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    元スレ花子「きらいじゃないし」楓「でいばいでい、なの」

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    1 :

    花子「櫻子ー」

    櫻子「んぁ?」グダー

    花子「今ちょっといい?」

    櫻子「いーけど。どした?」

    花子「相談があるし」

    櫻子「相談?」

    花子「」コクリ

    櫻子「花子が?」

    花子「」コクリ

    櫻子「私に?」

    花子「」コクリ

    櫻子「どれどれ……」ペタリ

    花子「熱とかないし」

    2 :

    ついにきたか…!

    3 = 1 :

    櫻子「えっ……熱もないのに私に相談にきたの?」ギョッ

    花子「……自分で言ってて悲しくなんない?」

    櫻子「チョットネ」テヘペロ

    花子「じゃあ言わなきゃいいのに……」

    櫻子「まーまーそれは置いといて。で、本当に私でいいの?」

    花子「どういう意味?」

    櫻子「いやほら、普通はまずねーちゃんのとこ行かない? あ、実はもう行ってきた?」

    花子「行ってない。櫻子が最初だし」

    櫻子「ほほう? 花子がねーちゃんより私を頼るってことは……」フム

    花子「……」

    櫻子「ひょっとして恋愛相談!? なーんちゃっ」

    花子「……」コクリ

    櫻子「マジかよ……」ゴクリ

    4 = 1 :

    花子「……」カァァ...

    櫻子「え、ちょ、なに? ほんとに、マジで好きな人いるの花子?」

    花子「………………」コクッ

    櫻子「わーマジかー! 誰誰!?」

    花子「ぐっ……い、言いたくないし!」プイッ

    櫻子「言わなきゃ相談にならないじゃん」

    花子「じゃ、じゃあ相談やめるっ! 櫻子に相談しようとした私がバカだったし!」

    櫻子「えー!? いいじゃん教えてよー! ね、おねがいっ!」

    花子「ぜっっっっったいに、や!」ツーンッ

    櫻子「おのれー頑固な……あ、だったらヒントちょーだいヒント! 私が当てるから!」

    花子「いつの間にかクイズみたいになってるし……」

    6 = 1 :

    櫻子「じゃーまずヒントその1から!」

    花子「その1!?」

    櫻子「その1」ウン

    花子「な、何個もヒント出してたらいくら櫻子でもわかっちゃうし!」

    櫻子「えー。でも、いきなり名前言うよりは恥ずかしくなくない?」

    花子「うっ……そ、それは……たしかにそうかも……」グヌッ

    櫻子「でしょー」

    花子「……櫻子のくせに生意気だし……」グヌヌ

    櫻子「どういう意味だ」

    7 :

    キャンプ地キャンプ地!!!!!!

    8 :

    ほうほう

    9 = 1 :

    花子「じゃ、じゃあ……ヒントその1」

    櫻子「」ワクワク

    花子「……『年下』……」

    櫻子「ヒューッ!」ドンドンパフパフ

    花子「は、はしゃいでんじゃねーし!」

    櫻子「そっかー、花子は年下趣味だったのかー」ホムホム

    花子「しゅ、趣味とかじゃ……たまたま、その、アレ、が……花子より年下だっただけだし」

    櫻子「アレって?」

    花子「……言いたくないし」

    櫻子「ああ、好きになった人が?」

    花子「言ってんじゃねーし!」カァッ

    10 = 1 :

    櫻子「次はヒントその2ね! おねがいしまーす!」

    花子「……」ムスッ

    櫻子「おねがいしまーす!」

    花子「…………『かわいい』」

    櫻子「え?」

    花子「『かわいい』」

    櫻子「……なにそれヒント?」

    花子「ヒントだし」

    櫻子「……」

    花子「……」

    櫻子「……だ、ダメだよ花子……私たち、姉妹なんだよ……?」イヤン

    花子「寝言は寝てから言ってほしいし」

    11 = 7 :

    かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい

    12 = 1 :

    櫻子「続いてヒントその3!」

    花子「えー、まだやるの……?」

    櫻子「やるの。ていうか今までのヒントじゃ全然わかんないし!」

    花子「それは櫻子がバカなだけだし」

    櫻子「なんだと」ガタッ

    花子「座れし」

    櫻子「はい」ストン

    花子「……」

    櫻子「……」

    花子「……ヒント、その3は……」

    櫻子「うんうん」ソワソワ

    花子「――」



    花子「お、『お隣さん』……だし」

    13 :

