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    元スレコナン「探偵をやめて犯罪者になる」

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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - カオス + - キャラ崩壊 + - モバマス + - ヤンデレ + - 変態 + - 神SS + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 :

    めっちゃ支援
    あゆみぃいいいいいい

    102 = 74 :

    灰原「何よこれ……こんなの偽者に決まってるわ……!」

    光彦「ふっ……やはりそうですか……」

    灰原「やはり……? それってどういう意味よ!?」

    光彦「じゃあ逆に聞きますが、何故《偽者》に決まってるんです?」

    灰原「えっ……だって江戸川君がこんなのやるわけないじゃない」

    光彦「そうでしょうか? 最近のSNSブームは著しいですよ?」

    灰原「円谷君……何が言いたいの?」

    光彦「まぁ何と言いますか……」

    光彦「工藤新一が生きていると世間に知られたら――」

    光彦「灰原さんにとってマズいんじゃないかと思いましてね」

    灰原「……ッ!? べ、別にそんなことないわよ」

    103 = 90 :

    拘束が解かれてから突っ込んで話すべきだったな…

    104 = 74 :

    光彦「1時間目、灰原さんはこう言ってたじゃないですか――」

    『おだてたって、解毒剤の試作品は渡さないから』(>>16

    光彦「――とね」

    灰原「……それが何なの?」

    光彦「まず、その後の会話から次の事実が推察されます――」

    『解毒剤があれば → 蘭さんに会える』(>>16,17)

    しかしながら、僕はこの文に違和感を覚えました。
    何せコナン君は、“毎日”蘭さんに会ってるわけですからね。

    ゆえに先程の会話における『蘭さんに会う』とは――
    『(工藤新一として)』という意味で解釈すべきでしょう。

    光彦「つまり《解毒剤》とは――工藤新一に戻る薬ということです」

    そして灰原さんのセリフ『おだてたって~』から、
    コナン君には工藤新一の姿に戻る意思があることが窺えます。

    光彦「まぁ実際は、戻る意思は無いと言ってましたが――」

    光彦「――それは僕が《言わせたセリフ》ですからね」ニコッ

    105 = 74 :

    光彦「つまり何が言いたいかというと……それはですね――」

    『工藤新一は自分の意思で小さくなったわけではない』

    光彦「――ということです。言い換えるならば――」

    『工藤新一は何者かによって小さくされてしまった』

    光彦「さて、ここで一つの仮定を立ててみましょう」

    例のセリフ『おだてたって~』から推察するに、
    《解毒剤》を開発してるのは、灰原さんですよね?

    光彦「そう――だからここで立てるべき仮定は……」

    『そもそも灰原さん自身が、《小さくなる薬》を作った』

    光彦「――という仮定になります」

    106 = 101 :

    光彦wwwwwwww

    107 = 74 :

    光彦「それを踏まえた上で、僕の考えるあらすじはこうです――」

    ①実は灰原さんの正体も、17才くらいの高校生で――

    ②そんな灰原さんは、イケメンの工藤新一に片想いすると同時に、
     彼と“固い絆で結ばれた”幼馴染――蘭さんの存在を知りました。

    「このままだと彼女に勝てない」、そう考えた灰原さんは、
     阿笠博士を共犯者に誘って《身体を小さくする薬》を開発。

    ④そして機会を見計らい、“本人含め誰にもばれないように”
     その《小さくなる薬》を工藤新一と自分に投与しました。

    ⑤博士は幼児化した彼に「バレたら騒ぎになるから誰にも言うな。
     行方不明だと都合がいいからそういう体で」と念を押し――

    ⑥さらに「心配するな。知り合いの天才科学者とチームを組み、
     早急に《解毒剤》を開発するから」と、彼を元気づけます。

    ⑦そして月日が経ち、灰原さんが博士の家に住み込むことに。
     灰原さんと彼は同じ境遇――故に親近感の向上は必然です。

    ⑧《解毒剤》の開発過程を見せることで、彼の信頼を勝ち取り、
     また一緒に通学することで、さらなる好感度アップを期待。
     
    ⑨しかしその裏で、灰原さんは《解毒剤》を完成させるつもりはなく、
     やがて工藤新一の存在は、蘭さん含め世間から忘れられていきます。

    ⑩そうなったら灰原さんの勝ち。蘭さんは他の男に心移りし、
     居場所のなくなった彼は、灰原さんと恋に落ちるって寸法です。

    108 :

