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    元スレ浜面「一方通行×絹旗とかどうだろう?」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ×2+ - 麦野 + - Fate + - tiger + - とある魔術の禁書目録 + - タイガー + - 一方通行 + - 初春 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    403 = 74 :

    絹旗「……」

    絹旗は携帯を取り出す。そして電話をかけた。そして、なぜかこのとき…とてもイライラしていた。

    Prrrrrrrrrrrrrrrr

    絹旗(出てくれればいいんですが…っ)

    …ガチャッ

    ??『…絹旗?』

    絹旗「滝壺!」

    またしても私は…彼女へと電話をかけていた。

    滝壺『…?もうデートは終わったの?』

    絹旗「滝壺…っ!」

    そして私は、思ったことをそのまま吐露した。いや…吐露していた。

    絹旗「私…っ、もう自分のことが分かりません…っ!!」

    本当に分からなかった。

    404 = 74 :

    滝壺『どうしたの絹旗?…大丈夫?』

    心配してくれる彼女の優しい声が…電話の向こう側から聞こえる。

    絹旗「私、今とてもイライラしてんです…っ!!」

    滝壺『……』

    何を言ってるんだ私は。こんなことを滝壺に言ってどうするつもりだ…?というより、
    何で私はこんなに苛立ってるんだ?その原因が分からないことが、さらにその感情の波を悪化させた。

    絹旗「私は…っ!一方通行と今日一緒にいて楽しかった!なのに…なのに…っ。それでもどうしても
    得られないんです…。私が一方通行のことを“好き”だという確証が…!!何でですか…!?
    私はこんなにも一方通行のことが好きなのに!!どうしてそれさえ分からないんですか…!?
    どうしてこんなに一緒にいて、分からないんですか…ッ!!?」

    もはや支離滅裂だった。自分で自分が何を言ってるのか分からない。

    滝壺『……』

    こんな私であっても彼女は静かに話を聞いてくれていた。そして―

    滝壺『…呆れた』

    当然ともいえる反応が―返ってきた。

    絹旗(ははっ…そりゃこうなりますよね)

    405 = 74 :

    滝壺『…あのさ絹旗』

    しかし次の瞬間、その“呆れた”は自分の思ってた意味とは異なることを知る。

    滝壺『もう答え、出てるよ』

    絹旗「…え?」

    今滝壺は何と言ったのか。答えが…出てる?答えって何の??っていうか主語は??誰が出した答えなの??

    絹旗「…??」

    混乱している私に、滝壺は語りかけるようにして教えてくれる。

    滝壺『絹旗が。自分で出してたじゃない』

    絹旗「……」

    何を言っているのだろうか。一体いつ、私が“答え”なんてものを出した。

    滝壺『私の耳が悪くなければ。確かに絹旗は、さっき一方通行のことを“好き”だって言ってたよ』

    407 = 74 :

    絹旗「…ぁ」

    『私はこんなにも一方通行のことが好きなのに!!』

    絹旗「ま、待ってください滝壺!あれはほぼ勢いみたいなもんで…
    私自身言ったことすらよく覚えてないくらいで…!」

    滝壺『ってことは、無意識のうちにそう思ってるってことだよね』

    絹旗「……」

    滝壺『…絹旗。怖い?』

    絹旗「え?」

    滝壺『“好き”って認めることが、怖い?』

    409 = 74 :

    絹旗「こ、怖いって…??な、何を言ってるんですか滝壺は」

    滝壺『だって、後は絹旗がそれを認めるかどうかだから』

    絹旗「…??」

    滝壺『“好き”っていう確証が得られないって言ってたけど、そんな分かりやすいものがあると思ってる?
    絹旗がたまに見るようなサスペンス映画に出てくる、“物的証拠”とはワケが違うんだよ?』

    絹旗「ば、バカにしてんですか!?さすがにそれくらい分かってます…っ!!」

    滝壺『だったら、後はその感情を。勇気をもって認めるだけ』

    …勇気?

    滝壺『本気で人を好きになること自体、絹旗にとって初めてだもんね。…大丈夫。初めてだけど、怖くないよ』

    411 = 332 :

    同一単語のレスは規制対象だぞー

    412 :

    追い付いた
    寮スレ私怨

    413 = 74 :

    絹旗「……」

    怖い。その表現はある意味当たっていたのかもしれない。

    絹旗「向こう側にある感情が…私には分からなかったんです」

    滝壺『うん』

    絹旗「分からないものだから…。どこかで構えていたのかもしれません」

    滝壺『…うん』

    絹旗「心の中で…ブレーキをかけてたのかもしれません」

    “その感情”に近づけない。分からないから近づけない。いや、分からないからこそ近づきたくなかった。
    それは結局、滝壺の言ってた“怖い”という感情の裏返しなんだろう。

