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    元スレ浜面「一方通行×絹旗とかどうだろう?」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ×2+ - 麦野 + - Fate + - tiger + - とある魔術の禁書目録 + - タイガー + - 一方通行 + - 初春 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    601 = 587 :

    絹旗(滝壺…凄まじいほどの超“気配り上手”ですね。私も見習いたいもんです)

    絹旗「というわけで一方通行!あ~ん♪///」

    一方通行(こ…これで4個目か…ッ)

    うろたえながらも、恋人のそんな愛情表現に…内心は嬉しい一方通行なのであった。

    ……

    一通り食べ終えた後、麦野・絹旗・滝壺の3人はくじ引き屋へと足を運んでいた。
    何やら女性陣だけで運試しをしたいらしい。

    一方通行(なンというか、解放された感じだな…)

    もちろん絹旗と一緒にいることは楽しいし、かけがえのない大切な時間だと思ってる。
    ただ、たまには別の空気を入れるのも悪くはないだろう。

    浜面「一方通行ー!」

    同じく残された悪友、浜面が一方通行へと呼びかける。

    浜面「焼きトウモロコシとフランクフルト、どっちがいい?」

    一方通行「は?」

    602 :

    浜面のフランクフルトキタ―

    603 = 590 :

    浜面溶けろ

    604 = 585 :

    お前かよwww

    605 = 595 :

    おい

    何で歯切れ悪いん?ねえ?何で?馬鹿なの?馬鹿面なの?

    606 = 587 :

    浜面「いや、腹が減ってんじゃねえかと思ってさ」

    一方通行「……」

    一方通行「何で分かった?」

    浜面「そりゃお前、男と女じゃ食べる量が違うからなぁ」

    一方通行「…まァ、そうだな」

    浜面「女の子の食事ペースだと腹は膨れん。かといって、俺らだけ目の前で追加して食うってのも
    なんか感じ悪いしな。だから…こういう合間を縫って食べとくって話さ!で、どっちがいい?」

    一方通行「焼き鳥で」

    浜面「焼き鳥屋はこの辺ねえから!!っつうか、さっきの二択から選べよッ!!?」

    一方通行「冗談だバカタレ」

    浜面「俺さ、今日バカバカ言われまくってる気がする」

    一方通行「フランクフルトで」

    浜面「スルーかよ!!」

    608 :

    焼き鳥だけにバカタレってかww

    609 = 587 :

    浜面「っつーわけで、買ってきたぜッ」

    一方通行「おォ、サンキューな。500円も渡しとく」

    浜面「……」

    一方通行「ン?どうした。食べねェのか?」

    浜面「いや…お前がまさか“礼”を言えるなんて、いつそんな人徳が具わったんだと」

    一方通行「ガキですかァ?俺は?」

    一方通行(これ、以前も誰かに言われた気がすンぞ…)

    浜面「しかも、さっきは俺に“冗談”も言いやがったし。お前…なんか変わったなっ!」

    一方通行「それは褒めてンのか?バカにしてンのか?」

    浜面「もちろん良い意味に決まってんだろーがよ!アレか?絹旗の影響か?」

    一方通行「それに関しちゃ打ち止めの影響のがでけェよ。ただ…」

    浜面「…ただ?」

    一方通行「俺が“冗談”なんつうもンを言い出したのは、間違いなくテメェら『アイテム』のせいだ」

    浜面「?冗談やボケ、ツッコミが飛び交う愉快なアイテム…?」

    一方通行「そうだよこの常時ボケ野郎」

    611 = 585 :

    支援(ただし浜面は除く)

    612 :

    まだあったのか!
    支援

    613 :

    そういや時系列的にここの麦野はスーパーむぎのんなんだな

    614 = 587 :

