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元スレコナン「探偵をやめて犯罪者になる」
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最近、身の回りで全く殺人事件が起こらない。
ゆえに俺は退屈し、そして真実を悟ったのだ。
『探偵の敵は犯人などではなく――退屈である』と。
――だから俺は、非日常を求めて阿笠博士を訪れた。
『犯罪者がいないなら、犯罪者になればいいじゃろ?』
――ああ。その通りだぜ、博士。
ゆえに俺は退屈し、そして真実を悟ったのだ。
『探偵の敵は犯人などではなく――退屈である』と。
――だから俺は、非日常を求めて阿笠博士を訪れた。
『犯罪者がいないなら、犯罪者になればいいじゃろ?』
――ああ。その通りだぜ、博士。
Q.探偵に必要なものは?
A.事件
って黒いラブレターであったな
A.事件
って黒いラブレターであったな
◆8時20分://帝丹小学校/教室◆
【清々しい朝、元・探偵は登校を完了する】
【彼の心に迷いはなく、ただスリルを求めた】
歩美「あっ、おはよーコナン君♪」
コナン「おはよう、歩美ちゃん」スッ
歩美「ッ!?///」ピクッ!
【挨拶際に、歩美の胸を軽くタッチ】
【その表情から――処女を確認した】
歩美「も、もう……コナン君のえっちー……」アハハ
【日常を壊さぬよう、愛想笑いする少女】
【だが犯罪者は、構うことなく続ける――】
コナン「今日の昼休み、男子トイレで待ってるから……」
【清々しい朝、元・探偵は登校を完了する】
【彼の心に迷いはなく、ただスリルを求めた】
歩美「あっ、おはよーコナン君♪」
コナン「おはよう、歩美ちゃん」スッ
歩美「ッ!?///」ピクッ!
【挨拶際に、歩美の胸を軽くタッチ】
【その表情から――処女を確認した】
歩美「も、もう……コナン君のえっちー……」アハハ
【日常を壊さぬよう、愛想笑いする少女】
【だが犯罪者は、構うことなく続ける――】
コナン「今日の昼休み、男子トイレで待ってるから……」
【戸惑う歩美を背に、席につくコナン】
【隣には灰原哀――改めて美少女だった】
灰原「……おはよう、江戸川君」
コナン「おう。相変わらず眠そうだな」
歩美と違って、灰原は俺に惚れていない。
ゆえにセクハラは遠慮しとくべきだろう。
灰原「最近事件がなくて平和ね」
コナン「え? あ、ああ……」
灰原「ふふっ……少し物足りないんじゃない?」
コナン「バーロー。んなわけねーだろ」
コナン「今までが……異常すぎたんだ……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
歩美「……」 光彦「……」
【隣には灰原哀――改めて美少女だった】
灰原「……おはよう、江戸川君」
コナン「おう。相変わらず眠そうだな」
歩美と違って、灰原は俺に惚れていない。
ゆえにセクハラは遠慮しとくべきだろう。
灰原「最近事件がなくて平和ね」
コナン「え? あ、ああ……」
灰原「ふふっ……少し物足りないんじゃない?」
コナン「バーロー。んなわけねーだろ」
コナン「今までが……異常すぎたんだ……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
歩美「……」 光彦「……」
>>5
はよ
はよ
◆吉田歩美◆
何だかコナン君……今日は様子が変だな。
まさか、いきなり胸を触ってくるなんて……。
別に嫌じゃないけど……唐突すぎるよ。
それに、昼休みに男子トイレって何だろう。
2人きりになれて嬉しいのに……何だか怖いな……。
◆円谷光彦◆
灰原さんとコナン君、今日も仲がよろしいですね。
いくら席が隣だからといっても、話しすぎですよ……。
まさか2人は、既に付き合ってるんでしょうか?
……こうなったら、会話を盗聴する他ないですね。
昨日完成した、この《探偵バッチ・改》を使って――。
何だかコナン君……今日は様子が変だな。
まさか、いきなり胸を触ってくるなんて……。
別に嫌じゃないけど……唐突すぎるよ。
それに、昼休みに男子トイレって何だろう。
2人きりになれて嬉しいのに……何だか怖いな……。
◆円谷光彦◆
灰原さんとコナン君、今日も仲がよろしいですね。
いくら席が隣だからといっても、話しすぎですよ……。
まさか2人は、既に付き合ってるんでしょうか?
