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    元スレハルヒ「皇帝ルルーシュに会いたいわ!!」

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    みんなの評価 : ★★
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    1 :

    コードギアス~反逆のルルーシュR2から6年後


    C.C「いよいよ明日からか。長かったな」

    ルルーシュ「別に俺はこれまでと同じ生活で良かったんだ。それをわざわざ・・・」

    C.C「私に文句を言っても仕方ないだろ、いろいろな手続きをしたのはジェレミアだぞ?」

    ルルーシュ「全く、あいつは何を考えているんだ・・・。今の俺は堂々と世間に顔を晒して
    生活できる人間ではないというのに」

    C.C「悪逆皇帝はゼロに殺されたからな」

    ルルーシュ「そうだ!なのに何故今更学校などに行かなければならん!」

    C.C「仕方ないだろ『これ以上皇帝陛下に日陰の生活をさせるわけにはいかない』と
    聞かないんだからな」

    ルルーシュ「何が日陰だ、俺はそれを承知の上でゼロレクイエムを敢行したというのに
    だいたい、この顔で堂々と外に出てみろ!大騒ぎになって終わりだ!学校に通うなど論外だな」

    アーニャ「それは問題ない、これがある」

    ルルーシュ「アーニャ・・・・いつからいた?」

    アーニャ「ずっと前から」

    ルルーシュ「そうか・・・・で、何だこれは?」

    2 :

    ハルヒとギアスのクロスって何でこんなに多いの?

    3 = 1 :

    アーニャ「変装用フェイスマスクに眼鏡とカツラ」

    ルルーシュ「変装だと?俺に変装して学校に通えというのか!?」

    アーニャ「そう」

    ルルーシュ「フン、馬鹿げてる!そうまでして学校に行く必要などない!
    俺はこれまで通り静かに暮らせればそれでいいんだ」

    C.C「お前は良くてもジェレミアが納得しないぞ」

    ルルーシュ「あいつは何故そうまでして俺を学生に戻したいんだ・・・」

    アーニャ「ジェレミアはルルーシュに普通の生活をしてほしいだけ」

    ルルーシュ「俺が望んでいない以上、それはただのお節介なんだよアーニャ」

    アーニャ「もう入学手続きは終えてる。今更逃げられない」

    ルルーシュ「いいや、今からなら電話一つで何とでもなる!」

    アーニャ「電話線は切った」

    ルルーシュ「フン、固定電話などなくても携帯が」

    C.C「お前の携帯はさっき私が水に沈めた」

    ルルーシュ「お前ら・・・・・」

    C.C「諦めろルルーシュ。大人しく言うとおりにするんだな」

    4 :

    散々やってるネタ

    5 = 1 :

    ルルーシュ「今もスザクはゼロの仮面を被り続けているというのに
    たった6年ちょっとで俺だけが人並みの生活に戻る事などできるはずがないだろ!」

    アーニャ「大丈夫、スザクは優しい。許してくれる」

    ルルーシュ「仮にあいつが良いと言ったとしても、俺が嫌なんだ!」

    アーニャ「ルルーシュ、わがまま言っちゃ駄目」

    ルルーシュ「わがままを言ってるのはどっちだ!
    だいたい変装などして、万が一素顔を見られたらどうする!?」

    C.C「皇帝ルルーシュは聴衆の面前で死んだ。それは誰もが知ってる歴史的事実だ
    その後に顔形がそっくりな人間が現れたところで、他人の空似で済まされるだろう」

    ルルーシュ「それだけで済むとは思えんな」

    C.C「だとしても、皇帝ルルーシュ生存説なんて都市伝説のようなものが流行る程度で
    実際にその真意を確かめようなんて輩はまず出てこない」

    ルルーシュ「それはそうだが・・・・しかし」

    アーニャ「実際に通ってみて駄目そうだったら止めてもいい
    それならジェレミアも納得してくれるはず」

    C.C「だそうだぞ、どうする?」

    ルルーシュ「・・・・・フン、仕方ない。暫く通って、頃合を見て辞めればいいか」

    アーニャ「ありがとうルルーシュ!ジェレミアも喜ぶ」

    6 :

    私怨

    7 = 1 :

    ルルーシュ「で、何て大学だ?」

    アーニャ「・・・何が?」

    ルルーシュ「明日から通う大学だ!何て大学に押し込んだ?」

    アーニャ「だいがく?ルルーシュが通うのは高校。大学じゃない」

    ルルーシュ「何だと!?俺はもう成人してるんだぞ!?通うなら普通大学だろ!」

    C.C「いいじゃないか、お前の最終学歴はアッシュフォード学園中退だろ?
    だったら高校から再スタートするのが自然だな」

    ルルーシュ「アッシュフォードに通っていた当時ですら高校教育など
    退屈で仕方なかったというのに・・・またあの身にならない授業を受けろというのか・・・」

    アーニャ「大丈夫、ルルーシュは編入扱い。三年生からのスタート
    大学は来年になってから通えばいい」

    ルルーシュ「クソ、こんな事なら自分で学校を探せばよかった!」

    アーニャ「ルルーシュが行くのは西宮にある県立北高校
    特に盛んな運動部もない極普通の高校。これはジェレミアの配慮」

    ルルーシュ「それはどうも・・・・西宮か、ここからじゃ電車通学だな・・・・」

    アーニャ「安心して、既に神戸~西宮間の一年分の定期を購入済み」

    ルルーシュ「それはどうも・・・」

    8 = 1 :

