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    元スレ浜面「一方通行×絹旗とかどうだろう?」

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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ×2+ - 麦野 + - Fate + - tiger + - とある魔術の禁書目録 + - タイガー + - 一方通行 + - 初春 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 74 :

    結標「ごめんなさい一方通行…」

    一方通行「あァ!?」

    結標「実は昨日…。あの後気になって、あなた達の後をつけてたの」

    一方通行「……」

    結標「そういうわけで、公園で一部始終は聞かせてもらったの。だから―」

    一方通行「うっかり土御門や海原に口を滑らしてしまったと!?そういうことかァ結標ェ!!?」

    結標「な、何よ!!そりゃ話しちゃったのは悪かったと思ってるけど…!
    もとはと言えば、あの場に私を呼んだあんたが悪いんでしょ!!?」

    一方通行「うぐ…」

    確かに結標の言う通りだ。散々便利屋として活用してきたそのツケが。ここへきて返ってきてしまった。

    土御門「というわけで今日のグループの議題は!『一方通行の恋の行方について』、だにゃ!」

    一方通行「」

    203 = 74 :

    一方通行「帰る!!全力で帰るッ!!」

    海原「ちょ、落ち着いてください一方通行!僕たちはただ、あなたの恋を応援してるだけなんです!!」

    結標「“たち”って、私もその中に入ってるの?」

    土御門「当たり前だろ結標。それとも何か?お前は一方通行の“絹旗ちゃんLOVE”を応援できないってのか?」

    一方通行「土御門、後で殺す」

    結標「誰もそんなことは言ってないでしょ!?ただ、そこまで興味もないっていうか…」

    土御門「んー?何か無理してるように見えるのは気のせいかにゃぁ?」

    海原「まさか結標さん。ここにきて“一方通行のことが好き”とか、そんなオチでは―」

    結標「一方通行。こいつら殺しましょう」

    一方通行「手っ取り早く済まそうぜ」

    204 = 74 :

    土御門「ま、待て待て待て!別に、今のは冗談でも何でもないんだぜい!?」

    海原「そうですよ!っていうか薄々と、前々から思ってたことなんです。あなたがそれを否定するなら…。
    ならば、どうして結標さんは毎回毎回、一方通行の傍若無人ともいえる呼び出しに従ってたんですか?
    あなたが一方通行に何か弱味を握られていた、という覚えもありません。彼の命令を実行したところで、
    あなたへのメリットはほとんどないはずです」

    結標「…っ!それはただ、私が見返りを求めない…とっても親切な女の子ってだけの話。私の協力がなかったら
    一方通行、何もできないんだもんね。分かった?私はあいつに、ただ慈悲の手を差し伸べてるってだけなのよ」

    土御門「一方通行。結標のことを、一度たりとも“菩薩”のように感じたことはあったか?」

    一方通行「ねェ」

    結標「即答!!?」

    一方通行「まぁ、感謝してるってのは本当だけどよォ」

    結標「…はぁ。少しはそれを行動で示してよね…」

    海原「一方通行。彼女が行動で示してほしい、と言ってますよ」

    結標「え?ちょ、海原何言って―」

    土御門「お姫様がお待ちだぞ一方通行。ここはとりあえず!キスしてみるとかどうかにゃー!?」

    結標&一方通行「!!?!?」

    205 = 164 :

    良いねェ

    206 = 74 :

    一方通行「ダメだ。もうバカどもには付き合ってらンねェ。結標、店出るぞ」

    そう言って一方通行は結標淡希の手をつかむ。

    結標「やっ…!」

    一方通行「…ァ?」

    予想外のことが起こった。結標が、彼のつかんだ手を振りほどいてしまっていた。

    一方通行「ど、どうしたァ?」

    結標「あ、ご、ゴメンなさい。何でもないの…//」

    一方通行「顔が赤いぞ?熱でもあるンじゃねェか」

    結標「な、ないない!そんなのないから!っていうか、何らしくもなく
    心配しちゃってるのよ!?そういうのはね、余計なお節介って言うのッ!!」

    一方通行「そ、そォか…」

    結標の突然の気迫に圧され、黙ってしまう一方通行。

    結標「ってか、あんたたちバカ二人(土御門と海原)は一方通行と絹旗さんの恋を
    応援してたんじゃなかったの!!?なに急にふざけて、こんなバカなことしてんのよッ!?」

