元スレハルヒ「皇帝ルルーシュに会いたいわ!!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
51 :
読んでる
52 = 1 :
キョン「話したいこと?」
ルルーシュ「あぁ。どうだろう?都合が悪いようなら日を改めるが」
キョン「別にいいぜ。時間と場所は?」
ルルーシュ「深夜1時に北高のグランドに来てくれ。古泉一樹や長門有希
朝比奈みくるも呼んである」
キョン「古泉達も?というか1時って随分遅いな・・・・」
ルルーシュ「明日は土曜で休日なんだ、少しくらい遅くても問題ないだろ?」
キョン「まぁな」
ルルーシュ「それじゃあよろしく頼む」
キョン「(話したい事か・・・古泉の言うとおり本当にあいつもただ者じゃないのか?
実は異世界人ですだなんて告白だったら引っくり返るぞ
それにしても俺だけじゃなく古泉達まで呼んだってのはいったい・・・)」
ルルーシュ「(これで条件は全てクリアされた。後はC.Cとアーニャを忍ばせれば・・・)」
53 :
この組み合わせはいいな
54 = 1 :
--------文芸部室
ガチャッ
キョン「うーっす」
ハルヒ「遅いわよキョン!ちゃんとルルーシュを連れてきたんでしょうね!?」
キョン「連れてきたさ、後ろを見ろ」
ルルーシュ「別に連れてこられたわけじゃない。俺は自分の意思でここに来たんだ」
ハルヒ「ふーん、それはつまりSOS団に入るって事かしら?」
ルルーシュ「あぁ、そうとってもらって構わない」
ハルヒ「随分素直ね、昨日とはえらい違いだわ!私に逆らっても無駄だって事を
この一日で悟ったようね!なかなか賢いじゃないの!」
ルルーシュ「(このやかましい女の何処にそんな力があるというんだ・・・
願望を現実に反映する事ができる能力。あれだけ拒否していた俺が結局SOS団に入ったのも
やはりこいつの能力が影響しているのか?)」
古泉「いや~、仲間が増えるというのは良い事ですね。改めまして、古泉一樹です
よろしくお願いしますルルーシュさん」
ルルーシュ「ルルーシュ・ランペルージです。こちらこそよろしく」
古泉「しかしそのお名前ですと、これまで嫌な思いをした事も多々あるんじゃないですか?」
55 = 1 :
ルルーシュ「まぁね。よりにもよって悪逆皇帝と同じ名前だから
病院や学校なんかでは何度か気まずい経験をしたよ」
みくる「誰もが知ってる名前ですもんねぇ」
ルルーシュ「えぇ、まぁ一生ついて回る事でしょうから今は特に気にしてません」
ハルヒ「ねぇ、一応聞くけどアンタ皇帝ルルーシュの親戚とかじゃないわよね?」
ルルーシュ「は?」
ハルヒ「だって珍しいでしょルルーシュなんて名前?」
ルルーシュ「名前が同じだからって何で親戚である可能性を疑う
せめて苗字が同じなら分かるが」
ハルヒ「じゃあ違うの?」
ルルーシュ「残念ながらな」
ハルヒ「なーんだ、つまんない」
キョン「何がつまらんのか知らんが、仮にこいつが悪逆皇帝の親類だとしたら
それはつまりルルーシュ自体もブリタニア皇族って事だぞ?ありえんだろ
まぁブリタニアは皇族制自体もう廃止されてるが」
ルルーシュ「俺が皇帝ルルーシュの親戚だとしたら、お前は何をするつもりだったんだ?」
ハルヒ「そんなの決まってるじゃないの!皇帝ルルーシュの謎を解き明かす為に
アンタを辿って他の旧ブリタニア皇族に会っていろんな情報を聞き出すわ!」
57 = 1 :
ルルーシュ「皇帝ルルーシュの謎?」
ハルヒ「そうよ!皇帝ルルーシュには謎が多いの!私はその謎を解き明かしたいのよねぇ
それには当時皇帝の近くにいた、或いは近くにいた可能性のある人の話を聞くのが一番でしょ?」
ルルーシュ「具体的にどの辺りが謎なんだ?」
ハルヒ「まず一番の謎は何であんなにすんなり皇帝の座に座れたのかって事ね!」
ルルーシュ「前皇帝のシャルルを殺し、その事を世界に公表したからだろ?