    C.C「そういえば名前はどうしたんだ?」

    アーニャ「勿論偽名を使った。名前はルルーシュのままだけど
    苗字はランペルージにした」

    C.C「なんだ昔と同じか・・・つまらんな」

    アーニャ「ルルーシュの部分を残したのはジェレミアの指示だけど・・・大丈夫?
    私は名前も変えた方が良いと言ったんだけど」

    ルルーシュ「いや、それでいい」

    C.C「そういえばお前はブリタニアから隠れてる時もルルーシュという名前だけは
    変えなかったな。愛着でもあるのか?」

    ルルーシュ「自分の名前に愛着がないのなんてお前くらいだよC.C」

    C.C「失礼な、私はこのシーツーという名前に十分愛着を持っているぞ」

    ルルーシュ「親からもらった名前はどうした?」

    C.C「さぁな、忘れた」

    ルルーシュ「フン、魔女が」

    アーニャ「それからルルーシュ、ギアスの件だけど」

    ルルーシュ「何か分かったのか!?」

    9 = 1 :

    アーニャ「うん、この世界にはジェレミア以外にもまだギアス能力者がいるみたい」

    ルルーシュ「なに!?・・・・いや、しかしV.Vが能力を与えた者はジェレミア以外
    全員始末した。C.Cが能力を与えたのは最近では俺とマオの二人だけ
    俺はコードと引き換えにギアスを失い、マオは死んだ・・・つまり、今現在この世界で
    ギアスを使えるのはジェレミアだけのはず」

    C.C「そのジェレミアの能力も、ギアスではなく正確にはギアスキャンセラーだ
    自分以外に能力者がいない今となっては何の役にも立たんな」

    アーニャ「V.Vが与えた側に討ちもらしがあった可能性は?」

    ルルーシュ「・・・・0だと断言はできないが、限りなく0に近いはずだ。ギアス教団を襲撃した際も
    以前教団の内部にいたロロから情報を得た上で、決して討ちもらす事のないよう
    綿密に計画を立ててから実行したからな」

    アーニャ「でも別に能力者がいるのであれば、討ちもらしがあったとしか考えられない」

    ルルーシュ「それはそうだが・・・そもそもその情報は何処で入手したものなんだ?」

    アーニャ「機関っていう組織の人間からの情報みたい」

    ルルーシュ「きかん?それはどういう組織なんだ?」

    アーニャ「そこに関しては今ジェレミアが調べてる。詳細は分かり次第報告する」

    10 = 1 :

    アーニャ「かなり大きな組織みたい。ジェレミアも調査に手間取ってる
    でもジェレミア以外にもギアス能力者がいるという情報は確かなもの」

    ルルーシュ「ギアスの存在を知っている組織か・・・・黒の騎士団や
    超合衆国から派生した組織かもしれないな」

    C.C「どうだろうな、お前の件でギアスの存在は多くの人間の知るところとなった
    それ以外の所から独自にギアスを調査しだす連中が現れても不思議ではないぞ」

    ルルーシュ「いずれにしろ、唯一ギアスを与える事のできる媒介者はこの世に俺一人
    どれだけ調査しようが徒労でしかないな」

    C.C「それだけは断言できるぞ、今現在コードを得ているのはお前だけだ
    V.Vが所持していたコードはシャルルと共に消滅してしまったからな」

    ルルーシュ「そう考えるとやはりV.Vが与えた側に討ちもらしがいたと考えるのが自然か・・・
    アーニャ、他に分かったことは?」

    アーニャ「その能力者のギアスは自分の望みや願いを現実に反映させる事ができるものらしい」

    ルルーシュ「望みや願いを現実に?」

    アーニャ「そう」

    ルルーシュ「何だそのふざけた能力は・・・。で、その能力者が何処にいるかは分かるのか?」

    アーニャ「機関は把握してるらしく、常にその人間を監視してるらしいけど
    こっちはまだその情報は掴めてない」

    C.C「監視か、一時期の誰かさんと同じ状況だな」

    11 = 1 :

    ルルーシュ「フン」

    アーニャ「最新の情報はこれだけ、残念ながらルルーシュのコードを消す為の手がかりは
    未だに何も出てきてない」

    ルルーシュ「そうか・・・。やはりコードを消し去る事など不可能なのかもしれんな」

    アーニャ「諦めちゃ駄目、少なくともジェレミアは諦めない『陛下に不死の苦しみを
    味あわせるわけにはいかない!』が口癖。毎日一生懸命調べてる」

    ルルーシュ「あぁ、お前達には本当に感謝している」

    アーニャ「秘密裏にギアスを研究してる組織は沢山ある、中には国家主導で行ってる所もあるくらい」

    C.C「だろうな。ギアスさえあれば世界の覇権を握る事だって可能だ
    表では超合衆国などと言っていても、本心はそれだ。人は長らく平和が続くとそれに
    飽きてしまい、すぐにまた戦争を起こす。世の常だ」

    アーニャ「だからきっと新しい情報だって出てくる!希望を捨てちゃ駄目!」

    ルルーシュ「・・・あぁ、分かったよアーニャ。C.C、残念ながらお前の考える通りにはならん
    この世界は二度と戦争など起こさない!スザク・・・いや、ゼロがいるからな!」

    C.C「悪逆皇帝から世界を救った英雄ゼロか・・・・だが最近ではそのゼロに対して不満を
    持ってる連中もいるようだぞ?反超合衆国を掲げるテログループまで出てきてる始末だ」

