元スレ花子「きらいじゃないし」楓「でいばいでい、なの」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
花子「櫻子ー」
櫻子「んぁ?」グダー
花子「今ちょっといい?」
櫻子「いーけど。どした?」
花子「相談があるし」
櫻子「相談?」
花子「」コクリ
櫻子「花子が?」
花子「」コクリ
櫻子「私に?」
花子「」コクリ
櫻子「どれどれ……」ペタリ
花子「熱とかないし」
2 :
ついにきたか…!
3 = 1 :
櫻子「えっ……熱もないのに私に相談にきたの?」ギョッ
花子「……自分で言ってて悲しくなんない?」
櫻子「チョットネ」テヘペロ
花子「じゃあ言わなきゃいいのに……」
櫻子「まーまーそれは置いといて。で、本当に私でいいの?」
花子「どういう意味?」
櫻子「いやほら、普通はまずねーちゃんのとこ行かない? あ、実はもう行ってきた?」
花子「行ってない。櫻子が最初だし」
櫻子「ほほう? 花子がねーちゃんより私を頼るってことは……」フム
花子「……」
櫻子「ひょっとして恋愛相談!? なーんちゃっ」
花子「……」コクリ
櫻子「マジかよ……」ゴクリ
4 = 1 :
花子「……」カァァ...
櫻子「え、ちょ、なに? ほんとに、マジで好きな人いるの花子?」
花子「………………」コクッ
櫻子「わーマジかー! 誰誰!?」
花子「ぐっ……い、言いたくないし!」プイッ
櫻子「言わなきゃ相談にならないじゃん」
花子「じゃ、じゃあ相談やめるっ! 櫻子に相談しようとした私がバカだったし!」
櫻子「えー!? いいじゃん教えてよー! ね、おねがいっ!」
花子「ぜっっっっったいに、や!」ツーンッ
櫻子「おのれー頑固な……あ、だったらヒントちょーだいヒント! 私が当てるから!」
花子「いつの間にかクイズみたいになってるし……」
6 = 1 :
櫻子「じゃーまずヒントその1から!」
花子「その1!?」
櫻子「その1」ウン
花子「な、何個もヒント出してたらいくら櫻子でもわかっちゃうし!」
櫻子「えー。でも、いきなり名前言うよりは恥ずかしくなくない?」
花子「うっ……そ、それは……たしかにそうかも……」グヌッ
櫻子「でしょー」
花子「……櫻子のくせに生意気だし……」グヌヌ
櫻子「どういう意味だ」
7 :
キャンプ地キャンプ地!!!!!!
8 :
ほうほう
9 = 1 :
花子「じゃ、じゃあ……ヒントその1」
櫻子「」ワクワク
花子「……『年下』……」
櫻子「ヒューッ!」ドンドンパフパフ
花子「は、はしゃいでんじゃねーし!」
櫻子「そっかー、花子は年下趣味だったのかー」ホムホム
花子「しゅ、趣味とかじゃ……たまたま、その、アレ、が……花子より年下だっただけだし」
櫻子「アレって?」
花子「……言いたくないし」
櫻子「ああ、好きになった人が?」
花子「言ってんじゃねーし!」カァッ
10 = 1 :
櫻子「次はヒントその2ね! おねがいしまーす!」
花子「……」ムスッ
櫻子「おねがいしまーす!」
花子「…………『かわいい』」
櫻子「え?」
花子「『かわいい』」
櫻子「……なにそれヒント?」
花子「ヒントだし」
櫻子「……」
花子「……」
櫻子「……だ、ダメだよ花子……私たち、姉妹なんだよ……?」イヤン
花子「寝言は寝てから言ってほしいし」
11 = 7 :
かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
12 = 1 :
櫻子「続いてヒントその3!」
花子「えー、まだやるの……?」
櫻子「やるの。ていうか今までのヒントじゃ全然わかんないし!」
花子「それは櫻子がバカなだけだし」
櫻子「なんだと」ガタッ
花子「座れし」
櫻子「はい」ストン
