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    元スレ僧侶「ひのきのぼう……?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×6
    タグ : - ハッピーエンド厨お断り + - バッドエンド + - 勇者 + - 死亡エンド + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    501 = 98 :

    僧侶「させないっ」

    502 = 346 :

    まだ長くなるのか・・・

    503 = 467 :

    >>498
    世間的な勇者と真の勇者って燃えるじゃないか

    504 = 482 :

    誰も見てないとこで頑張って正直で・・・
    まるで俺じゃん

    505 = 25 :

    減速

    506 = 24 :

    マジで憑りつく三秒前

    507 = 1 :

    **『小僧よ』

    **『我が配下に加わらぬか?』

    僧侶「えっ」

    **『貴様が相応の力を持っていることは分かっておる』

    **『その貧相極まりない武装で、その足で毒沼を伝い、ただ一人ここまで辿りついたのだ』

    **『さらにあの地点には、地上への先遣隊の本隊を配置していた』

    **『勇者共の誘い水も兼ねた、猛者揃いだ。それを単騎で破る人間など、そうそうおるまい』

    僧侶「……やっぱりあの陸路は……」

    **『ククク……察しも良いようだな。なお気に入ったぞ』

    **『いかにも。あの港町に続く路は、我が故意に敷いたものだ』

    **『当然、魔王軍が本格的に大陸へ侵攻するための足がかりでもあるが――』

    **『知っての通り、あの毒沼の道の果てには、我が居城へと続く「旅のとびら」がある』

    **『これは万一、勇者たちがこの城に辿り付けなかった際の、保険の意味で設けたものだ』

    **『勇者たちには、この時機に「魔王を討伐する」役回りを為してもらいたかったゆえにな』

    **『クク……まさか一人で乗り込むような強靭、かつ酔狂な人間がいるとは思わなかったが』

    508 = 406 :

    この僧侶って2ちゃんが好きそうな影の功労者だけど
    かわいそうだな

    509 :

    SSスレがなんでこんな勢いあるんだよ

    510 :

    いくら僧侶でも無理ゲーだろこれ

    511 = 358 :

    ひのきのぼうLv.99

    512 = 1 :

    **『話を戻そう』

    **『小僧よ、いま一度問う。我が配下に加わらぬか?』

    **『その歳であれば、将来、我が側近の候補に選ばれるのも夢ではない』

    **『その際は――』

    **『地上世界の半分をくれてやろう』

    僧侶「……!」

    **『軽口ではないぞ。五年後には必ず、地上は魔族の物となる』

    **『与えられた地の支配者となれば、目に映るもの全ては思いのままだ』

    **『名誉も栄光も。金銀財宝も。愛しき者も何もかも、全ては貴様の自由』

    **『貴様はここで生まれ変わり、新たな生涯を得るのだ。どうだ? 悪い話ではなかろう』

    僧侶「悪い話だよ」

    **『ほう?』

    僧侶「それだと、みんなが幸せになれない」

    僧侶「僕だって、絶対に幸せになれない――」

    **『ククク……その口はいささか軽率ではないか? 自身のこれまでの旅路を鑑みてみよ』

    513 = 28 :

    >>504
    そして人知れず死んでいくんですねわかります

    514 = 416 :

    僧侶ぉ…(´;ω;`)

    515 = 25 :

    >>511
    お前やったことないだろ

    517 = 1 :

    **『貴様の過去は、多少覗かせてもらったぞ』

    僧侶「!」

    **『いたる所で煙たがられ、冤罪をこうむり、重ね重ね憂き目に遭う』

    **『貴様自身が気付かなかった欺瞞や悪意も、数えきれぬほど見受けられた』

    **『畢竟、貴様は自らの居場所を失い……最後の理解者までも失うこととなった』

    僧侶「……」

    **『貴様が味方しようとしている人間共は、貴様に何を施した?』

    **『貴様が守ろうとしている世界は、貴様に何を報いた?』

    **『貴様が仮に、これから為そうとしていることを為したとて――』

    **『どれだけの見返りが得られるというのだ?』

    **『貴様自身の「未来」はそこにあるのか?』

    僧侶「……」

    **『さて、それらを踏まえた上で問おう。これが最後の機会だ』

    **『我の配下に加わらぬか?』

    僧侶「…………」

    518 :

    >僧侶「それでも無理なら、上に穴を掘ってでも抜け出すんだ」

    これは覚醒フラグだな。僧侶のひのきのぼうは天を貫くひのきのぼうだ!
    それなら砂漠ので棒が真っ直ぐ上を向いたのも納得がいく

    519 = 67 :

    どっかのアフィがまとめてるだろうから寝る

    521 = 510 :

    この僧侶なら魔王軍に加わっても許す

    522 = 1 :

    僧侶「……」

    **『……何を迷う必要がある?』

    **『先行きを見定めれば、おのずと賢明な判断は――』

    僧侶「うん。僕の答えは変わらないんだ」

    僧侶「その申し出を『断る』っていう答えは」

    **『!』

    僧侶「でも、その理由がはっきりしなくって」

    僧侶「僕はなんのために、人間の側につくのかなって」

    僧侶「それをずっと考えていたんだけど……」

    僧侶「昔のことを思い出して、何となく分かったよ」

    僧侶「僕がまだ小さかった頃、神父さんに連れられて散歩に行ったことがあるんだけど」

    僧侶「お日様がぽかぽかしてて、風が気持ちよくて、とっても楽しかったんだ」

    **『……?』

    僧侶「他にも、美味しいものを食べたり、綺麗な風景を見たり」

    僧侶「勉強も呪文の鍛錬も自由にできて、勇者と楽しくおしゃべりしたりして――」

    523 :