確か一連の流れが生中継されてたはずだが」
ハルヒ「皇帝を殺した事とその後そいつが皇帝になる事は直結しないわ!
だいたいそんな事で他の皇族達が納得するわけないじゃない!」
古泉「確かにそうですね。当時のブリタニアは皇族同士が次の皇帝の座を巡り
競い続けていたようですし、急に現れた皇族が皇帝を殺したから
次期皇帝には自分がなると言ったところで納得できるものは一人もいないでしょう」
キョン「でもみんな納得して大合唱してたじゃないか。オール・ハイル・ルルーシュって」
ハルヒ「それがおかしいのよね!第一皇女のギネヴィアなんかはルルーシュの事を最初
しれ者って言ってたのよ?それがいきなり人が変わったように・・・・怪しすぎるわ!」
ルルーシュ「・・・なるほど、それがお前の言う皇帝ルルーシュの謎か」
ハルヒ「他にもいっぱいあるんだけどね、まぁそれはいいわ
今日は決めなきゃいけない事もあるし」
58 = 1 :
キョン「決めなきゃいけないこと?何だそれは?」
ハルヒ「修学旅行の件に決まってるじゃない!もう一ヶ月しかないのよ!?」
キョン「この間まで修学旅行なんて特に興味ないって言ってたのは何処の誰だ・・・」
ハルヒ「あの時はあの時、今は今よ!」
キョン「どうせ終戦記念式典の話を聞いて気が変わったんだろ?
そんなにゼロに会いたいのか?」
ハルヒ「うるさいわね!アンタだって会いたそうにしてたじゃないの!!」
ルルーシュ「終戦記念式典?さっきから何の話をしてるんだ?」
古泉「そういえばあなたにはまだ話していませんでしたね。実は一ヵ月後三年生には
修学旅行というイベントがあるのですが、その行き先が東京でして」
ルルーシュ「なに!?東京!!?」
古泉「?どうかしましたか?」
ルルーシュ「い、いや・・・続けてくれ」
古泉「その日にちと東京で行われる終戦記念式典の日にちが丁度重なっているので
戦没者を追悼する為我々も出向こうという話を以前していたんですよ」
ルルーシュ「そうか・・・」
キョン「まぁそれは建前で、本音は生でゼロを見てみたいだけなんだけどな」
60 = 1 :
ルルーシュ「そういえば式典にはゼロを始め超合衆国に加盟してる各国の代表も数多く出席する
とテレビでやってたな。なるほど、本命はそれか」
キョン「で、今更お前は何を決めようって言うんだ?」
ハルヒ「別の日に行くところよ!他に何があるっていうのよ?」
キョン「は?」
ハルヒ「修学旅行は三泊四日なのよ?三日目は式典に出るって決まったけど
二日目の自由時間はまだ何処に行くのか全然決めてないじゃない!!」
キョン「そういやそうだったな」
みくる「あのぉ、私遊園地に行きたいですぅ」
ハルヒ「却下!!」
みくる「ひぇ・・・・」
キョン「じゃあスカイツリーなんてどうだ!?戦後日本復興の象徴、一度は登ってみたいだろ?」
ハルヒ「それも却下!!」
キョン「・・・あのなぁ、じゃあお前は何処で何がしたいんだ?」
ハルヒ「残念だけど、何をするかはもう決まってるの!
