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    元スレ恒子「ライバルぅ?」咏「そーそー…」

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    1 :

    ID:HuQtXKujOの代理!

    2 :

    コークスクリュー支援だよ

    3 :

    ちょー期待ですっ☆

    5 = 4 :

    「あー終わった終わった、仕事しゅーりょー」

    えり「お疲れ様でした」

    「スタッフとの打ち合わせってかったるくねー?」

    えり「そう言わずに。お仕事なんですから」

    「……あ」

    えり「?」

    「ちょっち忘れ物!取ってくるわ」

    えり「一緒に行きましょうか?」

    6 = 4 :

    「いんや、先行ってて。すぐ追いつくってー」

    えり「わかりました」

    「んなら後で~」パタパタ

    えり「走っちゃだめですよー?」

    「知らんしー」

    えり「まったく…」

    えり(…ゆっくり歩いていよう)

    7 = 4 :

    えり「……」テクテク

    えり(…大丈夫かな)

    「」スッ

    えり「!」

    「わッ―――」

    ドンッ ポト……


    「すっ、すいません!」

    えり「い、いえ…私もぼんやりしていましたから…。こんな狭いところ、走っちゃダメですよ?」

    8 :

    見てるぞ

    9 :

    針生「みんなのうた?」

    10 = 4 :

    「ほんと、すいません!」

    えり「……?」

    えり(…涙の、跡…?)

    「それじゃッ」ダダダッ

    えり「あッ……」

    えり(……足早い……あら?)

    えり「この帽子、さっきの子の落とし物…?」

    えり(………)

    12 = 4 :

    ………………

    休憩所

    「…………」

    「……ちくしょう……」グスッ

    「……あたし、は……っ…」ポロポロ

    「……くっ……」グシグシッ

    タッタッタ…

    えり「あ、いたいた……」

    「え?……あ……さっき……」

    えり「寺崎さん」

    遊月「!?」

    13 = 4 :

    えり「よかった、見つかって…」

    遊月「え、…え…?」

    えり「落とし物ですよ。はい、これ」

    遊月「えっ…あ、それ…」

    えり「あなたの物ですよね?」

    遊月「そ、そうだけど……あの」

    えり「はい?」

    遊月「なんで、名前……」

    えり「?」

    14 :

    一回戦でクロちゃんにボコられた15位の人か

    16 :

    誰だよ…

    17 :

    >>14
    ああ昨年個人戦15位でありながら今年は団体戦において先鋒をつとめるも
    ドラ爆のクロチャーにボコされた富山県代表射水総合の寺崎遊月さんか

    誰だかわからなかったわ

    18 = 4 :

    えり「寺崎遊月さんですよね?射水総合高校の先鋒の」

    遊月「そう、だけど…。なんで、知って……」

    えり「1回戦の第6試合の実況を勤めましたから」

    遊月「でも、それだけで?」

    えり「ええ。…なにかおかしいですか?」

    遊月「だって、あたしんとこ、敗退したから1回戦しか…」

    えり「それは……、でも」

    遊月「………」

    19 = 1 :

    >>17
    寺崎さん自身はクロチャーから上がったりしてたはず!
    ただ周りが勝手に削られてって手に負えない事態に

    20 :

    そーそーの人か
    期待

    21 = 14 :

    あんなドラ麻雀で負けたら確かに泣ける

    22 = 4 :

    えり「先鋒戦で阿知賀女子からあがったのは、貴方だけでしたし…」

    遊月「!!」

    遊月「…………」ポロッ

    えり「え?」

    遊月「……ぅ……うぅぅ……!ひっく…」グスッ

    えり「えっ、えぇっ!?」オロオロ

    23 = 4 :

    えり「……落ち着きましたか?」

    遊月「……ん……」コクッ

    遊月「…すんませんっした…急に、こんな…」

    えり「それは大丈夫なんですが…私、貴方の気にさわるような、」

    遊月「ち、違う!そうじゃなくて!!」

    遊月「………」

    遊月「……嬉しかった、んだ」

    えり「嬉しかった…?」

    25 = 4 :

    遊月「…あたし、個人戦15位ってことで、富山ではちょっとチヤホヤされてて…」

    遊月「…少し、調子に乗ってたのは認める…でも…当たり前、なんだけど」

    遊月「団体戦初戦敗退になった途端、みんなの見る目が変わって…」

    遊月「本編にも3ミリくらい出てたのに、一部からは“誰?”とか言われて……」グスッ

    遊月「もう……自信なくしちゃって…!」ポロポロ

    遊月「…でも、さっき針生アナウンサーが、あたしのこと…ちゃんと、覚えててくれて…嬉しかったんです」

    遊月「急に泣いて、…すいませんでした」

    26 = 9 :

    針生「いえ仕事ですので」

    27 :

    しえんっ

    28 = 4 :

    えり「…大丈夫ですよ」

    えり(ほんぺ……あたりは何の話かわからなかったけれど)

    遊月「…それに、こんな愚痴みたいな話しちゃって…」

    えり「…あなたは3年生だから、インターハイは最後ですか」

    遊月「…ん…」ウルウル

    えり「…ツラかったんですね」ナデナデ

    遊月「……!」

    えり「泣くことは、悪いことじゃないんですよ?」

    遊月「…っ…う…」

    遊月「うわぁあぁん!」ガバッ

    えり「………」ヨシヨシ

    29 :

    このスレタイはいつもの人か
    支援

    30 = 4 :

    ……………

    えり「缶コーヒー、飲めます?」

    遊月「あ、はい……でも、お金」

    ガコンッ

    えり「奢りです。…他の人にはヒミツですよ」シーッ

    遊月「…ありがとうございます」カシュッ

    えり「………」

    遊月「…ゴクゴク…ぷはっ…」

    えり「……ん」

    遊月「…?」

    えり「顔色、良くなりましたね」

    31 = 14 :

    本編にちらりとも出ない個人戦6位もいるんですよ!

