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    元スレ京介「桐乃…お前は昔は素直でいい子だったのよな…」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 黄川 + - 京介「おう、桐乃なにやってんだ」 + - 京子 + - 俺の妹がこんなに可愛いわけがない + - 俺妹 + - + - 桐乃 + - 親衛隊 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    501 :

    >>240
    黒猫は桐乃萌えの筆頭だし
    修羅場というよりはいじって楽しむだろ


    というかむしろこういうSS書いてるのが黒猫だとさえ思える

    505 :

    507 :

    まだあったんだ

    508 :

    ふぅ…主神すぎるだろ…

    509 :

    くるのかな

    511 = 486 :

    512 = 508 :

    514 = 508 :

    515 = 506 :

    517 :

    あまりの心地よさに目を瞑る。
    ……まだ、もう少し一緒に入ってもいいんじゃないか?
    甘い誘惑が、思考に靄をかける。俺はかぶりを振って、

    『交代しようぜ。桐乃、後ろ向け』

    少し経ってから振り向くと、そこには白くすべやかな妹の背中があった。
    タオルを受け取り、柔肌を傷つけないよう、優しく擦ってやる。

    『んっ、お兄ちゃん、もっと強くしてもいいよ……?』
    『どうだ、これくらいか』
    『うん……すごく気持ちいい……』

    別に妹の体に、性的な魅力を感じているワケじゃない。
    そんなのは、これから先もありえねー……と思う。
    でも、そう断言できる今だからこそ、きっぱりと線引きしておく必要があるんじゃないか。
    それが、ガキの俺が出した結論だった。

    『桐乃、一緒にお風呂に入るのは、これっきりにしよう』
    『えっ?なんで?』
    『お兄ちゃんは男で、桐乃は女だ。男と女は、一緒にお風呂に入っちゃダメなんだ』
    『嘘っ。だって、今までずっと、お兄ちゃんと入ってても、だれにもおこられなかったのに……』
    『体が小さいうちは良くても、大きくなってきたらダメなんだよ』
    『キリノはまだ子供だもんっ!キリノの体、まだ小っちゃいもんっ!』
    『キリノの体がそうでも、俺の体が――』

    518 = 444 :

    きたっ

    519 :

    かわええ

    520 :

    『なら、お兄ちゃんの体がちっちゃくなったらいいんだよね…?』

    桐乃はそう言い放つとおもむろに出刃包丁を取り出し――

    521 = 517 :

    最後まで言い終わらないうちに、桐乃が体ごとこちらに振り向く。
    俺は咄嗟に目をそらし、きっとそれが、桐乃の目には拒絶のポーズとして映ったのだろう。

    『やだ……お兄ちゃんのバカぁ……キリノに……いじわるしないでよぉ……』

    泡のついた指で目を擦る桐乃をあやしながら、

    『ごめんな。でもお兄ちゃん、桐乃に意地悪してるワケじゃないんだ』
    『じゃあ、なんでそんなこと言うの……?』
    『いつか桐乃にも、俺の言ってることが分かる日が来るから』
    『分からない。分からなくていいっ』
    『桐乃……』

    それから俺は、お袋が長風呂を心配して様子を見に来るまで、桐乃を宥め続けた。

    ―――
    ――


    今回ばかりは、あやせに責められる謂われはないはずだ。
    なんてったって、どんなに国語能力が欠けているヤツが見ても、
    この手紙は、『桐乃』が俺と一緒に風呂に入りたがっていることを示しているんだからな。

    522 = 444 :

    反応かもん!

    523 :

    話が暴露されていくたびに、今みたいな桐乃になってしまった原因が京介にあることを
    確定させていくかのような流れだな
    素直に甘えさせなかった京介が悪い、みたいな

    525 :

    つまり、好きに甘えさせていたら無類のお兄ちゃん大好きっ子に育っていた可能性が
    微粒子レベルで存在する…?

    526 :

    おはよう
    今日もがんばりたまえ

    527 :

    世界線の数だけ無限の可能性が

    528 :

    早くぼくのおちんちんを勃起させたまへ

    529 = 517 :

    あやせは目頭を押さえつつ、

    「刷り込み教育の成果ですね。桐乃はこんな時から洗脳を……」

    文盲がここにいた!

    「桐乃、お兄さんとお風呂に入っているときに、悪戯されたりしなかった?」
    「するわけねーだろ!小学生の頃の話だぞ!」
    「こ、子供だからこそ犯してしまう過ちもあるじゃないですか!」
    「たとえば?」
    「お医者さんごっこで、桐乃の体に触診とか……って、何言わせてるんですか変態ッ!」

    即そういう発想に至ったお前が変態だよ!
    くそう、やはり何を言ったところで、あやせの心証を悪くするだけだ。
    「こんやくしょ」、「ちゅー」、「いっしょにおふろ」の怒濤の三連撃で、いよいよ俺のライフは残りわずかである。

    530 :

    きりりん氏沈黙でござるな

    531 :

    いいねえ

    532 = 517 :