    海原「すみません。つい面白くて」土御門「見てて面白かったんだにゃ」

    結標「最悪だこの人たち」

    207 = 74 :

    海原(結標さんが俗に言う“ツンデレ”ってことは分かりました)

    結標「今あらぬことを考えなかった?」

    海原「気のせいです」

    土御門「とにかく、絹旗ちゃんについて話を元に戻すとだな―」

    一方通行「テメェが脱線させたンだろうが。ってか“ちゃん”付けやめろ。マジで殺す」

    土御門「一方通行。付き合う上で一番大事なことは…何か分かるか?」

    一方通行「…は?いきなり何言ってンだお前―」

    土御門「俺は真面目な話をしてるつもりだぜい?一方通行。ぶっちゃけ、
    そのことが分かってないと、恋愛ってのはうまくいかないもんなんだぜ」

    一方通行「…そうですかァそうですかァ。…何でテメェなんぞに恋愛論を説かれなきゃなンねェんだ…」

    結標「まぁ、聞くだけ聞いてみましょ。このバカの言うことも」

    土御門「それはだな。相手の思考や状態を察知して、絶えずその欲求に応えてあげることだ」

    一方通行(…あン?まともなこと言ってるような気がすンのは)

    結標(気のせいかしら)

    208 = 97 :

    セロリさんマジモテモテ

    209 = 74 :

    海原「まぁ、当たり前といえば当たり前のことなんですけどね」

    土御門「その常々言われてる“当たり前”ってのをなかなか実行できないのが、人間ってものなんだにゃぁ」

    一方通行「…言うねェ土御門ォ」

    土御門「言ったろ?『俺は真面目な話をしてるつもりだ』ってな」

    海原「さっきはふざけすぎてしまったんで、ココからはシリアスモードです」

    結標「最初からシリアスモードでいてほしかったわ…」

    土御門「…そうだな。具体例を挙げれば、例えば絹旗が喉渇いてそうだったらどうする?」

    一方通行「ア?そりゃあジュース買ってきたり、どっか飲み物のある場所へ移動したりすンだろ」

    海原「模範的回答ですね。じゃあ、疲れてそうなときは?」

    一方通行「休める場所へ行きゃいいンじゃね」

    土御門「そうだな。だが、現実ってのはそういう“状態”に加えて、“思考”が混じってくるから厄介だ」

    一方通行「…?」

    210 = 74 :

    結標「…なるほどね。あんたたちの言わんとしてることは分かったわ。
    例えばね一方通行。絹旗さんが“疲れてそうに見えなかったら”。どうする?」

    一方通行「どうするって、それなら問題はねぇンじゃねェか」

    結標「そう考えがちよね。でもいつもそうであるとは限らない。
    もし絹旗さんが実際には疲れてても、“疲れていないようなフリ”をしてるだけだったら」

    一方通行「は?」

    結標「あんたに心配をかけたくない。だから、“疲れていないようなフリ”をする」

    一方通行「あァ、そういうことか。そりゃまた面倒な展開だな」

    海原「そういうあなたも。実際には疲弊してるところを、
    他人にはそう感じさせないよう振る舞ったことがあるのではないですか?」

    一方通行「……」

    ふいに打ち止めの姿が浮かぶ。

    一方通行「なるほど、テメェらが言ってた“思考”ってのはこういうことか」

    海原「お分かりいただけましたか」

    土御門「さて、ここで問題だにゃ一方通行。相手のそんな“状態”を見抜くには、どうしたらいいと思う?」

    一方通行「…こりゃまた難しい問題がきたもンだ」

    211 = 74 :

    一方通行「相手がどういう人間なのか、それを把握することから始めねェとな…
    行動や思考パターンをつかむためにも、まずはそれが必要だァ」

    土御門「良いこと言うねえ一方通行。じゃあ、お前は絹旗最愛について、今現在どれだけ知ってる?」

    一方通行「絹旗について…だと?そりゃァ…」

    一方通行「……」

    一方通行(いざそう問われるとォ困るな)

