元スレ恒子「ライバルぅ?」咏「そーそー…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
201 = 65 :
>>200
×えり「…よかった」ニコ
○えり「…よかった」ホッ…
202 = 65 :
遊月(露出がほとんどないけど、涼しげで…清楚で、上品だ)
遊月(…こんな雰囲気、あたしには…)
えり「遊月さんも、お似合いです」ニコ
遊月「!」ドキッ
遊月「…あ、…ありがと…」ドキドキ
えり「…少し早いですが…行きますか?」
遊月「………」
遊月「うん、行こっ!」
203 = 65 :
恒子「……ほほぅ?」コソコソ
咏「…………」
健夜(なんで私も…)
恒子「…始まった途端に、えりさんの天然スキル発動。ヤバイね、帽子ちゃん」
咏「やばいって、なにが」
恒子「話聞く限り、帽子ちゃんってカーナーリ!グイグイいくタイプじゃん?」
健夜「…まぁ、遊園地誘うくらいだもん」
恒子「あれ以上惚れたら、えりさんの唇、奪われるぜ?」
咏「ちょっとお前なnんむぐぐぐ!」
恒子「しーっ!声、声!」
204 = 78 :
うたさんうたさんうたさんうたさん
205 = 65 :
恒子「まぁ、冗談だったとしても!」
恒子「…喧嘩中の今、一番危ないんじゃない?」
咏「……し、知らんし」
恒子「素直じゃなーい」
咏「…悪いのはえりちゃんだし」
健夜「あ、入って行ったよ」
咏「よし行くか!」
恒子「ま、待て待て、もう少し距離を…」
咏「知らんし!」
健夜(なんだかんだ言って、一番気にかけてるんだから…)クスッ
206 = 109 :
しえん
207 = 108 :
えりちゃん愛されすぎ
208 = 65 :
遊月「まず、どうしよっか」
えり「…こういうところ、あまり来たことないんで。任せます」
遊月「そう?じゃあ……」
恒子「なになに、まず向かう先は~っと」
健夜「…わぁ。最初にジェットコースター乗るんだ」
咏「おぅ…」キラキラ
恒子「…乗って良いかな!?」
咏「良いんじゃね!?知らんけど!」
健夜「わ、私は留守番…」
恒子「レッツゴー!」
健夜「いやだああああああ!」
209 = 65 :
遊月「いやー、休日とはいえ、思ったよりは混んでなくてよかったー」
えり「30分待ち、とかでも混んでないんですか?」
遊月「酷いときは6時間とかあるよ」
えり「そ、そんなに…」
遊月「並ぼ!」
えり「は、はい……」
……………
遊月「もーすぐっだね~」
えり(…思ったより、高い……)
「次のお客様ー」
遊月「キタっ!」
えり「………」ドキドキドキ
210 = 65 :
遊月「やっぱ、遊園地っていったらコレだよね!」ワクワク
えり「…………」ヒヤアセ
「ベルト落としまーす。しっかり捕まっててね!」
ガチッ ガガガガガ…
遊月「この緊張感!」ワクワク
えり(…高い…高いって…!)ギュゥ
遊月「…ん?」
えり「………っ」
遊月「えりさん、怖い?」
えり「!……は、恥ずかしながら…少し」
遊月「…大丈夫だって!あたしがついてるから!」ギュッ
えり「へっ……」
カチッ ガーーーー!!