花子「……」
櫻子「……」
花子「……ヒント、その3は……」
櫻子「うんうん」ソワソワ
花子「――」
花子「お、『お隣さん』……だし」
13 :
寝てたのに目が覚めるレベル
謎の導きで来てみればなんと素晴らしいはなかえ
14 :
来てたとは
なんてこったい
京鶴投下しちまったじゃねーか
15 :
花子かわいいけどやっぱり撫子さんや
16 = 1 :
櫻子「え」
花子「~っ!」カァァッ
櫻子「それって……」
花子「……」フイッ
櫻子「家が、隣……って、こと?」
花子「……」コクン
櫻子「!!」
花子「……」モジモジ
櫻子「――!」
花子「……?」チラッ
櫻子「だ……だめっ!」
花子「えっ!?」
17 :
この日を待っていた
支援
18 = 1 :
櫻子「だめだめだめ、それはだめ!」
花子「ちょ、なんで!?」
櫻子「なんでもなにもない! だめったらだめなの!」ガー
花子「いや、そんなの絶対おかしいし! どうして櫻子が決めるの?」
櫻子「ど、どうしてって……だって……」
花子「……」
櫻子「……だって、花子が……花子、も、そうだ……なんて、知らなかったし……」ゴニョゴニョ
花子「え……?」
櫻子「だいたい、それなら私が先ってゆーか……私の方がもっと、ってゆーか……」モニョモニョ
花子「!?」
櫻子「と、とにかくだめ! 諦めた方が花子の為だって!」
花子「もしかして……さ、櫻子も……!?」
櫻子「向日葵なんて!」
花子「えっ」
19 = 1 :
櫻子「だ、だいたい向日葵なんかのどこが良いわけ!?」
櫻子「向日葵なんて、向日葵なんて……えーっと、ほら、なんだ……」
櫻子「そう、おっぱい! おっぱいおっきいだけじゃん! おっぱい大納言じゃん!」
櫻子「あ、いやまあ、それだけじゃあない、けどさ……」
櫻子「でもでも! だけじゃなくたって他もせいぜい……ううんと……」
櫻子「……料理が上手だったり」
櫻子「いっつもお菓子作ってくれたり……」
櫻子「あと、優しかったり……あ、それとかわいい」
櫻子「……」
櫻子「そんぐらいだよ!?」
花子「櫻子はぜいたく言いすぎだと思うし」
20 :
俺の花子ちゃんのSSキター
21 = 1 :
櫻子「あとあとえっと……!」
花子「もういいし!」
櫻子「えっ?」
花子「ていうかひま姉ちゃんのことじゃないし!」
櫻子「ええっ!?」
花子「櫻子、ヒントその1ってなんだったか覚えてないの……?」
櫻子「え、うん」
花子「覚えてないの!?」
櫻子「へへっ」テレッ
花子「はにかむなし!」
櫻子「花子は難しい言葉知ってるなー」
花子「今そういう話してないし! ああもうっ……『年下』! ヒントその1は『年下』だったでしょ!?」
櫻子「……あっ!?」
花子「こいつ、本気で忘れてたし……」
22 = 1 :
櫻子「そっか、じゃあ向日葵は違うのか……そっかぁ」ニヘ
花子「……」
櫻子「え、ちょっと待って。じゃあ花子の好きな人って……」
花子「!」ギクッ
櫻子「……誰……?」
花子「」ズコー
櫻子「えー、ぜんぜんわかんない。向日葵じゃないなら完全ノーヒントじゃん……」
花子「……」
櫻子「もっかいおさらいしよ。えっと、『年下』で『かわいい』、そんで『お隣さん』……」
花子「……」
櫻子「!」ピーン
花子「!」ドキッ
櫻子「だ……だめだよ花子! それはだめ!」
花子「え、また!? なんで!?」
櫻子「だって、だって……!」ワナワナ
23 = 13 :
花子ちゃん可愛すぎやばい
24 = 1 :
櫻子「ケダモノ相手なんて絶対ダメだよ!!!」
花子「か、楓はケダモノなんかじゃないし!!!」
「「………………」」
櫻子「えっ」
花子「あっ」
25 = 1 :
櫻子「……」
花子「……」
櫻子「……楓?」
花子「ぅ……」