    結標「あのさぁ土御門。彼女と一方通行は、まだ出会ってから数日しか経ってないのよ?
    そんな彼に、この質問は酷なんじゃない?」

    一方通行「…映画が好きってのと、独特な口癖くらいしか分かンねェな…」

    土御門「何でもいいんだぜ一方通行。見た目でもいいし、なんとなく感じた性格でもいい」

    一方通行「性格は…わりと、いや、かなり積極的なほうだなァ。ンで明るい。見た目は小さいヤツとしか…」

    土御門「そっか…小さいのか。結標!残念だったな…」

    結標「!?ちょっ、どこ見て言ってんのよ!?/// あんたって…変態ね」

    すかさず自分の胸を隠す結標。

    海原「結標さん、気をつけてください。世の中には“変態”と呼ばれて喜ぶ殿方もいます」

    結標「シリアスモードは!?ねえッ!シリアスモードはどこへ逝っちゃったの!!?」

    212 :

    追い付いた
    平日の朝っぱらからニヤニヤしてる俺キメェ

    213 = 74 :

    結標「ねえ一方通行…。こいつらをセクハラで訴えてもいいわよね?」

    一方通行「いいンじゃね」

    海原「それにしても小さい女の子ですか。一方通行ってやっぱり…」

    土御門「アクセロリ―」

    一方通行「オイ結標。刑事告発しなくていいから、こいつら殺せ」

    結標「逆鱗に触れたのは分かるから!分かったから落ち着ついて一方通行!」

    土御門「そうだぜ一方通行。みっともないぜ」

    結標「殺したいのは私も同じだけどね」

    海原「怖いですよ結標さん…」

    土御門「ええっと、話を元に戻すぜい」

    結標「逃げたわね」

    214 = 74 :

    土御門「というわけでだ。一方通行は、絹旗最愛のことをまだよく知らない」

    一方通行「…違いねェ」

    土御門「じゃあ、どうやってそれを知るかってことなんだが…」

    海原「一番早い近道は、とにかく“相手と一緒に時間を共有する”ことです。できれば二人っきりがいいですが、
    別に誰か一緒でも大勢でも構いません。ただ、あなたの近くに彼女がいて、その仕草や言動が眺められれば、
    それだけで絹旗さんの像について近づけるプラス材料となり得るはずですからね」

    一方通行「時間を共有しろ…か」

    昨日、喫茶店からゲーセンにいたるまでの彼女との時間を思い出す一方通行。

    一方通行(そういう時間の積み重ねが、絹旗についても知ることにつながってくンだな)

    海原「もちろん、無理に誘いすぎてもいけません。うざがられて逆効果となり得ることもあります」

    結標「あんたがそれ言っても説得力ないわよね」

    215 = 212 :

    さるよけしえん

    216 = 74 :

    土御門「でも一方通行の話だと、その絹旗ってコは一方通行に対して…
    かなり積極的な性格してんだろ?なら、そのへんは問題なさそうだな」

    結標「後はそうね。できれば絹旗さんの周りの人、友達ともコンタクトを取っておいたらいいかも。
    知人を通して、彼女のことを知ったりすることもできるはずだから」

    一方通行(…浜面がそうか。それと滝壺理后だったか?第4位もいたな)

    海原「白井黒子…」

    結標「え?」

    海原「い、いえ、なんでもないです」

    結標「…?ただし、あまり異性と近づきすぎることがないようにね。本命を知ろうとして近づいて、
    かえってそれが本命に不信感を抱かれるってトラブルが、現実じゃ結構起こってたりするもの」

    一方通行「…リアルだな。気をつけとく」

    一方通行(まァ、滝壺や第4位なら大丈夫そうだけどな)

    海原(そもそも相手がジャッジメントなだけに、迂闊に近づけませんね…)

    217 = 74 :

    土御門「相手のことをよく知らなくても、だ。刹那的な仕草や表情を見逃さないってだけで、
    大体の心中は推察できるもんだにゃー。だが、あまり濫用はせんようにな。一方通行なら尚更だぜい」

    一方通行「…?どういう意味だァ?」

    結標「あんたがじっくり相手の顔を見ることと、“ガンを飛ばす”は同義だから」

    あァ!?と言いたいところだったが、やめた。悲しいことだが、自分の目つきが悪いってのは、
    自分が一番よく知っている。特に第4位の顔を凝視した日にゃ、その瞬間ゴングが鳴る自信がある。

    結標「といっても、あくまでそれは向こうが普通の知人だったらって話。
    もし絹旗さんがすでに一方通行にベタ惚れなんだとしたら、あまり気にする必要はないかもね」

    一方通行「はっ。さすがに、そんな虫のよすぎる展開はねェよ」

    結標(いや…公園で一部始終見てたけど、絹旗さんルンルンだったわよ…?)

