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    元スレ梨花「ここは雛見沢なのです」 岡部「聞いたことがないな」

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    みんなの評価 : ★★★
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    353 = 1 :

    岡部「お願いです、落ち着いてください」

    三四「あら、私はいたって冷静よ」

    岡部「せめて、せめて紅莉栖を放してもらえませんか」

    三四「嫌よ」

    三四から微笑みが消え、無表情で紅莉栖のこめかみに銃口を強く押し付けた。

    三四「紅莉栖ちゃん、本当に頭脳明晰よね。研究所ではよく働いてくれたし」

    岡部「で、では何故・・・」

    三四「それが気に入らないの」

    目をスッと細め、冷たい視線を岡部に送る。

    三四「この研究はね、祖父と私が歳月を費やしてようやくここまで来れたのよ」

    岡部「・・・入江先生から話は聞いています」

    三四「それを、こんな小娘が、たった数日で、今まで以上の成果をあげた」

    岡部「それは、鷹野さんや悟史の為を思って尽力しただけであって・・・」

    三四「それでは報われないのよ!」

    354 = 1 :

    こめかみに突きつけていた銃を岡部の方へ向け、引き金を引く。

    爆発音に近い銃声が、その場にいた8人の身をすくませる。

    岡部「っ!・・・ん・・・?」

    三四「当てないわよ。岡部君に恨みは無いから」

    そう言うと三四は、力が抜けたように右腕を下ろし、自嘲気味に笑った。

    三四「論文を発表したら、非常識だ、馬鹿げていると散々罵られ、失意の内に亡くなったのよ」

    岡部「・・・高野一二三さんのことですか」

    三四「ええ。私は恨んだわ。祖父の論文を嘲笑ったそいつらが祖父を殺した。いつか仇を取るって」

    岡部「その執念が実を結んで、いまの研究所を建てたわけですか」

    三四「これでようやく研究が進むと思ったのに、なかなか成果が現れなくてね」

    岡部「そこに現れたのが俺達、と」

    三四「紅莉栖ちゃんが手伝ってくれるって聞いたときは、神に感謝したくらいよ」

    降ろしていた右腕を再び上げ、同じようにまた銃を押し付ける。

    三四「でもね、やりすぎたのよ、この小娘は」

    355 = 1 :

    三四「私たちでは思い付かないような発想で、どんどんと結果を出し続けていく」

    岡部「喜ぶべきことではないんですか、あなたにとっては」

    三四「ええ、喜んだわ。紅莉栖ちゃんがイニチアチブを取るまではね」

    紅莉栖「そ、そんな、私はただ・・・」

    三四「私と祖父の研究を横取りされるんじゃないかって心配もあったのよ」

    岡部「そんな、紅莉栖はただこの病気を・・・!」

    三四「数回脳波を計測しただけで結果を出すんだもの、自分の無能さに笑っちゃったわよ」

    岡部「そ、それではただの逆恨みじゃないですか!」

    三四「ええ、そう。ただの逆恨み。岡部君も女の逆恨みには注意したほうがいいわよ?」

    紅莉栖「お、岡部・・・助けて・・・」

    岡部「くっ・・・」


    ―――岡部、聞こえますですか―――

    岡部(っ・・・羽入か?どうやって話しかけて・・・)

    ―――オヤシロパワーなのです―――

    356 = 1 :

    岡部(どうしたら・・・どうしたらいいんだ・・・教えてくれ・・・)

    ―――スキを見て銃を奪い取るのです!―――

    岡部(スキと言われても、一歩でも動けば紅莉栖が・・・)

    ―――大丈夫、次に放つ銃弾は絶対に誰にも当たりません―――

    岡部(何故そう言い切れる?)

    ―――それもオヤシロパワーなのです―――

    岡部(・・・便利な言葉だな。信じるぞ)

    ―――1発目を撃ったら、すぐさま飛びつけばチャンスは生まれるのです―――

    岡部(・・・2発目以降にはオヤシロパワーは通用しないのか・・・)

    ―――あぅぅ、今のボクにはそれで精一杯なのです―――

    岡部(まあいい、感謝する)


    紅莉栖「・・・まだ・・・」

    辛うじて保たれていた紅莉栖の感情の糸が、溢れ出る涙と共にプツリと切れた。

    紅莉栖「ひっく・・・まだ、死にたくない・・・死にたくないよ・・・」

    357 = 21 :

    自分、涙いいすか

    358 = 1 :