……こうなったら、会話を盗聴する他ないですね。
昨日完成した、この《探偵バッチ・改》を使って――。
……
………
…………
◇昨晩://円谷家/光彦の部屋◇
【そこにはキーボードを打ち込む光彦がいた】
【恐ろしいほど、洗練されたストロークである】
『カタカタカタ……ッタン!』
光彦「ふぅ……これでコーディング完了……」
光彦「あとはハードに書き込むだけで――」
光彦「めでたく、《探偵バッチ・改》の完成です!!」
●用語解説《探偵バッチ・改》●
対象バッチのマイクをステルスに起動させ、
そこで拾った音声を、受信することが可能。
そう――まさに、《盗聴器》である。
………
…………
◇昨晩://円谷家/光彦の部屋◇
【そこにはキーボードを打ち込む光彦がいた】
【恐ろしいほど、洗練されたストロークである】
『カタカタカタ……ッタン!』
光彦「ふぅ……これでコーディング完了……」
光彦「あとはハードに書き込むだけで――」
光彦「めでたく、《探偵バッチ・改》の完成です!!」
●用語解説《探偵バッチ・改》●
対象バッチのマイクをステルスに起動させ、
そこで拾った音声を、受信することが可能。
そう――まさに、《盗聴器》である。
光彦「さて、作業も終わったことですし――」
光彦「昨日始めたSNSで暇つぶしでもしますか」
『カチカチッ――』
-----------[Internet Explorer]-----------
-------------[Yagoo! Japan]-------------
光彦「ん? 今日のYagooニュース……」
『うなぎ絶滅……各地で悲嘆の声』
『行方不明の工藤新一、実は生きてた!?』
『いよいよ明日、米花ビルでタイムマシン発表会』
『怪盗キッド犯行予告、次なる狙いは“時間”?』
光彦「何だか凄い記事ばかりですねぇ……」
>『行方不明の工藤新一、実は生きてた!?』
光彦「……特にこれなんて……フフフッ……」ニヤリ
…………
………
……
光彦「昨日始めたSNSで暇つぶしでもしますか」
『カチカチッ――』
-----------[Internet Explorer]-----------
-------------[Yagoo! Japan]-------------
光彦「ん? 今日のYagooニュース……」
『うなぎ絶滅……各地で悲嘆の声』
『行方不明の工藤新一、実は生きてた!?』
『いよいよ明日、米花ビルでタイムマシン発表会』
『怪盗キッド犯行予告、次なる狙いは“時間”?』
光彦「何だか凄い記事ばかりですねぇ……」
>『行方不明の工藤新一、実は生きてた!?』
光彦「……特にこれなんて……フフフッ……」ニヤリ
…………
………
……
◆8時30分://帝丹小学校/教室◆
『キーンコーンカーンコーン♪』『ガラガラ……!』
小林「みなさん、おはようございまーす」
\おはよーございまーす!/ 歩美「……」
小林「今日は金曜日だから、頑張って勉強しようね!」
\はぁ~~い!/ 歩美「……」
小林「あら、吉田さん。具合でも悪いの?」
歩美「えっ……あっ……んーん、大丈夫だよ先生♪」
小林「そう? ならいいけど……あれ? 小嶋君は?」
光彦「そういえば元太君、まだ来てないようですが……」
小林「……おかしいわねぇ……遅刻かしら……?」
【この時の小林はまだ、知る由もなかった】
【小嶋元太の不在――その空席の示す意味を……】
『キーンコーンカーンコーン♪』『ガラガラ……!』
小林「みなさん、おはようございまーす」
\おはよーございまーす!/ 歩美「……」
小林「今日は金曜日だから、頑張って勉強しようね!」
\はぁ~~い!/ 歩美「……」
小林「あら、吉田さん。具合でも悪いの?」
歩美「えっ……あっ……んーん、大丈夫だよ先生♪」
小林「そう? ならいいけど……あれ? 小嶋君は?」
光彦「そういえば元太君、まだ来てないようですが……」
小林「……おかしいわねぇ……遅刻かしら……?」
【この時の小林はまだ、知る由もなかった】
【小嶋元太の不在――その空席の示す意味を……】
◆そして何事も無く、1時間目の授業が始まった――◆
『カッカッカッカ……』
小林「――であるから、5+6は――」
灰原「……」 コナン(……)チラッ
灰原「……ちょっと……何見てんのよ?」
コナン「あ、いや……お前ってやっぱり美人だなぁって」
灰原(……ッ!?)ドキッ
灰原「……ね、熱でもあるんじゃないの?」プイ
光彦(おっと……盗聴器から私語を確認――)
光彦(一体、どんな会話をしてるんでしょうかね)ニヤリ
【変態ストーカーは、《探偵バッチ・改》に耳を傾ける】
コナン「ったく……ちょっとは素直になれよな」
灰原「おだてたって、解毒剤の試作品は渡さないから」
コナン「バーロー。んなもん欲しかねーよ」
光彦(……解毒剤? なんのことでしょうか?)
『カッカッカッカ……』
小林「――であるから、5+6は――」
灰原「……」 コナン(……)チラッ
灰原「……ちょっと……何見てんのよ?」
コナン「あ、いや……お前ってやっぱり美人だなぁって」
灰原(……ッ!?)ドキッ
灰原「……ね、熱でもあるんじゃないの?」プイ
光彦(おっと……盗聴器から私語を確認――)
光彦(一体、どんな会話をしてるんでしょうかね)ニヤリ
【変態ストーカーは、《探偵バッチ・改》に耳を傾ける】
コナン「ったく……ちょっとは素直になれよな」
灰原「おだてたって、解毒剤の試作品は渡さないから」
コナン「バーロー。んなもん欲しかねーよ」
光彦(……解毒剤? なんのことでしょうか?)
灰原「あら、早く彼女に会いたいんじゃないの?」
コナン「彼女……? ああ、蘭のことか……」
コナン「……別に会いたくなんてねーよ……」
だってアイツ、ブスの癖に重いし……それに――
コナン「俺は蘭より、お前の方が好きだから……」
灰原(……ぇ……?)ドキッ
コナン「なんつーか……最近よく思うんだ……」
コナン「こうやってお前の隣にいれるなら――」
コナン「一生コナンのままでも、悪くねーなって……」
灰原(……ッ!)ドキドキッ
灰原「な、何馬鹿なこと言ってんのよ……」プイッ
光彦(……ッ……!?)ピクッ
光彦(……こ、この展開は……!!)