    ルルーシュ「自爆テロで一般人を巻き込んでるような連中だろ?あんなのでは世界は変えられない
    何か大きな行動をしようとした所で、武力に勝る黒の騎士団に潰されるのがオチだ」

    C.C「武力によってそれを征するのであれば、それはもう立派な戦争だぞルルーシュ?」

    12 :


    意外とちゃんと続いてる

    13 = 1 :

    アーニャ「とにかく、機関とコードの件は引き続き調査しとくから
    ルルーシュは明日からちゃんと学校通って。いい?」

    ルルーシュ「・・・あぁ、分かってる」

    C.C「お前が昼間学校に行くとなると私はその間一人になるのか・・・
    さて、どうやって暇を潰したものか・・・」

    ルルーシュ「いつもみたいに寝てればいいだろ・・・」


    ----------
    ------
    --

    ----文芸部室

    ハルヒ「退屈ねぇ」

    みくる「そうですねぇ」

    ハルヒ「何か事件でも起きないかしら・・・」

    キョン「何物騒なことを言ってるんだお前は。ようやく世界的に平和が訪れたというのに」

    ハルヒ「それは間違ってるわよキョン!平和なのは先進国と一部の発展途上国だけ
    中東やアフリカでは今も内紛やらテロやらで大変なの!」

    キョン「あぁそうかい。じゃあいっそ中東かアフリカにでも行ったらどうだ?
    退屈な日々から一気に解放されるぞ?」

    14 = 1 :

    ハルヒ「ぶっ飛ばすわよ!」

    キョン「ちょっと前までは日本だってブリタニアの植民地支配をうけてたんだ
    お前は当時の非日常が楽しかったのか?楽しくないだろ?毎日日本人が殺されて
    ブリタニア人がデカイ態度で堂々と街中を闊歩してたあの時を
    楽しかったなんて言う奴がいるんだとしたらそりゃただのアホだ」

    ハルヒ「誰も戦争始めろだなんて言ってないでしょアホキョン!
    この退屈な日々を少しでも紛らわしてくれるようなちょっとした事件でいいのよ!
    泥棒とか、殺人事件とか!!」

    キョン「泥棒やら殺人事件なんて日本中でしょっちゅう起きてるだろ・・・」

    ハルヒ「私たちの身近で起きないと意味ないじゃない!」

    キョン「それを物騒だと言ってるんだ」

    ハルヒ「はぁ、本当退屈すぎるわ・・・」

    古泉「文化祭や体育祭も秋ですし、当分はこれといったイベントもないですね」

    キョン「修学旅行があるじゃないか!十分大きなイベントだろ!」

    ハルヒ「修学旅行?行き先が海外とかならちょっとは楽しめるんだけどねぇ
    何で今時東京なの?大昔の学生じゃないんだからもう少しまともな所連れてきなさいよ!」

    古泉「海外はまだ情勢不安定なところが多いようですし、我々は受験生ですからね
    学校側がその辺を考慮した上で決めたのでしょう。まぁ、それでも高校三年の修学旅行が
    東京というのは個人的にも無いと思いますけど」

    15 :

    はやくしろ

    16 = 1 :

    みくる「でも確か私たちが修学旅行で東京にいる間ゼロが来日するんですよね?」

    ハルヒ「え?そうなの?」

    古泉「えぇ、東京で行われる終戦記念式典に参列するようですよ
    ブリタニアのナナリー首相や、中華連邦の天子様もいらっしゃるようです」

    ハルヒ「ふーん、まぁナナリーとか天子なんかはどうでもいいけど
    ゼロは一度生で見てみたいわね!」

    キョン「日本が元の状態に戻れたのはゼロのお陰だしな。俺も見てみたいもんだ」

    ハルヒ「私は別にアンタ程ゼロに心酔してないけど、英雄とか言われてる人だしね
    やっぱり興味はあるわ」

    キョン「俺だって別に心酔はしてないさ。たださっきも言ったけど今の日本があるのは
    ゼロのお陰と言っていいだろうから、その辺を感謝してるだけさ」

    古泉「しかし、世の中にはそのゼロを敵視してる方々もいるようですよ」

    キョン「何が気に食わんのかね。どうせ皇帝ルルーシュに手も足もでなかったような連中が
    今になっていろいろと文句を言ってるだけだろ」

    ハルヒ「前から思ってたんだけど、皇帝ルルーシュってゼロ並に謎の多い人物よね!」

    キョン「どの辺が?」

    ハルヒ「全部よ全部!!急に現れたかと思ったらそのまま皇帝になったり
    貴族制を廃止してナンバーズを解放したかと思ったら恐怖政治で国民を縛ったり
    やってることに統一性がないのよね!」

    17 = 1 :

    キョン「独裁者の考えなんか俺達凡人には到底理解できんさ」

    ハルヒ「本当にただの独裁者だったのかしら・・・何か引っかかるのよねぇ
    出来る事なら尋問してやりたいくらいだわ!」

    キョン「残念だがルルーシュはとっくの昔に故人だ。尋問は不可能だぞ」

    ハルヒ「分かってるわよそんな事!でも会ってみたかったわ皇帝ルルーシュ
    どんな人物だったのか凄く気になる!同じ意味でやっぱりゼロにも会ってみたいわね!」

    古泉「では行ってみませんか?記念式典」

    ハルヒ「そうね、どうせ東京なんて言っても今更行く所もないし!
    みんなもそれでいい?」

    キョン「別に構わんぞ」

    みくる「私も大丈夫ですぅ」

    長門「・・・」コクッ

    ハルヒ「じゃあ決まりね!SOS団は全員終戦記念式典に参加するわよ!!」

    キョン「(何だか急に元気ハツラツになったな・・・。ハルヒがこんな顔をすると
    その後にロクでもない事が起きると相場が決まってる・・・やれやれだ)」

    18 = 12 :