    浜面「ま、待ってくれ!別に俺一人がボケってわけじゃない!!麦野だってたまにボケ側にくるッ!!」

    一方通行「ンな裏事情どうでもいいわ」モグモグ

    浜面「畜生…!お前がそんな態度なら、こっちだってトウモロコシがつがつ食ってやる!!」ガッガッ

    そういうわけで、おいしく平らげることができた。

    ……

    そして待つこと数分。

    一方通行「…お」

    絹旗「一方通行!お待たせしましたーっ!」

    麦野「あああぁー!!もうやってらんねぇッ!!」

    くじ引きを終えた麦野たちが戻ってくる。

    浜面「…?何で麦野は機嫌悪いんだ?」

    滝壺「5回やって全部はずれだったから」

    浜面「そりゃまた…」

    麦野「しかもはずれ賞はポケットティッシュって、なめてんのか?ここはデパートかっつうのッ!!!?」

    615 = 587 :

    浜面「本当にお疲れだったな麦野…。滝壺はどうだったんだ?」

    滝壺「2等当たっちゃった」

    浜面「え、マジで!?」

    滝壺「でも側にいた子供にあげちゃった」

    浜面「何で!?」

    絹旗「なんか子供たちの間で流行ってるカードゲームだったみたいで。
    しかも、超レアなカードが入ってたとか入ってないとか!」

    滝壺「私はカードゲームしないから…。子供たちに使われた方が、そのカードだって幸せだもんね」

    浜面「滝壺さん天使すぎや」

    絹旗「私は3等だったんですけど…の割には、ただのこんなお菓子袋です。というわけで一方通行!」

    彼にそのお菓子袋を手渡す絹旗。

    一方通行「え…?」

    絹旗「打ち止めちゃん…お菓子大好きでしたよね?今日のお土産だと思って、超持って帰っちゃってください!」

    一方通行「最愛…。分かった。ありがとな」

    確かに打ち止めは喜ぶだろう。番外個体とオヤツを賭け、真剣勝負をしてたくらいだ。

    一方通行(…ン?ということは、番外個体もお菓子が好き…てことだよな?ヤツにも分けてやるとすっか)

    616 = 595 :

    そこは一方通行のフランクフルトを絹旗に食べさせろよ……

    617 = 587 :

    せっかくの祭りだ。他にも打ち止めに買って帰れるものはないか…と辺りを見渡していたところ―

    一方通行(おォ、あのお面とかいいかもしれねェ)

    売り場に近づき、電気ネズミのお面を手に取る一方通行。

    一方通行(別にあいつが電気を発するから、これを買う…ってワケではねェが。
    子供たちに人気のキャラクターみてェだし、たぶん気に入るンじゃねェかな)

    一方通行「これ、何円だァ?」

    店主「1000円だよ」

    一方通行(え?高くね??)

    だが…打ち止めのためにも背に腹はかえられない。これも祭り価格だと思ってあきらめることにした。

    一方通行(さァて、みんなは…ぁン?)

    先ほどのお菓子袋にお面を入れ、店を出た一方通行だが…4人の姿がない。いや、“彼女”はすぐ見つかった。

    絹旗「あ、一方通行!もう…どこ行ってたんですか?みんなあっちに行っちゃってますよ?」

    一方通行(しまった。そういやお面を買いに行くって告げてなかったンだっけか…)

    己のミスを反省し。絹旗と一緒に、浜面たちが向かった方へと歩き出そうとした―その瞬間―

    絹旗「!一方通行ッ!!」

    618 :

    ざわ…

    619 = 602 :

    一方さんなら1000円なんてどうってことないような

    620 = 587 :

    一方通行「!」

    とっさに絹旗の手をつかむ一方通行。

    絹旗「あ、危なかったです…っ!思わずはぐれるところでしたっ」

    一方通行「何だァ…?この人の多さはよォ??」

    人波が凄いことになっていた。祭りだということもあって、元々人が多かったのには違いないが…
    一方通行たちが会場に着いた6時代と比較し、人の数はさらにその倍になってるように感じられた。

    絹旗「気付かないうちにこんなに人が増えてたんですね…。見てください一方通行」

    携帯を突き出す絹旗。その待ち受けには『19:14』と書いてある。

    絹旗「花火が上がるのが8時ですから、そう考えたらこの状況も不思議ではないですね」

    一方通行「あァ…なるほどな」

    祭り最大のイベントとも言える花火を、みんな見に集まってるということだろう。

    絹旗「しかし…どうしましょう。麦野たちとはぐれちゃいました」

    一方通行「そうだな…」

    621 = 587 :