    光彦もうコナン越えてるだろwwwwwww

    109 :

    光彦うぜぇぇぇぇぇぇええええ!!
    銃殺してコナンと国外逃亡しようぜ灰原。
    犯罪者どうしいい夫婦になれる。

    110 = 89 :

    光彦、やはり天才か

    111 = 74 :

    光彦「――長くなりましたが、僕の推理はこんな感じですね」

    光彦「だから工藤新一がSNSをやってると――」

    光彦「蘭さんの意識から工藤新一を抹消できないため――」

    光彦「灰原さんにとって、それはマズイ、というワケです」

    灰原「……」

    光彦「ふふっ……どうですか? 僕の推理は」

    灰原「……最低ね……」ジトッ

    光彦「あれ……もしかして、外れてました?」

    灰原「ええ。気持ちいいくらいの空振りよ」ジトッ

    灰原(……まぁ、近からずも遠からずって感じだけど……)

    灰原(……所詮は小学一年生……推理に粗があるわ……)

    112 = 74 :

    光彦「じゃあ工藤新一は《誰に》身体を小さくされたんですか?」

    灰原「そんなの、あなたに答える義務はないわ」

    光彦「でも、さっきは教えてくれるって言いましたよね?」

    灰原「私を脅す気満々の人間に、教えるわけないでしょ?」

    光彦「ほほう……じゃあ僕から2つ、いい事を教えてあげましょう」

    灰原「……いい事?」

    光彦「ええ。一つはSNS上の工藤新一が偽者だということ……」

    光彦「そしてもう一つは――」

    光彦「この僕こそが、《成りすましの犯人》であることです!」

    灰原「……ッ……!?」

    113 = 89 :

    !?

    114 = 74 :

    灰原「あなたが……成りすましの犯人……?」

    光彦「ええ。僕は阿笠博士にウイルスを添付したメールを送り――」

    光彦「ファイアウォールに穴を空けることで侵入に成功――」

    光彦「そして博士のPCに保存されているデータを全て取得しました」

    光彦「最初はハッキングの腕試しのつもりだったんですが――」

    光彦「取得したデータの中に《工藤新一の画像》があったんでね」

    光彦「彼の行方不明を利用して――」

    光彦「彼に成りすますことを思いついたってワケです」

    灰原「そんな……一体、何のために……?」

    光彦「ふふっ……そんなの、決まってるじゃないですか――」

    光彦「可愛い女の子のメールアドレスをゲットするためですよ」

    光彦「工藤新一の名を騙れば、それは容易となりますからね」

    116 :

    あれ・・・光彦
    地味に死亡フラグを立ててねえか・・・?

    117 = 74 :

    灰原「……やっぱりあなたって最低……」

    光彦「ふふっ……なんとでも……」

    光彦「それより、話を本題に戻しましょう」

    光彦「もし灰原さんが僕にフェラをしてくれたら――」

    光彦「このアカウントのパスワードを教えてあげますよ」

    灰原「……パスワード?」

    光彦「ええ。言うならば、この偽の工藤新一を――」

    光彦「《SNSから退会させることができる権利》です」

    光彦「灰原さんにとって、美味しい話じゃないですか?」

    灰原「……馬鹿ね。さっきちゃんと言ったじゃない――」

    『円谷君の推理はハズレで、私はSNSなんてどうでもいい』

    灰原「――って」

    光彦「ふふっ……無理しなくてもいいですよ?」ニヤニヤ

    灰原「別に無理なんてしてないわ」

    灰原(今更退会させたところで……もう遅いもの……)

    118 = 74 :

    灰原(きっと組織の連中は、もう動いてるでしょうね……)

    灰原(ニュースになるほど、騒ぎになったんだから……)

    光彦「ふふっ……灰原さんも頑固なところがありますね」

    光彦「工藤新一が、《誰に》身体を小さくされたか――」

    光彦「それを答えてくれない以上、容疑者は灰原さんだけ」

    光彦「素直に認めて、僕のジョニーを舐めたらどうです?」ニヤニヤ

    灰原(ほんとこの子……余計なことをしてくれたわね……)