    速すぎてもサル食らうだけだろ
    支援

    19 :

    ハルヒの美乳揉みたい

    20 = 1 :

    ------翌日

    キーン  コーン  カーン  コーン

    岡部「はーい全員席つけー」

    ガヤ ガヤ ガヤ

    岡部「えーっ、突然だがこのクラスに留学生が来る事になった」

    キョン「(留学生?)」

    谷口「先生!!女ですか!?」

    岡部「残念だったな谷口、男だ」

    谷口「何だ男かよ・・・」

    岡部「何だとは何だ、失礼な奴だな。おーい、入ってきていいぞー!」

    ガラガラ

    岡部「じゃあ、自己紹介してくれ」

    ルルーシュ「ルルーシュ・ランペルージです。よろしくお願いします」

    ザワ  ザワ  ザワ

    「ルルーシュだって」  「悪逆皇帝と同じ名前じゃん」ヒソヒソ

    21 = 1 :

    岡部「こらー静にしろ!ルルーシュ君はEUからの留学生だ
    ブリタニアとは一切関係ないぞ、変な事を言わないように!」

    子A「ねぇ、よく見ると超格好良くない!?」

    子B「私も思った!イケメン、イケメン!」

    谷口「フン、気に入らねぇ!」

    岡部「ルルーシュくん、後ろの開いてる所が君の席だ」

    ルルーシュ「分かりました」

    スタスタ

    ルルーシュは自分の机に鞄を置きイスに腰を下ろした

    ハルヒ「・・・・怪しいわね」

    キョン「何がだ?」

    ハルヒ「こんな中途半端な時期に留学生が来るなんて不自然だわ!
    きっと何か裏があるわよあのルルーシュって奴には!」

    キョン「留学生が来るのに相応しい時期なんてあるのか?」

    ハルヒ「ぜーったい何かあるわ!これはSOS団で調べる必要があるわね!」

    キョン「俺の質問は無視かい・・・」

    23 = 22 :

    いきなりさるった?

    24 = 1 :

    ------放課後

    キーン  コーン  カーン  コーン

    子A「ルルーシュくんバイバーイ!」

    子B「また明日ぁ~」

    ルルーシュ「えぇ・・・(あぁ・・・やっと終わった。それにしても何て退屈な一日だ
    この生活を約一年?ありえない・・・何も得るものないし、もう辞めよう)」

    キョン「あのぉ~ルルーシュくん、ちょっといいかな?」

    ルルーシュ「ん?何です?」

    キョン「いや、あの・・・実は君に用があるって奴がいてさ。呼んで来るようにって頼まれたんだ
    悪いけどちょっとだけ付き合ってくれないか?」

    ルルーシュ「用があるのは向こうなのに、自ら出向かず人を使って呼び出しですか」

    キョン「いや・・・本当悪いと思ってる。登校初日の放課後から面倒だろうが
    君に来てもらわないと俺が怒られるんだ、頼む」

    ルルーシュ「はぁ・・・・いいですよ、で?何処に行けばいいんです?」

    キョン「旧館の文芸部室だ、案内するから付いてきてくれ」

    ルルーシュ「(全く、面倒だな・・・)」

    二人は文芸部室へ向かった

    25 = 1 :

    -----廊下

    キョン「本当悪いな、面倒だろうけど辛抱してくれ」

    ルルーシュ「いいですよ別に。で、その人は何の用があって俺を呼び出したんです?」

    キョン「そいつはこの学校・・・いや、この国を代表する程奇天烈な女でな
    この時期に留学生が来るのはおかしい、何か裏があるってんで、君に直接
    留学の経緯なんかを聞きたいんだとさ」

    ルルーシュ「ほぅ・・・・・ん?女?」

    キョン「あぁ、呼び出したのは涼宮ハルヒ、女だ。意外だったか?」

    ルルーシュ「いや、てっきり男だとばかり」

    キョン「見た目は女だが中身は男みたいなもんだから間違っちゃいないかもな
    とにかくとんでもない奴だから、きっと失礼な事を連呼するだろう
    今の内に俺が謝っておく、本当にすまん!」

    ルルーシュ「はは、そこまで言われると逆にだんだん会いたくなってきたよ
    その涼宮ハルヒという人に」

    キョン「後々後悔するぞその発言は・・・・。ついた、ここが文芸部室だ」

    ルルーシュ「(どんな奴か知らんが、少しは暇潰しになるかな)」

    26 :

    岡部なんてキャラいたっけ

    27 = 1 :