    この人波だ。見つけ出そうと思って見つけ出せるものではない。ましてや、偶然出会う可能性など
    ゼロに等しいだろう。では、メールで何か目印となるような場所に集合するよう促すのはどうか?
    しかし…それでもどうしてもこの“人波”がネックとなってくる。もうすぐ花火が上がる時間ということも
    あって人は増えていく一方。そんな状況で、“その場所”に到達するまで果たして何分かかるのか。
    到達したとしても、その人混みで彼女らを見つけ出せるという保障もあるのか。

    一方通行(一番手っ取り早ェのは…)

    そもそも目印となるような場所といっても、一方通行も浜面もみんなここの周辺地理に詳しいわけではない。
    携帯で周辺情報を探って目星をつける方法もあるが、何より花火が上がるまでに時間がない。メールで
    やり取りをしてる間に、あるいは探してる最中に『花火が上がってました』という事態だけは避けたい。
    となると―

    一方通行(電極のスイッチをONにするしかねェ…よな?)

    もちろん、ベクトル操作でもって人波を操作するのはご法度だ。以前、第2位の垣根帝督と戦った際、
    同じくこのような街中心部で…誰一人としてケガ人が出ないよう、事態を誘導したという前例はある。
    これだけの人数でも、一方通行のそんな高等技術をもってすればできないことはない。ただ…個人的に、
    “友人と会うため”という、そんなプライベートな理由で大衆を巻き込みたくはなかった一方通行だった。

    一方通行(空中移動でもすっか…)

    となれば、もはやこれしかない。高速で宙を移動し、上空から連中を見つけるという…
    まさに二重の意味で“ぶっとんでる”としか言いようのない、そんなやり方で。ただ、これにも問題はある。
    衆人環視の中、空を飛び回るというのは人としてどうなのだろうか。見てる彼らからすれば、せっかくの
    お祭り気分が台無しだろう。ある意味物珍しいかもしれないが…。というか、単純に恥ずかしくてできない。

    一方通行(いや、ここは恥を捨ててでもやるしかねェのか…?!)

    622 = 587 :

    そんな葛藤をしている彼に、絹旗がささやいた。

    絹旗「…いいですよ一方通行」

    一方通行「ァ…?」

    “いい”って何がいいのだろうか。そもそも、その“いい”は肯定の意味なのか否定の意味なのか。

    絹旗「今、能力を使ってでも麦野たちと会おうって…そう考えてくれてたんですよね?でも、それはダメです」

    一方通行「…??」

    言ってることがよく分からない。

    絹旗「この花火大会って、毎年数十万規模の人が集まるんです。学園都市の総人口的に考えれば…
    その凄さが分かりますよね?となれば、当然悪い奴やら暗部の人間もウヨウヨその中に混ざってるわけです。
    ある意味で厳戒態勢とも言える状況なんですよ。その証拠に、あちこちに防護服の人が出張ってると
    思いません?何か騒ぎが起こったとき、いつでもそれを迅速に解決できるような態勢になってんです」

    一方通行(そういや…所々にアンチスキルがいるのな)

    絹旗「つまり何が起こるか分からない。そんな状況で、私はあなたに電極のバッテリーを
    消耗してほしくはないんです。もちろん…あなたは超強いし大丈夫だとは思ってます。
    それでも…っ!私は、あなたの“彼女”として心配なんです!そこは分かってください…っ」

    一方通行「最愛…お前…」

    623 = 587 :