決まってないのは何処に行くかという事だけよ!」
キョン「はぁ・・・じゃあまず何をするのかを発表してくれ・・・」
61 = 59 :
ウンボバ
62 = 1 :
ハルヒ「勿論不思議探しをするわよ!!この辺には不思議な事がなくても
人口の多い東京ならきっと何かがあるはずだわ!それを探すの!」
キョン「orz・・・・・せっかくの修学旅行時にまであんな事をせにゃならんのか」
ハルヒ「何よ、何か文句でもあるの?」
キョン「・・・いいや」
ルルーシュ「なるほど、それで何処を探すのかを決めようとしていたのか」
ハルヒ「そう!流石に東京中を探索するわけにもいかないし、ある程度場所に狙いを定めて
やろうと思ってるの!何処がいいと思う?個人的には租界の外がいいと思うんだけど!」
キョン「租界の外はまだ治安が悪いから出歩くなと岡部が言ってただろ」
ハルヒ「フン、岡部の諸注意なんてSOS団には関係ないわ!ここでは私がルールブックよ!」
ルルーシュ「じゃあ新宿ゲットーなんてどうだ?」
ハルヒ「その心は?」
ルルーシュ「最近は復興が進んできているようだがあそこは元々戦地だ
面白いものが眠っている可能性があるかもしれないぞ?それに」
ハルヒ「それに?」
ルルーシュ「新宿ゲットーといえばゼロが最初に行動を起こしたとされる場所だ
ファンとしては一度行ってみたいんじゃないのかと思ってな」
63 :
追い付いた支援
64 = 12 :
ギアスのクロスものは未完が多いから完結まで頑張っておくれ
65 = 1 :
ハルヒ「別にファンじゃないわよ!キョンと一緒にしないでちょうだい!」
キョン「いや、俺も違うぞ・・・」
ルルーシュ「でも面白そうな場所だと思うぞ、不思議を探すのにはもってこいだ」
ハルヒ「うーん、そうね!じゃあそうしましょ!!行き先は新宿ゲットーで決まり!
みんなもいいわね?」
古泉「えぇ」
長門「・・・・」コクッ
みくる「ゲ、ゲットーなんて行って大丈夫なんですかぁ?怖い人がいっぱいいるんじゃ・・・」
ハルヒ「大丈夫よみくるちゃん!SOS団に手を出そうなんて不逞の輩が現れたら
私がケチョンケチョンにしてあげるから!!」
みくる「は・・・はぁ」
キョン「ったく、何でお前はそんなに積極的なんだ?」
ルルーシュ「早いところ意見を出しとかないとあいつの事だ、新宿ゲットーよりも
更にタチの悪そうな場所を選択しかねないだろ?」
古泉「確かにそうですね、賢明な判断だと思います」
キョン「はぁ~・・・・」
66 :
見てるよ
67 = 1 :
--------その日の帰り道
古泉「えぇ、僕も言われましたよ。話したい事があるので1時にグランドに来てくれとね」
キョン「長門や朝比奈さんにも声をかけてあるらしいが、あいつは何を話そうとしているんだ?」
古泉「さぁ、皆目検討もつきませんね。ただいちいち呼び出すくらいですから
重要な話である事は間違いないでしょう」
キョン「機関の調査とやらの結果はどうだったんだ?」
古泉「昨日の今日ですからまだ十分に調べられてはいませんが
彼が部室で答えた内容に関しては全て裏が取れました」
キョン「部室で答えた内容?あぁ、家族構成やら出身地の事か」
古泉「えぇ、ある程度捏造してるかと思っていましたが、どうやら全て事実のようです
彼はEUイギリス領出身のルルーシュ・ランペルージで間違いありません
ただ、分かったのはそれだけでまだ何者であるかという事までは不明ですが」
キョン「異世界人である可能性もあるのか?」
古泉「えぇ、ですから今後も調査は続ける予定です」
キョン「いっその事今夜本人に聞いてみたらどうだ?その方が話が早いだろ」
古泉「仮に彼が異世界人だとして、その勢力の規模も、我々の敵なのかそうでないのかも
分かりませんからね。正体が分かるまでそのような行為はできません」
68 = 63 :
テンポいいね
69 = 1 :
古泉「機関は今突如として現れた第四の勢力をかなり警戒しています
