元スレ梨花「ここは雛見沢なのです」 岡部「聞いたことがないな」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
252 = 1 :
入江「そういえば、お二人は恋人同士なのでしょうか?」
岡部「あっ、い、いや」
紅莉栖「いいえ・・・違います」
入江「ありゃ、違いましたか。これは失礼。ははは」
岡部「えーと、とりあえずこの先、どうしましょうか」
入江「山狗の連中に見つからないよう、歩いていくしかなさそうですね」
紅莉栖「っ!車!隠れて!」
岡部「なっ! いや、あの車は・・・」
1台の黒いセダンが、木陰に佇む岡部達の前で停車した。
詩音「はろろ~ん♪岡部さん、この様子だと来店記録の更新は無理っぽいですね」
岡部「ああ、残念ながらな」
葛西「ひとまず乗ってください。事情はそれから聞きましょう」
253 = 207 :
数人だけ車を降りて追ってきそうだ
254 = 1 :
魅音「あれ、詩音・・・に監督達まで?」
詩音「来ちゃいました。年に一度の綿流しですから♪」
圭一「ちょ、岡部さん、服に血が!」
岡部「ああ、いろいろとあったが特に問題ない」
魅音「ひとまず中に入って!地下なら安全だよ!」
「標的は園崎家に侵入した模様です」
小此木「くそっ、厄介な所に逃げ込みやがった」
「発信機の電波、ロストしました」
小此木「ロスト?地下に入られたか・・・地図は持ってるか?」
「はい、全部隊所有しております」
小此木「よし、行け!相手は袋の鼠だ!」
256 = 1 :
詩音「事情はさっき聞きました。何やら大変みたいですね」
葛西「私たちでよければ加勢いたしましょう」
詩音「よいしょっと、私たちにはこれがありますから。予備マガジンもたっくさん」
岡部「なっ!AK47だと!本物なのか!?」
詩音「あら、岡部さんご存知?もちろん本物ですよ」
岡部「知ってるも何も名器ではないか!正式名はアブトマット・カラシニコバ、ふむ、Ⅲ型か」
葛西「お詳しいですね。どこかでこういった経験がお有りなのですか?」
岡部「いや、ゲーm・・・本で読んだ程度です」
詩音「岡部さんも使います?今日を逃したらもう持てる機会なんて無いですよ?」
岡部「ぐ・・・だが引き金を引ける気がしない」
次の瞬間、地下牢内の電灯の灯りが消滅し、一面が闇となった。
葛西「電線をやられましたな。手馴れているようです」
詩音「皆さんは奥に避難していてください。ちゃっちゃと片付けますから」
岡部「なにそれこわい」
257 = 1 :
詩音「古井戸を降りていくと横道がありますから、そこで待っててくださいね」
圭一「おい、本当に大丈夫なのか?いくらなんでも二人だけじゃ・・・」
詩音「大丈夫ですって。岡部さん、ちょっとお耳を拝借」
岡部「俺?」
詩音に耳を傾けると、はにかんだような表情で耳打ちをしてきた。
詩音「私、ある人に会えるまでは絶対に死にませんから」
岡部「ん?あるひ・・・え?あの時の魅音ってまさか」
詩音「”注意したほうがいい”って先に忠告はしましたよ♪」
岡部「・・・フフッ、やられた。ではこの場は任せた」
詩音「りょうかーい♪ 葛西、行くわよ」
葛西「はい、では皆様、後ほど」
レナ「はうぅ~、大丈夫かな?かな?」
魅音「ん~、大丈夫だと思うよ。あの二人なら」
258 :
はぅ~圭一君が空気だよぉ~試演
259 = 1 :
「クリアー!」
閂をかけた扉はC4で爆破され、山狗の隊員5~6名が地下牢へと侵入する。
「赤外線だらけだ、慎重に進め。ここは園崎家だ。何が仕掛けてあるかわからんぞ」
隊員の足元に、何かが転がってきた。
扉の破片にしては妙だ。暗視ゴーグル越しに円筒形の何かが・・・円筒形?