    海原(自分も、そんな虫のよすぎる展開になりたいです)

    土御門「だから、絹旗最愛のことをよく知るためにも!これをお前にプレゼントするぜい!!」

    と言って、土御門が差し出したものは

    218 = 212 :

    sage進行だから人来ねえのかな
    面白いのに

    219 = 74 :

    一方通行「なんじゃこりゃァ」

    土御門「見て分からないか?つい最近、この辺りでオープンした水族館のチケットだよ。
    それも、ペア用のフリーパスチケットだぜ。絹旗誘って、一緒に行ってきたらどうだ」

    一方通行「…オイオイ、いいのかよこれ。フリーだろ、結構したンじゃねェか?
    あんま、テメェに借りをつくるような真似はしたくないンだがなァ…」

    土御門「ははっ、気にすんなって。ちょうど臨時収入があってな。それに充てさせてもらっただけだ!」

    ※臨時収入=浜面から騙し取った1万円

    一方通行「…そうかよ。じゃァ、受け取っとくぜ。ありがとな」

    結標「!一方通行がちゃんとお礼を言えるなんて!?」

    海原「成長したんですねえ。彼も」

    一方通行「ガキですかァ?俺は?」

    結標「にしても、何で水族館なの?」

    土御門「特に理由はないんだけどにゃぁ。単に近々オープンするから目移りしたってだけで。
    敢えて利点を挙げるなら、落ち着いて回れるってとこか?絹旗のことも、ゆっくり観察しながら
    デートを楽しめる。相手のことも分かって一石二鳥だぜい!それとも、一方通行はアクション全開の
    ジェットコースターや抱きつきイベント発生のお化け屋敷付き遊園地のほうが良かったかにゃー?」

    一方通行「いや…特にこだわりはねェから水族館でいいわ」(元暗部の人間が…お化けを怖がって抱きつき??)

    220 :

    こいつタフガイやな

    221 = 97 :

    浜面……

    222 = 74 :

    土御門「オープン自体は明日からするんだが、それから1週間以内なら有効だからな。
    絹旗と都合のいい日でも見繕って、デートしてきちゃってくれ!幸運を祈るぜい!」

    海原「というわけで今日の議題、『一方通行の恋の行方について』は終わりです」

    結標「え?終わり?」

    土御門「解散!」

    一方通行「潔いなオイ!」

    結標「チケット渡したら、元々解散する予定だったってことね…」

    土御門「ここからは一方通行しだいだからにゃー。俺たちが力になれることは、もうないのさ」

    海原「大体の恋愛講座は…チケット渡す前に粗方終わりましたからね。
    結標さんのご協力もあって、実に円滑に進めることができました!」

    結標「弄んだだけでしょ」

    土御門「それは違うぞ結標。俺たちはただ、面白かったんだにゃ!」

    結標「それを弄んだっていうのよッ!??」

    そういうわけで、ドタバタしながらも
    『一方通行の恋の行方について』会議(土御門・海原主催)は閉幕となった。

    223 = 74 :

    ファミレスから帰る途中。一方通行は公園に立ち寄り、ベンチへと腰掛ける。

    一方通行「思い立ったが吉日って言うからなァ。早速電話してみっか」

    Prrrrrrrrrrrrrrrr、ガチャッ

    一方通行「よォ絹旗。俺だ」

    絹旗『あ、一方通行!?あなたから電話をくれるなんて…というか、初めての電話ですね!』

    一方通行「ン?そういやそうだな」

    絹旗『えっと…何かあったんですか?』

    一方通行「用ってのはなァ」

    ……

    絹旗『それは良いですね!私も超行きたいです!あ、でも…』

    一方通行「?」

    絹旗『明日はちょっと用事があって…。明後日はダメですか?』

    224 = 74 :