できるだけこちらの正体が悟られないよう、慎重に調べる必要があるので
直接聞くというのはやはり難しいでしょうね」
キョン「今夜の話とやらで向こうから正体を明かしてくれるかもしれんぞ?」
古泉「どうでしょう、それなら助かりますが・・・」
キョン「それに俺と同じようにただの一般人である可能性だって微量ながらあるんだろ?」
古泉「本当に微量ですがね。涼宮さんが絡んでいる以上、やはり彼は普通の人間だとは
思えませんが」
キョン「はぁ~、どうなることやら」
------
---
-
-----深夜1時半(北高グランド)
キョン「ハァ、ハァ、すまん遅くなった!」
古泉「珍しいですね、あなたがここまで約束の時間に遅れるというのは」
キョン「11時くらいにウトウトしちまって・・・すいませんでした朝比奈さん」
みくる「大丈夫です!気にしないでください」
71 = 1 :
キョン「長門もすまん!」
長門「・・・いい」
キョン「ルルーシュ、本当に・・・・ってあれ?ルルーシュもまだ来てないのか?」
古泉「えぇ」
キョン「フー、助かったぜ。あいつ怒ったら怖そうだからな」
古泉「それにしても、自分で呼び出しておいて30分以上も遅刻というのは
少々引っかかりますね」
キョン「まさかすっぽかしたのか?」
古泉「流石にそれはないと思いますが・・・」
みくる「あ、来ましたよルルーシュ君!」
昇降口方面から歩いてきたルルーシュがキョン達と少し離れた場所で立ち止まる
ルルーシュ「やっと全員揃ったか・・・随分と待たせてくれたなキョン」
キョン「何言ってんだ!俺よりもお前の方が遅いじゃないか!」
古泉「もしかして、実はとっくにこちらへいらしていたのですか?」
ルルーシュ「あぁ、君達が来るずっと前からね」
古泉「分かりませんね、では何故早々に姿を現さなかったのですか?」
73 = 1 :
ルルーシュ「その質問の答えは後々分かる事になる
お前達はまず俺の質問にだけ答えてもらう」スッ
古泉「!!!」
ルルーシュが右手を上げると上空から二機のナイトメアが猛スピードで降下し
キョン達を囲むように着地して、ライフルの銃口を四人に向けたまま静止した
ドスン! ドスン!
キョン「ぬわっ!!」
みくる「きゃぁぁぁぁぁ!!!」
長門「・・・・」
古泉「やはり一筋縄ではいきませんね・・・」
キョン「ナ、ナイトメア!?どうしてこんな所に??おいルルーシュ、お前の仕業か!?」
ルルーシュ「見れば分かるだろ」
古泉「これはヴィンセント・・・ブリタニアが戦時中に開発した第七世代のナイトメアフレームですね
そしてこっちのは・・・まさかモルドレッド!?」
キョン「おい、何だそのモルなんちゃらってのは?」
75 = 1 :
古泉「かつてブリタニアに存在したナイト・オブ・ラウンズ。そのメンバーであった
ナイトオブシックス、アーニャ・アールストレイム卿の専用機です」
キョン「ナイト・オブ・ラウンズの専用機だ?何でんなもん持ってんだよ・・・
ルルーシュ、お前は何者なんだ!?」
ルルーシュ「俺が何者であるかという前に、まずはお前達の事をはっきりさせてもらおう」
古泉「しかし手荒ですね、銃口を突きつけられた状態での問答は最早脅迫ですよ?」
ルルーシュ「こうでもしないとお前達とは対等に話が出来そうになかったのでな
何しろ宇宙人に未来人、超能力者が相手では、このくらいやらないと
我が身の安全も保障できない」
キョン「!!?」
みくる「ふぇっ・・・」
古泉「既に御存知でしたか、我々の正体は」
ルルーシュ「あぁ、だが誰がどれに当てはまるのかまではまだ半信半疑でな
まずはそこから答えてもらう。機関に所属している超能力者は・・・古泉、お前か?」
古泉「御名答です」
ルルーシュ「では未来人は?」
みくる「わ、私ですぅ・・・」
ルルーシュ「宇宙人は?」
77 :
なんだ>>76か
78 :
>>76
お前か
79 = 1 :