「っ! グレネード!伏せ―――」
突然の破裂音と閃光に、赤外線と戯れていた隊員たちは成す術もなかった。
「くそっ・・・こんなにあっけなく死・・・んでない?」
詩音「皆さん生きてます。ただのフラッシュバンですよ」
「だ、誰だ!くっ、暗視ゴーグルが・・・」
詩音「メインの入り口をあんたたちのハンバーグ工場にする気はありませんから♪」
葛西「別の入り口から侵入していたら命の保障は出来かねましたがね」
260 = 1 :
「くそ!どこにいやがる!」
詩音「あら、その暗視ゴーグルはもう使い物にならないんですね。すぐ近くにいますよ」
「くっ!」
「待て、撃つな!」
葛西「その方が懸命です。同士撃ちも免れないでしょう」
詩音「電線切っちゃったのが裏目に出ましたね」
葛西「ちなみに私達からはあなた方の姿がはっきりと確認できます」
詩音「1、2、3・・・6人に、主兵装はMP5ですね」
葛西「では取引といたしましょうか」
詩音「このまま引き下がってくれれば、扉と電線の事は目を瞑りましょう。どうします?」
「く・・・くそぉっ!」
「馬鹿、やめ・・・!」
隊員の放った10数発の弾丸が地下牢内の壁に突き刺さる。
同時に、空となった薬莢が甲高い金属音を立てて地面へと転がった。
261 = 1 :
詩音「・・・交渉の余地なし、と」
葛西「宣戦布告とみなしました」
詩音「同じく。・・・さて皆さん」
先ほどまでの軽快さはなく、低く落ち着き払ったトーンで続ける。
詩音「扉の破壊、電線の切断。そして敷地内での無許可での発砲」
「そ、それはこいつの勝手な行動で・・・」
詩音「お黙りください。ここが園崎家と知っての狼藉か」
冷たく、鼓膜に突き刺さるような声だけが響き渡る。
詩音「この地下牢にはですね、長い事使ってない深い古井戸があるんですよ」
隊員の一人の額に、赤いポインターが点いた。
「ひっ・・・!」
葛西「おっと、動かないでください。慌てて引き金を引いてしまいます」
詩音「最近は園崎家も丸くなっちゃって、久しく生贄が放り込まれていないんですよね」
262 = 1 :
頭上の暗視ゴーグルが、銃声と共に四散した。
「わぁぁっ!・・・あ・・・」
葛西「おっと、申し訳ございません。いかんせん命中精度が低いもので」
詩音「こら葛西、早く楽にしてやんなさい」
葛西「次こそは必ず当てますので、ご安心を」
「た・・・助けてくれ・・・!」
詩音「残念ですが受け入れられません。手遅れです」
葛西「園崎家に安易に踏み込んだ事を、地獄で深く後悔なさるといいでしょう」
セレクターをフルオートに切り替えると、二人は躊躇いなく引き金を引いた。
詩音「さあさあ最初に古井戸にブチ込まれたいのはどいつですかねぇ!!」
「た、退避ぃぃぃ!!」
詩音「ホントに命中精度悪いですね。一発も当たりませんでしたよ」
葛西「奇遇ですね。私もです」
263 = 1 :
詩音「皆さーん、終わりましたよー。上がってきてくださーい」
入江「よかった。二人ともご無事なようで」
葛西「ちょっと話をしたらわかって頂けたようで、すぐにお帰りになられました」
岡部「いや、銃声と詩音の怒声が響き渡っていたが」
詩音「あら、聞こえちゃいました?」
葛西「もう外に出ても大丈夫でしょう。私の後に続いてください」
大破したワゴン車。昏倒する数人の山狗の隊員。
そして、仁王立ちで岡部達を見据える、マッチョなイケメン隊員。
赤坂「梨花ちゃん、君を助けに・・・来たつもりだったんだけど」
梨花「ヒーローになりそこねたのです。でも嬉しいのですよ」
詩音「葛西、この気絶してる男達はどうします?」
葛西「若い衆を呼びましょう。”お説教”が必要です」
詩音「ま、けじめとして一人4~5枚ってところですかね」
岡部「なにその数字こわい」
264 = 106 :
セレクターをフルオートに切り替えると何がどうなるんです?
265 = 207 :
連射
266 = 1 :
入江「私は富竹さんを救出しに一度診療所に戻ります」
詩音「はーい!私も行きまーす!」
赤坂「男手は多いほうがいいでしょう。私も行きます」
圭一「じゃ俺達と岡部さん達は裏山に逃げ込むか」
沙都子「・・・ついに、ついにあのトラップを発動させる瞬間がきましたわぁー!」
魅音「ああ、せっせせっせとなんか作ってたねぇ」
沙都子「私と牧瀬さんの合作トラップ、楽しみで昨日は殆ど眠れなかったですわよ!」
岡部「紅莉栖、何を仕掛けたんだ?」
紅莉栖「え、えっと」
沙都子「さあさあ皆様方、山の頂までレッツゴーですわ!」
梨花「沙都子、心から笑ってるわね」
羽入「あんな笑顔、久々に見たのですよ」
267 :
一回引き金を引いたら一発出るのと
一回引き金を引いたら3発ぐらい出るのと
一回引き金を引き続けるといっぱい弾が出るのが
よくあるんだっけ?
268 = 134 :
>>267 セミオート、三点バースト、フルオートだな
269 = 106 :
270 = 1 :
「三佐、どちらへ?もう出発の時間ですが」
三四「別れの挨拶をすませてくるわ」
ジロウさん。
あなたと会話をするのはきっとこれで最後。
あなたは今日、雛見沢で奇怪な死を遂げる。
そう、自らの手で首を掻き毟って命を落とすの。
手足を縛られ部屋で一人、傷だらけのあなたは何を想うのかしら。
今頃必死に命乞いの言葉を選んでいる?