    一方通行「あン?全然いいぞ」

    絹旗『よ、良かったです!じゃあ明後日、超楽しみにしときます!』

    一方通行「おう。待ち合わせは…駅の券売機近くでいいか?」

    絹旗『了解です!』

    一方通行「ン。伝えたいことは以上だ。じゃァ―」

    絹旗『あ、あのっ』

    一方通行「?まだ聞き足りないことでもあったか?」

    絹旗『そうではないんですけど…。今日の夜にでも、っていうか1日に1回だけでも、その』

    一方通行「…?」

    絹旗『メール、しませんか?』

    一方通行「…そういや、そういう約束してたよな。
    すまねェ、すっかり忘れてた。昨日にでもすりゃァよかったな」

    絹旗『あ、いえ!私のほうこそ、昨日はボーッとしててメールするの忘れちゃって…』

    一方通行「そォか。…じゃァ、今日こそはメールしような」

    絹旗『はい!』

    225 = 74 :

    一方通行「新規作成…っと」

    夜。夕食を食べ終えた一方通行は、早速携帯を取り出していた。

    一方通行「とはいえ、なンてメールすっかな」

    とりあえず…明後日のことを書けばいいだろうか?まぁ無難と言えば無難である。

    一方通行「そォだ。せっかくだし、顔文字も使ってみるかァ…。似合わねェことこの上ねーけどよォ」

    というわけでメールを打った。

    メール『明後日が楽しみだな\(^o^)/そういえばお前、魚とか好きなんか?/^o^\』

    一方通行「顔文字はこんなンでいいだろ。楽しさを表現するには十分なはずだァ」

    転送する一方通行。そして、数分も経たないうちにメールが返ってくる。

    一方通行「早ェな。やっぱ女ってのは、メール打つのも速いンですかねェ。何々…?」

    返信『超楽しみです!d(≧▽≦*d)
    海の生き物って、可愛いのも不思議なのもいますから好きです♪♪(*´▽`*)ノ゛』

    一方通行「いいね。好感触だったみたいだァ」

    226 :

    もあいちゃんペロペロ

    227 = 74 :

    番外個体「くっくっく…!!ギャハハハハハハハハハ!!!!!」

    一方通行「な、何だァ!?ってかお前、またしても後ろにいたのか」

    番外個体「うっくっ、こりゃ笑わずにはいられないよ!!ギャハハハハハハハハ♪」

    一方通行「…何がそんなにおかしンんだァ?」

    番外個体「途中までは我慢して見てたんだけどっ。やっぱダメだアハハハハハハハハハハ!!!」

    一方通行「どうしちまったんだお前はよォ…」

    番外個体「あんたが打ってたその顔文字!“オワタ”と“フッジッサーン”なんだよねー!♪」

    一方通行「は?」

    打ち止め「実はそれ二つとも、人生終わったって意味なんだよ!ってミサカはミサカは宣告してみたり!」

    一方通行「」

    番外個体「好きな人に向かって『オワタ』!?笑いが止まんないよキャハハハハハハハハハハハッ!!!♪」

    228 = 212 :

    上条さん消えたな

    229 = 74 :

    一方通行「ま、待てよオイ?!だが絹旗は返信で、その意味にゃ触れちゃいなかったぞ!?」

    番外個体「そりゃぁ、初めてのメールってことで大目に見てくれたんじゃない?♪」

    一方通行「なンだと…」

    打ち止め「でも、人によってはオワタを『楽しい』って解釈する人もいるみたいだから
    案外絹旗さんも大丈夫な人だったんじゃないかな?ってミサカはミサカは予想してみたり♪」

    一方通行「くッ…!笑ってる顔だからって、安易に選んだのが間違いだったってか…?!」

    一方通行(顔文字ってのは奥が深いゼ…)

    番外個体「オワタ♪オワタ♪」

    一方通行「うるせェ!!!」

    打ち止め「ところで、絹旗さんとどこかへ行くの?ってミサカはミサカは尋ねてみる!」

    一方通行「ン?あぁ。ちょっとな」

    番外個体「デート♪デート♪」

    一方通行「さっきからうるせェよお前はッ!!?」

    そういうわけで。この日は終了したのであった。

    230 = 74 :