長門「・・・わたし」
ルルーシュ「大方予想通りだな。だがこれだけはいくら考えても分からなかった
キョン、お前はいったい何なんだ?涼宮の近くにいる以上、お前もタダ者ではないんだろう?」
キョン「残念だが俺はタダ者だ。宇宙人でも未来人でも超能力者でもない
普通の人間だ」
ルルーシュ「・・・・」
ルルーシュは古泉を見る
古泉「彼の言っている事は事実ですよ!嘘ではありません。というか、この状況で嘘はつけません」
ルルーシュ「・・・まぁいいだろう」
古泉「その物言いですと、涼宮さんの能力に関しても御存知のようですね」
ルルーシュ「あぁ、お前達機関の人間があいつを神と崇めてる事もな」
古泉「厳密に言うとそれは少し違います。機関の中でも意見が割れてましてね
神と崇める者もいれば、そうでないと主張する者もいます」
ルルーシュ「お前はどっちなんだ?」
古泉「前者です」
ルルーシュ「フン、だろうな」
80 :
こいつ宇宙人だったのか・・・
81 = 63 :
>>76
不意打ちやめろwwww
82 = 1 :
みくる「ふぇぇぇぇ・・・・」ガクガク
キョン「おいルルーシュ、このナイトメア何とかならんか!?
さっきから朝比奈さんの震えが止まらんのだが・・・」
ルルーシュ「心配しなくても、お前達が何もしなければこちらも何もしない
さっきも言ったがこれはあくまで俺がお前達と対等に話す為に必要な演出にすぎない」
キョン「だそうです、大丈夫ですよ朝比奈さん」
みくる「ふぇぇ・・・怖いぃ」ガクガク
古泉「そろそろ答えていただきませんか?先ほど何故早々に姿を見せなかったのかという問いと
あなたの正体に関して」
ルルーシュ「俺が姿を見せなかったのは、お前達を観察していたからだ」
古泉「観察?」
ルルーシュ「宇宙人の勢力、未来人の勢力、超能力者の勢力がどの程度の
結びつきを持っているのか、それを確認する為だ。警戒する謎の留学生からの突然の呼び出し
お前達に横の繋がりがあるのなら、俺が来るまでの間にある程度話し合いをするはずだからな」
古泉「なるほど」
ルルーシュ「しかし、話し合いどころか長門有希は終始沈黙し続け、朝比奈みくると古泉一樹
の間にも会話らしい会話は殆どなかった。つまりお前達の勢力に横の繋がりはなく
俺に関する事も一切情報交換をしておらず、尚且つ今夜ここに無策で来たという推測が立った」
85 = 1 :
ルルーシュ「だからわざわざ遅れて出てきたんだ。始めから30分後に出ると決めていた
キョンの遅刻は少々気にはなったが、彼が加わった後も観察を続けたところで
何か変化が起こるとは思えなかったのでな」
古泉「もし観察中に我々が怪しい行動、話合いをしていた場合は
どうする予定だったんです?」
ルルーシュ「今夜は姿を現さず、諦めて家路に向かうお前達を個別に拉致し
一人ずつ尋問する予定だった」
キョン「なっ・・・・」
みくる「ひぃぃぃ・・・」
ルルーシュ「正直それはあまりしたくなかったから、お前達に横の繋がりがなくて
感謝しているところだ」
キョン「で?ルルーシュ、お前はいったい何者なんだ!?いい加減教えてくれ!」
ルルーシュ「百聞は一見にしかず。口で説明するよりもこうした方が早いな」バサッ
ルルーシュはフェイスマスクとカツラ、眼鏡を外しキョン達に素顔を見せた
キョン「!!?」
古泉「これは・・・」
長門「・・・」
みくる「ふぇぇぇ!?こ、皇帝ルルーシュ!!?」
86 = 1 :
ルルーシュ「そうだ、俺はルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだ!!」
キョン「嘘だろおい・・・皇帝ルルーシュはゼロに殺されたはずじゃ」
古泉「衆人環視の中で確かに刺されたはず・・・何故生きているのです?」
ルルーシュ「何故生きているかか・・・そうだな、まずはその説明が必要か
古泉、お前ギアスという能力を知っているな?」
古泉「えぇ」
