がるのかな

403 = 395 :

しえん

404 = 390 :

 ここへ来たのはインハイが終わった後、阿知賀の麻雀部のみんなと行って以来だった

 宥姉は温かさを求めて室内ショーをぐるぐる回り

 玄はグーフィーやチップ&デールとの写真撮影を楽しみ

 しずはチュロスやらメロンソーダ味のポップコーンやらスペアリブやら片っ端から食べ物を買いに買い

 保護者の割にはハルエが一番楽しんでいて、灼さんは本を見ながら皆にナビをしてくれた。

 あの時はみんな女子高生だったなー

 なんだか夢の国で妙に感慨に耽っていた気がする

405 :

追っかけ中しえん

406 = 401 :

支援だよー

407 = 389 :

透華気前良すぎ

408 = 390 :

 それが済んでしまうと、シロは元・鶴賀メンバーと共に長野へ行き、あたしは久々に1人、奈良に帰省することにした。


「初瀬、久しぶりー」

初瀬「あこ!なんだよお前、帰ってきてたなら連絡しろよな」

「ごめんごめん、さっき帰ってきたところでさ」


 初瀬は奈良の大学に進学したから、帰省中には会おうと思えば会えたのだが会おう会おうで結局

 あたしが上京してから今まで会えずじまいでいた


「てな感じで、巫女さんのバイトは妹尾さんはテンパるし智美はイージーモードだしで大変だったんだー」

「あとクリスマスは有馬記念で当てたお金でパーティーしたんだっけ」

初瀬「なんか、聞いてるだけでもめちゃくちゃな大学生活だなー」

「あたしの大学生活はいたって普通なんだけど周りがね」

「それでシロがさー」


 あたしが大学生活で起こったことをあらかた語り終えた後、

410 = 395 :

初瀬はやえ先輩と恋人になってるはず
せやろ?

411 :

まーた初瀬がアコチャーに知らない女とのノロケ話を聞かされるのか

413 :

>>412
心が痛い

414 :

無意識にシロの話題ばっかりか

415 :

>>410
小走先輩なら推薦蹴って東大か京大あたりを一発通過してる

416 = 390 :

初瀬「あこさー」

「んー?」

初瀬「シロって人のこと好きなんじゃない?」

「…はっ?誰が?」

初瀬「だから、あこが!」

「あたしが?誰に?」

初瀬「そのシロって人に!てかお前ちゃんと今あたしの話聞いてたか!?」

「聞いてたけどさ…いやいや、ありえないから」

「初瀬、あんた大学行って頭おかしくなったんじゃないの?」

初瀬「おかしくって失礼なヤツだな!」

「じゃあ、なんであたしがシロに恋してるってことになるのよ?」

初瀬「んーなんだろう前のと似てるから…かな?」

「何よ前のって?」

初瀬「ほら、小学校の時の同級生が好きだった時の憧によく似てると思ったから」

「…しずのこと?」

417 = 405 :

もっかいおっかけしえんだよー

418 :

奈良に偏差値70にふさわしい大学なんかあるんか

419 = 391 :

しずもんはヨセミテにでも行ってそうだな

420 :

憧と塞ちょっと似てるしシロと相性よさそうだな

422 = 390 :

初瀬「その同級生と自然といつも一緒にいたって言うしさ」

初瀬「多分あこは、そのシロって人とも自然にいすぎて恋をしてるって気がついてないんじゃないかなって」

「うーん…そうかな?」

初瀬「私の好きだった人もそういう人だったからなんとなく分かるっているか…」

「そっか」

初瀬「私の場合は言ってどうにかなるものでもなかったからさ」

「そんなことないんじゃない?もしかしたら相手だって考えてくれるかもしれないじゃん」

初瀬「考えてくれる、相手じゃないよ」

「…初瀬、もしかしてそれ―」

初瀬「うん…」

「あんた不倫してたの?」

初瀬「はっ?」

「だって告白もできない相手なんて…結婚とか年の差があるようなそういう人としか…」

「もしかして晩成の先生とかと?」

初瀬「違うって!勝手に決めつけんなよ!」ドン

423 :

穏乃は和と同じ大学行ったのかな

424 = 389 :

初瀬さん可哀想な

425 = 415 :

初瀬ェ・・・

426 = 395 :

まさかまだ憧のことを……うっ

427 = 390 :

「ごめんごめん」

初瀬「私の場合は告白しても考えが変わらない人なの。私は恋愛対象外ってこと!」

「でも…」

初瀬「それに私は言わないって決めたの、今でもそれが正しかったと思っている。今だって関係をこじらせることもなくバランスのとれた距離を保っていられてるから」

「はっきりしてんだね」

初瀬「もう終わったことだから」

「好きだったんでしょう?」

初瀬「好きだよ今でも。でもその人を好きだった頃とは違う好きに今はなってる」

「それ、なんとなく分かるかも」

「中高で感じてたしずへの好きが今全然違うもん」

「あの頃は追いたくなるくらい好きだったのに今はそういう感じ全然なくなった」

「なんだろう?好きと言うよりただいつも一緒だった人がいなくなった寂しさだったのかなって思う」

初瀬「好きだから寂しくなるんじゃない?」

「えーそこは別じゃないかなー」

428 :

紫煙

431 = 390 :

(あたしがシロに惚れてる?ありえないでしょそんなの

 だって全然意識してなかったんだから、シロはいい友達の延長というか

 しずを構う時の感じに似てるというか

 うーん…何されても特に何も感じないんだよなー

 しずは突拍子もないから毎回ドキドキさせられること多かったけど

 シロはなんていうか緩やかに流れる川って感じで

 落ち着いて見ていられるというかいれるというか

 ドキドキとは無縁

 てか恋って本人が自覚してないのにそれって恋って言えるわけ?

