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    元スレハルヒ「皇帝ルルーシュに会いたいわ!!」

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    551 = 345 :

    新ゼロの左目に赤い鳥のような紋章が浮かび上がる


    乗組員A「・・・・・あぁ」

    乗組員B「分かった」


    バンッ   バンッ


    カノン「相変わらず手荒ですね。何も殺す必要はなかったのでは?」

    新ゼロ「必要だからそうしたまでだ。俺が奴隷にするのは使えそうな駒だけだ
    このような凡庸な連中にその価値はない」

    カノン「では私は使える駒という解釈でよろしいのですか?」

    新ゼロ「あぁ、お前に関してはギアスを使う必要はないがな」

    カノン「それでこれからどうするんです?」

    新ゼロ「このままブリッジへ向かう。道中邪魔する奴はギアスで仕留めればいい
    そしてそこでゼロを待つ」

    カノン「本当に来るでしょうか?ゼロは」

    新ゼロ「奴は超合衆国の一部の人間に命を狙われている。その危機を脱したならば
    恐らくここへ来て諸悪の根源を見つけ出そうとするだろう。きっと来るさ」

    553 = 460 :

    さるよけってどのぐらいの感覚でやんだっけ

    554 = 345 :

    -------シェバト(通路)
    ---
    -


    新ゼロ「死ね!!!」


    バンッ    バンッ


    カノン「ようやく着きましたね。それにしても、いくらなんでも殺しすぎです」

    新ゼロ「黙れ。短い命令でないとこちらが先に攻撃される恐れがあるんだ、仕方ないだろう
    長々と命令している時間はない」

    カノン「とは言っても、艦を操縦している方々まで殺してしまったら
    我々は地上へダイブしてしまいます」

    新ゼロ「流石にそいつらまでは殺さないさ。行くぞ」


    ウィーーーーーン


    --------シェバト(ブリッジ)


    新ゼロ「ん?何だこれは?」

    556 = 345 :

    カノン「誰もいない・・・・どういう事でしょう?操縦席にも誰もいないなんて・・・」

    新ゼロ「自動操縦で飛んでいるのか?それにしても人っ子一人いないというのは・・・」


    「ようやくお出ましか、待っていたぞゼロ」


    カノン「ゼ、ゼロ!!?」

    新ゼロ「・・・・・・馬鹿な、何故お前がもうここにいる?」


    旧ゼロ「おや?意外だったかな?その物言いだと、君の予定では
    俺はもう少し遅く登場しなければならなかったようだな」


    新ゼロ「・・・・・全て読まれていたという事か」


    旧ゼロ「あぁ、お前がハートネットにフレイヤを積んでいる事も知っている
    東京湾の部隊はあちらへは向かわせない」

    カノン「何故その事まで・・・・あなたは一体何者なんです?」

    新ゼロ「私も気になるな、君の正体は。枢木スザクではないのだろう?
    裏で彼らを指揮し、私と戦っていたお前は何者だ、仮面を外して素顔を見せてもらえないか?」

    旧ゼロ「フッ、いいだろう」カチャッ

    557 = 345 :

    旧ゼロは仮面を外した


    カノン「・・・・・・子供?」

    新ゼロ「高校生か大学生くらいか?若いのに大したものだな」


    旧ゼロ「いや、まだ俺は仮面を被っている」


    旧ゼロはフェイスマスクとカツラを外し素顔を晒した


    カノン「あ、あなたは・・・・・ルルーシュ!!」

    新ゼロ「なるほど、そういうわけか・・・・」

    ルルーシュ「カノン・マルディーニ、シュナイゼルの元側近だったか。こうなるのであれば
    あの時お前にもギアスをかけておくべきだったな」

    カノン「何故あなたが生きているのです?あの時確かに死んだはずでは・・・」

    ルルーシュ「その答えは、君ならもう分かっているのではないかゼロ?」

    新ゼロ「・・・・・コードか」

    ルルーシュ「そうだ。やはり知っていたようだな」

    新ゼロ「C.Cのコードはお前が継承していたのか」

    559 = 345 :

    ルルーシュ「C.Cの事を知っているのか!?」

    新ゼロ「あぁ、よく知っている。しかし、となるともうこちらは窮地だな
    私のギアスもお前には効かないのであろう?」

    ルルーシュ「当然だ。ゼロ、お前に聞きたい事は山ほどある
    これからじっくり尋問してやる、覚悟しておけ」

    新ゼロ「私を倒せば全ての問題が解決すると思っているのかルルーシュ?
    超合衆国と黒の騎士団はかつての志を忘れ私利私欲ばかりを追い求めている
    かつてのブリタニアと変わらない存在だ。君に彼らを粛清できるのか?」