    -----文芸部室

    ガチャッ

    キョン「おーい、連れてきたぞぉ」

    ハルヒ「遅いわよキョン!待ちくたびれたじゃないの!」

    キョン「あのな、お前も同じクラスなんだから何もいちいち呼び出さないで
    教室で話せば良かったんじゃないか?」

    ハルヒ「警察だって尋問する時は個室でやるのよ?教室なんかでやったら
    誰の耳に入るか分からないじゃない!」

    ルルーシュ「(俺は尋問をうけるのか・・・)」

    キョン「このやかましいのがさっき話した涼宮ハルヒだ」

    ルルーシュ「君の前の席に座ってる人だろ?」

    キョン「まだ一日目なのによくそんな事覚えてるな。特に自己紹介もしてないのに」

    ハルヒ「怪しいわ・・・やっぱりアンタただ者じゃないわね!私のSOS団を内偵してる
    敵のスパイか何かでしょ!?」

    キョン「SOS団の敵っていったい何だよ」

    ハルヒ「生徒会の連中とか!」

    キョン「SOS団の内情を調べる為に生徒会がわざわざ留学生を送り込んだってのか?」

    28 = 1 :

    ハルヒ「可能性は0ではないわ!」

    キョン「いや、0だろ!」

    ルルーシュ「なぁ、さっきから言ってるエスオーエスダンってのは何なんだ?」

    ハルヒ「私達の部活の名称よ!」

    ルルーシュ「ここは文芸部室だろ?君達は文芸部員ではないのか?」

    ハルヒ「違うわよ!部室は借りてるだけで、ここではSOS団として活動してるの!」

    ルルーシュ「なるほど・・・・ところでそのSOSってのは何の略なんだ?」

    ハルヒ「世界を大いに盛り上げる為の涼宮ハルヒの団!略してSOS団よ!!」

    ルルーシュ「・・・・・・(想像以上だなこの女、C.Cといい勝負だ)」

    キョン「(当然の事ながら呆れてるな)」

    ルルーシュ「まぁいいか・・・俺に聞きたい事があるんだろ?
    時間がもったいないからやるなら早くやろう」

    ハルヒ「ふーん、随分と余裕じゃないの!いいわ、じゃあさっそく始めましょう!古泉くん!」

    古泉「分かりました。ではこれよりルルーシュさんにいくつか質問をします。答えにくいものに
    関しては黙秘していただいて構いませんが、あまり多いと涼宮さんが納得しない
    恐れがありますのでできるだけ答えてください」

    ルルーシュ「君は?」

    29 = 15 :

    いいね

    30 = 1 :

    古泉「失礼しました、自己紹介が先でしたね。僕は古泉一樹と申します」

    ハルヒ「ちなみにそこにいるメイド姿の子は朝比奈みくるちゃん!二回目の三年生を
    むかえてるダブリっ娘!そんでずっと本を読んでるのが長門有希、同学年よ!」

    みくる「もぉ、涼宮さ~ん!!それは黙っててくださぁ~い!」

    ハルヒ「あはは、ごめんみくるちゃん!」

    ルルーシュ「(高校を留年する奴なんて会長くらいのものだと思っていたが・・・世界は広いな)」

    古泉「各々の紹介も終わりましたし、そろそろよろしいでしょうか?」

    ルルーシュ「どうぞ」

    古泉「ではまずあなたの名前を教えてください」

    ルルーシュ「そんな所から始めるのか?まぁいい・・・ルルーシュ・ランペルージだ」

    古泉「出身は?」

    ルルーシュ「EU、イギリス領のマンチェスター」

    古泉「御両親の事を簡単に説明してください」

    ルルーシュ「母の名前はメアリー・ランペルージ。極普通の専業主婦だ
    父はジョン・ランペルージ。国立大学の教授をしている」

    古泉「今回北高へ留学する事となった経緯を教えてください」

    31 = 1 :

    ルルーシュ「経緯?」

    古泉「日本語も御上手ですし語学留学ではないですよね?
    北高は取り立てて偏差値が高いわけでもなく、かと言って運動部が盛んなわけでもない
    何故そのような普通の学校への留学を決めたのでしょうか?」

    ルルーシュ「日本の文化に昔から興味があったから、人生経験という名目で
    親に頼んで留学を許可してもらったんだ。とにかく一度日本に住んでみたくてね
    日本にさえこれれば学校なんて何処でも良かったんだ」

    古泉「なるほど。ではあなたはブリタニアという国をどう思いますか?」

    ルルーシュ「唐突だな・・・栄光盛衰。四字熟語で表すならこれが一番しっくりくるかな
    かつてはその圧倒的武力で世界を牛耳っていたが、皇帝ルルーシュが倒れ
    超合衆国が成立した今ではその発言力も低く、各国に過去の戦争責任を追及される日々
    まぁ、自業自得と言えばそれまでだけど」

    古泉「ではこれが最後の質問です」

    ルルーシュ「ん?もう最後の質問なのか?」

    古泉「えぇ。ずばりあなたはこの世に宇宙人や未来人、超能力者がいると思いますか?」

    ルルーシュ「それが最後の質問か?いるんじゃないかな
    特に宇宙人に関してはその存在を否定してる連中の方がどうかしてる
    広大な宇宙、地球以外にも生物のいる惑星があったって何ら不思議じゃない」

    古泉「ありがとうございました。以上で質問は終わりです」

    ルルーシュ「(この問答にいったい何の意味があるんだ?)」

    32 = 22 :

    ルルーシュも超能力者だよな

    33 = 1 :