キョン「何だ、そのギアスってのは?」
古泉「王の力と呼ばれる他者の思考や人体に干渉する特殊能力の事です
そういえばあなたにはまだ教えていませんでしたね」
キョン「思考や人体に干渉する能力?そりゃまんまハルヒの謎パワーの事じゃねーか」
古泉「涼宮さんの能力はギアスとは関係ありません。一時期我々もその可能性は疑ったのですが
ギアスはコードを所有している者との契約がなければ発現しない能力です
しかし過去に涼宮さんがそういった者と接触したという事実はありませんでした」
キョン「コード?また新しい言葉が出てきたぞ・・・何が何だか分からん」
古泉「恐らく僕よりも長門さんの方が御詳しいでしょう、説明していただけますか?」
長門「ギアスというのは個人の努力等で得られる力ではない。不老不死のコードというものを
所持している者と契約して始めて得られる力」
87 :
いいぞ
88 = 1 :
長門「発現する能力は個々の性格や願望などが影響する為、人それぞれ異なる事が多い
能力発動の際には片目、或いは両目から赤い鳥のような紋章が浮かび上がり
コード所有者以外の者なら誰でも使用可能」
キョン「何だそれ・・・」
長門「ギアスは使用し続けるごとにその力を増していく。力を制御しきれなくなると暴走し
ONとOFFの切り替えができなくなる。しかしそれらを乗り越え、一定以上に能力を増大
させた者は、ギアスを失い不老不死のコードを得て新たな媒介者となる」
ルルーシュ「そこまで調査済みとは恐れ入った。流石は宇宙人といったところか
やはり情報戦では勝ち目は無かったようだ。こちらから正体を明かしたのは正解だったな」
キョン「いやちょっと待て、そのギアスってのと死んだはずのアンタが生きてる事と
何の関係があるんだ?」
古泉「つまりあなたはコードを所有しているギアスの媒介者という事ですね?」
ルルーシュ「そういう事だ、理解が早くて助かる」
キョン「は?つまりこいつは不老不死って事か?」
古泉「えぇ、だからゼロに刺されても死ななかったのでしょう」
ルルーシュ「俺がまだ生きている理由、御理解いただけたかな?」
89 = 15 :
>一定以上に能力を増大
させた者は、ギアスを失い不老不死のコードを得て新たな媒介者となる
こんなのあったっけ?俺が忘れただけ?
90 = 78 :
うむ
91 = 78 :
>>89
達成人がコード持ちからコード奪えるっていうのじゃ?
92 = 1 :
古泉「えぇ、しかし新たな疑問が」
ルルーシュ「何だ?」
古泉「何故そんなあなたがわざわざ変装までしてこの学校に通っているのです?
何か理由がないと到底理解し難いのですが」
キョン「まさか皇帝の座に返り咲く為にハルヒの力を利用しようとしてるのか!?
だから北高に入って俺たちに近づいたとか?」
古泉「恐らくそれはないでしょう。さっきも言いましたが彼はギアスの媒介者です
元の地位に返り咲く為に人知を超えた力が必要ならば、わざわざ涼宮さんに近づかずとも
自ら手当たり次第に契約者を作り、利用すればいいだけです」
ルルーシュ「それに先に近づいてきたのは俺ではなく、お前達の方だろ」
キョン「そ、そういえばそうだな・・・」
ルルーシュ「涼宮の能力の事は昨日知ったばかりだ。俺が北高に入った理由に
涼宮は一切関係してないし、他に特別な理由もない。この学校に入ったのは・・・
そうだな、軽いアクシデントのようなものだ」
古泉「それは本当ですか?」
ルルーシュ「あぁ。それに俺が北高に来た理由付けなら、最も納得のいく解釈が他にあるだろう?」
古泉「何です?」
ルルーシュ「『涼宮ハルヒがそれを望んだから』これで十分だろう?特にあの女を神と
崇めてるお前にとってはな」
93 :
ぼくは ないとめあふれーむが ろーらーだっしゅと すらっしゅはーけんで
じゅうおうむじんに かけまわる せんとうしーんが みたいのですが
そういった びょうしゃは あるので しょうか ?
