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    元スレハルヒ「皇帝ルルーシュに会いたいわ!!」

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    みんなの評価 : ★★
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    301 = 96 :

    まさか…さるさん…

    302 = 1 :

    --------クラブハウス周辺

    みくる「ふぇぇ!涼宮さーん助けてくださーい!」ガタガタ

    ハルヒ「全くしょーがないわねみくるちゃんは!こんな低いフェンスも
    乗り越えられないなんて。待ってなさい今行くから!」

    キョン「しかしいいのか?フェンス乗り越えて敷地内に入ったりして?
    騒ぎになったりしないだろうな?」

    古泉「明日は式典当日で警備している警察や自衛隊もピリピリしているでしょうし
    バレたらちょっと怒られるだけでは済まないでしょうね」

    ルルーシュ「大丈夫さ、何とでも言い訳はできる」

    みくる「みなさんお待たせしましたぁ」

    ハルヒ「で、何処から探検してみる?」

    ルルーシュ「お前は何処を見てみたいんだ?」

    ハルヒ「そうねぇ、やっぱりそこのクラブハウスかしら!皇帝ルルーシュが住んでた
    場所なんでしょ?何か面白いものが見つかるかもしれないわ!」

    キョン「建物の中にまで入るのは流石にまずいんじゃないか?」

    ハルヒ「何でよ?」

    キョン「だって俺達完全な部外者だぞ?」

    303 = 1 :

    ハルヒ「チッチッチ!甘いわねぇキョン、バレなきゃいいのよバレなきゃ!」

    キョン「悪党の常套句だな・・・」

    ルルーシュ「その通り、バレなければ問題ない。幸い鍵も開いているようだし
    少し中を見て回るか」

    ハルヒ「それでこそSOS団よ!キョン、ちょっとはルルーシュを見習いなさい!」

    キョン「はぁ・・・・どうなっても知らんぞ」


    ------
    ---
    -

    ----クラブハウス内

    みくる「大きな建物ですねぇ」

    キョン「これがクラブハウスだってんだから金持ち私立は恐ろしい
    北高の本館にしてもいいくらいだ」

    古泉「部屋の数もかなり多いですね」

    ハルヒ「これだけあると、何処に皇帝ルルーシュが住んでたのか分からないわね
    ルルーシュ、そこ辺の事は分からないの?」

    ルルーシュ「流石にそこまでは・・・・(あまり知りすぎていると、またおかしな疑いをかけられ
    かねん)」

    304 = 63 :

    305 = 1 :

    ハルヒ「そっ、じゃあ地道に探すしかないわね!」


    その後ハルヒ達はクラブハウス内にある部屋のドアを何度も開け閉めし
    かつてルルーシュが生活していた場所を必死に探した


    ハルヒ「う~ん、ないわねぇ」

    キョン「そもそも、皇帝ルルーシュが生活していた部屋があったとしても
    6年も経った今その部屋を探し当てるなんて不可能だろ・・・・
    生活の名残か何かが残ってりゃ話は別だが」

    古泉「表札が立っているわけもないですしね」

    キョン「アッシュフォードからしたら、昔ここに皇帝ルルーシュが住んでいたって事実は
    黒歴史に近いはずだし、証拠の類は全部綺麗さっぱり消し去ってるだろうよ(ルルーシュすまん)」

    ルルーシュ「(別にいい)確かにそうだな、このまま無作為に探し続けても
    恐らく見つける事は困難だろう」

    ハルヒ「仕方ないわ、じゃあ理事長に直に問いただすしかないわね!!」

    キョン「また過激な事を・・・んな事してみろ、本当に警察沙汰になって
    全員ブタ箱送りになるぞ?」

    ルルーシュ「あまり長居はしない方がいい。涼宮、次で最後にしよう」

    306 = 1 :

    ハルヒ「このまま手ぶらでなんか帰れないわ!ぜ~ったいに当たりを引いてやる!!
    ・・・・・・・1階よ、1階だわ!!1階の角部屋!!そこが怪しいわ!!」ダッダッダ