    滝壺『…大丈夫。絹旗なら大丈夫って、私は信じてるよ』

    絹旗(私は…っ)

    そのとき―

    何かが吹っ切れたような気がした。

    絹旗「……」

    以前、浜面に『絹旗は知り合いに依存するタイプだ』と言われたことがある。あぁ、確かにそうだなと思った。
    自分の感情の整理すら満足にできず、挙句の果てに今この瞬間、こうやって滝壺に頼ってしまったのだから。

    415 = 74 :

    絹旗「…滝壺。一方通行を待たせてるんで、もう切りますね」

    滝壺『そっか。やっぱりまだデートの途中だったんだね。…もう私にかけてきちゃダメだよ?』

    絹旗「あはは、滝壺も厳しいですね」

    滝壺『厳しくもします』

    絹旗「大丈夫ですよ滝壺。私は、もう超大丈夫ですから!」

    滝壺『超が付くくらい大丈夫なら、もう心配はいらないね』

    絹旗「じゃ、切りますね。…ありがとう滝壺」

    滝壺『うん。どういたしまして』

    …電話を終える。

    絹旗「……」

    絹旗「…よしっ!!」

    ……

    416 :

    超紫煙

    418 = 74 :

    一方通行「絹旗のヤツ…大丈夫なンだろうな??」

    トイレに行ったということは、やっぱり絹旗は調子が悪かったというわけで―

    一方通行(チッ!どうして早く、ヤツの身体の不調に気付いてやれなかった!?)

    なぜ気付けなかった…。もしかしたら、自分自身絹旗とのデートに浮かれすぎていたのではないか。
    だから気付けなかった…?だとしたら、なんとお粗末な展開だろうか。

    …まぁ、実際には絹旗は体調が悪いわけではなかったから。一方通行が知覚できなかったのも
    当然といえば当然なのであるが…。というか、ないものに一体どうやって反応しろという話だ。

    絹旗「一方通行!」

    そして自分を責めてる間に、彼女は戻ってきた。意外に早かった。

    一方通行「おォ!ン?お前…もう大丈夫なのか?」

    というのも。絹旗の顔が、先ほどファミレスで沈んでたような表情とは打って変わって明るくなっていたから。

    絹旗「少し休めば超元気になっちゃいました!」

    語尾にも力が入ってる。どうやら本当に復活したらしい。

    一方通行「そォか。本当に良かった…。ゴメンな早く気付いてやれなくて」

    絹旗「ッ!いやいやいや!むしろ心配してくれて超ありがとうなんですよ…っ」

    まさか、本当は何でもなく“友達と電話してただけ”なんて、申し訳なさすぎて言えない絹旗だった。

    419 = 74 :

    絹旗「また散歩しませんか?」

    一方通行「って、またかよ…お前ホント歩くの好きだなァ」

    絹旗「歩くのが好きなんじゃなくて… 一方通行と一緒にいるのが好きなんですっ!」

    そう言って彼女は一方通行の腕を取る。

    一方通行「オ、オイ!?」

    絹旗「ダメ…ですか?//」

    一方通行「く…ッ!!!」

    なんだこの上目づかいは。反則じゃねェかこン畜生ッ!

    絹旗「今度はただ海岸線歩くだけじゃなくて下に降りてみましょうよ。砂浜の上を歩いてみたいんです」

    一方通行「い、いいけどよォ…」

    どうも左腕の行方が気になる。

    一方通行(なんか“当たってる”ような気がすンだが…?気のせいだと思うことにするぞ俺はァ!!!)

    心の中でシャウトする一方通行だった。

    420 = 347 :

    当ててンのよキタアアアアアア

    421 = 332 :

    ふぅ……

    422 = 74 :


    ……

    絹旗「うわー。海って夜になるとこんなにも真っ暗なんですね!」

    一方通行「あんまり海に近づくンじゃねェぞ。足元だって暗ェんだからな」

    絹旗「でも、万一何かあっても一方通行が助けてくれますよね?」

    一方通行「人任せかよ。タチ悪ィなオイ」

    だが自分を慕ってくれる絹旗に、同時に嬉しくも思う。

    絹旗「あ、波がきてますね」

    一方通行「そォだな」

    絹旗「引いていきますね」

    一方通行「そォだな」

    絹旗「えへへ。一方通行♪///」ピトッ

    体を密着させる絹旗。

    一方通行(女ってのは意味分かンねェ!?)