    ルルーシュ「粛清する必要は無い。組織自体を解体し、また最初から作り直す」

    新ゼロ「超合衆国と黒の騎士団を解体するというのか?あれ程までに肥大化した
    組織を解体するなど、容易く出来る事ではないぞ?」

    ルルーシュ「お前がやろうとしていた事だって決して容易くはなかっただろう?
    だがお前はそれをやろうとした、俺も同じだ。道のりは険しいだろうが
    きっと実現させてみせる」

    新ゼロ「・・・・・」

    ルルーシュ「お前と俺は手段さえ違えど、やろうとしている事は同じだ
    お前が目指した未来は俺が引き継ぎ、必ず実現させてやる
    だから降伏しろ、もうお前に勝ち目はない。それともハートネットに積んであるフレイヤを
    東京租界へ向けて発射するか?」

    新ゼロ「・・・・・いや、止めておこう」

    561 = 345 :

    カノン「ゼロ・・・・」

    新ゼロ「私の負けだルルーシュ。先のことは全て君に任せよう」

    ルルーシュ「フン、案外あっさりしているな」

    新ゼロ「私は馬鹿ではない。こうなってはもうどうしようもない事くらい分かる
    ここに来る途中シェバトの回りを日本の自衛隊が包囲するように飛んでいた
    最初はシェバトの護衛の為だと思っていたが、あれは私を追い込む為に
    お前が仕掛けたものだったのだろう?」

    ルルーシュ「あぁ、お前が少しでも抵抗するようなら指示を出し、周囲から集中砲火して
    この艦ごと落とそうと思っていた」

    新ゼロ「なるほど、それでも君は不老不死だから死なず私とカノンだけがやられるというわけか」

    ルルーシュ「まぁ不老不死とは言っても痛みは伴うからな、できればやりたくは無かった」

    新ゼロ「C.Cは元気か?」

    ルルーシュ「元気すぎて毎日迷惑しているところだ。ところで何故お前がC.Cの事を知っている?」

    新ゼロ「その答えは、これを見てくれれば分かるだろう。
    ルルーシュ、さっきの約束を忘れるなよ?必ず実現しろ、本当の優しい世界を」


    新ゼロは仮面を取って素顔を晒した


    ルルーシュ「お、お前は・・・・・・・・」

    562 :

    このゼロの中身一体何者なんだろう

    563 = 345 :

    -----数時間後(アッシュフォード学園)

    ハルヒ「結局来なかったわねぇテロリスト」

    キョン「来ないに越したことはないだろ、みんな無事だったんだから良いじゃねーか」

    ハルヒ「みんな無事って、会場で逸れた有希達と連絡とれたの?」

    キョン「え?・・・・・あぁ、ついさっきメールが来てな」

    ナナリー「他の方も無事だったんですか?良かったですね!」

    ハルヒ「何で私じゃなくてキョンなのかしら!まずは団長に連絡するがの常識じゃない!
    これは教育が必要ね!」

    キョン「んで、これからどうするんだ?」

    ハルヒ「そうねぇ、まずナナリーを然るべきところへ届けないといけないわよね!」

    キョン「然るべきところって?」

    ハルヒ「超合衆国は論外だから、やっぱりブリタニアの関係者かしらね」

    ナナリー「あのぅ・・・何から何まで本当にありがとうございます」

    ハルヒ「気にしなくていいのよ!それより、ブリタニアの人に連絡入れる
    方法って何かないかしら?」

    564 :

    ゴクリ

    565 :

    1時から読みはじめてやっと追い付いた!

    566 = 560 :

    おお…もう3時過ぎか…

    567 = 385 :

    完結まであと少し…?