いいえ、それはない。ジロウさんはそんな人じゃない。
「君に殺されるなら本望だ」とでも言い出しかねない。
残念だけど、あなたを殺すのは私じゃない。
雛見沢という地があなたを殺すの。
ガチャ
三四「ジロウさん」
富竹「鷹野さん、それ以上はやめ・・・いや、やめないで、痛い痛い痛い、うぇひひひ・・・ムニャムニャ」
三四「・・・」
バタン
もういい。勝手に死ね。
272 = 46 :
トミーの扱いひっでぇw
273 = 1 :
魅音「おー、ゾロゾロとワゴン車が連なってきたよー」
圭一「あ、あれ全部山狗が乗ってるのか?ちょっと多すぎるんじゃ・・・」
沙都子「少なすぎるくらいですわ。100人くらいを想定していましたのに」
岡部「第一の目標は梨花の安全だ。そこを忘れるなよ」
沙都子「わかってますわ。梨花を殺そうとする不届き者なんて、最初のトラップで地獄行きですわよ!」
梨花「沙都子、何を仕掛けたのですか?」
沙都子「ウフフ、見てのお楽しみですわよ」
魅音「よーし、それじゃ最初のトラップ発動後、各自持ち場へと移動!」
岡部「これより”オペレーション・ヴォルスパー”第2段階、敵殲滅フェイズへと移行する!」
圭一「よっしゃあ!のってきたぁー!」
岡部「第一目標は敵の無線機の奪取!精神攻撃を仕掛ける!」
一同「おー!」
274 = 1 :
小此木「これより、Rの確保を開始する」
三四「Rはこの山の中にいる。袋の鼠よ」
「Rの他、民間人も一緒にいるとの事ですが、いかがいたしましょう?」
三四「殺しちゃいなさい」
「なっ・・・!」
三四「邪魔をするものは誰だろうが容赦なく撃ちなさい。その銃は飾りじゃないの」
「りょ、了解しました!」
三四「私は本部で吉報を待つとするわ。小此木、指揮は任せたわよ」
小此木「了解です」
「こ、殺せって言われたって・・・」
「ああ、相手は子供なんだろ?」
「そもそも、Rを捕獲してどうするつもりなんだ?」
小此木「・・・」
275 = 1 :
小此木「改めて作戦を言い渡す。目標はRの身柄確保だ」
「はっ!」
小此木「それに、銃のセーフティは外すな」
「えっ、ですがそれでは・・・」
小此木「ここ数日、三佐の様子がおかしい。あまりにもカリカリしすぎている」
「何かあったのでしょうか?」
小此木「まあ、思いあたるフシは無くもない。よし、行け」
「了解です!各員、行くぞ!」
小此木「いいか、女子供を撃つような落ちぶれたマネだけは許さんぞ!」
沙都子「そわそわ、そわそわ」
岡部「口でそわそわ言う人を初めて見た」
276 = 267 :
特殊部隊()
277 = 1 :
お腹すいたので離脱。
1時間以内に戻る。
278 = 267 :
あいあい
279 :
面白い
280 = 243 :
期待して待ってる
282 = 258 :
>>1のおかげで苦しまずにすむ
しっかり食って来い!!!
283 = 130 :
熱心なファンですら擁護不可能な問題のシーン来たな
284 = 148 :
例のコピペ貼るなよ!絶対だぞ!
285 = 214 :
>>283
あれに二人が加わるのか…
286 :
「おめぇ、……戦略、戦術、…そして戦闘、…全て三拍子揃ってるぜ。
……お前みたいなヤツが俺の役をやるべきなんだよ…。山狗みてぇなクソどもの隊長をな…!」
「ははん。ごめんだね、あんたらみたいな根暗そうな秘密部隊の隊長なんて!」
魅音が笑い捨てる。 小此木もそれを笑って受けた。
謙遜でなく、それは純粋な反応だと思った。
「……へへへ、そうだな。お前ほどの器なら日本の不正規戦部隊長なんてもったいないぜ…。
SASでもデルタでもスペツナズでも、…どこでも最高の人材になれるだろうぜ。何しろ、」
「はははは、あっははははははは!!! SASぅ? デルタフォースぅ?
下らないねぇ! そんな退屈なところじゃあ、私を飼いならせやしないよ!!」
「……へっへへははははは! そうだろうな。そうだろうよ。
……なら聞かせてくれ。お前ほどのヤツなら、何の隊長を望む!」
「隊長なんて興味ないね。部長でいいね。」
「……部長…。英国情報部辺りってとこか、…ふ、妥当だな。」
「だめだめだめ、なってないね! あのねぇ、私がやりたい部長はたったひとつ!!
雛見沢分校の我が部の部長だけさッ!! 罰ゲームのない戦いなんてごめんだね!
口先の魔術師、前原圭一! かぁいいモードの竜宮レナ!
萌え落としの梨花ちゃん!!
そして期待の新人、古手羽入!! これだけ揃ってりゃ、世界のどこだろうと退屈だねッ!!」
「…………勝てねぇ…。……勝てねぇよ……。…こんなヤツが隊長だったんじゃ、
…勝てるわきゃねぇやな…。へへへへはははははははは!!」
287 :
>>284
俺「そわそわ、そわそわ」
291 = 148 :
やべぇよ・・・やべぇよ・・・
292 = 154 :
ほ
297 :
ほっしゅ
300 = 51 :
士炎
みんなの評価 : ★★★
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