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元スレほむら「私の中に、もう1人……!?」

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スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★★×8
タグ : - メガほむ + - 暁美ほむら + - 魔法少女まどか☆マギカ + - 鹿目まどか + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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1 :

ほむら「……また、駄目だった」

目が覚めたら、そこは“いつもの”病院。
私はベッドから上体を起こす。

……諦めない。
今度こそ私は、まどかを……

 『ほ、本当に戻っ……えっ……?あ、あれ……?どうして……?』

ほむら「!?」

何……?
突然、頭の中から声が……!?
テレパシーじゃない……これは……私の中に、誰か……!

3 :

マミさんのお仲間展開じゃなかったか

4 = 1 :

 『か、体が動かない……!声も……なんで……!』

ほむら『どういうことなの……!あなた、私の頭に、どうして……!?』

 『ッ!?え、な、なに?何なの……?』

ほむら『あなたは何者……!?』

 『えっ……あ、あなたこそ……!私の体に、何をしたの……!
 どうして私、体が動かせないの……!あなたが、動かしてるの……!?』

ほむら「……!?“私の体”……!?あなた、何を……ッ!」

まさか……!

ほむら『あなた、名前は……?』

 『え……?』

ほむら『良いから、名前を教えて!』

 『っ!え、えっと……あ、暁美、ほむらです……』

ほむら「……そんな……」

5 :

てっきり我は汝…汝は我…的なことかと

6 = 1 :

メガほむ『そっ……そういうあなたは……!』

ほむら『……私も、暁美ほむらよ』

メガほむ『……え……』

ほむら「…………」

私以外の“私”が、同じ奇跡を望み、
そして契約した時間軸があった……そういうことかしらね。

……確かに、パラレルワールドは無限にあるんだもの。
私が契約した時間軸と似たような時間軸が複数あったとしても、おかしくはない。
でも、まさか……そのうちの2人が、こうして同じ時間軸に“戻ってくる”なんて……!

2人の暁美ほむらが戻ってこようとも、1つの時間軸に暁美ほむらの体は1つ。
だから、今の私の体には、2つの暁美ほむらの意識が……。

7 :

…このスレ……無理

8 :

ほう
続けろ

9 = 1 :

メガほむ『あ、あなた、何を……』

ほむら『あなた、時間を巻き戻して来たんでしょう?キュゥべえと契約して、得た力で』

メガほむ『っ……!ど、どうして、それを……』

ほむら『私も、あなたと同じだからよ』

メガほむ『えっ……えっ……?』

ほむら『……もしかしてあなた、時間を戻すのは……』

メガほむ『は……初めてです……』

ほむら『……やっぱり』

道理で、飲み込みが悪いと思ったわ。

ほむら『それじゃあ、私たちの身に何が起こったのか。今から説明するからよく聞きなさい』

10 = 1 :




メガほむ『そ、そんな……そんなことって……』

ほむら『考えられる原因はこれしかない。どれだけ信じがたくても、これが事実でしょうね』

メガほむ『ど……どうして、そんなに落ち着いていられるんですか……?』

ほむら『私だって戸惑っているわ。こんなこと、今までで初めてだもの』

メガほむ『今までで……?な、何回も、やり直してるんですか……?』

ほむら『……えぇ。少なくとも、あなたよりはずっと多く』

メガほむ『な……何回、くらい……』

ほむら『数えるのを、諦めるほど』

メガほむ『っ……!』

11 :

意識だけ過去に戻った的な感じか?

12 = 1 :

ほむら『でも、私は諦めない。このおかしな時間軸だって……諦めるつもりはない』

メガほむ『えっ……か、髪、ほどいちゃうんですか?』

ほむら『不服かしら』

メガほむ『い、いえ……。(こ、怖いよぅ……。この人、本当に私なの……?)』

ほむら「…………そう。なるほどね」

メガほむ『(っ!?も、もしかして、こっそり考えたことも全部……!)
     あ、あの……今のはその、別にあなたの悪口を言ったとかじゃ……!』

ほむら『見なさい……ソウルジェムが、2つあるわ』

メガほむ『へっ……?あ……ほ、ほんとだ……!』

ほむら「…………」

この体には、魂も2つ……というわけね。

13 = 1 :