    寝てたのに目が覚めるレベル
    謎の導きで来てみればなんと素晴らしいはなかえ

    14 :

    来てたとは
    なんてこったい
    京鶴投下しちまったじゃねーか

    15 :

    花子かわいいけどやっぱり撫子さんや

    16 = 1 :

    櫻子「え」

    花子「~っ!」カァァッ

    櫻子「それって……」

    花子「……」フイッ

    櫻子「家が、隣……って、こと?」

    花子「……」コクン

    櫻子「!!」

    花子「……」モジモジ

    櫻子「――!」

    花子「……?」チラッ

    櫻子「だ……だめっ!」

    花子「えっ!?」

    17 :

    この日を待っていた
    支援

    18 = 1 :

    櫻子「だめだめだめ、それはだめ!」

    花子「ちょ、なんで!?」

    櫻子「なんでもなにもない! だめったらだめなの!」ガー

    花子「いや、そんなの絶対おかしいし! どうして櫻子が決めるの?」

    櫻子「ど、どうしてって……だって……」

    花子「……」

    櫻子「……だって、花子が……花子、も、そうだ……なんて、知らなかったし……」ゴニョゴニョ

    花子「え……?」

    櫻子「だいたい、それなら私が先ってゆーか……私の方がもっと、ってゆーか……」モニョモニョ

    花子「!?」

    櫻子「と、とにかくだめ! 諦めた方が花子の為だって!」

    花子「もしかして……さ、櫻子も……!?」

    櫻子「向日葵なんて!」

    花子「えっ」

    19 = 1 :

    櫻子「だ、だいたい向日葵なんかのどこが良いわけ!?」

    櫻子「向日葵なんて、向日葵なんて……えーっと、ほら、なんだ……」

    櫻子「そう、おっぱい! おっぱいおっきいだけじゃん! おっぱい大納言じゃん!」

    櫻子「あ、いやまあ、それだけじゃあない、けどさ……」

    櫻子「でもでも! だけじゃなくたって他もせいぜい……ううんと……」

    櫻子「……料理が上手だったり」

    櫻子「いっつもお菓子作ってくれたり……」

    櫻子「あと、優しかったり……あ、それとかわいい」

    櫻子「……」

    櫻子「そんぐらいだよ!?」

    花子「櫻子はぜいたく言いすぎだと思うし」

    20 :

    俺の花子ちゃんのSSキター

    21 = 1 :

    櫻子「あとあとえっと……!」

    花子「もういいし!」

    櫻子「えっ?」

    花子「ていうかひま姉ちゃんのことじゃないし!」

    櫻子「ええっ!?」

    花子「櫻子、ヒントその1ってなんだったか覚えてないの……?」

    櫻子「え、うん」

    花子「覚えてないの!?」

    櫻子「へへっ」テレッ

    花子「はにかむなし!」

    櫻子「花子は難しい言葉知ってるなー」

    花子「今そういう話してないし! ああもうっ……『年下』! ヒントその1は『年下』だったでしょ!?」

    櫻子「……あっ!?」

    花子「こいつ、本気で忘れてたし……」

    22 = 1 :

    櫻子「そっか、じゃあ向日葵は違うのか……そっかぁ」ニヘ

    花子「……」

    櫻子「え、ちょっと待って。じゃあ花子の好きな人って……」

    花子「!」ギクッ

    櫻子「……誰……?」

    花子「」ズコー

    櫻子「えー、ぜんぜんわかんない。向日葵じゃないなら完全ノーヒントじゃん……」

    花子「……」

    櫻子「もっかいおさらいしよ。えっと、『年下』で『かわいい』、そんで『お隣さん』……」

    花子「……」

    櫻子「!」ピーン

    花子「!」ドキッ

    櫻子「だ……だめだよ花子! それはだめ!」

    花子「え、また!? なんで!?」

    櫻子「だって、だって……!」ワナワナ

    23 = 13 :

    花子ちゃん可愛すぎやばい

    24 = 1 :




    櫻子「ケダモノ相手なんて絶対ダメだよ!!!」

    花子「か、楓はケダモノなんかじゃないし!!!」



    「「………………」」



    櫻子「えっ」

    花子「あっ」


     

    25 = 1 :

