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    元スレ梨花「ここは雛見沢なのです」 岡部「聞いたことがないな」

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    みんなの評価 : ★★★
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    101 = 1 :

    魅音「そういえば、詩音には会いました?」

    岡部「ああ、お前とそっくり過ぎて驚いた」

    魅音「たまに私と入れ替わってることがあるから注意した方がいいですよー?」

    岡部「そっちの方ががよっぽど忍者ではないか」

    魅音「ここだけの話、詩音は悟史にホの字だったんです」

    紅莉栖「そう・・・悲しんだでしょうね」

    魅音「『必ずどこかで生きてるから私は悲しまない』と口では言ってるけど、絶対辛いはずです」

    岡部「そうだな、絶対どこかで生きているはずだ」


    魅音「沙都子に詩音、二人も女の子を悲しませるなんて、ホント罪作りな・・・男、ですよね・・・」

    気丈に振舞っていた魅音の瞳から、止め処なく涙が溢れ出した。

    紅莉栖「魅音さん・・・」

    102 :

    >>94
    リカがループしても覚えてるとか

    103 = 1 :

    岡部「色々と思い出させてしまったか。すまないな」

    魅音「・・・いいえ、大丈夫です・・・」

    岡部「話してくれたことに感謝する。お礼に、一つだけ教えてやろう」

    魅音「・・・なんですか?」


    岡部「悟史は、生きている」


    紅莉栖「ちょ、ちょっと!」

    わかっている。慌てる紅莉栖を目で諭した。

    魅音「・・・今、なんて・・・?」

    岡部「悟史は生きている。訳あって、入江先生の所に誰にも気付かれないよう入院している」

    魅音「・・・冗談では、ないんですよね?」

    岡部「事実だ。俺と紅莉栖で実際に会ってきた。薬で眠らされている。かれこれ1年ほど」

    魅音「嘘、そんな・・・悟史が、監督の所に・・・」

    104 = 21 :

    いいゾ~これ!

    105 = 1 :

    岡部「細かい事情はまだ話せない。いずれ、入江先生から話してくれるだろう」

    魅音「そうですか・・・。ということは面会なんかも」

    岡部「まだ顔を会わせる事は難しい。だが、紅莉栖が悟史を救うことに協力してくれる」

    魅音「牧瀬さんが?」

    岡部「ああ。こいつは俺とは比べられない程の天才だ。悟史の為に尽力してくれる」

    魅音「ま、牧瀬さん・・・ありがとうございます。悟史を、助けてやってください」

    紅莉栖「ううん、今までの話を聞いてたら、本気を出すしかないわね」

    岡部「いいか、この事を知っているのは俺ら3人だけだ。絶対誰にも言うな」

    魅音「ええ分かってます。詩音のやつ、この事知ったらビックリするだろうなー」




    その頃、興宮―――

    善郎「お疲れ様ー」

    魅音「ふひー、バイトちかれたー。帰ろ帰ろ」

    106 :

    やはりか

    107 = 1 :

    魅音「あ、こんな時間に電話?それじゃ二人とも、おやすみなさーい」

    すっかり元気を取り戻した魅音は、笑顔で部屋を去った。


    と思えば、30秒ほどでまた引き返してきた。

    魅音「岡部さーん、梨花ちゃ・・・んから電話ですよー」

    岡部「梨花?なんでまたこんな時間に」


    岡部「もしもし、俺だ」

    梨花「今大丈夫?」

    岡部「大丈夫だ、問題ない。沙都子はどうしてる?」

    梨花「今お風呂に入ってる。残念な私の先祖と一緒にね」

    岡部「そうか。で、何かあったのか?」

    梨花「・・・今、私に起きていることを、皆に話してみようと思う」

    108 :

    あれ、詩音って魅音のふりしてるときも悟史くんって呼んでなかったっけ?

    109 = 1 :

    岡部「皆って、羽入・・・は知ってるか。沙都子、魅音、詩音と」

    梨花「レナと圭一にはまだ会ってないのね。二人とも魅音の1コ下よ」

    岡部「1コ下・・・その圭一ってのは、沙都子の落とし穴にハマったりするか?」

    梨花「なんだ、知ってるんじゃない」

    岡部「・・・レナという娘は、よもや”はぅ~”という声を出したりするか?」

    梨花「いかにも。それがレナよ。どうせゴミ置き場で見かけたんでしょ?」

    岡部「ああ。俺も紅莉栖も見なかったことにしていたが」

    梨花「変わってるけど、いい娘だから大丈夫よ」

    岡部「その言葉、信じるぞ。で、いつ話すんだ?」

    梨花「そうね、明日にでも」

    岡部「わかった。進展があったら教えて欲しい」

    梨花「ええ、わかった」

    110 = 1 :