ほむら『ところで……あなた?
    さっき、私の悪口がどうとか言ってたけどどういうことかしら』

メガほむ『えっ?あ、いや、その、な、なんでも……ないです……』

ほむら「…………」

……思考の共有はできないみたいね。
体は同じでも2つの意識は完全に分離したままと言うことかしら。

ほむら『……まぁ、良いわ』

メガほむ『えっ?あ、えっと、どこに行くんですか……?』

ほむら『まどかのところよ』

メガほむ『っ!か、鹿目さん……!』

ほむら『……嬉しそうね。でも会話はしないから、そのつもりで』

14 :

しえん

15 = 1 :




ビル屋上

ほむら「見なさい。あれが私たちが行く学校で、あそこが配属されるクラスよ」

弱ほむ『……あれが……。それにしても、メガネなしで、あんなに遠くまで見えるなんて……』

ほむら「当然よ。魔法で視力は治せるもの。……居た」

弱ほむ『あっ……鹿目さんだ……!』

ほむら「……良かった」

見たところ、この時間軸ではまだまどかは契約してない。
ひとまず安心、と言ったところかしら。

ほむら「用は済んだわ。それじゃ、病院に戻るわよ」

弱ほむ『えっ、も、もう……?』

16 = 8 :

時間遡行初めてってことはこのメガほむは魔法少女の真実知らないのか

18 = 1 :




病院、夜

弱ほむ『……結局、今日1日私なんにもしてない……』

ほむら「仕方ないわ。いわゆる主人格が、あなたでなく私なんだから」

弱ほむ『でも、どうして……あなたも私も、同じ“私”なのに、あなたの方が……』

ほむら「さぁ。同じ魂なら、意志の強い方が優先されるんじゃないの?
    何度も繰り返した分、私の意志の方が強かったということね……なんて、想像に過ぎないけど」

弱ほむ『…………』

ほむら「まぁ、分からないことを考えても仕方ないわ。もう遅いし、寝ましょう」

19 = 1 :

弱ほむ『(……“私”、寝ちゃった。それでもまだ私は起きてる、って言うことは……。
     やっぱり、2人の意識は完全にバラバラなんだ……)』

ほむら「すぅ……すぅ……」

弱ほむ『(今日1日、この“私”が体を動かしてたけど……交代とかできないのかな……。
     もしかして、ずっと、このまま私は、何もできずに……?』

ほむら「すぅ……すぅ……」

弱ほむ『(そんな……せっかくキュゥべえと契約したのに、そんなのって酷い……。
     いやだ……私も、私だって、この体で、頑張りたい……!私だって……!)』

ほむら『ん……すぅ……すぅ……』

弱ほむ「…………え?」

あ、あれ?
私……もしかして……!

20 = 1 :




ほむら『(ん……朝、ね。……え?)』

弱ほむ「おはようございます!」

看護師「あらぁ、ほむらちゃん今朝は元気ねぇ。やっぱり退院が近いから?」

弱ほむ「えへへ……まぁ、そんなところです」

看護師「あら?ほむらちゃん、メガネしなくて大丈夫?あ、もしかしてコンタクトにしたの?」

弱ほむ「あ、はい。そうです!」

ほむら『ちょ、ちょっとあなた!?どうして……!』

弱ほむ『あ、おはようございます!』

ほむら『いや、おはようございますじゃ……!』

21 = 8 :

書き溜めアリと見た
あまりハイペースだとさるくらうぞ
支援支援

22 = 1 :




弱ほむ「……というわけなんです」

ほむら『まぁ……当然と言えば当然ね。全く同じ魂だもの、入れ替われないと考える方がおかしいわ』

弱ほむ「これで、私も頑張れますね!」

ほむら『……そうね。こんなおかしな状況だけど、せっかくなら最大限に利用しましょう。
    適当に入れ替わって、お互いに協力し合えば今度こそ……」

弱ほむ「はい!2人で、鹿目さんを、守りましょう……!」

ほむら『そう言えば……入れ替わるにはどちらかが寝てないと駄目なのかしら?』

メガほむ「え……?うーん……どうなんでしょう?」

ほむら『試しに今、替わってみましょうか』

弱ほむ「えっ……で、でもせっかく……」

ほむら『安心して。そのまま乗っ取ったりなんかしないわ』

弱ほむ「は……はい……。それじゃ……えい!」

23 :