    櫻子「……」

    花子「……」

    櫻子「……楓?」

    花子「ぅ……」

    櫻子「……」

    花子「……」

    櫻子「向日葵んちとは逆隣に住んでる木村さんとこのエリザベスちゃん(5歳・犬)じゃなく?」

    花子「どうしてそうなったし」

    27 = 1 :

    櫻子「え、じゃあ本当に楓が?」

    花子「……っ」

    櫻子「花子ー?」

    花子「っ……だ、だったら!」

    櫻子「へ?」

    花子「だったらなに!? 悪い!? 楓のことが好きだったら悪いんですかぁ!?」

    櫻子「いきなりキレた!?」

    花子「だって楓かわいいんだもん! かわいいのが悪いんだもん! 花子は悪くないし! 悪くないもん!」

    櫻子「ちょ、どうどうどう……」

    花子「あああ楓かわいい! 超かわいい!! ぎゅーってしてなでなでしたいし!!!」

    櫻子「花子さん!? 花子さーん!?」

    花子「ふしゃー!!」

    櫻子「威嚇!?」

    28 = 1 :

    ……

    花子「」ゼェゼェ

    櫻子「落ち着いた?」ハァハァ

    花子「……ぅん」ゼェゼェ

    櫻子「そりゃーよかった……」ハァハァ

    花子「~~~っ」カァァッ

    櫻子「ほれ、牛乳」

    花子「ぁ……ありがと」

    櫻子「……」フーム

    櫻子「ねー花子」

    花子「?」クピクピ

    櫻子「楓に告白しないの?」

    花子「プフォー!?」ブバァッ

    櫻子「ばっちい!!!」

    29 :

    ふしゃー!!(フシギダネ)

    30 = 14 :

    ふう…
    おやすみ

    31 :

    花子かわいい

    32 = 1 :

    花子「ぅ゛、ご、ごぐばぐ!?」

    櫻子「え、なんて?」

    花子「~っ……げほごほけほけほっ……告白!?」

    櫻子「告白」ウン

    花子「し、しないし! 出来るわけないしっ!!」ワタワタ

    櫻子「さっきみたいに言えばいいじゃん?」

    花子「それが言えたら苦労はしないし!!!」

    櫻子「もっと素直になれよ!」キリッ

    花子「櫻子だけには言われたくないし!!!!!!!!!!」

    33 = 1 :

    ガチャッ

    撫子「花子ー、お風呂あがったから入っちゃって。どうせ櫻子はまだ……ん?」



    花子「完全にキマった裸締めは絶対に逃げられないし……ッ!」ギチギチギチ

    櫻子「ギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブ」テシテシ



    撫子「……」

    撫子「なにこれ」

    34 :

    小学生に負ける櫻子wwww

    35 :

    牛乳が生乳に見えた…
    疲れてるんだな、もう寝よう

    36 = 1 :

    ……

    撫子「ふぅん、花子が楓をね……」

    櫻子「そーなんだよー」

    花子「ぅぅぅ……家族に恋バナとか、恥ずかしすぎだし……」カァァ...

    撫子「で、告白しないの?」

    花子「姉ちゃんまで!? し、しないしっ、絶対しないもん!」

    櫻子「この意地っ張りめ!」

    花子「だから櫻子にだけは言われたくないし!」ムキー

    撫子「……」フム

    撫子「花子、花子」チョイチョイ

    花子「? なに姉ちゃん」ススス

    37 = 1 :

    撫子「花子さあ、楓が好きっていうのは認めるんだよね?」ヒソヒソ

    花子「うっ!?」ドキッ

    撫子「どうなの?」

    花子「……ぅん……」コクン

    撫子「うん。じゃあ今度はあんたの姉を見てみて」

    花子「あね」ジッ

    櫻子「いや私じゃなくて。もうひとりいるでしょ、姉」

    花子「?」キョトン

    櫻子「え……存在すら?」

    花子「……あ、櫻子か。櫻子櫻子。櫻子を、見る……」ジー

    撫子「……」ジー

    櫻子「?」

    撫子「バカでしょ?」コソッ

    花子「バカだし」コソッ

    櫻子「???」

    38 = 1 :

    撫子「で、そのバカがひま子と何年ケンカしてるか……花子も知ってるよね」

    花子「!」ハッ

    撫子「それもこれも、お互いに変な意地を張り合ってるせい」

    撫子「本当は両想いのくせに気づかないフリして」

    撫子「気がつけば後戻り出来ない状況に」

    花子「……」

    撫子「イメージしろ」キリッ

    花子「!?」

    撫子「今から数年後、あのふたりみたいになった自分と楓の姿を」キリリッ

    花子「!!?」

    花子「……」ゴクリ

    40 = 1 :