    そう言うとハルヒは一人で走り出した


    キョン「何だってんだ急にあいつは!」ダッダッダ

    みくる「待ってくださ~い!」ダッダッダ


    他の四人もその後を追う


    ルルーシュ「(1階の・・・・角部屋・・・)」



    -------クラブハウス2階

    ハルヒ「ここだわ・・・・うん、ここ!ここが一番匂う!」

    キョン「何を根拠に言ってるのか知らんが、早く開けてみたらどうだ?」

    ルルーシュ「(やっぱりそうだ・・・俺とナナリーが暮らしていた部屋・・・・
    願望を現実に反映させる力か・・・恐ろしい奴だ)」

    ハルヒ「言われなくてもそうするわ!」ポチッ

    308 = 116 :

    はええ

    309 = 1 :

    ウィーーーーン

    ルルーシュ「(こ、これは!!?)」

    みくる「何だかここだけ他の部屋と少し違いますね。何か生活感があります」

    ハルヒ「さっきまでの部屋は殆どがただの部室みたいなものばかりだったのに
    ここはまるでマンションみたいな作りになってるわね・・・。台所はあるし
    寝室なんかもあるんじゃないかしら?」

    古泉「棚に日用雑貨などが沢山入ってますし、今現在誰かが
    住んでいるのではないでしょか?」

    キョン「お前はどう思うルルーシュ?ルルーシュ?」

    ルルーシュ「(あの時・・・あの時のままだ。俺とナナリーが、俺とロロが住んでいた
    あの時と何も変わっていない。これはどういう事だ?)」

    キョン「(珍しく動揺してるな・・・・そうか、ハルヒの奴本当に当たり引きやがったのか!)」

    ルルーシュ「(まさかまたここに来る事があるとはな・・・懐かしい)」

    みくる「あのぅ、ここに写真があるんですけど」

    ハルヒ「写真?どれどれ」


    みくるが見つけた写真はかつての生徒会メンバーが
    全員写った集合写真だった

    311 = 1 :

    ハルヒ「ねぇ、これって皇帝ルルーシュじゃない!?しかもナナリーまでいるわ!
    この兄妹一緒に住んでたのね!!あっ、これ枢木スザク!!こっちには紅月カレンもいるわ!
    どうなってるのこれ!?何で敵同士のはずの連中がこんなに仲良さそうなの??」

    ルルーシュ「(何でこんな写真が今ここに・・・・)」

    キョン「おい、しかもこの真ん中にいる人はお天気お姉さんのミレイさんじゃないか!?」

    ハルヒ「本当だわ!!どういう事なのこれ?・・・・・ミレイ?ミレイって人確か苗字は
    アッシュフォードじゃなかったっけ?」

    キョン「そういえばそうだな・・・まさか?」

    ハルヒ「そのまさかだわ!ここの学校の理事長の娘、それがミレイ・アッシュフォードよ!
    そしてこの写真は彼女が在学中に友達と撮った写真って事でまず間違いないわね!」

    キョン「(くそっ!ルルーシュ、お前あのミレイさんと友達だったのか!?
    羨ましいぜくそ!今度紹介してくれ!!)」

    ルルーシュ「(何だその目はキョン・・・)」

    ハルヒ「この写真を見る限り、皇帝ルルーシュとナナリー、枢木スザクと紅月カレンは
    一般で語られてるような敵対関係ではなかった可能性が大きいわね!
    仲の悪い者同士が一緒のフレームに収まるはずがないし、何しろみんな笑顔だもん!」

    古泉「しかし、この写真を撮影した何年後の事かは分かりませんが
    彼らが争い始めるのは事実です」

    ハルヒ「きっと何か裏があるのよ!皇帝ルルーシュにも、ナナリーにも
    枢木スザクや紅月カレンにもね!」

    312 = 1 :

    ハルヒ「それに見てこの皇帝ルルーシュの顔!!物凄く優しい顔してるわ!
    これは独裁者の顔じゃない、やっぱり何かあるわねこの連中は・・・・面白くなってきたわぁ!!」

    ルルーシュ「(異様なまでに鋭い奴だ・・・この写真だけでそこまで見抜くとは)」

    ハルヒ「秘密を握ってて、尚且つ私達でも接触が可能なのは、ミレイ・アッシュフォードと
    昨日たまたま駅で出会った紅月カレン、それと写真に写ってるこの青い髪の人と
    眼鏡をかけた人、それとオレンジ色の髪の人ね・・・・・何処から攻めるべきだと思うルルーシュ?」