闇が~もう一人の~

24 :

グレッグイーガンの「宝石」みたいだな >>1-4
面白そう。


続きはよ。

25 = 1 :

ほむら「…………。私たちの意志次第で、自由に入れ替われるみたいね」

弱ほむ『ほんとだ……』

ほむら「それじゃ、確認も済んだし……また入れ替わりましょうか」

弱ほむ『え……また私に……?良いんですか……?』

ほむら「えぇ、もちろん。……」

ほむら『……ふぅ』

弱ほむ「……!え、えっと……」

ほむら『むしろ、私はこれからあなた主体で行ってもらうつもりよ。
    もちろん常に助言はするし、どうしても必要な時は私に交代してもらうけれど』

弱ほむ「……どうして……」

ほむら『あなたも……まどかを守りたいんでしょう?』

弱ほむ「あ……は、はい!ありがとう、ございます……!」

26 = 3 :

人の言葉を簡単に信じるなという教訓

27 = 1 :

弱ほむ「鹿目さんを、守る……。早く一緒に戦いたいな……魔法少女の鹿目さんと……えへへ」

ほむら『(……!そうか、この“私”はまだ……!)』

弱ほむ「今度は私の方が先に魔法少女になってるんだし、先輩として、鹿目さんを……」

ほむら『駄目よ』

弱ほむ「えっ……?」

ほむら『まどかを魔法少女にさせるなんて、絶対に駄目。
    いえ……そもそも、あの子に契約させないことが、私の目標』

弱ほむ「っ……!?ど、どうして……!?」

ほむら『……あなたは、知っておくべきね。魔法少女の真実を』

弱ほむ「魔法少女の……真実……?」

28 :

>>24
俺も宝石シリーズ思い出した
あれは自由に入れ替われない怖さがあるけど

29 = 1 :




弱ほむ「う……うそ、ですよね……?」

ほむら『全て事実よ』

弱ほむ「そん、な……そんなことって……。っ!じゃ、じゃあ、巴さんも……!?」

ほむら『えぇ……。魔法少女はみんな、例外なく同じ運命を背負ってる』

弱ほむ「と、巴さん、止めなきゃっ……!魔法少女に、ならないように……」

ほむら『無駄よ。聞いていないの?巴マミが契約した理由……。彼女はもう……手遅れ』

弱ほむ「ッ……じゃあ、せめてこの話だけでも……」

ほむら『それもやめておきなさい。下手にこの真実を知られると……厄介なことになりかねない。
    今はまだ話すべきじゃないわ。いえ……
    むしろ、ずっと知らないままで居た方が幸せかもしれない』

30 = 1 :

弱ほむ「もう、遅いの……?みんな、救えないの……?」

ほむら『魔法少女になった時点で、変わってしまった運命は変えられない。
    でも……まどかの運命は変えることができる』

弱ほむ「っ……!」

ほむら『これで分かったでしょう?
    まどかを守るということは、あの子と一緒に戦うことじゃない。
    あの子を戦わせないこと。決して魔法少女にさせないこと。
    キュゥべえから守ること。……良いわね?』

弱ほむ「……はい……!」

ほむら『(……良かった。この子は魔法少女の真実を知っても、悲観に暮れたりなんかしない。
    自分で言うのもなんだけど……安心したわ。この“私”の決心も固いのね)』

31 = 24 :

なんか良え

32 = 3 :

さかなちゃん!

33 = 1 :




「はい、それから。今日はみなさんに、転校生を紹介します!暁美さん、いらしゃい?」

弱ほむ「はい……!」

さやか「おわっ、すっげー美人……」

まどか「……えっ?あの子……」

「はぁい、それじゃ自己紹介いってみよう!」

弱ほむ「暁美ほむらです、よろしくお願いします!」

クラスをぐるりと見渡す。
鹿目さんは……居た!
前とおんなじ席だ!

まどか「……?」

34 = 24 :

……?