    岡部「俺達も、入江先生の所で手伝いをすることになった」

    梨花「手伝いって、雛見沢症候群の研究?」

    岡部「ああ、紅莉栖が俄然やる気になっていてな。あいつの頭脳は俺が保障する」

    梨花「2010年の知識は心強いわね」

    岡部「ああ、数日で特効薬を作り上げるかもな」

    梨花「そうなってくれることを祈るわ。で、岡部は何をするの?」

    岡部「・・・雑用だ」

    梨花「・・・・・・ふふっ」

    岡部「あ、今笑ったな?絶対笑ったな?」

    梨花「わ、笑ってないわよ。あ、二人ともお風呂上がったみたい」

    岡部「では続きはまた後日」

    梨花「はいなのです。ではおやすみなさいなのですー」

    111 = 1 :

    紅莉栖「梨花ちゃん、なんだって?」

    岡部「自分のおかれてる状況を、友人皆に話すそうだ」

    紅莉栖「そう、信じてもらえるといいんだけど」

    岡部「ループの話はせず、何者かに殺される、という部分を話すのではないか」

    紅莉栖「なるほど、それならまだ話がスムーズね」

    岡部「しかし、なぜ梨花が、一体何者に命を狙われるのか」

    紅莉栖「女王感染者ってことに関係があるかもね。明日、研究所で色々調べてみましょう」

    岡部「うむ。書類整理中にも何か手がかりが見つかるかもしれない」

    紅莉栖「そっちの方はまかせたわよ。助手よ」

    岡部「なっ、なにをう!」

    紅莉栖「どう?助手って言われる気分は」

    岡部「ぐ・・・」

    112 = 1 :

    魅音「ふいー、ただいまー」

    詩音「お帰り、お姉♪」

    魅音「あるぇー?私が二人?なーんて。影武者ご苦労であった!岡部さん達は?」

    詩音「もうすぐお休みするみたいです」

    魅音「今日も早いなー。まだ10時じゃん」

    詩音「明日から監督のお手伝いに行くんですって」

    魅音「お手伝いって診療所の?医科大学なのかな、あの二人」

    詩音「私、岡部さんからすっごい話聞いちゃったんです」

    魅音「なになにー?教えてー」

    詩音「内緒です♪」

    魅音「えー、何さそれー」

    詩音「お姉が聞いたことになってるんで、それっぽい話を言われたら『うん、わかってる』って適当に返してくださいね」

    魅音「いや、そこまで言うなら教えてよ!」

    詩音「これは3人だけの秘密なんです♪じゃ、私帰りまーす」

    113 = 31 :

    私怨

    115 = 1 :

    紅莉栖「・・・ねぇ、岡部」

    岡部「どうした」

    昨日と同様、部屋の端と端に離されて敷かれた布団。

    昨日は背中を向けていたが、今日はこちらを向いている。


    紅莉栖「雛見沢に来てからずっと、私のこと紅莉栖って呼んでるわね」

    岡部「・・・気付いていたか」

    紅莉栖「どういう風の吹き回しよ。何を企んでいるんだか」

    岡部「お前がそう呼べと言ったんだろう。他意はない」

    紅莉栖「・・・まあ、そうだけど」

    岡部「助手と呼ばれると、意外とカチンとくるものだな。考えを改める」

    紅莉栖「じゃあ、もうラボに戻っても助手は禁止ね」

    岡部「ああ、いいだろう。おやすみ、紅莉栖」

    紅莉栖「・・・おやすみ」

    就寝の挨拶を終えると、紅莉栖はまた背中を向けてしまった。

    116 :

    面白い一気に読んでしまった紫煙

    117 = 1 :

    詩音「お迎えご苦労様♪」

    葛西「いいえ。何やらご機嫌ですね」

    詩音「ふふーん、ちょっといい事があったんです。でも葛西にはナイショ」

    葛西「そうですか。ではこれ以上は聞かないでおきましょう。発車いたします」

    詩音「あ、昨日この車を止めた二人組、梨花ちゃまとカントクの知り合いだったみたいですよ」

    葛西「やはり入江先生のお知り合いでしたか」

    詩音「明日から診療所のお手伝いですって」

    葛西「ということは、お二人は医者か医大生なのでしょうか」

    詩音「さあ。じゃあ私眠くなっちゃったんで、着いたら起こして下さいね」

    葛西「分かりました」



    詩音は外を眺め、岡部との会話を思い返す。

    砂利道を橙色に照らす街灯が、頬を伝う一筋の涙をキラリと輝かせた。

    118 = 1 :

    入江「えー、おはようございます。今日は二人の助っ人が駆けつけてくださいました」

    紅莉栖「牧瀬紅莉栖です。ヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所の研究員です」


    ヴィ、ヴィクコンだって!?