    そして。

    一方通行「時が経つのは早ェな…」

    気付けば、もう当日だった。

    一方通行「特に何かを準備したってわけでもねェが。まァ、あんま気負ってもしょうがねェもンな」

    一方通行(さて、そろそろ出るとしますかァ)

    家を出て、マンションの一階へと降りる一方通行。そんな彼を…遠くのとある高層ビルから見守る影が一つ。

    海原「こちら海原。ターゲットが家を出ました」

    土御門『了解!今から結標をそっちに送るから、お前も駅まで来るんだにゃー!』

    海原「分かりました!では」ピッ

    結標「というわけでやってきたわよ」

    海原「駅まで座標移動お願いしますね」

    結標「何で私たちこんなことやってるのかしら…」

    231 = 74 :

    海原「あなたは、“一方通行のデート”が気にはならないんですか?」

    結標「そりゃ気にならないと言えばウソになるけど…。だからって、こんな跡をつけるような真似…」

    海原「僕はそういうの慣れっこですよ?」

    結標「あんたが特殊なだけだからそれ!!」

    海原「ならば。ここで作戦を降りますか?結標さん。僕としては別に構わないのですが」

    結標「……」

    結標「ま、まぁ、ちょっとくらいなら。覗いてもいいわよ…ね?」

    海原「なんだ。実はノリノリなんじゃないですか。まったく、あなたときたら…」

    結標「は、はぁ!?何勘違いしてんのよ??別に、ノリノリなんかじゃない…し」

    海原(ツンデレな結標さんもまた一興です)

    232 :

    さるよけ支援

    233 = 74 :

    数十分後。

    一方通行「…ォ」

    絹旗「あ、一方通行!おはようございます!」

    一方通行「ン、おはよォ」

    絹旗「もしかして、超待たせちゃいましたか?」

    一方通行「いや。今来たとこだ」

    絹旗「それはよかったです!」

    一方通行「おう。じゃ、切符買ってこい。ここで待ってっから」

    絹旗「はい♪」

    そんな二人を、驚愕の表情で見つめる男が二人。

    海原「…これは驚きました」

    土御門「まさか、素で『いや、今来たとこだ』を言う人間がいるとはな…」

    海原「人生で言ってみたいベスト3に入っててもおかしくない言葉をあんな…。
    やはり、一方通行は学園都市最強というだけあって、どこか人とはズレてるんでしょうか?」

    結標「あんたたちのこだわりなんて知らないわよ…」

    234 = 74 :

    電車に乗り、目的地へと着く二人。お目当ての水族館は、わりと駅から近かった。

    一方通行「着いたな。早速入ろうぜ」

    絹旗「どんな生き物がいるのか超楽しみです!」

    フリーパスを見せ、中へと入っていく一方通行と絹旗。

    結標「あ、そういやお金出さなきゃいけないんだっけ」

    土御門「その必要はないぜェ結標」

    海原「これをあなたに渡します」

    結標「水族館の…見取り図」

    土御門「というわけでよろしく頼む!」

    海原「座標移動の出番ですよ結標さん!」

    結標「…1000円ですら払いたくないの??ホントあんたたちって汚いわね…発想がガキレベル」

    土御門「手段を選ばないのが、俺たち“グループ”のやり方さ!」

    結標「その中に私は含めないでね」

    236 = 212 :

    寝た?

    237 = 74 :

    一旦離脱して昼過ぎに来ようと思います。所々でキャラの口調について指摘してくれた人には
    感謝です。保守や支援の方もお疲れ様です。もし保守してくれる方がいたらとても嬉しいです。

    238 = 177 :

    んなはずは・・・ってもう1時だ

    239 = 212 :

    >>237
    任せろ
    Lv1の底力を見せてやる

    241 = 177 :

    現地時間2時近いんで誰か頼んだ

    242 = 212 :

    >>240
    何の用でドイツに行ったのかは知らんが大丈夫か?

    244 = 177 :

    がっ

    もうかれこれ40日以上こっちに住んでるわ。ホテルだとちときつい

    245 = 212 :

    それは仕事で?旅行で?

    247 = 212 :

    248 = 212 :

    249 :

    250 = 249 :

    しかし元の作品を知らなくても意外と楽しめるな


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