ん?

35 = 1 :

弱ほむ「っ……」

鹿目さんだ……生きてる、鹿目さんだ……!
元気な鹿目さん……鹿目さんだぁ……!

「暁美さんはずっと、心臓の病気で……え?」

ほむら『ちょ、ちょっと、あなた……!』

弱ほむ「鹿目さん!」

まどか「へっ?」

弱ほむ「わ、私、私……!これから、よろしくね!鹿目さん!」

まどか「えっ、あ、えっと……う、うん……よろしく、ね……?」

さやか「……?」

ほむら『(やってしまった……)』

37 = 1 :




生徒1「ねぇねぇ、暁美さんって、前はどんな学校に通ってたの?」

生徒2「鹿目さんと知り合いだったの?住んでる場所が近かったとか?」

弱ほむ「え、えっと、それは、その……」

弱ほむ『ど、どうしよう……』

ほむら『あなたが撒いた種よ。自分でなんとかするのね』

弱ほむ『そんなぁ……くすん』

ほむら『(……まぁ、こうなることを予測しきれなかった私にも責任はあるかしら。
    それに、実際私も似たようなことをしてしまったのだし……)』

生徒3「ねぇねぇ暁美さん!」

弱ほむ「え、えっと、あの、その……」

ほむら『……仕方ないわね。それじゃあ、こうしなさい……』

38 :

ほむらちゃん!

39 :

ふむ

40 :

もう一人の私! リボンでも付けないか オサレだぜ

41 = 1 :

弱ほむ『……は、はい……!』

生徒1「……暁美さん……?」

弱ほむ「ご……ごめんなさい、ちょっと、緊張しすぎたみたいで、気分が……。
    ほ、保健室に、行かせてください……」

生徒2「あ、それじゃあ私が連れてってあげるよ!」

生徒3「あたしもあたしもー!」

弱ほむ「い、いえ!係りの人にお願いしますから、お構いなく……!」

まどか「……えっ?」

弱ほむ「か、鹿目さん!保健室に、連れて行ってください……!」

まどか「……?う、うん」

42 = 38 :

ほむらちゃん♪

44 = 1 :




まどか「…………」

弱ほむ「…………」

まどか「…………」

弱ほむ「…………」

まどか「……暁美さん?」

弱ほむ「ひゃ、ひゃい!」

まどか「っ!?」

ほむら『……なんて声を出してるのよ、あなた』

弱ほむ『ご……ごめんなさい。いざ2人きりになると、緊張しちゃって……』

弱ほむ「あ、あのあの、えっと……」

まどか「……ぷっ、あははは!もう、そんなに緊張しなくて良いよぉ」

45 = 38 :

ほむらちゃ~ん

46 = 1 :

ほむら『……!』

弱ほむ「えっ、あ、あの……う、うん……!」

まどか「……なんて、ごめんね。本当はね、わたしの方もちょっと緊張してたんだ」

弱ほむ「え?そ、そうなの?」

まどか「うん……それに、ちょっと不思議で……。ねぇ、暁美さん?
    わたしたちって、どこかで会ったこと、あるかな?」

弱ほむ「えっ……」

まどか「どうして、さっき……?」

弱ほむ「あの、えっと……それは……」

ほむら『(これを上手くごまかす言い訳なんてあるのかしら……)』

まどか「……暁美さん……?」

弱ほむ「え、えっと……!か、鹿目さんと!お、お友達に、なりたいなぁ……なんて……」

48 = 1 :

まどか「……そう、なの?どうして、わたしなんかと……?」

弱ほむ「えっ、ど、どうして、って……。……か、鹿目さん、優しそうだったから!」

まどか「…………」

弱ほむ「あ、あの……」

ほむら『……やっぱり少し、無理があったようね』

弱ほむ『そんなぁ……』

弱ほむ「え、えっと、だからね、その……」

まどか「……ありがとう、すっごく、嬉しい……!」

弱ほむ「え……?」

まどか「わたしね、初めてなんだ。初対面の子に、そんな……
    お友達になりたいなんて、言ってもらえたの……」

ほむら『……まどか……』

49 :

ほむちゃん!

50 = 23 :

さやか「」


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