    ルルーシュ「(オレンジ色の髪・・・・シャーリーか・・・)」

    ハルヒ「ぬあ~、やっぱり昨日紅月カレンを尾行でもして住所を特定しておくべきだったわ!」

    キョン「お前は探偵にでもなるつもりか」

    ハルヒ「まぁいいわ、過ぎた事を悔やんでも仕方ない!新しい情報が分かったんだし
    ここから少しずつ詰めていけばいつか真実にたどり着けるはずよ!」

    ルルーシュ「(たどり着かれては困るんだが・・・)」

    ガタッ!!

    「動くなっ!!!!」

    キョン「!!?」


    ある人物が急に部屋に入ってきハルヒ達に銃を向けた

    313 = 63 :

    盛り上がってきたな

    314 = 1 :

    カレン「動くな!!ここで何してる!?・・・・・・って、あなた達昨日の!?」

    キョン「あははは・・・ど、どーも」

    カレン「ここで何してるの!?あなた達学園の関係者じゃないわよね?
    こんな所に勝手に入って、ただで済むと思ってるの?」

    キョン「(だから俺はあれほど自重すべきだと言ったんだ)」

    ハルヒ「渡に船とはこの事だわ!!また紅月カレンに会えるなんて!!」

    カレン「渡に船?何言ってるのあなた?」

    古泉「申し訳ありません、実は僕等は今皇帝ルルーシュの秘密を調べてまして」

    カレン「ルルーシュの・・・秘密?」

    古泉「えぇ、それでかつて彼が通っていた学校、住んでいた場所を見てみようと思って
    ここへ来たんです。無断で建物の中に入ってしまった事は弁解の余地もありません
    本当に申し訳ありませんでした」

    カレン「ちょっと待って!何であなた達知ってるの?ここがルルーシュの通っていた
    学校だって」

    古泉「噂を辿ってきただけですよ。半信半疑だったのですが、その物言いですと
    本当にここが皇帝ルルーシュが通っていた学校のようですね」

    カレン「(噂?誰が流したのかしら・・・・)」

    315 = 1 :

    古泉「先ほどお話した通り怪しい者ではないので、できれば銃を下ろしてもらえると
    助かるのですが・・・」

    カレン「・・・・まぁいいわ、あなた達悪い人には見えないし。今の話信じてあげる」

    古泉「ありがとうございます」

    カレン「ただし、勝手にここに入った事への罰は受けてもらうわよ!」

    キョン「け、警察に通報ですか!?」

    カレン「あなた達修学旅行中なんでしょ?流石にそれは可哀想だから、勘弁してあげる
    その代わり」

    レイ「その代わり罰としてこの部屋を掃除してもらいまーす!」

    カレン「か、会長!?どうして来ちゃったんですか!?」

    キョン「(お、お天気お姉さんのミレイさん!!!)」

    レイ「だって何かカレンだけじゃ心配だったんだもん」

    カレン「何か怪しい人達がいるから様子見てきてって言ったのは会長ですよ?
    私一人じゃ心配ってのは心外です!」

    レイ「ごめんごめん!でも良かったわ、空き巣とか強盗の類じゃなくて
    まさか修学旅行中の学生とはねぇ~」

    キョン「あ、あの・・・勝手に入ってすいませんでした」

    317 = 41 :

    318 = 96 :

    319 = 1 :

    レイ「ん?別にいいわよ、若気のいたりって事で許してあげる
    ただし、さっきも言ったけどこの部屋の掃除はペナルティーとしてやってもらうわよ!」

    キョン「(ミレイさんと一緒にいれるなら喜んで!!)」

    ルルーシュ「(カレンに続いて会長まで・・・これも涼宮の力のせいか?)」

    レイ「それにしてもあなた達さっき面白そうな事話してたわね
    皇帝ルルーシュの秘密とかって」

    ハルヒ「そうよ!私達はルルーシュの秘密を探ってるの!そこでズバリ聞くけど
    あなた達何か隠してるでしょ?皇帝ルルーシュに関する事や、妹ナナリーに関する事で!?」

