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    元スレほむら「球磨川禊、あなた一体……」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×6
    タグ : - めだかボックス + - よめやそらき + - 反転 + - 球磨川禊 + - 球磨川禊は俺の嫁 + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」

    いつも通りの挨拶。
    ちらりとまどかを見る。
    目が合ったまどかは、恥ずかしそうに目をそらす。
    美樹さやかがまどかに耳打ちする。
    “いつも通り”のはずだった。
    けれど……。

    「それじゃあもう一人、自己紹介行ってみよう!」


    『うわあ、緊張しちゃうなあ。球磨川禊でーす。よろしくお願いしまーっす』

    2 :

    ヨメヤソラキなら見たのに

    3 :

    能力はどっちだ

    4 :

    どこにでも嫁や空きを出す奴はキモいけどSSスレはそれ以上にキモい

    5 = 1 :

    球磨川『僕ってすごく人見知りするタイプでしょ?だから、転校して友達ができるかどうかすごく不安なんですよー。
         今日の挨拶も、ついさっきものすごーく考えて来ました。だってほら、転校生の印象ってこの挨拶で決まっちゃうじゃないですか?
         初日から変な奴だとか思われちゃうときっと友達なんてできないと思うから、無難な挨拶にしとかないといけないなーと思って。
         好きな漫画は週刊少年ジャンプでーす!でも僕思うんですけど、ジャンプのモットー“友情・努力・勝利”ってあるじゃないですか?
         あれってホントは“血統・才能・勝利”だと思うんです。だって……』

    「あ、あの、球磨川くん?張り切っちゃうのも良いけど、HRの時間が……」

    球磨川『あは!ごめんなさい。ついつい緊張しすぎちゃって』

    6 :

    禊ちゃんぽく無い

    7 :

    高校生じゃないの?

    8 = 1 :

    そして休み時間。
    まどか達は“いつも通り”、3人で集まって話をする。

    仁美「なんだか面白い方みたいですわね」

    さやか「球磨川禊くん、だっけ?なんかすごい強烈なのが来ちゃったねー。あれじゃ暁美さんって子が可哀想じゃない?
        せっかくの美人があれじゃ印象薄くなっちゃうよ。ていうかあの子ちょっと暗いっぽいし……」

    まどか「さ、さやかちゃん駄目だよそんなこと言っちゃ。聞こえちゃってたら……」

    聞こえてるわよ、美樹さやか。

    9 :

    いいぞ続けろ

    10 :

    中学時代なら大嘘憑きか

    11 = 6 :

    メダカちゃんにボコられたあとなら大嘘つきかな

    12 = 1 :

    けど今はそんなことはどうでも良い。
    まどかを魔法少女にさせないためにやらなければならないことがある。
    そのためにはまず、この喧騒を抜け出さないと。

    ほむら「……ごめんなさい。緊張しすぎちゃったみたいで体調が……。保健室に行かせてもらえるかしら」

     「えっ、大丈夫?」
     「だったら私が連れて行ってあげるよ!」

    ほむら「いいえ、係りの人にお願いするわ。……鹿目さん」

    まどか「えっ?」

    ほむら「あなた、保健係よね?連れて行ってくれる?保健室」

    13 :

    >>10
    中学時代って大嘘憑き持ってなかったような希ガス

    14 = 1 :

    ほむら「……あなたは、鹿目まどかのままで良い。今まで通り、これからも」

    困惑するまどかを尻目に、私はその場を立ち去る。
    忠告はした。
    これでまどかは、もしアイツと出会っても早計に契約してしまうことはないはず。
    あとは、アイツがまどかと接触するのを防ぐ努力を……。

    球磨川『あれー?こんなとこで何してるの、ほむらちゃん?』

    ほむら「……あなたは」

    15 = 10 :

    >>13
    ボコられてからはそのままめだかと同じ中学卒業したんだっけ

    16 = 9 :

