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    元スレ僧侶「ひのきのぼう……?」

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    みんなの評価 : ★★★×6
    タグ : - ハッピーエンド厨お断り + - バッドエンド + - 勇者 + - 死亡エンド + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    401 = 12 :

    賢者がいい人になって勇者を直してくれ

    402 = 1 :

    【北の城・王の間】

    ――

    勇者「王様、ただいま戻りました!」

    国王「うむ。勇者よ、よくぞ帰ってきた」

    国王「伝令にてすでに顛末は知り得ておるが、改めてそちの口から報を聞かせてもらおう」

    勇者「はいっ! ええっと……正しい口上を知りませんが、とにかく」

    勇者「この伝説の剣にて、魔王は討ち果たされました!」

     \ ワ――――――――――ッ ! /

    国王「静粛に! ……勇者よ、よくやってくれた」

    国王「そちの働きは、我が国の歴史に、永劫刻まれることであろう」

    勇者「ありがとうございます。でも――」

    勇者「魔王にとどめの一撃を与えたのは、戦士さんです」

    戦士「!」

    勇者「魔王城を落としたのも、賢者さんの大呪文によるものなんです」

    賢者「勇者様……」

    403 = 1 :

    勇者「商人さんだって、持ち前のアイテムでボク達を助けてくれました」

    商人「おおっ、忘れられてると思いましたぞっ」

    勇者「この旅で無事に魔王を倒せたのも、全ては仲間がいてくれたからです。だから……」

    勇者「どうかボクだけでなく、ボクの仲間も、等分に労ってください」

    国王「おう。何という謙虚さよ」

    国王「良かろう。連れの三名にも、存分に慰労を、そして褒章を賜ろうぞ!」

    勇者「ありがとうございます」

    国王「して、他に望みはあるか? 余にできることならば、何事でも聞き届けよう!」

    勇者「えっ……と、それじゃあ」

    勇者「パーティーを休ませてあげてくれませんか?」

    勇者「魔王との戦いを終えたばかりで、ボク達クタクタで……」

    国王「おう、それは済まなかった。ただちに休息を与えよう」

    国王「……しかし申し訳ないが、その前に一つだけやって欲しいことがある」

    国王「お主たちを待ち侘びていた者は、余だけではないのでな――」

    勇者「えっ? ……ああ!」

    404 = 24 :

    ラッパ隊をイカズチで粉砕

    405 = 177 :

    (僧侶は?)

    406 :

    時間損した

    407 = 19 :

    おいふざけんなよ僧侶は!?

    408 = 15 :

    記憶はいつ戻るんだ

    409 = 305 :

    まだ半分

    ここから後半だろ

    410 = 309 :

    ここまでゲスい展開だと何がおきてもカタルシスが無いんじゃね

    411 = 1 :

    【北の城・バルコニー】

    勇者「わぁ……すごい群集!」

    商人「うひょー大迫力ですな!」

    戦士「おお……全ての視線が、こちらに向けられている……」

    賢者「歓びの声で溢れ返っている……凄まじいカリスマですね、勇者様」

    勇者「ええっ、ちょっと緊張するなぁ。戦士さんに代わって欲しいよ」

    戦士「馬鹿を言うな。主役はあくまで勇者、お前一人だ」

    賢者「何も緊張することはありませんよ。言葉を発したとて、聞こえはしません」

    商人「前に出て、構えを取るだけで良いのですぞ!」

    勇者「……分かったよ。それじゃあ」

     

    勇者は 群集の前に すすみでた!

    勇者は 伝説の剣を ぬきはなち――

                         そらたかく かかげた!    

                                             ▼

    412 = 240 :

    ああああああああああああああイライラするしねしねしねしねしねしねしね

    413 = 53 :

    >>1信じてる

    414 :

    はー

    415 :

    いいところで追いついた

    416 :

    僧侶どうなるん…

    417 = 83 :

    僧侶マジで僧侶

    418 = 289 :

    寝るわ

    419 = 24 :

    ぬぎすてたに見えた

    まだ寝ないよ

    420 = 1 :

    ――――――――――――――――――――

    【魔王城・B1F】

    僧侶「いてて……」

    僧侶(やっと揺れが収まった……)

    僧侶(それにしてもよく助かったなぁ、僕。持ち物も全部無事だったし)

    僧侶(途中で放り出されて、あちこち振り回されて、転がって……)

    僧侶(あ、でも、まだ助かったわけじゃないか)

    僧侶(あっちこっち瓦礫の山で道が塞がってる。もうこの城からは出られないかも……)

    僧侶(勇者たちは、ちゃんと脱出できたかな)

    僧侶(そうだ、勇者は魔王を倒したんだった!)

    僧侶(良かったなぁ、ホントに良かった。勇者は、見事平和な世の中を取り戻したんだよ)

    僧侶(それに比べて僕はダメだなあ)

    僧侶(ここまで駆けつけときながら、結局何の役にも立てずに右往左往だよ)

    僧侶「よっと」 パッ パッ

    僧侶「とにかく、出口を探さなきゃ」 ――

    421 = 87 :

    どうなんだよこれ・・・

    422 = 192 :

    最後まで読んでからgdgd言えよ

    423 = 19 :

    頼む……………!

    ハッピーエンドになってくれ………!!