    32 :

    寺崎遊月で画像ぐぐってもほとんど出てこない…

    33 = 4 :

    遊月「…ちょっと、スッキリしました。針生アナウンサーのおかげで」

    えり「私なんかが役に立てたのであれば、良かった」ニコッ

    遊月「!」ドキッ

    遊月「………あ、えっと…」ウツムキ

    えり「寺崎さん?」

    遊月「…その…」

    遊月(…ちょっと、甘えちゃったからって…なに意識してんだあたしは…)ドキドキ

    えり「どうかしました?」ノゾキコミッ

    遊月「!?」ドキィッ

    34 = 9 :

    なんかテニスでツイストサーブとかしちゃいそうな子

    35 = 4 :

    遊月(か、顔近いって…!)

    遊月(…やっぱりアナウンサーって、整った顔してる…)

    遊月(それに……さっき抱きついちゃったときも思ったけど…)

    遊月(…良い匂い…大人って感じの…)ドキドキ

    遊月「…あ、あ、あ、あの、えっと…!」カァァ

    えり「?」キョトン

    遊月「…ゆ、ゆづきって」

    えり「はい?」

    遊月「遊月って、呼んでほしい…」

    えり「…え…」

    「えりちゃーん!!」

    遊月「!?」

    37 = 14 :

    えりちゃんマジフラグ体質

    38 = 4 :

    「なーんでこんなところにいるのさー!?」プンプン

    えり「す、すみません、三尋木プロ」

    「ん?その子は?」

    遊月「え、えと…」

    えり「射水総合高校の寺崎遊月さんですよ」

    「…ふーん?」

    遊月「……」ペコリ

    「…まぁいいや。帰ろ?えりちゃん」

    えり「そうですね」

    遊月「あ、あの!」

    39 = 4 :

    遊月「ありがとうございました!針生…さん!」

    えり「いいえ、私はなにも」

    遊月「それでも、ありがとうございました!」ペコッ

    えり「…では、またどこかで。…遊月さん」ニコ

    遊月「……!」パァッ

    遊月「はいっ!」

    (…ぅおーい、これは…ちょっと、…)

    41 = 4 :

    ―――――
    帰り道

    「えりちゃんさー、さっきの子となにしてたの?」

    えり「え?」

    「先行っててって言ったのに居ないし、見つけたと思ったらあの子といたし」

    えり「ああ、落とし物を届けていたんです」

    「ふーん?知らんけど~」

    えり「すみません、連絡もなしに…」

    「えりちゃんは後で全身マッサージの刑なー?」

    42 = 29 :

    そういやえりちゃんって、うたたんがバイオレンス感たりなくね?って言ったら
    ちょっとだけ憤るような口調になってたもんな。なんか思い入れでもありそう

    43 = 4 :

    えり「え?咏さん肩こったりするんですか?」

    「違う違う。えりちゃん“に”全身マッサージすんの」

    えり「え……」

    「背中、重点的に揉みこんでやんよ」ニヤニヤ

    えり「勘弁してください…」

    「優しくほぐしてあげるぜぃ?」ワキワキ

    えり「…手つきが卑猥です」

    「いやー知らんし~」

    44 = 4 :

    三尋木宅

    えり「晩ごはんできるまで時間かかりますから、先にお風呂に…」

    「いんや、手伝う~」

    えり「そう、ですか?」

    「そっちのが楽しいっしょ!」

    えり「…じゃあ、お願いしますね」

    「メニューはー?」

    えり「今日は回鍋肉です。この前お肉安売りで」

    「いいね~中華!なにすりゃいい?」

    45 = 4 :

    えり「えっと…咏さんはとりあえず、ご飯炊いてもらえますか?その間に下準備しますから」

    「オーケーオーケー。しっかしえりちゃん、もう包丁で怪我するようなヘマはしないぜ?」

    えり「でも…」

    「そりゃ昔は料理のりの字も知らんかったけど、えりちゃんに教わって卵も割れるようになったし」

    「えりちゃんの役に立てるようにはなったと思うんだけどねぃ?」

    えり「…咏さんは十分役に立っていますよ」

    「そうかい?」

    えり「ええ、それはもう」

    「…なら、良いんだけど」

    47 :

    しえん

    49 = 4 :

    (…昔、指に怪我しちゃったとき、傷口をえりちゃんが舐めてくれたの、嬉しかったんだけどねぃ…)

    (あれから包丁持たせてくれんし)

    (…まぁ、自分からケガするのも馬鹿馬鹿しいけどねぃ。えりちゃんに心配かけちゃうし)

    (えりちゃんって意外と過保護だよねぃ~)

    えり(……言えない)

    えり(前に咏さんが指に怪我して、咄嗟に指をくわえちゃって…)

    えり(…それを思い出して…恥ずかしいから、包丁使ってほしくないなんて…)

    えり(…絶対言えない)カァァ

    ………………

    50 = 14 :

    かわいい


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