    中学時代はブックマーカーだろ
    箱庭であったときにめだかがあいつのマイナスはあんなんじゃなかったみたいなの言ってたし

    17 = 1 :

    ほむら「球磨川くん……だったかしら」

    球磨川『わあ、僕の名前覚えててくれたんだ。嬉しいなあ』

    ほむら「何か用?」

    球磨川『あーそうそう。保健室の場所知らない?
         実は僕、心臓が悪くてさ。休み時間は保健室で薬飲まないと死んじゃうんだよ。
         ……なーんてね!引っ掛かったあ?あははっ!冗談だよじょーだん。
         いまどき病弱キャラなんて流行んないもんねー』

    ほむら「……用がないのなら行っても良いかしら」

    球磨川『あ、もしかして信じちゃった?ごめんね!でも、用がないと話しかけちゃ駄目ってことはないでしょ?
         普通、友達を見かけたら話しかけるものだし!』

    18 :

    坊ちゃん刈り?

    19 = 1 :

    ほむら「出会った初日から友達だなんて。そう言ってもらえて嬉しいわ、ありがとう。
        でもごめんなさい。私、急ぐ用事があるの」

    球磨川『あれ?そうなんだ。ごめんね引き止めちゃって』

    ほむら「気にしないで。それじゃ」

    今はこんな変わった人間の相手をしている場合じゃない。
    早くアイツを、インキュベーターを見付けなければ。
    球磨川禊に背を向け、歩き出そうとしたその時。

    球磨川『あ。そうそうほむらちゃん。きみ、鹿目さんと知り合いなの?』

    20 = 1 :

    急にまどかの話題が出たことで、つい足を止めてしまう。

    ほむら「……どうしてそう思うのかしら」

    球磨川『えー?さっきの会話聞いてたら誰だってそう思うよ』

    ほむら「……!」

    球磨川『でもあれじゃあ、ただのサイコな電波さんだよね。
         鹿目さん絶対引いてたよ。当たり前だよね。
         初対面の人間にいきなりあんなこと言われても気持ち悪いだけだもん。
         あんなの、何か激しく勘違いしちゃってる痛い子か、頭のおかしな可哀想な子のどっちかにしか思えないし?』

    21 = 1 :

    ほむら「……盗み聞きなんて、趣味が悪いのね」

    球磨川『盗み聞きだなんて、人聞きが悪いなあ。たまたま聞いちゃっただけだよ、ほむらちゃん』

    ほむら「……気安く名前で呼ばないでもらえるかしら」

    球磨川『おいおい、鹿目さんには“ほむらで良いわ”なんて言っといて酷いなあ。
         相手によって態度を変える人間は嫌われるぜ?』

    ……最初から聞いていたのね。

    ほむら「……もう良いわね。さよなら」

    球磨川『うん、ばいばい。また後でね。ほむらちゃん』

    22 = 1 :




    さやか「……あははは!何それ!文武両道で才色兼備の転校生暁美ほむらは、実はサイコな電波さん!
        球磨川って奴に負けてないね!あはははは!どういう転校生二人組みよ!」

    まどか「ひ、ひどいよぉ……私真剣に悩んでるのに……」

    仁美「もう、さやかさん笑いすぎですわよ。……あ、ごめんなさい、そろそろ失礼しますわ」

    さやか「あー、またお稽古?大変だねー」

    まどか「それじゃ私たちも帰ろう、さやかちゃん」

    さやか「そうだね。……あ、まどか。帰りにCD屋寄っても良い?」

    まどか「うん、良いよ。また上條くんの?」

    さやか「えへへ……まあね」

    23 = 1 :




    まどか「あ、あなたが私を呼んだの……?」

    突然頭の中に聞こえてきた声を頼りに行き着いた先に居たのは、見たことのない生き物。
    そしてこの子は、とても酷い怪我をしている。
    いったい誰がこんな酷いこと……。

    ほむら「そいつから離れて」

    まどか「えっ……」

    ほむらちゃん……!?