    その言葉に思わず足が出そうになるが、三四の鋭い視線によって制止させられた。

    紅莉栖「怖いよ・・・岡部・・・助けて・・・」

    三四「あらあら、今まで我慢してたのね」

    紅莉栖「まだ、私の気持ちも伝えられてないのに・・・ひっく、死にたくない・・・」

    岡部「っ!」

    三四「あらあらうふふ、よかったわね岡部くん、両想いだったみたいよ?」

    紅莉栖「・・・え・・・?」

    三四「でもその想いは通じないのよ。紅莉栖ちゃんはもう死んじゃうんだもの」

    紅莉栖「い・・・いや・・・!」

    三四「紅莉栖ちゃんは死んで、岡部君は失意により行方不明。あら、5年目も祟りは起きるのね。くすくす」

    岡部「や・・・やめ・・・」



    三四「もう少し離れたほうがいいんじゃない?返り血、浴びちゃうわよ?」


    359 :

    セミの拳銃なんだったら大体強く押し付けててスライドとバレルが少し後退してたら撃てないし
    冷静ならあんまし不用意に拳銃押し付けたりしないと思ったり

    360 :

    山狗って三四に対して疑問持ちながら行動してたっけ?
    圭一たちにぼこられてからな気がするが

    361 = 351 :

    頭固すぎ

    362 = 258 :

    自分で冷静と言ってるやつはえてして冷静では無い






    可能性が高い

    363 = 1 :

    岡部「・・・放せ」

    三四「動いちゃだめよ」

    岡部「紅莉栖を、放せ」

    三四「あら、じゃあ先に貴方を撃とうかしら?」

    銃を突きつけられても、なお岡部はゆっくりと三四との距離を詰める。

    岡部「聞こえないか。紅莉栖を放せと言っている」

    紅莉栖「だ、だめ・・・岡部、やめて・・・」

    三四「恨みは無いけど、紅莉栖ちゃんに絶望を味わわせる為なら躊躇無く撃つわよ」

    紅莉栖「い、いや・・・岡部が死んじゃったら、私・・・」

    岡部「当ててみろ」

    短く言い放ったその言葉に、畏怖を覚えるほどの怒りを感じた。

    三四「っ・・・わかったわ、お望み通りにしてあげる」

    紅莉栖「いやぁっ!岡部っ!やめてぇっ!!」

    三四「死ねぇっ!」

    岡部を照準に定めると、三四は力強く引き金を引いた。

    364 :

    >>360
    ずっと野村とコンタクトとってたんだから
    いつでも切り捨てる用意はあったろう

    365 = 1 :

    その銃弾は、岡部の頬の数センチ横をかすめ、木の幹にめり込む。

    その事を気にも留めず、三四から視線を外さずに近づく。

    三四「なっ、こ、このガキっ!」

    必死に体を動かして抵抗を見せる紅莉栖に、三四の怒りが頂点に達した。

    三四「もういいわ、二人ともこの場で殺してあげる!あの世で仲良くしてなさい!」


    どちらを先に撃つか、一瞬の躊躇いを岡部は見逃さなかった。

    間合いを詰め、三四の手にしていた銃のスライドを目いっぱいに引く。

    三四「ぐ・・・な、引き金が・・・」

    岡部「オートマチックの弱点だ」


    白衣のポケットから何かを取り出し、排莢口に押し込み、手を離す。

    岡部「ジャムだ。片手で直せるものなら直してみろ」


    手を離してもスライドが戻りきらない。

    排莢口から半分だけ姿を見せたビー玉が、雨粒をうけてキラリと光った。

    366 = 360 :

    >>364
    それはわかってたんだが銃のセーフティかけとけとか言ってたかなーと思って
    なんだかんだで本気で殺しにかかってきてた気がするから

    367 = 258 :

    ビー玉・・・入るのか?

    368 = 231 :

    入るだろ?小さい奴もあるし

    369 :

    小さいビー玉なんだよ

    370 = 319 :

    ビー玉入るとかガバガバガバメントかよ

    371 = 1 :

    二人がもみ合うそのスキをついて、紅莉栖が三四の腕から逃げ出した。

    紅莉栖「岡部っ!」

    岡部「俺の後に下がれ!」

    三四「く・・・こんなガキ相手に・・・!」


    お世辞にも力があるとはいえないが、女性の力に劣るほどひ弱ではない。

    必死に抵抗を見せるも、やがて力の差に圧倒され、銃が三四の手から滑り落ちた。

    三四「きゃっ!」

    尻餅をつくとほぼ同時に銃のスライドを引く音がして、視線の先に弾薬とビー玉が落ちる。

    顔を上げたときには、銃口は岡部の手によって三四の額に向けられていた。

    三四「な・・・!」

    岡部「終わりだ」

    三四「い、いや・・・やめ


    雨足が一層強くなる鈍色の空に、13発の銃声が鳴り響いた。

    372 = 360 :

    排莢口ビー玉はいるぐらいの大きさはあると思うが

    373 :

    上に撃った弾丸が全員の頭に落ちてバッドENDか

    374 = 21 :

    いいゾ~これ!

