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    元スレ浜面「一方通行×絹旗とかどうだろう?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ×2+ - 麦野 + - Fate + - tiger + - とある魔術の禁書目録 + - タイガー + - 一方通行 + - 初春 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    一方通行「とりあえずだ、絹旗最愛」

    絹旗「おお、今度はフルネームで呼んでくれましたね」

    一方通行「どうしても今日、俺から離れる気はねェんだな?」

    絹旗「んー、なんか、あなたといると楽しいんですよね」

    一方通行「何がそんなに楽しいンだ…??」

    絹旗「カオスさが!」

    浜面(言い得て妙だな!)

    一方通行「…ハァ。勝手にしやがれ」

    ついに一方通行は考えることをやめた

    52 :

    浜面爆発しろ

    53 = 12 :

    >>52
    腹筋してこい

    54 = 1 :

    一方通行「どっか、行きたいとことかあるか」

    絹旗「ついに開き直ったんですか?」

    一方通行「お前がそうさせたンだろうが」

    絹旗「さも私を原因のように…」

    一方通行「つっこまねェぞ」

    絹旗「そーですね。じゃあ映画館に行きたいです」

    一方通行「そんな見たいモンがあるのか?」

    絹旗「どっちかと言うと、この映画を見て、あなたがどういう反応をするのかってほうが気になります」

    一方通行「そォか。じゃ、行くか」

    浜面(やけに淡々としてるな。まさか一方通行のやつも満更じゃ…)

    55 = 1 :

    絹旗「着きました。ここですよ」

    一方通行「…随分と辺境なとこに来たもンだな。もっとでかいのかと思ってたが」

    絹旗「メディアにバンバン載るA級映画ならともかく、私が好んで見るのはB級やC級モノですからね。
    となると、こういう小さいトコぐらいでしかやってないわけですよ」

    一方通行「変わってンなお前」

    絹旗「マニアに向かって“変わってる”は褒め言葉です」

    一方通行「タイトルは何だ?」

    絹旗「『マジ怪奇1000%』です」

    一方通行「ぶっ飛んでンな」

    絹旗「独創的とも言えますね。とにかく中へ入りましょう」

    一方通行「そして中には人もいねェな」

    絹旗「所詮BC級ですから。私たち以外は4人だけですね」

    56 = 30 :

    TVエヴァのシンジくん一人旅尾行付きを思い出した

    57 :

    大将軍

    58 = 1 :

    一方通行「怪奇って言うからには、ホラーものかァ」

    絹旗「絶叫系とは限りませんよ。サスペンスの可能性だってあります」 

    一方通行「そうだな。…ン?あいつは…」

    御坂美琴がいた

    一方通行(見なかったことにしよう)

    美琴「黒子!話が違うじゃない!?私は可愛い動物ファンタジーものって聞いてここに来たのよ!?」

    黒子「まぁまぁ。たまにはこういう世にも奇妙な物語も、一興というものですわよお姉さま!」

    美琴「まさかあんた、始めから騙すつもりでここに連れてきたのね!?」

    黒子「そ、そんな滅相もない!私はただ、お姉さまと仲睦まじく映画を見たかっただけで…!」

    黒子(そして暗がりの中で怖がって抱きついてくるお姉さまを…!グフフフフフ!!)

    浜面(何か、隣の女の子から邪悪な気配を感じる。マジ怪奇1000%)

    59 = 1 :

    映画が始まる

    絹旗「そうそう、これはショートストーリーものなので、数10分しかありません。
    どうか噛みしめてご覧になっちゃってください」

    一方通行「おう」

    ……

    美琴「こ、怖いよおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!!!」

    黒子「お、お姉さまが私の肌にぃ!私の肌にぃ!!」

    削板「なんのその!!これしきの恐怖、このナンバーセブンには通用しないぞ!!正義は勝つ!!HAHAHA!!」

    一方通行(愉快な劇場だなァ)

    そして映画は終了した

    60 = 57 :

    最愛ちゃんかわいいなあ

    62 = 1 :

