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    元スレ僧侶「ひのきのぼう……?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×6
    タグ : - ハッピーエンド厨お断り + - バッドエンド + - 勇者 + - 死亡エンド + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    451 = 416 :

    これあかんやつやでえ

    454 = 15 :

    ここでダブルアナル

    455 = 1 :

    僧侶(広間の奥に、大きな扉――)

    僧侶(その前に、何かが座っている!)

    僧侶(あれは……魔導師系の魔物?)

    僧侶(ローブに覆われてて、顔がみえないけど……)

    僧侶(いま思念波で話しかけてきたのは、あの魔物?)


    **『何者だと問うておる』


    僧侶「! 僕は」

    僧侶「僕は僧侶。ここには、迷った果てに行き着いたよ」


    **『僧侶? 人間か!?』

    **『なぜ人間がこのような場所に』

    **の そばに 二つの 赤い水晶が 浮かび上がった! ▼


    僧侶「!」

    僧侶(何をする気だ……?)

    457 = 67 :

    魔王に転生フラグ

    458 = 305 :

    あ、肛門居たw

    459 :

    ダブルアナルきたか

    460 = 53 :

    ゲーム的に考えてE:ひのきのぼう僧侶ソロで裏ボスって
    どうよ

    461 = 406 :

    どうせ賢者と勇者がくっついて僧侶が神父さん役でもするんだろ

    462 = 257 :

    なんと奇遇な!

    463 = 98 :

    本物の魔王様きた

    464 = 346 :

    アナルキター

    465 = 1 :

    **『……』

    **『……なるほど』

    **『ここへは、確かに偶然迷い込んできたようだな』

    僧侶「!」

    僧侶「お前はいったい――」

    **『!? 南の陸地から渡ってきたのか!?』

    **『あそこには、魔王軍の精鋭を配置していたはずだが……』

    **『出し抜かれたというのか……こんな小僧一人に……』

    僧侶「!」

    僧侶(僕の過去が見通されてる? しかも魔王軍ってことは、やっぱり敵?)

    僧侶(とにかく、このままやらせたらまずい気がする)

    僧侶「お前は!」

    僧侶「お前は一体、何者なんだ。僕はちゃんと名乗ったよ」

    **『……良かろう、他に聞く者もなし……人の子よ、傾聴するが良い。我こそは』

    **『我こそは、真なる魔王である』

    466 = 12 :

    賢者が退化して遊び人レベルの人格
    僧侶は進化して仙人レベルの人格

    467 :

    (勇者一行の頭の中読んだ奴は…)

    468 = 19 :

    真なる魔王様きたー!

    469 = 25 :

    真なるアヌス

    470 = 83 :

    ダブル肛門再登場キター!!

    471 = 346 :

    やはりまだグッドエンドはあるんだ

    472 = 24 :

    イヤアアアァァ
    裏ボスらめええええ

    474 :

    分身的なアレだったってことか

    475 :

    ダメだこれ 人知れずしぬやつだ

    476 = 24 :

    >>473
    ガッ

    478 = 378 :

    あかんて

    479 = 19 :

    >>473
    ダブル肛門「ガッ」

    480 = 1 :

    僧侶「な……なんだって」

    僧侶「だって魔王は、勇者が倒したはずだよ!」

    **『それは誤りではない。確かに魔王は最上階での決戦にて、勇者に敗れた』

    僧侶「……魔王は、二人いたってこと?」

    **『是とも否ともいえる。ただ真なる魔王は、我にして唯一』

    **『我の他に魔王と称されるものがあったとて、それは虚偽なる写し身に過ぎぬ』

    僧侶「じゃあ、勇者が倒した魔王は、偽物だっていうの?」

    **『いかにも。あの魔王は、長きに渡る時を経て、我が育んだ究極の生物』

    **『幾多の同胞を糧とし、驚天動地の成長を遂げた我が軍の切り札――その名は「魔界樹」である』

    僧侶「『まかいじゅ』……? でも魔界樹って、『じんめんじゅ』の上位亜種じゃ……」

    **『左様な下等の魔物とは別種のものだ。そも、規模の桁が数段異なる』

    **『あの魔界樹は数十年前、我みずからの手で種子より育て上げたものだ』

    僧侶「魔王が偽物の魔王を育てる? いったいどういう……」

    **『……ククク……退屈しのぎには丁度よい。一幕の下りに人の子と語らうも、また一興』

    **『良かろう。貴様には、全てを話してやろう――』

    481 = 415 :

    だから魔王魔王言ってたのかあいつは

    482 :

    やっと追いついたけど
    この僧侶って俺みたいな奴だな
    モデル俺か?

    483 = 414 :

    >>473
    ガッ

    484 = 98 :

    >>473ガッ

    486 = 1 :

    **『我は魔界にて生を与えられし時、伝説の宝具「ラーの鏡」と同質の力を備えられた』

    **『すなわち数多の過去、そして真実を見通す、赤き眼睛である』

    僧侶「真実を見通す……眼?」

    僧侶(僕がここに来るまでの経緯がバレたからには、本当にそんなものがあるんだ……)