    375 = 258 :

    薬莢口って上のとこか
    すまんかった

    376 = 1 :

    三四「あ・・・ああ、あ・・・」

    カチッ、カチッ。引き金は空打ちを繰り返す。

    天に向けて撃ち尽くした銃を地面に落とすと、ノズルからジュッと湯気が発生した。


    岡部「・・・人を殺めるのは、バーチャルの世界だけでいい」


    「銃声だ!近いぞ!」

    「いたぞ!囲め!」


    三四「な・・・なによ、あんた達・・・」

    残り少ない正規隊員の山狗達が三四を取り囲み、一斉に銃を構える。

    三四「なんで、私に銃を向けるの?敵はあっちよ・・・?」

    「どの口がほざいてやがるんです」

    一人の男が、銃を片手で構えたまま遅れて現れた。


    小此木「あんた、自分のやったことをもうお忘れですかい?」

    377 = 1 :

    三四「小此木・・・説明しなさい」

    小此木「説明も何も、見りゃわかるでしょう?裏切り者の処分ですよ」

    三四「うらぎ・・・何で、私が・・・?」

    小此木「予告も無しに味方を後ろからズドン。これが裏切りじゃなかったら何だってんです?」

    三四「あ、あれは、あいつらが先に・・・」

    小此木「ありゃあね、俺らの間じゃ”戦線離脱”って呼ぶんですよ」


    いつの間にか、雨はすっかりやみ、雲の切れ間から太陽が顔を覗かせている。

    小此木はシガーケースから取り出した一本に火をつけ、溜息混じりに煙を吐き出した。


    小此木「残念ですが、己の都合の為だけに人を殺そうとするあんたに、もう味方は一人もいないんですわ」

    三四「ひっ・・・!」

    小此木「おっと、動かんでください。敵前逃亡になりますよ」

    378 = 21 :

    いいゾ~これ!

    379 = 1 :

    三四「・・・ふ、ふふふ・・・あはははは・・・!」

    予想外の高笑いに、隊員たちも困惑気味に顔を見合わせる。

    三四「撃ちなさい、気の済むまで。私をもう楽にして頂戴」

    小此木「辞世の句を詠む時間くらいは設けますよ」

    三四「そうね。せめて遺言だけでも私が存在した証を残さないとね、くすくす・・・」


    突如、静寂を切り裂くような轟音と風が巻き起こり、空から数本のロープが垂れた。

    何事かと空を見上げると、ダークグレーの迷彩服を纏った集団が、ヘリコプターから降下を始めた。

    『入江機関の全職員に告ぐ、直ちに武装を解除し、投降せよ』

    小此木「おおっと、お早いお着きで。三佐、どうやら時間いっぱいのようです」

    鷹野「番犬部隊?誰が・・・誰が呼んだのよ!?」

    小此木「緊急だったもんで、富竹の監視役も連れてきちまったんですわ。スキをついて呼んだんでしょうなぁ」

    『繰り返す!直ちに武装を解除し、投降せよ』

    小此木「へいへい、聞こえてますよ」

    小此木と隊員は、手にしていた銃を地面に放り投げる。

    小此木「ま、最初っからセーフティは外してなかったんですがねぇ」

    381 = 351 :

    真の濡れ場ktkr

    382 = 279 :

    かっけぇな

    383 = 359 :

    ビー玉挟まったとしてもズボンとかにサイトひっかけてスライド引きなおせばビー玉落とせると思う
    やって見ると一瞬だしビー玉をわざわざ挟むよりは片手でスライド下げるかハンマー落ちるのを防いでもう片手で殴るか腕に肘打ち落として奪い取るか手のひらのない方にねじって取り上げるが現実的な気がした

    384 = 21 :

    いいゾ~これ!

    385 :

    ホントに空気読めないな

    386 = 46 :

    >>383
    手首つかまれてるんじゃね?

    387 = 319 :

    >>383※鷹野はプロの軍人でもなけりゃ戦闘員でもない

    388 = 1 :

    三四「・・・なんでよ。何で私は生きてるのよ・・・?」

    「さあ、立て!」

    三四「殺して!誰からも必要とされていない私をとっとと殺しなさい!」

    番犬部隊の手にしたMP5のフォアグリップを掴み、銃口を自らの額に押し当てる。

    「こ、こら!離せ!」

    三四「ほら、早く引き金を引きなさいよ!早くお祖父ちゃんに会わせて!」


    「もう、よすんだ」

    何者かに後ろから強く抱きしめられ、思わずフォアグリップを離す。

    三四「誰よ!私に触らな・・・あ・・・!」

    富竹「誰にも必要とされない命なんて、存在しない」

    三四「じゃあ私は・・・誰に必要とされているの・・・?」

    富竹「勘の鋭い君なら、もう言わなくてもわかっているだろう?」

    三四「ジ、ジロウ・・・さ・・・」


    静寂の森の中、皆の耳に届くのは三四が子供のようにむせび泣く声だけだった。

    389 :

    厨房は黙ってろ

    390 :

    ジロウ△

    391 = 320 :

    濡れ場キターー

    392 = 46 :

    おいしいところだけ持って行きやがった…!