    絹旗「どうでしたか?」

    一方通行「とりあえず、怖ェとは思わなかった」

    これまで幾度となく死と隣り合わせの体験をしてきた一方通行にとって、その反応は当然とも言えた。

    一方通行「だが、“不気味さ”は感じた」

    絹旗「それは興味深い感想ですね。恐怖は感じなかったわけですよね?どういうことです?」

    一方通行「最後の殺人。結局、あの犯人は分からンままだったろ」

    絹旗「え?犯人はあの共犯者じゃ?」

    一方通行「…ありゃミスリードだなァ。あいつが殺したって証拠はどこにもねェし、
    第一あれ以上殺人を犯す必要もなかったハズだ」

    絹旗「じゃあ誰が…」

    一方通行「殺人劇のドサクサに紛れて、他の誰かが犯人たちの意図とは別に殺っちまったか。
    あるいはこの世のもンじゃねェ、何かしらの力が働いて死んだとかオカルトめいたもンかもしれねェなァ。
    なんにせよ、そのへんは視聴者の想像に任せると言ったとこか」

    絹旗「なるほど…。終盤のあの薄気味悪さは、そういうことだったんですね」

    64 = 1 :

    絹旗「しかし、本当によく考察しながら見てたんですね!こんな状況下ながら…尊敬します!!」

    一方通行「こんな状況下?あぁ、そういや奴らの声を、
    途中からシャットアウトしてたンだっけか。そろそろ解除しねェとな」

    絹旗「え?もしかして映画を見てる最中ずっと能力を使ってたんですか?電池を消耗させてまでも!?」

    一方通行「使用したのは本当に終わりの大事なトコだけだ。
    それに、噛みしめてご覧になれって言ったのはテメェだろうが」

    絹旗「…そんな些細なことでも守ってくれたんですね。私は、超嬉しいですよ」

    一方通行「別に感謝するほどのことじゃねェ。じゃ、解除と」カチッ

    美琴「怖かったぁぁぁぁぁぁッ!!もう二度と暖炉のある部屋に行けない…っ!!!」

    黒子「お姉さま!!そういうときはいつでもこの黒子を呼んでくださいまし!!」グヘヘヘヘ

    削板「Aが最後に死んだのはナゼだ!?どうしてあいつが死ななきゃならなかったんだ!!?
    理不尽すぎる!!!この映画に続編はないのか!!?あるなら、ヤツは絶対蘇らすべきだ!!!
    俺のスーパーパワーを使ってでもッ!!!!あ!そうか!!念じればいいんだなッ!!?
    うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!」

    一方通行「確かに、これは凄い状況だァ」

    浜面(あの絶叫男のせいで全然映画見れんかった…)

    65 = 30 :

    うぬぬ

    67 = 1 :

    映画館を出る二人

    絹旗「それにしても、本当に良い反応でしたよ一方通行!」

    一方通行「良い反応も何も、ただ思ったことを口にしただけだが」

    絹旗「見くびってたわけではないんですが…。正直、一方通行なら一言感想で済ませてもおかしくないと
    思ってました。それをあんなに超考察してくれたってのは私にとって、超想定外だったんですね。
    …私が映画好きなのは、さっき話しましたよね?」

    一方通行「あぁ」

    絹旗「これは私に限ったことではないと思うのですが。人ってのは、自分の好きなものを
    懸命に見てくれたり、聴いてくれたり、考えたりしてくれるって行為は、やっぱ超嬉しいもんなんですよ」

    一方通行「…そういうもンか?」

    絹旗「超そういうもンです。あなたは、何か好きなものとかないんですか?」

    一方通行「好きなものって…趣味ってことか?」

    絹旗「そうですね」

    一方通行「考えたこともなかったなァそういうの」

    絹旗「これから見つけていけたらいいですね」

    一方通行「そう…だな」

    68 = 1 :

    絹旗「今日は私のワガママに付き合ってくれて、超ありがとうございました!」

    一方通行「ン?そういやもう夕方か」

    絹旗「時間の経過は早いですねー」

    一方通行「たそがれてやがンのか」

    絹旗「そうかもしれませんね」

    一方通行「……」

    一体どういう心境の変化か。最初はあれだけ絹旗を鬱陶しく、避けようとしてた一方通行だったが。
    いざ別れとなると、どうにも素直に喜べない自分がいた。

    一方通行(…どうしちまったんだァ?俺はよォ)

    絹旗「じゃあ、私はこれで…!」

    一方通行「…おう」

    そして、同時に一方通行は絹旗自身にも違和感を覚えた。何か様子がよそよそしい…気がした。
    と、そのとき。1台の車が絹旗の横を通過した。そして―

    69 :

    一方さんすげえな

    70 = 1 :

    バシャンッ!