    終わって欲しいけど終わらないで欲しい

    568 :

    さるったか

    569 = 345 :

    ナナリー「携帯電話は式典入場の際に係りの方に預けてしまいましたし・・・
    あっ、でも私のつけてるこのペンダントは中にGPSが入ってますから
    その内誰かが迎えに来てくれると思います!」

    ハルヒ「何だそうなの!それならここで待ってれば大丈夫ね!」

    キョン「んな事言ってたら早速なんか来たぞ」


    上空から小型の空輸機がハルヒ達の前に着陸した


    ハルヒ「ナナリーを迎えにきたのかしら?」

    キョン「どうだろうな、少なからず超合衆国の連中である可能性もあるぞ・・・」

    ハルヒ「もしそうだったら今度こそ私が叩きのめしてやるわ!」

    キョン「何処から出てくるんだその自信は・・・」


    ウィーーーーン


    ハルヒ「ゼ、ゼロ!!?」

    ナナリー「ゼロ!!無事だったのですね!!!」

    ゼロ「えぇ、御心配をおかけしましたナナリー首相」

    571 = 345 :

    ナナリー「いえ、本当に無事で良かったです!」

    ハルヒ「つ、遂にゼロに会える事ができたわ!!ねぇゼロ、いきなりだけど素顔見せて!!」

    キョン「本当にいきなりだな・・・」

    ゼロ「君は?」

    ハルヒ「私は涼宮ハルヒ、SOS団の団長よ!!」

    ナナリー「ゼロ、この方々がずっと私を守ってくださっていたんです!」

    ゼロ「ほぅ、君達が。それはお礼を言わねばならないな」

    ハルヒ「お礼なんていらないわ、その代わり素顔を見せて!」

    ゼロ「フッ、面白い娘だな。素顔を見せるわけにはいかないが
    出来る限りの礼は尽くさせてもらおう」

    ハルヒ「キョン、礼ですって!私達あのゼロに感謝されてるわよ!!」

    キョン「あぁ、そうだな」

    ハルヒ「あぁそうだな、じゃないわよ!もっと感動したらどうなの!?」

    キョン「(こいつ前は自分はゼロに心酔してないなんて言ってたが
    この反応だと相当ゼロの事好きだな・・・)」

    ゼロ「しかし今は取り敢えずナナリー首相をブリタニアへ届けなければ」

    572 :

    このレベルのSSを読むのは久方ぶりだ
    ありがとう

    574 = 345 :

    ハルヒ「そりゃそうよね、いつまでも国の代表がこんな所にいるわけにもいかないし」

    みくる「お別れですか、寂しいですねぇ」

    ナナリー「涼宮さん、キョンさん、朝比奈さん、みなさんがいなかったら
    今頃私はどうなっていたか分かりません、本当にありがとうございました」

    キョン「礼なんていりませんよ」

    ハルヒ「そっ、SOS団は正義の味方なんだから!当然の事をしたまでよ!」

    ナナリー「フフッ、もし良かったら私も入れてくれませんか?SOS団に」

    キョン「いや、それは止めといた方がいいと思いますけど・・・」

    ゼロ「(断れ・・・断れ涼宮)」

    ハルヒ「勿論大歓迎よ!!ブリタニアの首相が団員だなんて
    SOS団にも伯がつくってもんだわ!」

    ナナリー「本当ですか!嬉しいです!」

    ゼロ「(orz・・・)」

    カノン「ゼロ様、そろそろ」

    ゼロ「あぁ、そうだな。ナナリー首相、では行きましょう」

    ナナリー「みなさん本当にありがとうございました!また会いましょうね!」

    576 = 345 :

    ハルヒ「元気でねナナリー!絶対にまた会いましょう!」

    ナナリー「はい、絶対に!」


    ナナリーはゼロと共に空輸機へと乗り込み
    その場を去った


    ハルヒ「はぁ・・・・行っちゃったわね」

    みくる「また会えるといいですねぇ」

    ハルヒ「会えるわよ、きっと。・・・・あれ?キョンは?」

    みくる「え?さっきまでここにいたんですけど」


    -------
    ---
    -

    -----空輸機内


    キョン「・・・・・・・・・・・・・何故俺までここに?」

    ゼロ「悪いな、もう少しだけ付き合ってくれ」

    ナナリー「?ゼロはキョンさんと面識があるんですか?」

    577 = 570 :

    あの漫画版のゼロなら一人で何もかも余裕なのに

    578 = 345 :

    キョン「え?」

    ナナリー「それと、何故ここにカノンさんがいるのでしょうか?
    確か何年か前から行方不明だったはずですけど・・・」

    カノン「異国で自由気ままな生活を送っていたのですが、先日ゼロ様に見つかって
    しまいましてね。無断で国を出た私を再び登用してくださったのです
    本当に感謝の気持ちしかありません、私は一生ゼロ様についていきます」