    24 = 1 :

    まどか「だ、だってこの子、酷い怪我してる……」

    ほむら「…………」

    ……も、もしかして……!?

    まどか「だ、駄目だよ!酷いことしないで!」

    ほむら「鹿目まどか、そいつをこっちに渡しなさい。
        あなたには怪我をさせたくないけれど、渡さないと言うのなら……」

    ほむらちゃんがこっちに向かって一歩踏み出した、その時。

    球磨川『鹿目さんの言う通りだよ!やめるんだほむらちゃん!』

    ほむら「っ……!?球磨川禊……!」

    26 :

    中学時代までは却本作り。
    安心院さんの顔剥がしのときに却本返しと手のひら孵しを交換させられる。
    その後めだかちゃんとの対決の時には大嘘憑きは確認してない。
    その後手のひら孵しを大嘘憑きにマイナス進化させて本編に。

    27 = 1 :

    まどか「く、球磨川くん……?」

    いつの間に……一体どこから……?

    球磨川『ほむらちゃん!どうしてこんなことをするんだ!動物虐待だなんて!』

    ほむら「あなたには関係ない。邪魔しないで」

    球磨川『関係なくなんかないよ!僕ときみは友達だろ!?』

    28 = 1 :

    ほむら「あなたと友達になった覚えは無いわ」

    球磨川『…………』

    球磨川くんが、突然私の方に向き直り、私は思わず身を固める。

    まどか「な、なに……?」

    球磨川『鹿目さん、その子を僕に渡して』

    29 :

    ・地の文つき
    ・釣り合わないクロス
    ・原作のなぞり
    ・読みづらい

    これは伸びない

    30 = 1 :

    まどか「え、っと……う、うん……」

    一瞬躊躇したけれど、さっきの球磨川くんの様子から考えて、少なくともこの子に酷いことをしそうにはない。

    球磨川『お礼を言うよ、ありがとう』

    球磨川くんはほむらちゃんに向き直る。     

    球磨川『……ねえ、ほむらちゃん』

    ほむら「…………」

    球磨川『きみの狙いはこの子なんでしょ?理由はわからないけど』

    ほむら「えぇ、そうよ。だからそいつを渡しなさい」

    球磨川『僕はね。どうしてもほむらちゃんが動物虐待なんて悪いことをするなんて思えないんだ』

    31 :

    俺は好きだよ、結構面白いと思うし
    ただ、場所が悪かったな

    32 = 1 :

    ほむら「…………」

    球磨川『きっとどうしても仕方の無い理由があるんだよね。僕は信じてる。だから』

    そこで球磨川くんは言葉を切り……そして。
    白い子の頭を掴んで……!?

    まどか「っ!?や、やめて!!」

    思い切り、床に叩き付けた。

    球磨川『どう?これで僕の話も聞いてくれるよね!』

    ほむら「……!?あなた……」

    33 = 31 :

    メメタァですね分かります

    35 = 1 :

    まどか「いや……いやぁ……」

    球磨川『あはは。ごめんね、鹿目さん。びっくりさせちゃった?』

    まどか「やっ……こ、来ないで!」

    球磨川『やーだ、そんなに怖がらないでよ。コレは仕方ないことなんだ。
         だって、うっかり手が滑っちゃったんだから。これは不幸な事故だ。僕は悪くない』

    まどか「ひっ……!」

    次の瞬間、球磨川くんとほむらちゃんを、白い噴煙が包んだ。

    さやか「まどか!こっち!」

    まどか「さやかちゃん……!」

    36 :

    うん!不慮の事故だなっ!