    「聞いて、あやせ」

    と、突然桐乃が、よく通る声で言った。
    あやせはオイルライターと俺宛の殺意をいったん仕舞い、

    「どうしたの?」
    「手紙、見てもらったら分かると思うんだケド……。
     小さい頃のあたしらって、結構……ううん、かなり、仲良かったんだよね。
     だから、あたしが兄貴と一緒にお風呂入りたがってた、っていうのも本当だし」

    そこで桐乃はチラ、と俺の方を盗み見て、

    「お風呂は別々に入ろう、って言い出したのも、兄貴の方なんだ。
     あたしはそれが嫌で、お風呂で大泣きしちゃってさぁ」

    俺はあやせへの身の潔白の証明と、思い出話を兼ねて言った。

    「あ、あの時はあの時で、またお袋の誤解を解くのが大変だったよな」

    風呂場で子供が泣いていたら、転んで怪我をしたのでは、と疑うのがフツーだが、
    お袋はまず第一に、桐乃が俺に悪戯されたことを疑った。
    まあ、予め一緒に入ることをお袋に伝えていなかったことも、原因の一つだが……今から考えると酷い誤解だよな。

    533 :

    おお

    534 = 517 :

    「しかもその後、あたしが怒って、しばらく兄貴と口聞かなかったんだよね」
    「どれくらいだっけ。三日くらいか?」
    「一週間くらいじゃなかった?」
    「いや、そんなに長くなかっただろ」
     
    割とすぐに、お前の方から話しかけてきてくれた覚えがあるぞ。
    控えめに俺の部屋のドアをノックして、『お兄ちゃん、学校のしゅくだい、おしえて?』ってさ。
    あの頃、お前は体育が苦手でも、勉強の方は余裕で、
    だからあれはきっと、俺と仲直りするためのきっかけ作りだったんだろうな。

    「あはっ、バレてたんだ」
    「あのときの俺はすっかり騙されてたよ。
     お前が口聞いてくれたことが嬉しくて、バカ丁寧に算数を教えてやってた気がする」

    536 :

    フヒッ

    538 :

    まだあったのか

    539 = 517 :

    俺は笑った。桐乃も笑った。
    アレ、なに俺たちフツーに談笑してんだ?と冷静になったそのときだった。

    「帰ります」

    すっくとあやせが立ち上がった。

    「え、もう帰っちゃうの?」
    「お前、泊まってくつもりじゃなかったのか?」

    てっきり「俺と桐乃を一晩二人きりにできない」とかなんとか理由をつけて、
    親父とお袋が帰ってくる明日まで居座るとばかり思っていたんだが。

    「両親と外食する予定があるので。……お邪魔しました」
    「待って。家の外まで送るから」
    「外、すっごく寒いからここでいいよ。じゃあね、桐乃」

    それからあやせは、俺に複雑な感情を宿した一瞥を投げかけ、静かに部屋を出て行った。
    やがて玄関の扉が開き、閉まる音が聞こえた。

    いやいや待て待て。

    なんで急に帰っちまったんだろうな、とか。
    最後にくれた一瞥の意味はなんだったんだろうな、とか。
    んなことがどうでもいいと思えるくらいに、あいつは重大な忘れ物をしていきやがった!

    540 :

    ふむ

    541 = 537 :

    俺のパンツか?

    542 :

    手錠かけっぱか

    544 :

    あなたの心です

    545 = 517 :

    呆気にとられる妹を部屋に残し、俺は全速力であやせを追いかける。
    玄関を飛び出し、自転車は……ダメだ、ハンドルをまともに握れねえ。
    道に出ると、遠くの方に白い人影が見えた。

    「あやせ!」

    近所迷惑も顧みずに叫ぶ。
    声は届いたようで、あやせは立ち止まった。が、何を思ったか再び家路を歩き出す。

    「待てよっ……はぁ……はぁ……」

    あやせの背中に追いつく頃には、不自然な体勢で走ったことも祟って、ヘロヘロになっていた。

    「どうしたんですか、お兄さん?」

    と、恐らくは心当たりがあるくせに、澄まし顔で宣うあやせ。

    「手錠だよ、手錠!外すの忘れて帰っただろ」
    「別に、忘れて帰ったつもりはないんですけど」

    おま……手錠つけさせたまま俺に日常生活送らせるつもりだったの?
    どんな罰ゲームだよ畜生。

    546 = 537 :

    パンツじゃないのかよ!

    547 :

    京介はSに囲まれてて羨ましい

    548 :

    あやせうぜー

    549 = 517 :

    「外して欲しいですか?」
    「ああ、さっさと外してくれ」
    「…………」
    「外してくださいお願いします」

    カシャカシャン。
    施錠したときと同様、目にも留まらぬ早業で、あやせは解錠を済ませ、手枷をバッグにしまった。
    両手を解放されて調子に乗った俺は、余計なことを言った。

    「お前さ、桐乃と俺を二人きりにするのが嫌だからって理由で家に来たのに、
     こんなに早く帰っちまって良かったのか?」
    「わたしが帰る理由は……さっき言ったとおりです」

    というと、マジであやせの親父さんとお袋さんと、外食に行くからか?
    あやせは俺の言葉には応えずに、

    「お兄さんは、今日は部屋のお片付けをされていたんですよね」
    「ああ。あと二ヶ月もすりゃあ俺も大学生だし、気分を一新しようと思ってさ」
    「やっぱり……」


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