94 = 15 :
>>91
ありがと
覚えてないけどw
95 = 1 :
古泉「確かにそう考えるのが一番シックリきますね。実際この間涼宮さんは
そのような事を口に出していましたし」
ルルーシュ「あいつは心のどこかで皇帝ルルーシュ、或いはゼロに会いたいと願ったのだろう
その結果俺がここへ来る事になってしまったわけだ」
キョン「ん?何でそこでゼロが出てくるんだ?皇帝ルルーシュに会いたいと願って
お前が来るのは分かるが、ゼロに会いたいと願ってお前が来るってのはおかしいだろ」
ルルーシュ「何もおかしな事はないさ。何故なら、ゼロの正体は俺なのだからな」
キョン「・・・・・・は?」
みくる「ふぇ・・・!?」
ルルーシュ「厳密に言うと、だったと言った方が正しいか」
キョン「何をわけの分からん事を言ってるんだ!あんたがゼロ!?ありえないだろ!」
ルルーシュ「何故ありえない?」
キョン「だってあの時アンタを刺したのはゼロで・・・」
ルルーシュ「あの時仮面を被っていたのが本物であると証明できるのか?
偽者かもしれないぞ?」
キョン「いや・・・そりゃそうだが」
96 :
>>48
更新速度は遅くないだろ
むしろはやいくらい
97 = 15 :
面白い
98 = 1 :
古泉「あの時あなたを刺したゼロが本物か偽者かの区別は、それこそゼロ本人か
ゼロの正体を知っている者にしかできませんよ」
ルルーシュ「その通りだ。自分で言っておいて何だが、そもそもゼロの正体に
本物も偽者もないんだよ。ゼロというのは個人を示す名前ではなくあくまで記号だからな」
キョン「言っている意味がさっぱり分からんのだが」
古泉「つまりあの仮面を被れば誰もがゼロになり得るわけで、それを本物か偽者かと
追求することに何の意味も無いという事ですか?」
ルルーシュ「そういうことだ」
キョン「無茶苦茶な理論だな・・・」
古泉「しかしその場合ですと、涼宮さんがゼロを望んだ場合過去にあの仮面を被った経験のある
人々全員が召喚対象になります。確か終戦間際、黒の騎士団は日本人を中華連邦に移す為
100万人近い人々にゼロの格好をさせた事がありましたよね?候補者の数は膨大です
何故そのような人数の中からあなたが選ばれたのでしょうか?」
ルルーシュ「推察だが、涼宮の中のゼロとはただ姿形を似せた者ではなく
実際に黒の騎士団を率いブリタニアと戦っていた者の事なんだろう」
古泉「つまり、あなたがそうだと?」
ルルーシュ「あぁ。クロヴィスを殺したのも、黒の騎士団を結成したのも、ブラックリベリオンを
仕掛けたのも全部俺だ」
キョン「百歩譲ってそれが本当だとして、じゃあ何でお前は終戦間際自分で作った黒の騎士団と
戦ってたんだ?それもゼロとしてではなく、皇帝ルルーシュとして!意味が全く分からん!」
99 = 1 :
すいません夕食の買い出しと調理をしてきます。
書き溜めはあるんですが以前似たようなの書いた時猿で大変だったので
なるべく時間を空けながら投稿してます。
100 :
コードは暴走した時点で渡せるんじゃなかったか?まぁこのssには対して関係ないが
みんなの評価 : ★★
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