元スレ梨花「ここは雛見沢なのです」 岡部「聞いたことがないな」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
301 = 243 :
ほ
303 :
埋める気か厨がくるぞー
304 = 258 :
ほぁ~
305 :
先生、赤坂とまっちょしぃはどっちが強いんですか?
306 = 1 :
カッ―――
「うおっ!なんだ!眩し・・・」
ドーーーン!
「「「どわーっ!」」」
ブワッ!
「「「げふっ!」」」
ドドドドドドドド
「わ゛ーーっ!!お、鳳1、聞こえますか!トラップが!」
小此木「聞こえているも何もすぐ近くで音がしたが。大丈夫か?」
「総員の7割近く、行動不能に陥っています!」
小此木「あぁ!?」
「ん、なんだこれは・・・殺す気か・・・!」
「うぅ・・・たす・・・け・・・」
「悪意の塊だ・・・!」
小此木「・・・!」
307 = 21 :
>>305
DQ6とは…たまげたなあ
309 = 258 :
ちゃんとたらふく食って来たか?
310 :
「なあ次元、古畑任三郎って知ってるか?」
311 = 1 :
沙都子「いえーーい!」
岡部「おい沙都子」
沙都子「大成功ですわ!今頃あの辺一帯は阿鼻叫喚の渦に・・・うふふ」
岡部「おい北条沙都子」
沙都子「さすが牧瀬さん、お陰で完璧なトラップになりましたわ!」
岡部「おい北条沙都子と牧瀬紅莉栖」
沙都子「何ですの?人が成功に喜んでいる最中ですのに」
岡部「まず紅莉栖、何を吹き込んだ」
紅莉栖「わ、私は心理学に基づいて配置とかをアドバイスしただけで・・・」
岡部「沙都子、何を設置した」
沙都子「まずは目くらまし、その後に○○○、×××、△△△、それから・・・」
岡部「字にできんわ!殺す気か!」
沙都子「失礼ですわね、命を奪うほどの威力は持たせてありませんわよ!」
岡部「・・・まさか敵の安否を気遣う事になるとは・・・」
312 = 1 :
小此木「・・・部隊は全部で30人いたよな?」
「はっ!」
小此木「行動可能が5人しかいないってどういうことだ!」
「も、申し訳ありません!まさかあんなトラップが・・・」
小此木「くそっ!追加召集をかけるしかないか・・・!お前らは待機!」
入江「・・・っ!皆さん、身を隠して!」
赤坂「どうされました?」
入江「今走っていったワゴンに、山狗達が乗っていました」
葛西「増員ということでしょうか」
入江「わかりません。研究員の姿もありました」
詩音「研究員って戦えるんですか?」
入江「いいえ、訓練すら行っていないはずですが・・・うーむ」
赤坂「富竹さんが心配です。急ぎましょう」
313 = 1 :
富竹「鷹野さん、それはさすがに・・・いえ、お願いします。うぇひひひ・・・ムニャムニャ」
ガチャ!
入江「富竹さん!」
富竹「へぇあ!?ここはどこ?僕は誰?鷹野さんはいずこに?」
入江「ああ、よかった。ご無事なようで」
富竹「えぇ?・・・ああ、夢だったのか・・・」
葛西「眠らされていたのですか?」
富竹「え、えーと、そんな所です。助かりました」
詩音「見張りの一人もつけないなんて、山狗ってどこかぬけてますね」
富竹「いえ、数人が待機していたはずですが、いないのですか?」
赤坂「やはり、さっきのは臨時増員ということか・・・」
入江「見張りや研究員にすら召集をかけるとは、どういうことでしょうか」
富竹「番犬部隊を呼びましょう。幸いここの電話はまだ繋がっている」
入江「お願いいたします。私は詩音さんと話があるので」
314 = 51 :
帰ってきたか
316 = 1 :
詩音「悟史くん・・・?本当に生きててくれたんだ・・・」
入江「まさか、岡部さんから聞いていたのですか?」
詩音「はい。実はお姉に扮して、こっそり聞いちゃいました」
入江「そうでしたか・・・ですが、彼はまだ目を覚ますことが出来ません」
詩音「そう、まだ無理なんですね・・・」
入江「ですが、牧瀬さんのお陰で新薬の開発段階まで進むことが出来ました」
詩音「牧瀬さんが?本当に天才なんですね、あの人」
入江「とても不思議な方です。まるで未来を生きてるかのような発想力をお持ちで」
詩音「お礼を言わないといけませんね。ところでカントク」
入江「はい?」
詩音「今はまだ、目を覚まさないんですよね?」
入江「・・・はい、今は薬で強制的に」
詩音「ということは、今は何をしても大丈夫ってことになりますよね?」
入江「はい・・・はい?」
317 = 258 :
ここで予想外の濡れ場でございますか
318 = 1 :
富竹「番犬部隊と連絡がつきました。30分ほどで急行できるとのことです」
入江「ありがとうございます。事態は収拾しそうな感じですね」
赤坂「では私たちも園崎家に向かいましょう」
詩音「えー、また歩きですかー?もう歩きたくないですー。ぶーぶー」
葛西「車での移動は人目につきやすいものです。ここは歩いたほうが得策かと」
富竹「同感です。どこから監視されているかわかりません」
詩音「疲れたー。私ここに残るー」
葛西「詩音さん、わがままを言っている場合では・・・」
入江「詩音さん、男というのは活発的な女性を好むものなんですよ」
詩音「よし!ちゃっちゃと我が家まで歩きますよ!ほらほら急いだ!」
入江(悟史くんと詩音さんだけをここに残してはいけない・・・!)
