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    元スレ京介「桐乃…お前は昔は素直でいい子だったのよな…」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 黄川 + - 京介「おう、桐乃なにやってんだ」 + - 京子 + - 俺の妹がこんなに可愛いわけがない + - 俺妹 + - + - 桐乃 + - 親衛隊 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 55 :

    桐乃可愛い

    102 = 28 :

    『こうやるんだよ。見てな』

    俺は隣の台座に腰掛け、お手本を見せてやった。

    『わ……すごいっ!上手いねえ、お兄ちゃん』
    『さ、桐乃もやってみ』
    『うん……』

    よいしょ、よいしょと足を交互にぶらつかせるが、
    桐乃の体は小刻みに前後に揺れるばかりで、悲しいほどに加速がつかない。

    『下手だなあ』
    『……ふぇ……』

    泣き出しそうな気配を察知して、俺はブランコを降り、桐乃の背後に回った。

    『押してやるから、じっとしてな』
    『うんっ』

    一回、二回と背中を押すごとに、桐乃の体の振れは大きく、桐乃の表情は笑顔に変わっていった。

    『お兄ちゃん、桐乃ねえ、空を飛んでるみたい』

    その言葉を聞いて、俺は疲れて腕が動かなくなるまで、桐乃の背中を押してやろうと思った。

    ―――
    ――

    103 :

    >>100
    お前のレスを見てから見直したら確かにハイパーイノシシに見えた

    105 = 28 :

    「お前も昔は素直でいい子だったんだよな……」

    ポツリと漏らした一言に、"現在"の桐乃が敏感に反応する。

    「どういう意味?今は捻くれてて憎たらしい子だって言いたいワケ?」
    「誰もそこまでは言ってねえよ!」

    でもお前も自覚はあるんだろ?
    今のお前と昔のお前の性格には、天と地ほどの差があるってことには。
    まったく、何がどう間違って、こんな風になっちまったんだか……。

    「ハイ、その手紙は没収ね」

    ピッと桐乃が俺の手元から、一枚目の手紙をかすめ取る。
    さて、お次の手紙は……。

    >>108
    イベント名       正直ネタ尽き感がある

    106 = 12 :

    はじめてのパンツぺろぺろ

    107 = 103 :

    お医者さんごっこ(触診)

    108 = 36 :

    おにいちゃんにごめんなさい

    109 = 55 :

    プールにて

    110 :

    いいねぇ

    111 :

    初めての性体験

    112 :

    >>108 GJ
    露骨なエロよりは2828できる系がいいな

    113 :

    これはいい

    114 :

    何か壊したとかか?

    115 = 28 :

    『ごめんなさい、お兄ちゃん。
     お兄ちゃんが学校にいっているあいだに、
     キリノはお兄ちゃんのぶんのプリンをたべてしまいました。
     そのかわりに、つぎのおやつはキリノのぶんをお兄ちゃんにあげます。ゆるしてね』

    ―――
    ――


    小学校から帰ってくると、桐乃の様子がおかしかった。

    『おっ、おかえりなさい、お兄ちゃん』
    『ただいま。あれ、母さんは?』
    『お母さんは、お家のうらで、隣のひととお話してる』
    『ふぅん。あー、お腹すいた。
     そういや、今日のおやつ何だった?』
    『…………』
    『どうして黙るんだよ?桐乃はもう食べたんだろ?』
    『……あ、あのね……キリノ……キリノ、お兄ちゃんのぶん……』
    『はぁ?ハッキリ喋れよ』
    『………ふぇ……ひくっ……ごめ……っ……ごめんなさい……』

    そのとき、タイミングよく裏口のドアが開き、お袋が帰ってきた。

    『ちょっと京介!あんたまた桐乃のこと泣かせたの!?』
    『ち、違うって、俺にも何がなんだか……』
    『うわあぁぁあぁぁん!!』

    116 :

    桐乃「お兄ちゃん大好き!」

    118 = 83 :

    あやちの声が自動再生される

    119 = 17 :

    今の桐乃が大好きとか言い出してもヤバイ匂いしかしない

    121 = 36 :

    ぺろぺろ

    122 :

    もう、ズッコンバッコンしちまえ

    123 = 28 :

    ―――
    ――


    「あの時は参ったな。
     お前は大泣きして訳を話さねーし、お袋は端からお前の味方だったし」

    落ち着いた頃に、桐乃が俺にこの手紙を渡してきて、
    やっと桐乃が泣いていた理由が分かった覚えがある。

    「なんで初めから正直に話さなかったんだ?」

    そりゃ俺も小言の一つや二つは言っただろうが……。

    「そんなにあの頃の俺は怖かったのか?」

    桐乃はジト目で俺を睨み付け、

    「"怖かった"のは間違ってないケド……あたしは別に、あんたに怒られるのが怖かったワケじゃないしィ」
    「じゃあ、何が怖かったんだよ?」
    「じ、自分で考えれば?」

    プイ、とそっぽを向く桐乃。少し自信を無くすぜ。
    あの頃の俺は桐乃にとって、必ずしも『優しくて頼れるお兄ちゃん』じゃなかったということか?
    手紙は抜け目なく没収され、俺は考えるのを諦めて、三枚目を手に取った。

    >>126 イベント内容

    124 = 29 :

    寝る前によくキスしたりしてくれたよね的なあれ

    126 :

    おにいちゃんとぼうけん

    127 :

    お兄ちゃん今フランスにいるよ!