    ナナリー「そ、そうなんですか・・・・」

    ゼロ「(やはり疑っているか、まぁ不自然な点しか見当たらないし当然か)」

    ナナリー「それで、ゼロとキョンさんは面識があるのでしょうか?」

    キョン「いや、それはあの・・・」

    ゼロ「ナナリー首相、実は私はあなたの思っているゼロではないんです」

    ナナリー「そ、それはどういう意味ですか?」

    ゼロ「私は枢木スザクではないという事です」

    ナナリー「へ・・・・ではあなたは誰なんです?」

    キョン「(ルルーシュ、妹に素顔を晒すのか?)」


    ルルーシュは仮面を外して素顔を晒した

    580 = 345 :

    ナナリー「お、お兄様・・・・・・・」

    ルルーシュ「久しぶりだねナナリー」

    ナナリー「な、何でお兄様が・・・・わ、私は夢でも見ているのでしょうか?」

    ルルーシュ「夢じゃないよナナリー。ほら、手を」スッ


    ルルーシュの差し出した手にナナリーが手を重ねる


    ナナリー「はっ・・・・・・・・」

    ルルーシュ「お前ならこうするだけで、何故俺が生きているのか
    何故ここにいるのか、これまでの経緯が分かるだろ?」

    ナナリー「お兄様・・・・本当にお兄様なのですね!!」

    ルルーシュ「だから何度もそうだと言っているだろ、全く」

    ナナリー「嬉しいです、またお兄様とお話ができるなんて・・・・
    あの、でもスザクさんは今どちらにいらっしゃるのですか?」

    ルルーシュ「あいつは今頃ジノ達と旧交を深めてるんじゃないか?
    心配しなくても、すぐにこっちに戻ってくるよ」

    ナナリー「お兄様・・・・」ギュッ

    ルルーシュ「ナナリー・・・・・・本当に久しぶりだな」ギュッ

    581 = 572 :

    そういえば古泉どこいった

    582 = 345 :

    ナナリー「本当に嬉しいです。お兄様・・・・・・・もう何処へも行かないでください
    これからはずっと私の傍にいてください!」

    ルルーシュ「ナナリー、残念だがそれはできない」

    ナナリー「何故です?」

    ルルーシュ「お前も分かってるはずだ、俺は世界に名の知れた悪逆皇帝
    それも6年前に死んだ事になっているんだ。今更昔のようには戻れない」

    ナナリー「では、仮面を!ゼロの仮面を被っていれば私の傍にいても
    誰にもばれません!」

    ルルーシュ「それじゃスザクはどうするんだ?そうなったら今度はあいつが
    隠れまわる生活をせざるを得なくなる」

    ナナリー「でも、それでも私はお兄様と・・・」

    ルルーシュ「それに、ずっとゼロの仮面を被り続けるというのもなかなか辛い事なんだよ
    スザクは文句一つ言わずに頑張ってくれてるようだがな」

    ナナリー「お兄様・・・」

    ルルーシュ「そんな顔をするな。これからも、何かあったら必ず俺が助ける
    離れた場所に住んでいても、心はいつも一緒だナナリー」

    ナナリー「・・・・・・はい」

    583 = 560 :

    これはもうすぐ終わる…のか…?

    584 = 345 :

    ルルーシュ「それとカノンの事だが、こいつにはシュナイゼル同様『ゼロに仕えるように』と
    ギアスをかけてある、今後はゼロに絶対服従だ。今回のようにお前達の敵に回るような事は
    もうないだろう」

    キョン「ギアス?お前はもうギアスは使えないんじゃなかったのか?」

    ルルーシュ「新ゼロが消える間際にやってくれたんだ。『使える駒を増やしてやる』等と
    偉そうな事を言ってな」

    キョン「消える?新ゼロは死んだのか?」

    ルルーシュ「死んだというより、正確に言うと消えたんだ」

    キョン「言っている意味がさっぱり分からんのだが・・・」

    ルルーシュ「後で説明するさ。ナナリー、これからはやる事が多いぞ
    腐りきった黒の騎士団は勿論、既得権に縛られた超合衆国も絶対に今のままではいけない」

    ナナリー「はい」

    ルルーシュ「本当の意味での優しい世界を実現する為には、険しい道のりが待っている
    お前にそれを乗り越える覚悟はあるか?」

    ナナリー「はい、あります」

    ルルーシュ「・・・・そうか、じゃあもう俺がいう事は何もないな。お前は大丈夫だ
    キョン、ギアスを使え」

    キョン「は?」

    585 = 365 :

