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    元スレ白望 「二者択一……?」

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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ×2+ - 宮守女子 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    601 = 473 :


    みんなは、私のイメージによって産み出されている。
    それがわかっていても、涙を止めることはできなかった。
    もう二度と姿を見ることができないかもしれない、そう思っていたから。

    「ちょっとー、涙はシロのためにとっておこうよ」

    エイスリン 「ダッテ……エグッ……」

    胡桃 「それで、どうするつもり?」

    エイスリン 「……ゲンジツ、オシエル」

    豊音 「そんな一直線にいくんだー」

    トシ 「いきなりは、シロもきついんじゃないかねぇ」

    胡桃 「そーそー、とりあえず麻雀打って、ゆっくりしようよ」

    エイスリン 「ミンナ……?」

    微かな違和感を覚える。
    彼女らは、果たして本当に私が産み出したイメージだろうか。

    「「「「だって、小瀬川白望が離れていくのが、まだ怖いんでしょう」」」」

    602 = 473 :


    エイスリン 「……!」

    重なる声。明らかに違和感のある口調。
    ……失念していた。私の中の悪魔は、まだ死んでいなかったようだ。

    エイスリン 「サキ……?」

    呼びかけてみるも、反応する人はいない。
    あくまで白を切るつもりか。いや、ここにはいないのかもしれない。

    ここはいわば、シロの世界だ。
    もう一人の弱かった私は、私――エイスリンの世界に残った。
    ということは、向こうから理想を描き出すべく、干渉している可能性は大いにある。

    「シロだって長い孤独を経験したわけだし、少しは楽しい時間を過ごしたいはずじゃない?」

    豊音 「その結果、シロがここにいることを選ぶこともあるかもしれない」

    胡桃 「最期に選ぶのはシロなんだから……ねっ?」

    そんな彼女らの言葉に、私は逆らうことができなかった。
    鉄で繕ったつもりの私の意志は、甘い誘惑にいとも簡単に絆されていく。
    きっと、私自身の心の中に、シロと一緒に過ごしたいという気持ちが残っていたのだ。

    604 :

    ええいっ

    605 = 590 :

    ここでする支援が他のスレへの支援になる そんなす(ry

    607 = 473 :


    トシ 「それで、誰がシロと打つんだい?」

    胡桃 「んー……どうしよっか?」

    エイスリン 「……ワタシハ、イイヤ」

    豊音 「エイスリンさん、どうして?」

    座ってはいけない気がした。
    これから死にゆく私が、席を奪ってはいけない気がした。
    これから生きるかもしれない四人が、座るべき場所なんだと思った。

    トシ 「じゃあ、胡桃と塞と豊音が座りなさい」

    クマクラセンセイに促されて、三人はそれぞれ卓に着く。
    そしてセンセイもパイプ椅子に腰を掛けると、私に笑顔を向けた。

    トシ 「エイスリンも、不自然なに振舞いをしないようにね」

    608 = 522 :

    読む側としては嬉しいスピードなんだけどな
    支援

    609 = 473 :


    それから少しして、部室の扉のノブが回る。

    エイスリン (シロ……ゴメンナサイ)

    シロ (ワタシマダ、アキラメルコトガデキナカッタ)

    そして――

    「やっと来たね、シロ」

    胡桃 「ほら、早く卓に着いて!」

    豊音 「もう席決めは終わってるよー」

    エイスリン 「ワタシ、ウシロデミテル!」

    トシ 「さあ、とりあえず東風で打ってもらおうか」

    ――シロを騙すための、醜い演技の時間が始まった。

    611 = 486 :

    さるよけ支援

    612 = 473 :

    書き溜め終了・・・
    何度もさるってすまん。せっかく保守してもらったのに。

    夜中の一時、二時ごろ書き溜め切れる→朝方までに完成させる
    →明日の昼過ぎ投下する→夕方バイト行く

    という黄金の方程式がおさるさんに崩された。錦織も負けるし。

    ちょっと書き溜めてきます。

    613 = 522 :

    うむ

    614 = 590 :

    さるられやすくなったのかな…? ほ

    615 = 484 :

    さる回避支援が足りなくてすまん
    寝てもええと思う
    きっと残ってる…はず

    616 = 495 :

    なんとか完結だけはしてほしい…

    623 :

    引き込まれてるよー

    630 :

    姉帯豊音ちゃんにギュッと抱きつかれたい

    632 = 620 :

    ほほほほーしゅ

    633 = 482 :

    面白い
    超絶支援

    636 = 473 :


    初カキコ…うそ…

    俺みたいに徹夜してSS書き上げる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは

    今日の雀卓での会話
    嶺上開花ツモ とか 海に映る月を掬い取る とか
    ま、それが魔物ですわな

    かたや俺は電子の海で画面を見て、呟くんすわ
    ツモ、中のみ。和了ってる?それ、役無しね。

    好きな麻雀漫画 ぎゃんぶらあ自己中心派  
    尊敬するキャラ エイスリン・ウィッシュアート(二者択一はNO)

    なんつってる間に朝の9時っすよ(笑) あ~あ、徹夜明けの辛いとこね、これ



    というわけで、さすがに体力きついんで仮眠します
    昼頃に投下します

    637 = 482 :

    保守の時間かね

    639 = 471 :

    641 = 472 :

    徹夜で書いてたのか、保守は任せろ

    642 = 627 :

    ほしゆ

    643 = 480 :

    「究極の選択!」
    がこれに似てるな
    これほど深くはないがややホラー、そしてオチが秀逸

    644 = 482 :

    ほー

    647 = 584 :

    ぽぽぽ


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