元スレ京介「桐乃…お前は昔は素直でいい子だったのよな…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
251 = 22 :
似たやつやったなそういえば
252 :
いやまってほしい。
だいすきと結婚の約束はまた違うのではないだろうか?
253 = 22 :
別にこのままでいいよ
前にお嫁さんになるって言ったけど
255 = 28 :
『こんやくしょ。
キリノとお兄ちゃんはしょうらい、けっこんします。
なぜなら、キリノはお兄ちゃんのことがだいすきで、
お兄ちゃんもキリノのことがだいすきだからです。
キリノ キョウスケ』
―――
――
―
暑い夏の昼下がり。
リビングで二人してアイスを頬張っていると、不意に桐乃が言った。
『ねぇねぇ』
『どうした、桐乃?』
『キリノねぇ、お兄ちゃんとけっこんしたい』
俺はむせながら、
『どうしてお兄ちゃんと結婚したいんだ?』
『だってねぇ、お母さんが言ってたんだもん。
けっこんは、本当にだいすきな人どうしがするものだって』
『へ、へぇ~』
『それでねぇ……キリノがせかいでいちばんすきな人はねぇ、お兄ちゃんなの』
『…………』
そのとき、俺はガキなりに、どうやったら「異性の好き」と「兄妹の好き」の違いを教えられるか、必死に考えていた。
アイスが溶けて、冷たい感触が手のひらを伝った。桐乃は続けて言った。
『お兄ちゃんが、せかいでいちばんすきな人はだれ?』
257 :
あやせたんマジ天使
必死に罵ってる姿が本当にいとおしい
中の人的に、某国民的アイドルが罵ってくれてると想像するとさらにきゅんきゅんする
258 = 128 :
あやせ帰らないかな
259 :
出す事決まってから文句言うとか自民党みたいな奴だな
260 :
あやせも桐乃も好きな俺に死角はなかった
261 = 185 :
桐乃の心の声ですね
262 = 22 :
263 = 28 :
『か、考えたことないから、分かんないな』
『じゃあ、今かんがえて』
俺が黙っていると、桐乃は消え入りそうな声で言った。
『…………まなちゃん?』
『なっ、なんで麻奈美の名前が出てくるんだよ?』
『だって、まなちゃんとあそんでるときのお兄ちゃん、すっごく楽しそうだもん。
キリノとあそんでるときよりも、楽しそうにしてるもんっ』
桐乃の大きく円らな瞳を、うっすらと涙の膜が覆う。
兄貴は、妹の涙に弱い。その法則に、年齢は無関係だ。
俺はアイスで汚れていない方の手で、桐乃の頭を撫でてやりながら、
『お兄ちゃんが世界で一番好きなのは、桐乃だよ』
『……ほんと?』
『ああ、ほんとだ』
『じゃあ、しょうらいキリノとけっこんしてくれるの?』
『ああ、してやるよ』
『じゃあね、じゃあね……ちょっとまってて!』
キリノはぱぁっと顔を輝かせると、リビングを飛び出して行った。
戻ってきた桐乃の手には、鉛筆と、折り紙があった。
そうして桐乃は時間をかけて、「こんやくしょ」を作り始めたのだった……。
―――
――
―
264 = 28 :
夕ご飯
繰り返しますが
引き継ぎ希望の方いらっしゃればご随意に……
265 = 99 :
麻奈実
麻奈「実」
266 = 128 :
ほ
268 = 67 :
飯は迅速に、効率的に摂るんだな
270 :
ささ、遠慮せずに
271 :
素晴らしい
272 = 196 :
ほ
273 :
400円のガシャポンフィギュアやったら予想通り地味子で安心した
その場にたたきつけて帰ってきた
274 :
この地味子のディスられっぷりが堪らない・・・!
275 = 28 :
こ、これはまずい。
あやせに見せたらシャレになんねーことになる。
無反応の俺を逆に不審に思ったらしい桐乃が言った。
「何書いてたの?あたし」
「ん、ただの落書きだよ。こいつは後で捨てとくから、次行こうぜ、次」
紙を折り曲げてポケットに仕舞おうとしたところを、
「待ってください。その玩具箱に入っていたものは、全て桐乃のもの、という約束でしたよね?」
とあやせ保安官に差し止められる。
手枷をはめられた俺に抵抗できるワケがなく、あっさりと「こんやくしょ」を没収された。
終わった。
俺のプロファイリングが正しければ、あやせはほぼ確実に、
「お兄さん幼少期から桐乃を洗脳していた」という妄想を肥大させ、俺に一心不乱の打擲を加えてくることだろう。
俺はじっと目をつむり、刑罰執行の時を待った……のだが、しかし。
「……………」
あやせは無表情で視線を紙上に滑らせると、
凝視していなければ分からないほど微かに頬をひくつかせて、「こんやくしょ」を玩具箱の奥底にしまった。
「あやせ、今の、本当に落書きだったの?」
「うん。お兄さんの言うとおりだった」
何事もなかったかのように桐乃に言い、あやせはこちらに顔を向けて、唇の動きだけでこう言った。
……"あんなもの、絶対に認めませんから"と。
276 :
追い付いた
なにこれ顔が緩んじゃうwwwww
278 :
ふむ
279 = 28 :
や、あんなのに法的拘束力があるなんて、これっぽっちも思っちゃいねーって。
それに第一、桐乃が全力で婚約取り消しを求めてくるだろうよ。
とにもかくにも、窮地は脱したようである。
「考えたら、落書き、結構混じってるかもね。
じゃあ、次、読んで」
水面下の攻防を知らぬ妹は、無邪気に七通目の開封を促してきた。
>>279 内容
280 = 28 :
再安価
>>284
281 = 22 :
本当の落書き
284 = 252 :
お兄ちゃんとちゅー
286 :
ナイス
287 = 282 :
こいつらの兄妹愛はそこまでいってたか
288 :
289 :
ビューティフォー
290 :
>>287
まあ次の9巻の表紙からして既にアレだからな
291 = 28 :
今度の手紙も三通目と同じく、日記風味の体裁で書かれていた。
『キリノはきのうのよる、とってもこわいユメをみました。
よなかにおきて、でも、お父さんもお母さんもおきてくれませんでした。
キリノはお兄ちゃんのへやにいきました。
お兄ちゃんは「いっしょにねるか」といって、キリノは「いっしょにねる」といいました。
でも、キリノはユメをみるのが怖かったので、なかなかねむれませんでした。
お兄ちゃんはキリノをぎゅーっとしてくれました。
そうしたら、キリノはあんしんして、ねむることができました』
そこで終わっていれば、いい話だった。
しかし、ああ、なんであやせが来てからというもの、スリリングな内容が連続するんだろうな、
手紙には続きがあった。
『きょうのあさ、おれいに、お兄ちゃんにちゅーをしました』
292 :
なんでこんないい安価ばっかり来てるのに邪魔者がいるんだよ…
293 = 99 :
あやせがいなかったら桐乃の反応が見られたのにな
294 :
アナザールート書いてみろよ
296 :
キリリンの反応が見たいのに邪魔者がっ!
297 = 220 :
ほんとあやせ好きは空気読めないな
さっさと帰らせろよ
299 = 290 :
前も桐京の素晴らしいエロSSがあったのに途中であやせたんが入ってきて台無しになったんだよな
300 = 22 :
もうわかったから静かにしような
みんなの評価 : ★★★×4
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