    424 = 74 :

    絹旗「一方通行!」

    一方通行「な、なんだァ」

    絹旗「私の周りには“窒素の壁”が展開されてます!」

    一方通行「みてェだな」

    絹旗「窒素は水に溶けません!」

    一方通行「正しくは“溶けにくい”な…で、何が言いてェんだお前は」

    絹旗「っつーわけで、満を持して飛び込みます!!」

    一方通行「は?」

    絹旗「とぅおおおおおおおッ!!!」

    一方通行「バッカ!?ちょ―」

    バッシャーン

    海へとダイブする絹旗。

    一方通行「荒ぶってるってレベルじゃねェぞ!!?」

    425 :

    沖に流される絹旗を幻視した

    426 = 72 :

    そんなお前を視界ジャックした

    428 = 74 :

    一方通行「オ、オイ!?大丈夫かよ??」

    彼女が飛び込んだほうへと急いで向かう一方通行。

    絹旗「……」ビショビショ

    一方通行「き、絹旗…?」

    ずぶ濡れの絹旗がそこにいた。

    絹旗「…なんで。私濡れてんですか?」

    一方通行「いや、当たり前ェだろ」

    絹旗「窒素があるのに…」

    一方通行「それでもあのダイブはない」

    やれやれといった感じで絹旗に近づく一方通行。能力を使って、以前と同じく乾かしてやろうとしたところ―

    一方通行「って、」

    一方通行「何で逃げンだコラァァァァァァァァァッ!!?」

    絹旗「怖い人が追っかけてきます♪」

    ずぶ濡れのまま逃走を開始する絹旗。とても 楽 し そ う だった。

    429 = 72 :

    恋人の追いかけっこと言うよりも

    430 = 74 :

    一方通行「何考えてンだあいつは…」

    呆れながらも、急いでその後を追おうとする一方通行。能力を発動して一気に間合いを詰めようとするが―

    絹旗「こっちですよー!一方通行!」

    一方通行「……」

    なんか、能力使ったら負けのような気がしたんで、自力で絹旗に追いつくことにした。

    絹旗「わー!わー!」

    一方通行「ガキかテメェは!?こんなことしてて恥ずかしくないンかァァァァァァァァ!!?」

    悲痛な叫びをとばす一方通行。

    絹旗「だってガキですから♪」

    一方通行「クソがァァァァ!!!」

    幸いにも、一方通行はすぐに彼女を捕まえることができた。
    服の濡れた重さで、絹旗の足が鈍っていたというのもある。

    絹旗「変な人に捕まっちゃいました!」

    一方通行「…はァ」

    ため息をつきながらも…彼女を波の来ない安全な場所へと移し、服を乾かす一方通行だった。

    431 = 74 :

    一方通行「……」

    ところが。そうは問屋が卸さなかった。

    一方通行(下着ってどうすンだ…??)

    以前、車に水をひっかけられたときは表面上の服だけで済んだ。
    だが、今回は言葉通りのずぶ濡れである。ということは下着から水分を取るためには―

    一方通行(その下着に触れなきゃいけねェってことだよな…)

    ……

    一方通行(できるかあああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!)

    彼は心の中で思う。さすがにそれは許されない、と。

    そして同じ頃―

    絹旗(滝壺…っ!私、自分の欲求に従って素直に行動してただけなんです!!
    濡れても、別に一方通行に乾かしてもらえばいいや、みたいな軽い気持ちで後先考えず突っ走ってたら…
    下着のことを超すっかり忘れてました!?これって一方通行にその… されるってことですよね?!///)

    二人とも絶賛大混乱だった。

    432 = 72 :

    絶賛大淫乱

    434 = 74 :

    しかし。肝心の肌に触れる下着がこれでは、絹旗は風邪をひいてしまうかもしれない。

    一方通行(だからといってこれは…ッ)

    途方もない葛藤と闘っていた一方通行だった。

    絹旗「あ、あの、一方通行…」

    一方通行「な、何だァ!?」

    絹旗「その…。下着も、乾かしてください///」

    一方通行「」

    一方通行「すまん。思考がとンでた。で、何だって?」

    絹旗「だ、だから下着も…お願いしたいんです///」

    一方通行「」

    一方通行(うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!)

    435 = 74 :

    と、叫んで現実逃避してる場合じゃない。

    絹旗「そ、その、ちょっと触れるだけで直せるんですよね?!だったらそれで…//」

    一方通行「!」

    我に返る一方通行。

    一方通行(そうだった。一瞬でいいンだ!一瞬だけでも触れれば、それだけで直せる…ッ!!)

    そうだ。たかが一瞬じゃないか。そう思うことにした。というか、そうでも思わないとやってられない。

    絹旗「じゃあ、あ、あの…ブラからでいいですか?//」

    一方通行「お、おう…」

    絹旗(は、恥ずかしいです…っ)

    静かに…ゆっくりと上着をめくり、下着姿の上半身をさらけだす絹旗。その顔は真っ赤だった。

    絹旗(あっ!!?//)

    そこで“失態”に気付く。

    絹旗(一瞬だけなら、後ろだけをチラッと見せればよかったのでは!!?私ってば何をやって…!?)