レナ「誰も来ないねー」
圭一「全滅させちゃったか?」
320 :
>>286
お前は早漏か
321 = 1 :
小此木「非戦闘員を合わせても15人か・・・!」
「あの、何をすればいいのかも聞かされていないのですが」
「ええ、何も聞いていません」
小此木「R、古手梨花がこの山の中に隠れている。連れ出して欲しい」
「古手さんが?何故こんな山の中に」
小此木「詳しい事情は後で話す。とりあえず着替えてくれ。念のためこれもな」
「はあ」
三四「手を焼いているようね。待ちくたびれたわ」
小此木「三佐。どうも予想外の事態が発生しまして」
三四「子供の仕掛けた罠ごときにひっかかるなんて、あんたの指揮も大したこと無いのね」
小此木「申し訳ありません。まさかあんな」
三四「言い訳はいいからとっとと捕まえてきなさい」
小此木「・・・了解しました」
322 = 1 :
岡部「来た・・・!」
紅莉栖「一人ね。無線は・・・担いでる」
岡部「願ったり叶ったりだ」
紅莉栖「気をつけて」
岡部「ああ、大丈夫だ。台本通りに頼む」
久しく電波の入っていない携帯電話を取り出し、内臓のストップウォッチを起動した。
「~♪」
岡部(鼻歌交じりとか何コイツ)
木の陰に隠れた岡部に気付くことも無く、横を通過する。
岡部「動くな」
「なっ・・・」
隊員の背後に回りこみ、心臓の辺りに携帯電話を突きつけた。
323 = 1 :
岡部「動くなと言ったはずだ」
「あ、あんた、研究所で見かけたことがありますぜ」
岡部「それは光栄だな。これが何かわかるか?」
左胸に突きつけられた機械の液晶に表示されるタイマーは、残り60秒を表示していた。
「・・・なんですかい?これは」
岡部「この数字が0になった瞬間、貴様の心臓は停止する」
「・・・そんなハッタリ、俺には通用しませんぜ?」
岡部「ヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所が開発したガジェットだと聞いてもか?」
紅莉栖「それの実力は、私が保証するわよ」
「あ、あんた、噂の・・・」
紅莉栖「光栄ね。もうすぐ死ぬ相手にすら知られてるなんて」
「な・・・ってこたぁ、これって・・・」
岡部「だから言っただろう?あと40秒でこの世とはお別れだ」
紅莉栖「言い残したことはある?」
324 = 1 :
「何が望みですかい?」
岡部「銃を下へ置け。そして無線機をいただく」
「ふむ・・・」
岡部「さあ、残り30秒だ」
紅莉栖「念仏は唱え終わったかしら?」
「・・・わかりやした。条件をのみましょう」
紅莉栖「っとと・・・えいっ!」
下に置いた銃を恐る恐る拾い、崖下へと投げ捨てた。
岡部「無線機を下ろしたら、振り返らずにまっすぐ走って下山しろ」
「ヒャッハ、あんたら最高にクールですぜ」
男は無線機を降ろすと、振り返ることなく小走りで下山し、姿を消した。
紅莉栖「・・・この作戦、驚くほどうまくいったわね」
岡部「携帯電話の新たな可能性を感じた」
紅莉栖「いや、今は1983年ですから」
325 = 148 :
天草十三!?