コナン「彼女……? ああ、蘭のことか……」
コナン「……別に会いたくなんてねーよ……」
だってアイツ、ブスの癖に重いし……それに――
コナン「俺は蘭より、お前の方が好きだから……」
灰原(……ぇ……?)ドキッ
コナン「なんつーか……最近よく思うんだ……」
コナン「こうやってお前の隣にいれるなら――」
コナン「一生コナンのままでも、悪くねーなって……」
灰原(……ッ!)ドキドキッ
灰原「な、何馬鹿なこと言ってんのよ……」プイッ
光彦(……ッ……!?)ピクッ
光彦(……こ、この展開は……!!)
◆円谷光彦◆
ふふっ――聞きましたか、皆さん?
コナン君、僕が盗聴してるとも知らずに――
光彦(灰原さんに告白して、見事振られましたよ……!!)ニコッ
つまり……『2人が付き合っていた』という事実はなく、
『灰原さんはコナン君に惚れていない』ということです!
光彦(しかし、それはそれで良かったんですが……)
光彦(いくつか気になる発言があったのも事実です……)
特にコナン君が言った、『一生コナンのままでも』。
あれって一体……どういう意味なんでしょうか?
まるで『コナンが仮の姿』だと言わんばかりですが……。
ふふっ――聞きましたか、皆さん?
コナン君、僕が盗聴してるとも知らずに――
光彦(灰原さんに告白して、見事振られましたよ……!!)ニコッ
つまり……『2人が付き合っていた』という事実はなく、
『灰原さんはコナン君に惚れていない』ということです!
光彦(しかし、それはそれで良かったんですが……)
光彦(いくつか気になる発言があったのも事実です……)
特にコナン君が言った、『一生コナンのままでも』。
あれって一体……どういう意味なんでしょうか?
まるで『コナンが仮の姿』だと言わんばかりですが……。
◆灰原哀◆
まったく……突然何を言い出すかと思えば……
灰原(でも工藤君……本気なの……?)
彼女より、私の方が好きだなんて……。
灰原「……」カキカキ
いや……騙されちゃダメ……!
きっと何か狙いがあるのよ。
じゃないと、私みたいな暗い女に、
彼が好きだなんて、言うはずないわ……。
ふふっ……ばかね……。
私ったら、何勘違いしてるのかしら……。
まったく……突然何を言い出すかと思えば……
灰原(でも工藤君……本気なの……?)
彼女より、私の方が好きだなんて……。
灰原「……」カキカキ
いや……騙されちゃダメ……!
きっと何か狙いがあるのよ。
じゃないと、私みたいな暗い女に、
彼が好きだなんて、言うはずないわ……。
ふふっ……ばかね……。
私ったら、何勘違いしてるのかしら……。
◆江戸川コナン◆
コナン(『何馬鹿なこと言ってんの』……か……)
……ハハッ……これで確信したぜ……。
やっぱり灰原は……俺に惚れてないんだな……。
灰原「……」カキカキ
けっ――冷静に授業なんて受けやがって……。
どうせお前はジンのことが好きなんだろ……!?
俺はお前のことが好きなのに、何でなんだよ!?
コナン(ふん。まぁいい。俺は犯罪に目覚めたんだ!)
そもそも、『好かれてないからセクハラをしない』なんて、
考えてみれば、犯罪者にあるまじき保守的思考だぜ。
俺はスリルを得たいから犯罪者になったんだろ?
だったら危険を恐れるなんて、本末転倒じゃねーか!!
コナン(よって俺は今から、灰原の胸を揉みしだく!)
小1の割りに膨らんだ、その生意気なおっぱいをな!
コナン(『何馬鹿なこと言ってんの』……か……)
……ハハッ……これで確信したぜ……。
やっぱり灰原は……俺に惚れてないんだな……。
灰原「……」カキカキ
けっ――冷静に授業なんて受けやがって……。
どうせお前はジンのことが好きなんだろ……!?
俺はお前のことが好きなのに、何でなんだよ!?
コナン(ふん。まぁいい。俺は犯罪に目覚めたんだ!)
そもそも、『好かれてないからセクハラをしない』なんて、
考えてみれば、犯罪者にあるまじき保守的思考だぜ。
俺はスリルを得たいから犯罪者になったんだろ?
だったら危険を恐れるなんて、本末転倒じゃねーか!!
コナン(よって俺は今から、灰原の胸を揉みしだく!)
小1の割りに膨らんだ、その生意気なおっぱいをな!
◆9時40分://帝丹小学校/教室◆
教室は相変わらず、雑音で溢れている。
まぁ当然だな。金曜日の小学1年生に、
集中力なんて、残ってるはずがない。
コナン(そして俺たちの席は一番後ろ――)
ふっ……絶好の痴漢環境だぜ。
灰原「……」カキカキ
コナン「」ゴクリ
コナン(クックック……そのまま動くなよ……)
【犯罪者は、灰原の胸に手を伸ばす……】
教室は相変わらず、雑音で溢れている。
まぁ当然だな。金曜日の小学1年生に、
集中力なんて、残ってるはずがない。
コナン(そして俺たちの席は一番後ろ――)
ふっ……絶好の痴漢環境だぜ。
灰原「……」カキカキ
コナン「」ゴクリ
コナン(クックック……そのまま動くなよ……)
【犯罪者は、灰原の胸に手を伸ばす……】
灰原「な、なによ?」ピクッ
コナン「ッ!?」
チッ……気づかれちまったか。
だがここで怯むようでは犯罪者が廃る!