 でも意識しだすとそうなるっていうし)

432 = 395 :

いいよいいよー
ここからだよー

434 = 405 :

おいついたしえん。
さてここからどうスレタイの展開になるか。

435 :

しえ
もしかして今書き溜ないのか
すごいな

436 = 390 :

シロ「ねぇ…」

「何?」

シロ「今日は随分眉間に皺寄せてこっち見てくるね」

「今日はシワを寄せてみたい日なの」

シロ「いいかもね…そういう顔、案外憧に合ってるかも」

「若干トゲのある言い方だけど黙っておくわ」

シロ「ありがとう」

「デッサンの課題って毎回あるの?」

シロ「毎回ってわけじゃないけど…あるにはあるよ」

「芸術学部ってそういうの大変だよねー」

シロ「まあね」

437 = 390 :

 リーグ戦が始まり、普段四ツ谷キャンパスで練習する渋谷さんと会うことが増えた


「渋谷さんは亦野さんと高校の時から付き合ってるんでしたよね?」

尭深「そう、高2の頃からずっと」

「長いんですね」

尭深「今年で4年だから、長いと言えば長いかな…」

尭深「憧ちゃんは―」

「はい?」

尭深「やっぱり小瀬川先輩のことが好きなの?」

「…そういう風に、見えますか?」

尭深「なんとなくだけど…」

438 :

寝る前支援

440 = 390 :

尭深「2人の関係は先輩後輩や友達よりもう少し違ったところにあるような気がしていて」

「うーん、正直言うとイマイチピンとこなくて、あたしは特に気にしてるわけじゃないんですよねー」

尭深「そうなの?」

「やっぱりそう見えるんですかね、この前友達にも言われて」

「シロは一緒にいて楽ですよ、でも智美にだって仁美にだって同じようにそう感じます」

「それに恋って自分が自覚しなきゃ恋じゃないような気がして」

尭深「…じゃあそれは無自覚の恋、かもしれませんね」

「…無自覚の…恋ですか?」

441 :

ふんふむ

442 = 390 :

尭深「そういえば小瀬川先輩、留学するって言ってましたね」

「留学?」


 冗談だと思った

 あんな動くのが嫌いで「ダルい」が口ぐせのシロが異国の地でやっていく姿が想像できない

 もし本当なら、どうして渋谷さんには話したんだろう?


尭深「留学のことを私が知っているのはたまたまです」

「えっ?」

尭深「たまたま1週間ほど前に多摩のキャンパスでお会いした時に大きい封筒を持っていて何かと尋ねたら留学書類だって言っていて」

「シロが、そう言ってたんですか?」

尭深「そう言ってました」

 
 シロの家に言ったのは4日前だった、だけどあたしその話を聞いていない

 あたしの中で何かが小さく鳴った気がした

444 :

ふんふむふんふむ

445 = 390 :

シロ「あれ憧?」

「こんにちはー」エヘヘ

シロ「珍しいね憧が急に来るなんて…」

「そう?んじゃ驚かせるのには成功したわけか~」

シロ「驚かせるために来たの…?」

「ううーん、近くまで来たからちょっと寄っただけってねー」

シロ「上がって…」

「お邪魔しまーす」

シロ「何か飲む?」

「麦茶ちょうだい」

シロ「分かった…」ガチャガチャ



「ねえ、シロ留学するの?」

446 = 405 :

しえん

447 = 390 :

シロ「…尭深から聞いたの?」コトッ

「うん。最近リーグ戦始まったし、それに渋谷さんとあたし去年まで同じ部屋だったから色々話すんだー」

シロ「そっか。でもまだ留学するって決まったわけじゃないし、あの時はただ書類袋持ってただけだから」

「でもさ、突然どうしたの?留学なんて」

シロ「夏休みに高校時代の友だちに久々に会って、その子が留学したいって言ってたんだ」


 その友だちというのは前に部屋へ行った時に飾られていたあの女の人のことだとなぜか直感的に感じた


「それ聞いてシロも行きたくなったんだ」

シロ「行きたいなと思ったのは去年フランスに行ってモローの絵を見てからかな、その時は漠然だけどね」

シロ「もし留学できるならしたいし、もっと勉強したこともあるから」

「留学じゃ試験受けるのも大変なんだろうなー」

シロ「かもね」

448 = 389 :

悲恋モノのフラグが

449 = 390 :

テーブルの端に模型のような物が置かれていることに気が付いた


「それって課題?」

シロ「ううん、美術展で出す作品のひとつ」

「もうそろそろ学祭だもんねー麻雀部なんか今年は張り切っちゃって大変よー」

シロ「部員とお客さんの対局だけじゃないの?」

「今年はミョンファさんがいるから世界ランカーとの握手会・サイン会だとか企画しちゃって結構好き放題でさ」

シロ「すごく豪華だね」

「絶対お客さんいっぱい来て大変だと思うんだよねー」

「まあーやるしかないんだけどさ」

「お互い、頑張ろっか」

シロ「うん…」

450 :

おいついたしえ


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