    お、おい、なんであんな権威ある研究所の方が・・・?

    若い・・・そして可愛い・・・!

    という事は、隣の白衣の男も・・・?

    ざわ・・・ざわ・・・


    岡部「始めまして。岡部倫太郎です。普通の大学生です。雑務担当です」


    ほっ。

    よかった、普通の人だ。


    岡部(紹介順、逆にしてもらうべきだった)

    119 :

    濡れ場あるなら期待

    120 = 1 :

    「岡部くん、これしまっといてもらえるー?」

    岡部「はい、わかりました」

    「岡部君、これ上まで持ってって」

    岡部「はい、すぐ行きます」

    「岡部さん、この書類、10部づつコピーしてもらえますか?」

    岡部「は、はい、急いで」

    紅莉栖「岡部、これ入江先生に渡しといて」

    岡部「はいはいただ今、ってお前か」

    紅莉栖「忙しそうね」

    岡部「見ての通りだ。そっちは?」

    「牧瀬さん、dcSQUIDの準備ができました。あとこちらの書類に目を通しておいてください」

    紅莉栖「わかりました。すぐ行きます。  見ての通りよ。じゃ、それよろしく」


    岡部「もう現場を把握できているのか・・・真似できん」

    121 = 1 :

    岡部「」

    紅莉栖「お疲れ」

    岡部「ああ、お疲れだ」

    紅莉栖「だらしないわね。まだ2時よ」

    岡部「さっきからずっと走り回ったりなんだりでな」

    入江「お疲れ様です。お二人とも」

    紅莉栖「あ、お疲れ様です」

    入江「お二人の働きっぷりに、職員の皆は舌を巻いていましたよ」

    岡部「まあ、役に立てているなら本望です」

    入江「この調子だと今日の分は3時には終わるでしょう。あとひと踏ん張りですよ」

    紅莉栖「そんなに早く?」

    入江「牧瀬さんの行動力と統率力はお見事というほかありません。リーダーになってもらいたいくらいです」

    岡部「ここでも威張りちらしているのか」

    紅莉栖「し、失礼ね!そんなことはないはずよ!」

    123 = 1 :

    紅莉栖「ふむん、こんな所ね」

    「す、すごい・・・この実験を3時で終わらせた・・・!」

    紅莉栖「明日も同様の実験を行い、今日のデータとの差異を分析してみましょう」

    「は、はい、わかりました!ご協力に感謝いたします!」

    岡部(実験大好きっ娘の本領発揮、か・・・)

    三四「すごいじゃない、あの子」

    入江「ええ、さすがは脳科学の権威の一員といった所ですね」

    三四「入江先生、追い抜かれちゃいますわよ」

    入江「彼女の着眼点には驚かされます。我々が気にしないような些細な点から新たな発見がありました」

    三四「未来からタイムスリップしてきてるんじゃない?」

    入江「ははは、そう思いたくもなります」


    入江「今日はお疲れ様でした。はい、今日の分の謝礼です」

    岡部(封筒の厚みからして3000円だな。時給600円、そんなもんか)

    入江「明日もよろしくお願いいたします」

    124 = 31 :

    万札か

    125 = 1 :

    岡部「さ・・・3万円・・・だと・・・?」

    紅莉栖「お札、今とデザインが違うわね。聖徳太子?」

    岡部「これがバブル時代か・・・!じゃあお前には幾ら入っているんだ・・・?」

    紅莉栖「私も3万円だった」

    岡部「へ?なぜ俺と同じ金額なのだ」

    紅莉栖「なぜって、同じ時間仕事したんだもの、当然じゃない」

    岡部「いやいや、俺は雑用、お前は研究所の軸となって働いたのだぞ。不満はないのか?」

    紅莉栖「別に。あんたと違ってお金のために働いてるわけじゃないもの」

    岡部「く・・・金に困ったことが無いからそう言えるのだ。まあいい、飯行くか」

    紅莉栖「そうね、今日は食べ損ねちゃったし。私も財布買いに行きたい」

    岡部「今日の俺は大変気分がいい。奢ってやっても構わんぞ」

    紅莉栖「現金なヤツ。じゃあお言葉に甘えるわ」

    126 = 21 :

    いいゾ~これ!