    カレン「(うっ・・・・)」

    レイ「どうしてそう思うのかしら?」

    ハルヒ「皇帝ルルーシュがこの学園に通っていた事も、ここのクラブハウスで生活していた事も
    学園に通っていた時敵であるはずの紅月カレンと友達だった事も一般には明かされてない情報だわ
    明かされてないってのはそこに何か知られたくない秘密があるからだと思うのよね!」

    レイ「知られたくない情報って、例えば?」

    ハルヒ「当時この学校の生徒の中に旧ゼロがいて、あの戦いは友達同士だった
    ゼロとルルーシュによる茶番だったとか!?」

    ルルーシュ「(!!?)」

    キョン「(脳みそが飛躍しすぎて遂に正解に辿りついちまった。まぁ、正確には
    ゼロもルルーシュだったんだが)」

    320 = 165 :

    会いたい相対

    321 = 112 :

    大体あってるといえばあってるから困る

    323 = 116 :

    ついに寝たか

    324 = 63 :

    326 = 1 :

    カレン「(昨日から思ってたけど、何なのこの子・・・)」

    ハルヒ「他にもいろいろな可能性があるわ!とにかく皇帝ルルーシュは一般に言われてるような
    ただの独裁者ではなかったと思うのよね!」

    レイ「うーん・・・・・・・・素晴らしい!!」

    キョン「え?」

    レイ「あなた素晴らしいわ。そう、その通り!ルルーシュはただの独裁者なんかんじゃないの」

    ルルーシュ「(余計な事は言わなくていいんですよ会長!俺は独裁者のままでいいんだ!)」

    ハルヒ「やっぱりそうなのね!お願い、あなたの知っている事全部教えて!」

    レイ「教えてあげたいのは山々なんだけどね、私が知っているのは
    ルルーシュの人間性だけ。だからその事に関してならいくらでも説明してあげるわよ
    妹ナナリーとの思い出とかもね!」

    ハルヒ「本当!?じゃあお願いするわ!」

    レイ「た・だ・し!掃除をした後にね!」

    ハルヒ「みんな急いで掃除するわよ!!キョンは床を雑巾がけ、古泉くんは掃除機!
    みくるちゃんは台所、有希は棚を拭き掃除!ルルーシュはトイレとお風呂!!」

    レイ「ル、ルルーシュ?」

    ルルーシュ「お前は何をするんだお前は!?」

    328 = 1 :

    ハルヒ「私は全ての作業を指揮する鬼教官よ!」

    ルルーシュ「ふざけるな!お前も動け!掃除如きに指揮官などいらん!」

    ハルヒ「甘いわねルルーシュ、こういう全体作業には一人指揮する人間を置かないと
    いつまで経っても作業が終わらないものなの!」

    ルルーシュ「仮にそうだとしても、その場合は適した人物を指揮官に据えるべきだ!」

    ハルヒ「同感だわ、だから私がやるのよ!文句ないでしょ?」

    ルルーシュ「大有りだ!だいたいお前はいつも」ガヤガヤ


    レイ「ね、ねぇ君」

    キョン「何です?」

    レイ「あの子の名前、ルルーシュっていうの?」

    キョン「え・・・えぇ、そうなんですよ。大変みたいですよ、同じ名前だといろいろと」

    レイ「ふーん・・・でもなんかあの子、雰囲気が何処となく似てるわね、ルルーシュに」

    キョン「えっ?」

    カレン「会長もそう思いますか?私も何となくそう思ってたんです」

    キョン「(まぁ当人だからな、雰囲気が似てるのは当たり前か)」

    329 = 1 :