遊月「ひゃっはーーーッ!!」
えり「いっ、いやあああああああ!!!」
211 = 65 :
恒子「…おー、やっぱりえりさんはこのタイプきついかー」
咏「…えりちゃんの悲鳴…」
健夜「ね、ねぇ、やっぱりやめようよ…私飲み物買ってくるから!」
「次のお客様ー」
恒子「はーい観念するよー」
健夜「や、やだって!い・や・だ!!」
恒子「アラフォーへの心臓の負担が?」
健夜「アラサーだよ!心臓そんなに弱くないよ!!」
恒子「じゃー大丈夫でしょ」
咏(…えりちゃんと乗りたかったなぁ…)
212 = 65 :
「お疲れ様でしたー」
えり「………っ」クラッ
遊月「大丈夫?」
えり「は、はい……スゴいですね、遊月さん」
遊月「なにが?」
えり「怖くないんですか」
遊月「うん、楽しい。…えりさんは?」
えり「私?」
遊月「怖かったかもしれないけど、怖いだけだった?」
えり「…………」
えり「…少し、楽しかったですね」
遊月「でしょ~?」
213 = 108 :
しえん
214 = 65 :
「お疲れ様でしたー」
恒子「………う、ぷ」フラフラ
健夜「大丈夫?」
恒子「……酔った」
咏「だらしないねぃ。すこやんなんかケロッとしてるのに」
健夜「うん。案外大丈夫なもんだね」
恒子「うぇ……みずぅ…」
健夜「はいはい…」
咏(んーと、次は……)
215 = 78 :
帽子が飛ばされるイベントだな
216 = 65 :
遊月「ちょっと休憩の意味もこめて」
えり「め、メリーゴーランド…」
遊月「うん。……嫌?」
えり「い、いやでは……なんと言いますか」
えり「……子どもと、カップルしか居ないような…」
遊月「ここのメリーゴーランド凄いんだよー」タタタッ
えり「あ、ちょっと……!」
217 = 65 :
遊月「んーと…こいつで良いかな」
えり「…うま、ですね」
遊月「えりさん、跨がってくれる?」
えり「は、はぁ……っと、こうですね」
遊月「んで、ここのメリーゴーランドの凄いところはっ…と」
えり「へっ…」
遊月「二人乗りオーケーってこと」ギュ
えり「ちょ、ちょっと…」
「二人乗りのお客様はしっかり捕まっていてくださいねー」
遊月「はーい」ギュゥ
えり「…ぅ…///」
遊月「…あたしじゃイヤ?」
えり「…イヤ、ではないですけど…」カァァ
遊月「あは、紅くなった」
218 = 65 :
恒子「うわっダイターン!」
咏「いっ……ちゃいちゃしやがってぇぇ…!!」ギリギリ
恒子「すこやーん、後でアレやろーよ!」
健夜「えぇっ!?」
恒子「すこやん後ろでいいからさー」
健夜「い、いやだよ」
恒子「じゃー前でいいから」
健夜「どっちにしろだよ!」
咏「あんにゃろ、あんにゃろ、あんにゃろッ」ムカムカムカ
219 :
これは調子に乗りすぎですねぇ…
クロチャーにまたフルボッコですねぇ…
221 = 65 :
……………
遊月「んーと、次は~」グゥ
えり「!」
遊月「あ……///」
えり「…お昼にしましょうか」クスッ
遊月「……ん」カァァ
えり「私買ってきますから、席を取っておいてください」
遊月「…わ、わかった…」
えり「…私が戻ってくるまでに、その赤い顔をどうにかするように」クスクス
遊月「う、うるさいなぁ恥ずかしいんだよ!」
えり「はいはい」クスクス
遊月(くそ、子ども扱いして…!)
222 = 121 :
しえん
223 = 65 :
恒子「はい、お待たせー」
健夜「ありがとー」
咏「………」イライライラ
恒子「咏ちゃんも、とりあえず甘いもん食べて落ち着こう」
咏「………落ち着いてるよ」イライライラ
恒子「いやいや。ほら、イチゴのかき氷。すこやんメロン」
健夜「こーこちゃんは?」
恒子「スダマリ」
健夜「出た!!」
咏「………」イライライラ パクッ
咏「~~ッ!!」キーーン
224 :
そうそう
225 = 65 :
えり「お待たせしました」
遊月「ども…」
えり「たしか、焼きそばが食べたいって言ってましたよね」
遊月「うん、ありがと。お金…」
えり「いいですよ」
遊月「でも、なんか悪いし…」
えり「高校生に出させる方が悪いですよ」
遊月「……そう?」
えり「そうです」
遊月(…高校生とか、そういう扱いされたくないんだけど…)
えり「私はあんまりお腹空いてないんで、このフライドポテト一緒につまみましょう?」
遊月「…うん!」
226 = 65 :
恒子「…デート…だなぁ…」
健夜「デート…だよねぇ…」
咏「はぐっはぐっ」シャリシャリ
咏「~~~ッ」キィーーーン!
健夜「…ねぇ、スダマリってどんな味なの?」
恒子「まーまーだよ。一口食べる?」
健夜「あ、欲しい」
恒子「はい、あーん」
健夜「あむ。…へぇ~なかなか…」
咏「…みんな爆発しちゃえ…」
恒子「咏ちゃんが病んだ!?」ガーン
健夜「ご、ごめんなさい!?」ガーン
228 = 65 :
恒子「午後一発目は…ゴーカートか…」
健夜「あ、勝負するみたいだね」
咏「…………」
恒子「あ、そこ曲がれっ!」
健夜「違う違う、そこはもっとアクセルぅ!」
咏(えりちゃんがんば!えりちゃんがんば!)