    127 = 1 :

    「「「いらっしゃいませー!エンジェル・モートへようこそー!」」」


    紅莉栖「なんでここなのよ・・・」

    岡部「しまった、つい・・・!」

    詩音「あっ、岡部さん達、はろろーん♪仕事終わりですか?」

    岡部「おお詩音、お勤めご苦労。何故それを知っている?」

    詩音「ああ、お姉から聞いたんです。連日の来店なんて、ここ気に入っちゃいました?」

    岡部「う、うむ、まあ」

    詩音「でも彼女連れでうちに来るなんて、中々の度胸ですよねー」

    紅莉栖「ふぇ!?ち、違う!そんなんじゃないから!!コイツとは何の関係も無いの!」

    詩音「ありゃ、私のセンサーではてっきりカップルだとばかり。こりゃまた失礼いたしました~♪」



    紅莉栖「もう!一番高いメニューとデザートまで注文してやるからな!」

    岡部「いや、好きにしていいが・・・」

    128 = 1 :

    岡部「そういえば、研究のほうはどうだった?」

    紅莉栖「必要なものは揃ってるけど、やっぱ古さは否めないわね」

    岡部「お前からすれば最新機材ですら27年前のものだしな。あれはないのか?頭を輪切りにするやつ」

    紅莉栖「MRIのこと?それがあればどれだけ楽か」

    岡部「この時代にはまだ存在しないのか」

    紅莉栖「いいえ、あることはある。でも発売されたのが先月で、まだ設置には時間がかかるって」

    岡部「そうか、頑張れ」

    紅莉栖「ええ、やるだけやってみる。岡部のほうは?」

    岡部「運搬とコピーと書類の片付けとホッチキス止めしか記憶にない」

    紅莉栖「本当に雑用ね」

    岡部「俺のできることはそれくらいだ。だがコピーとホッチキスのスキルは上がったぞ」

    紅莉栖「知らんがな」

    129 :

    紅莉栖かわいい

    130 :

    オカリンの活躍の場はあるのか・・

    131 = 1 :

    紅莉栖「どれにしよっかなー」

    岡部「あまり長居はできんぞ。早めに帰って梨花の報告を待たねば」

    紅莉栖「わかってるわよ。あ、可愛い財布ハケーン」


    「ありがとうございましたー」


    紅莉栖「~♪」

    岡部「随分と可愛らしいのを買ったな」

    紅莉栖「な、何よ、悪い?どうせお前には似合わんとか言うつもりでしょ」

    岡部「いや、いいのではないか」

    紅莉栖「えっ・・・」

    岡部「そういった小物の可愛らしさで中和しないとな」

    紅莉栖「・・・どういう意味よ!氏ね!ハゲろ!」

    岡部「なッ!ハゲてたまるか!絶対ハゲるものか!」

    132 = 1 :

    岡部「ただいま、は変か。お邪魔します」

    魅音「お、お帰りなさーい。今日は賑やかだよー」

    岡部「確かに。来客か?」

    魅音「今日は梨花ちゃんの提案で、部活をうちでやってんですよ」

    紅莉栖「部活?」

    魅音「ま、罰ゲーム付きのゲーム大会みたいなもんです。参加します?」

    岡部「ふむ、まあ時間はあるしな。多少付き合ってやる」

    魅音「ひっひっひ~、どうなっても知らないですよ~?」


    レナ「はぅ~」

    紅莉栖(今の声って・・・!)


    魅音「じゃーん!岡部さんと牧瀬さんも連れてきたよー!」

    134 :

    やっと追いついた 続きが気になる

    135 = 1 :

    レナ「あっ、魅ぃちゃんから聞いてるよー。よろしくお願いしまーす♪」

    紅莉栖「あ、う、うん、よろしくね」

    圭一「あれ?一昨日の」

    岡部「お、あの時の。沙都子は捕まえられなかったか」

    圭一「ええ、残念ながら。こいつ逃げ足だけは速いんすよ」

    沙都子「ヲーッホッホッホッ、小学生の逃げ足に追いつけないなんて、所詮都会育ちのもやしっ子ですわねー」

    圭一「な、何をー!こんにゃろ、待て!」

    沙都子「捕まえてご覧なさいましー♪」

    岡部(変な子)

    梨花「にぱー☆」

    梨花め、うまいこと全員を一箇所に集めたな。

    流し目を送ると、梨花は不安げな笑顔を浮かべながら小さく頷き返した。

    136 :

    これは・・・紅莉栖罰ゲーム!罰ゲーム!