    **『さて――これまでの魔族が世の征服に失敗している以上、我も同じ轍を踏む訳にはいかぬ』

    **『我は世を支配するに当たりまず、先代、先々代の過去を覗き込んだ』

    **『すると滑稽なまでに、ほぼ同じ経過を辿っていることが分かった』

    **『天の導きによって人の中から「勇者」が定められ、その者に魔王が討ち果たされる、とな』

    僧侶「……」

    **『魔族は……いかなる強大な力を持とうとも、どれだけ魔王軍を拡大しようとも』

    **『終極には必ず、伝説の武具をまとった勇者に討たれる』

    **『魔族の歴史は物語っていた。天の定めし勇者に、魔王は決して勝てぬと』

    **『矜持を重んじる我にしてみれば到底受け入れ難い、非情な史実であった』

    **『宿願を成すためには、勇者と真正面から衝突しては敵わぬ。……叶わぬ――』

    **『我は歳月をかけて考えあぐねた挙げ句……一つの方策にたどり着いた』

    487 = 300 :

    >>482
    一人称からして違う

    488 = 52 :

    この魔王、銭婆みたいだな

    489 :

    お前ら減速しないと3スレ目にいっちまうぞ

    490 = 1 :

    **『天界の目を欺けば、魔族が敗れる宿命に抗えるのではないか』

    **『我自身の代わりを立てれば、因習を断ち切るきっかけになるのではないか』

    **『偽の魔王を勇者に討たせれば、定めを歪ませるができるのではないか――』

    僧侶「……そのニセの魔王っていうのが」

    **『そう。件の「魔界樹」である』

    **『天を欺くほどの力を持つ、新たな魔王を創造する。我はこの壮大なる計画を実現するために』

    **『従来の魔王のように自身を高めることも、魔王軍を増強することも捨て』

    **『「魔界樹」の種を育て上げることに、多くの資と時を費やした』

    **『この、天界の目の届かぬ、地の果てでな』

    僧侶「……」

    **『――時は流れ、我はついに「魔界樹の花」を咲かせることに成功した』

    **『もはや言語を発し、呪文も行使できる。魔界樹は成熟相当の力を得ていた』

    **『我はこれを以て契機とし、この「魔界樹の花」を魔王に見立て、地上に芽吹かせた』

    僧侶「……でも、その魔界樹は勇者に倒された」

    **『ククク……あわよくばといった、多少の自信はあったのだがな』

    491 = 371 :

    桂今何キロっ!

    492 = 300 :

    >>491
    ドボォ

    493 = 1 :

    **『だがそれも想定内であった。むしろその流れこそが本命』

    **『かくして、魔王が勇者に討伐せしめられる慣習は、成立したのだからな』

    **『そして、我はここに在る。すなわち天界の目は誤魔化せたということだ』

    僧侶「! で、でも」

    僧侶「苦労して育てた魔界樹は、もう勇者に倒されたんだから……」

    **『魔界樹はまだ滅んではおらぬ』

    僧侶「!!」

    **『……この魔王城の主柱は、魔界樹の一部であった』

    **『その主柱は勇者らによって崩され、魔王城陥落を招いたが――』

    **『柱の内側に伸びていた物は、魔界樹の「幹」である』

    **『本体である「根」は、今もなお脈打っている。根ある限り、魔界樹は幾度となく再生する』

    僧侶「……そんな……」

    **『なお魔界樹には、優れた学習能力がある』

    **『一度勇者と戦った記憶は、先刻、魔界樹の「根」に深く刻みこまれた』

    **『我の知る限り「魔界樹」は、同じ相手に二度遅れを取ったことはない――』

    494 :

    99階って不思議なダンジョンレベルじゃないすか

    495 = 12 :

    そろそろ
    前編はここまで、後編は今夜!
    ぐらいにしないとヤバイ

    496 = 1 :

    **『また、魔界樹は急速な成長を遂げている』

    **『我による手も施せば、次にその花が咲くまで……五年とかからぬ』

    僧侶「!」

    **『五年の後。魔界樹は最強の魔物となりて、再び地上に顕現する』

    **『その際には、温存していた我が魔王軍も、魔界より一斉蜂起する』

    **『その時こそ人間共は終焉を迎え、我が魔族の完全支配が実現するのだ』

    僧侶「五年……たったの五年……」

    **『ククク。丁度よい頃合であろう』

    **『一時の平和に耽り、幸福の絶頂を迎え、魔族の脅威を忘れかけた人間共を』

    **『唐突に闇に包み、ふたたび絶望の淵に落とし込むには、ほどよい年限だ』

    **『特に勇者は、小娘であったことが大きい』

    **『五年も経てば、何者かと結ばれれておるやもしれぬ』

    **『子宝でも儲けていようものなら、確実に全盛より劣っていよう……』

    **『ククク……その折は絶望の味もひとしおというもの……』

    僧侶「そんなことはさせない」

    497 = 48 :

    終わりが見えない

    498 = 387 :

    なんか、僧侶の実積は世間に伝わらなさそう

    499 = 1 :

    僧侶は ひのきのぼうを かまえた ▼

     

    僧侶「話は分かったよ」

    僧侶「僕は、僕にできることをする」

    **『ほう? ここに至り、何を目指すというのだ』

    僧侶「みんなに伝えるんだ」

    僧侶「ここから地上に出て、勇者に、まだ戦いが終わってないことを伝えるんだ」

    **『ククク……添えておくが』

    **『貴様が最後に通った「旅のとびら」は、片道限り。ここから逃れることはできんぞ』

    僧侶「まだ道は残されてる。お前の、後ろにある扉だ」

    **『ほう。仮にこの先が行き止まりであれば、どうする』

    僧侶「それでも、ここから外へ出る方法を手当たり次第に調べて」

    僧侶「それでも無理なら、上に穴を掘ってでも抜け出すんだ」

    **『……ククク……ハッハッハッ』

    **『面白いことをのたまう小僧だ。実に興味深い』

    500 = 177 :

    檜キター


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