    絹旗「だから、麦野たちとは花火が終わった後にでもゆっくり合流するとしましょう!
    それまでは…二人でお祭りを楽しみませんか?//」

    一方通行「…そこまで心配されちゃ何も言えねェだろが。分かった。しばらくは…二人でいような」

    絹旗「はいっ!//」

    ……

    絹旗「あ、向こうにイカ焼き屋があります」

    一方通行「イカ焼き好きなのか?」

    絹旗「好きではあるんですけど…。さっきたこ焼きを食べたせいですかね?なんか反応しちゃいました」

    一方通行「たこ焼きからイカ焼き…?」

    絹旗「だって、イカもタコも超似てるじゃないですかっ」

    一方通行「確かにそうだな」

    絹旗「…!」

    一方通行「ン?どォした?」

    絹旗「イカとタコって似てるのに、どうしてイカ焼きはたこ焼きほどメジャーになれなかったのかなと…」

    一方通行「…そういや何でだァ?」

    624 = 587 :

    絹旗「うーん…」

    一方通行「うーむ…」

    結局、いくら考えても答えは出なかった。

    絹旗「…やめましょう。時間の無駄です」

    一方通行「だな」

    絹旗「他の店も見てみましょうか!」

    一方通行「あれ?イカ焼きは買わねェの?」

    絹旗「あ、いえ。話題に出しただけで最初から食べようとは思ってませんでしたから」

    一方通行「イカ涙目じゃねェか」

    絹旗「私…今は甘いものを食べたい気分なんです」

    一方通行「屋台で甘いもンって何があったっけか」

    絹旗「っと、ちょうどいいところに!リンゴ飴がありました!!」

    一方通行「リンゴ飴…?」

    絹旗「あ、あの…?まさかリンゴ飴を知らないんですか?」

    625 = 591 :

    いいふいんきだ

    626 :

    イカデックス「ガタッ(AA略)」

    627 :

    まだ続いてたのか
    すげぇな

    628 = 587 :

    一方通行「知ってる。リンゴ味の飴なンだろ」

    絹旗「いや、それは確かにそうなんですが…。じゃあリンゴ味のペロペロキャンディーもリンゴ飴ですか?」

    一方通行「そうなンじゃねェのか」

    絹旗「全然違いますよ一方通行…。ほら、ちゃんと実物を見てください!」

    そう言って店へと近づく二人。

    絹旗「生のリンゴに箸が刺してあって、その周りを飴でコーティングしてあるんです」

    一方通行「そうだったのか…」

    絹旗「本当に知らなかったんですか!?」

    一方通行「どうも、俺はこういう“常識”には弱くてよォ。良い社会見学になッたぜ」

    絹旗「もう。しっかりしてくださいね!」

    一方通行「おう!」

    店員「あの…後ろの人が混んでるんで、早くお金のほうをお願いしたいんですが…」

    絹旗「すみません」一方通行「すンません」

    629 = 587 :

    そういうわけで、リンゴ飴を買った絹旗。

    絹旗「あっまーい♪やっぱお祭りのリンゴ飴は最高ですっ!」ペロペロ

    一方通行「良かったなァ」

    絹旗「一方通行も買えばよかったのに」

    一方通行「あんま、甘いもンは好きじゃなくてな」

    絹旗「好き嫌いは超ダメですよ。一方通行も、ほらっ!」

    一方通行「お、オイ!?」

    口にリンゴ飴を突っ込まれる。

    絹旗「どうですか?///」

    一方通行「…甘かった。っつうか、これ…っ!」

    絹旗「間接キス…ですね//」

    一方通行「確信犯かァ!!?」

    631 = 602 :

    >>630
    飴部分は普通
    りんご部分は糞まずい

    632 = 591 :

    りんごは熟れすぎたみたいな感じ

    633 = 587 :

    絹旗「あらあら、一方通行」

    一方通行「何いきなり口調変えてンだテメェは」

    絹旗「お口の周りが真っ赤♪」

    一方通行「え…?」

    絹旗「手鏡もってるんで、これで見てみてください!」

    言われた通り見てみる。

    一方通行「なンじゃこりゃァ!!?」

    お口の周りが真っ赤だった。

    一方通行「どういうことなンだこれはよ…」

    なんだこの鏡に映ってる自分は。ピエロか?