コナン「おい灰原……声出すんじゃねーぞ……」
灰原「……?」
コナン「今からオメーの乳、揉むんだからよ……!」
灰原「……えっ?」
『もみもみっ……!』
灰原「ッッッッ!!?//////」
灰原「ちょッ……!! 工藤君……えっ……!!?///」モミモミ
光彦(なっ!! 何してるんですかコナン君ッ!!?)
コナン「ッ!?」
チッ……気づかれちまったか。
だがここで怯むようでは犯罪者が廃る!
コナン「おい灰原……声出すんじゃねーぞ……」
灰原「……?」
コナン「今からオメーの乳、揉むんだからよ……!」
灰原「……えっ?」
『もみもみっ……!』
灰原「ッッッッ!!?//////」
灰原「ちょッ……!! 工藤君……えっ……!!?///」モミモミ
光彦(なっ!! 何してるんですかコナン君ッ!!?)
【痴漢に気づいたのは光彦だけだった】
【小林は最前列の生徒に足し算を説いており、】
【その他の生徒は前後左右で雑談していた】
光彦(これはマズイ……マズイですよ!!)
コナン「ふっ……小1の癖にブラしてんだな……」モミモミ
灰原「ちょっとやめっ……んっっっっっ……!!!///」
【片手で灰原の口を塞ぐコナン】
【明らかに犯罪者の目をしていた】
コナン「おい……誰が叫んでいいっつったよ? あ?」
灰原「~~~~~~~~~~~ッ!!///」バタバタ
光彦(い、今すぐやめさせないと……!)
【叫ぼうとする光彦――その瞬間】
『キーンコーンカーンコーン♪』
光彦(はっ……! 終業のチャイム……!!)
【小林は最前列の生徒に足し算を説いており、】
【その他の生徒は前後左右で雑談していた】
光彦(これはマズイ……マズイですよ!!)
コナン「ふっ……小1の癖にブラしてんだな……」モミモミ
灰原「ちょっとやめっ……んっっっっっ……!!!///」
【片手で灰原の口を塞ぐコナン】
【明らかに犯罪者の目をしていた】
コナン「おい……誰が叫んでいいっつったよ? あ?」
灰原「~~~~~~~~~~~ッ!!///」バタバタ
光彦(い、今すぐやめさせないと……!)
【叫ぼうとする光彦――その瞬間】
『キーンコーンカーンコーン♪』
光彦(はっ……! 終業のチャイム……!!)
男子A「やったー休み時間だー!!」ドダダダダ
男子B「みんな! 運動場でドッジやろうぜ!!」ドダダダダ
男子C「えぇー、次の時間、体育館に移動じゃん」
男子B「あ、そーだった! すっかり忘れてたー!!」
男子E「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」ブラーン
女子達「きゃあああああああああああああああああ!」
男子F「ちょっ、お前! ちんこ丸出しで机に立つなよ!」
小林「こらE君! 机から降りて、ズボンを履きなさい!」
光彦(くっ……騒々しいな! ってあれ……?)
光彦(ふ、二人が居ない!? 一体どこに……!?)キョロキョロ
歩美「光彦君……なにキョロキョロしてるのー?」
光彦「歩美ちゃん! コナン君と灰原さん知りませんか!?」
歩美「えっ……そこにいるんじゃ……あれ? いない……」
光彦(クソッ……! ちょっと目を離した隙に……)
男子B「みんな! 運動場でドッジやろうぜ!!」ドダダダダ
男子C「えぇー、次の時間、体育館に移動じゃん」
男子B「あ、そーだった! すっかり忘れてたー!!」
男子E「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」ブラーン
女子達「きゃあああああああああああああああああ!」
男子F「ちょっ、お前! ちんこ丸出しで机に立つなよ!」
小林「こらE君! 机から降りて、ズボンを履きなさい!」
光彦(くっ……騒々しいな! ってあれ……?)
光彦(ふ、二人が居ない!? 一体どこに……!?)キョロキョロ
歩美「光彦君……なにキョロキョロしてるのー?」
光彦「歩美ちゃん! コナン君と灰原さん知りませんか!?」
歩美「えっ……そこにいるんじゃ……あれ? いない……」
光彦(クソッ……! ちょっと目を離した隙に……)
◆9時45分://帝丹小学校/廊下◆
『タタタタタッ……!!』
灰原「痛っ……引っ張らないでよ!!」
コナン「うっせーな! 黙って俺について来い!」グイッ
コナン「今からお前を《レイプ》すんだからよ!!」
灰原「……ぇ……?」ゾクッ
灰原(ま、まさか……工藤君が私に告白してきたのって――)
灰原(――私にそういうこと……したかったから……?)
コナン「おいおい、どうした!? レイプが怖いか!? ん?」
灰原「くっ……あなたが……そんな人だったなんて……!」グスン
コナン「ハハッ、泣きだすとかw 糞ビッチが被害者面かよ!?」
コナン「お前が俺を振ったのが悪いんだろが!! あぁッ!?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
光彦(そうだ……こんな時こそ《探偵バッチ・改》で……)
光彦(……ん? これは……廊下を走る音……!!)タタタ
『タタタタタッ……!!』
灰原「痛っ……引っ張らないでよ!!」
コナン「うっせーな! 黙って俺について来い!」グイッ
コナン「今からお前を《レイプ》すんだからよ!!」
灰原「……ぇ……?」ゾクッ
灰原(ま、まさか……工藤君が私に告白してきたのって――)
灰原(――私にそういうこと……したかったから……?)