326 = 1 :
岡部「というわけで、無線機をいただいてきた」
圭一「さっすが岡部さん!いったいどうやって?」
岡部「ナイショだ」
梨花「で、これを使って何をするのですか?」
岡部「ああ、精神攻撃を仕掛ける。まずは女子グループ全員で・・・」
・
・
・
岡部「で、ラストに紅莉栖のセリフで締めて、無線を切る、と」
魅音「あっはっは、そりゃ怖いねー」
岡部「圭一、俺とお前の演技力がカギとなる」
圭一「超面白そうじゃないっすか!本気出しますよ!」
岡部「よし、ではリハーサルの後、作戦を実行する」
327 = 319 :
なんで隊員が盗賊の下っ端みたいな口調なんだよwwwwww
328 = 1 :
通りゃんせ、通りゃんせ―――
『お、おい、今、何か歌声が・・・?』
ここはどこの 細通じゃ―――
『ああ、聴こえる・・・っ!誰だ!!』
オヤシロ様の 細道じゃ―――
『・・・誰もいない・・・だがはっきりと視線を感じた・・・!』
ちっと通して 下しゃんせ―――
『お、俺もだ・・・誰だ!姿を見せろ!』
御用のないもの 通しゃせぬ―――
この子の七つの お祝いに―――
『やめろ!見るな!俺を見るな!やめろぉぉぉぉ!!!』
お札を納めに 参ります―――
行きはよいよい 帰りはこわい―――
ガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ウボァーーーーーーー!!』
『ぬわーーーーーーっっ!!』
―――・・・その目、だれの目?――― ブツッ
331 :
カオスヘッドか
332 = 1 :
岡部「・・・はーいオッケーイ!」
羽入「あぅ~、緊張したのですー」
魅音「ところでこれ、どういう意味です?」
沙都子「なんかこう、心の底からゾッとするような・・・」
岡部「大人になればわかる」
圭一「あと俺の断末魔、ウボァーってなんですか?」
岡部「ちょっとした遊び心だ」
「隊長!我々はもう一歩も動きたくないであります!」
小此木「バッキャロウ!こんなもんただのハッタリだ!」
「ですが、はっきりと”オヤシロ様”という言葉が・・・」
「ま、まさか本物のオヤシロ様の祟りが・・・!」
小此木「チッ、ヘタレどもが!いいから慎重に進め!何かあったら引き返せばいい!」
三四「・・・なるほどね、あの二人も一緒・・・」
333 :
まだひぐらしSSあるのか
俺の友達みてんだろうなぁ
334 = 218 :
>>333冬休み楽しい?
335 = 1 :
岡部「各自、持ち場につけ!懲りずに登ってくる罰当たり者を排除されたし!」
一同「りょうかーい!」
梨花(一番楽しんでるの、岡部よね)
「なあ、なぜ俺達は研究員なのに山を登っているんだ」
「ああ、何故だろうな」
「無線を持った人はすぐにはぐれてしまうし、古手さんも見つからない」
「ああ、むしろ誰もいないな」
岡部「なっ、あの二人組は研究所の・・・?」
紅莉栖「そうね、間違いないわ」
岡部「どうする?」
紅莉栖「多分、人手不足で呼び出されたんだと思う。話はできそう」
岡部「わかった、一応背後から呼び止める」
336 = 1 :
岡部「動くな」
「ひっ!」
研究員の二人組は、呼び止めると即座に両手を上げた。
岡部「武器は?」
「て、手ぶらです」
紅莉栖「ゆっくり振り返って」
「その声・・・牧瀬さん?岡部さんまで。なんでこんな所に?」
岡部「まあこっちのセリフでもあります。なぜあなた方がここに?」
「こいつと研究所にいたら、突然ここに呼び出されてしまって」
紅莉栖「ここでの目的は聞いてる?」
「古手さんがこの山にいるから、連れてきて欲しいとしか」
「ええ、同じく」
岡部「・・・その先の事は?」
「いや、聞いてないけど・・・?」
338 = 1 :
「鷹野さんが古手さんを殺すだなんて・・・」
紅莉栖「ええ、事情は今話した通り」
「なんてことだ・・・最大の協力者である古手さんを手にかける作戦になど、手を貸せるわけがない!」
紅莉栖「よかった、あなた達なら分ってくれると信じてました」
「俺達は下に降りて、この捜索から離脱する」
岡部「大丈夫なんですか?敵前逃亡になってしまうのでは」
「元々非戦闘員だし、期待なんかされてないさ」
「ああ、正規部隊の人ともはぐれてしまっって無線も使えないしな」
岡部「・・・もしかしてそいつ、”ヒャッハ”って言います?」
「あれ、会った?」
岡部「武装解除して下山していきましたが」
「えぇー・・・」
紅莉栖「では、トラップに気をつけて下山してください」
