元スレ京介「桐乃…お前は昔は素直でいい子だったのよな…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
551 :
あやせたんくんかくんか!
552 = 527 :
原作読んでないが大学は推薦か?
2ヶ月前って一般だとマジで最後の追い込みの時期だと思うんだが
553 = 517 :
あやせは物憂げに目を伏せ、
「だから桐乃は……それならわたしも……」
などとブツブツ呟いていたが、不意に、一投足で距離を詰めてくると、
「お兄さん。
こんなこと、わたしが言うまでもなく、分かっていることだと思いますけど。
――桐乃と過ごす時間を、大切にしてあげてください」
そして俺が何か言う前に、
「さよなら!」
踵を返して、たたた、と走っていってしまった。
俺は小さくなるあやせの背中に語りかけた。
なあ、率直な感想を言ってもいいか?……ワケが分からん。
お前、ついさっきまで、俺と桐乃が過ごす時間を思いっきり危険視してたよな?
いったい全体、どんな心境の変化だよ。
554 = 523 :
ふむ・・・兄離れフラグか?
桐乃派には残念でしたというほかにない展開になりそうな予感
555 = 426 :
あやせ帰ったヒャッフーww
556 = 536 :
いい子やないか、あやせたん
557 = 445 :
ラブリーマイエンジェルもっと
558 = 517 :
家に帰ると、玄関に立った時点でイヤ~な予感がした。
回れ右をして田村さん家に緊急避難した方がいい、と第六感が訴えかけてくる。
杞憂だと信じて扉を開けると、
「あ、おかえり兄貴。
先に夕ご飯作り始めてるケド、兄貴も手伝ってくんない?」
ホント、イヤな予感に限ってよく当たるよなあ。
居間に赴くと、台所は惨状の一歩手前の様相を呈していて、
桐乃の料理の腕が、まるで上達していないことを思い知らされる。
「ちょっと色々失敗しちゃってさぁ、でも、まだまだ修正きくと思うんだよねー」
『ちょっと』と『色々』が矛盾していることに気づけバカ。
あと、修正するのはお前じゃなくて俺だからな……。
559 = 548 :
桐乃が作ったものならなんでも食べれるよ!
560 :
キリノとらんまのあかねはどっちが料理下手かな?ふとそんな疑問が浮かんだ
561 = 548 :
さすがにあそこまでひどくないだろ
562 :
ふとスレタイみて思ったんだけど、「…だったのよな」ってあんまり言わないよな
564 = 517 :
三十分後。
「おいしい?」
「さも自分が作ったみたいに言うな」
「ハァ?あたしとあんたの合作でしょ?で、味は?」
「ん……、うまいよ」
桐乃の作りかけていた料理が、カレーだったから、まだ味付けの修正が効いた。
付け合わせのサラダも酷い切り方だったが、こちらも見た目を気にしなければ、普通に食える。
「兄貴ってさ、なにげに料理できるよね」
「なんだよ、いきなり」
「だって、子供の頃からそうだったじゃん。
特に練習してたワケでもないのにさぁ」
「お袋によく手伝わされてたからな。
でも、最近は自分なりに、レパートリー増やそうと頑張ってんだぜ」
「ふぅん、なんで」
料理ができる男はモテるぞ、と赤城に触発されたからだとは言えず、
「いや、まあ、なんとなくな」
「…………」
565 :
ほ
566 = 548 :
このペースで保守とかバカなの?死ぬの?
567 :
ほ
名台詞頂きましたー!
568 = 426 :
桐乃かあいいお桐乃
569 = 517 :
桐乃は煮込み足りない具材でも噛んだような顔になり、それからは黙ってカレーをかき込み始めた。
夕飯を食い終わると、自然と俺が食器洗い、桐乃が風呂の準備と役割分担が決まった。
食器をすすぎながら考えるのは、別れ際の、あやせの一言だ。
――『桐乃と過ごす時間を、大切にしてあげてください』――
別に桐乃となんざ、普通に生活してるだけでイヤというほど顔を合わせるってのに。
まるで、桐乃と俺が離ればなれになってしまうみたいじゃないか……ほら、桐乃がアメリカに行っちまったときみたいに。
「あ」
ごとん、と食器が手から滑り落ち、音を立てた。
これってもしかしなくても、もしかするんじゃないか?
実は桐乃は俺に隠れて、スポーツ留学に再挑戦しようと考えていて、
それをあやせは知っているから、遠回しに俺に忠告してきたのでは……。
570 :
やっと追いついた
571 = 486 :
嫁
572 = 551 :
あやせたんマジ天使
573 :
ニブチンだなぁ
574 = 517 :
んなワケねーだろ、と一笑に付したい自分と、
ここ最近、様子がおかしい桐乃を顧みて、真剣に疑い始めている自分が、俺の中に同居していた。
時間が経つにつれて肥大してくのは、やはり、後者の思考だった。
だって、冷静に考えてみろよ。おかしいだろ。
あの気位が高くて、自分の恥部を晒すことを何より厭う俺の妹が、
常日頃から『嫌い』と公言している兄貴に向けた手紙を、当の本人に読ませてるんだぜ?
賭けてもいい。これには絶対裏がある……。
「兄貴、お風呂入れといたから」
「あ、ああ。ありがとな。こっちも今終わったところだ」
手の水気をタオルで拭き取り、桐乃と向き合う。
湯船がいっぱいになるまで、20分。
普段なら銘々の部屋にいき、別々の時間を過ごすところだが――指先に髪を巻き付けながら、桐乃が言った。
「あんたの部屋行こ。……手紙、まだたくさん残ってるでしょ?」
575 :
デレてるというより仲のいい兄弟だな
支援
576 = 517 :
階段を上がり、俺の部屋の前に来ると、
桐乃はこちらに向き直り、
「兄貴はしばらくここで待ってて。
良いって言うまで、入ってきちゃダメ。分かった?」
「別に構わねーけどさ……」
これ言うの二回目だが、ここ、俺の部屋だからな?
なんで部屋主の俺が閉め出し食らってんの?
寒い廊下で待たされること数分、
「いいよ」
部屋に入ると、散らばった手紙の片付けでもしてくれているのかと思いきや、
惨状はそのまま、別段何か変わったというところも発見できなかった。
「何やってたんだ?」
「な、何だっていいじゃん。さ、次の手紙選んで」
>>580
九通目の内容 ラスト安価かも
577 :
今の桐乃からの手紙
578 :
今のキリノが告白
579 = 575 :
現在の桐乃のラブレター
580 :
581 :
バカ兄貴へ
(最近書かれた手紙)
582 :
584 = 560 :
そういゆフラグじゃん
586 = 426 :
ぐっじょぶ
587 :
これは最期にそういう話を書こうとしたのに安価で先にとられた予感
588 = 517 :
ごめんなさい
出かけなければならないので夜に戻ります
何事もなければこのスレで終わります
590 :
なん…だと…
591 = 444 :
>>580が神すぎる
592 = 533 :
なんだと・・・
593 :
>>508
主…?
594 :
ひゃほーい
598 = 426 :
ほ
599 :
>>587俺もそうおもうwww
600 = 587 :
まあ本当にそうだったとしてもそうじゃないにしても夜までに桐京派の俺が喜べるものちゃんと考えとけよ
みんなの評価 : ★★★×4
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