    魔王につけよ

    524 = 358 :

    >>515
    ないぞ チョコボの方ならあるけどな
    武器にレベル無いことぐらい知っとるわ

    526 = 1 :

    僧侶「とにかく、僕は満ち足りてたんだ。そして、今だって満ち足りている」

    僧侶「そりゃあこの旅で、すれ違いや残念なことも、悲しいこともたくさんあったよ」

    僧侶「でも、そういうのも引っくるめて、僕はこの世界が好きなんだ」

    僧侶「色んな事を教えてくれて、時に目一杯の幸せを感じさせてくれる、この世界が好き」

    僧侶「だから僕は、この世界のために、僕にできることをしたい」

    僧侶「だから僕は、戦うよ」

    **『……』

    **『ならば交渉決裂だな』

    **『少しは利口だと思っていたが、常軌を逸するまでに奇人であったようだ』

    **『さて……』

    **『いま貴様は、「戦う」という語を漏らしたようだが』

    **『それが何を意味するのか、理解した上での放言なのだろうな』

    僧侶「できれば僕も、無用な争いはしたくないよ。稽古は好きだけど、実際に傷つけ合うのは嫌い」

    僧侶「この旅だって、無意味な殺生はしなかったつもりだし、これからもしないつもりだけど」

    僧侶「……お前が、僕をすんなり外に出してくれるとは思えないから」

    527 = 25 :

    魔王について人間虐殺ENDが良い

    528 = 12 :

    >>524
    DQにはないんだよ・・・

    529 :

    無駄に長くしすぎだろ

    530 = 300 :

    僧侶って聖人だよね
    賢者なら俺らでも10分あればなれるけどさ

    531 = 208 :

    …げる

    532 = 83 :

    てか僧侶無事に出れても誰も僧侶の話聞かねんじゃねえのか?

    533 = 1 :

    **『その通りだ』

    **『敵対が明確になったことは元より』

    **『貴様がこの先の扉に押し入るというなら、我は阻止しなければならぬ』

    僧侶「……」 グッ

    **『さて……ところで我は、先刻勇者と相まみえた傷が癒えておらぬ』

    **『またあの場から離脱することに、並ならぬ魔力を費やしてしまった』

    僧侶「えっ? 勇者と戦ったって?」

    **『そうだ』

    **『計画が水泡に帰す危険を冒してまで、勇者の前に姿を晒したのは』

    **『あの一行の素性を、この目で確かめてみたかったためだ』

    **『伝説の武具の威力は、いかなるものであるのか』

    **『我を打ち滅ぼそうとする輩とは、どのような顔つきをしているのか』

    **『諸々の事情を兼ね、我は勇者共の前に現れた』

    **『そして我は……やはり人間は下らぬ存在だと悟った上で、彼奴らに挑み……』

    **『ろくに勇者共の戦力を削ぐことも叶わず、敗れ去った!』

    534 = 67 :

    >>530
    1分で充分だろ

    535 = 19 :

    >>530
    10秒でなれるわ

    536 = 416 :

    魔王とのやりとりのシーンがゴーカイジャーのハカセで再生される

    537 :

    この魔王自分は鍛錬してないって言ってたし普通に負けそう

    539 :

    みんな神職の僧侶に辛く当たりすぎわロタ

    540 = 518 :

    >>528
    トルネコがあるやん
    ひのきのぼう出てこないけど

    541 = 26 :

    メガンテ来るか?

    542 = 1 :

    **『ただしそれは、我が真の姿を伏せていたためだ』

    **『我が、寸での場面で矜持を押し殺し、情に駆られなかったためだ』


    **の ずじょうに

    一対の赤い水晶が ならんだ! ▼


    僧侶(! 眼が……浮かんでる……!?)

    **『先に述べたように、今の我は困憊しており、魔力も枯渇寸前にある』

    **『この姿で戦うとなれば、貴様如きにさえ、遅れを取りかねぬ』

    **『ゆえに貴様を葬るには、不本意極まりなくも全霊を尽くすが必然となる』

    **『絶望せよ。我の寛大なる招聘を拒んだこと』

    **『その目、その耳、その身をもって悔いるがいい――』

    僧侶(来る……!)


    赤い水晶が あやしいひかりを はなった!


    **は ドラゴラムを となえた!!  ▼

    544 = 300 :

    >>538
    ガチグロ注意

    545 = 85 :

    >>536
    さすがドンさん…

    546 = 510 :

    今まで出てきた人間がクズ過ぎて魔王の方が良い奴に見えるから困る

    547 = 371 :

    どんっ!

    548 = 1 :

     

     ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

     

    僧侶(! ローブが千切れて……影が伸びていく……!)

    僧侶(大きい……どんどん膨れ上がっていく!)

    僧侶(どんどん……膨れて……)

    僧侶(……あ……ああ……)

    僧侶(大き――)

     

    「『グオオオオオオオオオオォォォォォォォォッッ!!』」

     

    ビリビリビリ      ビリビリビリビリ  ピシッ
           ビリビリ       ビリ
        ピシッ    ビリビリ      ビリビリビリ
               


        竜王が  あらわれた!!   ▼

    549 = 12 :

    >>538
    グロ

    550 = 98 :

    竜王様かよ


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