    終わりそうで寝れない

    586 = 345 :

    ルルーシュ「ギアスを使えと言ったんだ。俺が仮面を外す約5分前まで時間を戻してくれ」

    ナナリー「お兄様、何を言っているんですか?」

    キョン「だから俺を連れてきたのか・・・・いいのか?せっかく妹さんと」

    ルルーシュ「いいんだ。俺が生きているという情報は、今後の事を考えても
    ナナリーにとってマイナスに作用する可能性が大きい」

    キョン「じゃあ何でいちいち仮面を外したんだ?」

    ルルーシュ「自己満足だろうな・・・・もう一度、もう一度だけ素顔を晒した状態で
    ナナリーと話をしたかったんだ。お前のギアスに甘えたわけだ、すまないとは思ってる」

    キョン「いや、別に俺はいいんだが・・・」

    ナナリー「お兄様?さっきから何を・・・」

    ルルーシュ「ナナリー、俺は常にお前の傍にいる。忘れないでくれ」

    ナナリー「は、はい」

    ルルーシュ「キョン、頼む」

    キョン「あぁ、分かったよ。お前の意志を尊重する」

    ルルーシュ「すまない」

    キョン「フンッ!!!・・・・・・・・・・・・・あれ?」

    587 = 345 :

    ルルーシュ「何をしてるんだ?早くしてくれ」

    キョン「フンッ、フンッ、フンッ!!・・・・・・・・・おかしいな、発動しない・・・」

    ルルーシュ「何をふざけてるんだ!まさか、過去に二度も使っておいて今更
    使い方を忘れたなんて言うつもりじゃないだろうな?」

    キョン「いや、そんな事はないんだが・・・・駄目だ、何度やっても発動しない・・・・」

    ルルーシュ「なっ・・・・・・そんな馬鹿な」

    ナナリー「あの・・・・御二人はさっきから何をされてるのですか?」

    ルルーシュ「発動しないわけがない、お前は後3回あの能力が使えるはずなんだ!
    頑張れ、ほら!」

    キョン「いや、頑張れって言われてもな・・・・無理なもんは無理なわけで」

    ルルーシュ「くっ・・・・・・・・・・!ありえない、ギアスが急に無くなるなど
    ギアスはコード所有者からコードを奪うか、お前の場合は5回使用しない限り
    絶対にその身から消えないはず・・・・なのに何故・・・・」

    キョン「お、俺は何もしてないぞ?」

    ルルーシュ「(ありえない事が起きている場合、やはりあの女の奇怪な能力を疑うべきか・・・
    涼宮ハルヒ!あいつが『ギアスがなくなるように』と心の何処かで願い、それが実現したとしか思えない
    しかし、涼宮はキョンがギアス能力者であるという事以前に、ギアスの存在自体知らないはず
    知らないことは願いようもない・・・・・では一体これはどういう・・・・・・・・ま、まさか!!!)」

    588 :

    おのれシュナイゼル

    589 = 572 :

    キョンの自演か・・・?

    590 = 570 :

    粋なことをする男だ

    591 = 348 :

    またシュナイゼルのせいか

    592 :

    安易なクロスかと思ったらよく出来てて感心したわ

    593 = 560 :

    ぜんぶシュナイゼルのせい。
    シュナイゼルが黒幕。
    おのれシュナイゼル。

    594 = 565 :

    新ゼロが誰かわかるまで寝れない

    595 :

    単純に考えれば別世界のルルーシュってところだろうけども

    596 = 541 :

    キョンも俺も頑張る

    597 = 345 :

    ルルーシュは慌てて身にまとっていたマントを脱ぎ
    下の着ていたタイツを捲って自分の左腕を確認した


    キョン「お、おいどうしたんだ急に?」

    ルルーシュ「無くなっている・・・・・」

    キョン「無くなってるって何が?」

    ルルーシュ「俺の、俺のコードが・・・・・」

    キョン「コード?それってあれだろ、確か不老不死の・・・・あれ?お前確か前にあれは
    他にコードを継承する奴が現れない限り無くならないって言ってなかったか?」

    ルルーシュ「あぁ、それがなくなってる(間違いない、こんなルール無視な事ができるのは
    涼宮しか考えられない・・・・・しかし何故あいつが)」

    キョン「お、おいルルー・・・・・シュってお前泣いてるのか?」

    ナナリー「お、お兄様?」

    ルルーシュ「ア、アハハハハ!!心配するな、嬉し泣きだ」

    キョン「嬉し泣き?」

    ルルーシュ「アハハ、まさかこんな形でコードが消えてくれるとはな・・・
    キョン、本当に涼宮は神かもしれんぞ?」

    キョン「急に何を言い出すんだお前は?そういうのは古泉だけで十分だぞ」

    598 = 345 :