    137 = 94 :

    鳳凰院凶真化しないと部活メンバーには対抗できん

    138 = 1 :

    魅音「じゃあ臨時新入部員も二人加入したって事で、恒例のジジ抜きといこうかー!」

    圭一「よっしゃー!二人には悪いけど、ここは本気ですからね!」



    紅莉栖「はい、1抜け」

    圭一「なっ!」

    紅莉栖「相手の気持ちを表情から読み取るのが得意なのよ、私」

    圭一「くっ、標的変更!岡部さん、覚悟!」



    岡部「残念だったな少年。俺の勝ちだ」

    圭一「だーーーっ!何で!?結局俺がビリかよ!」

    岡部「経過はどうあれ、圭一がビリになるという世界に収束するということだ」

    岡部は急に真剣な表情となり、圭一の顔を正面から見据えた。

    圭一「お、岡部、さん・・・?」


    岡部「さあ、罰ゲームを、受けるのだ」

    140 :

    オカリンはひらめきが天才的だから活かしてほしい

    141 = 21 :

    いいゾ~これ!

    142 = 1 :

    圭一「い、いらっしゃいませ・・・エンジェルモートへ・・・ようこそ・・・」

    魅音「ぎゃーーっはっはっはっはっは!!!似合ってるよ圭ちゃーん!」

    紅莉栖「罰ゲームがコスプレって・・・でも似合ってる・・・」

    岡部「負けなくて良かった・・・!だが似合っているな・・・」

    圭一「うぅ・・・屈辱だ・・・!」

    岡部「そうだ紅莉栖、耳を貸せ」


    紅莉栖「け、圭一くん」

    圭一「はい・・・何ですか、牧瀬さん・・・」

    紅莉栖「その格好、とってもかわいいわよ、圭一くん。だから・・・お姉さんに、もっといっぱい見せて?」

    圭一「!・・・おおぅ!一時撤退する!」

    沙都子「どうしたんですの?慌てて出て行かれましたけど」

    岡部「対思春期少年用の硬化魔法だ」

    紅莉栖「岡部氏ねHENTAI。ハゲろ、とにかくハゲろ」///

    レナ「はぅ~、照れてる圭一くん、かぁいいよぉ~」

    144 = 21 :

    いいゾ~これ!

    146 = 1 :

    魅音「さて、お次は何にしよっかねーと」

    梨花「魅ぃ、これは何ですか?」

    魅音「ああ、チェスだよ。おじさんもほとんどルール知らないけどね」

    圭一「俺も知らないな。チェックメイト!ってやつだろ?」

    レナ「レナも知らなーい」

    岡部「俺、昔やってたぞ」

    紅莉栖「私も。ちょこっと嗜む程度だけど」

    沙都子「あら、じゃあお二人にルールを教えてもらいませんこと?」

    圭一「お、それもいいな。今後ゲームに追加できるかもしれないしな」

    岡部「フッ・・・紅莉栖よ、この俺と戦いたい?いいだろう。返り討ちにしてくれよう」

    紅莉栖「何も言っとらんわ。じゃあ、岡部と対戦しながら説明するわね」


    20分後

    紅莉栖「はい、チェックメイト」

    岡部「なッ!!」

    148 :

    ラムダデルタきたか

    149 = 1 :

    紅莉栖「こうやって、キングの逃げ場を抑えれば勝ちになるの」

    圭一「ほー、奥が深そうなゲームっすね」

    岡部「き、貴様!嗜む程度というのは嘘かっ!」

    紅莉栖「ただ闇雲に突っ込んでくるだけの相手なら、初心者の私でも勝てるわよ」

    岡部「そ、そうだ、全然勝てなくてやめたんだった、俺・・・」

    紅莉栖「悪手とまでは言わないけど疑問手ばっかよ、あんたの打ち方」

    岡部「曲がったことは嫌いでな、正面から突っ込むのが俺の流儀だ」

    紅莉栖「一回でもそれで勝ててから言いなさい」

    羽入「今のを踏まえて、もう一回最初から見てみたいのですー」

    紅莉栖「じゃ、おさらいね。岡部、もう一局やるわよ」


    25分後

    紅莉栖「チェックメイト」

    岡部「ぐっ!!もう一局!」


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