    絹旗「リンゴ飴って色付けのために食紅が混ぜてあるんで…。
    むしゃぶりついたりすると、こんな感じに超赤くなっちゃうんです」

    一方通行「マジか…。今度から注意するぜ―とでも言うと思ったか?突っ込ませたのはお前だよな?」

    絹旗「だから、責任もってハンカチでふいてあげますっ!顔をこっちに向けてください///」

    一方通行(何このプレイ)

    634 :

    リンゴ飴のリンゴは水分なくてスッカスカだな

    635 :

    飴部分と一緒にりんごも食うんだよ
    そしたら甘味が水っぽさと酸味でいい具合に中和される
    今度是非試してくれ

    636 = 587 :

    一方通行(でも…悪くなかった)

    正直な感想だった。実際、優しく丁寧にふいてくれる絹旗のその仕草は…とても愛くるしいものだった。
    彼女にリードを取られてばかりの一方通行だが…。そんな彼女も、同時に魅力的だと感じている自分に気付く。

    一方通行(まったく、懐柔されてやがンな俺…)

    これからも、このおてんばなお姫様に振り回されンだろうな。つくづくそう思う一方通行だった。

    ??「なぁ御坂!行きたいところとかあるか?」

    ??「と…特にない」

    ??「どこにも行きたくないのか??」

    ??「そ、そうじゃない…けど!ってか、あああああー!!ちょっと落ち着いて考えさせて!!//」

    一方通行(こ、こいつらは…)

    どうやらそんな感慨深い時間も終わりそうだった。
    目の前にどこぞやで見たツンツン頭と、同じくどこぞやで見た茶髪の少女がいたから。

    上条「お!一方通行と絹旗じゃねえか!お前らも祭りに来てたんだなっ!」

    そして気付かれた。

    絹旗「あっ!御坂さんに上条さんじゃないですか!!」

    美琴「き、絹旗さん…!?それと、一方通行!!?」

    637 = 585 :

    あっ今はそのカップリング結構です

    638 = 612 :

    元の作品を知らなくても楽しめるもんだなー
    支援

    639 = 607 :

    これだけのボリュームに仕上げた>>1に感謝と敬意を込めて
    寝る&保守

    640 = 587 :

    上条「一方通行は…その様子だとデートみたいだな。絹旗とは上手くやってるか?」

    一方通行「テメェに心配される言われはねェ」

    上条「相変わらずの一方通行さんですね…」

    一方通行「そういうそっちこそ、デートの最中だったンだろうがよ」

    絹旗「ですよねー。御坂さん、結局上条さんをデートに誘うの…成功してんじゃないですかっ♪」

    美琴「ちょ、今ここでそれは―!?」

    上条「え…!?御坂、お前…俺をデートに誘うつもりだったのか…?」

    美琴「そ、それは、だ、だからその…っ!!?//」

    一方通行「…超電磁砲がテンパってやがンぞ」

    絹旗「?どういうことです?デートじゃないんですか?」

    美琴「こ、こいつとは!!本当に偶然!偶然出会ったのよッ!!始めは初春さんたちと来てたの!!」

    絹旗「でも、現に今は二人っきりじゃないですか」

    上条「そ、それはだな、いろいろ複雑な理由があって…っ!」

    時間は今から30分前に遡る。

    641 = 587 :


    ……

    7時。とある集団が会場へと着いていた。

    青ピ「いや~!やっぱ女の子の浴衣姿ってのは最高やな!!//」

    土御門「それだけでも来る価値があるってもんだにゃ~!//」

    上条「……」

    青ピ「どうしたんカミやん?そんな沈んだ顔して」

    土御門「この光景を前に何もリアクション無しとは、ちょっと男としてやばいと思うぜい」

    上条「…いや、何で上条さんはこんなところにいるんだろうと自問自答してたところなのですよ…」

    土御門「オイオイ、カミやんは何にでも理由を求めるタイプかぁ?それは、祭 り だ か ら だッ!」

    青ピ「そうそう!理由なんかそれで十分やでー」

    上条「いやいやいやいやッ!!お前らが俺連れてきたのは、どう考えても理不尽な理由だろ!??」

    青ピ「カミやんがいたら ナ ン パ の成功率が上がる。これがどないしたん?」

    上条「だから…その詐欺まがいなキャッチッフレーズは一体どっからやってきたのかと上条さんはですね…」

    土御門「上条建設の誇る名声は、今や天界にまで届いてるんだぜい?自信を持てよ!一級フラグ建築士っ!」

    上条「それが意味分かんねえって、もうさっきから何回言ったんだろう…」(というか、上条建設って何…?)