コナン「おいおい、どうした!? レイプが怖いか!? ん?」
灰原「くっ……あなたが……そんな人だったなんて……!」グスン
コナン「ハハッ、泣きだすとかw 糞ビッチが被害者面かよ!?」
コナン「お前が俺を振ったのが悪いんだろが!! あぁッ!?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
光彦(そうだ……こんな時こそ《探偵バッチ・改》で……)
光彦(……ん? これは……廊下を走る音……!!)タタタ
『ガラガラッ……!』
光彦(あっ……いましたっ……階段のところっ……!!)
光彦「コナン君!! 灰原さんを放してください!!」タタタタッ
灰原「つ、円谷君……!?」グスン
コナン「なっ!? 光彦ッ――!?」
馬鹿な! 教室を出る瞬間、奴に見られてたのか!?
クソッ! どさくさに紛れて出てきたはずなのに……!!
光彦(よしっ……コナン君は、灰原さんで手一杯……)
光彦(今なら僕でも……コナン君を倒せます!!!)タタタタッ
コナン(やべぇ……! こっちに来る……!!)
光彦「はああああ!!! ヤイバーキィィィック!!!!」
『ドスッッッッ!!!!!!!!』
コナン「ぐはっ……!!!!」バタッ
光彦(あっ……いましたっ……階段のところっ……!!)
光彦「コナン君!! 灰原さんを放してください!!」タタタタッ
灰原「つ、円谷君……!?」グスン
コナン「なっ!? 光彦ッ――!?」
馬鹿な! 教室を出る瞬間、奴に見られてたのか!?
クソッ! どさくさに紛れて出てきたはずなのに……!!
光彦(よしっ……コナン君は、灰原さんで手一杯……)
光彦(今なら僕でも……コナン君を倒せます!!!)タタタタッ
コナン(やべぇ……! こっちに来る……!!)
光彦「はああああ!!! ヤイバーキィィィック!!!!」
『ドスッッッッ!!!!!!!!』
コナン「ぐはっ……!!!!」バタッ
コナン「……光彦……て……めぇ……!」
光彦「……はぁ……はぁ……」
光彦「大丈夫でしたか……灰原さん……」ハァハァ
灰原「ええ……ありがとう……円谷君……」グスン
光彦「……ぁ……///」
【光彦の胸に、顔を埋める灰原】
【それを見て、歯を噛んだのはコナン――】
コナン(クソッ!! このソバ飯野郎っ……!!!)
コナン(あんまり俺を……甘く見るなよ……!!!)
【――犯罪者は、ふらふらと立ち上がった】
光彦「……はぁ……はぁ……」
光彦「大丈夫でしたか……灰原さん……」ハァハァ
灰原「ええ……ありがとう……円谷君……」グスン
光彦「……ぁ……///」
【光彦の胸に、顔を埋める灰原】
【それを見て、歯を噛んだのはコナン――】
コナン(クソッ!! このソバ飯野郎っ……!!!)
コナン(あんまり俺を……甘く見るなよ……!!!)
【――犯罪者は、ふらふらと立ち上がった】
コナン「ふっ……これは貸しにしとくぜ……光彦……」ニヤリ
光彦「……えっ……貸し……?」
コナン「ハハッ……お前は俺を生贄にしたんだ――」
コナン「灰原を不幸にしたら……承知しねぇからな……」ニヤリ
光彦「……はっ……(そ、そういうことですか……!)」
そのセリフだと僕が――『コナン君に灰原さんを痴漢させ、
さらに彼女を助けることで自分の評価を上げようとした、
とんでもない下衆人間』――ってことになってしまいます……!!
光彦(ッッ……! 何と卑劣な手口でしょうか……!)
灰原「……ねぇ円谷君……まさかあなた……」
光彦「騙されちゃいけません! 犯罪者の戯言ですから!」
コナン「灰原……演技とはいえ、悪かった……」ボソッ
光彦(くっ……! このジョークメガネ……!)
コナン「……2人とも幸せにな……」タタタタタ
光彦「あ……! 待……!!」 灰原「……」
【盗聴犯は傷ついた姫を抱えていたため、】
【去る痴漢者を追うことができなかった――】
光彦「……えっ……貸し……?」
コナン「ハハッ……お前は俺を生贄にしたんだ――」
コナン「灰原を不幸にしたら……承知しねぇからな……」ニヤリ
光彦「……はっ……(そ、そういうことですか……!)」
そのセリフだと僕が――『コナン君に灰原さんを痴漢させ、
さらに彼女を助けることで自分の評価を上げようとした、
とんでもない下衆人間』――ってことになってしまいます……!!
光彦(ッッ……! 何と卑劣な手口でしょうか……!)
灰原「……ねぇ円谷君……まさかあなた……」
光彦「騙されちゃいけません! 犯罪者の戯言ですから!」
コナン「灰原……演技とはいえ、悪かった……」ボソッ
光彦(くっ……! このジョークメガネ……!)