    --------数時間後

    レイ「すっかり遅くなっちゃったわねぇ。ごめんね、いつまでも喋っちゃって」

    ハルヒ「ううん。話をしてってお願いしたのはこっちなんだし、本当貴重な話が
    聞けて良かったわ!ありがとう!」

    レイ「部屋も綺麗に掃除してくれたし、ギブアンドテイクよギブアンドテイク」

    カレン「いや会長、部屋の掃除は無断でクラブハウスの中に入ったペナルティーでしょ」

    レイ「あはは、そうだったっけ?」

    キョン「おいハルヒ急ぐぞ!早くホテルに戻らにゃ先生に怒られる!」

    ハルヒ「分かってるわよ!じゃあ、またね!今日は本当にありがとう!
    みんなダッシュで帰るわよぉ!!!」ダッダッダ

    カレン「元気な子ねぇ・・・ていうか足はや。周りの子達大変そう」

    レイ「あれ?みんな行っちゃったけど、君は行かなくていいの?」

    ルルーシュ「最後に一つだけ質問してもいいですか?」

    レイ「ん?なに?」

    ルルーシュ「皇帝ルルーシュが住んでいたあの部屋、確かさっき当時のままにしてあると
    言っていましたよね?」

    レイ「そうよ、それがなに?」

    330 = 116 :

    止まっては一気に放出されるのはなぜだ

    331 = 112 :

    猿だろ

    332 = 1 :

    ルルーシュ「何でそんな事をしてるんですか?最早必要の無い事でしょ?
    誰も戻ってこないあの部屋を、何故いつまでも当時のままにしているんです?」

    レイ「そうねぇ・・・ルルーシュは6年前に死んじゃって
    ナナリーは今やブリタニアの代表。二人とも二度とここへは戻ってこない
    そんな事は100も承知なんだけど、何だか残しておいてあげたいのよ。あの部屋は」

    ルルーシュ「何故?」

    レイ「大切な思い出なんだもん。私達にとっても、そしてきっとナナリーにとってもね」

    ルルーシュ「・・・・・・・・・・・」

    レイ「これが質問の答え!不満は?」

    ルルーシュ「いえ・・・ありがとうございました。では」ダッダッダ


    ルルーシュがその場を去った


    カレン「あの子、何であんな質問したのかしら?」

    レイ「さぁ。それにしても、変わった子達だったわねぇ」

    カレン「・・・・・・・・」


    ルルーシュ「(明日、絶対にここを戦場にはさせない!!会長が守り続けていてくれた
    俺達の思い出は、絶対に壊させたりしない!!)」

    334 :

    寝るけど落ちるなよ

    335 = 1 :

    -------ホテル(ロビー)

    古泉「ギアスを使用した?」

    キョン「あぁ、勿論ルルーシュの指示でだがな」

    古泉「いつ使用してどの時間まで巻き戻したのか、詳しく教えていただけますか?」

    キョン「今日の夜に使って今日の朝に戻ったんだ・・・って、我ながら意味不明だな」

    古泉「つまり、我々は今日という日を二度過ごしたという事ですね?」

    キョン「そうだ。一度目は当初の予定通り新宿ゲットーで不思議探しをしたんだが
    あまりの過酷さ故朝比奈さんが病院送りになるは、俺とルルーシュが筋肉痛になるはで
    とても明日の作戦を計画通りに進める状態じゃなくなってな」

    古泉「それで時間を戻したのですか。なるほど、朝にルルーシュさんが
    不思議探しを回避しようとしていたのはそういった経緯があっての事だったのですね」

    キョン「お陰で万全の状態で明日を迎えられそうだ」

    古泉「しかし羨ましいですねぇ」

    キョン「何がだ?」

    古泉「記憶を引き継げない僕は、あなたやルルーシュさんのように前後の変化を
    楽しむ事が出来ませんからね。いや、本当に羨ましいですよ」

    キョン「毎度毎度おかしな事を羨ましがる奴だ・・・」

    336 :

    保守がてらにC.C.レモンを飲もう

    337 = 1 :

    -------翌日早朝(ルルーシュの部屋)

    ルルーシュ「全員揃ったな?それじゃ作戦の最終確認をしておく
    まずはキョンと朝比奈さん。前にも言ったがとにかく二人はずっと涼宮の傍にいて
    あいつを守ってくれ」

    キョン「俺が守ってもらわにゃならん事になるかもしれんが・・・まぁ頑張ってみるさ」

    みくる「が、頑張りますぅ」

    ルルーシュ「長門有希はこの後C.Cと共に移動、ナイトメアで出撃してもらう
    細かい指示は状況に応じてその都度俺が出す」

    長門「・・・・分かった」

    ルルーシュ「古泉は事が始まったと同時に涼宮達と別れ
    Aポイントまで移動しランスロットに搭乗しろ
    その後旧ゼロに機体を渡し、その後お前は仮面を被り旧ゼロを演じる」

