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    元スレ梨花「ここは雛見沢なのです」 岡部「聞いたことがないな」

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    みんなの評価 : ★★★
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    151 = 1 :

    さらに3分後

    紅莉栖「チェックメイト」

    岡部「えっ、うそ」

    紅莉栖「フールズメイトっていって、2手で勝負がついちゃう事もあるの」

    岡部「もういい、小一時間で3敗とかもういい」

    圭一「面白いですね。俺もやってみるかな」

    沙都子「岡部さんといい勝負になりそうですわね」

    岡部「おい、それはどういう意味だっ」
    圭一「おい、それはどういう意味だっ」

    魅音「お、だいぶいい時間になったね。今日はそろそろ解散ってことで」

    梨花「待ってください」

    今まで沈黙を続けていた梨花が、突然立ち上がった。


    梨花「ボクの話を、聞いて欲しいのです」

    152 = 21 :

    迫真場面いいゾ~これ!

    153 = 1 :

    圭一「梨花ちゃんが、殺される・・・?」

    魅音「えーと・・・それって、なんかのゲームの話かな?」

    岡部「事実だ」

    壁に寄りかかって目を閉じていた岡部が、不意に口を開いた。

    岡部「この家に集めたのは、俺と紅莉栖も含めた全員で話ができるから。そうだろ?」

    梨花「・・・はいなのです。岡部達は、ボクの協力者なのです」

    レナ「でも、一体誰が梨花ちゃんを?」

    沙都子「確かに、梨花が殺される理由が思いつきませんわ。・・・皆から愛されてますのに」

    梨花「直接私を殺めるのは鷹野。鷹野三四。それだけは分かっているのです」

    岡部「っ!」

    紅莉栖「あの鷹野さんが?なぜそうだって分かるの?」

    梨花「岡部と牧瀬には、その理由を以前話したのですよ?にぱー☆」


    ”私は綿流しの後、何者かに眠らされ殺される。そしてまた同じ姿で生を受ける。羽入の力でね”
    ”前回は犯人の姿を刻み付ける為、眠らされずにお腹を裂かれたわ。フフ、とっても痛かったわよ?”

    一昨日の梨花との会話を思い出し、紅莉栖はハッと大きく目を見開いた。

    154 :

    しえん

    155 = 1 :

    魅音「でも何で鷹野さんが?あの人、監督の所の看護婦さんじゃんか」

    梨花「あの診療所は仮の姿。真の姿は”入江機関”という研究所。鷹野も研究員の一人なのです」

    圭一「き、機関?またすごい話だな」

    梨花「ここ雛見沢には、雛見沢症候群という風土病が蔓延しているのです」

    沙都子「雛見沢症候群?初耳ですわね」

    梨花「この事を知っているのは入江達とボク、そして、岡部達だけなのです」

    岡部「実は、俺と紅莉栖でこの病気の研究を手伝っている」

    圭一「その病気はどういった症状が?」

    梨花「幻覚や疑心暗鬼、理性を失い、首が痒くなってしまうのです」

    レナ「! それって昔、レナがなったのも・・・?」

    梨花「典型的な症状の一つなのです」

    岡部「魅音、昨日の夜に話したことと、話が繋がっただろう?」

    魅音「ぷぇ?・・・あ、ああ、うん、わかってる」

    156 = 148 :

    なんかうみねこっぽい

    157 = 1 :

    岡部「また明日、今日と同じようにここに集まれるか?」

    魅音「ええ、学校が終わり次第ここに来ます」

    岡部「俺達も研究所で手がかりとなりそうなものを探してみる」

    梨花「岡部、絶対無理をしてはいけないのです」

    岡部「ああ、分かっている」

    紅莉栖「私も、できる限り解明に尽力するわ」

    梨花「・・・ありがとう。本当に頼もしいのです」

    圭一「よっしゃ!明日から忙しくなるぞー!」

    レナ「梨花ちゃん、レナ達だって目いっぱい協力するよ?お友達だもんね♪」

    梨花「・・・信じてもらえて、本当に良かったのです」

    沙都子「では皆様、明日以降に備えて今日はじっくりお休みですわよ!」

    一同「おー!」


    紅莉栖「よかったわね、梨花ちゃん」

    岡部「仲間に話すというのは、相当な勇気を必要とするものだ」

    158 :

    しぇーん

    159 = 1 :

    入浴中・・・圧倒的入浴中・・・ッ!