    絹旗「……」ポタッ

    一方通行「……」

    絹旗「……」ポタッポタッ

    あろうことに車が水たまりをはね、絹旗は全身にその水しぶきを受けてしまっていた。
    無論、上も下もびしょびしょとなる。

    一方通行「お、オイ、大丈夫かー」

    絹旗「…あンの車ァ…ッ!!」

    一方通行「っ??」

    絹旗「待てこらァッ!!!」

    絹旗「…はっ」

    一方通行「お、おう…」

    絹旗「つい、地が出ちゃいました…」

    71 = 1 :

    一方通行「…お前が言った言葉は本当だったンだな」

    絹旗「そうですね…。キレたりすると、つい…無意識にこうなっちゃいます」

    能力に類似性があるため、口調まで一方通行の影響を受けているという話は本当だった。

    絹旗「幻滅しましたか…?こんな叫び声だしちゃって…」

    一方通行「は、ハァ??」

    絹旗「こんな情けない姿も見せてしまうし…最悪です…!」

    そう言って絹旗はその場を立ち去ろうとする。

    一方通行「オイ!話はまだ終わっちゃいねェぞ!!?」

    能力を発動し、一瞬で絹旗まで距離を縮める一方通行。そのまま彼女を抱きとめる。

    絹旗「な、何を…!」

    一方通行「お前ずぶ濡れなンだろ!?口調や見てくれを気にする前に、まずテメェの体を心配しろ!!
    肌を冷やしたまま、家まで直行するつもりだったのかお前は??正気とは思えねェぞ…」

    72 :

    うむむ!

    73 :

    誘拐かと思っちゃったテヘ☆

    74 :

    絹旗「…ッ」

    一方通行「服に吸いついた水分、とってやるからじっとしてろ」

    そう言うと一方通行は、一瞬にして彼女のまとっていた服を濡れる前の状態に戻す。

    一方通行「まったくお前ってやつはァ…」

    絹旗「…ありがとうございます。それと、…見えました?」

    一方通行「…ァ?」

    絹旗「透けてて、中が見えたりしましたか…?」

    一方通行「……」

    そういやブラの輪郭が見えてたような気もするが…。今は余計なことは考えないようにした。

    絹旗「取り乱したりして…超すみませんでした。でも、分かってください。女の子として、
    あんな口調も見てくれも…あなたには見られたくなかったんです。くだらない女の子の意地ってやつです」

    一方通行「…スカートをヒラヒラさせてたのは、どこのどいつだァ?」

    絹旗「あのときとは…状況が違うんです。意識してしまってるんですよ」

    一方通行「……」

    75 = 73 :

    モアイちゃんかわいい

    76 :

    やっぱ絹旗超可愛い

    78 = 74 :

    その後、各々の家へと戻った二人だったが…。どうも一方通行の心は“ここに有らず”のようだった。

    一方通行「……」

    そして、そんな一方通行を陰から覗く女性4人組。

    芳川「どう?一方通行の様子は?」

    黄泉川「どうも何か、いつもとは様子がおかしいじゃんな」

    番外個体「キャハハハハハハ!!何なのあの一方通行の呆けた顔!?超受けるっ!!!」

    打ち止め「も、もしかしてもしかして…」

    黄泉川「どうした打ち止め?」

    打ち止め「もしかしたら恋煩いかも!?ってミサカはミサカは大胆予想してみたり!!」

    芳川「あ、あの一方通行が恋煩い…??」

    番外個体「最終信号ちゃん、ついに狂っちゃった!?それだけは絶対ないわー。
    あんな女心も分からないような男が恋とか、笑わせるのもいい加減にしてほしいよっ!!アハハハハ」

    打ち止め「ち、違うもん!一方通行はいざとなったら女の子のことも…ちゃんと考えてくれる、
    そんな頼りになる人!ってミサカはミサカは胸を張ってここに堂々と宣言してみる!!」

    79 :

    ハプニングに対応できない最愛ちゃんペロペロ

    80 = 72 :

    もあーい

    81 = 74 :