櫻子「……」
花子「……」
櫻子「向日葵んちとは逆隣に住んでる木村さんとこのエリザベスちゃん(5歳・犬)じゃなく?」
花子「どうしてそうなったし」
27 = 1 :
櫻子「え、じゃあ本当に楓が?」
花子「……っ」
櫻子「花子ー?」
花子「っ……だ、だったら!」
櫻子「へ?」
花子「だったらなに!? 悪い!? 楓のことが好きだったら悪いんですかぁ!?」
櫻子「いきなりキレた!?」
花子「だって楓かわいいんだもん! かわいいのが悪いんだもん! 花子は悪くないし! 悪くないもん!」
櫻子「ちょ、どうどうどう……」
花子「あああ楓かわいい! 超かわいい!! ぎゅーってしてなでなでしたいし!!!」
櫻子「花子さん!? 花子さーん!?」
花子「ふしゃー!!」
櫻子「威嚇!?」
28 = 1 :
……
花子「」ゼェゼェ
櫻子「落ち着いた?」ハァハァ
花子「……ぅん」ゼェゼェ
櫻子「そりゃーよかった……」ハァハァ
花子「~~~っ」カァァッ
櫻子「ほれ、牛乳」
花子「ぁ……ありがと」
櫻子「……」フーム
櫻子「ねー花子」
花子「?」クピクピ
櫻子「楓に告白しないの?」
花子「プフォー!?」ブバァッ
櫻子「ばっちい!!!」
29 :
ふしゃー!!(フシギダネ)
30 = 14 :
ふう…
おやすみ
31 :
花子かわいい
32 = 1 :
花子「ぅ゛、ご、ごぐばぐ!?」
櫻子「え、なんて?」
花子「~っ……げほごほけほけほっ……告白!?」
櫻子「告白」ウン
花子「し、しないし! 出来るわけないしっ!!」ワタワタ
櫻子「さっきみたいに言えばいいじゃん?」
花子「それが言えたら苦労はしないし!!!」
櫻子「もっと素直になれよ!」キリッ
花子「櫻子だけには言われたくないし!!!!!!!!!!」
33 = 1 :
ガチャッ
撫子「花子ー、お風呂あがったから入っちゃって。どうせ櫻子はまだ……ん?」
花子「完全にキマった裸締めは絶対に逃げられないし……ッ!」ギチギチギチ
櫻子「ギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブ」テシテシ
撫子「……」
撫子「なにこれ」
34 :
小学生に負ける櫻子wwww
35 :
牛乳が生乳に見えた…
疲れてるんだな、もう寝よう
36 = 1 :
……
撫子「ふぅん、花子が楓をね……」
櫻子「そーなんだよー」
花子「ぅぅぅ……家族に恋バナとか、恥ずかしすぎだし……」カァァ...
撫子「で、告白しないの?」
花子「姉ちゃんまで!? し、しないしっ、絶対しないもん!」
櫻子「この意地っ張りめ!」
花子「だから櫻子にだけは言われたくないし!」ムキー
撫子「……」フム
撫子「花子、花子」チョイチョイ
花子「? なに姉ちゃん」ススス
37 = 1 :
撫子「花子さあ、楓が好きっていうのは認めるんだよね?」ヒソヒソ
花子「うっ!?」ドキッ
撫子「どうなの?」
花子「……ぅん……」コクン
撫子「うん。じゃあ今度はあんたの姉を見てみて」
花子「あね」ジッ
櫻子「いや私じゃなくて。もうひとりいるでしょ、姉」
花子「?」キョトン
櫻子「え……存在すら?」
花子「……あ、櫻子か。櫻子櫻子。櫻子を、見る……」ジー
撫子「……」ジー
櫻子「?」
撫子「バカでしょ?」コソッ
花子「バカだし」コソッ
櫻子「???」
38 = 1 :
撫子「で、そのバカがひま子と何年ケンカしてるか……花子も知ってるよね」
花子「!」ハッ
撫子「それもこれも、お互いに変な意地を張り合ってるせい」
撫子「本当は両想いのくせに気づかないフリして」
撫子「気がつけば後戻り出来ない状況に」
花子「……」
撫子「イメージしろ」キリッ
花子「!?」
撫子「今から数年後、あのふたりみたいになった自分と楓の姿を」キリリッ