    梨花「・・・ねえ、羽入」

    羽入「なんですか?」

    梨花「あんた、胸でかいわね。ムカつく」

    羽入「あぅ!?ど、どどどどうしたのですかいきなり!」

    梨花「今度こそは、私もそれくらいになるまで成長できるかしらね」

    羽入「・・・今回は仲間がたくさんなのですよ。皆信用してくれたのです」

    梨花「・・・そう、よね。これが最後のチャンスだもの。うまくいくに決まってる・・・」

    羽入「あぅ、梨花が泣きそうなのです。仲間が多くて嬉しいのかそれとも胸が大きくなれる喜び

    ゴチーン!


    梨花「一言多いのよ、バカ先祖」

    羽入「み・・・眉間を殴るのは反則なのです・・・」

    沙都子「り、梨花、今のは何ですの?何かすごい音が・・・」

    160 = 1 :

    岡部「さて、寝るとしよう」

    紅莉栖「そうね、明日も忙しそう」ズズズ

    岡部「それ、もういいだろう。お前に手など出さん」

    紅莉栖「・・・わかったわよ。いいわよ、ここで」

    離されること、約1m。


    紅莉栖「おやすみ」

    岡部「うむ」


    岡部「・・・」

    紅莉栖「・・・」

    岡部「・・・」

    紅莉栖「・・・ねえ」

    岡部「来ると思った」

    161 = 21 :

    いいゾ~これ!

    162 = 1 :

    紅莉栖「じゃあいいわ」

    岡部「いいから話せ」

    紅莉栖「・・・梨花ちゃん、嬉しそうだったわね」

    岡部「胸のつっかえが取れた顔だった」

    紅莉栖「今までは誰にも話さず、自分だけで何とかしようとしてたんでしょうね」

    岡部「心を開けば、自ずといい結果が導き出されるものだ」

    紅莉栖「ちょっと何言ってるかわからないですね」

    岡部「ああ、俺も言っててよくわからなかった」

    紅莉栖「おやすみ」

    岡部「ああ」


    紅莉栖(心を開けば、か・・・)

    163 = 1 :

    急用でちょい離脱。
    2~30分で帰ってくる。

    164 = 31 :

    まってるぞ

    166 = 21 :

    おっ大丈夫か大丈夫か

    167 = 148 :

    ホッシュメーン

    169 = 130 :

    まだ200いってないのか
    余裕だな

    171 :

    ほしゆ

    176 :

    追い付いた
    ほっしゅ

    177 = 38 :

    178 = 1 :

    翌日。

    研究所に入るなり、紅莉栖は大急ぎで実験の準備を始める。

    険しい表情を浮かべてはいるが、その目には力がみなぎっている。


    その頃俺は、コピーとホッチキス止めに追われていた。

    岡部「だーー!40枚×30部の書類とは何だ!」

    ピーッ、ピーッ、ピーッ

    プリンターから赤いランプと警告音が鳴り響いた。

    岡部「なッ!?おい、どうした!機械が人間より先に根をあげるな!

    ピーッ、ピーッ、ピーッ

    いまだ止まらない警告音。

    岡部「どうしたらいい!ダル!助けてくれー!」


    「はい」

    一人の看護婦が、紙の束を差し出していた。

    三四「ただの用紙切れよ、それ」

    179 = 46 :

    前作の続きは書かないの?

    180 = 1 :

    紙を補充すると、プリンターはまた一定のリズムで印刷を再開した。

    岡部「ふう、一時はどうなることかと」

    三四「もしかして、機械オンチなの?」

    岡部「い、いえ、ちょっとパニック状態になっていまして」

    三四「うふふ、そんなに慌てなくても大丈夫よ」


    鷹野さん、そのミニスカートで足を組まないでくれ。目のやり場に困る!

    何これ気まずい。とりあえずこのでかいホッチキスで書類をまとめていこう。


    三四「紅莉栖ちゃん、よく働いてくれてるわね」

    岡部「ええ、あいつは俺と違って脳のエキスパートですからね」


    三四「紅莉栖ちゃんのこと、好きなんでしょ?」

    岡部「ふぉあ!?」


    ピーッ、ピーッ、ピーッ

    181 = 1 :

    岡部「あー、ホッチキスがズレてしまった・・・」

    三四「あらあらうふふ、図星?」

    岡部「な、何を言うんですか突然!」

    三四「だって、紅莉栖ちゃんのことばかり見てるもの」

    岡部「へ?俺がですか?」

    三四「ええ、気付いてないの?」


    そういえばさっきから紅莉栖の状況説明ばかりしていた。

    ああ、見てたな。俺ずっと紅莉栖見てた。


    岡部「見てますね」

    三四「鈍感なのね」

    岡部「否定できません」


    182 = 1 :