コナン「……2人とも幸せにな……」タタタタタ
光彦「あ……! 待……!!」 灰原「……」
【盗聴犯は傷ついた姫を抱えていたため、】
【去る痴漢者を追うことができなかった――】
◆2時間目(体育)://帝丹小学校/体育館◆
光彦「あの……コナン君のことですが……」
灰原「大丈夫よ……私はあなたの方を信じてるから」
光彦「あ……ありがとうございます……///」
灰原「でも円谷君……聞きたいことがあるんだけど」
光彦「聞きたいこと……? 何ですか灰原さん」
灰原「あなた、さっき私を追ってきてくれたとき――」
灰原「手に探偵バッジを持ってたわよね?」
光彦「」ピクッ
光彦「え、ええ……でも、それがどうかしたんですか?」
灰原「実はあなたの胸に顔を埋めてた時――」
灰原「“そのバッジからも”、江戸川君の声が聴こえてきたのよ」
光彦「……ッ!?」ドキッ
灰原「ねぇ答えて……どうして円谷君――」
灰原「――江戸川君と、通信なんかしてたのかしら?」
光彦「あの……コナン君のことですが……」
灰原「大丈夫よ……私はあなたの方を信じてるから」
光彦「あ……ありがとうございます……///」
灰原「でも円谷君……聞きたいことがあるんだけど」
光彦「聞きたいこと……? 何ですか灰原さん」
灰原「あなた、さっき私を追ってきてくれたとき――」
灰原「手に探偵バッジを持ってたわよね?」
光彦「」ピクッ
光彦「え、ええ……でも、それがどうかしたんですか?」
灰原「実はあなたの胸に顔を埋めてた時――」
灰原「“そのバッジからも”、江戸川君の声が聴こえてきたのよ」
光彦「……ッ!?」ドキッ
灰原「ねぇ答えて……どうして円谷君――」
灰原「――江戸川君と、通信なんかしてたのかしら?」
光彦「そ、それはきっと……コナン君の罠ですよ」
光彦「彼のバッジと僕のバッジを通信状態にして――」
光彦「僕を痴漢劇の共犯者に仕立てるつもりだったんでしょう」
灰原「バッジを遠隔操作で起動させるなんて出来ないはずだけど?」
光彦「いや、可能ですよ。博士の設計には穴がありまして――」
灰原「……穴?」 光彦「あ、いや……なんでもありません……」
光彦「多分、僕が無意識に電源を入れてしまったんでしょうね……」
灰原「あらそう……まぁどちらにせよ、問題はそこじゃないわ」
灰原「問題なのは、あなたがバッジを《手に持ってたこと》……」
光彦「それは僕の癖といいますか、ただの《条件反射》ですよ――」
光彦「緊迫した局面になると、思わず手に取ってしまうんです」
光彦「だから電源を入れたのも……恐らくその時かと……」
灰原「ふふっ……随分と都合主義な理由ね……」
光彦「灰原さんこそ……僕を信じるんじゃなかったんですか?」
光彦「彼のバッジと僕のバッジを通信状態にして――」
光彦「僕を痴漢劇の共犯者に仕立てるつもりだったんでしょう」
灰原「バッジを遠隔操作で起動させるなんて出来ないはずだけど?」
光彦「いや、可能ですよ。博士の設計には穴がありまして――」
灰原「……穴?」 光彦「あ、いや……なんでもありません……」
光彦「多分、僕が無意識に電源を入れてしまったんでしょうね……」
灰原「あらそう……まぁどちらにせよ、問題はそこじゃないわ」
灰原「問題なのは、あなたがバッジを《手に持ってたこと》……」
光彦「それは僕の癖といいますか、ただの《条件反射》ですよ――」
光彦「緊迫した局面になると、思わず手に取ってしまうんです」
光彦「だから電源を入れたのも……恐らくその時かと……」
灰原「ふふっ……随分と都合主義な理由ね……」
光彦「灰原さんこそ……僕を信じるんじゃなかったんですか?」
灰原「ええ……信じてるわよ……」
『円谷君が、バッジで江戸川君に指示を与えて』
『私の“ヒーロー”になる茶番劇を脚本していた』
灰原「なんて……これっぽっちも思ってないから」
光彦「くっ……!」
光彦「いい加減にしてください灰原さん!!」
光彦「まずコナン君が僕の言うことを聞くと思いますか!?」
光彦「しかも灰原さんの胸を揉むなんてよっぽど――」
灰原「あら、そんなことまで知ってるのね」
光彦「そ、それは……偶然見かけただけですよ……!」
光彦「だから2人を追って、廊下に出たんじゃないですか!」
灰原「別に悪いだなんて言ってないわ」
『円谷君が、バッジで江戸川君に指示を与えて』
『私の“ヒーロー”になる茶番劇を脚本していた』
灰原「なんて……これっぽっちも思ってないから」
光彦「くっ……!」
光彦「いい加減にしてください灰原さん!!」
光彦「まずコナン君が僕の言うことを聞くと思いますか!?」
光彦「しかも灰原さんの胸を揉むなんてよっぽど――」
灰原「あら、そんなことまで知ってるのね」
光彦「そ、それは……偶然見かけただけですよ……!」
光彦「だから2人を追って、廊下に出たんじゃないですか!」
灰原「別に悪いだなんて言ってないわ」
灰原「でも円谷君の言うことを江戸川君が聞く――」
灰原「その可能性は、無いとは言い切れないけど?」
光彦「……え……?」
灰原「例えば……あなたが彼の弱みを握ってるとか……」
光彦「……弱み? そんなのあるんですか……?」
灰原「ふふっ……とぼけるのが上手いわね……」
光彦「べ、別にとぼけてなんかいませんよ……!!」
灰原「あら、知らないの? ……彼の正体……」
光彦「……え……?」
『一生コナンのままでも……』
灰原「ふふっ……その顔は、知ってるわね……?」
光彦「し、知りません!! 本当に信じて――」ハッ
『ちょッ……!! “工藤”君……えっ……!?』
『行方不明の“工藤新一”、実は生きてた!?』
光彦(……ま……まさか……)
灰原「その可能性は、無いとは言い切れないけど?」
光彦「……え……?」
灰原「例えば……あなたが彼の弱みを握ってるとか……」
光彦「……弱み? そんなのあるんですか……?」
灰原「ふふっ……とぼけるのが上手いわね……」
光彦「べ、別にとぼけてなんかいませんよ……!!」
灰原「あら、知らないの? ……彼の正体……」
光彦「……え……?」
『一生コナンのままでも……』
灰原「ふふっ……その顔は、知ってるわね……?」
光彦「し、知りません!! 本当に信じて――」ハッ
『ちょッ……!! “工藤”君……えっ……!?』
『行方不明の“工藤新一”、実は生きてた!?』
光彦(……ま……まさか……)
いやいや……盗聴器越しの音声です……
聞き間違いの可能性だってありますし……
それに……人間が小さくなるなんて……
――《解毒剤》――!?