    37 = 1 :

    球磨川『げほっ!げほっ!ごほっ!』

    球磨川は思い切り粉を吸い込み咳き込んでいた。

    球磨川『げほっ……。酷いなあ、人に向けて消火器を噴出するなんて。
         これは週刊少年ジャンプだったら規制されかねないいじめの描写だよ』

    ようやく咳が収まり、視界も晴れ、ここで球磨川は気付く。
    周囲の光景が先程とまるで変化していることに。

    球磨川『……おかしいなあ。知らない間に異世界に飛んじゃった?夜明けの炎刃王の二の舞だけはごめんだよ』

    38 = 36 :

    >>37
    両津勘吉さんディスってんの?
    …うまくからめないなっ!

    39 :

    タカヤはもう許してやれよ

    40 :

    タカヤは関係ないだろ!!

    42 = 1 :

    さやか「な、なんなのよアイツら!転校生が2人して生徒を襲うとか!元から知り合いだったのかよ!?」

    まどか「さ、さやかちゃん……なんだかおかしいよ……!」

    さやか「あーおかしいよ!何!?あいつらどこからか送られた刺客か何か!?この学校を乗っ取りに来たとか!?」

    まどか「そ、そうじゃないよ!見て!周り!」

    さやか「え……?」

    まどか「さやかちゃん……怖いよ……何なの、どうなってるの……!?

    さやか「ゆ、夢だよね……?あたしたち、変な夢でも見てるんだよね……!?」

    43 = 1 :

    おかしな空間。
    周りを取り囲む妙な生き物。
    そして、その生き物が私とさやかちゃんに飛び掛ってきた、その時。

     ドゥン!ドゥン!ドゥン!

    大きな銃声のような音と共に、生き物たちは姿を消した。
    そして、暗闇の中から声が聞こえる。

    マミ「間一髪、ってところね」

    そこには、西欧風の衣装を身にまとった女の人が立っていた。

    マミ「怖かったわね。でも、もう大丈夫よ」

    さやか「あ、あなたは……?」

    マミ「自己紹介の前に……。ちょっと一仕事、片付けちゃっても良いかしら!」

    45 = 1 :




    マミ「私は巴マミ。あなたたちと同じ、見滝原の三年生よ」

    まどか「あ、あの……」

    マミ「ごめんね。訊きたいことは山ほどあると思うんだけど、ちょっと先に質問させてもらっても良い?」

    さやか「あ、は、はい。何でしょう……」

    マミ「あなたたち、白いぬいぐるみみたいな生き物を見なかった?
       キュゥべえって言うんだけど……。私の大切な友達なの」

    さやか「白いぬいぐるみ……まどか、知ってる?」

    まどか「えっ、あの、えっと……」

    そっか、さやかちゃんは見てないんだ……。

    46 :

    ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」

    いつも通りの挨拶。
    ちらりとまどかを見る。
    目が合ったまどかは、恥ずかしそうに目をそらす。
    美樹さやかがまどかに耳打ちする。
    “いつも通り”のはずだった。
    けれど……。

    「それじゃあもう一人、自己紹介行ってみよう!」


    「いやどうも、おれは詠矢…詠矢空希(ヨメヤ ソラキ)ってもんだよろしくなー」

    47 :

    マミさんがガシャアァガクッしてしまう

    48 = 31 :

    マミさんを見たクマちゃんの反応は…

    49 = 1 :

    どうしよう、大切な友達って……死んじゃったなんて言ったら……。
    でも、やっぱり言わなきゃ駄目だよね。
    ほむらちゃんのことも、球磨川くんのことも全部……。

    まどか「あ、あの、実はそのキュゥべえっていう子さっき……」

    QB「やあ、マミ。お疲れ。今回も見事だったね」

    マミ「キュゥべえ!」

    えっ……!?

    50 = 46 :

    詠矢(しらけやがった…。論証が弱かったか?。ってーと、別の切り口が必要だな…)

    「あ、あの、詠矢くん?独り言を言うのも良いけど、HRの時間が……」

    詠矢「いやー、ゴメン。悪気はなかったんだけどねえ。『論証』に入るとつい熱くなっちまって」


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