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元スレ男「絶頂、ボタン……?」
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>>713
そうしてもらえると助かります
そうしてもらえると助かります
まだ残っている……だと!?
ごめん、意識のブレーカーが落ちてた。今から書く。
ごめん、意識のブレーカーが落ちてた。今から書く。
男の手からスマートフォンが離れ、床を転がる。
蹴り飛ばされ、強く壁に後頭部を打ち、視界が明滅する。
……生憎、今日は両親共に出掛けており、家には男と幼しかいなかった。物音に気付く者はいない。
幼は、床に落ちた男のスマートフォンを手に取ると、ぼそぼそと語り始めた。
俯き、目は前髪に隠れ、男に見えるのは幼の口許のみ。この口角は歪んでいた。
幼「ねぇ……知ってた? アプリを持ってる人同士にはね、効力がないんだって」
寒々しく、冷え切った幼の声音。男の全身の毛が逆立つ。
なるほど――だから幼には効かなかったのか。不感症ではなかったのか。
いや、今はそんな事実はどうでも良い。男の愛する少女――生徒会長を救うのが先決だ。時間の猶予はない。
だが、どうする? 肝心のアプリは幼には効かない。絶頂による足止めなど不可能だ。
ならば、力業? それも、無理だ。幼を取り押さえることは運動不足である男には到底できやしない。
対話による交渉――それが男に残された唯一の手段だった。
蹴り飛ばされ、強く壁に後頭部を打ち、視界が明滅する。
……生憎、今日は両親共に出掛けており、家には男と幼しかいなかった。物音に気付く者はいない。
幼は、床に落ちた男のスマートフォンを手に取ると、ぼそぼそと語り始めた。
俯き、目は前髪に隠れ、男に見えるのは幼の口許のみ。この口角は歪んでいた。
幼「ねぇ……知ってた? アプリを持ってる人同士にはね、効力がないんだって」
寒々しく、冷え切った幼の声音。男の全身の毛が逆立つ。
なるほど――だから幼には効かなかったのか。不感症ではなかったのか。
いや、今はそんな事実はどうでも良い。男の愛する少女――生徒会長を救うのが先決だ。時間の猶予はない。
だが、どうする? 肝心のアプリは幼には効かない。絶頂による足止めなど不可能だ。
ならば、力業? それも、無理だ。幼を取り押さえることは運動不足である男には到底できやしない。
対話による交渉――それが男に残された唯一の手段だった。
しかし、男が幼と交渉を始める前に――幼が動いた。
幼「でさ――もう、男はアプリなんか、いらない、よね?」
そう呟くと同時に――幼は男のスマートフォンをへし折った。
物理的強制デリートである。
男は呆気にとられ、金魚のように口をパクパクとし始め――
男「お、俺の王の力がぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁああッ!?」
――どこかで聞いたことのある台詞を、全力で叫んでいた。
幼「ふ、ふふ……ぁははははははははははははははは!」
壊れたように笑い出す幼。
失意のどん底に落ち込む男。
場は、幼が支配していた。
幼「でさ――もう、男はアプリなんか、いらない、よね?」
そう呟くと同時に――幼は男のスマートフォンをへし折った。
物理的強制デリートである。
男は呆気にとられ、金魚のように口をパクパクとし始め――
男「お、俺の王の力がぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁああッ!?」
――どこかで聞いたことのある台詞を、全力で叫んでいた。
幼「ふ、ふふ……ぁははははははははははははははは!」
壊れたように笑い出す幼。
失意のどん底に落ち込む男。
場は、幼が支配していた。
幼「これで……アプリを持っているのはわたしだけ。……ねぇ、男? 生徒会長を解放してほしい?」
男「ぅ、あぁ、あぁぁぁあぁぁぁ……」
男の耳に幼の言葉は入らない。全てを失ったかのような、喪失感に絶望するのみ。
幼はその男の様を見やり、舌打ちした。ゴミ虫のようなこの男を何故自分がこれ程までに好きなのか――失望だった。
幼「……聞けよッ!」
男の腹を踏み付ける幼。男の下腹部にグリグリと踵を抉り込ませる。
男「ぐ、がはぁ……ッ!?」
幼「なんでさ、なんで男は変わっちゃったの? 昔の男に戻ってよ、ねぇッ!」
問い掛けても、男は返事を返さない。今の男の脳内にはアプリを失ったという感情だけ。
幼は、憤る。もう、男も壊してしまいたい。
――アプリは同時に二人の人間を絶頂させられない。まぁ、もとよりそのつもりだったのだが――幼は生徒会長を解放した。
次なる対象者は、男である。
男「ぅ、あぁ、あぁぁぁあぁぁぁ……」
男の耳に幼の言葉は入らない。全てを失ったかのような、喪失感に絶望するのみ。
幼はその男の様を見やり、舌打ちした。ゴミ虫のようなこの男を何故自分がこれ程までに好きなのか――失望だった。
幼「……聞けよッ!」
男の腹を踏み付ける幼。男の下腹部にグリグリと踵を抉り込ませる。
男「ぐ、がはぁ……ッ!?」
幼「なんでさ、なんで男は変わっちゃったの? 昔の男に戻ってよ、ねぇッ!」
問い掛けても、男は返事を返さない。今の男の脳内にはアプリを失ったという感情だけ。
幼は、憤る。もう、男も壊してしまいたい。
――アプリは同時に二人の人間を絶頂させられない。まぁ、もとよりそのつもりだったのだが――幼は生徒会長を解放した。
次なる対象者は、男である。
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