    ~妄想中☆~

    花子「楓! 年下のくせにいつもいつも生意気だし!」

    「ごめんなさいなの花子ちゃん。楓おっぱいおっきいから、おっぱいちっさい人の気持ちがわからないの」ボヨヨン

    花子「むがーっ! おっぱい禁止だし!」ワシィ

    「ちょ、貧乳が感染るから触らないで欲しいの!」

    花子「感染らねーし! もーいい、楓なんて嫌いだし!」

    「それはこっちのセリフなの。花子ちゃんなんて大嫌いっ!」

    「「ぐぬぬぬぬぬぬぬ……」」

    「「ふんっっっ!」」プイッ

    ~ 終 了 ~

    42 = 13 :

    可愛すぎ支援

    43 = 1 :

    花子「姉ちゃん! 櫻子! 花子、楓に自分の気持ちをぶつけてみるし!」キリッッッ

    「「おおー」」パチパチ

    櫻子「(やっぱり私に似て賢い妹だ!)」

    撫子「(櫻子に似ず賢い妹で良かった)」

    花子「」フンス

    45 = 1 :

    ~翌日~

    撫子「ではこれより、作戦会議をはじめます」

    櫻子「わーわー」パチパチ

    花子「……ゎーゎー」チパチパ

    撫子「司会は私、大室撫子が務めます。では、意見があれば挙手をしてください」

    櫻子「はい!」シュタッ

    撫子「……」

    櫻子「はいはい、はーいっ!」ググッ

    撫子「……」

    櫻子「……」グググッ...

    撫子「誰か意見はありませんか?」

    櫻子「はいっつってんだろ!!!」ウガー

    46 = 1 :

    撫子「……じゃあ、櫻子」

    櫻子「やったあ!」

    撫子「ふざけたこと言ったら次からは当てないからね」

    櫻子「言う前からやりづらくしないでよ!?」

    撫子「いいから早く」

    櫻子「くぅ……作戦その1! 好きな人の心を掴むには料理が一番!」バーン

    花子「料理?」

    櫻子「そ。誰でも美味しい料理を食べたら一発で好きになっちゃうって! 私が保証する!」

    撫子「ああ、自分のことか……」ボソッ

    花子「でも櫻子にしてはまともっぽいし!」

    撫子「……確かに……」

    櫻子「フフン、そうだろう! だから花子!」

    花子「なに?」

    櫻子「お前の料理修行のために今日の料理当番を変わってやろう!」エッヘン

    撫子「前言撤回」スッ

    47 = 7 :

    確かに楓でてこないな……

    48 = 1 :

    櫻子「なぐられた……」サスサス

    花子「もうちょっとマジメに考えてほしいし」プンプン

    撫子「料理は今後ゆっくり練習するとして。他に何かない?」

    櫻子「じゃーあれだよ、ラブレターでも書いちゃえよ」ヘッ

    花子「言ってるそばから投げやりだし!?」

    撫子「……ラブレターか」フム

    花子「姉ちゃん?」

    撫子「意外とアリかもね。楓はまだ小さいし、ハッキリ分かりやすく伝えた方がいいよ」

    花子「ま、まじ?」アセッ

    撫子「まじ。どっかの誰かさんみたいにいつまでも進展がないよりは……ね」チラ

    花子「……」チラ

    櫻子「誰かさん、って……誰? ねーちゃんの友達?」ハテー

    撫子「……」ハァ

    花子「……」ハァ

    櫻子「え? え?」キョロキョロ

    50 = 1 :

    撫子「というわけだから花子、頑張ってラブレター書いてみようか」

    花子「え、えぇ……?」モジモジ

    撫子「照れない照れない。あんたの為だし、楓の為でもあるんだから」

    花子「ぅー……うん」

    撫子「ん。じゃあ今日はここまでね。続きは花子がラブレター書き次第ってことで」

    花子「わ、わかった」グッ

    櫻子「え、パパッと書いて今すぐ持っていこうよ?」

    撫子「……」

    花子「……」

    櫻子「なんなら私が持ってってやろうか!」フンス

    撫子「……じゃ、解散」スタスタ

    花子「……」スタスタ

    櫻子「あれっ!? ふたりとも私の話きいてた!? ちょっとー!」オイッオイッッ


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