「北条さんの心理テストの解析もやってるからね、大体設置場所に見当はつくよ」
紅莉栖「あの・・・私のアドバイスも入ってるのでお気をつけて」
339 :
>>286
沙都子は貰っていきますね
340 = 333 :
>>334楽しい
341 = 1 :
小此木「ん、えーと、お前らは・・・」
「雲雀14(仮)と雲雀15(仮)です」
小此木「ああそうだ。雲雀13はどうした?」
「それが、早々にはぐれてしまって」
小此木「チッ、あいつ・・・定時連絡もよこさない上に単独行動か・・・!」
「やはり私たちにはこの作戦を務めるのは無理があるようです」
「ええ、他の部隊の足を引っ張りかねません」
小此木「・・・」
しかめっ面で頬をかくと、フフッと苦笑いを浮かべた。
小此木「ま、非戦闘員に最初から期待はしてなかったがな」
「申し訳ありません」
小此木「お前らはここで待機、次の指示があるまではけが人の処置にあた―――
2発の銃声。
その衝撃に倒れこむ二人を、鷹野は表情を変えずに銃を構えたまま見下ろしていた。
343 = 1 :
三四「知ってるわよ、防弾チョッキを着せてることくらい」
小此木「あ、あんた!自分が何したかわかってんのか!」
三四「何って、敵前逃亡しようとした裏切り者への制裁よ」
呻き声をあげる二人の容態など気にすることも無く、三四は言い放つ。
三四「いい?あんた達は今、私に撃たれて死んだ。だからもう2度と私の前に現れないで」
三四は踵を返し、山へと歩き出した。
小此木「・・・どちらへ」
三四「役立たずばかりじゃ埒が明かない。私が直接仕留めにいくわ」
小此木「おい、しっかりしろ!傷は・・・ないな」
「す、すいません、防弾チョッキ、感謝します」
小此木「・・・お前らは白衣に着替えて研究所に戻れ」
近くにあった無線機を手にする。
小此木「こちら鳳1。各員に告ぐ。至急下山されたし。姫様のご乱心だ」
344 = 1 :
岡部「ん?あいつら降りていくぞ」
紅莉栖「無線で何かを聞いたみたいね」
岡部「圭一達の無線にも何か届いてるかもしれない。戻るか」
紅莉栖「そうね、一度合流しましょ」
紅莉栖「あ、雨」
岡部「本当だ・・・うおぉ!スコールか!」
紅莉栖「な、なんぞこれー!?」
岡部「あの木の下に避難だ!」
紅莉栖「やーん、濡れちゃった」
岡部「ガタッ」
紅莉栖「橋田かおのれは」
345 = 243 :
>>344
ちくしょおおおおおおおおおおおお
346 = 1 :
紅莉栖「ひどい雨」
岡部「この降り方なら通り雨だろう」
紅莉栖「お祭り、中止にならなきゃいいけど」
岡部「すぐにやむさ」
紅莉栖「・・・夜には晴れるかな」
岡部「さあな。そうなってくれる事を祈るが」
紅莉栖「・・・」
岡部「・・・」
紅莉栖「・・・」
岡部「・・・フフッ」
紅莉栖「なぜ笑ったし」
岡部「いや、つい先日もよく似た出来事があってな」
紅莉栖「雨宿りを?誰と?」
347 :
あ、はい
348 = 1 :
岡部「・・・この戦いが終わったら、お前に全てを話そうと思っている」
紅莉栖「それなんて死亡フラグ?」
岡部「・・・無意識だった。悔しい」
紅莉栖「くすくす・・・話って、前に神社で梨花ちゃん達とした話のこと?」
岡部「よく覚えているな」
紅莉栖「あの時の岡部、私を助けてくれた時と同じ目をしてたから」
岡部「・・・そうか、そうかもしれないな」
紅莉栖「岡部の話、聞かせて欲しい。だから無事に帰ろうね」
岡部「・・・ああ。絶対だ」
視線を降ろすと、紅莉栖の右手が見えた。
岡部(たとえ何が起きようと・・・今日だけは必ず、お前を守ってみせる)
その右手に触れようと、岡部は左手をそっと伸ばす。
だが、紅莉栖の手には、触れられなかった。
349 = 51 :
イヤイヤイヤイヤ、エッ?
350 = 1 :
紅莉栖「きゃっ!」
岡部「紅莉栖?どうし・・・!」
三四「通り雨もいいものね。足音が聞こえないんだもの」
岡部「鷹野・・・!」
三四「それ以上近づかない方がいいわよ?」
紅莉栖「い・・・いや・・・!」
銃口がこめかみに押し付けられ、ゾッとするような冷たさが全身を巡った。
圭一「岡部さーん!お、いたいた!山狗の奴ら、全員下山したそうですよー!」
岡部「来るな!」
梨花「っ・・・鷹野・・・!」
岡部「お前達はそこから近づくんじゃない!」
梨花「・・・どうして・・・あと一歩だという所で、どうして・・・!」
羽入「・・・」
みんなの評価 : ★★★
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