    番外個体「おーおー、必死必死っ!」

    黄泉川「二人とも落ち着くじゃん?あんま大声で話してたら一方通行に気付かれるじゃん」

    打ち止め「ううー」

    番外個体「そんなに言うなら、じゃあ賭けてみるっ?」

    芳川「ちょっと番外個体。お金の賭けごとはダメだからね」

    番外個体「安心しなさいなー。そんな非常識なこと、いくらミサカでも言わないからっ!」

    打ち止め「番外個体がそれを言っても説得力ないかも…
    ってミサカはミサカは黄泉川と芳川の心境を代弁してみたり」

    黄泉川・芳川「うんうん」

    番外個体「どんだけ信用ないのさミサカってー?まっ、いいや。賭けがオヤツなら、問題ないっしょ?」

    打ち止め「オヤツ?」

    番外個体「そうねー、一週間分のオヤツってことで、ここは一つ!
    敗者は勝者にそのオヤツ全部割譲ってことでっ!」

    打ち止め「う…地味にそれ結構痛いかもって、ミサカはミサカは素直に思ったことを口にしてみたり」

    82 :

    そんな頼りになる人がそれなりに頼りになる人って見えた
    打ち止めェ…

    83 = 74 :

    番外個体「あっれー?でも、要はこれって勝てばいい問題だよね。そんなに最終信号ちゃんは
    自分の言葉に自信がもてないのかなぁ?一方通行が女の子のこともちゃんと考えてくれるっていう、
    あれは嘘だったのかっ!だよねー!あんな自分勝手な奴がそんな思考できるわけ―」

    打ち止め「一方通行はそんな人じゃないもん!いいよ、そこまで言うならミサカだって、
    全力でオヤツを賭けてあなたと戦ってみせる!!ってミサカはミサカはここに宣戦布告をしてみる!!」

    番外個体「そうこなくっちゃ♪」

    芳川「うーん、相手を思いやる気持ちがあったって、それが恋煩いとは限らないと思うんだけど。
    二人とも、いつのまにか論点が変わっちゃってるわね…」

    黄泉川「まぁ、こういうのもいいじゃん?見てる側はすっげー面白いじゃん♪」

    芳川「愛穂って本当に楽天的よね」

    84 :

    あれ。最愛ってオートガードだから・・・・

    85 :

    >>84
    もあいちゃんの策略だとしたら・・・

    86 = 72 :

    更に惚れるな

    87 = 74 :

    同じ頃、この騒動の首謀者HAMADURAは

    浜面(結局あいつら、あの後どうなったんだろう…)

    ナンバーセブン削板軍覇の妨害により(本人に悪気はないが)映画を集中して見れなかった浜面は
    それが癪だったらしく、その後も映画館に残って一人『マジ怪奇1000%』を観賞していたのであった。

    浜面(うーむ。変なプライドにとらわれず、尾行を続けてた方がよかったかも)

    滝壺「ところでさ、浜面」

    浜面「ん?何だ?」

    滝壺「今日はどこへ行ってたの?携帯に鳴らしても出てくれなかったし…」

    浜面「え?そ、それはだな、つまり…」

    浜面(…もし本当のことなんて言ってみろ。間違いなく俺は、
    あまりの行動のくだらなさに!!滝壺に幻滅されることになるであろう!!よって言わない)

    浜面「く、車だよ車!ヤボ用で手に入れた中古車の改造に忙しくてよ!なるべく低コストで
    スピートを出せるタイプにしようと思っててな!そうだ、完成したらお前にも乗せてやるよっ!」

    滝壺「…?なんか怪しい気がするけど、まぁいいや。そうそう、絹旗についても聞きたかったんだけど」

    浜面「え…?」

    88 :

    さようなら浜面

    89 = 74 :

    滝壺「麦野から連絡があったんだよ。何か絹旗の様子がおかしいって」

    浜面「なんと」

    滝壺「本人は『何でもないです!』って言ってるみたいだけど、どうも普段とは違うんだって」

    浜面「そ、そうか…」

    浜面(まさか、本当に仲が進展しちまったんじゃないだろうな?
    相手があの一方通行なだけに、そんなことは有り得ねえと高をくくってたが…)

    滝壺「私にも麦野にも心当たりがないし、浜面なら何か知ってるのかなって」

    浜面「い、いや、俺も何も。たまたま体調が悪かったとかそういうオチだろ?
    人間なんだし、たまにはそういうこともあるって!」

    滝壺「そういうもんなのかな」

    浜面「そうだそうだ!」

    滝壺「何か浜面強引」

    浜面「俺はいつだってワイルドだぜ?」

    滝壺「はいはい」

    90 = 72 :

