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    元スレ恒子「ライバルぅ?」咏「そーそー…」

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    51 = 4 :

    「お~、やっぱ中華は食欲そそるねぃー♪」

    えり「もう少しでできますから、お皿出してください」

    「ほいなー」

    ……………

    「うまっ!うま~」モグモグ

    (幸せだなー最高に!)

    (最近はトラブルもなく、仕事も順調だし~)

    (……だよ、な?)

    (……………)

    遊月『ありがとうございました!針生…さん!』

    えり『…では、またどこかで。…遊月さん』

    遊月『……!』

    (……なんか、引っかかる)

    52 = 47 :

    しえん

    53 = 4 :

    「……………」

    えり「……咏さん?」

    「んぇっ、な、なにっ?」

    えり「どうかしました?ボンヤリして」

    「い、いや、なんでもない!回鍋肉うめー!」モグモグ

    えり「…………?」

    (考えすぎなだけっしょ!そう、考えすぎ!)

    ………………

    54 = 29 :

    回鍋肉にピーマン入れる奴はもいっこカンされればいい

    55 = 4 :

    えり「や、やっぱりやめておきませんか」

    「何言っちゃってんのさ~、遠慮はいらねーよ?」

    えり「いや、私、そこまで身体に負担は…」

    「ずっと書類見てると肩こるっしょ?」

    えり「で、でも」

    「…今日、先行くって言ってたのになー」

    えり「…う…」

    57 = 4 :

    「どこ探してもえりちゃんいないし、もしかして入れ違いかなーとか思って戻ったりしたしー」

    えり「うぐ…」

    「ずぅ~っと探してたのになー」チラッ

    えり「……~~っ」

    えり「…はぁ…わかりました、私の負けです」オテアゲ

    「やりぃ」グッ

    えり「どうすれば、いいんですか」

    「んじゃま、布団の上にうつ伏せになってー」

    59 = 4 :

    えり「…っと、こうですか?」

    「んー、じゃー上にちょぃと失礼するよーっと」スワリ

    「重くない?」

    えり「大丈夫です。…あの、お手柔らかに」

    「任せとけーぃ」ニンマリ

    「グイッとな」グッ

    えり「っ…」

    「…っとぉ、このへんが…」グッグッ

    えり「…ぁ…」

    60 = 29 :

    しえーぬ

    61 = 4 :

    「力加減だいじょーぶ?」グィッ

    えり「はい…、…ん…っ、お上手、ですね…」

    「まーねぃー」

    えり「なにか、っ、やっていたんですか?」

    「いんや、別に?」

    えり「それで、こんなに……、…ぁ、そこ、気持ちいい…っ」

    「ここかい?」グッ

    えり「んっ…」

    62 = 29 :

    早めのほしえ

    63 = 4 :

    「えりちゃんは働きすぎなんよー」グイッグィッ

    えり「そう、でしょうか…?…、ふぅっ…」

    「ぜってーそう。ほら、ここ」グィィ

    えり「ぁ、…くぅぅん…!」ピクンッ

    「すげーこってんよ。デスクワーク?」グリグリグリ

    えり「ま、待っ…! ぃ、つぅぅ…!」

    「…痛い?」グッ

    えり「ぃた、ぃ…けど…っぅ、きもち、いぃ…かも…っ」

    「…………」グリッ

    えり「はぁあ…!…んく、…ぅ…」ギュゥ

    64 = 14 :

    しえん

    65 :

    「…えりちゃん、感じてるの?」

    えり「…へ?」

    「…いや…声…」

    えり「…マッサージされてると、なんだか、息が詰まってるような感覚になりません…?」

    「そう?」グリグリッ

    えり「ぁふっ! っ、んン…~~!」

    「………」ムラムラ

    66 = 4 :

    「…ここか~?ここがええのか~?」グリグリ

    えり「んんっ、…ぁ、そこぉ……」

    「ほれほれ~」モミモミ

    えり「ぁん…///…ッてどさくさに紛れてどこ触ってますか!?」

    「ええじゃないの~ほれほれー」

    えり「え、本当に!?ま、待った!待ってお願い!や、やめ…!…あ、ぁ…っ///」

    ~暗転~

    68 = 65 :

    翌朝

    えり「…酷い目にあいました」

    「えりちゃんの声がエロいのがいけないんよ」

    えり「そんな声してませんよ!?」

    「いやぜってーそうだって」

    えり「…咏さんがいやらしいだけです」

    「知らんしー。うん知らん」

    えり「…おかげで寝不足ですよ。まったく」

    「…そりゃお互い様ってね」

    えり「…遅刻しますよ」

    「…今努力中だっての」

    69 = 65 :

    ………………
    ……………
    ………

    休憩所

    えり(…はぁ…)カシュッ

    えり(なんとか仕事にも間に合って、やっと休憩…)ゴクゴク

    えり(それにしても…あつい…)