    灰原「いい加減にして……私、もう帰るから……」クルッ

    光彦「おっと! いいんですか? 成りすましを放置しても」

    灰原(もう相手するのも面倒臭い……)

    灰原「じゃあ私、今からあなたの家にお邪魔させてもらうわ」

    光彦「えっ……ちょっ……灰原さ――」

    『キュラキュラキュラ……ガタンッ……』

    光彦「あああああ!!! くっそおおおおおおおッ!!!!!」

    【長く続いた論理合戦(時間にして40分)は、】
    【灰原が体育倉庫を出る形で、ようやく幕を閉じたのだった】

    119 :

    光彦=あのお方

    120 = 74 :

    ◆11時50分://米花駅/東口改札◆

    【そこには服部、和葉、蘭、園子の姿があった】

    服部(あんのガキ……シバいたろか)イライラ

    「んー、コナン君、遅いなぁ……」

    園子「きっと待ち合わせのことなんて忘れてんのよ」

    「やっぱり学校……抜けられなかったのかな……」

    園子「あり得る……私らみたいに1限終わりじゃないし――」

    園子「授業中に抜けようとして先生に捕まったのかも……」

    「ハハ……先生も今日ぐらい許してくれたらいいのにね」

    「ほんまそれや。なんたって、タイムマシーンやで!?」

    「それも開発したんが、あの阿笠博士ときてるし――」

    「あの子ら全員、公欠扱いでもええのになぁ……!」

    服部「だあああああ!! もう我慢の限界や!!!」イライラ

    園子「私も……ガキンチョのことは放っといて先行かない?」

    「うん……そうだね。じゃあコナン君にはメールしとくよ」カチャ

    122 = 74 :

    【――そして一同は、《米花ビル》へと歩みを進める】
    【しかし行動は同じでも、それぞれ思うことは違っていた】

    (クククッ……タイムマシンさえ手に入れば……)ピピピ

    【――何やら良からぬ事を考えながら、メールを打つ蘭】

    園子(……蘭、今は別にいつも通りね……)

    園子(……ほんと、さっきのは何だったんだろ……)

    【――通常状態に戻った蘭に戸惑う園子】

    服部(工藤の奴……15分も遅刻しよってからに……!)

    服部(後で会うたら、ただじゃ済まさんぞ……!)

    【――ただただ探偵仲間の遅刻に腹を立てる服部】

    (平次……今のところ普通やけど……)

    (今日こそアンタの浮気、突き止めたるからなっ……!)

    【――1人だけ、異質な情熱に身を燃やす和葉】

    123 :

    今日の哀ちゃん最高に可愛かった

    124 = 74 :

    【そう――和葉は平次に疑惑を抱いていた】
    【というのも、平次は東京を訪れすぎだからだ】

    【特に仲の良い男友達がいるわけでもないのに、】
    【長期休暇の度、隙あらば東京に足を運んでいる】

    【だから和葉は悟った――東京に《女》がいる、と……】
    【そして一昨日、それを決定づける証拠も発見――】

    【それは平次の部屋から出てきた――】
    【使用感溢れる《ディルドー》と《バイヴ》】

    【だから《タイムマシン発表会の見学》は名目に過ぎず、】
    【此度の東京旅行は、和葉にとって平次の女を探す旅なのだ】

    (平次……せいぜい今のうちに楽しんどきや……)ゴゴゴ

    126 = 74 :

    ◆12時00分://米花ビル/某階/セレモニールーム◆

    博士「オッホン! えぇー、みなさん」モジモジ

    博士「今日はこのような場を設けて頂き――」

    博士「本当にありがとうございます」モジモジ

    博士「私が《タイムマシン》を発明した阿笠博士です」

    博士「今日はみなさんに、私の17年に渡る努力の結晶――」

    博士「《ブレインジャグラー》を紹介したいと思います」モジモジ

    来客『おぉおおおお!! ひゅーひゅー!!!』

    記者『カシャカシャカシャカシャ……!』

    中森「……全員、聞こえるか! 遂に発表会が始まった!」

    【――会場が歓声で沸く中、無線機に語りかける中森警部】

    中森「照明班は停電に備え予備電源への切り替え準備!」

    中森「監視班は来客の中から怪しい奴を探しだせ!」

    中森「今度こそ、あのコソ泥を逃がすんじゃないぞ!!」

    127 = 89 :