    古泉「涼宮さん、終わりました。採点をお願いします」

    ルルーシュ「採点?」

    古泉「実は先ほどの質問は全て涼宮さんが考えたものなんです
    あなたの回答の仕方によって涼宮さんが100を満点として採点する事になってたんです」

    ルルーシュ「はぁ?その採点結果の良し悪しで何が変わるんだ?」

    古泉「80点以上なら合格、それ以下ならば不合格になります」

    ルルーシュ「話が全く見えんな・・・何だその合格、不合格というのは?」

    古泉「合格ならばあなたは晴れてSOS団の団員に、不合格ならばこのままお帰りいただきます」

    ルルーシュ「・・・・おい、俺がいつこのおかしな団に入りたいと言った?」

    キョン「残念だがSOS団への入団に関してその人個人の意思はあまり関係しないんだ
    ハルヒが気に入った時点で即入団。古泉や朝比奈さんもそうだった」

    ルルーシュ「何て身勝手な女だ・・・。冗談じゃない!俺は御免だ!
    こんな何の活動をしてるのかも分からない団に入るくらいなら、今すぐ国に帰る!」

    キョン「(どんだけ入りたくないんだよ・・・まぁ気持ちは分かるが)」

    ハルヒ「ちょっと何勝手に話し進めてるのよ!誰もまだアンタを合格だなんて言ってないでしょ!
    国に帰るだのなんだの、そういう事は合格してから言いなさい!ていうかあんな回答で
    合格できるとでも思ってるの?片腹痛いわ!SOS団を舐めないでちょうだい!」

    ルルーシュ「フン、だったらさっさと不合格を言い渡してくれ!俺は忙しいんだ!」

    34 = 1 :

    ハルヒ「いいわ、じゃあ発表するわよ!アンタの点数は・・・・100点!!合格よ!!」

    キョン「合格なのかよ!!」

    ルルーシュ「何っ!!?おいどういう事だ!?」

    ハルヒ「ふふーん、予想外の合格に感無量って所かしら?素直に喜びなさいよ」

    ルルーシュ「ふざけるな!!お前さっきは不合格を臭わせていただろう!?」

    ハルヒ「あれは合格した時の喜びを倍にする為の作戦よ!一度落としといて持ち上げる!
    その方が落差があっていいでしょ?」

    ルルーシュ「何を基準に点数を決めたのか知らんが、俺はSOS団などには
    絶対に入らないぞ!」

    ハルヒ「新入団員が団長に口答えするなんて10年早いわよルルーシュ!!」

    ルルーシュ「誰が新入団員だ!!!」

    キョン「諦めろルルーシュ。こいつに目をつけられたのが運のつきだ
    言い出したら物事がそうと決まるまで突き進むのがハルヒだ
    理論武装で戦っても勝ち目はないぞ」

    ルルーシュ「・・・・・・・・くっ!!!」

    ハルヒ「その通り!!キョン、アンタもたまには良い事いうじゃない!」

    キョン「おいそこ、誰も褒めたわけじゃないぞ」

    35 = 1 :

    -------その日の帰り道

    古泉「いや~、ここに来て新しい団員が加わるとは意外でしたね
    去年も今年も新一年生は誰も入団させなかったので、涼宮さんは現状のメンバーに
    満足しているものだとばかり思っていましたが」

    キョン「まだあいつが入ると決まったわけじゃないだろ?結局拒否したまま
    途中で帰っちまったしよ」

    古泉「涼宮さんが望んでいる以上、彼は必ずSOS団に入る事になります
    我々がそうだったようにね」

    キョン「しかしハルヒの奴は何でルルーシュに目をつけたんだ?
    あいつの言うとおり中途半端な時期に来た留学生だからか?」

    古泉「それだけではないでしょうね。何か感じるものがあったのでしょう
    ルルーシュという名前もある程度関係してるのかもしれません」

    キョン「悪逆皇帝か?」

    古泉「えぇ、昨日言っていましたからね。皇帝ルルーシュに会いたいと」

    キョン「名前が同じってだけで他はまるで違うがな。皇帝の方は茶髪じゃなくて黒髪だし
    眼鏡もかけてない。名前が同じってだけで目をつけられたんだとしたら
    心の底から同情するぜ」

    古泉「しかし顔はどことなく似ていると思いませんか?」

    36 :

    最近書き溜めてるだけでできる>>1だなと感じる
    立て逃げ空白多すぎ

    37 :

    面白い

    38 = 1 :

    キョン「思わんね。ところであの質問には何の意味があったんだ?」

    古泉「何の意味もないでしょうね。涼宮さんは最初から彼をSOS団に入れるつもり
    だったのでしょうから、仮にあの質問全てを黙秘したところで
    結果はまず間違いなく100点だったでしょう」

    キョン「はぁ~・・・・全く無意味な事ばかりする奴だ。最初から素直に入ってくださいと
    お願いすりゃいいのによ。それならあんなに怒らすこともなかったろうに」

    古泉「涼宮さんが宇宙人未来人超能力者を望んだ結果、僕と長門有希、朝比奈みくるが集まった
    となると、ルルーシュ・ランペルージという人間もかなり怪しくなってきますね」

    キョン「俺と同じただの一般人枠かもしれないだろ?」

    古泉「勿論その可能性もありますが、違う可能性もあります。取り敢えず彼に関しては
    機関の人間が調査する事になるでしょう。それでなくても学校関係者は
    全員調べているのに、登校初日にいきなりSOS団入りですからね。もう徹底的にやると思います」

    キョン「長門や朝比奈さんの意見も聞いてみたらどうだ?」

    古泉「勿論御二人も調査をするでしょうね。ただ基本的に我々機関と宇宙人の一派
    未来人の一派は情報交換などは一切していません。それぞれが同じ学校、同じ部室で毎日
    顔を合わせてる現状は奇跡と言ってもいいです。敵対関係とまでは言いませんが
    決して友好な関係とも言えません」