    えり(会場まで走ったし、クーラーきいてるわけでもないし……)

    えり(…誰も、いないし…)キョロキョロ

    えり(スカーフ、少し緩めちゃお…)シュルッ…

    70 = 65 :

    えり(はぁ……ちょっと、楽になったかも…)

    遊月「は、針生さん!」

    えり「はいっ!?……あ、えと、遊月さん」

    遊月「お、驚かせちゃいました?」

    えり「い、いえ、大丈夫ですよ。それよりも、どうしました?」

    遊月「あ、その、特に何かって訳じゃなくて…」ポリポリ

    えり「…?」

    遊月「…ちょっと、お話したいなーって…良いですか?」

    えり「…もちろん、構いませんよ」ニコ

    遊月(やった!)パァァ

    71 = 65 :

    えり「その後、どうですか?」

    遊月「…まぁ、あたしを見る目はまだ変わらないけど…前よりは、気にならなくなった」

    遊月「全部、針生さんのおかげです」

    えり「私はなにもしてませんよ」

    遊月「ううん、針生さんって聞き上手ですよね。話したことを全部受け止めてくれるような感じ」

    えり「大げさな…」

    72 :

    しえん

    73 = 67 :

    キャスティングすばら
    支援

    74 = 65 :

    遊月「すごい安心できるっつーか…」

    遊月「…また、話したいな~って。自然と考えてる」

    えり「誉めてもなにもでませんよ?」

    遊月「出ないですか~残念」

    えり「何を期待していたんですか」クスッ

    遊月「いや~あわよくば、メアドとか番号、なんてさ」

    えり「もう…」クスクス

    遊月「あははっ」

    遊月(…やっぱりこの人の笑顔、好きだ)

    75 = 65 :

    「んーと、たしかここに…あっ」

    「えりちゃー………おろ?」

    (あの帽子の子、昨日の?)

    「……ちょーっち気になるねぃ」

    ―――


    遊月(ん……ん~……なんだぁ?この違和感…)ジー

    えり「…?」

    遊月(いつもと、なーんか違うような……ああ!)

    遊月(スカーフ、少し緩めてるんだ。だからちょっと違う感じに、……お?)

    77 = 65 :

    遊月「針生さん。首のとこ、どうしたんですか?」

    えり「へ?」

    遊月「この辺に…えっと、ちょっと待って」ゴソゴソ

    遊月「はい、鏡。なんかちょっと紅くなってるけど…」

    えり「えっと、………!?」

    えり「こ、れ…は……!///」カァァ

    遊月「!?」キュンッ

    遊月(な、なんだなんだ!?)

    えり(ま、ま、まさか、う、咏さんに、昨日の夜…!?///)アワアワ

    遊月(い、いつも“オトナの女性”って感じの針生さんが…!)

    78 :

    うーたーさーん!!!

    79 = 67 :

    うふふ

    80 = 65 :

    遊月(顔真っ赤にして、困ってて…)

    えり「あ、その、なんでもないんです!なんでも…!」

    遊月(なんか…子どもっぽい、じゃないんだけど…いつもと違う感じで…)

    えり「す、スカーフ緩んじゃったので、化粧室で直してきますね!」

    タッタッタ…

    遊月「…かわいいなぁ…」


    「!?」ガサッ

    遊月「え?」ピクッ

    (やべっ)

    81 = 65 :

    ――――――

    えり「……ああ、もう……」

    えり(緩めたままにして忘れていた私も私だけど…)

    えり(…こんなに、クッキリ…スカーフしてたらギリギリ見えない位置…)

    えり(…今朝急いでたから、全然気がつかなかった…)

    えり「……はぁ……」タメイキ

    えり「…咏さんの、ばか」

    82 = 65 :

    遊月「…三尋木プロ…?」

    「え?あ、あーうん、そう…」

    遊月(…どうして隠れてたんだ?)

    遊月「どうしたんですか?」

    「いやー別に?わかんねー」

    遊月(……もしかして……)

    遊月「…立ち聞き、してました?」

    「!……いや、知らんし」

    遊月(……この前といい、今回といい…たしかに、実況ペアではあるけどさ~…)

    遊月(…ちょっと、一緒にいすぎじゃん?)イラッ

    84 = 78 :

    お父さん許さないよ

    85 = 65 :

    遊月(…あれ、なんでこんなにイラついてんだ?)