    三四「で?どうなのよ?好きなの?」

    岡部「・・・好きです」

    三四「でしょうね。応援してるわよ」

    岡部「で、ですが、あいつも中々心を開いてくれないんです」

    三四「そんなの簡単よ、『黙って俺について来い』って言って強引に手を引っ張っていけばいいの」

    岡部「そんなことをしたら背中を蹴り飛ばされます」

    三四「そうね、じゃああの子が困ってる時、手助けしてあげればいいのよ」

    岡部「あいつが困ってる時をほとんど見たことが無いです」

    三四「んー、前途多難ね。でも道は険しくてもかならずゴールはあるわ。頑張ってね。それじゃ」


    案外気さくで優しい人なのだな。それに、人の恋バナ(笑)に目を輝かせていた。

    こんな人が、梨花を・・・?


    去り際、三四の手にしていたファイルから1枚のプリントがハラリと落ちた。

    183 = 1 :

    数分後、若干慌てた様子で三四が岡部のもとへやってきた。

    三四「岡部くん、この辺でプリント落としたかもしれないんだけど、見なかった?」

    岡部「プリント?いいえ、見てないですが。あ、それじゃないですか?」

    通路の端に落ちているプリントを指差すと、俺に見えないようにしゃがみこんで中身を確認した。

    三四「ああ、これよ。よかった。大事なものだったの」

    岡部「すいません、落としたときに俺が気付いていれば」

    三四「ううん、いいのよ。邪魔したわね」

    三四はプリントをファイルにしまうと、苦笑いを浮かべながらそそくさとその場を立ち去った。



    岡部(印刷スキルの上昇が、こんな形で役に立つとはな)

    185 = 1 :

    紅莉栖「岡部、休憩よ。お昼行きましょ」

    岡部「もうそんな時間か。その前に入江先生の所へ行ってくる。お前も来い」

    紅莉栖「何でよ?」

    岡部「例の件で、重大な話がある」

    紅莉栖「・・・わかった。行く」



    岡部「失礼します」

    入江「おや、二人揃ってどうなさいました?」

    岡部「先にお尋ねします。この部屋に監視カメラは?」

    入江「・・・音声は記録されません。話す分には大丈夫です」

    岡部「先ほど、鷹野さんが落としたプリントをコピーしたものが手元にあります」

    187 = 1 :

    「入江先生の部屋に訪問者です。記録開始します」

    「訪問者は・・・岡部と牧瀬の二人です」

    小此木「なんだ、助っ人とかいう二人組か」

    「なにやら談笑しているようですが」

    小此木「どうせ他愛も無い話だろう。記録しなくてもいい」

    三四(・・・本当に見てはいないようね。命拾いしたわよ、岡部くん)


    入江「表情が読み取れるほど精細に記録されるので、今はそれを受け取らないほうがよろしいでしょう」

    岡部「では、どこでお渡ししましょうか」

    入江「そうですね、私の行きつけのお店があるんです。ウェイトレスの制服がとても素敵でして」

    紅莉栖「もしかして・・・エンジェル・モートですか?」

    入江「おや、ご存知ですか?いかにも」

    紅莉栖「3日連続になるのね・・・」

    岡部「俺らにとっても十分行きつけの店だな」

    188 = 1 :

    「「「いらっしゃいませー!エンジェル・モートへようこそー!」」」


    入江「はぁーい!みんなのイリーがやってきましたよー!」


    紅莉栖「はぁ・・・」

    詩音「あら、今日は3人なんですね」

    岡部「ちょっとした話し合いがあるんだ。奥の席をお願いできるか」

    詩音「はいはーい、ごあんなーい♪」


    入江「で、鷹野さんの持っていたプリントというのは?」

    食後のコーヒーが運ばれて来る頃には、”みんなのイリー”は”入江京介二等陸佐”の顔に戻る。

    岡部「こちらです」

    入江「・・・滅菌、作戦ですって・・・!」

    岡部「俺もまだ流し読み程度ですが、穏やかでない文章が並んでいるのは分かります」

    190 = 1 :