    KID様くるううううう

    128 :

    歩美ちゃんと元太が気になる

    129 = 74 :

    関係者A「中森さん。キッドは本当に現れるんでしょうか?」

    中森「ふっふっふ……私の推理に間違いはありません!」

    中森「昨日送られてきた奴の予告状を思い出して下さい」

    関係者A「予告状ってあの――」

    『我は時の魔術師――』
    『明日、仰天の兄弟を昇天させるべく参上する』

    関係者A「――とかいう、例のアレですか?」

    中森「ええ。あの文章から解釈するに――」

    中森「《仰天の兄弟》とは、長針と短針が天を仰ぐとき」

    中森「すなわち、《犯行時刻は12時》ということになり」

    中森「さらにそれを《昇天させる》とは――」

    中森「《時計から針を剥がす》、という意味だと予想されます」

    中森「つまりキッドは《今日の12時に、時を盗みに来る》!」

    中森「そう――奴の狙いは《タイムマシン》に他ないのです!」

    関係者A「なるほど。それで今日の12時から始まるこの会に――」

    関係者A「あのコソ泥――怪盗キッドが現れると踏んだワケですね」

    130 = 90 :

    かなりの長編か…?

    131 :

    >>1
    コナンの脚本家だろ

    132 = 74 :

    【――そんな事情を裏に、博士は発表会を進めていく】

    博士「えぇー、この《ブレインジャグラー(BJ)》は――」

    脳に特殊な電気信号を送ることで、
    仮想世界を体感できる、魔法のような機械です。

    原型は、シンドラーカンパニーの《コクーン》ですが、
    私はそれをヘルメットタイプへと小型化することに成功し――

    さらに、合計768ルマバイトものデータベースに、
    集合知を利用した大量の《過去データ》を蓄積する手法をもって、
    仮想世界に過去を実現する見通しを立てました。

    データベースに蓄えられる《過去データ》は、
    《BJ》を装着した人間の《過去を抽出》することで更新され、
    既存の《過去データ》との整合性を保った上で保存されます。

    ですから《BJ》の利用人口が増えれば増えるほど――
    《過去データ》は、より《真実の過去》へと近づいていくのです。

    133 :

    この>>1はなんだ

    134 = 74 :

    とはいっても、《完璧な過去の復元》は100%不可能でしょう。
    何故なら、「過去を提供するのは嫌だ」という人が必ずいますし、
    それに江戸時代や縄文時代に生きていた人間はもういませんからね。

    まぁ要するに、『不足した過去を補完する必要がある』ということです。

    ですが心配はご無用。《BJ》の過去補完機能をもってすれば――
    この世に溢れる様々な情報から理にかなった推測がされるため、
    神でもない限り、過去の再現に違和感を覚えることはありません。

    つまり、現在では数十人ほどの過去データしか集まってませんが、
    今すぐ《BJ》で、タイムトラベルを楽しめるというワケです。

    来客『おおおおおおおおおおおおお!!』

    135 :

    段々と本格的になってきたな
    コクーンの名前出したり、こういう小ネタは嬉しい

    136 = 74 :

    博士「では、次に世界線について説明しましょう」

    《BJ》で時間旅行を体験するには《ID》を発行する必要があります。
    IDを発行するには、《過去の提供》をして頂く必要があるのですが、
    一度発行して頂ければ、そのID専用の《世界線》が生成されるため――

    博士「時間旅行の際に《過去改変》が起こっても――」

    『他の《BJ》端末に影響を与えない』というメリットがあり、
    仮想世界では、基本的に何をしてもOKということになります。

    ちなみにその《過去改変の差分データ》はサーバに転送されず、
    《BJ》に挿入された《特殊なメモリーカード》に保存されるため、
    そのカードさえあれば、いつでも時間旅行を再開可能です。

    博士「また複数の《BJ》端末を同期させれば――」

    博士「『同じ世界線を旅行すること』も出来ますので」

    博士「《BJ》での時間旅行は、ハネムーンにも最適と言えるでしょう」

    「へぇ♪ ハネムーンに時間旅行ってメッチャ素敵やん♪」キラキラ

    服部「アホ。仮想世界ってことは結局は行ってへんのやぞ」

    園子「えへへ。らーん、ハネムーンだってよ」ニヤニヤ

    「……」

    園子(……あれ……? シカトされちゃった……)

    137 :

    あれ?キチガイコナンかと思ったら真面目にやってる…?