    遊月(…三尋木プロが、針生さんとずっと一緒にいるって考えると…)イライラ

    遊月(……あーあ。認めたくないなぁ……)

    遊月(…偶然ぶつかって、帽子届けてくれて…)

    遊月(話、聞いてくれて、優しくしてくれて…甘えちゃって……)

    遊月(もっと、話していたくなって……)

    遊月(……………)

    遊月(ダメだな、もう)

    遊月「……三尋木プロ」

    「……ん~?」

    遊月「あなたは――――」

    86 = 65 :

    ――――――

    恒子「ライバルぅ?」

    「そーそー…」

    恒子「なーんだそりゃ」

    「わっかんねー全てがわっかんねー」

    恒子「で、そのテラサキって子はえりさんに惚れてるわけ?」

    「そーだろーねぃ」グビッ

    恒子「あっちゃー、いつかそんな日が来ると思ってたよ」

    「わけわかんねー。なにそれどゆこと?」トクトク

    87 = 65 :

    恒子「一応えりさんってさ、真面目系美人アナなわけよ」

    「当然だねぃ」

    恒子「でもさ、世間一般的にはそれダケなのよ」

    「えぇ?」

    恒子「私みたいにスーパーアナウンサーとか言ってるわけでもなし、ちょいと目立たない位置にいたわけさ」

    「うーん?そうなん?知らんけど」

    恒子「しかしその実態は!」バンッ

    88 = 72 :

    しえん

    89 :

    それにしてもこのこーこちゃんノリノリである

    90 = 65 :

    恒子「真面目系美人アナ、という一言ではくくれない色々がえりさんにはあるのですよ」

    「あーだから“一応”とか言ったん?怒るか迷ったぜ?」

    恒子「最後まで聞きましょう。まず、基本的に優しい。そして厳しい。…アメとムチが尋常じゃないほど巧い」

    「…おー」

    恒子「でも、甘えさせてくれる母性も持ってる。…嫁スキル半端ねーッ!」

    「えりちゃん俺の嫁だからな?あげねーかんな?」

    91 :

    こーこちゃんにはアラフォーおるしな

    92 = 65 :

    恒子「更に料理も美味いんだなーコレがッ!」

    「へへ~ん」ニヨニヨ

    恒子「…っとぉ話が逸れた。アメとムチ、甘えさせてくれて、さらにさらに」

    「もーどんどん言って!えりちゃんのイイトコ!」

    恒子「…ギャップ萌えヤバいんだよなぁ…」

    「かーッキタね!よぉくわかってるねふくよん!ほれもう一杯飲めぃ!」トクトク

    恒子「あざっす。…こんなんに優しくされたらオチるっしょ」

    「…オチる?」

    94 = 65 :

    恒子「えりさん、天然スケコマシっす」

    「……ほ?」

    恒子「本人が気づいてないところで、絶対何人かオトしてる」

    「」

    恒子「ぶっちゃけ私もすこやんいなかったら危なかったと思う」

    「」

    恒子「厳しい顔してばっかだから、微笑みかけられたらある意味一発でズキューン!!」

    恒子「…前途多難だね、咏ちゃん」ポンッ

    「」

    95 :

    えりちゃんが部長並みの天然タラシという風潮

    96 = 65 :

    「っつーかさ、えりちゃんもう私のモノなワケよ」

    恒子「おぅ、モノと来たか」

    「ライバル宣言されるとか、勝敗決まってるっしょ」

    恒子「まーねー」ゴクゴク

    「所詮女子高生のタワゴトってねぃ~」トクトク

    「つーか、どんだけ苦労したってんだ」ゴクゴク

    「えりちゃんのニブチンっぷり、舐めんなぁ!」プハーッ

    恒子「…すこやん以上だったもんね。相当だよね」

    97 = 65 :

    「真面目でお堅くて、恋愛とは無縁って感じで!」

    「そこがまたかわいいんだけどさ!」

    恒子(やば、スイッチ入ったかも)

    「…あー。でも、たしかに。天然だわ。ありゃあ」

    恒子「心当たりでも?」

    「……………」

    恒子「?」

    「心当たりありすぎて手の付け方わかんねー」

    恒子「それほどまでに!?」

    98 = 72 :

    しえん

    99 = 65 :

    ………………

    三尋木宅

    「たーだいまー」

    えり「咏さん、おかえりなさい」パタパタ

    「んー……」ジー

    えり「…なんですか?ジロジロと」

    「んー……んーん、なんでもない。ねぇ」

    えり「はい?」

    「おかえりなさいのちゅーしてー」

    えり「は、はいッ!?///」

    「ほーらーちゅー」

    100 = 65 :

    えり「…………」メソラシ

    えり「………//」ウツムキ

    えり「…………」チラッ

    えり「…ぅぅ…」カァァ

    (かーわいいなぁーもー)

    えり「…ぉ、おかえりなさい…」チュ

    (…ほっぺた…でも、ヨシとしよう)

    「……ん、ただいま」

    えり「…遅かった、ですね?」

    「ちょーっとね?」

    えり「…お風呂、わいてますから」

    「一緒に入る?」

    えり「え、遠慮します…というか咏さん!?」


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