    424 = 1 :

    ――

    僧侶「ふう。ダメだ。出れない」

    僧侶(どこも通路が崩れちゃって先に進めないや)

    僧侶(残ったのは……)


       ヒュオオオオオ…


    僧侶(この……地下へ続く、長い階段だけかぁ)

    僧侶(偶然見つけたけど、これ、きっと隠し階段だよね。狭いし、暗いし)

    僧侶(城壁が崩れた影響で、階段口が表に晒されちゃったんだ)

    僧侶(気は進まないけど……僕がこの城から出るには、降りるしかないか)

    僧侶(この先に、外に繋がる『旅のとびら』があることを期待して……)

    僧侶(外に……出て……)

    僧侶(……)

    僧侶(まあ後のことはいいや。今はとにかくここを降りてみよう)

    カツーン   カツーン   カツーン   カツーン   カツーン  ……

    425 :

    まだ魔王は死んでないとみた

    426 = 98 :

    裏の功労者ルート入りました

    427 :

    俺は前編の記憶を消し去った

    428 = 414 :

    まだ長くなりそうだな……

    429 = 12 :

    寝る

    430 = 1 :

    【魔王城・B10F】

    ――カツーン   カツーン   カツーン   カツーン   カツーン

    僧侶(結構長いなぁ……先も暗くてよく見えないし……)

    ・ カツーン
    ・    カツーン
    ・       カツーン

    【魔王城・B20F】

    僧侶(大きならせん状になってる……いったいどこまで続くんだろう)

    ・        カツーン
    ・     カツーン
    ・  カツーン

    【魔王城・B50F】

    僧侶「――ちょ、ちょっと休憩」

    僧侶(まさかこんなに長いなんて……もう、何階分ぐらい降りたんだろ……)

    僧侶(行き止まりが待ってたら、心が折れそうだな)

    僧侶(ううん、僕は簡単に折れないぞ。何たって僕はこの、『ひのきのぼう』なんだから)

    僧侶「……よし、休憩終わり! 行こう!」

    431 = 83 :

    頼むから僧侶に人並みの幸せだけでも与えてやってくれ
    頼む

    432 = 346 :

    朝までには終わるよな?

    433 = 1 :

    ――

    【魔王城・B75F】

    ――カツーン   カツーン   カツーン   カツーン   カツーン

    僧侶(……階段を降り始めて、何時間くらい経ったかな)

    僧侶(今ごろ勇者は、王様に会って、町の人たちから祝福されてるのかな)

    僧侶(僕もその中に混じって、勇者たちみんなを労いたかったな)

    僧侶(『おめでとう』『おつかれさま』『ありがとう』。かけたい言葉は盛りだくさんだ)

    僧侶(でも僕は追放されちゃったから、もう城下町には入れないんだ)

    僧侶(……だから勇者に会うチャンスは、もうここ、魔王城しかなかったけど……)

    僧侶(間に合わなかったなぁ。急いだんだけど、仕方ないよね)

    僧侶(ううん、僕が出しゃばったら、かえって皆を危険な目に合わせたのかもしれない)

    僧侶(魔王は倒されたんだ。ってことはつまり、僕が間に合わなくて良かったんだ)

    僧侶(僕って肝心なところでドジ踏んじゃったり、運が悪かったりするけど)

    僧侶(今回だけは運が良かった。最後に間違えなくて、よかったよかった)

      カツーン   カツーン   カツーン   カツーン   カツーン ――

    434 :

    ただただ理不尽なだけで、全く意味を為してないじゃないか
    対比で浮き彫りにしたかったとか言い出さないよな

    436 :

    くそっ、バッドエンドなんかつきあってられるか!俺はもう寝るぞ!

    437 :

    なんだエンディング後のやり込みか

    438 = 1 :

    【魔王城・B99F】

    ――

    僧侶(うーん……行けども行けども、同じ風景ばかり)

    僧侶(そろそろ疲れてきたかも……ん?)

    僧侶「あっ!」

    僧侶(明かりだ! しかもこの青白い明かりは……!)

     ズズズズズズズズズ……

    僧侶「やっぱり!」

    僧侶「『旅のとびら』だ!」

    僧侶(やっぱり抜け道はあったんだ。ここまで降りてきた甲斐があったよ)

    僧侶(……でも)

    僧侶(こんな地下深くにあるなんて……一体どこに繋がってるんだろ)

    僧侶(ううん、ここまで来たら、どのみち僕に選択肢はないんだ)

    僧侶「……行こう!」

    僧侶は 旅のとびらに 飛び込んだ! ―― ▼

    439 = 50 :

    不思議のダンジョンかよ

    440 = 83 :

    真の魔王発見か?

    442 = 305 :

    僧侶がヤバくなるフラグだろ・・・これ・・・

    443 = 1 :

    ――

    ――――

    ――――――

    僧侶「うわああっ!」

     ドシャッ

    僧侶「いてて……」

     

    【??の間】

     

    僧侶(腰を打っちゃったよ……とびらの先が底抜けになってたなんて……)

    僧侶「……あれ? ここは?」

    僧侶(外じゃないな。まだ室内みたいだけど)

    僧侶(……やけに広い……?)

    **『何者だ』

    僧侶「!?」

    444 = 325 :

    登るのも嫌だしなw

    446 = 19 :

    ダブル肛門、再来

    447 = 3 :

    99とかヤバイ気しかしない

    448 = 25 :

    メガンテで僧侶が星になるアレですね分かります

    449 = 378 :

    え?

    450 = 371 :

    裏ボス(´・ω・`)


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