    うむうむ

    91 = 74 :

    そして翌日

    一方通行「……」

    一方通行(…なぜか寝付けンかった。いよいよ重症だなァこりゃ…何が重症なのかは知らねェが)

    携帯に目を移す一方通行

    一方通行(どうも、あまり気分の良くない別れ方だったなありゃ。
    心残りってのはこういうことか…。かといって、俺はヤツと連絡を取る手段もない)

    ……

    一方通行「…まァ、ないこともないか」

    Prrrrrrrrrrrrrrrr、ガチャッ

    浜面「朝っぱらから誰だよ…もうちょい寝かせてくれや…zzz」

    一方通行『…俺だが』

    浜面「へ!?一方通行ッ!!?お前からかけるとか、ど、どういう風の吹きまわしだ??」

    一方通行『ちょっと頼みたいことがあるンだが』

    ……

    92 = 72 :

    ほう

    93 :

    やべぇ、オラ、ニヤニヤしてきたぞ。

    94 = 74 :

    一方通行『…というわけでヨロシクな』

    浜面「そ、そりゃ別に構わないが…。な、なあ、お前ホントに何があった??」

    一方通行『さァな。自分でも分かんねぇンだ。テメェに分かる道理もねェ。じゃ、切るぞ』

    浜面「お、おう」

    ガチャッ

    浜面「……」

    浜面(今の、確かに一方通行だったよな?)

    ……

    浜面(まさか、あいつが絹旗と喫茶店で会えるよう、セッティングを頼んでくるとは…)

    浜面「とにかく絹旗にも連絡しねえと」

    Prrrrrrrrrrrrrrr、ガチャッ

    絹旗『もしもし?…なんだ浜面ですか』

    浜面「明らかに今、俺が相手でテンション下がったよな」

    95 = 88 :

    やっぱモアイちゃんだよなー

    96 = 74 :

    絹旗『そりゃ誰だって好き好んで、朝っぱらから浜面ごとき声など聞きたくありませんよ』

    浜面「滝壺」

    絹旗『…切っていいですかァ?』

    浜面「わー!ちょっと待て!お前には伝えにゃならんことがあるんだよ!!」

    絹旗『手短にお願いしますね』

    浜面「今日の朝10時、いつもの喫茶店で待ち合わせな」

    絹旗『え、今日アイテムで何かあるんですか?麦野は何も言ってませんでしたけど…』

    浜面「相手はいつもの面々じゃねえよ。一方通行が、お前に会いたいんだってさ」

    ガッシャアアアアーン!

    浜面「!?ちょ、どうした絹旗!?」

    絹旗『す、すみませんイスから転げ落ちてしまいました…。だ、誰が私に会いたいって…??』

    浜面「聞こえてなかったのかよ。一方通行だよ一方通行」

    絹旗『あの、マジで言ってるんですか?』

    浜面「俺も信じられんが、これはマジなんだ」

    97 :

    モアイちゃんきゃわわ

    98 = 74 :

    絹旗『…朝の10時ですよね?』

    浜面「そうだぞ」

    絹旗『あああー!!どうしましょう浜面!?私、身支度全然整ってませんよ!!?』

    浜面「お、落ち着け絹旗!まだ時間は8時だぞ!?十分間に合うじゃねえか??」

    絹旗『そういう問題ではなく、心の準備が…!』

    浜面「…とにかく、健闘を祈る」

    絹旗『ちょ、浜面―』

    ガチャンッ

    浜面「ふう…」

    ……

    浜面「1つ、分かったことがある」

    浜面「(なぜか)良い雰囲気だ」

    99 :

    にやにや

    100 = 74 :

    そういうわけで2時間後

    絹旗「……」

    一方通行「……」

    絹旗「き、昨日はどうも…」

    一方通行「お、おう…」

    一方通行(何やってんだァ俺は…。呼び出した本人がこれじゃ、示しがつかねェぞ?)

    絹旗「あ、あの!」一方通行「あのよォ…!」

    絹旗&一方通行「あっ…」

    一方通行「そ、そっちからでいいぜ?」

    一方通行(ダメダメじゃねェか俺)


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