    古泉「上手く演じれるか分かりませんが、最善を尽くします」

    ルルーシュ「ランスロットの操縦の方は大丈夫だな?」

    古泉「ただ運ぶ程度でしたらなんとか。ただ、道中テロリストのナイトメアに
    攻撃されないか、そこが大いに不安なのですが」

    ルルーシュ「安心しろ、決めてあるルートは戦場とは無縁な場所を選んである
    恐らく連中は疎開の外、品川方面から攻めてくるはずだ。問題ない」

    古泉「それを聞いて安心しました、正直戦闘になった場合対処できる自信がありませんからね」

    338 = 165 :

    それでも統合思念体なら…統合思念体ならなんとかしてくれる…

    339 = 1 :

    キョン「ナナリーはどうするんだ?ハルヒは自分が助ける気満々だが
    正直あいつの計画通りに物事が進むとは思えん」

    ルルーシュ「ナナリーの件は心配ない、既に手を打ってある
    キョンと朝比奈さんの最優先事項は涼宮を守る事だ
    危険だと思ったらナナリーの事は諦めて力ずくでも涼宮を安全圏へと運べ」

    キョン「あいつを力ずくで?」

    ルルーシュ「それから全員これを耳につけといてくれ」


    ルルーシュは鞄からイヤホンのようなものを取り出してテーブルに置いた


    古泉「無線機か何かですか?」

    ルルーシュ「あぁ。これがあれば常に互いの状況を理解できるし、俺も指示が出しやすい
    何か問題があった場合はすぐに俺に連絡を入れてくれ」

    キョン「了解」

    ルルーシュ「ただし涼宮の近くにいるキョンと朝比奈さんは基本聞き手に徹してくれ
    無線であれこれ喋っている所をあいつに見られたら面倒だからな」

    みくる「分かりました」

    ルルーシュ「それからキョン、万が一作戦が失敗した場合は俺が指示を出すが
    明らかにこれは駄目だと思った時は自分の判断でギアスを使用してもらって構わない」

    341 = 1 :

    キョン「分かった」

    ルルーシュ「例の軍事基地襲撃事件を見る限り、新ゼロは勝つ為には
    手段を選ばない者だ。各自油断せずに行動してくれ」

    古泉「分かりました」

    キョン「はぁ・・・やるしかないよな」

    みくる「が、頑張りましょう!」

    長門「・・・・」

    ルルーシュ「じゃあそろそろ行こう、下で涼宮が待っているだろうからな
    長門有希はここから別行動だ、ホテルの裏でC.Cが車で待っている
    直ちに向かってくれ」

    長門「了解」

    キョン「長門、お前にこんな事言っても仕方ないだろうが、無理はするなよ」

    長門「・・・・」コクッ

    342 :

    久々の良スレ

    343 = 1 :

    -------ホテル・ロビー

    ハルヒ「有希が風邪!?」

    ルルーシュ「あぁ、昨日の夜から具合が悪かったそうだ。さっき先生と病院に行った」

    ハルヒ「大丈夫かしら・・・・」

    ルルーシュ「一人欠けてしまったが、どうする?計画は中止するか?」

    ハルヒ「中止なんかしないわ!有希がいないのは残念だけど、ここで止めるわけにはいかないの!
    私達だけでナナリーを助け出しましょ!」

    ルルーシュ「(そう言うと思った)」

    キョン「ならとっとと行こうぜ、早くしないと会場に入れなくなるぞ?」

    ハルヒ「そうね、急ぎましょう!」



    ------
    ---
    -

    -----東京湾

    ジェレミア「ようやく来たか、遅いぞ!」

    C.C「予定より少し遅れただけだろ、いちいち怒るな」

    345 :