    キョン「でもお前個人は長門や朝比奈さんに対して悪く思ってたりはしてないんだろ?」

    古泉「えぇ、今のはあくまで組織同士での話です。悪く思うどころか、今はSOS団の方々に対し
    当初では考えられないくらいの感情を抱いてますよ」

    39 = 1 :

    キョン「そういや前にもそんな事言ってたな」

    古泉「とにかく、何か分かったらすぐあなたに報告します」


    --------
    ------
    ---


    ------ルルーシュのマンション

    ウィーン

    C.C「やっと帰ったか。随分遅かったな」

    ルルーシュ「・・・・あぁ」

    C.C「何だ、ご機嫌斜めだな。学校で嫌な事でもあったのか坊や?」

    ルルーシュ「誰が坊やだ!少々頭の痛い連中に絡まれてノイローゼ気味なんだ
    悪いが暫く一人にしてくれ」

    C.C「ほぅ、たった一日でお前をそこまで弱らせるとはなかなか大した奴もいるものだな」

    ルルーシュ「クソ、こんな事ならやっぱり学校など行くべきではなかった・・・」

    ウィーン

    ジェレミア「陛下、御帰りになっていたのですか。学校の方はどうでしたか?」

    41 :

    42 = 1 :

    ルルーシュ「その呼び方は止めろと何度も言ってるだろ!!
    俺はもう皇帝じゃないんだ!」

    ジェレミア「も、申し訳ありません陛下!!あっ・・・・」

    ルルーシュ「はぁ~・・・・」

    ジェレミア「あの、ところで学校の方は?」

    ルルーシュ「最悪だ!よりにもよってよくもあんなとんでもない女のいる学校へと
    放り込んでくれたな!!お前は事前にきちんと下調べしたのか!?」

    C.C「ほぅ、お前の悩みの種は女だったのか」

    ジェレミア「女!?陛下、それはもしや涼宮ハルヒという娘ではありませんか?」

    ルルーシュ「ん?そうだが・・・・・何でお前があいつの事を知っているんだ?」

    ジェレミア「実は今日は例の件について進展がありましたので御報告にきたのです」

    ルルーシュ「例の件?機関とかいう組織ともう一人のギアス能力者の件か?」

    ジェレミア「はい。どうやら機関というのはギアスを研究してる組織ではなく
    ある人物の監視を目的とした組織のようです」

    ルルーシュ「そのある人物というのがもう一人の能力者か?」

    ジェレミア「そうです」

    43 = 1 :

    ルルーシュ「監視の目的は?やはりギアスか?」

    ジェレミア「いいえ、機関はその者を神だと認識しているようです」

    ルルーシュ「神?」

    ジェレミア「『すべての人や物は神であるその者が5年前にその形態や記憶を
    予め保った状態で創造した』というのが彼らの考えのようです」

    ルルーシュ「フン、まるで危ない新興宗教だな。だいたいそいつらは何を根拠にそんな事を言ってるんだ?」

    ジェレミア「その者には自分の願望を現実に反映する事ができるという特殊な
    能力があるというのはアーニャから聞きましたよね?」

    ルルーシュ「あぁ、なるほど。その能力を目の当たりにしてそいつを神だと誤解しているのか
    人知を超えた力である事は事実だから分からなくもないが、それだと過去の俺も
    機関とやらからは神に見えたわけか」

    ジェレミア「いえ、どうやらその者の力はギアスとは全く無関係の物だったようです」

    ルルーシュ「なに!?ギアスじゃないだと!?」

    ジェレミア「はい、ギアスよりももっと強い能力。機関の者曰く、ギアスという能力すら
    その者の願望によって生み出されたものだと」

    ルルーシュ「馬鹿な・・・・だいたい何故ギアスじゃないと断言できる?」

    ジェレミア「その者が能力を得たのは5年前。5年前と言えばV.Vもシャルル前皇帝陛下も
    もうこの世にはいませんし、唯一のコード所有者は陛下のみです。
    つまりその者がギアス能力者であるならば、陛下が契約者でないと説明がつきません」

    44 :

    おのれシュナイゼル!

    45 = 1 :

    ジェレミア「しかし陛下はこれまで誰とも契約を結んでいない
    つまりその者の能力はギアスではなくもっと別の何かというわけです」

    ルルーシュ「待て、その5年前という数字は何故そう言いきれる?」

    ジェレミア「機関の者曰く、『分かるから』だそうです。5年前のある日彼らは
    その者に力を与えられ超能力者となり、何故そうなったのか、力を与えたのは誰なのか
    という事を同時に認識したそうです」

    ルルーシュ「超能力者?機関の連中は超能力を使えるのか?」

    ジェレミア「どうやらそのようです。ある一定の条件を満たすと、人知を超えた力を
    自在に扱う事ができるとか」

    ルルーシュ「それもギアスとは関係ないのか・・・」

    C.C「ギアスだって端から見たらとても信じられない能力なんだ。他にもおかしな能力
    があったって何ら不思議ではないだろう。寧ろギアスという非現実的な能力の存在を
    知ってるお前は、もっとあっさり他の能力の事を理解してもいいと思うぞ」

    ルルーシュ「・・・・・」

    ジェレミア「そして、ここからが一番大事なところなのですが」

    ルルーシュ「なんだ?」

    ジェレミア「機関が神と崇めている者、その者こそが陛下と同じ学校に通っている
    涼宮ハルヒという娘なんです」

    ルルーシュ「何だと!!?」

    46 = 1 :