    138 :

    金田一はじめは美雪が悟ってくれたから早く終われたのにね

    139 = 74 :

    博士「では最後に何か、質問はありませんか?」

    来客A「あの、私は昔のことを全く覚えてないのですが――」

    来客A「そんな私でも過去データの質向上に貢献できるのでしょうか?」

    博士「もちろんです。まず人間は一度体験したことを忘れません」

    博士「思い出せないだけで、脳にはしっかりと記録されているのです」

    博士「ですから《BJ》は、そういった記録を脳から抽出しています」

    来客B「では、過去提供者のプライバシーは守られるのでしょうか?」

    博士「はい。過去データの提供者には、必ず匿名が保証されます」

    来客B「いや、私が聞きたいのは、そういうことではなく――」

    来客B「思想や性癖、人格も抽出されるのか?ってことで……」

    博士「ああ、すみません。そういうことでしたか……」

    博士「もちろんそのようなことは断じてありません」

    博士「NPCの性格や思考、趣味等は、蓄積された過去データから――」

    博士「《BJ》が独自のアルゴリズムに基づいて推測しています」

    140 :

    コナンと灰原の絡みが見れるかどうかで決まる

    141 = 74 :

    ◆20分後◆

    博士「……それでは質問もなくなったようなので」

    博士「30分間の休憩の後――」

    博士「皆さんに《BJ》を披露――」

    博士「そして体験して頂きたいと思います」

    来客『オオオオオオオオオオッ!!』

    『ワイワイ……ガヤガヤ……』

    博士(ふぅ……やはり発表会ってのは疲れるわい……)

    「博士。プレゼン良かったよー」

    博士「おお、蘭君……ん? コナン君はどうしたんじゃ?」

    園子「ガキンチョなら学校を抜けられなかったみたいよ」

    博士「そ、そうか……それは残念じゃのう……」

    服部「ホンマあのガキ……絶対シバイたんねん……」イライラ

    (平次……やけにあの子のこと気にすんねんな……)

    142 :

    なんかこの>>1凄いんだけど

    143 = 74 :

    (まさか……平次の好きな人って……)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    服部「おいコナン。今日こそはええやろ?」
    コナン「な、何言ってるの? 平次兄ちゃん……」
    服部「アホ! 俺はな、お前のために大人の玩具買うて――」
    服部「毎日、ケツの穴広げてやっててんぞ!」
    服部「はよワレのチンポここに入れんかい!」クパァ
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    (……ハハ……阿呆らし……)

    (平次がショタコンとか、絶対にありえへんわ……)

    博士「……じゃあワシはトイレに行ってくるから――」

    博士「蘭君達は、皆より先に《BJ》を見てて良いぞ」

    園子「え!? いいの!?」

    博士「もちろんじゃよ。何せ君等はワシの招待客――」

    博士「それに30分後には、体験者が殺到するからの」

    園子「えへへっ。やったね、蘭!」

    「うん……ありがと、博士♪」ニヤリ

    博士「ハハハ……じゃあワシはトイレに……」タタタタ

    144 = 74 :

    ◆12時20分://米花ビル/某階/トイレ◆

    【米花ビルのトイレは高級感と清潔感で溢れていた――】

    『ガチャッ!!』 博士「が、我慢の限界じゃ……!!」タタタタ

    【――しかし満身尿意の博士が、その優美を台無しにした】

    博士「……ハァハァ!」タタタタタ

    【チャックを下ろしながら小便器前まで走る初老】

    博士「漏れる漏れる漏れる……!」ジィィィ

    【間に合うか? 間に合わないか?】

    『しゃあああああああ……』-------->《便器》

    【――流石は大人。間一髪で間に合った】

    博士「……はふぅ……生き返るわい……」

    【用を無事に足し、尿意から解放された博士は、】
    【その安堵感に、しばし胸を撫で下ろす――】

    『カチャ……』

    博士「……ん!?」

    【――すると後頭部に、冷たい違和感を覚えた……】

    145 = 74 :