健夜「…あ、あぁ~…」
恒子「…ま、そうだよね」
咏(……チッ)
健夜「あ、もう一勝負?」
恒子「ゲーム慣れ少女VS運転免許を持つ女…!」
恒子「実況は私、福与恒子でお送りします!」
咏「えりちゃーん!!がんbもががっ」
健夜「声大きいって…!」
230 = 65 :
えり「か、勝った…!」
遊月「ちぇー負けたーっ!」
えり「やっと勝てた…」
遊月「何回目だっけ?10回くらい?」
えり「8回目です!」
遊月「そかそか。…うーん悔しい!」
えり「……ふふ」
遊月(…えりさんが嬉しそうだから、全然いいけどさ)
231 = 65 :
………………
えり「…それそろ、17時を回りますね…」
遊月「あー……」
遊月(時間たつの…はっやいな~…)
えり「家まで帰るのにも、時間かかるでしょう?次で、最後にしますか」
遊月「…うん。それじゃあ……」
恒子「えーっとこっちの方向は…っと。……あーなるほどね」
健夜「…王道だね」
咏「…観覧車…かい?」
恒子「そうそう。そう言えばココ、景色が良いってよく言われてるね」
健夜「今なら、夕焼けが良い感じに…」
232 = 65 :
すみません 30分ほど外出してきます
234 = 109 :
ほ
235 :
うわー…なんかめちゃ胸がいたい
④
236 = 65 :
咏「…行くよ」
恒子「へ?」
咏「あの二人が見える位置のに、乗る!」
健夜「ちょ、ちょっと待ってよー!」
「ごゆっくりー」
パタン
えり「…………」
遊月「…………」ドキドキ
遊月(これが、最後……)
遊月(最後の……チャンス……!)
237 = 65 :
えり「…夕日、綺麗……」
遊月「えっ!?……あ、ああ……そうだなぁ~…」
えり「…今日は、ありがとうございました」
遊月「へ?」
えり「…楽しかったです」ニコッ
遊月「!」ドキィッ
遊月「ち……ちょっと、元気に…なった……?」
えり「…そう、ですね…元気になりました」
えり「…遊月さんのおかげです」
遊月(…夕日に照らされて、微笑むあなたが、眩しくて)
遊月(あなたの唇からこぼれたのが、あたしの名前で)
遊月(……あたしは……)
239 = 78 :
ギリッ
240 = 65 :
遊月「…えりさんって、さ…好きな人…いるの…?」ドキドキ
えり「好きな、人…?」
遊月「ああ…」
えり「…それは、どういう意味で?」
遊月「…恋愛対象、ってイミで」ドキドキ
えり「…………」
遊月(…あたしに向けられていた瞳は逸らされて、夕日を映している…)
遊月(…ううん、もっと…遠くを。…違う誰かを、映してる)
恒子「はぁっ…ぜぇ…はぁ…」
咏「ちぇ…2つも前か…!」
健夜「て、いうか…隣だったら、バレちゃうでしょ…」ゼェゼェ
241 = 65 :
遊月「………」ドキドキ
えり「……います」
遊月「………!」ズキッ
えり「…恋愛感情を持った……好きな、ひと」
遊月(…………)ズキン ズキン
遊月「…………」ギュッ
遊月「……ど…どんな…ひと……?」
えり「……そうですね……」
242 = 78 :
オイデナサイマシ
243 = 65 :
えり「…わがままで、意地っ張りで」
―――
咏「うぐぐ、よく見えない…」
健夜「双眼鏡、あるけど…」
咏「ちょーだい!」パシッ
―――
えり「ちょっと素直じゃなくて…、強欲で」
―――
咏「あンのやろ…マジで唇奪ったらどうしてくれるか…!」ギリギリ
恒子「さっきまで“知らんし”とか言ってたくせに…」ボソッ
咏「知らんしッ!!」
245 = 65 :
えり「…自分の知る世界以外のことには、まるで興味を示さない。ちょっと世間知らずなところがあって…」
―――
咏「見えねー…何やってんのか全然わかんねー…」
健夜「咏ちゃん…?それ、双眼鏡反対……」
咏「うぇ、マジで!?」
―――
えり「…ちょっぴり、えっt…」
えり「…い、意地悪で…!」
―――
咏「にゃろう…双眼鏡わかりにくいよ…」ブツブツ
恒子「まーまー」
咏「…この下からの角度でスカートの下でも覗いてやろうか…」
健夜「酷い八つ当たりだなぁ…」
―――
えり「……でも」
247 = 72 :
しえーん
248 = 65 :
咏「…お…? あ、み、見えた!」
咏(けど…なにしてるか全くわかんねー…)
咏(…えりちゃん…)ギュ
―――
えり「一緒にいて一番……」
えり「…一番“自分”でいられる場所を…くれる人」
えり「あの人と一緒にいる自分は、自信をもって」
えり「これが“針生えり”だって、思える」
えり「…そういう人、でしょうか」
遊月「…………」
249 = 65 :
晩ごはんたべてきます すみません
みんなの評価 : ★
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