    ジェレミア「あらゆる作戦行動において時間厳守は基本だ」

    C.C「まだ作戦は始まっていないぞ早漏くん」

    ジェレミア「なっ・・・なんという下品な言葉を!やはりお前は陛下の恋人には相応しくない!」

    C.C「相応しいか相応しくないかを決める権利などお前にはない」

    ジェレミア「お、おのれ魔女が・・・・」

    アーニャ「二人とも、作戦前に喧嘩は駄目」

    C.C「悪いのはジェレミアだ、私ではない」

    ジェレミア「貴様・・・」

    アーニャ「ジェレミア、C.C達が来たんだからあなたは次の行動に移らないと」

    C.C「そうだそうだ、時間厳守なんだろ?早く会場に行って除洗してこい」

    ジャレミア「フン、分かっている!!!」

    ジェレミアは式典会場へと向かった

    C.C「さて、うるさいのがいなくなった事だし、長門有希。お前のナイトメアを見せてやろう」

    長門「・・・・」

    アーニャ「・・・・」ジーッ

    346 = 345 :

    C.C「ん?何を見ているんだアーニャ?」

    長門「・・・・」

    アーニャ「この子、無口キャラ?」

    C.C「キャラかどうかは知らんが、無口なのは確かなようだな
    ベラベラといらん事ばかり喋る奴よりは、私はこっちの方が好きだぞ」

    アーニャ「私アーニャ、よろしく」

    長門「・・・・よろしく」

    アーニャ「あっ、やっと喋った!」

    C.C「何をしている、さっさと格納庫へ行くぞ!」

    アーニャ「うん。私たちについて来て、案内する」

    長門「・・・・・」コクッ


    -------
    ---
    -



    -------アッシュフォード学園(式典会場)

    347 = 345 :

    ガヤ   ガヤ   ガヤ
      ガヤ   ガヤ


    古泉「何でしょうかねこれは・・・凄い数です」

    キョン「5、6万人くらいいるんじゃないかこれ?いくらなんでもこんなにいたんじゃ
    トラブルが起きた場合かなりの死傷者が出るぞ・・・」

    ルルーシュ「当初の予定ではこんなに多くの人を入場させるはずではなかった
    恐らく超合衆国の馬鹿共が途中で設けていた上限を撤廃したのだろう」

    キョン「何でんな事したんだ?テロリストが攻撃を仕掛けてくるって分かってるのに!」

    ハルヒ「どうせテレビ的には来場者が多い方が盛り上がるとか思ってるのよ!
    全く信じられない連中だわ!」

    キョン「そんなテレビマン的発想を、政治家の連中が持ち合わせてるとは思えんが・・・」

    古泉「しかし、これだけ多くの人を入場させているからこそ、我々も中に入れたわけですし」

    ルルーシュ「確かにそうだな、予定通り入場制限をかけられていたら
    俺達は今頃会場の外だ」

    ハルヒ「あんた達が起きてくるのが遅いのが悪いのよ全く!」

    キョン「悪かったよ。ていうか今何時だ?」

    古泉「12時半、式典開始まで後30分です」

    348 :

    アーニャ「キャラかぶってんだよ」

    349 :

    うるせえ黙れ年増

    350 = 345 :

    ------テロリスト側航空母艦(ハートネット)

    新ゼロ「現場の状況は?」

    カノン「以前変化はないようです」

    新ゼロ「妙だな・・・・12時30分を過ぎたと同時に殺し合いが始まるはずなのだが・・・
    カノン、今何時だ?」

    カノン「12時45分です」

    新ゼロ「・・・・・・15分以上経っても動かないか。しかしこれはどういう事だ?
    俺は間違いなくギアスをかけた、なのに何故動かん?」

    カノン「何者かが解除したという可能性は?」

    新ゼロ「解除?・・・・・・・・なるほど、ギアスを解除する事のできる能力か
    確かにそんなものがあったとしても何ら不思議ではないな」

    カノン「しかしその場合・・・」

    新ゼロ「あぁ、敵側は俺がギアス能力者であるという事を認知しているようだ
    この間の軍事基地襲撃の件からバレた可能性が高いな」

    カノン「いかがなさいますか?」

    新ゼロ「勿論作戦は継続する。この機を逃して次はないからな
    事前にトラブルを作り出すことは失敗に終わったが・・・なーに、ならば次の策を講じるまでだ」

    カノン「突撃部隊ですか?」


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