    128 :

    追いついた
    支援上げ

    129 = 55 :

    俺のツボをついてくるな

    130 :

    きりりん氏かわいい

    131 = 28 :

    三枚目は手紙……というよりは絵日記の体裁で、
    拙い文字の羅列の下に、色鉛筆で酷く抽象的な絵が描かれていた。
    緑一色の大自然(?)を背景に、肌色で描かれているのは俺と桐乃……だろうか?
    とにかく、文章を読んでみないことには始まらない。

    『今日はお兄ちゃんといっしょに虫をとりにいきました。
     お兄ちゃんは虫をつかまえるのがとても上手です。
     でも、遊ぶのにむちゅうになっていると、帰りみちがわからなくなりました。
     キリノはこわくなって、ころんでしまいました。
     お兄ちゃんはキリノをおんぶしてくれました。
     『だいじょうぶ、だいじょうぶ』とお兄ちゃんはなんどもキリノに言ってくれました。
     夜になるまえに、お兄ちゃんとキリノはお家に帰ることができました。
     こわかったけど、たのしかったです』

    ―――
    ――


    親父に急な仕事が入るのは、昔から珍しいことじゃなかった。
    その日も早朝から親父は仕事場に呼び出されていたらしく、
    虫取りを楽しみにしていた俺と桐乃は、朝起きて初めて、お袋からそのことを聞かされた。

    『俺たちだけで行ってくる』
    『ダメに決まってるでしょ、あんたたちだけで行くなんて』
    『じゃあ母さんがついてきてよ』
    『あたしは家事仕事があるから無理よ。それに虫は苦手なの』 
    『やだぁ、桐乃、虫取り行きたいー!』
    『わがまま言わないの、二人とも。
     また今度、お父さんが休みの日に連れて行ってもらいなさい』

    132 :

    なぁ一つ聞きたいんだが京介と桐乃って一緒にエロゲやってるけど あれエロシーンも見てんの?

    133 = 83 :

    見てるよ

    134 = 132 :

    >133 ゲっマジかよそれは羨ましいわ

    135 :

    ぴったり寄り添って二人でエロゲーやる兄妹か・・・羨ましくはないなwこの兄妹が特殊なだけだw

    136 = 28 :

    俺たちは渋々引き下がるそぶりを見せ、しかし腹心では一計を案じていた。
    公園に行ってくる、と昼過ぎに家を出て、向かった先は未開発の雑木林だった。
    一歩踏み入れば、そこは虫の宝庫だった。

    『あっ、カブトムシ!大っきいねぇ!』
    『こっちにはクワガタがいるぜ』
    『ねぇお兄ちゃん、このクワガタはなんていう名前なのぉ?』
    『ノコギリクワガタだよ。ほら、ここがノコギリみたいにギザギザになってるだろ?』

    俺たちは虫取りに夢中になるあまり、日の届きにくい、鬱蒼とした奥地にまで迷い込んでいた。
    しかも間の悪いことに、桐乃が転び、膝をすりむいた。
    俺は桐乃を負ぶってやらなければならなかった。

    『お兄ちゃん、ここ……どこ?』

    『知っている場所だ』と嘘も言えず、『迷った』と打ち明けて不安がらせることもできず、
    俺はただただ『大丈夫だ』と、自分と桐乃に言い聞かせていた。
    そうして、当て所なく歩き続けること十数分、
    奇跡的に方角は元来た道に向いていたようで、俺たちは再び、夕暮れの町並みを拝むことができた。
    ちょっとした冒険の記憶だ。

    ―――
    ――

    137 = 36 :

    ぺろぺろ

    138 = 135 :

    139 = 132 :

    もし俺が桐乃とエロシーンなんて見たらやることは一つだわ

    140 = 43 :

    ボッキーン

    141 = 28 :

    「結局、黙って虫取りに行ったことは、親父やお袋にはバレたんだっけ」
    「ううん。あんたが言ったんじゃん、このことは二人の秘密にしようって。
     虫は全部逃がして、あたしの膝の擦り傷も、公園で転んだことにしてさ」

    さっきから思ってたが、やけに物覚えいいな、こいつ。
    俺なんか手紙を見てやっと思い出してるくらいなのに……単純に年の差が原因か?

    「あの雑木林、今も残ってんのかな」
    「なワケないじゃん。今はすっかり住宅地になってるよ」
    「そっか。じゃあもうお前と虫取りに行けねーな」
    「残ってても行かないし!虫を手づかみするとか、死んでもゴメンだから!」

    言うと思ったよ。
    でも、不思議だよな、なんであの頃は大好きだった虫が、今見ると気持ち悪く見えたりするのかね?

    「あたしに聞かれても分かるワケないでしょ。ヤなものはヤなの」

    桐乃は唇を尖らせてそう言い、手紙を奪い取る。
    次の手紙を読もうとしたところで、ぐきゅるる、と情けない音が鳴った。
    断っておくが、音の出所は俺じゃない。

    「小休止にして、昼飯食べに行こうぜ。お前、朝も何も食ってねえんだろ?」

    桐乃は顔を赤くして頷くと、次に自分がパジャマ姿で、
    しかも顔も洗っていないことに気づいたのか、大慌てで部屋を出て行った。

    142 :

    エロなんていらない
    ニヤニヤが大事

    143 = 28 :

    リアルで飯
    引き継ぎしてくださる方いればご自由にお願いします

    京介が手紙読む→回想→桐乃の反応

    の流れがこのスレの趣旨だと思っています

    145 = 135 :

    もう戻ってこない?

    146 = 18 :

    乗っ取りのくせにこのスレの趣旨は~なんてよく言えるな

    147 = 1 :

    続き待ってる

    148 = 29 :

    お前も書けよ

    149 = 111 :

    実質>>143のスレみたいなもんだろ
    昼飯終わるまで待ってるぜ

    150 :

    あやせルートに期待

    してた


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