    一方通行(俺は乾燥機、俺は乾燥機、俺は乾燥機、俺は乾燥機、俺は乾燥機…!!)

    436 = 389 :

    なんという第一位の無駄使い

    437 = 74 :

    もっとも、仕切り直せばよかっただけの話なのだが…。パニクってたのか、絹旗にその選択肢はなかった。

    一方通行「じゃァ、触るからな…ッ」

    絹旗「は、はい…//」

    …さすがに一方通行もブラのことは分かっていた様子。後ろの布面積の小さな箇所を、指でちょこんとつつく。

    一方通行「…完了ォ」

    絹旗(一方通行が賢くて助かりました…っ)

    一方通行「じゃ、次は下のほうだなァ…」

    絹旗「え!?も、もうですか!?//」

    一方通行「早ければ早いだけいいだろうがよォ…!」

    絹旗「そ、そうですよね…っ!」

    絹旗(こんな状況でも一方通行は淡々としてるんですか…?さすが学園都市最強のレベル5です…。
    精神力も並大抵ではないということですね。でも、ちょっとは私の体にあたふたしてほしかった…
    って何を言ってんですか私は!?//いけない!こういうとき、無駄なことは考えちゃダメですね…///)

    一方通行(俺は乾燥機、俺は乾燥機―)

    438 = 347 :

    第一位が乾燥機
    第二位が冷蔵庫

    439 = 72 :

    第三位は充電器?

    440 = 287 :

    第四位は発振器

    441 = 74 :

    絹旗「じゃ、じゃぁ一方通行…//」

    一方通行「あァ」

    さすがにさっきのようなミスはしない。スカートを若干ずらし、パンツをチラ見せする絹旗。

    絹旗(―っ!パンツを意識して見せるのって凄く恥ずかしいです…っ///)

    緊張で頭がおかしくなりそうな絹旗をヨソに、一方通行は淡々とその手を腰の横あたりへと伸ばす。
    前は局部、後ろはお尻。だとしたら、触れるべきは側面しかない。そこは一方通行も冷静だった。

    一方通行「…終わったぜ」

    絹旗「あ、ありがとうございました…」

    …気まずい空気が流れる。

    絹旗「あ、あの、一方通行」

    一方通行「何だァ…?」

    絹旗「もしかして、嬉しいハプニングとか超期待しちゃったりしましたか…?//」

    一方通行「……」

    一方通行(ンな余裕すらなかったっての…乾燥機と冷蔵庫が闘う幻覚が見えたくらいだ)

    442 :

    第四位はレーザー砲?

    443 :

    第四位は全身ビーム砲が公式でry

    444 = 74 :

    絹旗「あの…本当にありがとうございました一方通行。
    やっぱ普通の状態ってのはいいですね。濡れてる服は動いてて気持ち悪かったですから…」

    一方通行「自分から濡らしておいて、さらに逃げておいて何言ってんだテメェ」

    絹旗「…もしかして怒ってます?」

    一方通行「当たり前ェだろッ!?ったく…。時間が時間だ。今日はもう帰るぞ」

    絹旗「っ!!ま、待ってください!怒ってるのなら謝ります!謝りますから…っ!!」

    一方通行「別に怒ってねェよ。これ以上遅くなったら、そっちも困るだろうが」

    絹旗「私は…そんなことないです」

    一方通行「―は?」

    絹旗「……」

    一方通行「…バカなこと言ってねェで帰るぞ」

    後ろを振り向き、歩きだそうとしたその瞬間―

    絹旗「一方通行…っ!」

    その叫び声とともに、背後から抱きしめられる。

    445 :

    支援 乾燥機爆発しろ

    446 = 72 :

    熱膨張しちゃいます><

    448 = 443 :

    第五位は心理掌握

    つまりはペースメーカー

    449 = 389 :

    第五位はリモコン

    450 = 74 :

    一方通行「…ァ?」

    絹旗「……」

    一方通行「何やってンだお前」

    絹旗「ごめんなさい…っ」

    一方通行「お前…」

    絹旗「私、調子にのっちゃって…っ!!一方通行のいろんな反応を見るのが超楽しくて…
    でも、やりすぎちゃって…!だから、ごめんなさい…っ」

    一方通行「…バカが」

    そう言って絹旗の方を振り返る一方通行。そして―

    絹旗「っ!?」

    一方通行「だから、怒ってねェって言ってンだろが…バカが」

    そっと、絹旗を抱きしめ返す一方通行。その腕に力を込める。

    一方通行(むしろ、ずっとお前とこんなふうになりたかったとか…
    恥ずかしくて言えるワケがねェだろうが…!!)

    絹旗「く、苦しいです一方通行…っ!」


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