    ジン「ようアガサ……元気そうじゃねーか……」

    博士「……ジン!? ど、どうしてここに……!?」

    阿笠の後頭部に銃を突き付ける長身男。
    その唐突な出来事に、《アガサ》は戸惑った――

    博士「これは……何の真似じゃ……?」

    ジン「……貴様に2、3聞きたいことがあってな……」

    146 :

    >>1すげえ

    147 = 74 :

    博士「……聞きたいこと……?」ゴクリ

    ジン「ああ……《工藤新一》ってガキについてだ……」

    博士(……なっ……新一のことじゃと……!?)ビクッ

    ジン「……その様子だと、知ってるようだが?」カチャ

    博士「あ、当たり前じゃ……奴は近所に住んでるからな……」

    ジン「……本当にそれだけか?」カチャ

    博士「ま、まぁ少しばかりは仲良くやっていたが――」

    博士「最近は行方不明らしく、何の音沙汰も聞いとらん……」

    ジン「ふっ……当然だ。奴はこの俺が始末したんだからな」

    博士「……な、なんじゃと!? 何故そんなことを……!」

    ジン「ゆすりの現場を見られた。ただそれだけだ」

    博士「くっ……そうか……奴も運が無かったな……」

    ジン「ふっ……まぁそんなことはどうでもいい」

    ジン「問題なのは、奴が最近、SNSを始めたことだ」

    博士「……何? SNS……じゃと……?」

    148 = 74 :

    ジン「知らないか? Yagooが昨日――」

    『行方不明の工藤新一、実は生きてた!?』

    ジン「――って記事をアップしてたことを……」

    博士「……何じゃって? ま、まさかそこに――」

    ジン「ああ、奴がSNSを始めたと、書いてあったのさ」

    博士(くっ……新一の奴め……一体何を考えとるんじゃ……!!)

    ジン「そしてこれが、そのプロフィール写真……」

    博士「なっ……!!!?」

    博士(これは……ワシと新一のツーショット写真……!?)

    ジン「……この写真を撮ったことに覚えは?」

    博士「あ、ああ……少し前に、撮った記憶があるが――」

    博士「そ、それが何だって言うんじゃ?」

    149 = 74 :

    ジン「俺は前から貴様に呆れ果てていたんだ」

    ジン「タイムマシンを発明する程の頭脳を持ちながらも――」

    ジン「週末にはガキどもと戯れちまう、そのヌルさにな……」

    博士「……そんなこと……今は関係ないじゃろ……」

    ジン「なら率直に聞くが――」


    『貴様……工藤新一を匿ってないだろうな?』


    博士「……ッ!!!?」ドキッ

    ジン「貴様のことだ。隣人である工藤新一に情が移り――」

    ジン「命からがら帰宅した奴から事情を聞いた末――」

    ジン「思わず助けちまった――なんて話が有り得なくもない」

    博士「ば、馬鹿なことを言うなッ!」

    博士「ワシがそんなこと、するはずないじゃろ!」

    150 = 74 :

    博士「まず、この新一が本者だという確証はあるのか!?」

    ジン「それは分からん。今、ウォッカが調査中だ」

    博士「じゃあ何故、ワシにこんなことを……!!」

    ジン「フッ……俺は猜疑心が強い上に――」

    ジン「ウォッカの報告を待つほど、気が長くなくてな……」

    博士「くっ……」

    ジン「さぁ答えろ。貴様は工藤新一を――」

    個室『コン……』

    ジン「……ッ!? おい! そこに誰かいるのか!?」

    『タタタッ!!』

    コナン「死ねえええええええ!! ジンッ!!!」

    ジン「何ッ!?」

    【突如、個室から現れたのは――まさかの犯罪者!】
    【その右手には拳銃――ではなく鉛玉が数個握られていた】


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