    393 = 1 :

    富竹「彼女には高レベルの発症が見られる。我々の方で身柄を預かりたい」

    「はっ!かしこまりました!」


    レナ「・・・終わった、ね」

    魅音「うん、終わった」

    圭一「岡部さん!最高にかっこよかったですよ!・・・岡部さん?」


    遠くの空を見つめていた岡部の体が、グラリと揺れる。

    右腕をつかんいた紅莉栖が咄嗟に支えようとするも間に合わず、ついには膝から崩れ落ちた。

    紅莉栖「岡部?・・・岡部!大丈夫!?ちょっと!岡部!」


    岡部「・・・・・・った・・・」

    紅莉栖「え?今なんて・・・?」


    岡部「怖かった・・・めっちゃくちゃ怖かった・・・!」

    沙都子「えぇー・・・」

    394 = 1 :

    岡部「見ろ、両手の震えが止まらん」

    圭一「無意識の内に突っ込んでいったんですか?」

    岡部「いや、頭に血が上っていた」


    心配そうに見つめる紅莉栖に、なんとか笑顔を作る。

    岡部「お前を守れてよかった。ケガはないか」

    紅莉栖「・・・馬鹿!馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!岡部の超馬鹿ぁ!ぅわぁーん!」

    岡部「ぅおうッ!どうした、いきなり!」

    紅莉栖「なんであんな無茶すんのよぉ!心配させないでよ!」

    岡部「すまなかった。俺の悪いクセだ」

    紅莉栖「あんたが死んじゃったら、私、頼りに出来る人いなくなっちゃうんだから・・・」

    胸に顔をうずめて泣きじゃくる紅莉栖の背中を、ポンポンと優しく叩いてやる。


    おっ、これは! 圭一達は顔を見合わせた。

    395 = 1 :

    「君、大丈夫かい?立てる?」

    番犬部隊の一人が、へたり込む岡部に手を差し伸べた。

    岡部「あ、すいません。よっこい・・・痛っ!」

    紅莉栖「ど、どこか痛むの?」

    岡部「右手首が痛い。そうか、片手で撃ったから」

    紅莉栖「もう、無茶しないでよ・・・」

    「君がこの銃を?・・・まあ、聞かなかったことにしよう。ほら、左手を出して」

    差し出した左手を引っ張られ、ようやく立ち上がる。

    岡部「今気付いたが、右耳もあまり聞こえない」

    紅莉栖「だ、大丈夫なの?鼓膜とか・・・」

    「難聴だな。病院で診てもらうといい」

    岡部「病院・・・なんて説明をすればいいんでしょう」

    「入江研究所の人だったら事情は知っているだろう?」

    396 :

    紅莉栖の尻をポンポンと優しく叩いてやりたいんだが

    397 :

    398 = 1 :

    「軽い捻挫だけど、ちゃんと安静にしてね」

    包帯を巻き終えると看護婦は立ち上がり、頭の切り傷を眺める。

    「うん、消毒だけで大丈夫ね。あと耳の方は突発性の難聴だから、すぐに治ると思うわ」

    岡部「ありがとうございます。わざわざ診ていただいて」

    「それが看護婦の務めだもの。服、もう少しで乾くからちょっと待っててね」


    待合室へ戻ると、患者用のパジャマを纏った紅莉栖がうなだれて座っていた。

    岡部「待たせたな」

    ハッと顔を上げると、慌てて両目を拭った。

    紅莉栖「あっ、ううん、大丈夫」

    岡部「まだ泣いてたのか」

    紅莉栖「な、泣いて・・・泣いてたわよ」

    岡部「泣き虫」

    紅莉栖「な、何よ!悪い?」

    399 = 1 :

    紅莉栖の右隣に腰を下ろす。

    岡部「何を泣くことがある」

    紅莉栖「・・・もしも、もしもあの時、岡部が撃たれて死んじゃってたらって考えちゃって・・・」

    またも項垂れ、鼻をすする音が聞こえる。

    紅莉栖「すごく悲しくて、ひっく、辛くて・・・」

    岡部「・・・はあ」

    小さく溜息をつくと、左手で紅莉栖の肩を抱き寄せた。

    紅莉栖「な、あ・・・っ」

    岡部「俺は見ての通り元気だ。少なくとも左半身は」

    紅莉栖「・・・うん」


    「二人ともお待たせ。服、乾い・・・あっ」

    二人分の服を抱えた看護婦が診察室から出てこようとしたが、すぐに体を引っ込めた。

    「邪魔しちゃった?」

    岡部「あ、いや、お気遣いなく」

    400 :

    性の6時間


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