    紅莉栖「滅菌作戦・・・名前だけを見ればいいことだけど」

    岡部「その作戦が、”宿主ごと全ての寄生虫を葬り去る”事だとしたら、どうする?」

    紅莉栖「・・・なるほどね」

    入江「まだ、こんなものを持っているなんて・・・」

    岡部「この作戦の最終的な決定権を持つのは誰になりますか」

    入江「最高責任者である私となります。ですが、断じて決行する気はありません」

    岡部「わかっています。ですが、入江先生が”何らかの原因で”決定権を失った場合は」

    入江「・・・鷹野さんに、決定権が移ります」

    紅莉栖「つまり、もしもこの作戦が決行された時は」

    入江「きっと私は”何らかの原因で”もうこの世からいなくなっているのでしょうね」

    岡部「入江先生。十分に気をつけてください」

    入江「はい、あなた方も」

    191 = 1 :

    紅莉栖「入江先生の話では、女王感染者が死亡すると村人は全員L5を発症する、と」

    入江「ええ、あくまでも仮説の一つですが」

    紅莉栖「つまり、鷹野さんが梨花ちゃんを殺し、村人が発症する前に作戦を発動し、事態の沈静化を目論む」

    岡部「何故そのようなマッチポンプを?」

    紅莉栖「雛見沢症候群を最初に発見した人物はどなたですか?」

    入江「鷹野さんの祖父にあたる、高野一二三という方です」

    紅莉栖「鷹野さんはお爺ちゃんっ子で、その遺志を継いで研究を続けていることは本人から確認済み」

    岡部「む・・・つまり?」

    紅莉栖「簡潔に言うわ。”雛見沢症候群は実在する”これが証明されて一番浮かばれるのは誰?」

    岡部「そりゃ鷹野さんの祖父ではないか?志半ばで亡くな・・・っ・・・!」

    入江「す、すごい・・・全てが繋がった・・・!」

    紅莉栖「祖父の研究は間違いではなかった。全てが正しかった。胸を張って論文を公開できるのよ」

    192 = 1 :

    「「「ありがとうございましたー!」」」


    入江「私は一度古手さんの家に行きます。園崎家までお送りいたしましょうか?」

    岡部「いいえ、ちょっと考えたいことがあるので歩いて帰ります」

    入江「わかりました。このプリントはお返しいたします。私が持っていてはいけません」

    岡部「了解です。では」


    岡部「・・・」

    紅莉栖「相当ショックだったみたいね」

    岡部「お前が一緒にいてくれて、本当に良かった」

    紅莉栖「なっ、何よ、急に」

    岡部「お前がいなければ、ここまで全容を掴めなかった」

    紅莉栖「珍しく普通に褒めたわね。雪でも降るかしら」


    岡部「・・・お前はそろそろ身を引いたほうがいい」

    193 = 1 :

    岡部「これ以上踏み込むのは危険だ。あとは俺と圭一達で梨花を守る」

    紅莉栖「何よ、心配してくれてるの?」

    岡部「当たり前だ!」


    突然の大声に、道行く人も何事かと奇異の目を二人へと向けた。

    紅莉栖「ちょ、突然大声出さないでよ、ビックリするわね」

    岡部「もうこれ以上・・・!」

    紅莉栖の両肩が、両手で強く捕まれた。

    岡部「もうこれ以上、お前を危険な目に会わせたくない・・・」

    紅莉栖「い、痛ッ、痛いって・・・どうしたのよ・・・?」

    岡部「っ・・・すまない。取り乱して」

    紅莉栖「・・・残念だけど、あんたの意見は取り入れられない」

    震えた声と、今にも泣きそうな顔。これも、あの時の岡部の顔と一緒だった。


    紅莉栖「中途半端で終わらせるの嫌いなのよ。でも無理はしないから、心配しないで」

    だから、わざと明るくつとめて、こう言うしかなかった。

    194 = 1 :

    魅音「あ、お帰りなさい。もう皆集まっています」


    岡部「皆、このプリントに目を通して欲しい」

    圭一「滅菌作戦、ですか」

    岡部「鷹野さん、いや、鷹野が隠し持っていたもののコピーだ」

    レナ「この”女王感染者の死亡”っていうのが、梨花ちゃんのこと?」

    岡部「ああ、梨花の死亡が村人全員のL5発症のトリガーとなっている」

    紅莉栖「あくまでも仮説、だけど」

    沙都子「で、では滅菌作戦というのは・・・」

    岡部「単刀直入に言う。『梨花を殺し、村人がL5を発症する前に村人全員を抹殺する』ということだ」

    梨花「っ・・・!」

    圭一「ひ、ひでぇ・・・こんなの人間のやることじゃ・・・」

    岡部「数千人を一度に殺すということは、細菌、服毒、毒ガスあたりであろうな」

    紅莉栖「ええ、手間を考えると、それが一番効率的でしょうね」

    195 = 1 :