    ルルーシュ「あいつが神だっていうのか?笑えない冗談だ・・・」

    ジェレミア「現在涼宮ハルヒは機関の監視下にあります。と言っても涼宮ハルヒ本人は
    監視されてるなどという自覚は全くないようですが」

    ルルーシュ「という事は当然あの女の周りの人間に関しても調べているんだろうな」

    ジェレミア「えぇ、恐らく今回の事で陛下もその対象になっているかと」

    ルルーシュ「機関とやらがどの程度の組織かは知らんが、どんなに調べた所で
    俺の正体がバレるような事はまずないだろう。情報操作は徹底してあるからな」

    ジェレミア「それは間違いありません!どんなに調べても今の陛下は
    EUイギリス領出身の留学生、ルルーシュ・ランペルージという情報しか出てきません」

    ルルーシュ「ならば問題はないな」

    ジェレミア「ただこれも信じ難い情報なのですが・・・」

    ルルーシュ「何だ?」

    ジェレミア「涼宮ハルヒを監視しているのは機関だけでなく、宇宙人と未来人も
    同様の事を行っているようで・・・」

    ルルーシュ「超能力者の次は宇宙人に未来人か・・・・もうわけが分からんな」

    ジェレミア「現代の人間ならまだしも、宇宙人の一派や未来人の一派の情報収集力は
    我々の常識でははかれません」

    ルルーシュ「こちらの情報操作など簡単に見破られる可能性もあるという事か」

    47 = 1 :

    ルルーシュ「機関とかいう組織だけでも厄介だと言うのに、そこに宇宙人に未来人か・・・
    手を誤ると何をされるか分かったものじゃないな」

    C.C「監視対象の近くに現れた人物が実は死んだはずの悪逆皇帝ルルーシュだった
    そんな事がバレたら確かに何をされるか分からんな。まぁ無事では済まないだろう」

    ジェレミア「御安心を、何があっても陛下の事は私が御守りします!」

    ルルーシュ「・・・いつ正体がバレるか分からない以上、こちらから手を打つ必要があるな
    涼宮を一番近い所で監視している末端の人間と話をする必要があるか・・・」

    C.C「ではまずその末端の連中を探し出すところからだな」

    ルルーシュ「いや、もう目星はついてる」

    C.C「ほぅ」

    ジェレミア「流石は陛下・・・・」

    ルルーシュ「機関や涼宮の件は俺に任せてくれ。お前は引き続きコードの件を頼む」

    ジェレミア「イエス・ユア・マジェスティ」

    C.C「フン、何だか楽しそうだなルルーシュ」

    ルルーシュ「ずっと退屈な生活をしてきたからな。正直こんなにワクワクするのは久しぶりだ」

    C.C「やれやれ、相手はかつてのブリタニアよりもたちの悪そうな連中だと言うのに
    ま、返り討ちに合わないように気をつけるんだな」

    48 = 15 :

    面白くなってまいりました
    後は更新速度

    49 = 1 :

    -------翌日の放課後

    キーン  コーン  カーン  コーン


    キョン「・・・・・」

    ルルーシュ「・・・・さっきからずっと俺の近くにいるが、涼宮に部室に連れて来いとでも
    頼まれたのか?」

    キョン「あぁ、家に帰す前に何が何でも連れて来いとさ」

    ルルーシュ「お前も大変だな。で、あいつは?」

    キョン「とっくに部室に行ったよ。SOS団なんてもんに関わりたくないってのは
    当然の心理だが、あいつが入れると言った以上逃げ切るのは至難の業だぞ?」

    ルルーシュ「誰が逃げると言った?」

    キョン「へ?でもお前昨日は」

    ルルーシュ「昨日は突然の事で驚いていただけだ。家で冷静に考えた結果
    部活に入るのも悪くはないと思ってね」

    キョン「部活どころか同好会として認められてるかどうかも怪しい集まりだぞ?いいのか?」

    ルルーシュ「人生経験さ、ああいう奇妙な女に付き合ってみるのも悪くない」

    キョン「悪い事だらけだぞ・・・・ま、部活に来てくれるなら俺は助かるが」

    50 = 1 :

    ---------廊下

    ルルーシュ「宇宙人や未来人、超能力者を見つけて一緒に遊ぶ?」

    キョン「あぁ、それがハルヒがSOS団を結成した理由だ。笑っていいぞ」

    ルルーシュ「主な活動内容は?」

    キョン「特に何も。基本放課後は部室で各々時間潰して終わりだ。俺と古泉はゲーム
    朝比奈さんはお茶入れ、長門は読書でハルヒは・・・何してるんだろうなあいつは?」

    ルルーシュ「まるで娯楽部だな」

    キョン「ただ月に何回か貴重な休日を潰される事もあるぞ」

    ルルーシュ「その時は何をしてるんだ?」

    キョン「特に何も。不思議探しと銘打って、街を散策して丸一日を棒に振るだけだ」

    ルルーシュ「つまりまとめると、SOS団というのは特に何かをする部活ではないという事か?」

    キョン「まぁそういうことになるな。前言を撤回するなら今だぞ?」

    ルルーシュ「いや、一度入ると決めた以上入るよ。ま、場合によっては途中で抜けるかも
    しれないけどな」

    キョン「それができるなら俺がとっくにそうしてるさ。それをさせてくれないのが涼宮ハルヒだ」

    ルルーシュ「確かに手強そうだな。そうだ、お前今夜時間はあるか?話したいことがあるんだが」


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