花子「!!?」
花子「……」ゴクリ
40 = 1 :
~妄想中☆~
花子「楓! 年下のくせにいつもいつも生意気だし!」
楓「ごめんなさいなの花子ちゃん。楓おっぱいおっきいから、おっぱいちっさい人の気持ちがわからないの」ボヨヨン
花子「むがーっ! おっぱい禁止だし!」ワシィ
楓「ちょ、貧乳が感染るから触らないで欲しいの!」
花子「感染らねーし! もーいい、楓なんて嫌いだし!」
楓「それはこっちのセリフなの。花子ちゃんなんて大嫌いっ!」
「「ぐぬぬぬぬぬぬぬ……」」
「「ふんっっっ!」」プイッ
~ 終 了 ~
42 = 13 :
可愛すぎ支援
43 = 1 :
花子「姉ちゃん! 櫻子! 花子、楓に自分の気持ちをぶつけてみるし!」キリッッッ
「「おおー」」パチパチ
櫻子「(やっぱり私に似て賢い妹だ!)」
撫子「(櫻子に似ず賢い妹で良かった)」
花子「」フンス
45 = 1 :
~翌日~
撫子「ではこれより、作戦会議をはじめます」
櫻子「わーわー」パチパチ
花子「……ゎーゎー」チパチパ
撫子「司会は私、大室撫子が務めます。では、意見があれば挙手をしてください」
櫻子「はい!」シュタッ
撫子「……」
櫻子「はいはい、はーいっ!」ググッ
撫子「……」
櫻子「……」グググッ...
撫子「誰か意見はありませんか?」
櫻子「はいっつってんだろ!!!」ウガー
46 = 1 :
撫子「……じゃあ、櫻子」
櫻子「やったあ!」
撫子「ふざけたこと言ったら次からは当てないからね」
櫻子「言う前からやりづらくしないでよ!?」
撫子「いいから早く」
櫻子「くぅ……作戦その1! 好きな人の心を掴むには料理が一番!」バーン
花子「料理?」
櫻子「そ。誰でも美味しい料理を食べたら一発で好きになっちゃうって! 私が保証する!」
撫子「ああ、自分のことか……」ボソッ
花子「でも櫻子にしてはまともっぽいし!」
撫子「……確かに……」
櫻子「フフン、そうだろう! だから花子!」
花子「なに?」
櫻子「お前の料理修行のために今日の料理当番を変わってやろう!」エッヘン
撫子「前言撤回」スッ
47 = 7 :
確かに楓でてこないな……
48 = 1 :
櫻子「なぐられた……」サスサス
花子「もうちょっとマジメに考えてほしいし」プンプン
撫子「料理は今後ゆっくり練習するとして。他に何かない?」
櫻子「じゃーあれだよ、ラブレターでも書いちゃえよ」ヘッ
花子「言ってるそばから投げやりだし!?」
撫子「……ラブレターか」フム
花子「姉ちゃん?」
撫子「意外とアリかもね。楓はまだ小さいし、ハッキリ分かりやすく伝えた方がいいよ」
花子「ま、まじ?」アセッ
撫子「まじ。どっかの誰かさんみたいにいつまでも進展がないよりは……ね」チラ
花子「……」チラ
櫻子「誰かさん、って……誰? ねーちゃんの友達?」ハテー
撫子「……」ハァ
花子「……」ハァ
櫻子「え? え?」キョロキョロ
50 = 1 :
撫子「というわけだから花子、頑張ってラブレター書いてみようか」
花子「え、えぇ……?」モジモジ
撫子「照れない照れない。あんたの為だし、楓の為でもあるんだから」
花子「ぅー……うん」
撫子「ん。じゃあ今日はここまでね。続きは花子がラブレター書き次第ってことで」
花子「わ、わかった」グッ
櫻子「え、パパッと書いて今すぐ持っていこうよ?」
撫子「……」
花子「……」
櫻子「なんなら私が持ってってやろうか!」フンス
撫子「……じゃ、解散」スタスタ
花子「……」スタスタ
櫻子「あれっ!? ふたりとも私の話きいてた!? ちょっとー!」オイッオイッッ
みんなの評価 : ★
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