ははっ……まさかそんな……
そんな非科学的なこと、僕は……
『キュラキュラキュラッ……』
灰原「……体育倉庫、開いてるわね……」
光彦「……えっ……?」
灰原「ねぇ、円谷君――」
光彦「……な、なんでしょう……?」ゴクリ
灰原「もしあなたが全てを白状してくれるなら――」
灰原「この中で《良い事》、してあげてもいいけど?」フフッ
光彦「……ッ!?」
聞き間違いの可能性だってありますし……
それに……人間が小さくなるなんて……
――《解毒剤》――!?
ははっ……まさかそんな……
そんな非科学的なこと、僕は……
『キュラキュラキュラッ……』
灰原「……体育倉庫、開いてるわね……」
光彦「……えっ……?」
灰原「ねぇ、円谷君――」
光彦「……な、なんでしょう……?」ゴクリ
灰原「もしあなたが全てを白状してくれるなら――」
灰原「この中で《良い事》、してあげてもいいけど?」フフッ
光彦「……ッ!?」
◆10時30分://帝丹高校/2-B組◆
『キーンコーンカーンコーン♪』
園子「ふぁああ! やぁーっど終わっだー!」
蘭「ふふっ……もう、園子ったらダラしないわね」
園子「そーいえば蘭、新一君のSNS見たぁー?」
蘭「えっ……新一の……えすえぬえす……?」
園子「えっ……ちょっと蘭。アンタまだ知らないの?」
園子「昨日Yagooのトップニュースにもなったんだよ?」
『行方不明の工藤新一、実は生きてた!?』
園子「――ってね」 蘭「……ぇ!?」
蘭「ちょっと園子! その話、詳しく聞かせて!」
『キーンコーンカーンコーン♪』
園子「ふぁああ! やぁーっど終わっだー!」
蘭「ふふっ……もう、園子ったらダラしないわね」
園子「そーいえば蘭、新一君のSNS見たぁー?」
蘭「えっ……新一の……えすえぬえす……?」
園子「えっ……ちょっと蘭。アンタまだ知らないの?」
園子「昨日Yagooのトップニュースにもなったんだよ?」
『行方不明の工藤新一、実は生きてた!?』
園子「――ってね」 蘭「……ぇ!?」
蘭「ちょっと園子! その話、詳しく聞かせて!」
蘭「――じゃあ新一が、そのSNSってやつを始めたんだ……」
園子(まさかキョウビSNSを知らないJKがいるとは……)
園子「まぁ……いい機会だし、蘭も始めてみたら?」
蘭「うん……新一がやってるなら……始めてもいいけど――」
蘭「でもその新一って……本当に本人なのかな……?」
園子「えっ? ああ、誰かが新一君の名を騙ってるってこと?」
蘭「うん。だって新一……一応有名人だし……モテるし……」
園子「証拠ならあるわよ」 蘭「えっ?」
園子「ほら、このプロフィール写真なんだけど……」
蘭「あっ……阿笠博士とのツーショット……」
園子「そう……こんなプライベートな写真――」
園子「ネット上で簡単に拾えるもんじゃないでしょ?」
蘭「そっか……確かに成りすましの可能性は低くなるね……」
園子「でしょ? それに写真はこれだけじゃないの」
園子(まさかキョウビSNSを知らないJKがいるとは……)
園子「まぁ……いい機会だし、蘭も始めてみたら?」
蘭「うん……新一がやってるなら……始めてもいいけど――」
蘭「でもその新一って……本当に本人なのかな……?」
園子「えっ? ああ、誰かが新一君の名を騙ってるってこと?」
蘭「うん。だって新一……一応有名人だし……モテるし……」
園子「証拠ならあるわよ」 蘭「えっ?」
園子「ほら、このプロフィール写真なんだけど……」
蘭「あっ……阿笠博士とのツーショット……」
園子「そう……こんなプライベートな写真――」
園子「ネット上で簡単に拾えるもんじゃないでしょ?」
蘭「そっか……確かに成りすましの可能性は低くなるね……」
園子「でしょ? それに写真はこれだけじゃないの」
園子「上のタブから、《アルバム》のページを開くとね……」
園子「……ほら、新一君の幼い頃の写真がこんなにっ!」
蘭「あっ、可愛いー♪」 園子「……ほほぉ?」ニヤリ
蘭「あっ、いや、その……か、勘違いしないでよねっ///」
蘭「今の新一と比べたら、可愛いってだけで……///」プイッ
園子「うんうん。やっぱり新一君のことは昔から……」ニヤリ
蘭「もう……! 園子ったら……!!///」
園子「えへへ……これで分かった?」
園子「このアカウントが新一君本人だって」
蘭「まぁ……この写真を持ってそうな、ご両親や博士が――」
蘭「――新一に成りすますワケないもんね……」
園子「……ほら、新一君の幼い頃の写真がこんなにっ!」
蘭「あっ、可愛いー♪」 園子「……ほほぉ?」ニヤリ
蘭「あっ、いや、その……か、勘違いしないでよねっ///」
蘭「今の新一と比べたら、可愛いってだけで……///」プイッ
園子「うんうん。やっぱり新一君のことは昔から……」ニヤリ
蘭「もう……! 園子ったら……!!///」
園子「えへへ……これで分かった?」
園子「このアカウントが新一君本人だって」
蘭「まぁ……この写真を持ってそうな、ご両親や博士が――」
蘭「――新一に成りすますワケないもんね……」
園子「それにしても、一つだけ腑に落ちないことがあるのよねー」
蘭「えっ? 腑に落ちないこと?」
園子「ほら、プロフィール欄の最後の文なんだけど――」
『★彼女募集中★女の子限定で直アド交換してまーす♪ 新一』
園子「何だかこの文章、新一君らしくな――」
『バキッボキッ!! グシャッ!!』
園子(えっ……私の携帯……真っ二つ……え……?)