    ---------アッシュフォード学園敷地内

    カレン「ル、ルルーシュが生きてるですってぇぇ!!?」

    C.C「おい、声がでかいぞ」

    カレン「あっ・・・・・ゴメン」

    C.C「あいつは私のコードを継承し不老不死となっていた
    だから刺されようが撃たれようが死ぬ事はないんだ。ちなみにもうギアスは使えない」

    カレン「そうだったんだ・・・・ていうか、だったら何で私に教えくれなかったのよ!!
    だいたいあの時だって、スザクにはいろいろ教えて私だけのけ者にして!!
    ちゃんと理由を説明してくれれば私だってルルーシュ達と一緒に戦えたのに!!」

    C.C「まぁまぁそう目くじらを立てるな。あの時ルルーシュ側で戦うという事は
    戦後は今の私達のように人様の目を避け続けながら生活しなければならないという事だぞ?
    お前には母親がいるのだろう?その辺を考えてあいつはお前を巻き込まなかったんだろう」

    カレン「うっ・・・・・・C.Cのくせに、何だかそれらしい事言うじゃない
    で、あいつは今何処にいるの?会わせてくれるのかしら?」

    C.C「何処にいるかは知らんが、今は神戸に住んでいる。会えるかどうかはあいつ次第だな
    というか、お前今更ルルーシュに会ってどうするつもりだ?告白でもするのか?」

    カレン「はぁ///な、何言ってんのよアンタ!!」

    C.C「フフ、顔が真っ赤だぞ?相変わらずからかい甲斐のある奴だ」

    カレン「シ、シーツゥゥ!!!」

    599 = 345 :

    そんなカレンとC.Cの会話を物陰に身を潜め聞き耳立ててる者がいた



    ジノ「はぁ・・・・」

    アーニャ「何その溜息?」

    ジノ「いやさ、結局カレンはルルーシュの事が好きなのかな~と思ってね」

    アーニャ「・・・・・・ジノ、あの人の事が好きなの?」

    ジノ「まぁね。ただ相手がルルーシュじゃなぁ・・・・・ところで、さっきあの緑の人が言ってた
    ギアスだのコードだのってのは何の隠語なんだ?」

    アーニャ「ジノは知らなくていい事。世界には知らない事がいっぱいある」

    ジノ「おっ、暫く会わないうちに何か大人っぽい事言うようになったなアーニャ」

    アーニャ「それ誉めてる?」

    ジノ「勿論!見た目もいろんな所が成長してるし、もう立派な大人の女だな!」

    アーニャ「ジノ、それギリギリセクハラだよ?」

    ジノ「え?そうなの?厳しい世の中だな・・・」

    600 = 345 :

    -------数週間後の放課後(文芸部室)


    古泉「暫定議会は超合衆国及び黒の騎士団の解体を決定。ゼロを暗殺しようと企んでた者は
    全て議員としての資格を失い、それぞれ自国の裁判所で裁かれる予定
    今後暫定議会は民衆の声を第一とした組織の構築を目指すとの事です」

    キョン「あぁそうかい、わざわざ新聞まで引っ張り出して御苦労だったな」

    古泉「これらの事を最前線に立って指揮しているのはゼロのようですね
    やはり何だかんだ言ってもまだゼロの求心力は高かったという事でしょうか」

    キョン「そりゃそうだろ、悪逆皇帝から世界を救った英雄・・・・って事になってるんだからな」

    古泉「確かに、6年やそこらで記憶から消えるような事ではないですね
    それにしても、あの事件から僅かこれまでの機間でここまで物事を進めるとは
    いやはや、流石はルルーシュさんですね」

    キョン「そのせいで最近学校をよく欠席するもんだから、ハルヒの奴の機嫌は悪いがな」

    ガチャッ

    ルルーシュ「ん?なんだ、二人だけか」

    キョン「悪かったな。ていうかお前、今日学校休んでただろ?
    何でわざわざ部活にだけ来たんだ?」

    ルルーシュ「たまには顔を出さないとな・・・あいつのストレスが溜まると
    何とか空間ってのが発生して機関の連中が大変なんだろ?だから来たんだ」


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