    642 = 618 :

    やっぱkjの最大の不幸はモテてることに気づかないこと

    643 = 587 :

    青ピ「というわけでー、おおっ!!早速いい女の子発見したで!!」

    土御門「でかした!カミやん、臨戦準備は整ったか?」

    上条「って、おい!?もうナンパ始めんのかよ!?目が血走りすぎってレベルじゃねえぞッ!??」

    土御門「あのなぁカミやん…。俺は昨日、妹に一緒に祭りに行こうと誘い、そして断られた」

    上条「…え?いきなり何を語り出して―」

    土御門「舞夏はな、言ったんだ。『友達と行くから』って。この…兄の気持ちが分かるかカミやんッ!!?」

    上条「いや、分からねえし!!分かろうとも思わねえからっ!!」

    土御門「だから…俺は決めた。この持て余したリビドーをッ!今日のナンパで放出してやろう!ってな!!」

    上条「なんかそれ、理由としては最低な気がするのは気のせいでせうか?」

    青ピ「カミやん」

    上条「な、何だ改まって?」

    青ピ「ナンパにな、合理性ってもんを求め出したらオシマイやで?」キリッ

    上条「犯罪にだけには走らないようにな…」

    644 :

    爆発しろとまでは言わないから上条死んでくれ

    645 = 612 :

    寝る前の支援

    646 = 587 :

    青ピ「あぁ!!気付けばさっきの女の子たちが…もうあんな遠くに!!」

    土御門「残念だが、これ以上カミやんを説得してられる時間はないぜよ!!」

    青ピ「どうやらこれは…ワイが切り込み隊長で行くしかないって流れやな…?」

    土御門「あ、青髪ピアス…お前…っ!」

    青ピ「なぁに、安心し。死にはせんよ。ただ、己の全てをぶつけるだけ…ただそれだけの話や」

    土御門「…ふっ」

    青ピ「土御門…?」

    土御門「お前にだけ良い格好させると思ったか?俺も助太刀するぜ」

    青ピ「…いいんか?タダでは戻ってこれんかもしれんのやで?」

    土御門「そんなこと、百も承知…っ」

    青ピ「!ワイは…良い戦友をもったんかもしれんな…っ」

    土御門「さぁ行こうぜ青髪!チャンスの女神は、いつまでも俺たちを待ってはくれないぜい!!」

    青ピ「せやな!!ワイらはその瞬間を…ただ光のように全力で生きればいいんや!!」

    上条(よくここまで熱くなれるなこの人たち…)

    648 = 587 :

    土御門「ところで、青髪はあの4人の中で誰狙いなんだ?」

    青ピ「ワイはあの水色浴衣着てる…黒髪ロングのコやな!」

    土御門「俺は…頭に花がついてる女の子かにゃー♪」

    青ピ「え?花ってお前何言うて…ってホントについとるし!?何やアレ…?」

    土御門「青髪。今は“花”なんてどうでもいいんだ。まぁ、興味がないと言えばウソになるがな…。
    今俺たちが知らなきゃいけないのは“花”じゃなく、女の子たちのほうだッ!!違うか!!?」

    青ピ「…あぁ。まったくもって正論やな土御門!!」

    土御門「じゃあ目標が定まったところで…。準備はいいか青髪…?」

    青ピ「ワイなら…いつでもOKやで」

    土御門「行くか!!」

    青ピ「行きましょか!!」

    上条(あれ?あそこにいる4人って…)

    もはや嫌な予感しかしなかった。

    649 = 591 :

    水族館の頃の土御門が懐かしい……


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