蘭「ふふっ……やっぱりこのアカウント、新一じゃないよ」フフフ
蘭「だって新一が、こんな文章書くわけないじゃない?」フフフ
蘭「あっ、そうだ。早くメールで本人に確かめないと……」フフフ
蘭「もしSNSをやってるなんて言ったらどうなるか……」フフフ
園子(……蘭? ど、どうしちゃったの……?)ゾクッ
蘭「えっ? 腑に落ちないこと?」
園子「ほら、プロフィール欄の最後の文なんだけど――」
『★彼女募集中★女の子限定で直アド交換してまーす♪ 新一』
園子「何だかこの文章、新一君らしくな――」
『バキッボキッ!! グシャッ!!』
園子(えっ……私の携帯……真っ二つ……え……?)
蘭「ふふっ……やっぱりこのアカウント、新一じゃないよ」フフフ
蘭「だって新一が、こんな文章書くわけないじゃない?」フフフ
蘭「あっ、そうだ。早くメールで本人に確かめないと……」フフフ
蘭「もしSNSをやってるなんて言ったらどうなるか……」フフフ
園子(……蘭? ど、どうしちゃったの……?)ゾクッ
◆11時00分://ジャズクラブ『Antarctic』◆
『カランカラン……♪』
ウォッカ「兄貴……またここにいたんですかい」
ジン「……」ヒック
1、2、3、4、5……
ウォッカ(なっ……シェリーの瓶が5本……)
ウォッカ(兄貴……まだあの女のことを……)グッ
ジン「……おいウォッカ……今何時だ……?」ヒック
ウォッカ「そろそろ朝の11時を迎える頃ですが……」
ジン「ふっ……もうそんな時間か……」ヒック
……まぁ仕方ねぇ……ここには窓もねーし――
――時計は深夜2時で針を休めているからな……
ジン「……流石は極夜の地……時を忘れるぜ……」ヒック
ウォッカ(今日は酔ってますね……兄貴……)
『カランカラン……♪』
ウォッカ「兄貴……またここにいたんですかい」
ジン「……」ヒック
1、2、3、4、5……
ウォッカ(なっ……シェリーの瓶が5本……)
ウォッカ(兄貴……まだあの女のことを……)グッ
ジン「……おいウォッカ……今何時だ……?」ヒック
ウォッカ「そろそろ朝の11時を迎える頃ですが……」
ジン「ふっ……もうそんな時間か……」ヒック
……まぁ仕方ねぇ……ここには窓もねーし――
――時計は深夜2時で針を休めているからな……
ジン「……流石は極夜の地……時を忘れるぜ……」ヒック
ウォッカ(今日は酔ってますね……兄貴……)
コナン「ク、クソッタレ・・・・・・・パラパラなんぞ・・・踊らせやがって・・・ッ!!!!」
◆ジンは洗面所で顔を洗った――◆
ジン「……それで何の用だ?」ガタッ
ウォッカ「ええ。詳細はこのPCにまとめましたが」
ウォッカ「実は昨日、Yagooニュースに――」
『行方不明の工藤新一、実は生きてた!?』
ウォッカ「――といった記事がアップされまして」
ウォッカ「その件で昨日、ボスから連絡が入り――」
ウォッカ「至急真相を探れとのご命令があったんです」
『カタカタッ……(工藤新一 Wakipedia)』
ジン「……高校生探偵……? くだらねぇな……」
ジン「……このガキにそれだけの価値があるのか?」
ウォッカ「まぁ一応、《例の薬》でしとめたガキですからね」
ジン「何? 投与した人間は全員死んだんじゃないのか?」
ジン「……それで何の用だ?」ガタッ
ウォッカ「ええ。詳細はこのPCにまとめましたが」
ウォッカ「実は昨日、Yagooニュースに――」
『行方不明の工藤新一、実は生きてた!?』
ウォッカ「――といった記事がアップされまして」
ウォッカ「その件で昨日、ボスから連絡が入り――」
ウォッカ「至急真相を探れとのご命令があったんです」
『カタカタッ……(工藤新一 Wakipedia)』
ジン「……高校生探偵……? くだらねぇな……」
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