    沙都子「梨花が死んでから何時間でL5を発症いたしますの?」

    岡部「プリントには24時間以内とある」

    沙都子「では、24時間経過していても誰もL5を発症していなければ仮説は間違いですわよね?」

    岡部「ああ。そうなるな」

    沙都子の口が、ニヤリと歪んだ。

    沙都子「では、既に梨花が死んでいれば、私達は発症してなくてはおかしいですわよね?」

    岡部「う、うむ、そうだが」

    圭一「あっ・・・なるほどな!珍しく賢いぞ沙都子!」

    沙都子「”珍しく”は余計ですわ。 さて、梨花」

    梨花「みぃ?」

    沙都子「悪いですけども、一足先に梨花には死んでもらいますわよ」

    圭一「ああ、骨は拾ってやるぜ?梨花ちゃぁ~ん?」

    梨花「み?み?み!?」

    圭一「みおーん!今すぐ大石さんに電話だァー!」

    196 = 1 :

    岡部「ぎ、偽装・・・だと・・・?」

    沙都子「ええ、梨花がもう既に死んいることにしてしまえばいいのですわ」

    圭一「ですが、俺達はいつもどおりピンピンしてる、と」

    沙都子「そうすれば、仮説は間違っていた!?と鷹野さん達は大パニック必至ですわよ」

    紅莉栖「そ、その発想はなかったわ・・・!」


    大石「ふぅーむ・・・」

    岡部に渡されたプリントを隅々まで読んでいた大石が、顔を上げた。

    大石「もしそんなことがバレたら、私は何の罪に問われるんでしょうかねぇ?」

    梨花「大石・・・」

    眉間に皺を寄せた渋い表情が、ニッと明るくなる。

    大石「もし退職金が吹っ飛んだら、村人からのカンパ集めを手伝ってくださいよ?」

    魅音「お、大石さん・・・じゃあ・・・!」

    大石「困ったことに、鑑識に古い友人がいるんですわ。話を持ちかけてみましょうかね」

    197 = 1 :

    大石「返事は明日まで待ってもらえませんか。私一人じゃ決定できないんでね」

    圭一「あ、ありがとうございます!お願いします!」

    大石「そいつは酒が大好きでねぇ、ちょいと飲ませたらすーぐ心が大きくなるんですよ」

    レナ「だったら大石さんの奢りでジャンジャン飲ませちゃえばいいよー!」

    大石「おおっと、じゃあその分もカンパ集めも手伝ってもらわないと」

    やんや、やんやー!



    紅莉栖「大石さん、いいんですか?そんな安請け合いをしてしまって」

    大石「雛見沢だって興宮署の管轄です。住民の安全を守るのが警察の仕事なんですよ」

    岡部「ご協力、感謝します」

    大石「退職金はたいて、でっかい打ち上げ花火を買ったと思えばいいんです。んっふっふ」

    198 = 1 :

    岡部「大石さん、さっそく署に帰っていったな」

    魅音「融通の利く人だったんだね。あの人、いつもはうちを目の敵にしてたからさ」

    梨花「大石はもう、魅ぃたちを悪く思ったりはしてないのですよ。にぱー☆」

    岡部「ん?そういえば入江先生は梨花の家に行くといっていたが、留守なのでは?」

    梨花「赤坂が中にいるのです。ボク達が中にいるフリをしてくれているのですよ」

    魅音「梨花ちゃんはキーパーソンだからね。今日から3人ともうちに泊まることになってるんです」

    羽入「お世話になりますです」

    沙都子「お泊り会みたいで楽しそうですわね」

    紅莉栖「部屋、空いてないんじゃなかったの?」

    魅音「うぇ?あ、ああ、昨日たまたま一部屋空いたんです。牧瀬さんも移ります?」

    紅莉栖「・・・ううん、このままでいい」

    岡部「っ」

    199 = 1 :

    圭一「そうだ、腹減らないか?」

    魅音「んー、言われてみれば。もういい時間だもんね」

    沙都子「それでは壮行会も兼ねて、どこか外食しませんこと?」

    レナ「あ、さんせーい!」

    圭一「じゃあ、場所は決まりだな!」


    紅莉栖「・・・ねぇ」

    岡部「ああ、この流れは・・・」



    「「「いらっしゃいませー!エンジェル・モートへようこそー!」」」


    岡部「・・・」

    紅莉栖「・・・」


    詩音「・・・えーっと、そんなに気に入ってもらえました?」

    200 :

    追い付いたほ


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